JP3795715B2 - ワイパー装置およびその取付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の車体に装着されるワイパー装置、とりわけ、バックドア本体の開口部に開閉自在に装着されたハッチパネルに装着されるリヤワイパー装置と、その取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
バックドアのハッチパネルに設けられるリヤワイパー装置として、ワイパーピボットとワイパーモーターユニットとを分離し、ワイパーピボットをハッチパネルの自由端である下縁部に取付ける一方、ワイパーモーターユニットをバックドア本体の開口部の下縁部に取付けることによって、ハッチパネルの重量を軽減してその開閉操作性を向上すると共に、ハッチパネル側へのハーネス配索を不要とするようにしたものが知られている。
【0003】
このように、ワイパーピボットとワイパーモーターユニットとがハッチパネル側とバックドア本体側とに分離して取付けられるため、ワイパーモーターユニットのモーター出力軸端に係合孔を有する駆動ディスクを固設する一方、ワイパーピボットの室内側の端部にこの駆動ディスクの係合孔に係脱する係合ピンを有する従動プレートを固設して、ハッチパネルを閉じてこれら係合ピンと係合孔とを係合することによって、ワイパーモーターユニットの駆動力をワイパーピボットに伝達し得るように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ワイパーアームはワイパーブレードを被払拭面方向に付勢するスプリングを備えていて、ワイパー停止時には該スプリングのばね力によってワイパーブレードは被払拭面に定置されるが、ワイパーピボットとワイパーモーターユニットとが前述のようにハッチパネル側とバックドア本体側とに分離して取付けられているため、ハッチパネルを開いた際にはワイパーモーターユニットによるワイパーピボットの回転制動機能が得られず、このため、ハッチパネル開閉時の振動による慣性力等によってワイパーアーム,ワイパーブレードが適正なワイパー停止位置からずれ下がってしまう可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は簡単な構成によりハッチパネル開状態時にワイパーアーム,ワイパーブレードが所定のワイパー停止位置以上に回動するのを防止することができるワイパー装置と、該ワイパー装置を容易に取付けることができる取付方法とを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、車体に設けられた開口部の一縁部にブラケットを介してワイパーモーターユニットを取付けて、該ワイパーモーターユニットのモーター出力軸端に係合孔または係合ピンを有する駆動ディスクを固設する一方、前記開口部の他縁部にヒンジ部材により開閉自在に装着したハッチパネルにワイパーピボットを取付けると共に、該ワイパーピボットの室内側の端部に前記駆動ディスクの係合孔または係合ピンに係脱する係合ピンまたは係合孔を有する従動プレートを固設し、ハッチパネルを閉じて駆動ディスクと従動プレートに設けられた前記係合ピンと係合孔とを係合することにより、ワイパーモーターユニットの駆動力をワイパーピボットに伝達可能としたワイパー装置において、前記ワイパーモーターユニットの取付用のブラケットを、車体に取付けた車体側ブラケットと、ワイパーモーターユニットに取付けられて前記車体側ブラケットに固定されるモーター側ブラケットとで構成し、これら両ブラケット間に、ワイパーピボットに対してワイパーモーターユニットのモーター出力軸を軸方向に整合するための取付調整手段を設け、かつ、前記ワイパーピボットを軸支して室内側に突出したピボット軸受に、ピボット軸からオフセットした位置で室内側に向けて回動規制用のストッパ部を突設する一方、従動プレートに前記ストッパ部に係合して少くともワイパー停止位置を規制するストッパ片を延設したことを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の係合孔と係合ピンとを、ワイパー停止位置でハッチパネルの回動面に平行な駆動ディスクの直径線分上に設けると共に、該係合孔を前記ハッチパネルの回動面に平行な長孔に形成したことを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明にあっては、請求項1又は2に記載の係合ピンはその軸方向に可動的に装着してあると共に、付勢手段により突出方向に付勢したことを特徴としている。
【0010】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3の何れか1つに記載の取付調整手段が、車体側ブラケットとモーター側ブラケットとを複数ケ所で締結固定するボルト・ナットと、車体側ブラケット又はモーター側ブラケットの何れか一方にボルト外径よりも大径に形成されたボルト挿通孔とを含むことを特徴としている。
【0011】
請求項5の発明にあっては、請求項4に記載の大径に形成したボルト挿通孔に、モーター側ブラケットを車体側ブラケットに防振支持する環状の弾性マウント部材を嵌着固定したことを特徴としている。
【0012】
請求項6の発明にあっては、車体に設けられた開口部の一縁部にブラケットを介してワイパーモーターユニットを取付けて、該ワイパーモーターユニットのモーター出力軸端に係合孔または係合ピンを有する駆動ディスクを固設する一方、前記開口部の他縁部にヒンジ部材により開閉自在に装着したハッチパネルにワイパーピボットを取付けると共に、該ワイパーピボットの室内側の端部に前記駆動ディスクの係合孔または係合ピンに係脱する係合ピンまたは係合孔を有する従動プレートを固設し、ハッチパネルを閉じて駆動ディスクと従動プレートに設けられた前記係合ピンと係合孔とを係合することにより、ワイパーモーターユニットの駆動力をワイパーピボットに伝達可能としたワイパー装置の取付方法において、前記ワイパーピボットを予めハッチパネルに取付けて、その従動プレートに前記駆動ディスクに外嵌可能な調心治具をワイパーピボットと同心的に取付け、ハッチパネルを閉動すると共に車体側のワイパーモーターユニットを、その駆動ディスクに調心治具が外嵌し得る位置に移動調整して、これら調心治具と駆動ディスクとを嵌合することにより、ワイパーピボットに対してモーター出力軸を調心してワイパーモーターユニットを固定することを特徴としている。
【0013】
請求項7の発明にあっては、請求項6に記載の調心治具はベースプレートと、その周縁に形成したフランジ部とで駆動ディスクに外嵌可能なキャップ状に形成され、ベースプレートには係合ピン挿通孔を設けてあると共にその背面に従動プレートへの係着手段を設けてあることを特徴としている。
【0014】
請求項8の発明にあっては、請求項7に記載の調心治具のフランジ部は、複数個の縦スリットを備えて径方向に弾性変形可能に構成してあることを特徴としている。
【0015】
請求項9の発明にあっては、請求項6〜8の何れか1つに記載のワイパーモーターユニットの取付用のブラケットを、車体に取付けた車体側ブラケットと、ワイパーモーターユニットに取付けられて前記車体側ブラケットに固定されるモーター側ブラケットとで構成し、これら両ブラケット間にワイパーピボットに対してワイパーモーターユニットのモーター出力軸を軸方向に整合するための取付調整手段を設けたことを特徴としている。
【0016】
請求項10の発明にあっては、請求項9に記載の取付調整手段が、車体側ブラケットとモーター側ブラケットとを複数ケ所で締結固定するボルト・ナットと、車体側ブラケット又はモーター側ブラケットの何れか一方にボルト外径よりも大径に形成されたボルト挿通孔とを含むことを特徴としている。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ワイパー停止位置ではワイパーピボットの従動プレートに延設したストッパ片がピボット軸受に設けたストッパ部に係合してワイパーピボットの回転停止位置が確定されるから、ハッチパネルの開閉時にワイパーアーム,ワイパーブレードが慣性力等によってワイパー停止位置からずれるのを確実に防止できて、品質感および信頼性を高めることができる。
また、ワイパーモーターユニットを車体に取付けるブラケットは、車体に取付けた車体側ブラケットと、ワイパーモーターユニットに取付けられて前記車体側ブラケットに固定されるモーター側ブラケットとからなっていて、それらの間に取付調整手段を備えているため、ワイパーピボットとワイパーモーターユニットの取付けに際してこの取付調整手段により、ハッチパネルに取付けたワイパーピボットに対してワイパーモーターユニットのモーター出力軸の軸心を容易に調整することができ、従って、該ワイパーピボットを取付基準にしてモーター側ブラケットの固定位置を決定すればよいから、ハッチパネルに対するワイパーピボットの取付位置調整および又は車体に対するワイパーモーターユニットの取付位置調整が不要となり、ワイパーピボットとモーター出力軸との軸心調整を容易に行えると共に、これらワイパーピボットおよびワイパーモーターユニットの取付作業性を一段と向上することができる。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、ワイパーモーターユニット側の駆動ディスクの係合孔または係合ピンと、ワイパーピボット側の従動プレートの係合ピンまたは係合孔とは、ワイパー停止位置でハッチパネルの回動面に平行な駆動ディスクの上下方向の直径線分上に設けてあって、該係合孔は前記ハッチパネルの回動面に平行な長孔に形成してあるため、これら係合孔と係合ピンとの間にはディスク回転方向の間隙がなく、従って、回転遊びを生じることがなくこれら駆動ディスクと従動プレートとの回転を同期させてワイパーピボットを適正に回転させることができる。
【0019】
また、取付誤差等によりハッチパネルの開閉による係合ピンの移動軌跡に上下方向のずれを生じていても、ハッチパネルの回動面に平行な方向で長い係合孔によってこのずれを許容できて、係合ピンと係合孔縁との干渉を確実に回避することができる。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1,2の発明の効果に加えて、ハッチパネルを開いている際に、万一、駆動ディスク,従動プレートが回転方向にずれて係合孔と係合ピンにディスク回転方向に位置ずれが生じていても、ハッチパネル閉時に係合ピン端が駆動ディスク面に弾接して衝接荷重を吸収できると共にハッチパネルの閉動に支障を来すことがなく、そして、ワイパー駆動時には駆動ディスクの回転により係合孔が係合ピン位置に至ると直ちに該係合ピンが係合孔に落ち込んで両者を自動的に係合させて、ワイパーピボットへの動力伝達を適正に行わせることができる。
【0022】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果に加えて、車体側ブラケット又はモーター側ブラケットの何れか一方のボルト挿通孔を固定用のボルトの外径よりも大径に形成することで、ボルト挿通孔に対するボルトの径方向の移動調整で容易に取付調整を行え、調整作業を容易に行えると共に、構造を簡単にすることができてコスト的に有利に得ることができる。
【0023】
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、ワイパーモーターユニットの振動を弾性マウント部材で減衰できるため、音振対策を徹底することができて品質感および信頼性を高めるこができる。
【0024】
請求項6に記載の発明の方法によれば、ワイパーピボットとワイパーモーターユニットの取付けに際しては、予めワイパーピボットをハッチパネルの所定位置に取付けて、その車室側に配置された従動プレートに調心治具をワイパーピボットと同心的に取付け、そして、ハッチパネルを閉動して車体側のワイパーモーターユニットの駆動ディスクをこの調心治具に嵌合させることによって、ワイパーピボットとモーター出力軸とが軸方向に整合するから、ワイパーピボットに対するモーター出力軸の調心作業が簡単で、ワイパーピボットを取付基準とするワイパーモーターユニットの取付作業を容易に行え、かつ、該ワイパーモーターユニットを適正位置に取付けることができる。
【0025】
請求項7に記載の発明によれば、請求項6の発明の効果に加えて、調心治具の構造を簡単にすることができ、しかも、そのベースプレートの係合ピン挿通孔を係合ピンに挿通係合することで、相互のガイド作用によって、該調心治具を従動プレートに適正に取付ける目安とすることができると共に、該ベースプレート背面の係着手段により従動プレートに簡単に係着固定できるので、調心治具の装着作業を容易に行うことができる。
【0026】
請求項8に記載の発明によれば、請求項7の発明の効果に加えて、調心治具はそのフランジ部が複数個の縦スリットにより径方向に弾性変形可能であるため、駆動ディスクへの嵌合をスムーズに行えると共に、該駆動ディスクへぴったりと外嵌させることができて調心精度を高めることができる。
【0027】
請求項9に記載の発明によれば、請求項6〜8の発明の効果に加えて、車体側ブラケットを車体に固定しておいて、取付調整手段によりモーター側ブラケットをこの車体側ブラケットに対して移動調整すればよいので、調心治具と駆動ディスクとの嵌合による調心作業をより一層容易に行うことができる。
【0028】
また、調心治具によりワイパーモーターユニットの調心位置を保持できるから、モーター側ブラケットを車体側ブラケットに容易に固定することができる。
【0029】
更に、ハッチパネルに対するワイパーピボットの取付位置調整はもとより、車体に対するワイパーモーターユニットの取付位置調整が不要となるため、これらワイパーピボットおよびワイパーモーターユニットの取付作業性を一段と向上することができる。
【0030】
請求項10に記載の発明によれば、請求項9の発明の効果に加えて、車体側ブラケット又はモーター側ブラケットの何れか一方のボルト挿通孔を固定用のボルトの外径よりも大径に形成することで、ボルト挿通孔に対するボルトの径方向の移動調整で容易に取付調整を行え、調整作業を容易に行えると共に、構造を簡単にすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
【0032】
図9において、車体1の後部開口部2に同じく車体1としてのバックドア本体3を開閉自在に装着してあり、該バックドア本体3の略上半部に設けた開口部4にハッチパネル5を開閉自在に装着してある。
【0033】
ハッチパネル5は前記バックドア本体3の開口部4の「他縁部」としての上縁部にヒンジ部材6により取付けて前後方向に開閉自在とされており、該ハッチパネル5の「一縁部」としての下縁部に「ワイパー装置」としてのリヤワイパー装置7のワイパーピボット8を取付けてある。
【0034】
具体的には図1〜4に示すように、ワイパーピボット8はハッチパネル5に設けたピボット取付孔5aに挿入固定したピボット軸受9に軸支され、該ワイパーピボット8の車外側の端部にワイパーブレード11を装着したワイパーアーム10を取付けてある。
【0035】
ピボット軸受9はピボット取付孔5aに嵌装したカラー12の外縁部に設けたフランジ12aと、該ピボット軸受9に設けたフランジ9aとでピボット取付孔5aの孔縁部を挾んだ状態で、該ピボット軸受9の車外側の端部に設けたねじ部13にワッシャー15を介してナット14を螺合して締結固定してある。
【0036】
ピボット軸受9のフランジ9aの取付面側にはシール材16を介装して、ピボット軸受9の取付部周りのシール性を確保してあり、また、前記ワッシャー15およびナット14はワイパーピボット8に挿通した樹脂製のキャップ17で隠蔽してある。
【0037】
このピボット軸受9の室内側に突出した端部に、後述するワイパーモーターユニット22側の駆動ディスク24に設けた係合孔25に係脱する係合ピン19を装着した従動プレート18を固設してある。
【0038】
係合ピン19はピンホルダ20に軸方向に可動的に取付けてあり、該ピンホルダ20内に配設したスプリング等の付勢手段21により突出方向に付勢してある。
【0039】
尚、係合孔25,係合ピン19は、それぞれ従動プレート18,駆動ディスク24側に設けても構わない。
【0040】
一方、バックドア本体3の下縁部には前記ワイパーピボット8と対応する部位に、該ワイパーピボット8を回転するワイパーモーターユニット22をブラケット26を介して取付けてある。
【0041】
このワイパーモーターユニット22のモーター出力軸23の端部には、ハッチパネル5を閉じた際に前記従動プレート18の係合ピン19が係合する係合孔25を設けた駆動ディスク24を固設してあり、これら係合ピン19と係合孔25との係合により、ワイパーモーターユニット22の駆動力を駆動ディスク24と従動プレート18とを介してワイパーピボット8に伝達して、該ワイパーピボット8を回転するようにしてある。
【0042】
前記係合ピン19と係合孔25は、ワイパー停止位置で、つまり、ワイパーブレード11がハッチパネル5の下縁とほぼ平行な格納位置で停止した位置で、駆動ディスク24の上下方向の直径線分O上に設けてあると共に、該係合孔25をこの直径線分O方向に縦長に形成してある。この直径線分Oは、ハッチパネル5の回動面(即ち、図1における紙面に相当する)に対して平行に設けられている。
【0043】
一方、ワイパーモーターユニット22の取付用のブラケット26は、左右側部と下側部に脚部26aを備えてこれら脚部26aを介してバックドア本体3の下縁部にボルト・ナット27により締結固定した「車体側ブラケット」としてのドア側ブラケット26Aと、ワイパーモーターユニット22に取付けられて前記ドア側ブラケット26Aに固定されるモーター側ブラケット26Bとで構成している。
【0044】
これらドア側ブラケット26Aとモーター側ブラケット26Bは下側中央部と上側部左右の3点でボルト28およびナット29により締結固定してある。
【0045】
また、これらドア側ブラケット26Aとモーター側ブラケット26Bとの間には、ワイパーピボット8に対してワイパーモーターユニット22のモーター出力軸23を軸方向に整合するための取付調整手段30を設けてある。
【0046】
前記ドア側ブラケット26Aとモーター側ブラケット26Bには、ボルト28,ナット29による締結のためのボルト挿通孔31,32が設けられているが、本実施形態ではドア側ブラケット26Aのボルト挿通孔31をボルト28の外径よりも大径に形成して該ボルト28を径方向に移動調整できるようにして、これら大径のボルト挿通孔31とボルト28およびナット29とにより前述の取付調整手段30を構成している。
【0047】
また、この大径のボルト挿通孔31にはゴム,合成樹脂等からなる環状の弾性マウント部材33を嵌着固定してあり、この弾性マウント部材33をリテーナプレート34とモーター側ブラケット26Bとの間に挾んでボルト28,ナット29により締結することによって、該弾性マウント部材33でモーター側ブラケット26Bをドア側ブラケット26Aに防振支持している。
【0048】
前記リテーナプレート34とモーター側ブラケット26Bとの間には、弾性マウント部材33の圧縮代を規定するためのカラー35を介装してある。
【0049】
弾性マウント部材33はその外周面中央部に環状溝33aを形成して、この環状溝33aをボルト挿通孔31の孔縁に係着して固定するようにしてあり、各ボルト挿通孔31には弾性マウント部材33の外径よりも大径のマウント部材脱着孔31aを連設して、このマウント部材脱着孔31aを利用して弾性マウント部材33をボルト挿通孔31の孔縁に容易に挿入,係着できるようにしてある。
【0050】
前述したピボット軸受9は、基本的には前記フランジ9aに側方に向けて延設したブラケット部9bを介して、そのボルト挿通孔9cの部分で図外のボルト・ナットによりハッチパネル5に締結固定されるが、本実施形態ではバックドア本体3の開口部4の下縁部に取付けた図外のハッチパネルロック機構と係脱するストライカ36をこのブラケット部9bに共締め固定するようにしている。
【0051】
そこで、前記ボルト挿通孔9cは横長に形成して、ストライカ36をハッチパネルロック機構に合わせて左右方向に取付位置を調整できるようにしてある。
【0052】
ここで、前記ピボット軸受9の側方に張り出したブラケット部9bには室内側に向けて回動規制用のストッパ部37を突設してある一方、前記従動プレート18の左右側縁にはこのストッパ部37に係合してワイパー停止位置を規制するストッパ片38Aと、ワイパー往動行程で該ストッパ部37に係合してワイパー往動位置を規制するストッパ片38Bとを左右対称に延設してある。
【0053】
前述のワイパーピボット8とワイパーモーターユニット22は次のようにして取付けられる。
【0054】
先ず、ワイパーピボット8は前記ピボット軸受9をそのブラケット部9bを介してハッチパネル5の所定位置に締結固定すると共に、フランジ9aとカラー12のフランジ12aとで該ハッチパネル5の取付孔5aの孔縁部を挾んだ状態でナット14により該孔縁部にしっかりと締結固定する。
【0055】
ワイパーモーターユニット22は予めドア側ブラケット26Aとモーター側ブラケット26Bとを、ボルト28,ナット29により仮組付けした状態で、該ドア側ブラケット26Aをバックドア本体3の所定位置にボルト・ナット27によりしっかりと締結固定する。
【0056】
そして、取付調整手段30によりドア側ブラケット26Aに対してモーター側ブラケット26Bを移動調整して、前記ワイパーピボット8に対してモーター出力軸23の軸心を整合して、前記ボルト28,ナット29によりモーター側ブラケット26Bをドア側ブラケット26Aに締結固定するが、このモーター出力軸23とワイパーピボット8との調心作業には図5〜8に示す調心治具40が用いられる。
【0057】
調心治具40は合成樹脂材で形成され、ベースプレート41とその周縁に形成したフランジ部42とによって、前記駆動ディスク24に外嵌可能なキャップ状に構成してある。
【0058】
ベースプレート41には係合ピン19が挿通係合する係合ピン挿通孔43と、中心位置に従動プレート18の下面側に若干突出したワイパーピボット8の端部を受容する逃し孔44とを設けてあると共に、該ベースプレート41の背面に従動プレート18およびストッパ片38A,38Bの各側縁に係着する係着手段としての各一対の係止フック45,46,47を備えている。
【0059】
また、調心治具40のフランジ部42は、複数個の縦スリット48を備えて径方向に弾性変形可能に構成してある。
【0060】
この調心治具40はハッチパネル5を開いた状態で、ワイパー停止位置にある従動プレート18に装着されるが、この装着に際して前記係合ピン挿通孔43に係合ピン19を挿通することで、相互のガイド作用によって従動プレート18に適正に取付ける目安とすることができ、これら係合ピン挿通孔43と係合ピン19とを係合した状態で従動プレート18に押し付けると、従動プレート18,ストッパ片38A,38Bが対応する各一対の係止フック45および46,47間をくぐり抜けて相互に係着し、係止フック45により横方向の位置決めが行われると共に係止フック46,47により縦方向の位置決めが行われて、調心治具40をワイパーピボット8に同心的に取付けることができる。
【0061】
このようにして調心治具40を従動プレート18に装着した後、ハッチパネル5を閉動すると共に、取付調整手段30によりモーター側ブラケット26Bを駆動ディスク24が調心治具40に嵌合し得る位置に移動調整し、そして、該調心治具40を該駆動ディスク24に外嵌する。
【0062】
この調心治具40と駆動ディスク24との嵌合により、モーター出力軸23が自動的にワイパーピボット8に軸方向に整合してワイパーモーターユニット22の取付位置が定まるから、この状態でボルト28.ナット29を本締結してモーター側ブラケット26Bをドア側ブラケット26Aに固定し、調心治具40を従動プレート18から取外すことによってワイパーモーターユニット22の調心および取付作業を終了する。
【0063】
以上の実施形態の構成によれば、ワイパー停止位置ではワイパーピボット8の従動プレート18に延設したストッパ片38Aが、ピボット軸受9に設けたストッパ部37に係合してワイパーピボット8の回転停止位置が確定されるから、ハッチパネル5の開閉時にワイパーアーム10,ワイパーブレード11が慣性力等によってワイパー停止位置からハッチパネル5の下縁部よりも下方へずれ下がるのを確実に防止できて、品質感および信頼性を高めることができる。
【0064】
ここで、本実施形態によればワイパーモーターユニット22側の駆動ディスク24の係合孔25と、ワイパーピボット8側の従動プレート18の係合ピン19とは、ワイパー停止位置で駆動ディスク24の直径線分O上に設けてあって、該係合孔25は前記直径線分O方向に長孔に形成してあるため、これら係合孔25と係合ピン19との間にはディスク回転方向の間隙がなく、従って、回転遊びを生じることがなくこれら駆動ディスク24と従動プレート18との回転を同期させてワイパーピボット8を適正に回転させて、ワイパーブレード11を所定の設定範囲で、つまり、ストッパ部37とストッパ片38A,38Bとの係合により規制された払拭範囲で適正に払拭作動させることができる。
【0065】
また、取付誤差等によりハッチパネル5の開閉による係合ピン19の移動軌跡に上下方向のずれが生じていても、前記長孔の係合孔25によってこのずれを許容できて、係合ピン19と係合孔25の孔縁との干渉を確実に回避することができる。
【0066】
また、ハッチパネル5を開いている際に、万一、駆動ディスク24又は従動プレート18を回転方向に動かして係合孔25と係合ピン19にディスク回転方向に位置ずれが生じた場合でも、該係合ピン19はその軸方向に可動的でかつスプリング21により突出方向に付勢されているので、ハッチパネル5の閉時にはこの係合ピン19の端部が駆動ディスク24面に弾接して衝接荷重を吸収すると共に該ハッチパネル5の閉動に支障を来すことがなく、そして、ワイパー駆動時には駆動ディスク24の回転により係合孔25が係合ピン19の位置に至ると直ちに該係合ピン19が係合孔25に落ち込んで両者を自動的に係合させて、ワイパーピボット8への動力伝達を適正に行わせることができる。
【0067】
前述のようにワイパーピボット8とワイパーモーターユニット22とが、ハッチパネル5側とバックドア本体3側とに分離して取付けられているため、それらの取付けに際しては、ワイパーピボット8とワイパーモーターユニット22のモーター出力軸23の軸心が整合するように取付調整する必要がある。
【0068】
一方、本実施形態ではワイパーモーターユニット22の取付用ブラケット26は、バックドア本体3の開口部4の下縁部に取付けたドア側ブラケット26Aと、ワイパーモーターユニット22に取付けられて前記ドア側ブラケット26Aに固定されるモーター側ブラケット26Bとで構成していて、それらの間に前記ワイパーピボット8に対してモーター出力軸23を軸方向に整合するための取付調整手段30を設けてあるため、ワイパーピボット8をハッチパネル5に取付けると共に、ブラケット26のドア側ブラケット26Aをバックドア本体3に取付けた後、この取付調整手段30によりドア側ブラケット26Aに対してモーター側ブラケット26Bを移動調整することによって、前記ワイパーピボット8に対してモーター出力軸23の軸心を容易に調整することができる。
【0069】
従って、該ワイパーピボット8を取付基準にしてモーター側ブラケット26Bの固定位置を決定すればよいから、ハッチパネル5に対するワイパーピボット8の取付位置調整および又はバックドア本体3に対するワイパーモーターユニット22の取付位置調整が不要となり、ワイパーピボット8とモーター出力軸23との軸心調整を容易に行えると共に、これらワイパーピボット8およびワイパーモーターユニット22の取付作業性を向上することができる。
【0070】
特に、ハッチパネル5に対するワイパーピボット8の取付位置は、ワイパーの払拭性能と大きく関わってくるため、ここでモーター出力軸23の軸心との位置調整を行うことは、ワイパー払拭性能を維持するためには極力避けるべきであることや、バックドア本体3に対するワイパーモーターユニット22の取付位置調整を行うとすると、ドア側ブラケット26Aの取付座面の向きがバックドア3の形状によって規制され、ワイパーピボット8と垂直な方向に位置調整可能な取付座面を確保することが困難であることを考えても、ドア側ブラケット26A,モーター側ブラケット26Bによる構成が、ワイパーピボット8およびワイパーモーターユニット22の取付作業性向上に有利な構成であることがわかる。
【0071】
特に、このワイパーピボット8とワイパーモーターユニット22の取付けに際しては調心治具40を用いて、予めハッチパネル5の所定位置に取付けたワイパーピボット8の車室側に配置された従動プレート18に、この調心治具40をワイパーピボット8と同心的に取付け、そして、ハッチパネル5を閉動して前述のようにモーター側ブラケット26Bを移動調整して駆動ディスク24をこの調心治具40に嵌合させることによって、ワイパーピボット8とモーター出力軸23とが軸方向に整合するから、前記ワイパーピボット8に対するモーター出力軸23の調心作業が簡単で、前記ワイパーピボット8を取付基準とするワイパーモーターユニット22の取付作業を容易に行え、かつ、該ワイパーモーターユニット22を適正位置に取付けることができる。
【0072】
この調心治具40は駆動ディスク24に外嵌可能なキャップ状に形成してあるため構造が簡単で取扱い易く、しかも、そのベースプレート41の係合ピン挿通孔43を従動プレート18の係合ピン19に挿通係合することで、相互のガイド作用によって該調心治具40を従動プレート18に適正に取付ける目安とすることができると共に、該ベースプレート41背面の係止フック45〜47によって従動プレート18に簡単に係着固定できるので、調心治具40の装着作業を容易に行うことができる。
【0073】
また、この調心治具40のフランジ部42は複数個の縦スリット48により径方向に弾性変形可能であるため、駆動ディスク24への嵌合をスムーズに行えると共に、該駆動ディスク24へぴったりと外嵌させることができて調心精度を高めることができる。
【0074】
一方、前述のドア側ブラケット26Aとモーター側ブラケット26Bとの間に設けた取付調整手段30は、これらドア側ブラケット26Aとモーター側ブラケット26Bとを締結固定するボルト28,ナット29と、ドア側ブラケット26Aに設けたボルト外径よりも大径のボルト挿通孔31とで構成していて、前記取付調整に際しては、前述のようにこれらボルト28,ナット29によりモーター側ブラケット26Bをドア側ブラケット26Aに仮組付けした状態で、前記ボルト挿通孔31の径内でボルト28をモーター側ブラケット26Bと一体に径方向にずらすことによって容易に取付調整を行え、調整作業を容易に行えると共に、構造を簡単にすることができてコスト的に有利に得ることができる。
【0075】
また、このドア側ブラケット26Aのボルト挿通孔31には環状の弾性マウント部材33を嵌着固定して、モーター側ブラケット26Bをドア側ブラケット26Aに防振支持してあるため、ワイパーモーターユニット22の振動を該弾性マウント部材33により減衰して音振対策を徹底することができ、よって、品質感および信頼性を高めることができる。
【0076】
なお、前記実施形態では取付調整のためのドア側ブラケット26Aのボルト挿通孔31を大径に形成しているが、逆にモーター側ブラケット26Bのボルト挿通孔32を大径に形成してもよく、また、弾性マウント部材33は該モーター側ブラケット26Bのボルト挿通孔32に嵌着固定するようにしてもよい。
【0077】
更に、前記実施形態ではワイパー装置7の取付性を向上するためブラケット26をドア側ブラケット26Aとモーター側ブラケット26Bとに分割して、それらの間に取付調整手段30を設けた好ましい例を示したが、このような分割タイプでないブラケット26を備えたワイパーモーターユニット22でも、調心治具40を用いることによって容易に調心作業を行えて、その取付性を改善することができる。
【0078】
更に、調心治具40は、ワイパーピボット8のハッチパネル5への取付後でなく、ワイパーピボット8の納入時に予め従動プレートに装着しておくこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図。
【図2】本発明の一実施形態のワイパーピボットとワイパーモーターユニットとの配置状態を斜め上方から見た斜視図。
【図3】図2の分解斜視図。
【図4】駆動ディスクの平面図。
【図5】駆動ディスクと調心治具および従動プレートとの関係を示す分解斜視図。
【図6】従動プレートに調心治具を装着した状態を示す斜視図。
【図7】図6の平面図。
【図8】従動プレートの斜視図。
【図9】本発明の対象とするバックドア型車の後部斜視図。
【符号の説明】
3 バックドア本体(車体)
4 開口部
5 ハッチパネル
7 ワイパー装置
8 ワイパーピボット
18 従動プレート
19 係合ピン
21 付勢手段
22 ワイパーモーターユニット
23 モーター出力軸
24 駆動ディスク
25 係合孔
26 ブラケット
26A ドア側ブラケット(車体側ブラケット)
26B モーター側ブラケット
28 ボルト(取付調整手段)
29 ナット(取付調整手段)
30 取付調整手段
31 ボルト挿通孔(取付調整手段)
33 弾性マウント部材
37 ストッパ部
38A ストッパ片
40 調心治具
41 ベースプレート
42 フランジ部
43 係合ピン挿通孔
45,46,47 係止フック(係着手段)
48 縦スリット
Claims (10)
- 車体に設けられた開口部の一縁部にブラケットを介してワイパーモーターユニットを取付けて、該ワイパーモーターユニットのモーター出力軸端に係合孔または係合ピンを有する駆動ディスクを固設する一方、前記開口部の他縁部にヒンジ部材により開閉自在に装着したハッチパネルにワイパーピボットを取付けると共に、該ワイパーピボットの室内側の端部に前記駆動ディスクの係合孔または係合ピンに係脱する係合ピンまたは係合孔を有する従動プレートを固設し、ハッチパネルを閉じて駆動ディスクと従動プレートに設けられた前記係合ピンと係合孔とを係合することにより、ワイパーモーターユニットの駆動力をワイパーピボットに伝達可能としたワイパー装置において、前記ワイパーモーターユニットの取付用のブラケットを、車体に取付けた車体側ブラケットと、ワイパーモーターユニットに取付けられて前記車体側ブラケットに固定されるモーター側ブラケットとで構成し、これら両ブラケット間に、ワイパーピボットに対してワイパーモーターユニットのモーター出力軸を軸方向に整合するための取付調整手段を設け、かつ、前記ワイパーピボットを軸支して室内側に突出したピボット軸受に、ピボット軸からオフセットした位置で室内側に向けて回動規制用のストッパ部を突設する一方、従動プレートに前記ストッパ部に係合して少くともワイパー停止位置を規制するストッパ片を延設したことを特徴とするワイパー装置。
- 係合孔と係合ピンとを、ワイパー停止位置でハッチパネルの回動面に平行な駆動ディスクの直径線分上に設けると共に、該係合孔を前記ハッチパネルの回動面に平行な長孔に形成したことを特徴とする請求項1に記載のワイパー装置。
- 係合ピンはその軸方向に可動的に装着してあると共に、付勢手段により突出方向に付勢したことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイパー装置。
- 取付調整手段が、車体側ブラケットとモーター側ブラケットとを複数ケ所で締結固定するボルト・ナットと、車体側ブラケット又はモーター側ブラケットの何れか一方にボルト外径よりも大径に形成されたボルト挿通孔とを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載のワイパー装置。
- 大径に形成したボルト挿通孔に、モーター側ブラケットを車体側ブラケットに防振支持する環状の弾性マウント部材を嵌着固定したことを特徴とする請求項4に記載のワイパー装置。
- 車体に設けられた開口部の一縁部にブラケットを介してワイパーモーターユニットを取付けて、該ワイパーモーターユニットのモーター出力軸端に係合孔または係合ピンを有する駆動ディスクを固設する一方、前記開口部の他縁部にヒンジ部材により開閉自在に装着したハッチパネルにワイパーピボットを取付けると共に、該ワイパーピボットの室内側の端部に前記駆動ディスクの係合孔または係合ピンに係脱する係合ピンまたは係合孔を有する従動プレートを固設し、ハッチパネルを閉じて駆動ディスクと従動プレートに設けられた前記係合ピンと係合孔とを係合することにより、ワイパーモーターユニットの駆動力をワイパーピボットに伝達可能としたワイパー装置の取付方法において、前記ワイパーピボットを予めハッチパネルに取付けて、その従動プレートに前記駆動ディスクに外嵌可能な調心治具をワイパーピボットと同心的に取付け、ハッチパネルを閉動すると共に車体側のワイパーモーターユニットを、その駆動ディスクに調心治具が外嵌し得る位置に移動調整して、これら調心治具と駆動ディスクとを嵌合することにより、ワイパーピボットに対してモーター出力軸を調心してワイパーモーターユニットを固定することを特徴とするワイパー装置の取付方法。
- 調心治具はベースプレートと、その周縁に形成したフランジ部とで駆動ディスクに外嵌可能なキャップ状に形成され、ベースプレートには係合ピン挿通孔を設けてあると共に背面に従動プレートへの係着手段を設けてあることを特徴とする請求項6に記載のワイパー装置の取付方法。
- 調心治具のフランジ部は、複数個の縦スリットを備えて径方向に弾性変形可能に構成してあることを特徴とする請求項7に記載のワイパー装置の取付方法。
- ワイパーモーターユニットの取付用のブラケットを、車体に取付けた車体側ブラケットと、ワイパーモーターユニットに取付けられて前記車体側ブラケットに固定されるモーター側ブラケットとで構成し、これら両ブラケット間に、ワイパーピボットに対してワイパーモーターユニットのモーター出力軸を軸方向に整合するための取付調整手段を設けたことを特徴とする請求項6〜8の何れか1つに記載のワイパー装置の取付方法。
- 取付調整手段が、車体側ブラケットとモーター側ブラケットとを複数ケ所で締結固定するボルト・ナットと、車体側ブラケット又はモーター側ブラケットの何れか一方にボルト外径よりも大径に形成されたボルト挿通孔とを含むことを特徴とする請求項9に記載のワイパー装置の取付方法。
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