JP3794539B2 - 光ファイバテープ化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信や光情報処理に用いられる光素子、光部品、光ボード等を接続する光配線板上の複数の光ファイバ、あるいは光素子から突き出された複数の光ファイバを扁平状にテープ化する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数本の光ファイバをテープ化する技術として、特許第1860808や特開平5−232362号公報等が開示されているが、これは長尺の光ファイバを工業的に量産化する技術であった。すなわち、従来の光ファイバテープ化装置では供給側ボビンと巻取側ボビンとの間に複数の光ファイバを整列する部分、紫外線硬化樹脂を塗布する部分およびその樹脂を硬化する部分を持つ治具(以下、「テープ化治具」と称する)を設置し、巻取ボビンの巻き取る力を用いて、光ファイバに適当な張力を与えてその光ファイバを移動させ、連続テープ化を実現している。また、長尺の光ファイバをテープ化するため、テープ化治具の部分は、紫外線硬化樹脂の塗布や、紫外線の照射が効率的に行われるように、一旦光ファイバをセットすると密閉型なるようにし、容易に開閉はできない構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光部品の入出力部では短い光ファイバのピグテイルを引き出すことが多く、このためこの部分を多心コネクタや多心一括接続に適応することを考慮してテープ化することが要請されてきており、短尺の光ファイバを専用にテープ化する手法の開発が要請されている。
【0004】
ところが、上記した従来のテープ化装置では、テープ化する光ファイバ素線の供給側もテープ化したものを巻き取る側もボビンを採用しており、テープ化するために必要な光ファイバの長さは、少なくとも両ボビンの間隔以上は必要となり、短尺な光ファイバのテープ化は不可能であった。
【0005】
また、ボビンを用いた光ファイバの移動方法や張力を付与する方法も、短尺の光ファイバには長さに余裕がなくて適用できず、短尺の光ファイバに張力を付与しながら、テープ化治具の中を長手方向に沿ってその光ファイバを移動させることが要請されている。
【0006】
さらに、光ファイバが短尺でかつファイバ同士が絡み合っている場合では、テープ化したファイバの配列に誤謬がないようにするため、各光ファイバを確実に一旦分離して、テープ化する前に所定の位置に整列させることが重要である。
【0007】
さらに、短尺の光ファイバを多数のテープ束に一括テープ化する必要がある場合、簡単にテープ化治具にセットでき、紫外線硬化樹脂の塗布が確実に行われ、紫外線照射光が漏れず、かつ紫外線硬化性を高めるための不活性ガスによる酸素パージが効率的に行われることが求められている。
【0008】
なお、短尺の光ファイバをテープ化する装置が光ファイバリボナイザ古河電工製で市販されているが、手動の装置であり、工業的量産化に使用するには向いていない。
【0009】
また、光配線板においては、その光配線板から突き出した多数のファイバを比較的短い間隔でテープ化する必要があるが、この場合、個々にテープ化することは隣接するテープ化ファイバおよびテープ化前のファイバとの間隔が狭いため、テープ化治具にセットすることが非常に困難である。従って、狭い間隔で複数テープ束の一括テープ化を行うには、専用の装置が必要となる。
【0010】
さらに、光配線板あるいは光素子のピグテイル等のように片端が固定されている光ファイバの場合は、テープ化治具の紫外線硬化樹脂塗布部と紫外線硬化樹脂硬化部の間隔により紫外線硬化樹脂が塗布できずにテープ化されない部分ができる。この部分は固定されている光ファイバの根元部であり、光ファイバへ応力が加わった場合、応力が集中し易い場所となるため、根元部を補強するテープ化は重要である。
【0011】
本発明の課題は、上記したような各種の問題を解決した光ファイバテープ化装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1にかかる発明は、複数本の光ファイバを並列に配置し、該複数本の光ファイバの周りに樹脂を塗布して硬化させテープ状に形成する光ファイバテープ化装置において、複数本の光ファイバを並列に整列するファイバ整列手段と、該ファイバ整列手段で整列された複数本の光ファイバに樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、該樹脂塗布手段で光ファイバに塗布された樹脂を硬化させる樹脂硬化手段とを光ファイバ挿通方向に一列に並べて配置し、且つ、前記ファイバ整列手段、前記樹脂塗布手段および前記樹脂硬化手段を一体的に前記ファイバ整列手段の方向に移動させる第1移動手段を設け、且つ、前記樹脂硬化手段は、樹脂硬化用の紫外線を照射する石英ファイバライトガイドを具備し、且つ前記ファイバ整列手段は、光ファイバを周面の円周方向に沿って細密に整列するピッチから次第に拡がったピッチになるように該周面の円周方向に沿って複数の案内溝が刻み込まれ、該複数の案内溝が作る形がV字形状で構成されるドラムからなるよう構成した。
請求項2にかかる発明は、複数本の光ファイバを並列に配置し、該複数本の光ファイバの周りに樹脂を塗布して硬化させテープ状に形成する光ファイバテープ化装置において、複数本の光ファイバを並列に整列するファイバ整列手段と、該ファイバ整列手段で整列された複数本の光ファイバに樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、該樹脂塗布手段で光ファイバに塗布された樹脂を硬化させる樹脂硬化手段とを光ファイバ挿通方向に一列に並べて固定配置し、且つ、前記樹脂硬化手段から出てくる光ファイバを引き出す第2移動手段を設け、且つ、前記樹脂硬化手段は、樹脂硬化用の紫外線を照射する石英ファイバライトガイドを具備し、且つ、前記ファイバ整列手段は、光ファイバを周面の円周方向に沿って細密に整列するピッチから次第に拡がったピッチになるように該周面の円周方向に沿って複数の案内溝が刻み込まれ、該複数の案内溝が作る形がV字形状で構成されるドラムからなるよう構成した。
請求項3にかかる発明は、複数本の光ファイバを並列に配置し、該複数本の光ファイバの周りに樹脂を塗布して硬化させテープ状に形成する光ファイバテープ化装置において、複数本の光ファイバを並列に整列するファイバ整列手段と、該ファイバ整列手段で整列された複数本の光ファイバに樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、該樹脂塗布手段で光ファイバに塗布された樹脂を硬化させる樹脂硬化手段とを光ファイバ挿通方向に一列に並べて配置し、且つ、前記ファイバ整列手段、前記樹脂塗布手段および前記樹脂硬化手段を一体的に前記ファイバ整列手段の方向に移動させる第1移動手段を設け、且つ、前記樹脂硬化手段は、樹脂硬化用の紫外線を照射する石英ファイバライトガイドを具備し、且つ、前記樹脂塗布手段は、樹脂槽と、該樹脂槽の前後において複数の光ファイバを整列状態でガイドする第1,第2ガイド溝と、該第1,第2ガイド溝内に整列した光ファイバを押さえ付ける第1,第2押さえ板と、整列した光ファイバを前記樹脂槽内に押し込むコブ付き押さえ板とを具備するよう構成した。
請求項4にかかる発明は、複数本の光ファイバを並列に配置し、該複数本の光ファイバの周りに樹脂を塗布して硬化させテープ状に形成する光ファイバテープ化装置において、複数本の光ファイバを並列に整列するファイバ整列手段と、該ファイバ整列手段で整列された複数本の光ファイバに樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、該樹脂塗布手段で光ファイバに塗布された樹脂を硬化させる樹脂硬化手段とを光ファイバ挿通方向に一列に並べて固定配置し、且つ、前記樹脂硬化手段から出てくる光ファイバを引き出す第2移動手段を設け、且つ、前記樹脂硬化手段は、樹脂硬化用の紫外線を照射する石英ファイバライトガイドを具備し、且つ、前記樹脂塗布手段は、樹脂槽と、該樹脂槽の前後において複数の光ファイバを整列状態でガイドする第1,第2ガイド溝と、該第1,第2ガイド溝内に整列した光ファイバを押さえ付ける第1,第2押さえ板と、整列した光ファイバを前記樹脂槽内に押し込むコブ付き押さえ板とを具備するよう構成した。
請求項5にかかる発明は、請求項1又は3のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、前記第1移動手段は、前記光ファイバの長手方向に直線移動する直動ステージであるよう構成した。
請求項6にかかる発明は、請求項2又は4のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、前記第2移動手段は、前記光ファイバを長手方向に直線移動する直動ステージ、前記光ファイバを上下から挟持し回転して移動させる一対の回転ローラ、又は前記光ファイバを保持して移動するベルトコンベアであるよう構成した。
請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、光ファイバ挿通方向に一列に並ぶ前記ファイバ整列手段、前記樹脂塗布手段および前記樹脂硬化手段を、各々複数束の光ファイバを個別に挿通させるよう形成し、複数束の光ファイバを個別に一括してテープ化するよう構成した。
請求項8にかかる発明は、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、前記ファイバ整列手段は、複数の光ファイバを個別にガイドする切れ目溝を有する櫛からなるよう構成した。
請求項9にかかる発明は、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、前記ファイバ整列手段は、光ファイバ1本分のギャップをもち複数本の光ファイバを並べて挿通可能な整列スリットと該スリット内を摺動するスペーサからなるよう構成した。
請求項10にかかる発明は、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、前記ファイバ整列手段は、光ファイバを平面に沿って細密に整列するピッチから次第に拡がったピッチになるように該平面に刻み込んだ案内溝を持つプレートからなるよう構成した。
請求項11にかかる発明は、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、前記ファイバ整列手段、前記樹脂塗布手段および前記樹脂硬化手段における光ファイバが接する部分の全部又は一部を、光ファイバの被覆材の摩擦係数より小さい摩擦係数の材質で構成した。
請求項12にかかる発明は、請求項3又は4に記載の光ファイバテープ化装置において、前記第1,第2押さえ板は起倒自在な起倒式でなり、倒れて光ファイバを押さえ付けた状態が磁力で保持されるよう構成した。
請求項13にかかる発明は、請求項3又は4に記載の光ファイバテープ化装置において、前記第1,第2押さえ板は、前記第1,第2ガイド溝の上を前記光ファイバの交差方向にスライドして光ファイバを押さえるよう構成した。
請求項14にかかる発明は、請求項3又は4に記載の光ファイバテープ化装置において、前記コブ付き押さえ板は、起倒自在な起倒式でなり、光ファイバを前記樹脂槽内に押さえ付ける面に突起を有し、該押さえ付けたとき該突起が前記第1,第2ガイド溝の底面より深い位置になるよう構成した。
【0027】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図1に本発明の第1の実施形態のテープ化装置の斜視図を示す。40は移動部(移動手段)であって、モーター41によってスクリューシャフト42を回転させて移動テーブル43を水平に保ちながら直線的にスライドする直動ステージ44を有する。なお、直動ステージ44は移動テーブル43と固定テーブル45から成る。
【0028】
移動テーブル43には、個々の光ファイバ1を1本づつ整列するファイバ整列部(ファイバ整列手段)10、整列させた光ファイバ2に紫外線硬化樹脂を塗布する樹脂塗布部(樹脂塗布手段)20、整列光ファイバ2に塗布した紫外線硬化樹脂を硬化させる樹脂硬化部(樹脂硬化手段)30が光ファイバ挿通方向に沿って一列に配置・固定されている。
【0029】
前記したファイバ整列部10は、切れ目溝11aを有し個々の光ファイバ1の導入側に設けられた櫛11を具備している。
【0030】
樹脂塗布部20は、紫外線硬化樹脂を貯蔵した樹脂槽21、その樹脂槽21の前後で整列光ファイバ2をガイドするガイド溝22,23、ガイド溝22内の光ファイバを上から押さえる押さえ板24、ガイド溝23内の整列光ファイバ2を上から押さえる押さえ板25、および樹脂槽21内に整列光ファイバ2を押し込む突起26aを有するコブ付き押さえ板26を有する。このように、樹脂塗布部20は密閉構造でなく、開放構造である。
【0031】
押さえ板24,25,26は倒れた際にマグネットの磁力で樹脂塗布部20の本体27側にクランプされるようになっている。また、ガイド溝22は、光ファイバ1を最密に整列させることのできる幅と深さに形成され、ガイド溝23は、テープ化の厚み分を考慮して幅も探さもガイド溝22のそれより大きく形成されている。
【0032】
以上の櫛11、ガイド溝22,23、押さえ板24,25,26、および樹脂槽21にはその材質に、光ファイバ被覆材の摩擦係数よりも小さな摩擦係数の材質、例えばテフロン(ヂュポン商品名)を使用し、光ファイバ1,2への損傷をなくすと共に作業後の樹脂の清掃を容易にしている。
【0033】
図2は樹脂槽21の詳細に示す図であり、同図の(b)に示すように、その底面に樹脂注入孔21aが、内側面に過剰樹脂流出孔21bが各々設けられ、樹脂槽21内に紫外線硬化樹脂が常時一定量だけ満たされ、過剰分は回収されるようになっている。
【0034】
樹脂硬化部30は樹脂の塗布済みの整列光ファイバ2を上下から非接触で挟むように設けられるが、図1では上側の部分のみ示している。図3(a)はこの樹脂硬化部30を示す図である。31は円筒形状の紫外線照射チャンバであり、その開放した片側に石英ファイバライトガイド32を差し込んで同軸に固定し、両者の空隙に通じるガス導入管33を設けたものである。この紫外線照射チャンバ31は上側と下側を同じ部品で構成し、下側は移動テーブル43に貫通孔を空けねじ止め等で固着したのに対し、上側は移動テーブル43に対して着脱できるようにピン34aを付けたアダプタ34を介して取り付けた。このアダプタ34には、図3の(b)に示すように、整列光ファイバ2は通過させるが紫外線を樹脂硬化部20の方向には照射しないよう遮蔽溝34bを設け、また、光配線板(図示せず)から伸びる光ファイバをその光配線板側の根元からテープ化できるように、反対側にはざぐり34c設けた。34dは紫外線照射チャンバ31の挿通用の孔である。なお、上側の紫外線照射チャンバ31はアダプタ34と一体化してもよい。
【0035】
さて、個々の光ファイバ1を導入して整列光ファイバ2を形成し、テープ化光ファイバ3として取り出すには、次のように操作する。
【0036】
まず、上側の紫外線照射チャンバ31を取り外し、押さえ板24,25,26を起こしておく。そして、テープ化する光ファイバの片端(図1の左側)を固定テーブル45の上面に整列して保持し、他端を引っ張りながら櫛11の切れ目溝11a内に1本ずつ配列し、樹脂塗布部20に位置する整列光ファイバ2の配列を蜜にしながら、樹脂槽21の前後のガイド溝22、23内に上から押し付けて挿入し、押さえ板24、25をそれらの上に倒して整列光ファイバ2を押さえ付ける。
【0037】
また、樹脂槽21には予めテープ化のための紫外線硬化樹脂を満たしておき、押さえ板26を倒すことによってその突起26aにより整列光ファイバ2を押し曲げながら樹脂に漬ける。このとき、樹脂槽21内の整列光ファイバ2は突起26aでガイド溝22,23の底面より深い位置まで折り曲げられしごかれるので、個々の光ファイバの相互間までも樹脂が浸透する。押さえ板24,25,26は倒すとマグネットの力でクランプされ、テープ化時の光ファイバの摺動に対しても外れることはない。
【0038】
次に、外しておいた上側の紫外線照射チャンバ31を取り付け、上下両方のガス導入管33から不活性ガスを流入し上下の紫外線照射チャンバ31内を不活性ガスで満たす。この樹脂硬化部30では、他端から紫外線光源を入射した石英ファイバライトガイド32の先端が紫外線照射チャンバ31内で整列光ファイバ2の近傍に上下から臨むようになる。
【0039】
以上において、移動テーブル43を図1において矢印A方向にスライドさせながら紫外線照射を継続すると、樹脂塗布部部20で塗布された樹脂が樹脂硬化部30で硬化し、櫛11で絡まりが除かれがら導入される複数本の光ファイバ1が連続的にテープ化され、テープ化光ファイバ3として送り出される。
【0040】
このように本実施形態のテープ化装置では、ボビンを用いないので短尺の光ファイバであってもテープ化することが可能となる。また、光ファイバへの張力付与部として個々の光ファイバを整列させる櫛11を利用しているので、樹脂塗布部20や樹脂硬化部30の部分において光ファイバ同士の絡まりや交差により光ファイバ配列が狂うことが防止される。
【0041】
また、樹脂塗布部20では、押さえ板24,25,26を起こすことにより整列光ファイバ2を樹脂槽21やガイド溝22,23の部分に簡単にセットできるので、一体化構造(ダイスとニップル)の樹脂塗布部での光ファイバ挿通にくらべてその操作が簡単である。また、この樹脂塗布部20の樹脂槽21への光ファイバの押し込みには、コブ付き押さえ板26を使用しているので、その樹脂槽21において光ファイバは折り曲げられしごかれるので、束になった光ファイバにまんべんなく樹脂を充填させることができる。また、この樹脂塗布部20は密閉構造にする必要が無く、小型化、簡単構造化ができる。
【0042】
また、樹脂硬化部30では、上側の紫外線照射チャンバ31を着脱自在としているので、整列光ファイバ2のセットが簡単であり、また、石英ファイバライトガイド32により紫外線を導入して樹脂を硬化させるようにしているので、紫外線ランプで直接照射して硬化させる場合に比べてテープ化装置を小型化、軽量化できる。
【0043】
また、本実施形態では、光ファイバが接する部品や部分を、光ファイバ被覆材の摩擦係数よりも小さい摩擦係数のテフロン等の材質で構成しているので、それら部品や部分に特別な表面処理加工(例えば、精密研削加工、鏡面仕上げ加工、電解研磨加工等)を施さなくても済み、安価にできる。
【0044】
また、本実施形態では、連続テープ化には前記説明したように移動テーブル43をスライドさせればよく、テープ化装置を小型化し卓上型や携帯型にすることができる。
【0045】
なお、ここでは移動テーブル43にファイバ整列部10、樹脂塗布具20および樹脂硬化部30を載せてこれらを光ファイバに対して移動させるようにしたが、これらを固定テーブル45に載せ、光ファイバを移動テーブル43により移動させるようにしても良い。
【0046】
[第2の実施形態]
図4は光ファイバ1が絡まっていてもこれを自動的に整列させる例のファイバ整列部10’の説明図である。ここでは、個々の光ファイバ1の片端(図では光ファイバの左側)は整列光ファイバ2とする。ドラム12には、その周面の円周方向に沿ってV字形状の案内溝13が、光ファイバ1が最密に整列するピッチから次第に拡がったピッチになるように刻み込まれている。
【0047】
図4の(a)は、光ファイバ1の整列部分をドラム12の最密ピッチの案内溝に合わせて乗せ、ドラム12に接する個所の光ファイバ1を上からテフロン板(図示せず)で押し当て、その光ファイバ1を案内溝13にはめ込んだ状態を示している。
【0048】
図4の(b)は、この状態でドラム12を矢印B方向に回転させたときの状態を示すもので、ドラム12の回転により案内溝13にしたがって光ファイバ1が拡げられている。
【0049】
図4の(c)は、ドラム12によって拡げられた1本1本の光ファイバ1をドラム12の近傍(図では右側)で櫛11の切れ目溝11aに確保する状態を示したものである。拡げた光ファイバ1の間隔と切れ目溝11aのピッチを合わせておけば、櫛11を当てるだけで光ファイバ1は切れ目溝11aに自動的に確保される。更に、櫛11の近傍(図では右側)の光ファイバ1は整列スリット14に挟み込む。
【0050】
このように整列スリット14に光ファイバ1を挟み込んでから、ドラム12と櫛11を下降させて光ファイバ1から外し、その後に整列スリット14に差し込んだスペーサ15を矢印C方向に押し込むと、そのスペーサ15の先端で光ファイバ1は整列スリット14内の片側に押し込まれて、最密に整列・収束する。この整列スリット14から引き出された整列光ファイバ2は、図1に示した樹脂塗布部20のガイド溝22,23にガイドされる。
【0051】
なお、整列スリット14は、上下のスリット間隔を光ファイバ1の外径と同じ、あるいは少し大きめになるような寸法形状にする。また、整列スリット14でドラム12の近傍の光ファイバ1を挟むようにした場合(櫛11を使用しないとき)は、ドラム12だけを下降させることによって、整列スリット14で最密に整列でき、反対に整列スリット14を使用しない場合は、櫛12で1本1本間隔をとった状態に確保できる。案内溝13の溝形状はV字形に限定されない。
【0052】
このように本実施形態では、ドラム12で整列させるのでそこに引き込む光ファイバ絡まっていても1本づつ整列でき、また整列スリット14で整列させるので光ファイバの張力が解除されても各光ファイバの配列順を崩さず保持できる。ここで使用するドラム12の搭載スペースは狭くて済み、テープ化装置に組み込み易い。
【0053】
[第3の実施形態]
図5は光ファイバ1を自動的に整列する更なる例の整列部10”の説明図である。ここでも、光ファイバ1の片端(図では光ファイバの左側)は整列光ファイバ2とする。プレート16には、光ファイバ1が最密に整列するピッチから次第に拡がったピッチになるように案内溝17が刻み込んである。整列光ファイバ2の整列部分をプレート16の案内溝17の最密ピッチに合わせて乗せ、テフロン棒18で押し当てスライド(図では右側に)させると、光ファイバ1は案内溝17に従って拡げられる。その後、櫛11や整列スリット14に確保するのは図4で示したのと同様である。なお、図5の(b)は(a)のb−b断面を、(c)はc−c断面を、(d)はd−d断面を示すものである。
【0054】
このように、本実施形態の整列部10”では、プレート16の面上に案内溝17を形成しているので、その溝加工に特別の工作機械は必要なく、安価に製造できる。
【0055】
[第4の実施形態]
図6は本発明の別の例の携帯型のテープ化装置の構成を示す斜視図である。光ファイバを移動させる移動部(移動手段)40として、一対の回転ロール46を設け、この回転ロール46はピストル型の引鉄51を引くと内部モータ(図示せず)が駆動して回転するようになっている。回転ロール46と櫛11との間には、樹脂塗布部20と樹脂硬化部30を一列に配置した。
【0056】
樹脂塗布部20としては、図1の構成と同様に、樹脂槽21、前後のガイド溝22,23、押さえ板24,25,26を備えた。19は櫛11とガイド溝22の間に位置する光ファイバを押さえる押さえ板である。樹脂槽21には、底に樹脂の注入孔21a、内側面に過剰流出孔21bを設け、握り52に内装した樹脂タンク(図示せず)から常に一定量の樹脂で満たされているようにした。
【0057】
樹脂硬化部30としては、上下の紫外線照射チャンバ31に石英ファイバライトガイド32とガス導入管33を具備させ、その紫外線照射チャンバ31の樹脂塗布部20と反対側に前記した回転ロール46を具備させた。なお、ここでは上側の紫外線照射チャンバ31は押さえ板24,25,26と同様に起倒自在にして、光ファイバの挿通を簡単に行えるようにした。
【0058】
このように、本実施形態では、ピストル型に小型にテープ化装置を構成できるので、光部品やその他から引き出されている複数本のピグテイルの連続テープ化に好適である。
【0059】
[第5の実施形態]
図7は本発明の一括テープ化装置の説明図である。この一括テープ化装置は、光部品の入出力部4の端から伸びた光ファイバの複数の束を多連のテープ化で一括処理する装置である。ここでは、ベース61上にファイバ整列部10、樹脂塗布部20、樹脂硬化部30を一列に搭載して、そこに光部品の入出力部4から引き出された光ファイバの複数の束を通す。そして、その光ファイバを移動させる場合は、光部品の入出力4部を矢印D方向に引っ張るか、あるいは移動部40としての一対の回転ロール46を回転させる。また、光ファイバを移動させない場合は、回転ロール46を除去し、ベース61を矢印E方向に移動させる。
【0060】
ファイバ整列部10、樹脂塗布部20、樹脂硬化部30は、多連のテープ化に合わせてそれぞれの部ごとに、並列に連結又は統合して溝成した。例えば、櫛11、押さえ板24、25,26等は、それぞれ長くして1個で済まし、構成を単純にした。樹脂塗布部20の樹脂槽21も1個で済むが、樹脂硬化部30の紫外線照射チャンバ31は共通化しても個別化しても良い。
【0061】
[第6の実施形態]
図8は本発明の別の実施形態の一括テープ化装置の説明図である。この装置は、ファイバ整列部10として、切れ目溝11aのある櫛11と案内溝17のあるプレート16を設け、樹脂塗布部20として樹脂槽21、その樹脂槽21の前後のガイド溝22、23と、突起26aのあるコブ付き押さえ板26、スライド式の押さえ板24’、25’を設け、樹脂硬化部30として、紫外線照射チャンバ31と石英ファイバライトガイド32を設け、移動部40として、ベルトコンペア47を設けて構成した(なお、図ではファイバ整列部10のテフロン棒や上側の紫外線照射チャンバ等は図していない。)。上記各部品は、一括してテープ化する束数分に亘って一体化している。
【0062】
テープ化作業は、まずベルトコンペア47に取り付けた光部品の人出カ部4の端から伸びた光ファイバ1の束をガイド溝22、23に束ごとに指でしごいて図8における奥側から装着する。装着の度に押さえ板24’、25’を繰り出し(図では手前側に)、全部の束を装着した後に押さえ板24’、25’を最後まで繰り出して、枠28,29にはめ込む。このように、奥の光ファイバ束から順に手前の光ファイバ束に向けて装着することがきるので、その作業か簡単である。また、櫛11は下方向に下がる構造になっており、プレート16と櫛11の上面の高さを合わせることができる。
【0063】
プレート16の上にある光ファイバ1をテフロン棒によって押さえスライドさせると、その光ファイバ1は案内溝17内に整列する。櫛11を上に上げると、切れ目溝11aにその1本1本を確保できる。コブ付き押さえ板26を倒して整列光ファイバ2の一部を樹脂槽21の樹脂に浸し、上側の紫外線照射チヤンバ31をセットし、不活性ガスを流して紫外線を照射しながらベルトコンベア47を矢印F方向に移動するよう駆動させると、複数束の光ファイバが一括してテープ化される。
【0064】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、従来のボビンを無くし、ファイバ整列手段、樹脂塗布手段および樹脂硬化手段を一体的に移動させる第1移動手段や、ファイバを移動させる第2移動手段を採用したことにより、短尺な光ファイバのテープ化が可能になり、装置の小型化を図ることができ、多連の一括テープ化も可能になる。また、光配線板の入出力部から引き出される光ファイバをその根元付近までテープ化することも可能となる。
【0065】
また、ファイバ整列手段として櫛、整列スリット等を用いることにより、絡まった光ファイバを髪を梳くように完全に整えることができ、整列の確実性を高めることができる。更に案内溝付きドラムや案内溝付きプレートを用いることにより、整列の自動化を図ることができる。
【0066】
また、樹脂塗布手段を開放構造にしたり、樹脂硬化手段を着脱式や起倒式にすることにより、光ファイバの装着が容易になり作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のテープ化装置の斜視図である。
【図2】 (a)は図1のテープ化装置の樹脂塗布部の説明図、(b)は樹脂槽の説明図である。
【図3】 (a)は図1のテープ化装置の樹脂硬化部の説明図、(b)はアダプタの斜視図である。
【図4】 (a)〜(c)は本発明の第2の実施形態の光ファイバ自動整列法の説明図である。
【図5】 (a)は本発明の第3の実施形態の光ファイバ自動整列法の説明図、(b)〜(d)は(a)の図の各部の断面図である。
【図6】 本発明の第4の実施形態の形態形のテープ化装置の斜視図である。
【図7】 本発明の第5の実施形態の一括テープ化装置の斜視図である。
【図8】 本発明の第6の実施形態の一括テープ化装置の斜視図である。
【符号の説明】
10:ファイバ整列部、11:櫛、11a:切れ目溝、12:ドラム、13:案内溝、14:整列スリット、15:スペーサ、16:プレート、17:案内溝、18:テフロン棒、19:押さえ板
20:樹脂塗布部、21:樹脂槽、21a:注入孔、21b:過剰流出孔、22,23、:ガイド溝、24,25、24’、25’:押さえ板、26:コブ付き押さえ板、26a:突起、27:ガイド溝、28,29:枠
30:樹脂硬化部、31:紫外線照射チャンバ、32:石英ファイバライトガイド、33:ガス導入管、34:アダプタ,34a:ピン、34b:遮蔽溝、34c:ざぐり、34d:孔
40:移動部、41:モータ、42:スクリューシャフト、43:移動テーブル、44:直動ステージ、45:固定テーブル、46:回転ロール、47:ベルトコンベア
51:引鉄、52:握り、61:ベース
Claims (14)
- 複数本の光ファイバを並列に配置し、該複数本の光ファイバの周りに樹脂を塗布して硬化させテープ状に形成する光ファイバテープ化装置において、
複数本の光ファイバを並列に整列するファイバ整列手段と、該ファイバ整列手段で整列された複数本の光ファイバに樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、該樹脂塗布手段で光ファイバに塗布された樹脂を硬化させる樹脂硬化手段とを光ファイバ挿通方向に一列に並べて配置し、
且つ、前記ファイバ整列手段、前記樹脂塗布手段および前記樹脂硬化手段を一体的に前記ファイバ整列手段の方向に移動させる第1移動手段を設け、
且つ、前記樹脂硬化手段は、樹脂硬化用の紫外線を照射する石英ファイバライトガイドを具備し、
且つ前記ファイバ整列手段は、光ファイバを周面の円周方向に沿って細密に整列するピッチから次第に拡がったピッチになるように該周面の円周方向に沿って複数の案内溝が刻み込まれ、該複数の案内溝が作る形がV字形状で構成されるドラムからなることを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 複数本の光ファイバを並列に配置し、該複数本の光ファイバの周りに樹脂を塗布して硬化させテープ状に形成する光ファイバテープ化装置において、
複数本の光ファイバを並列に整列するファイバ整列手段と、該ファイバ整列手段で整列された複数本の光ファイバに樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、該樹脂塗布手段で光ファイバに塗布された樹脂を硬化させる樹脂硬化手段とを光ファイバ挿通方向に一列に並べて固定配置し、
且つ、前記樹脂硬化手段から出てくる光ファイバを引き出す第2移動手段を設け、
且つ、前記樹脂硬化手段は、樹脂硬化用の紫外線を照射する石英ファイバライトガイドを具備し、
且つ、前記ファイバ整列手段は、光ファイバを周面の円周方向に沿って細密に整列するピッチから次第に拡がったピッチになるように該周面の円周方向に沿って複数の案内溝が刻み込まれ、該複数の案内溝が作る形がV字形状で構成されるドラムからなることを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 複数本の光ファイバを並列に配置し、該複数本の光ファイバの周りに樹脂を塗布して硬化させテープ状に形成する光ファイバテープ化装置において、
複数本の光ファイバを並列に整列するファイバ整列手段と、該ファイバ整列手段で整列された複数本の光ファイバに樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、該樹脂塗布手段で光ファイバに塗布された樹脂を硬化させる樹脂硬化手段とを光ファイバ挿通方向に一列に並べて配置し、
且つ、前記ファイバ整列手段、前記樹脂塗布手段および前記樹脂硬化手段を一体的に前記ファイバ整列手段の方向に移動させる第1移動手段を設け、
且つ、前記樹脂硬化手段は、樹脂硬化用の紫外線を照射する石英ファイバライトガイドを具備し、
且つ、前記樹脂塗布手段は、樹脂槽と、該樹脂槽の前後において複数の光ファイバを整列状態でガイドする第1,第2ガイド溝と、該第1,第2ガイド溝内に整列した光ファイバを押さえ付ける第1,第2押さえ板と、整列した光ファイバを前記樹脂槽内に押し込むコブ付き押さえ板とを具備することを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 複数本の光ファイバを並列に配置し、該複数本の光ファイバの周りに樹脂を塗布して硬化させテープ状に形成する光ファイバテープ化装置において、
複数本の光ファイバを並列に整列するファイバ整列手段と、該ファイバ整列手段で整列された複数本の光ファイバに樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、該樹脂塗布手段で光ファイ バに塗布された樹脂を硬化させる樹脂硬化手段とを光ファイバ挿通方向に一列に並べて固定配置し、
且つ、前記樹脂硬化手段から出てくる光ファイバを引き出す第2移動手段を設け、
且つ、前記樹脂硬化手段は、樹脂硬化用の紫外線を照射する石英ファイバライトガイドを具備し、
且つ、前記樹脂塗布手段は、樹脂槽と、該樹脂槽の前後において複数の光ファイバを整列状態でガイドする第1,第2ガイド溝と、該第1,第2ガイド溝内に整列した光ファイバを押さえ付ける第1,第2押さえ板と、整列した光ファイバを前記樹脂槽内に押し込むコブ付き押さえ板とを具備することを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項1又は3のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、
前記第1移動手段は、前記光ファイバの長手方向に直線移動する直動ステージであることを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項2又は4のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、
前記第2移動手段は、前記光ファイバを長手方向に直線移動する直動ステージ、前記光ファイバを上下から挟持し回転して移動させる一対の回転ローラ、又は前記光ファイバを保持して移動するベルトコンベアであることを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、
光ファイバ挿通方向に一列に並ぶ前記ファイバ整列手段、前記樹脂塗布手段および前記樹脂硬化手段を、各々複数束の光ファイバを個別に挿通させるよう形成し、複数束の光ファイバを個別に一括してテープ化するよう構成したことを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、
前記ファイバ整列手段は、複数の光ファイバを個別にガイドする切れ目溝を有する櫛からなることを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、
前記ファイバ整列手段は、光ファイバ1本分のギャップをもち複数本の光ファイバを並べて挿通可能な整列スリットと該スリット内を摺動するスペーサからなることを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、
前記ファイバ整列手段は、光ファイバを平面に沿って細密に整列するピッチから次第に拡がったピッチになるように該平面に刻み込んだ案内溝を持つプレートからなることを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光ファイバテープ化装置において、
前記ファイバ整列手段、前記樹脂塗布手段および前記樹脂硬化手段における光ファイバが接する部分の全部又は一部を、光ファイバの被覆材の摩擦係数より小さい摩擦係数の材質で構成したことを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項3又は4に記載の光ファイバテープ化装置において、
前記第1,第2押さえ板は起倒自在な起倒式でなり、倒れて光ファイバを押さえ付けた状態が磁力で保持されるようにしたことを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項3又は4に記載の光ファイバテープ化装置において、
前記第1,第2押さえ板は、前記第1,第2ガイド溝の上を前記光ファイバの交差方向にスライドして光ファイバを押さえることを特徴とする光ファイバテープ化装置。 - 請求項3又は4に記載の光ファイバテープ化装置において、
前記コブ付き押さえ板は、起倒自在な起倒式でなり、光ファイバを前記樹脂槽内に押さえ付ける面に突起を有し、該押さえ付けたとき該突起が前記第1,第2ガイド溝の底面より深い位置になるようにしたことを特徴とする光ファイバテープ化装置。
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