JP3793316B2 - 内視鏡撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡に装着され、撮像素子を内蔵し、オートクレーブ滅菌できるようにした内視鏡撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
体腔内に挿入される内視鏡に装着され、撮像素子を内蔵した内視鏡撮像装置では電気的に安全を確保した電気機器としている。そのため、患者回路(相当部)は外装金属部材に対し、絶縁された構造となっている。
【0003】
また、近年は、環境に対する影響を配慮して、薬液を使用しないで、高温高圧の蒸気下で内視鏡撮像装置を滅菌処理するオートクレーブ滅菌を行うことができることが望まれる状況にある。
【0004】
例えば、特開平7−100104号或いは特開平7−100102号公報ではオートクレーブ滅菌対応の内視鏡撮像装置が開示されている。この従来例では断熱構造とするために、カメラヘッドを3層の被覆部材で構成され、外側から順に金属層、絶縁層、導通層が設けてある。
【0005】
このようにオートクレーブ滅菌対応のカメラヘッドでは、光学系を気密封止するため、外装部を気密封止構造としている。この場合、耐熱性、耐蒸気性、熱膨張率より、外装は金属で構成される。
【0006】
実際には、電気回路を含む内視鏡撮像装置では、電気メスが使用されることも考慮して、それに対する安全上、金属外装のある硬性内視鏡との絶縁を確保するために内部の回路はカメラヘッド外装に対して絶縁された構造を採用することが普通である。
【0007】
また、患者回路(相当部)はEMC等の電波障害対策上の問題を解決するために、0Vのシールド構造を設ける必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上のことから、患者回路(相当部)と外装金属部の間は絶縁される必要があり、かつ、ここは気密封止されなければならないが、従来は接着等で気密確保を狙ったが、蒸気による劣化があった。
(発明の目的)
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、電波障害対策上の問題を解決でき、かつ絶縁構造物と金属の間で気密封止を確保してオートクレーブ滅菌可能にした内視鏡撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡撮像装置は、内視鏡に接続可能であって、前記内視鏡からの被写体像を撮像する固体撮像素子を含む撮像光学系を有するカメラヘッド部と、前記カメラヘッド部より後端側に着脱自在に配設された、前記固体撮像素子に対する信号処理を行う制御装置に接続する信号ケーブルを有するケーブル部と、を備える内視鏡撮像装置において、前記カメラヘッド部の前端側に配置された光学部材と気密接合されると共に、前記撮像光学系を覆う外層金属被覆と、前記外層金属被覆より後端側に配設されたコネクタであって、前記信号ケーブルの前端に配設されたケーブル部側コネクタと着脱自在になされたカメラヘッド部側コネクタと、前記カメラヘッド部側コネクタを構成する金属製部材であって、前記カメラヘッド部側コネクタと前記ケーブル部側コネクタとが接続された際には、前記信号ケーブルのシールド部と同電位を保持するコネクタ金属枠体部と、前記外層金属被覆に対して絶縁層を介して内設された導電性部材であって、前記固体撮像素子を覆うと共に、前記コネクタ金属枠体部と同電位を保持して接続された内部シールド被覆と、前記内部シールド被覆より外周側における前記外層金属被覆の後端部と前記コネクタ金属枠体の前端部との間に配設された絶縁性部材であって、前記外層金属被覆と前記コネクタ金属枠体とを気密接合する気密絶縁部と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた内視鏡システムの全体構成を示し、図2は第1の実施の形態のテレビカメラの構成を示し、図3は絶縁体を用いて気密結合する部分の拡大図を示す。
【0011】
図1に示すように内視鏡システム1は硬性内視鏡2及びこの硬性内視鏡2に着脱自在の内視鏡撮像装置としてのテレビカメラ3と、硬性内視鏡2に照明光を供給する光源装置4と、テレビカメラ3に対する信号処理を行うカメラコントロールユニット(CCUと略記する。)5と、このCCU5から出力される映像信号を表示するモニタ6とから構成される。
【0012】
上記硬性内視鏡2は、細長で硬性の挿入部11と、この挿入部11の後端に連設された太径の把持部12と、この把持部12の後端に形成された接眼部13と、前記把持部12の側部に設けた口金とを有し、この口金にはライトガイドケーブル15が接続され、このライトガイドケーブル15の末端に設けたコネクタ16を光源装置4に着脱自在で接続することができる。
【0013】
上記ライトガイドケーブル15のコネクタ16を光源装置4に接続することによって、光源装置4内の図示しないランプによる白色光がライトガイドの端面に照射され、このライトガイドにより伝送された照明光は、硬性内視鏡2内のライトガイドに供給され、挿入部11の先端部の照明窓から前方に出射され、被検体を照明する。
【0014】
上記照明窓から出射された照明光により、照明された被写体は先端部に設けられた図示しない対物レンズによって結像され、結像された像はリレー光学系により接眼部13側に伝送され、接眼レンズを介して拡大観察できるようになっている。
【0015】
上記接眼部13にはテレビカメラ3が着脱自在で装着される。このテレビカメラ3は撮像手段として電荷結合素子(以下、CCDと略記)37を内蔵し、このCCD37はこのテレビカメラ3から延出されたカメラケーブル9(内の信号線)によりCCU5に着脱自在のコネクタ10を介してCCU5に接続されている。
【0016】
CCU5内の図示しないCCDドライバからのCCDドライブ信号をカメラケーブル9は伝送しCCD37に印加することにより、CCD37で光電変換された信号が読み出され、この信号はCCU5内部の図示しない映像信号生成回路により映像信号が生成され、モニタ6の表示面に被検体像を表示する。
【0017】
後述するようにこのCCD37はテレビカメラ3内で内部シールド層でシールドされた内側に配置されている。そして、このシールド層は外部絶縁部材で覆われたコネクタの外装部材及びカメラケーブル9の外皮の内側のシールド線を経てCCU5内の例えば0Vのグラウンドに接続する電磁遮蔽構造にすることにより、CCD37及びこのCCD37に接続された信号線(特にCCDドライブ信号を伝送する信号線)から外部にノイズとなって放射される信号成分の強度を十分小さくすると共に、外部から特にCCD37の出力信号に混入するノイズを十分小さくして画質が劣化しないようにしている。
【0018】
また、CCU5の映像信号生成回路で生成された映像信号における輝度信号成分はCCU5内の調光信号生成回路に入力され、輝度信号の平均値を生成し、かつ目標輝度平均値からのずれ量を表す調光信号が生成され、カメラケーブル9を介してテレビカメラ3内の後述するオートアイリス駆動回路に印加され、絞り(アイリス)を駆動して撮像手段側への入射光量を目標輝度平均値に一致するように自動的に制御し、被写体像の明るさを観察に観察に適した明るさとなるようにする。
【0019】
図2は本発明の内視鏡撮像装置としての第1の実施の形態のテレビカメラ3の具体的な構造を示す。
このテレビカメラ3はオートクレーブ可能に内部が気密構造にされたカメラヘッド部21と、このカメラヘッド部21の後端に分離可能に接続され、オートクレーブ可能にしたケーブル部22とから構成される。
【0020】
このカメラヘッド部21は以下に説明するように基本的に外部金属層と、その内側に設けられた内部絶縁層と、この内部絶縁層により外部金属層と絶縁してこの内部絶縁層の内側に設けられた内部シールド層の3層構造にし、かつ外部金属層の前端側は光学部材で気密的に封止し、かつ後端側では外部金属層を覆う絶縁体の外装部材の内側で絶縁物を用いてこの外部金属層と内部シールド層と導通するコネクタの金属製枠体とを気密結合する構造にしている。
【0021】
このカメラヘッド部21の最外周部分はその後端の第1のコネクタ23(或いはコネクタ受け)より少し前の付近まで、外部金属被覆24で覆われ、この外部金属被覆24の前端には硬性内視鏡2の接眼部13に装着する金属製のマウント部25が設けてある。
【0022】
また、この外部金属被覆24の前端の中央の円形開口部分には光学部材としてのカバーガラス26がオートクレーブ滅菌可能なように気密的に取り付けられ、その奥にCCD37を含む撮像光学系が配置されている。
【0023】
つまり、気密的に封止されたカバーガラス26の内側にロッドレンズ27が配置されている。このロッドレンズ27の後端外周は外部金属被覆24の内側に設けた第1の内部絶縁被覆28aの前端内周に固定されている。
【0024】
なお、カバーガラス26は後述する実施の形態と同様にその円板形状の外周面にメッキ等により金属層を設けてメタライズし、その金属層を外部金属被覆24とろう付け或いは半田付け等で気密的に封止している。
【0025】
この第1の内部絶縁被覆28aの後端には外部金属被覆24の内周面に沿って配置された第2の内部絶縁被覆28bと接続されている。第1の内部絶縁被覆28aと第2の内部絶縁被覆28bの内側には金属製の第1の内部シールド被覆29aとこの第1の内部シールド被覆29aの後端側に配置した第2の内部シールド被覆29bとが設けてある。
【0026】
第1の内部シールド被覆29aの前端は第1の内部絶縁被覆28aの前端内周に配置され、またロッドレンズ27の後端に近接してオートアイリスユニット31のステータ部がネジで第1の内部絶縁被覆28aの前端内壁に取り付けてある。
【0027】
このオートアイリスユニット31の後面にレンズ枠32が配置され、このレンズ枠32には結像レンズ系33が取り付けられている。このレンズ枠32の後端付近に接続枠及び絶縁枠34を介してフィルタ35が取り付けられたフィルタ枠36が配置されている。このフィルタ35は例えば保護用カバーガラスと、折り返しノイズを除去する水晶フィルタなどを用いた光学的ローパスフィルタと、赤外カットフィルタなどから構成される。
【0028】
このフィルタ枠36の後端には固体撮像素子として例えばCCD37が取り付けられた撮像素子枠38が配置されている。
フィルタ枠36及び撮像素子枠38はその外周側に配置されたほぼリング形状のフォーカス調整機構39に取り付けられ、このフォーカス調整機構39のステータ側は第1の内部シールド被覆29aにネジ等で固定されている。
【0029】
そして、このフォーカス調整機構39を構成するモータに駆動信号を印加することにより、図2の光軸Oの下側半分に示すようにコイルバネ41の付勢力に抗してフィルタ枠36及び撮像素子枠38と共にCCD37は前方に移動し、フォーカス調整を行うことができるようにしている。
【0030】
CCD37の後方側に配置された第1のコネクタ23はそのコネクタ本体或いはコネクタ外装金属枠43が水密を確保する絶縁部材で形成された絶縁枠体44で覆われている。この絶縁枠体44の前端は外部金属被覆24の後端外周に嵌合し、螺合で固定され、その際Oリング45を介装して水密を確保している。
【0031】
また、この絶縁枠体44の後端はカメラケーブル9の外周面に嵌合し、かつパッキン46を介装して水密構造にしてその内側を水密空間47にしている。この水密空間47はその外部とで蒸気の出入りを許すが、外部から防水する機能を有する。この絶縁枠体44の後端外周には折れ止め部材48を設けている。
【0032】
この水密空間47内にはカメラケーブル9の先端部付近で外皮が除去されたシールド被覆線55にその金属製のコネクタシールド枠体54が圧接して取り付けた第2のコネクタ49とが収納され、この第2のコネクタ49は第1のコネクタ23に着脱自在で接続される。カメラケーブル9の先端部からそれぞれ延出された信号線は第2のコネクタ49の後端面から後方に突出する接点ピン51に接続されている。
【0033】
各接点ピン51はコネクタ本体52に設けた各孔に貫通するように配置され、その周囲を溶融したガラスで焼結したガラスハーメチック封止部53を形成して気密的に固定している。
【0034】
このコネクタ本体52は金属製で、その後端側は金属製のコネクタシールド枠体54と接触して覆われている。このコネクタシールド枠体54はカメラケーブル9のシールド被覆線55と導通している。
このシールド被覆線55はその内側に配置され、両コネクタ23、49を介してCCD37等に接続された複数の信号線を覆い、このシールド被覆線55の後端はCCU5のシールド電位と接続している。
【0035】
このように外部金属被覆24に対し、内部絶縁被覆28a,28bで絶縁された内部シールド被覆29a,29bの内側にCCD37を収納し、内部シールド被覆29a,29bはさらにコネクタ枠体を介してカメラケーブル9のシールド被覆線55に導通させ、その後端をシールド電位のグラウンドに接続して十分に電磁遮蔽するシールド構造にすることによって、電波障害対策上の問題を解決している。
【0036】
また、第2のコネクタ49は第1のコネクタ23に接続される。その際、各接点ピン51の先端に設けた接点ピン受け56には第1のコネクタ23の接点ピン57が挿入されて電気的に導通する。
【0037】
第1のコネクタ23においても、コネクタ外装金属枠43の円板状の接点ピン取付部に孔を設け、各孔には前記接点ピン57を貫通するように配置し、その周囲を溶融したガラスで焼結したガラスハーメチック封止部58を形成して気密的に固定している。
【0038】
また、コネクタ外装金属枠43の前端側は段差状に拡径にされ、気密的に接続するための絶縁体(以下、気密絶縁体)61の後端外周と嵌合させ、バインダで気密的に固定されている。この気密絶縁体61の前端外周面は外装金属被覆24の後端内周に嵌合し、バインダで気密的に固定されている。
【0039】
なお、図2に示すように第2の内部シールド被覆29bの後端は気密絶縁体61から若干離間した内側で金属製の固定リング67を介してコネクタ外装金属枠43と螺合により接続固定されている。つまり、内部シールド層は第1のコネクタ23の外装金属43と導通している。
【0040】
図3は気密絶縁体61と外装金属被覆24との接続部及び気密絶縁体61とコネクタ外装金属枠43との接続部の構造を拡大して示す。図3に示すように気密絶縁体61の段差状にされ、この段差部分で(外装金属被覆24とシールド電位とに対して)必要とされる沿面距離を確保して結合面となる2つの外周面にはそれぞれ金属メッキ等によるメタライズした気密封止層62a及び62bが設けてあり、各外周面に嵌合する外装金属被覆24及びコネクタ外装金属枠43との境界部分をバインダとしてのろう材63で気密結合してオートクレーブ滅菌(高温かつ高圧の蒸気滅菌)に対する耐性(その高温に耐える耐性を有し、かつ高圧の蒸気に対してその蒸気の侵入を防止できる耐性)を備えた気密結合手段を形成している。
【0041】
このようにして、外装金属被覆24とコネクタ外装金属枠43とを気密絶縁体61で気密的に接続してその内部を気密空間64にし、かつ外装金属被覆24とコネクタ外装金属枠43との接続固定部とを段差状にして離間するようにして必要とされる絶縁耐性を確保している。
【0042】
このように構成された本実施の形態では、硬性内視鏡2の接眼部13に取り付けられるマウント部を有する外装金属被覆24の後端側を絶縁枠体44で被覆し、その内側で内部シールド被覆と導通する第1のコネクタ23のコネクタ外装金属枠43との間に気密絶縁体61を介挿しメタライズされて一定の距離離間した気密封止層62a及び62b部分でそれぞれ気密的に接続固定しているので、オートクレーブ滅菌しても気密空間64には蒸気が侵入することを防止できる。
【0043】
従って、樹脂封止のように長期的には蒸気の侵入により劣化等が起こるのに対し、本実施の形態では蒸気の侵入を長期にわたり確実に防止でき、劣化等も防止できる。
【0044】
また、硬性内視鏡2と接続される外部金属被覆24に対して内部絶縁被覆28a,28bにより絶縁したシールド被覆29a,29bを形成し、その内側に撮像素子を配置し、シールド被覆29a,29bは気密構造の第1のコネクタ23の枠体等を介してカメラケーブル9のシールド線に接続して信号線全体をシールドしているので、外部にノイズとなって放射される電磁波の強度を十分に小さくでき、かつ外部からノイズが混入することも十分に抑圧でき、画質の良い画像を得ることができる。従って、このシールド構造により、電波障害対策上の問題を解消している。
【0045】
また、本実施の形態では撮像素子と接続された第1のコネクタ23を含めて気密構造にし、カメラケーブル9とは第2のコネクタ49を介して着脱自在にしているので、従来例の場合とは異なり、カメラケーブル9の可撓性を有する外皮等からの蒸気の侵入があっても気密空間64内には影響を及ぼさない構造になっている。
【0046】
また、カメラケーブル9とは第2のコネクタ49を介して第1のコネクタ23で着脱自在にしているので、ケーブルの一部が破損したような場合にも、(コネクタで分離可能にしない場合よりも)修理などが容易となる。
また、気密空間64内にオートアイリス機構等を設けているので、蒸気などで故障することを有効に防止できる。
【0047】
なお、シールド被覆(具体的には29a,29b)としては金属枠体で形成したものに限定されるものでなく、例えば内部絶縁被覆28a,28bの内側に金属メッキ或いは導電塗料等による導電層を形成したものでも良い。
【0048】
(第2の実施の形態)
図4及び図5は本発明の第2の実施の形態に係り、図4は第2の実施の形態のテレビカメラの構造を示し、図5は第1及び第2のコネクタの接続部付近の構造を示す。
本実施の形態は第1の実施の形態において、第1のコネクタ23及び第2のコネクタ49との接続部を以下のようにしている。
【0049】
図5でも示すように第1のコネクタ23に接続される第2のコネクタ49における接点ピン受け56の周囲を樹脂で封止した樹脂封止部71aにすると共に、ハーメチック封止部58から前方に突出する接点ピン51の周囲も樹脂で封止した樹脂封止部71bにしている。
【0050】
また、コネクタ本体52とコネクタ外装金属枠43との間にはメタルシール材65を挟み込むように介装し、両者の間を気密に構成し、カメラケーブル9側から侵入する蒸気が両コネクタ接続の接続空間66に侵入することを防止している。
【0051】
このような構造にして、空間中の水分、及びピン、絶縁体表面に結露した水分による絶縁不良を生じないようにすると共に、隣接する接点ピン間の短絡の発生も防止するようにしている。また、接触不良が発生することも防止している。
【0052】
さらに、カメラケーブル9の着脱をカメラヘッド部21の気密空間64を壊すことなく行える。
なお、このメタルシール材65としては例えばアルミニュウム合金製で、リペア時には交換する。
【0053】
なお、図5に示す例では、コネクタ本体52とコネクタ外装金属枠43との間には図4のメタルシール材65の代わりにガスケット部材72が介装されている。なお、ガスケットとして、メタルガスケットの他に、弾性体(例えば、フッ素ゴム、フッ素コートOリング)を用いても良い。
その他は第1の実施の形態と同様の構成である。
【0054】
本実施の形態は第1の実施の形態の作用及び効果の他に、第2のコネクタ49の接点ピン51等を樹脂封止部材で支持しているので、第1及び第2のコネクタとの両者の接続操作の際により確実に接続が可能になる。
【0055】
図6は第2の実施の形態の他の変形例における主要部を示す。第1及び第2の実施の形態では気密絶縁体61は断面がほぼL字形状にしたものであったが、本変形例では中央部を拡径となるように突出させた断面形状の気密絶縁体75にしている。
【0056】
そして、気密絶縁体75の両端にそれぞれメタライズした気密封止層62a,62bを設け、それぞれ外装金属被覆24及びコネクタ外装金属枠43とろう材63で気密的に接続固定している。
この構造の場合には中央部を突出させているので、両端間の絶縁耐性をより確実に維持できる。その他は第1或いは第2の実施の形態の場合と同様の効果を有する。
【0057】
なお、第1或いは第2の実施の形態では第1及び第2の内部絶縁被覆28a,28bにより外部金属被覆24と第1及び内部シールド被覆29a,29bと絶縁性を確保しているが、その一部或いは全部を空気層にして必要とされる絶縁性を確保するようにしても良い。この場合、空気層の厚さを必要とされる絶縁耐性を確保できる値以上に設定する。
【0058】
(第3の実施の形態)
図7は本発明の第3の実施の形態における第1のコネクタ23と気密絶縁体61との接続部を示す。
例えば第1の実施の形態では第1のコネクタ23は気密絶縁体61の外面にバインダで固定したが、本実施の形態では気密絶縁体61の内面にバインダで固定する構造にすると共に、気密絶縁体61と封止固定する部分を薄肉にした封止用薄肉部74にして溶融したろう材等で気密的に固定している。
【0059】
その他の構造は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、封止用薄肉部74を形成しているので、その部分を局部的に加熱して溶融した半田等での接続が容易となる。また、この溶融した半田をメタライズした部分に回り込ませることもできるし、薄くしたことにより細径化することもできる。
【0060】
なお、バインダで気密結合する場合、内側部分を例えば高温タイプの半田で半田付けで接続固定し、その後に気密絶縁体61の外周側で低温タイプの半田で高温タイプの半田の融点以下で絶縁外装被覆24と半田付けするようにしても良い。このようにすると、それぞれを(他方に影響しないように)ほぼ独立して半田による気密的な接続固定を行うことができる。
【0061】
図8に示す変形例のように、封止用薄肉部75をフランジ形状にしても良い。このようにすると、溶融したろう材等のバインダ層の厚みを制御し易い。その他は第3の実施の形態と同様である。
【0062】
また、図9のように封止用薄肉部73をガラスハーメチック封止部よりも離した位置に設けるようにしても良い。このようにすると、溶融したバインダによる固定の際にガラスハーメチック封止部への熱の影響を与えにくくできる。
【0063】
(第4の実施の形態)
図10は本発明の第4の実施の形態における光学アダプタ周辺部の構造を示す。
本実施の形態の内視鏡撮像装置80は第1の実施の形態におけるカメラヘッド21を光学アダプタ81及びカメラヘッド82とに分離した構造にしている。
【0064】
光学アダプタ81は結像レンズ系83を取り付けた金属製のレンズ枠84が筒状の固定枠85に摺動自在に配置され、このレンズ枠84にはピン86が突設され、このピン86は固定枠85に設けた螺旋溝を貫通してその外側に回転自在に配置したフォーカスリング87の長溝に係入されている。
【0065】
そして、フォーカスリング87を回動することによって、ピン86と共に、レンズ枠84を光軸方向に移動し、フォーカス調整ができるようにしている。
このフォーカスリング87の前後の内周にはOリング88a,88bを介挿して水密を確保している。
【0066】
また、レンズ枠84の前端付近の外周面にもOリング89aを介挿して水密を確保している。
【0067】
固定枠85の後端のねじ部にはカメラヘッド82を形成する外装部材90のねじ部が螺合して取り付けられ、間にOリング89bを介して水密を確保している。
【0068】
また、光学アダプタ81におけるレンズ枠84内を以下のようにして気密構造にしている。レンズ枠84の前端の開口はカバーガラス91aにより気密的に封止される。この場合、カバーガラス91aは図11(A)のように円周側面がメッキ等により金属皮膜92でメタライズされ、このカバーガラス91aをレンズ枠84の前端の開口に嵌合させて、半田或いはろう材を溶融して気密的に封止する気密封止部93aとしている。
【0069】
なお、図11(B)に示すようにカバーガラス91aにおけるレンズ枠84の係止用突部に当接するリング状周縁部に金属皮膜92でメタライズしたものにしても良い。
【0070】
また、レンズ枠84の後端の開口はカバーレンズ91aと同様に金属皮膜92でメタライズされたカバーレンズ91bで気密的に封止する気密封止部93が形成された金属製の封止用リング94をレンズ枠84の後端の外周に嵌合させ、その境界部分を半田或いはろう材で気密的に固定する気密封止部93bとしている。なお、封止用リング94を介挿することなく、レンズ枠84の後端の開口をカバーレンズ91bで気密的に直接固定するようにしても良い。
【0071】
また、レンズ枠84における例えば後端付近には空気抜き用の小孔95が設けてあり、半田或いはろう材での溶融固定の際にレンズ枠84内の膨張した空気を逃がし、溶融固定の後には図12に示すようにこの小孔95を半田或いはろう材或いは無機バインダ等の封止材96で封止するようにしている。
【0072】
また、カメラヘッド82における外装金属部材90の内側にはフィルタ97を気密的に取り付けた絶縁部材で形成されたフィルタ枠98が螺合で取り付けられ、このフィルタ97の後方側にCCD99を取り付けた金属製の素子枠100が取り付けられている。
【0073】
この素子枠100は後方に延びるシールド枠体101と接続されている。また、フィルタ枠98も後方に延びる絶縁枠体と接続され、この絶縁枠体はシールド枠体101と外装金属部材90とを絶縁している。
【0074】
このカメラヘッド82の後端側は例えば第1の実施の形態とほぼ同様の構成となっている。
【0075】
本実施の形態によれば、カバーガラス91a等をその外周面又は外周面近傍の端面にメタライズ処理してろう材等のバインダで金属製のレンズ枠84等に気密封止するので気密封止を(接着剤の場合よりも)より完全にできると共に、気密封止する際に内部の膨張した空気を逃がす小さな小孔95を設けておいて、気密封止後に小孔95をろう材等の封止材96で封止するようにしているので、内圧が高まることで封止作業がし難くなることもなく、組立が容易となる。
【0076】
また、カバーガラス91a等をその外周面又は外周面近傍の端面にメタライズ処理してあるので、オートクレーブ滅菌の際に高温になっても円周方向に熱が加わるので、局部的に熱が加わる場合よりも熱膨張に対する耐性を高くでき、破損しにくくできる。
【0077】
その他は第1の実施の形態とほぼ同様の効果を有する。
なお、光量透過部材としてのカバーガラス91aを用いることなく、結像レンズ系83の第1レンズ等の光学レンズ、光学フィルタ等を気密的に封止する場合にも適用できる。
また、光学アダプタ81の場合で説明した封止する手段或いは方法を、カメラヘッド82等に適用することもできる。
【0078】
なお、上述した気密絶縁体61等は例えばセラミックス、または耐熱エンジニアリングプラスチックを採用することができる。
また、セラミックスとしては、PEEK、PPSといったスーパーエンプラでも良い。
【0079】
また、ガラスハーメチック封止部53、58としてはガラスの他セラミックス、樹脂(スーパーエンプラ)等での封止でも良い。
また、気密封止層62a,62bはNi又はCo、又はAu又はMo−Mnを基本にした金属層でも良い。
【0080】
また、バインダはAu、またはAg系のろう材か、Sn−Pd系の半田か、低融点ガラスか、無機バインダかのいずれかを用いることができる。
【0081】
また、気密絶縁体61としてセラミックスを用い、セラミックス半田、低融点ガラスを用いて直接外装金属被覆24及びコネクタ外装金属枠43と気密封止しても良い。この場合にはコストを下げることができる。
【0082】
なお、例えば第1の実施の形態では少なくとも固体撮像素子を含む撮像光学系を内蔵したカメラヘッド部21を外装金属層、絶縁層、シールド層の3層構造にして、シールド層内に少なくとも固体撮像素子を内蔵して気密構造にしているが、本発明はこれに限定されるものでなく、内視鏡に直接或いはアダプタ等を介して固体撮像素子或いは電気的に絞り駆動機構或いは焦点調整駆動機構或いは変倍駆動機構等を内蔵した光学系等を含むカメラヘッドユニット或いは光学アダプタユニット等に広く適用できる。
【0083】
また、上述した実施の形態等を部分的等で組み合わせる等して構成される実施の形態等も本発明に属する。
【0084】
[付記]
1.内視鏡に直接又はアダプタを介して接続され、少なくとも固体撮像素子を含む撮像光学系を気密封止してなる内視鏡撮像装置において、
光学部材とで気密封止体を形成する外層金属被覆と、導電性シールド層を形成する内部シールド被覆と、該外層金属被覆と内部シールド層との間に設けた内部絶縁層を有し、
内部シールド被覆をケーブルと接続される気密コネクタと導電性を保って気密結合し、該外層金属被覆と該内部シールド被覆との間で絶縁物を介して気密結合する気密結合手段を設けたことを特徴とする内視鏡撮像装置。
【0085】
2.前記気密結合に用いる絶縁物はセラミックスに結合面をメタライズ処理し、バインダによって気密結合したことを特徴とする付記1記載の内視鏡撮像装置。
3.前記セラミックスはアルミナ、ジルコニア等のチョウ密構造であることを特徴とする付記2記載の内視鏡撮像装置。
4.前記メタライズはNiまたはCo、及びまたはAu、またはMo−Mnを基本にしたことを特徴とする付記2記載の内視鏡撮像装置。
5.前記バインダはAu、またはAg系のろう材か、Sn−Pd系の半田か、低融点ガラスか、無機バインダかのいずれかであり、上記絶縁物の外層金属被覆、内部シールド被覆のそれぞれの気密結合部で融点の異なる金属バインダにより気密結合することを特徴とする付記2記載の内視鏡撮像装置。
【0086】
6.固体撮像素子及びまたは、光学絞りユニット・焦点調整駆動装置等の光学系調整ユニットを含む光学系を気密封止してなる内視鏡撮像装置において、
該光学系気密封止体のケーブル側接続部に気密結合された第1の気密コネクタと、これに一対に接続されるケーブルのカメラヘッド側端部に設けられた第2の気密コネクタを有し、第1、第2の気密コネクタを接続時に生じる空間を気密に結合することを特徴とする内視鏡撮像装置。
【0087】
(付記6〜8の背景)
従来例として特開平7−39515号公報がある。この従来例ではケーブルの端部から延出される信号線と雌コネクタとの接続部分の周囲を絶縁性の封止樹脂で封止し、この雌コネクタをCCDに接続される雄コネクタに接続している。
絶縁性の樹脂封止でも若干の蒸気の透過があるため、両コネクタの接続後に生じる接続部に小さな空間にオートクレーブ滅菌の際に蒸気が入り込み、接点間を短絡させてしまう可能性がある。
【0088】
(付記6〜8の目的)
このため両コネクタの接続部の小さな空間にオートクレーブ滅菌の際等に蒸気が入り込むことを防止できる内視鏡撮像装置を提供することを目的とし、付記6〜8の構成にした。
【0089】
7.前記第1、第2の気密コネクタ間の気密結合はメタルガスケットによることを特徴とする付記6記載の内視鏡撮像装置。
8.前記気密コネクタはセラミック、またはガラスを基材とする無機バインダにより枠体、接点ピンをハーメチック結合したコネクタであることを特徴とする付記1、又は6記載の内視鏡撮像装置。
【0090】
9.固体撮像素子及びまたは、光学絞りユニット、焦点調整駆動装置等の光学系調整ユニットを含む光学系を気密封止してなる内視鏡撮像装置のケーブルとの接続部に光学系気密封止体に気密に結合される気密コネクタにおいて、
気密コネクタの枠体の光学系気密封止体との結合部の形状を薄肉構造としたことを特徴とする気密コネクタ。
【0091】
(付記9の背景)
オートクレーブ滅菌耐性を確保するコネクタとしてハーメチック等の気密コネクタがある。これらは接点であるピンと構造(枠)体である金属等の間を、ガラス、セラミックス、樹脂等で封止するものである。通常これらのコネクタは枠体として封止したい容器の間をガスケット、半田、電着等で封止する。
【0092】
しかし、オートクレーブ滅菌では流体(蒸気)の圧力が+/−両方働くこと、ハーメチック封止部が機械強度、高温のヒートサイクルに耐えられないことから、気密封止技術が専用設備を必要なもの等に制限される。
【0093】
ここで専用の設備が不要で機械的強度の確保が不要なものとして、半田封止があるが、ハーメチック部にかかる熱の影響が問題となっていた。
【0094】
特に、ハーメチックコネクタ部でケーブルと着脱可能な構造にする場合、枠体の容積が大きく、非常に半田封止が困難であった。
【0095】
(付記9の目的)
半田気密封止を容易に行える、ハーメチック封止等の気密コネクタの提供を目的とし、付記9の構成にして上記欠点を解消した。
【0096】
10.内視鏡とこれに接続され内視鏡の像を固体撮像素子に結像せしめるための光学系が内蔵された光学アダプタと固体撮像素子が内蔵されたカメラヘッドからなる内視鏡撮像装置、または、内視鏡とこれに接続される結像光学系、固体撮像素子を内蔵するカメラヘッドからなる内視鏡撮像装置において、
内視鏡と光軸方向に対して固定された固定筒とこの固定筒に内蔵され、光学アダプタ、及びまたは、カメラヘッドの光学系を保持し、光軸方向に移動可能な金属枠と該金属枠に気密結合時まで空気抜きの小孔を有し、カバーガラス、光学レンズ、光学フィルタのいずれかの光量透過素材の外周面または外径近傍の端面にメタライズ処理を施し、無機バインダ、またはろう材にて金属枠端面部近傍に気密結合封止し、光量透過素材結合後に該小孔を半田または、ろう材の封止材にて気密封止することを特徴とする内視鏡撮像装置。
【0097】
(付記10の背景)
従来、光学アダプタの中でオートクレーブ滅菌による水蒸気の侵入を防ぐ為にアダプタ内部の結像光学部材とカバーガラスを可動支持部材(レンズ枠)に取り付けて一体化した気密ユニットを構成している。
【0098】
従来例では例えば、実公平5−32822号公報に示すようにカバーガラスと枠体の気密接合は接着剤を利用したものがあるが、気密化を長期にわたり確保することが困難である。
また、半田等の高熱を必要とする接合を行う場合、レンズ枠内の膨張した空気で内圧が高まり組立性が容易でない。
【0099】
(付記10の目的)
カバーガラスとレンズ枠の確実な気密接合、及び気密レンズユニットの組立性の改善等を目的として付記10の構成にした。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、固体撮像素子をシールド手段でシールドすることにより電波障害対策上の問題を解決でき、かつ絶縁物と金属の間で気密封止を確保してオートクレーブ滅菌可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡システムの全体構成図。
【図2】第1の実施の形態のテレビカメラの構成を示す断面図。
【図3】絶縁体を用いて気密結合する部分の拡大断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態のテレビカメラの構成を示す断面図。
【図5】第1及び第2のコネクタの接続部分を示す断面図。
【図6】第2の実施の形態の変形例における絶縁体を用いて気密結合する部分の拡大断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態における第1のコネクタと絶縁体との気密結合する部分を示す断面図。
【図8】図7の変形例における封止用薄肉部を示す断面図。
【図9】図7の変形例における封止用薄肉部を示す断面図。
【図10】本発明の第4の実施の形態における光学アダプタ周辺部の構造を示す断面図。
【図11】金属皮膜が設けられたカバーガラスを示す斜視図。
【図12】封止材で封止される空気抜き用小孔部分を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡システム
2…硬性内視鏡
3…テレビカメラ
5…CCU
9…カメラケーブル
13…接眼部
21…カメラヘッド部
22…ケーブル部
23…第1のコネクタ
24…外部金属被覆
26…カバーガラス
28a,28b…内部絶縁被覆
29a,29b…シールド被覆
32…レンズ枠
33…結像レンズ系
35…フィルタ
37…CCD
38…撮像素子枠
39…フォーカス調整機構
43…コネクタ外装金属枠
44…絶縁枠体
49…第2のコネクタ
51,57…接点ピン
52…コネクタ本体
53,58…ガラスハーメチック部
54…コネクタシールド枠体
61…気密絶縁体
62a,62b…気密封止層
63…ろう材

Claims (1)

  1. 内視鏡に接続可能であって、前記内視鏡からの被写体像を撮像する固体撮像素子を含む撮像光学系を有するカメラヘッド部と、
    前記カメラヘッド部より後端側に着脱自在に配設された、前記固体撮像素子に対する信号処理を行う制御装置に接続する信号ケーブルを有するケーブル部と、
    を備える内視鏡撮像装置において、
    前記カメラヘッド部の前端側に配置された光学部材と気密接合されると共に、前記撮像光学系を覆う外層金属被覆と、
    前記外層金属被覆より後端側に配設されたコネクタであって、前記信号ケーブルの前端に配設されたケーブル部側コネクタと着脱自在になされたカメラヘッド部側コネクタと、
    前記カメラヘッド部側コネクタを構成する金属製部材であって、前記カメラヘッド部側コネクタと前記ケーブル部側コネクタとが接続された際には、前記信号ケーブルのシールド部と同電位を保持するコネクタ金属枠体部と、
    前記外層金属被覆に対して絶縁層を介して内設された導電性部材であって、前記固体撮像素子を覆うと共に、前記コネクタ金属枠体部と同電位を保持して接続された内部シールド被覆と、
    前記内部シールド被覆より外周側における前記外層金属被覆の後端部と前記コネクタ金属枠体の前端部との間に配設された絶縁性部材であって、前記外層金属被覆と前記コネクタ金属枠体とを気密接合する気密絶縁部と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡撮像装置。
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