JP3795115B2 - 3,5−ジメチルピラゾールで少なくとも部分封鎖されたポリイソシアネートの製造方法 - Google Patents
3,5−ジメチルピラゾールで少なくとも部分封鎖されたポリイソシアネートの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3795115B2 JP3795115B2 JP32357695A JP32357695A JP3795115B2 JP 3795115 B2 JP3795115 B2 JP 3795115B2 JP 32357695 A JP32357695 A JP 32357695A JP 32357695 A JP32357695 A JP 32357695A JP 3795115 B2 JP3795115 B2 JP 3795115B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyisocyanate
- dimethylpyrazole
- isocyanate groups
- organic
- equivalent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D251/00—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
- C07D251/02—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
- C07D251/12—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D251/26—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
- C07D251/30—Only oxygen atoms
- C07D251/34—Cyanuric or isocyanuric esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C265/00—Derivatives of isocyanic acid
- C07C265/14—Derivatives of isocyanic acid containing at least two isocyanate groups bound to the same carbon skeleton
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/70—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
- C08G18/72—Polyisocyanates or polyisothiocyanates
- C08G18/80—Masked polyisocyanates
- C08G18/8061—Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen
- C08G18/807—Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen with nitrogen containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/70—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
- C08G18/72—Polyisocyanates or polyisothiocyanates
- C08G18/80—Masked polyisocyanates
- C08G18/8061—Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen
- C08G18/807—Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen with nitrogen containing compounds
- C08G18/808—Monoamines
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アセチルアセトンとヒドラジン水和物とからその場で生成されたDMPを用いる3,5−ジメチルピラゾール(DMP)により少なくとも部分封鎖されたポリイソシアネートの新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
イソシアネートのための封鎖剤としてDMPを使用することは公知である(米国特許発明明細書第3,248,398号または欧州特許出願公開明細書第0,159,117号)。DMPで封鎖されたラッカーポリイソシアネートは高級の1−成分ポリウレタン塗料に架橋剤として使用することができる。たとえばブタノンオキシムのような他の封鎖剤に勝るDMPの利点は、相当に低いコーチングの熱黄変および比較的低い約130℃の焼付温度にある。
DMPはアセチルアセトンとヒドラジンとの縮合により調製され、100℃以上で溶融する固体である。この理由からDMPの大規模な工業的取扱いは、たとえば液体封鎖剤の使用よりも一層複雑である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、封鎖剤の別途の製造および固体としてこれを取扱う必要性が省略されるDMPで封鎖されたポリイソシアネートの新規な製造方法を提供することにある。
驚くことに、この課題は以下詳細に説明する本発明の方法により解決しうることが判明した。有機溶液における縮合反応によりアセチルアセトンとヒドラジン水和物との間で生成された粗生成物を、存在するDMPの分離なしに有機ポリイソシアネートの封鎖反応につき直接使用しうることが判明した。この粗生成物の使用は、このようにして得られる封鎖ポリイソシアネートの品質を認めうるほど阻害しない。本発明による方法の他の利点は、導入した出発物質に対する封鎖ポリイソシアネートの収率がほぼ定量的になる点である。これに反し、DMPの事前の分離およびその後の封鎖剤としての使用は回避しえない収率低下を不可避的にもたらす。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1反応段階にてアセチルアセトンとヒドラジン水和物との等モル混合物を縮合反応により水不混和性溶剤中にて導入水と生成水とを分離かつ除去しながら反応させて3,5−ジメチルピラゾールを含有する液体有機生成物を生成させると共に、第2反応段階にて前記液体有機生成物を固体としての3,5−ジメチルピラゾールの分離なしに適宜溶剤に溶解させた有機ポリイソシアネートと反応させてイソシアネート基を3,5−ジメチルピラゾールにより少なくとも部分封鎖することを特徴とする封鎖ポリイソシアネートの製造方法に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明による方法で封鎖すべきポリイソシアネートは、少なくとも2個の(シクロ)脂肪族もしくは芳香族結合したイソシアネート基を有する有機ポリイソシアネートから選択される。これらポリイソシアネートの例は2,4−および/または2,6−ジイソシアナトトルエン(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン(IPDI)、4,4′−ジイソシアナト−ジシクロヘキシルメタン(HMDI)および特にイソシアヌレート基、ウレタン基、アロファネート基、ビウレット基および/またはウレトジオン基を有すると共にこれらジイソシアネートから調製されるポリイソシアネートを包含する。上記ジ−および/またはポリ−イソシアネートから調製される高分子量NCOプレポリマーも本発明の方法に使用することができる。好適なジ−もしくはポリ−イソシアネートは168〜1000の分子量と15〜50重量%のNCO含有量とを有する。イソシアヌレート基を有するHDI、IPDIおよび/またはHMDIの誘導体が本発明の方法に使用するのに特に好適である。
【0006】
本発明による方法の第1段階は水不混和性溶剤におけるアセチルアセトン(ペンタン−1,3−ジオン)とヒドラジン(これは一般にヒドラジン一水塩として使用される)との間の縮合反応である。適する溶剤はトルエン、キシレン、酢酸2−メトキシプロピル、溶剤ナフサ100およびこれら溶剤の混液を包含する。縮合反応は一般に50〜150℃、好ましくは70〜110℃の温度で行われ、これら2種の出発成分のそれぞれ4〜7モル(好ましくは5〜6モル)を前記溶剤の1L当りに使用する。ヒドラジン水和物と共に導入された水と縮合反応に際し生成した水とを分離した後、発熱反応が完結する。
水を分離した後、有機溶液を本発明による方法の第2段階にて直接使用する。この段階にて2種の反応成分の一方(不活性溶剤たとえば酢酸メトキシプロピルに溶解されたポリイソシアネート、またはその場で生成した封鎖剤の上記溶液のいずれか)を先ず最初に導入し、次いで他方の成分を出発バッチに混入する。封鎖反応は一般に50〜110℃、好ましくは70〜90℃にて進行する。本発明による方法の第2段階で使用する反応成分の量は、0.3〜1.05モル(30〜105当量%)のDMPが未封鎖イソシアネート基の各1当量につき利用されるよう選択される。DMPを唯一の封鎖剤として存在させて封鎖ポリイソシアネートを製造する場合は、0.95〜1.05モル(95〜105当量%)のDMPをイソシアネート基の1当量当りに使用する。この場合、好ましくは1当量の封鎖剤を使用する。反応の経過はNCO含有量の低下により監視することができる。
【0007】
さらに本発明の方法は、同時封鎖ポリイソシアネート(すなわち種々異なる封鎖剤で封鎖されたイソシアネート基を有するポリイソシアネート)の製造にも極めて適している。この種の同時封鎖ポリイソシアネートを製造する際には、DMPの他に少なくとも1種の他の封鎖剤を使用する。他の適する封鎖剤はブタノンオキシム、1,2,4−トリアゾール、ジイソプロピルアミン、マロン酸ジエチルおよびアセト酢酸エチルを包含する。
本発明による方法を用いて同時封鎖ポリイソシアネートを製造するには、少なくとも0.3モル(30当量%)、好ましくは0.3〜0.9モル(30〜90当量%)、より好ましくは0.4〜0.5モル(40〜50当量%)のDMPを未封鎖ポリイソシアネートにおるイソシアネート基の1当量当りに使用する。
同時封鎖ポリイソシアネートは2種の実施形態のいずれかで製造することができる。第1の実施形態においては少なくとも1種の「他の」封鎖剤で既に部分封鎖されたイソシアネートを本発明による方法の第2段階で使用する。その場で予め生成させるDMPの量は、未封鎖イソシアネート基の各1当量につき0.95〜1.05モルのDMPが存在するよう計算される。これらおよび上記の比から見られるように、「他の」封鎖剤は出発ポリイソシアネートに最初に存在するイソシアネート基に対し75当量%までの量にて使用することができる。
【0008】
同時封鎖ポリイソシアネートを製造するための第2実施形態によれば、未封鎖の出発ポリイソシアネートと、存在する遊離イソシアネート基に対し1当量以下の量のDMPとを、本発明による封鎖反応につき使用する。DMPの量は遊離イソシアネート基の1当量につき少なくとも0.3モルである。出発ポリイソシアネートを部分封鎖した後、「他の」封鎖剤による封鎖は公知方法で行われる。「他の」封鎖剤の量も、残存する未封鎖イソシアネート基の1当量につき0.95〜1.05モルのこの封鎖剤が存在するよう計算される。
本発明による方法を用いて製造される封鎖ポリイソシアネートは、あらゆる耐熱性基体のための1−成分ポリウレタンラッカーを製造するのに有用な出発物質である。本発明による生成物に特に好適な反応相手は公知のポリヒドロキシル化合物、好ましくはヒドロキシル基を有するポリアクリレート樹脂である。
【0009】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに説明する。これら実施例にて%は全て重量%である。
【0010】
段階1:3,5−ジメチルピラゾール溶液の製造
アセチルアセトンと2種の溶剤とを最初に水分離器と還流凝縮器と滴下漏斗とが装着された撹拌装置に導入し、次いで70℃まで加熱した。ヒドラジン水和物をこの初期混合物に滴下して、反応混合物の温度を90〜100℃まで弱く還流させながら上昇させた。ヒドラジン水和物の添加が完了した後、混合物を絶えず還流するよう加熱した(底部温度120〜140℃)。約30分間の後、45mLの水が水分離器に集まった。透明かつほぼ無色の反応溶液を約70℃まで冷却し、さらに段階2にて処理した。
段階2:封鎖ポリイソシアネートの製造
1,6−ジイソシアナトヘキサンに基づく液体ポリイソシアネート(23℃における粘度:約3000mPa.s)を先ず最初に導入し、約70℃まで加熱し、次いで撹拌しながら段階1からの反応溶液と少しづつ合した。添加が完了した後、反応を100℃にてさらに1時間続けた。この時点でNCO含有量はIR分光分析により検出しえなかった。
封鎖ポリイソシアネートのほぼ無色の60%溶液が得られ、これは8.4%の封鎖NCO含有量と22℃にて225mPa.sの粘度とを有した。収率:ポリイソシアネートに対し100%。
【0011】
【表1】
【0012】
段階1:3,5−ジメチルピラゾール溶液の製造
アセチルアセトンとキシレンと70gの酢酸メトキシプロピルとを先ず最初に水分離器と還流凝縮器と滴下漏斗とが装着された撹拌装置に導入し、次いで70℃まで加熱した。ヒドラジン水和物をこの初期混合物に滴下して反応混合物の温度を90〜100℃まで弱く還流させながら上昇させた。ヒドラジン水和物を添加した後、混合物を絶えず還流するよう加熱した(底部温度120〜140℃)。約30分間の後、45mLの水が水分離器に集まった。透明かつほぼ無色の反応溶液を約70℃まで冷却し、段階2にてさらに処理した。
段階2:封鎖ポリイソシアネートの製造
IPDIに基づくポリイソシアネートと54gの酢酸メトキシプロピルとを先ず最初に導入し、次いで60℃まで加熱した。1,2,4−トリアゾールの白色結晶フレークをこの撹拌溶液に添加し、段階的に100〜105℃まで加熱し、ここで1,2,4−トリアゾールを溶解させた。この時点で顕著な発熱反応は検出しえなかった。100〜105℃にて30分間にわたり反応させた後、4.3%のNCO含有量が測定された(計算値4.2%)。この溶液を約70℃まで冷却し、約70℃における段階1からの3,5−ジメチルピラゾールの溶液を少しづつ添加した。温度を100℃まで上昇させ、反応をもはやNCO含有量がIR分光分析により検出しえなくなるまで(約1時間)続けた。
トリアゾールとジメチルピラゾールとの両者で同時封鎖されたポリイソシアネートの淡黄色溶液が黄変耐性の1−成分透明塗料に使用すべく得られた。この溶液の封鎖NCO含有量は7.7%(計算値)であり、固形物含有量は60%(計算値)であり、22℃における粘度は約8000mPa.sであった。収率:ポリイソシアネートに対し100%。
【0013】
以上、例示の目的で本発明を詳細に説明したが、この詳細は単に例示の目的に過ぎず、本発明の思想および範囲を逸脱することなく多くの改変をなしうることが当業者には了解されよう。 以下、本発明の実施態様を要約すれば次の通りである:
【0014】
1. 第1反応段階にてアセチルアセトンとヒドラジン水和物との等モル混合物を縮合反応により水不混和性溶剤中にて導入水と生成水とを分離かつ除去しながら反応させて3,5−ジメチルピラゾールを含有する液体有機生成物を生成させると共に、第2反応段階にて前記液体有機生成物を3,5−ジメチルピラゾールを固体として分離することなく適宜溶剤に溶解させた有機ポリイソシアネートと反応させてイソシアネート基を3,5−ジメチルピラゾールにより少なくとも部分封鎖することを特徴とする封鎖ポリイソシアネートの製造方法。
2. 第1反応段階にて生成された0.95〜1.05モルの3,5−ジメチルピラゾールを有機ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基の各当量につき使用する上記第1項に記載の方法。
3. 有機ポリイソシアネートが168〜1000の分子量と15〜50重量%のNCO含有量とを有する上記第1項に記載の方法。
4. 有機ポリイソシアネートが、イソシアヌレート基を有しかつ1,6−ジイソシアナトヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチル−シクロヘキサンおよび/または4,4′−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタンに基づくラッカーポリイソシアネートである上記第3項に記載の方法。
5. 有機ポリイソシアネートが168〜1000の分子量と15〜50重量%のNCO含有量とを有する上記第2項に記載の方法。
【0015】
6. 有機ポリイソシアネートが、イソシアヌレート基を有しかつ1,6−ジイソシアナトヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチル−シクロヘキサンおよび/または4,4′−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタンに基づくラッカーポリイソシアネートである上記第5項に記載の方法。
7. 有機ポリイソシアネートが未封鎖ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基の一部を3,5−ジメチルピラゾール以外の封鎖剤で封鎖することにより調製されたポリイソシアネートであり、ポリイソシアネートを封鎖すべく使用する封鎖剤の全量が未封鎖ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基に対し少なくとも95当量%であると共に、3,5−ジメチルピラゾールの量が未封鎖ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基に対し30〜90当量%のイソシアネート基を封鎖するのに充分である上記第1項に記載の方法。
8. 3,5−ジメチルピラゾールの量が未封鎖ポリイソシアネートのイソシアネート基に対し40〜50当量%のイソシアネート基を封鎖するのに充分である上記第7項に記載の方法。
9. 他の封鎖剤がブタノンオキシム、1,2,4−トリアゾール、ジイソプロピルアミン、マロン酸ジエチルまたはアセト酢酸エチルからなる上記第7項に記載の方法。
【0016】
10. 有機ポリイソシアネートが168〜1000の分子量と15〜50重量%のNCO含有量とを有する上記第7項に記載の方法。
11. 有機ポリイソシアネートが、イソシアヌレート基を有しかつ1,6−ジイソシアナトヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチル−シクロヘキサンおよび/または4,4′−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタンに基づくラッカーポリイソシアネートである上記第10項に記載の方法。
12. 有機ポリイソシアネートが168〜1000の分子量と15〜50重量%のNCO含有量とを有する上記第9項に記載の方法。
13. 有機ポリイソシアネートが、イソシアヌレート基を有しかつ1,6−ジイソシアナトヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチル−シクロヘキサンおよび/または4,4′−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタンに基づくラッカーポリイソシアネートである上記第12項に記載の方法。
14. ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基の30〜90当量%を3,5−ジメチルピラゾールを含有する液体有機生成物と3,5−ジメチルピラゾールを固体として分離せずに反応させ、次いで得られた部分封鎖ポリイソシアネートを残存する未封鎖イソシアネート基の少なくとも95当量%を封鎖するのに充分な量の他の封鎖剤と反応させる上記第1項に記載の方法。
【0017】
15. ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基の40〜50当量%を、3,5−ジメチルピラゾールを固体として分離することなく3,5−ジメチルピラゾールを含有する液体有機生成物と反応させる上記第14項に記載の方法。
16. 他の封鎖剤がブタノンオキシム、1,2,4−トリアゾール、ジイソプロピルアミン、マロン酸ジエチルまたはアセト酢酸エチルからなる上記第14項に記載の方法。
17. 有機ポリイソシアネートが168〜1000の分子量と15〜50重量%のNCO含有量とを有する上記第14項に記載の方法。
18. 有機ポリイソシアネートが、イソシアヌレート基を有しかつ1,6−ジイソシアナトヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチル−シクロヘキサンおよび/または4,4′−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタンに基づくラッカーポリイソシアネートである上記第17項に記載の方法。
19. 有機ポリイソシアネートが168〜1000の分子量と15〜50重量%のNCO含有量とを有する上記第16項に記載の方法。
20. 有機ポリイソシアネートが、イソシアヌレート基を有しかつ1,6−ジイソシアナトヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチル−シクロヘキサンおよび/または4,4′−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタンに基づくラッカーポリイソシアネートである上記第19項に記載の方法。
Claims (5)
- 第1反応段階にてアセチルアセトンとヒドラジン水和物との等モル混合物を縮合反応により水不混和性溶剤中にて導入水と生成水とを分離かつ除去しながら反応させて3,5−ジメチルピラゾールを含有する液体有機生成物を生成させると共に、第2反応段階にて前記液体有機生成物を3,5−ジメチルピラゾールを固体として分離することなく適宜溶剤に溶解させた有機ポリイソシアネートと反応させてイソシアネート基を3,5−ジメチルピラゾールにより少なくとも部分封鎖することを特徴とする封鎖ポリイソシアネートの製造方法。
- 第1反応段階にて生成された0.95〜1.05モルの3,5−ジメチルピラゾールを有機ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基の各当量につき使用する請求項1に記載の方法。
- 有機ポリイソシアネートが168〜1000の分子量と15〜50重量%のNCO含有量とを有する請求項1に記載の方法。
- 有機ポリイソシアネートが未封鎖ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基の一部を3,5−ジメチルピラゾール以外の封鎖剤で封鎖することにより調製されたポリイソシアネートであり、ポリイソシアネートを封鎖すべく使用する封鎖剤の全量が未封鎖ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基に対し少なくとも95当量%であると共に、3,5−ジメチルピラゾールの量が未封鎖ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基に対し30〜90当量%のイソシアネート基を封鎖するのに充分である請求項1に記載の方法。
- ポリイソシアネートにおけるイソシアネート基の30〜90当量%を3,5−ジメチルピラゾールを含有する液体有機生成物と3,5−ジメチルピラゾールを固体として分離せずに反応させ、次いで得られた部分封鎖ポリイソシアネートを残存する未封鎖イソシアネート基の少なくとも95当量%を封鎖するのに充分な量の他の封鎖剤と反応させる請求項1に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4441418A DE4441418A1 (de) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | Verfahren zur Herstellung von 3,5-Dimethylpyrazol-blockierten Polyisocyanaten |
DE4441418.8 | 1994-11-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08225509A JPH08225509A (ja) | 1996-09-03 |
JP3795115B2 true JP3795115B2 (ja) | 2006-07-12 |
Family
ID=6533779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32357695A Expired - Fee Related JP3795115B2 (ja) | 1994-11-22 | 1995-11-20 | 3,5−ジメチルピラゾールで少なくとも部分封鎖されたポリイソシアネートの製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0713871B1 (ja) |
JP (1) | JP3795115B2 (ja) |
KR (1) | KR960017624A (ja) |
BR (1) | BR9505242A (ja) |
CA (1) | CA2163169C (ja) |
DE (2) | DE4441418A1 (ja) |
ES (1) | ES2123196T3 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10022036A1 (de) * | 2000-05-05 | 2001-11-08 | Bayer Ag | Dimethylpyrazol-blockierte Isocyanatgemische |
FR2826366B1 (fr) * | 2001-06-25 | 2005-03-11 | Rhodia Chimie Sa | Preparation d'isocyanates masques, notamment de polyisocyanates masques |
JP4433661B2 (ja) | 2002-08-08 | 2010-03-17 | 関西ペイント株式会社 | 淡彩色系水性中塗り塗料 |
DE10325094B4 (de) | 2003-06-03 | 2006-02-16 | Rudolf Gmbh & Co. Kg Chemische Fabrik | Zubereitungen für die öl- und wasserabweisende Ausrüstung von Flächengebilden und deren Anwendung |
DE10328993A1 (de) | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Bayer Materialscience Ag | Blockierte Polyisocyanate |
JP2005225907A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Kansai Paint Co Ltd | 塗料組成物及び塗膜形成方法 |
JP2005298591A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Kansai Paint Co Ltd | 水性塗料組成物及び塗膜形成方法 |
DE102004046308A1 (de) * | 2004-09-24 | 2006-03-30 | Bayer Materialscience Ag | Neues Verfahren zur Herstellung von 3,5-Dimethylpyrazol-blockierten Polysocyanaten |
EP1812402B1 (en) * | 2004-10-29 | 2013-07-17 | Showa Denko K.K. | Process for producing blocked isocyanate compound |
EP1976898B1 (de) * | 2006-01-13 | 2019-03-13 | Basf Se | Isocyanathaltige zubereitungen |
DE102007020790B4 (de) | 2007-05-03 | 2009-10-01 | Rudolf Gmbh & Co. Kg Chemische Fabrik | Fluorkohlenstoffpolymer-freie Zubereitungen auf Basis von Wasser und/oder organischen Lösemitteln und deren Anwendung als Appretur auf Flächengebilden sowie danach erhaltene textile Substrate |
KR102540646B1 (ko) | 2015-03-16 | 2023-06-08 | 코베스트로 도이칠란트 아게 | 1,5-펜타메틸렌 디이소시아네이트를 기재로 하는 폴리이소시아네이트 조성물 |
WO2017107064A1 (en) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | Covestro Deutschland Ag | Low-solvent coating systems for textiles |
DE102016212443A1 (de) | 2016-07-07 | 2018-01-11 | Rudolf Gmbh | Zubereitungen als Hydrophobierungsmittel |
JP6484268B2 (ja) * | 2017-03-09 | 2019-03-13 | 三洋化成工業株式会社 | ブロックイソシアネートの製造方法 |
CN109627422B (zh) * | 2018-11-19 | 2021-04-20 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种丁酮肟封闭多异氰酸酯的制备方法 |
EP3660066A1 (de) | 2018-11-28 | 2020-06-03 | Covestro Deutschland AG | Polyisocyanatzusammensetzung auf basis von pentamethylendiisocyanat für beschichtungen |
EP4050058A1 (de) | 2021-02-26 | 2022-08-31 | Rudolf GmbH | Effektpermanentes hydrophobierungsmittel |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3248398A (en) | 1961-01-05 | 1966-04-26 | Bayer Ag | Substituted ureas |
GB8405320D0 (en) | 1984-02-29 | 1984-04-04 | Baxenden Chem | Blocked isocyanates |
EP0500495A3 (en) * | 1991-02-21 | 1993-04-07 | Ciba-Geigy Ag | Thermosetting composition |
-
1994
- 1994-11-22 DE DE4441418A patent/DE4441418A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-11-09 ES ES95117656T patent/ES2123196T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-09 EP EP95117656A patent/EP0713871B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-09 DE DE59503847T patent/DE59503847D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-17 CA CA002163169A patent/CA2163169C/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-11-20 JP JP32357695A patent/JP3795115B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-11-21 BR BR9505242A patent/BR9505242A/pt not_active IP Right Cessation
- 1995-11-21 KR KR1019950042439A patent/KR960017624A/ko active Search and Examination
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2123196T3 (es) | 1999-01-01 |
DE59503847D1 (de) | 1998-11-12 |
BR9505242A (pt) | 1997-09-16 |
KR960017624A (ko) | 1996-06-17 |
EP0713871A1 (de) | 1996-05-29 |
CA2163169C (en) | 2006-10-03 |
CA2163169A1 (en) | 1996-05-23 |
DE4441418A1 (de) | 1996-05-23 |
EP0713871B1 (de) | 1998-10-07 |
JPH08225509A (ja) | 1996-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3795115B2 (ja) | 3,5−ジメチルピラゾールで少なくとも部分封鎖されたポリイソシアネートの製造方法 | |
US6416686B2 (en) | Polyisocyanates | |
US5641851A (en) | Preparation of biuret-containing polyisocyanates | |
JP3781432B2 (ja) | 高官能化ポリウレタン | |
US5672736A (en) | Polyisocyanates containing allophanate groups | |
US4888442A (en) | Reduction of free monomer in isocyanate adducts | |
JPH02258771A (ja) | イソシアヌレート基含有ポリイソシアネートの製造方法 | |
JP3103630B2 (ja) | ウレットジオン基及び/又はイソシアヌレート基を含有するポリイソシアネート並びにそれらの製造方法 | |
JP4156693B2 (ja) | 安定化された封鎖イソシアネートおよびポリウレタン焼付用ラッカーにおけるその使用 | |
JPH0637474B2 (ja) | ウレトジオン基含有化合物の製造方法 | |
US5523377A (en) | Blocked polyisocyanates | |
CA1328137C (en) | Process for the production of polyisocyanate mixtures containing uretdione and isocyanurate groups | |
US5621063A (en) | Blocked polyisocyanates and a process for their preparation | |
CA2148987A1 (en) | Polyisocyanates blocked with a mixture of blocking agents | |
JPH1077327A (ja) | 3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾールで封鎖されたポリイソシアネート | |
US20060116501A1 (en) | Polyisocyanates blocked with sterically hindered phenols | |
EP0105242B1 (en) | Reduction of free monomer in isocyanate adducts | |
MXPA97006250A (en) | Low viscosity polyisocianates prepared from triisocianatos monomeri | |
JPH1087782A (ja) | モノマートリイソシアネートから作成される低粘度ポリイソシアネート | |
JPS6229426B2 (ja) | ||
MXPA01005087A (es) | Procedimiento para la preparacion de poiisocianatos con estructura biuret. | |
EP1640395B1 (de) | Neues Verfahren zur Herstellung von 3,5-Dimethylpyrazol-blockierten Polyisocyanaten | |
JP2840112B2 (ja) | ジイソシアナートおよびその製造方法 | |
JP2960367B2 (ja) | ポリイソシアナト−イソシアヌレート及びその製造方法 | |
JPH11335344A (ja) | 熱安定性の優れた有機イソシアネートの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060412 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140421 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |