JP3796111B2 - データプロセッサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路化されたデータプロセッサ、特にデータプロセッサにおけるデバッグ支援機能に係り、例えばデータプロセッサに内蔵された複数種類の内部バスに対するトレースに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロコンピュータのようなデータプロセッサはCPUと共にその他の回路モジュールを搭載するが、高機能化の要請により内蔵回路モジュールが増え、それに従って内部バスの構成も複雑化している。データプロセッサを用いるシステムのデバッグでは、ターゲットプログラムを実行しながらデータプロセッサ内部の状態をモニタ可能にしてデバッグに供することが必要になるが、データプロセッサの回路構成やバス構成が複雑化している状況では、ターゲットプログラムを実行しながら各種内部バスの内部情報をモニタし、さらにリアルタイム若しくはこれに近い状態でそれらバス情報をモニタするのが困難になってくることが本発明者に見出された。
【0003】
データプロセッサにおける内部のデータトレース機能に着目した文献として、マルチプロセッサのトレース方法について記載された特開平11−219303号公報、特開平3―90955号公報がある。前者の文献には複数バスに対してモニタを行う観点、トレース情報にプロセッサの識別情報を付加する観点について考慮さていない。後者の文献は、バス情報がどのCPUからのものであるかを示す識別情報を利用する観点が例示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記後者の文献においても複数バスに対するモニタに関しては考慮されていない。要するに、複数バスのデータを並列的にモニタ可能にし、夫々モニタしているバスを識別可能にする機能について着目されていない。また、当該後者の文献においてバス情報と識別情報は夫々専用端子から並列的に出力され、それら情報を1チップのデータプロセッサから出力する場合を想定すると、外部端子数の制約を受けて実現不可能な場合もあることが予想される。
【0005】
本発明の目的は、複数種類の内部バスを外部でモニタ可能であって夫々モニタしているバスを識別可能なデバッグ支援機能を有するデータプロセッサを提供することにある。
【0006】
本発明の別の目的は、複数種類の内部バスを並列的に外部でモニタ可能なデバッグ支援機能を有するデータプロセッサを提供することにある。
【0007】
本発明のその他の目的は、トレースすべき情報と当該情報が伝達された経路を識別可能にする識別情報とを同一外部端子から出力可能なデバッグ支援機能を有するデータプロセッサを提供することにある。
【0008】
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0010】
〔1〕本発明の第1の観点によるデータプロセッサは、半導体チップにCPU、デバッグ支援モジュール及びその他の回路モジュールが搭載される。前記デバッグ支援モジュールは、前記CPU又はその他の回路モジュールの動作に利用される複数の情報伝達経路の中からトレース条件に従って情報伝達経路を選択し、選択した情報伝達経路からトレース条件に従って得られるトレース情報と共に当該情報の属性情報をバッファ回路に保持し、前記バッファ回路に保持されたトレース情報とその属性情報とを所定のフォーマットで前記半導体チップの外部に直列的に出力可能にする。
【0011】
前記属性情報は対応するトレース情報が伝達された情報伝達経路、例えばバスの識別情報である。また、前記属性情報は対応するトレース情報を情報伝達経路に出現させる動作がマルチCPUの何れのCPUの動作に基づくかを識別可能にするCPU識別情報である。
【0012】
上記より、データプロセッサの外部ではトレースすべき情報とその属性情報とを対にしてモニタ可能になるから、複数種類の内部バスを外部でモニタ可能であって夫々モニタしているバスを識別可能である。また、トレース情報とその属性情報は直列的に外部に出力されるから、それら情報を同一外部端子から出力でき、パッケージの外部端子数の制約から当該デバッグ支援機能が実装不可能になる事態を低減することができる。
【0013】
〔2〕上記データプロセッサにおけるデバッグ支援機能の具体的な態様として、リードアクセスをトレース条件とするとき、前記トレース情報がリードアクセスに対するアドレス情報及びデータ情報であるなら、前記属性情報は、アクセス種別がリードアクセスであることを示す情報、情報伝達経路の種別を示すバス識別情報、及びトレースすべき情報のサイズを示すサイズ情報としてよい。
【0014】
また、ライトアクセスをトレース条件とするとき、前記トレース情報がライトアクセスに対するアドレス情報及びデータ情報であるなら、前記属性情報は、アクセス種別がライトアクセスであることを示す情報、情報伝達経路の種別を示すバス識別情報、及びトレースすべき情報のサイズを示すサイズ情報としてよい。
【0015】
また、CPUによる命令実行の分岐(例えばCPUによる分岐命令の実行、割り込み、或いは例外処理の発生による分岐)をトレース条件とするとき、トレース情報が分岐元アドレス情報及び分岐先アドレス情報であるなら、前記属性情報は分岐時のトレースであることを示す情報、トレースすべき分岐元アドレス情報のサイズを示す情報、及びトレースすべき分岐先アドレス情報のサイズを示す情報としてよい。
【0016】
CPUによる命令実行の分岐をトレース条件とするとき、トレース情報が分岐元アドレス情報であるなら、前記属性情報は分岐時のトレースであることを示す情報及びトレースすべき分岐元アドレス情報のサイズを示す情報としてよい。同様に、そのとき、トレース情報が分岐先アドレス情報であるなら、前記属性情報は分岐時のトレースであることを示す情報、及びトレースすべき分岐先アドレス情報のサイズを示す情報としてよい。
【0017】
〔3〕本発明の第2の観点によるデータプロセッサは、半導体チップにCPU、デバッグ支援モジュール及びその他の回路モジュールが搭載される。前記デバッグ支援モジュールは、前記CPU又はその他の回路モジュールの動作に利用される複数の情報伝達経路の中からトレース条件に従って情報伝達経路を選択し、選択した情報伝達経路からトレース条件に従ってトレース情報を取得する選択回路と、前記選択回路で選択されたトレース情報と共に当該情報の属性情報を保持するバッファ回路と、前記バッファ回路に保持されたトレース情報とその属性情報とを所定のフォーマットで前記半導体チップの外部に直列的に出力可能にする出力回路と、前記CPUにより指定されたトレース条件と前記CPU及びその他の回路モジュールによる動作状態とに基づいて前記選択回路、バッファ回路及び出力回路の動作を制御する制御回路と、を有して成る。
【0018】
この観点によるデータプロセッサにおいても、外部ではトレース情報とその属性情報とを対にしてモニタ可能になるから、複数種類の内部バスを外部でモニタ可能であって夫々モニタしているバスを識別可能であり、また、トレースすべき情報とその属性情報とを同一外部端子から出力できる。
【0019】
〔4〕第2の観点のデータプロセッサにおける前記バッファ回路をFIFOバッファ回路とすれば情報記憶にCPUのアドレス空間を考慮しなくて済む。このとき、前記制御回路は、FIFOバッファ回路のフル状態によってトレースすべき情報がバッファ回路に保持されずに失われたことを示す情報コードを前記出力回路から半導体チップの外部に出力させてよい。これにより、トレースすべき情報の欠落を外部で容易に把握する事が可能になる。トレースすべき情報の欠落を抑制するには、制御回路はFIFOバッファ回路のフル状態に応答して新たなバスアクセス動作をバスサイクル単位で一時的に停止させる指示を与えるようにすればよい。要するにFIFOバッファ回路に記憶領域が空くまでCPUやDMACによるバスアクセスをストールさせればよい。
【0020】
〔5〕第2の観点のデータプロセッサにおける前記選択回路には、例えば複数の情報伝達経路の中からトレース情報を得るための情報伝達経路を選択すると共に選択した情報伝達経路の情報をバスサイクル単位で保持する第1セレクタと、複数の情報伝達経路の中からトレース情報を得るための情報伝達経路を選択すると共に選択した情報伝達経路の情報をバスサイクル単位で保持する第2セレクタと、現在実行中の命令アドレスの直前の命令の命令アドレスを保持する命令アドレスバッファと、前記第1セレクタ、前記第2セレクタ及び前記命令アドレスバッファの出力から一つを選択して前記バッファ回路に与える第3セレクタとを有する構成を採用する。このとき、前記制御回路は、第1及び第2セレクタにトレース条件で指定された情報伝達経路を選択させ、第3セレクタにはトレース条件で指定されたアクセス態様の出現に応じて前記第1セレクタ、前記第2セレクタ又は前記命令アドレスバッファの出力を選択させるものである。
【0021】
これにより、前記第1セレクタ及び第2セレクタで選択される複数の内部バスの状態を並列的にモニタ可能にすることができる。
【0022】
並列モニタ可能な複数のバス上でトレース対象とするアクセス態様が同一バスサイクルで出現したときに対処するには、前記制御回路は、前記第1セレクタ及び第2セレクタで選択される夫々の情報伝達経路においてトレース条件で指定されたアクセス態様が同一バスサイクルで出現したとき、CPUやDMACによる新たなバスアクセス動作を一時停止させ、夫々のアクセス態様で双方の情報伝達経路に出現して前記第1及び第2セレクタに保持された情報を第3セレクタを介して直列的にバッファ回路に格納すればよい。
【0023】
〔6〕第2の観点のデータプロセッサにおける更に具体的な態様として、前記他の回路モジュールとしてDSP、Xメモリ、Yメモリ、DMAC及びバスステートコントローラを含み、前記情報伝達経路としてそれぞれアドレス及びデータを伝達するIバス、Xバス、Yバス及びDバスと、バスアクセス制御情報を伝達するICバス及びDCバスを有するとき、前記CPUはIバス、Xバス、Yバスにアドレスを出力可能であり、Iバスを介してデータ入出力可能であり、ICバスにバスアクセス制御情報を出力可能であり、前記DSPはIバス、Xバス、Yバスを介してデータ入出力可能であり、ICバス及びDCバスを介してバスアクセス制御情報を入力可能であり、前記Xメモリは、Iバス、Xバス及びDバスからアドレス入力可能であり、Iバス、Xバス及びDバスとの間でデータ入出力入力可能であり、前記Yメモリは、Iバス、Yバス及びDバスからアドレス入力可能であり、Iバス、Yバス及びDバスとの間でデータ入出力入力可能であり、ICバス及びDCバスを介してバスアクセス制御情報を入力可能であり、前記DMACはIバスを介して転送制御条件の設定が可能にされ、Dバスにアドレス出力とデータ入出力可能であり、前記バスステートコントローラはDMACによるアクセス制御のためにDCバスにバスアクセス制御情報を出力可能である。
【0024】
このとき、前記制御回路には、前記ICバス及びDCバスに接続され、前記ICバス及びDCバスを介して供給されるアクセス制御情報に基づいてトレース条件に一致するアクセス動作の発生を判定し、トレース条件に一致するアクセス動作に利用されるバスを前記選択回路に選択させればよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
《データプロセッサ》
図1には本発明に係るデータプロセッサの一例が示される。同図に示されるデータプロセッサ1は、単結晶シリコンのような1個の半導体チップ若しくは半導体基板に例えばCMOS集積回路製造技術によって形成され、特に制限されないが、RISCプロセッサとしての縮小命令セット(例えば16ビット固定長命令セット)が適用されるCPU(中央処理装置)2と、演算とデータのロード・ストアを並列に実行することによって積和演算を高速に実行可能なDSP3を有する。更にSRAMなどによって構成されるデータメモリ(XMEM,YMEM)4,5、バスステートコントローラ(BSC)6、IOポートなどの入出力回路(I/O)7、DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)8、デバッグ支援モジュール(AUD)9を有する。CPU2は、特に制限されないが、パイプライン処理によって命令を実行し、見掛け上、CPU2の動作基準クロック信号の1サイクル毎に1命令を実行していくことができる。
【0026】
データプロセッサ1の内部バスは機能毎に複数種類に大別され、情報伝達経路としてそれぞれアドレス及びデータを伝達するIバス(CPUアドレスバスIAB,CPUデータバスIDB)、Xバス(XMEMアドレスバスXAB,XMEMデータバスXDB)、Yバス(YMEMアドレスバスYAB,YMEMデータバスYDB)及びDバス(DMAアドレスバスDAB,DMAデータバスDDB)と、バスアクセス制御情報を伝達するICバス(CPUコマンドバスICMDB)及びDCバス(DMAコマンドバスDCMDB)を有する。
【0027】
前記CPU2は、フェッチした命令を命令デコーダ(図示せず)でデコードし、デコード結果に従って汎用レジスタや算術論理演算器(図示せず)を用いてアドレス情報やデータ情報の演算を行う。このCPU2はアドレスバスIAB、XAB、YABにアドレスを出力可能であり、データバスIDBを介してデータ入出力可能であり、コマンドバスICMDBにバスアクセス制御情報(バスコマンド)を出力可能である。バスコマンドは、リード/ライトの区別、データアクセス/命令フェッチの区別、データサイズ等を指定する情報を含む。
【0028】
前記DSP3は、夫々図示を省略するDSP命令を解読するデコーダ、乗算器、算術論理演算器(ALU)、積和演算専用のデータレジスタファイル等を有する。特に制限されないが、DSP3の演算に必要なデータのアクセス制御はCPU2が行う。DSP3はCPU2のアクセス制御によってデータメモリ(XMEM,YMEM)4,5から読み出されたデータを入力してディジタル信号処理演算を行い、DSP3から出力される演算結果データはCPU2のアクセス制御によってメモリ(XMEM,YMEM)4,5などに格納される。要するに、前記DSP3はデータバスIDB、XDB、YDBを介してデータ入出力可能であり、コマンドバスICMDB及びDCMDBを介してバスアクセス制御情報(バスコマンド)を入力可能である。
【0029】
前記XMEM4及びYMEM5は、SRAM或いはDRAMなどによって構成され、DSP3のデータメモリ或いはCPU2のワークメモリして利用される。前記XMEM4は、アドレスバスIAB、XAB及びDABからアドレス入力可能であり、データバスIDB、XDB及びDDBとの間でデータ入出力入力可能であり、コマンドバスICMDB及びDCMDBを介してバスアクセス制御情報(バスコマンド)を入力可能である。前記YMEM5は、アドレスバスIAB、YAB及びDABからアドレス入力可能であり、データバスIDB、YDB及びDDBとの間でデータ入出力入力可能であり、コマンドバスICMDB及びDCMDBを介してバスアクセス制御情報(バスコマンド)を入力可能である。
【0030】
前記DMAC8はアドレスバスIAB及びデータバスIDBを介してCPU21より転送制御条件の設定が可能にされ、アドレスバスDABにアドレス出力を行い、データバスDDBを利用して、データプロセッサ1の内部で、或いはデータプロセッサ1の内部と外部との間でデータ転送制御を行う。
【0031】
前記BSC6は、CPU2のアクセス動作又はDMAC8によるデータ転送制御に応答して、外部バス11に対する外部バスアクセス、周辺バス10を介する図示を省略する周辺回路アクセスのために、必要なバスサイクルの起動を制御する。DMAC8によるデータ転送先又は転送元がデータプロセッサ1内部の回路モジュールである場合に、それら内部回路モジュールが必要とするバスコマンドはDMAC8からのDMAリクエストに応答してBSC6がコマンドバスDCMDBに出力する。
【0032】
前記デバッグ支援モジュール9は、選択回路20、FIFOバッファ回路21、出力回路22、そして制御回路を構成する制御部23と制御レジスタ部24を有する。前記選択回路20は、前記Iバス(IAB,IDB)、Xバス(XAB,XDB)、Yバス(YAB,YDB)、及びDバス(DAB,DDB)に接続され、トレース条件で指示されたバスを選択し、選択したバス上にトレース条件で指示されたアクセス態様が出現したとき、そのアクセス態様に係る当該バス上の情報を選択する。前記トレース条件によるバスの指定は並列的に複数可能である。前記FIFOバッファ回路21は前記選択回路20で選択された情報(トレース情報)と共に当該情報の属性情報を保持する。属性情報は例えばトレース情報が伝達されたバスの識別情報である。出力回路22は、前記FIFOバッファ回路21に保持されたトレース情報とその属性情報とを所定のフォーマットのパケットデータとしてデータプロセッサ1の外部に直列的に出力可能にする。特に制限されないが、その直列出力データAUDATAは4ビット単位のデータである。制御レジスタ部24はCPU2によりIバス(IAB,IDB)を介してトレース条件が設定される。制御部23は、コマンドバスICMDB,DMDBを介して前記CPU2等の回路モジュールによる動作状態をモニタし、制御レジスタ部24に設定されたトレース条件とモニタした動作状態とに基づいて、前記選択回路20、FIFOバッファ回路21及び出力回路22の動作を制御する。制御部23は前記データAUDATAの4ビット単位の出力が同期されるクロック信号AUDCKと、パケット毎の同期信号AUDSYNCとをデータプロセッサ1の外部に出力する。
【0033】
前記デバッグ支援モジュール9は例えばデータプロセッサ1にデバッグモードが設定されて動作可能にされる。そのようなデバッグモードは、デバッグ対象とされるターゲットシステムにデータプロセッサ1を接続して当該データプロセッサ1にターゲットプログラムを実行させるときに設定すればよい。データプロセッサ1がターゲットプログラムを実行している時、データプロセッサ1の外部に接続されたエミュレータは、前記デバッグ支援モジュール9から出力されるトレース情報とその属性情報をモニタすることができる。このように、デバッグ支援モジュール9の作用により、データプロセッサ1の複数種類の内部バス(Iバス、Xバス、Yバス、Dバス)を外部でモニタ可能であって、モニタしているバスの種別も識別可能である。また、トレース情報とその属性情報は直列的に外部に出力されるから、それら情報をデータプロセッサ1の同一外部端子から出力でき、パッケージの外部端子数の制約から当該デバッグ支援機能が実装不可能になる事態を低減することができる。
【0034】
図2にはデータプロセッサの別の例が示される。同図に示されるデータプロセッサ1Aは、図1に対してマルチCPUの構成を備える。すなわち、第2のCPU12を有し、当該CPU12はCPUアドレスバスI2AB、CPUデータバスI2DB、CPUコマンドバスI2CMDBを介してBSC6に接続される。このとき、選択回路20にはバスI2AB,I2DBも接続され、そのバスI2AB,I2DBからの入力情報もモニタ可能にされる。この構成における属性情報として、更に、バスにトレース情報を出現させる動作がマルチCPU2,12の何れのCPUの動作に基づくかを識別可能にするCPU識別情報を含めておくことが望ましい。制御部23はコマンドバスI2CMDBの情報を入力することにより、トレース条件で指定されたバスI2AB,I2DB上でのアクセス態様の出現も監視する。その他の構成は図1と同様であり、マルチCPU構成においても上記同様の作用及び効果を得る。
【0035】
《パケットデータフォーマット》
図3には図1の出力回路22から出力される前記パケットデータのフォーマットが例示される。前記パケットデータはCMD1,CMD1E,CMD2で表現される属性情報と、これに続くトレース情報とを有する。CMD1はアクセスの種類等を示す4ビットのコードデータである。この例ではトレース条件とされるアクセスの種類は、CPU2による命令実行の分岐をトレース条件とするときの分岐トレース(BPC)、リードアクセス(WDRM)、及びライト(ストア)アクセス(WDWM)に大別され、夫々に固有のコードが割当てられる。分岐トレースをトレース条件とするときトレース情報は分岐元アドレス情報又は/及び分岐先アドレス情報とされる。リードアクセス又は/及びライトアクセスをトレース条件とするときトレース情報はアクセスアドレス情報及びアクセスデータとされる。尚、ここでは、分岐トレースは前記CPU2による分岐命令の実行による分岐を対象とする。割り込みや例外の発生による分岐を対象とすることも可能である。
【0036】
CMD1Eはバスの種類を示す4ビットのコードである。分岐トレースの場合にはトレースすべき分岐先/分岐元のアドレス情報はアドレスバスIAB経由で取得されるだけであるからコードCMD1Eは省かれる。リードアクセス又は/及びライトアクセスの場合、1ビットのプロセッサ識別情報ptと、3ビットのバスの識別情報btを有する。バスの識別情報btはその値に応じて、Iバストレース、Yバストレース、Xバストレース、X及びYバス双方トレース、Dバストレースを示す。
【0037】
CMD2は情報サイズを示す4ビットのコードである。分岐トレース(BCP)コードに続く場合、sdaは2ビットで分岐先アドレスのサイズを示し、ssaは2ビットで分岐元アドレスのサイズを示す。アドレス情報に対しては後述の圧縮処理が施されて出力されるので、sda/ssaの値に応じて、アドレス情報の下位4ビット出力、下位8ビット出力、下位16ビット出力、32ビットフルアドレス出力を示す。ストアアクセス(WDWM)コード又はリードアクセス(WDRM)コードに続く場合、saは2ビットでソースアドレスのサイズを示し、sdは2ビットでデータサイズを示す。アドレス情報は後述の圧縮処理を経て出力されるので、saの値に応じて、アドレス情報の下位4ビット出力、下位8ビット出力(btでX及びYバス双方トレースが指示されている場合には、X,Y夫々下位4ビット出力)、下位16ビット出力(btでX及びYバス双方トレースが指示されている場合には、X,Y夫々下位8ビット出力)、32ビットフルアドレス出力を示す。データサイズはsdの値に応じて8ビット、16ビット、32ビット(btでX及びYバス双方トレースが指示されている場合には、X,Y夫々16ビット出力)を示す。
【0038】
前記コードデータCMD1は、前記分岐トレース(BPC)、リードアクセス(WDRM)、及びライトアクセス(WDWM)の他に、スタンバイ状態(STDBY)及びデータロスト状態(LOST)を示すコードが割り当てられている。STDBYコードはデバッグ支援モジュール9がスタンバイ状態であることを示し、後続データが無いことを意味する。LOSTコードは、前記FIFOバッファ回路21のフル状態によってトレースすべき情報がFIFOバッファ回路21に保持されずに失われたことを示す。これにより、トレースすべき情報の欠落を外部で容易に把握する事が可能になる。トレースすべき情報の欠落を抑制するには、制御部23はFIFOバッファ回路21のフル状態に応答してCPU2やDMAC8による新たなバスアクセスをバスサイクル単位で一時的に停止させる指示を与えるようにすればよい。要するにFIFOバッファ回路21の記憶領域が空くまでCPU2やDMAC8によるバスアクセスをストールさせればよい。
【0039】
《AUD用制御レジスタ》
図4には図1のデバッグ支援モジュール9の詳細な一例が示される。前記制御部23は入力バス制御部30、FIFO制御部31、出力制御部32及びバスストール制御部33を有する。前記出力回路22は、アドレスデータ圧縮部35、パケット変換部36、属性情報生成部37及びデマルチプレクサ38を有する。制御レジスタ部24は制御レジスタ39A,39Bとアドレスデコーダ40とを有する。
【0040】
前記制御レジスタ39A,39Bは図5に例示されるように夫々16ビットのレジスタで構成され、CPU2のアドレス空間に配置され、そのアドレスがアドレスバスIABからアドレスデコーダ40に供給されることによって、データバスIDBを介してリード・ライト可能にされる。前記制御レジスタ39A、39Bの各ビットの意義は図6及び図7に例示される。
【0041】
図6に例示されるように、分岐トレース機能ビットBRE,BRはその設定値にしたがって、分岐トレース無効、分岐トレース有効で分岐元及び分岐先アドレス出力、分岐トレース有効で分岐元アドレスのみ出力、分岐トレース有効で分岐先アドレスのみ出力を指示する。
【0042】
また、分岐トレース以外のトレース条件は、同時に2種類指定(ウインドウAデータトレース、ウインドウBデータトレース)できるようにされ、一方の情報トレース(ウインドウAデータトレース)は、図6のウインドウデータトレース機能ビットWA1,WA0による指定と、図7のウインドウA用プロセッサ別トレースバスセレクト機能ビットWA0B2,WA0B1,WA0B0による指定で決まる。前者の機能ビットWA1,WA0はその値にしたがって、ウインドウAデータトレース機能無効、ウインドウAデータトレースのライトアクセスのみ有効、ウインドウAデータトレースのリードアクセスのみ有効、ウインドウAデータトレースのライト及びリードアクセス有効を指示する。機能ビットWA0B2,WA0B1,WA0B0はその値に従ってウインドウAデータトレース対象バスとしてIバス、Xバス、Yバス、Dバスの中から一つを指定する。他方の情報トレース(ウインドウBデータトレース)は、図6のウインドウデータトレース機能ビットWB1,WB0による指定と、図7のウインドウB用プロセッサ別トレースバスセレクトビットWB0B2,WB0B1,WB0B0による指定で決まる。前者の機能ビットWB1,WB0はその値にしたがって、ウインドウBデータトレース機能無効、ウインドウBデータトレースのライトアクセスのみ有効、ウインドウBデータトレースのリードアクセスのみ有効、ウインドウBデータトレースのライト及びリードアクセス有効を指示する。機能ビットWB0B2,WB0B1,WB0B0はその値に従ってウインドウBデータトレース対象バスとしてIバス、Xバス、Yバス、Dバスの中から一つを指定する。
【0043】
プロセッサコアセレクトビットPT0は図1ではCPUが1個であるから値1に固定とされる。図2の例ではPT0=0でCPU12、PT0=1でCPU2を指定するようにしてよい。或いはPT0=0でCPU2、PT0=1でCPU2及びCPU12を指定するようにしてもよい。
【0044】
図6に示されるトレースモードビットTMはその値によってフルトレースモード又はリアルタイムトレースモードを指定する。フルトレースモードでは全てのトレース情報を出力するモードであり、FIFOバッファ回路21がフル状態になれば、空きができるまでバスストール制御部33にてCPU2をストールさせる。リアルタイムトレースモードはCPU2を停止させること無くリアルタイムでトレース情報を出力するモードであり、FIFOバッファ回路21がフル状態になったり、ウインドウA,Bで並列してトレース情報が発生したりするとき、属性情報生成部37が前記LOSTコードを発行することになる。
【0045】
《選択回路》
図8には前記選択回路の一例が示される。同図に示される選択回路20は、第1セレクタ(ウインドウAセレクタ)41、第2セレクタ(ウインドウBセレクタ)42、第3セレクタ43、及び命令アドレスバッファ44を有する。第1セレクタ41は、Iバス(IAB,IDB)、Xバス(XAB,XDB)、Yバス(YAB,YDB)、Dバス(DAB,DDB)の中からトレースすべき情報を得るためのバスを選択すると共に選択したバスの情報をバスサイクル単位で保持する。前記第2セレクタ42も同じく、Iバス(IAB,IDB)、Xバス(XAB,XDB)、Yバス(YAB,YDB)、Dバス(DAB,DDB)の中からトレースすべき情報を得るためのバスを選択すると共に選択したバスの情報をバスサイクル単位で保持する。命令アドレスバッファ44はCPU2が現在実行中の命令アドレスの直前の命令の命令アドレスを保持する。要するに、命令アドレスバッファ44はIバスのアドレスバスIABに伝達される命令アドレスを入力し、次の命令アドレスが入力された後も当該次の命令が実行完了されるまでの所定期間保持する。前記第3セレクタ43は、前記第1セレクタ41、前記第2セレクタ42及び前記命令アドレスバッファ44の出力から一つを選択して前記FIFOバッファ回路21に与える。
【0046】
このとき、前記入力バス制御部30は、制御レジスタ39BのウインドウA用プロセッサコア別トレースバスセレクトビットWA0B2,WA0B1,WA0B0によって指定されるバスの選択信号45Aを第1セレクタ41に与える。同様に、前記入力バス制御部30は、制御レジスタ39BのウインドウB用プロセッサコア別トレースバスセレクトビットWB0B2,WB0B1,WB0B0によって指定されるバスの選択信号45Bを第2セレクタ42に与える。前記第3セレクタ43に対して入力バス制御部30は、制御レジスタ39Aの分岐トレース機能ビットBRE,BR、ウインドウデータトレース機能ビットWA1,WA0,WB1,WB0によって指定されたアクセス態様の出現に応じ、前記第1セレクタ41、前記第2セレクタ42又は前記命令アドレスバッファ44の出力を選択させ選択信号46を出力する。トレース条件として指定されたアクセス態様が出現したか否かはコマンドバスICMDB,DCMDBの状態を監視して判定すればよい。例えば、第1セレクタ41で選択されているバス上においてトレース条件で指定されたアクセス態様が出現したとき、入力バス制御部30は第3セレクタ43に当該第1セレクタ41の出力を選択させる。また、第2セレクタ42で選択されているバス上においてトレース条件で指定されたアクセス態様が出現したとき、入力バス制御部30は第3セレクタ43に当該第2セレクタ42の出力を選択させる。また、入力バス制御部30は、分岐トレースが有効に指示されているとき、分岐命令の実行を検出すると、分岐先命令である次の命令アドレスがアドレスバスIABから第1セレクタ41に入力された後、第3セレクタ43に、命令アドレスバッファ44が保持する分岐元命令アドレスと、第1セレクタ41が保持する分岐先アドレスとをFIFOバッファ回路21に供給させる。
【0047】
上記選択回路20により、第1セレクタ41及び第2セレクタ42で選択される夫々の内部バスの状態を並列的にモニタすることができる。このとき、並列モニタ可能な複数のバス上でトレース対象とされるアクセス態様が同一バスサイクルで出現することがある。入力バス制御回路30は、フルトレースモードが指定されている状態において、前記第1セレクタ41及び第2セレクタ42で選択される夫々のバスにおいてトレース条件で指定されたアクセス態様が同一バスサイクルで出現したとき、バスストール制御部33にCPU2による命令実行又はDMACによるデータ転送動作を一時停止させ、夫々のアクセス態様で双方のバスに出現し前記第1及び第2セレクタ41,42に保持されたトレース情報を第3セレクタ43を介して直列的にFIFOバッファ回路21に格納させる。
【0048】
《バスストール制御》
ここで図4を参照しながらバスストール制御について詳述する。入力バス制御部30はコマンドバスICMDB,DCMDBからのバスコマンドに基づいてトレース条件に一致する状態が出現したかを判定しており、トレース条件に一致する状態の発生をヒット信号HITa,HITb,HITiとして出力する。ヒット信号HITaはウインドウAデータトレースの条件に一致したとき(第1及び第3セレクタ41,43経由でトレースデータが取得されるとき)活性化され、ヒット信号HITbはウインドウBデータトレースの条件に一致したとき(第2及び第3セレクタ42,43経由でトレースデータが取得されるとき)活性化され、ヒット信号HITiはCPU2による命令実行に分岐を生じた時活性化される。入力バス制御部30はヒット信号HITa,HITb,HITiが活性化されるとき、信号53によってFIFO制御部31に書込みリクエストを行う。
【0049】
FIFO制御部31はFIFOバッファ回路21に対して先入れ先出し形式でデータのリード・ライトを制御する。ライト可能な記憶エリアがなくなった時フル信号50を活性化し、リード可能なデータが無くなった時エンプティ信号51を活性化する。FIFI制御回路31に対するリードリクエストは信号52で与えられる。
【0050】
バスストール制御部33には前記ヒット信号HITa,HITb,HITi、フル信号50、及び制御レジスタ39A,39Bの設定データが入力される。バスストール制御部33は、トレースモードビット(TM)によりフルトレースモードが指示されているとき、フル状態のときに前記ヒット信号HITa,HITb,HITiが活性化された時、Iバス用のバスレディー信号AUDIRDY又はDバス用のバスレディー信号AUDDRDYを非活性化する。この例に従えば、バスレディー信号AUDIRDY,AUDDRDYはBSC6に供給され、バスレディー信号AUDIRDYの非活性化によりIバスを利用するバスアクセスが抑止され、バスレディー信号AUDDRDYの非活性化によりDバスを利用するバスアクセスが抑止される。
【0051】
《LOSTフラグ制御》
前記バスストール制御部33は、特に図示はしないが、トレースモードビット(TM)によりリアルタイムトレースモードが指示されている場合、FIFOバッファ回路21がフル状態のときに前記ヒット信号HITa,HITb,HITiが活性化される毎に入力バス制御部30内のLOSTフラグを順次セット状態として保持させる。その後、FIFOバッファ回路21に最初の空きが生じたとき、入力バス制御部30はLOSTフラグのセット数の情報をFIFO制御部31を介してFIFOバッファ回路21に書き込み制御する。
【0052】
《出力制御》
ここで図4を参照しながら出力回路22による出力制御について詳述する。入力バス制御部30はコマンドバスICMDB,DCMDBから入力されるバスコマンドの内容を解読して、属性情報として利用するバスアクセス制御情報をバスサイクル毎に取得し、FIFOバッファ回路21に与える。FIFIバッファ回路21はトレースすべきアドレス情報やデータ情報などと一緒に、対応するバスアクセス制御情報を、例えば同じFIFO記憶段に記憶する。FIFOバッファ回路21に対する書込みの指示は前記信号53によって与えられる。FIFOバッファ回路21に対する読み出しは信号52で指示する。
【0053】
属性情報生成部37は、FIFOバッファ回路21から読み出されたバスアクセス制御情報を入力し、制御レジスタ39A,39Bの設定値を受ける出力制御部32の制御に従って、図3で説明したCMD1,CMD1E,CMD2で表される形態で属性情報を生成する。アドレスデータ圧縮部35はFIFOバッファ回路21から読み出されたトレースすべき情報としてのアドレス情報を圧縮処理して出力する。
【0054】
アドレス情報の圧縮は、図9に例示されるように、直前のアドレス情報との差分を出力するという手法によって行う。すなわち、図9の(A),(B)に例示されるように、全ビット一致のとき、或いは下位4ビットの範囲内で不一致の時には、今回のアドレス情報の下位4ビットだけを出力対象とする。(C)のように第5ビット目から第8ビット目の範囲で不一致ビットがあれば今回のアドレス情報の下位8ビットだけを出力対象とする。(D)のように第9ビット目から第16ビット目の範囲で不一致ビットがあれば今回のアドレス情報の下位16ビットだけを出力対象とする。(E)のように第17ビット目から第32ビット目の範囲で不一致ビットがあれば今回のアドレス情報をフルアドレスで出力対象とする。パケット変換部36は出力制御部32の制御にしたがって、図3で説明したパケットデータフォーマットに従ってアドレス情報やデータ情報のフォーマット変換を行う。
【0055】
出力制御部32はクロック信号AUDCKに同期させて、前記CMD1,CMD1E,CMD2で表現される属性情報と、パケット変換部36から出力されるトレース情報を、デマルチプレクサ39で所定の順番に選択して、モニタデータAUDATAとして外部に出力させ、パケット毎にパケット同期信号AUDSYNCを変化させる。
【0056】
図10及び図11には分岐トレース(BPC)時におけるデータAUDATA、クロック信号AUDCK、パケット同期信号AUDSYNCの出力例が示される。図10はMD2の後にDAとして分岐先アドレス情報が16ビット、SAとして分岐元アドレス情報が8ビット続いている。図11ではMD2の後にSAとして分岐元アドレス情報が8ビット続いている。
【0057】
図12にはライトアクセス(WDWM)時におけるデータAUDATA、クロック信号AUDCK、パケット同期信号AUDSYNCの出力例が示される。MD2の後にAとしてアドレス情報が16ビット、Dとしてデータ情報が16ビット続いている。
【0058】
図13にはライトアクセス(WDWM)時におけるウインドウA,Bの連続トレース時におけるデータAUDATA、クロック信号AUDCK、パケット同期信号AUDSYNCの出力例が示される。前後2回の出力動作では、MD2の後にAとしてアドレス情報が16ビット、Dとしてデータ情報が16ビット続いている。
【0059】
図14にはリアルタイムトレースにおいてトレースデータ取りこぼしを生ずるときのデータAUDATA、クロック信号AUDCK、パケット同期信号AUDSYNCの出力例が示される。データの取りこぼしを生じているとき、LOSTコードが出力され、LOSTコードの出力によってパケット同期信号AUDSYCKがローレベルにされ、次のBPCコードが出力された時は既にパケット同期信号AUDSYCKがローレベルにされている。LOST状態の後のパケット出力はパケット同期信号AUDSYCKによっても他のパケット出力と区別可能になる。前記LOSTコードはFIFOバッファ回路21に格納されているところの前記LOSTフラグのセット数の情報に基づいて属性情報生成部37が生成する。
【0060】
《バスとFIFOバッファ回路との接続形態》
図15には選択回路20によるIバスとFIFOバッファ回路の接続形態が模式的に例示される。バスIAB,IDBは夫々32ビットである。FIFOバッファ回路21の一つの記憶段はここでは74ビットとされ、32ビットのアドレス記憶エリアE1,32ビットのデータ記憶エリアE2、及び10ビットの属性情報エリアE3が割当てられている。
【0061】
図16には選択回路20によるXバス、YバスとFIFOバッファ回路の接続形態が模式的に例示される。Xバス、YバスはIバスに比べてビット数が半分以下にされている。特に制限されないが、アドレスバスXAB,YABは夫々15ビット、XDB,YDBは夫々16ビットとされる。FIFOバッファ回路21の一つの記憶段は74ビットとされ、図15と同じように、32ビットのアドレス記憶エリアE1,32ビットのデータ記憶エリアE2、及び10ビットの属性情報エリアE3が割当てられている。但し、アドレスエリアE1には2種類のアドレスバスXAB,YABが上位及下位の記憶エリアに並列的に接続され、データエリアE2には2種類のデータバスXDB,YDBが上位及下位の記憶エリアに並列的に接続される。したがって、Xバス(XAB,XDB)及びYバス(YAB,YDB)をトレース対象とし、トレース条件に一致するアクセス状態が双方のバスに並行して出現した場合、双方のトレース情報を一度にFIFIバッファ回路21に格納することができる。したがってその場合には、リアルタイムトレースモードにおいてはトレース情報が失われず、フルトレースモードではバスストールが発生しない。
【0062】
《バス以外からのトレース情報》
以上の説明ではトレース情報はアドレスバス及びデータバスから取得するものとして説明した。図17にはバス以外からトレース情報を取得可能にするデータプロセッサ1Bの構成が概略的に例示される。例えばタイマやシリアルインタフェースなどのその他の回路モジュール60,61から内部ステートなどのトレースしたい信号が伝達される信号線62,63を前記選択回路に接続する。制御部23にはトレースすべき信号の発生(トレースイベント)を定義する信号例えば割込み信号等を信号線64,65から入力する。これにより、バスアクセス以外の所望のトレースイベントの発生に応答して、対応するイベント発生情報をトレース情報としてFIFOバッファ回路に蓄えることができる。この場合も、上記同様、複数のバスやトレースイベントを並列的に監視してトレース情報を取得でき、それらを少ない数の外部端子からデータAUDATAとして直列的に外部に出力することができる。
【0063】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
【0064】
例えば、その他の回路モジュールはDSPやメモリに限定されず適宜変更可能である。情報伝達経路としてのバスの構成は上記Iバス、Xバス、Yバス、Dバスに限定されず、内蔵回路モジュールの種類などに応じて適宜変更可能である。また、トレース情報を出力するパケットのフォーマットやコードデータの種類、制御レジスタの設定値の意義などについても適宜変更可能である。図8の構成は並列的に2種類のバスを指定してトレース可能にするが、並列的に3種類以上のバスを指定する構成を採用してもよい。また、トレース情報としてのアドレス情報は圧縮処理を一切施さずに、常にフルアドレスで出力してもよい。
【0065】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0066】
すなわち、データプロセッサの外部ではトレースすべき情報とその属性情報とを対にしてモニタ可能になるから、複数種類の内部バスのような情報伝達経路を外部でモニタ可能であって夫々モニタしている情報伝達経路を識別可能である。また、トレース情報とその属性情報は直列的に外部に出力されるから、それら情報を同一外部端子から出力でき、パッケージの外部端子数の制約から当該デバッグ支援機能が実装不可能になる事態を低減することができる。
【0067】
また、複数の情報伝達経路の中からトレース条件に従って複数の情報伝達経路を選択し、選択した情報伝達経路からトレース条件に従ってトレース情報を取得するようにすれば、複数種類の情報伝達経路を並列的に外部でモニタすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータプロセッサの第1の例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータプロセッサの第2の例としてCPUを複数有するものを示すブロック図である。
【図3】図1の出力回路から出力される前記パケットデータのフォーマットを説明するための説明図である。
【図4】図1のデータプロセッサに内蔵されるデバッグ支援モジュールの詳細な一例を示すブロック図である。
【図5】制御レジスタの制御ビット構成を例示する説明図である。
【図6】制御レジスタの制御ビットの定義を示す説明図である。
【図7】制御レジスタの制御ビットの定義を示す説明図である。
【図8】図4のデバッグ支援モジュールが有する選択回路の詳細を例示するブロック図である。
【図9】アドレス情報の圧縮処理方法を例示する説明図である。
【図10】分岐トレース(BPC)時におけるデータAUDATA、クロック信号AUDCK、パケット同期信号AUDSYNCの第1の出力例を示すタイミングチャートである。
【図11】分岐トレース(BPC)時におけるデータAUDATA、クロック信号AUDCK、パケット同期信号AUDSYNCの第2の出力例を示すタイミングチャートである。
【図12】ライトアクセス(WDWM)時におけるデータAUDATA、クロック信号AUDCK、パケット同期信号AUDSYNCの出力例を示すタイミングチャートである。
【図13】ライトアクセス(WDWM)時におけるウインドウA,Bの連続トレース時におけるデータAUDATA、クロック信号AUDCK、パケット同期信号AUDSYNCの出力例を示すタイミングチャートである。
【図14】リアルタイムトレースにおいてトレースデータ取りこぼしを生ずるときのデータAUDATA、クロック信号AUDCK、パケット同期信号AUDSYNCの出力例を示すタイミングチャートである。
【図15】選択回路によるIバスとFIFOバッファ回路との接続形態を模式的に例示するブロック図である。
【図16】選択回路によるXバス、YバスとFIFOバッファ回路との接続形態を模式的に例示するブロック図である。
【図17】バス以外からトレース情報を取得可能にするデータプロセッサを例示する概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 データプロセッサ
2 CPU
3 DSP
4 Xデータメモリ(XMEM)
5 Yデータメモリ(YMEM)
6 バスステートコントローラ(BSC)
8 DMAC
9 デバッグ支援モジュール(AUD)
IAB、IDB Iバス
XAB,XDB Xバス
YAB,YDB Yバス
DAB,DDB Dバス
DCMDB DCバス
ICMDB ICバス
20 選択回路
21 FIFOバッファ回路
22 出力回路
23 制御部
24 制御レジスタ部
30 入力バス制御部
31 FIFOI制御部
32出力制御部
33 バスストール制御部
41 第1セレクタ
42 第2セレクタ
43 第3セレクタ
44 命令アドレスバッファ
50 フル信号
51 エンプティ信号
52 リードリクエスト信号
53 ライトリクエスト信号
AUDATA パケットデータ
AUDCK クロック信号
AUDSYNC パケット同期信号
AUDIRDY Iバスレディー信号
AUDDRDY Dバスレディー信号

Claims (6)

  1. 半導体チップにCPU、デバッグ支援モジュール及びその他の回路モジュールが搭載され、前記デバッグ支援モジュールは、前記CPU又はその他の回路モジュールの動作に利用される複数の情報伝達経路の中からトレース条件に従って情報伝達経路を選択し、選択した情報伝達経路からトレース条件に従ってトレース情報を取得する選択回路と、前記選択回路で選択されたトレース情報と共に当該情報の属性情報を保持するバッファ回路と、前記バッファ回路に保持されたトレース情報とその属性情報とを所定のフォーマットで前記半導体チップの外部に直列的に出力可能にする出力回路と、前記CPUにより指定されたトレース条件と前記CPU及びその他の回路モジュールによる動作状態とに基づいて前記選択回路、バッファ回路及び出力回路の動作を制御する制御回路と、を有し、
    前記選択回路は、複数の情報伝達経路の中からトレース情報を得るための情報伝達経路を選択すると共に選択した情報伝達経路の情報をバスサイクル単位で保持する第1セレクタと、複数の情報伝達経路の中からトレース情報を得るための情報伝達経路を選択すると共に選択した情報伝達経路の情報をバスサイクル単位で保持する第2セレクタと、現在実行中の命令アドレスの直前の命令の命令アドレスを保持する命令アドレスバッファと、前記第1セレクタ、前記第2セレクタ及び前記命令アドレスバッファの出力から一つを選択して前記バッファ回路に与える第3セレクタとを有し、
    前記制御回路は、第1及び第2セレクタにトレース条件で指定された情報伝達経路を選択させ、第3セレクタにはトレース条件で指定されたアクセス態様の出現に応じて前記第1セレクタ、前記第2セレクタ又は前記命令アドレスバッファの出力を選択させるものであることを特徴とするデータプロセッサ。
  2. 前記バッファ回路はFIFOバッファ回路であることを特徴とする請求項記載のデータプロセッサ。
  3. 前記制御回路は、前記FIFOバッファ回路のフル状態によってトレース情報が前記FIFOバッファ回路に保持されずに失われたことを示す情報コードを前記出力回路から半導体チップの外部に出力させることが可能であることを特徴とする請求項記載のデータプロセッサ。
  4. 前記制御回路は、前記第1セレクタ及び第2セレクタで選択される夫々の情報伝達経路においてトレース条件で指定されたアクセス態様が同一バスサイクルで出現したとき、新たなバスアクセス動作を一時停止させると共に、夫々のアクセス態様で双方の情報伝達経路に出現して前記第1及び第2セレクタに保持された情報を第3セレクタを介して直列的に前記バッファ回路に格納可能にするものであることを特徴とする請求項記載のデータプロセッサ。
  5. 前記他の回路モジュールとしてDSP、Xメモリ、Yメモリ、DMAC及びバスステートコントローラを含み、前記情報伝達経路として、それぞれアドレス及びデータを伝達するIバス、Xバス、Yバス及びDバスと、バスアクセス制御情報を伝達するICバス及びDCバスを有し、
    前記CPUはIバス、Xバス、Yバスにアドレスを出力可能であり、Iバスを介してデータ入出力可能であり、ICバスにバスアクセス制御情報を出力可能であり、
    前記DSPはIバス、Xバス、Yバスを介してデータ入出力可能であり、ICバス及びDCバスを介してバスアクセス制御情報を入力可能であり、
    前記Xメモリは、Iバス、Xバス及びDバスからアドレス入力可能であり、Iバス、Xバス及びDバスとの間でデータ入出力入力可能であり、ICバス及びDCバスを介してバスアクセス制御情報を入力可能であり、
    前記Yメモリは、Iバス、Yバス及びDバスからアドレス入力可能であり、Iバス、Yバス及びDバスとの間でデータ入出力入力可能であり、ICバス及びDCバスを介してバスアクセス制御情報を入力可能であり、
    前記DMACはIバスを介して転送制御条件の設定が可能にされ、Dバスにアドレスの出力とデータの入出力が可能であり、
    前記バスステートコントローラはDMACによるアクセス制御のためにDCバスにバスアクセス制御情報を出力可能であることを特徴とする請求項記載のデータプロセッサ。
  6. 前記制御回路は、前記ICバス及びDCバスに接続され、前記ICバス及びDCバスを介して供給されるアクセス制御情報に基づいてトレース条件に一致するアクセス動作の発生を判定し、トレース条件に一致するアクセス動作に利用されるバスを前記選択回路に選択させるものであることを特徴とする請求項記載のデータプロセッサ。
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