JPH10262927A - 内視鏡撮像装置 - Google Patents

内視鏡撮像装置

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JPH10262927A
JPH10262927A JP9070058A JP7005897A JPH10262927A JP H10262927 A JPH10262927 A JP H10262927A JP 9070058 A JP9070058 A JP 9070058A JP 7005897 A JP7005897 A JP 7005897A JP H10262927 A JPH10262927 A JP H10262927A
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Yutaka Tatsuno
裕 龍野
Fuminori Tanahashi
史典 棚橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波障害対策上の問題を解決でき、かつ絶縁
構造物と金属の間で気密封止を確保してオートクレーブ
滅菌可能にした内視鏡撮像装置を提供する。 【解決手段】 硬性内視鏡に接続されるマウント部を前
端に設けた外部金属被覆24の前端の中央部の開口はカ
バーガラス26で気密的に封止され、この外部金属被覆
24の内側には内部絶縁被覆28a,28bを介してそ
の内側にCCD37等が配置されたシールド被覆29
a,29bを配置した3層構造とし、シールド被覆29
a,29bは第1のコネクタ23び第2のコネクタ49
の金属枠体等を介してカメラケーブル9のシールド被覆
線55と導通して電磁遮蔽構造にしている。外部金属被
覆24の後端は絶縁枠体44の内側で、第1のコネクタ
23の枠体と気密絶縁体61の外周面に設けた気密封止
層62a,62bでろう材63等で気密固定してオート
クレーブ滅菌可能な気密構造にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡に装着さ
れ、撮像素子を内蔵し、オートクレーブ滅菌できるよう
にした内視鏡撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内に挿入される内視鏡に装着され、
撮像素子を内蔵した内視鏡撮像装置では電気的に安全を
確保した電気機器としている。そのため、患者回路(相
当部)は外装金属部材に対し、絶縁された構造となって
いる。
【0003】また、近年は、環境に対する影響を配慮し
て、薬液を使用しないで、高温高圧の蒸気下で内視鏡撮
像装置を滅菌処理するオートクレーブ滅菌を行うことが
できることが望まれる状況にある。
【0004】例えば、特開平7−100104号或いは
特開平7−100102号公報ではオートクレーブ滅菌
対応の内視鏡撮像装置が開示されている。この従来例で
は断熱構造とするために、カメラヘッドを3層の被覆部
材で構成され、外側から順に金属層、絶縁層、導通層が
設けてある。
【0005】このようにオートクレーブ滅菌対応のカメ
ラヘッドでは、光学系を気密封止するため、外装部を気
密封止構造としている。この場合、耐熱性、耐蒸気性、
熱膨張率より、外装は金属で構成される。
【0006】実際には、電気回路を含む内視鏡撮像装置
では、電気メスが使用されることも考慮して、それに対
する安全上、金属外装のある硬性内視鏡との絶縁を確保
するために内部の回路はカメラヘッド外装に対して絶縁
された構造を採用することが普通である。
【0007】また、患者回路(相当部)はEMC等の電
波障害対策上の問題を解決するために、0Vのシールド
構造を設ける必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のことから、患者
回路(相当部)と外装金属部の間は絶縁される必要があ
り、かつ、ここは気密封止されなければならないが、従
来は接着等で気密確保を狙ったが、蒸気による劣化があ
った。 (発明の目的)本発明は上述した点に鑑みてなされたも
ので、電波障害対策上の問題を解決でき、かつ絶縁構造
物と金属の間で気密封止を確保してオートクレーブ滅菌
可能にした内視鏡撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】内視鏡に直接又はアダプ
タを介して接続され、少なくとも固体撮像素子を含む撮
像光学系を気密封止してなる内視鏡撮像装置において、
光学部材とで気密封止体を形成する外層金属被覆と、固
体撮像素子を覆う内部シールド被覆と、該外層金属被覆
と内部シールド被覆との間に設けた内部絶縁層とを有
し、内部シールド被覆をケーブルのシールド線と接続さ
れる気密コネクタの枠体と導電性を保って気密結合し、
該外層金属被覆と該内部シールド被覆との間で絶縁物を
介して気密結合する気密結合手段を設けることにより、
固体撮像素子をシールド手段でシールドすることにより
電波障害対策上の問題を解決でき、かつ絶縁物と金属の
間で気密封止を確保してオートクレーブ滅菌可能にして
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた内
視鏡システムの全体構成を示し、図2は第1の実施の形
態のテレビカメラの構成を示し、図3は絶縁体を用いて
気密結合する部分の拡大図を示す。
【0011】図1に示すように内視鏡システム1は硬性
内視鏡2及びこの硬性内視鏡2に着脱自在の内視鏡撮像
装置としてのテレビカメラ3と、硬性内視鏡2に照明光
を供給する光源装置4と、テレビカメラ3に対する信号
処理を行うカメラコントロールユニット(CCUと略記
する。)5と、このCCU5から出力される映像信号を
表示するモニタ6とから構成される。
【0012】上記硬性内視鏡2は、細長で硬性の挿入部
11と、この挿入部11の後端に連設された太径の把持
部12と、この把持部12の後端に形成された接眼部1
3と、前記把持部12の側部に設けた口金とを有し、こ
の口金にはライトガイドケーブル15が接続され、この
ライトガイドケーブル15の末端に設けたコネクタ16
を光源装置4に着脱自在で接続することができる。
【0013】上記ライトガイドケーブル15のコネクタ
16を光源装置4に接続することによって、光源装置4
内の図示しないランプによる白色光がライトガイドの端
面に照射され、このライトガイドにより伝送された照明
光は、硬性内視鏡2内のライトガイドに供給され、挿入
部11の先端部の照明窓から前方に出射され、被検体を
照明する。
【0014】上記照明窓から出射された照明光により、
照明された被写体は先端部に設けられた図示しない対物
レンズによって結像され、結像された像はリレー光学系
により接眼部13側に伝送され、接眼レンズを介して拡
大観察できるようになっている。
【0015】上記接眼部13にはテレビカメラ3が着脱
自在で装着される。このテレビカメラ3は撮像手段とし
て電荷結合素子(以下、CCDと略記)37を内蔵し、
このCCD37はこのテレビカメラ3から延出されたカ
メラケーブル9(内の信号線)によりCCU5に着脱自
在のコネクタ10を介してCCU5に接続されている。
【0016】CCU5内の図示しないCCDドライバか
らのCCDドライブ信号をカメラケーブル9は伝送しC
CD37に印加することにより、CCD37で光電変換
された信号が読み出され、この信号はCCU5内部の図
示しない映像信号生成回路により映像信号が生成され、
モニタ6の表示面に被検体像を表示する。
【0017】後述するようにこのCCD37はテレビカ
メラ3内で内部シールド層でシールドされた内側に配置
されている。そして、このシールド層は外部絶縁部材で
覆われたコネクタの外装部材及びカメラケーブル9の外
皮の内側のシールド線を経てCCU5内の例えば0Vの
グラウンドに接続する電磁遮蔽構造にすることにより、
CCD37及びこのCCD37に接続された信号線(特
にCCDドライブ信号を伝送する信号線)から外部にノ
イズとなって放射される信号成分の強度を十分小さくす
ると共に、外部から特にCCD37の出力信号に混入す
るノイズを十分小さくして画質が劣化しないようにして
いる。
【0018】また、CCU5の映像信号生成回路で生成
された映像信号における輝度信号成分はCCU5内の調
光信号生成回路に入力され、輝度信号の平均値を生成
し、かつ目標輝度平均値からのずれ量を表す調光信号が
生成され、カメラケーブル9を介してテレビカメラ3内
の後述するオートアイリス駆動回路に印加され、絞り
(アイリス)を駆動して撮像手段側への入射光量を目標
輝度平均値に一致するように自動的に制御し、被写体像
の明るさを観察に観察に適した明るさとなるようにす
る。
【0019】図2は本発明の内視鏡撮像装置としての第
1の実施の形態のテレビカメラ3の具体的な構造を示
す。このテレビカメラ3はオートクレーブ可能に内部が
気密構造にされたカメラヘッド部21と、このカメラヘ
ッド部21の後端に分離可能に接続され、オートクレー
ブ可能にしたケーブル部22とから構成される。
【0020】このカメラヘッド部21は以下に説明する
ように基本的に外部金属層と、その内側に設けられた内
部絶縁層と、この内部絶縁層により外部金属層と絶縁し
てこの内部絶縁層の内側に設けられた内部シールド層の
3層構造にし、かつ外部金属層の前端側は光学部材で気
密的に封止し、かつ後端側では外部金属層を覆う絶縁体
の外装部材の内側で絶縁物を用いてこの外部金属層と内
部シールド層と導通するコネクタの金属製枠体とを気密
結合する構造にしている。
【0021】このカメラヘッド部21の最外周部分はそ
の後端の第1のコネクタ23(或いはコネクタ受け)よ
り少し前の付近まで、外部金属被覆24で覆われ、この
外部金属被覆24の前端には硬性内視鏡2の接眼部13
に装着する金属製のマウント部25が設けてある。
【0022】また、この外部金属被覆24の前端の中央
の円形開口部分には光学部材としてのカバーガラス26
がオートクレーブ滅菌可能なように気密的に取り付けら
れ、その奥にCCD37を含む撮像光学系が配置されて
いる。
【0023】つまり、気密的に封止されたカバーガラス
26の内側にロッドレンズ27が配置されている。この
ロッドレンズ27の後端外周は外部金属被覆24の内側
に設けた第1の内部絶縁被覆28aの前端内周に固定さ
れている。
【0024】なお、カバーガラス26は後述する実施の
形態と同様にその円板形状の外周面にメッキ等により金
属層を設けてメタライズし、その金属層を外部金属被覆
24とろう付け或いは半田付け等で気密的に封止してい
る。
【0025】この第1の内部絶縁被覆28aの後端には
外部金属被覆24の内周面に沿って配置された第2の内
部絶縁被覆28bと接続されている。第1の内部絶縁被
覆28aと第2の内部絶縁被覆28bの内側には金属製
の第1の内部シールド被覆29aとこの第1の内部シー
ルド被覆29aの後端側に配置した第2の内部シールド
被覆29bとが設けてある。
【0026】第1の内部シールド被覆29aの前端は第
1の内部絶縁被覆28aの前端内周に配置され、またロ
ッドレンズ27の後端に近接してオートアイリスユニッ
ト31のステータ部がネジで第1の内部絶縁被覆28a
の前端内壁に取り付けてある。
【0027】このオートアイリスユニット31の後面に
レンズ枠32が配置され、このレンズ枠32には結像レ
ンズ系33が取り付けられている。このレンズ枠32の
後端付近に接続枠及び絶縁枠34を介してフィルタ35
が取り付けられたフィルタ枠36が配置されている。こ
のフィルタ35は例えば保護用カバーガラスと、折り返
しノイズを除去する水晶フィルタなどを用いた光学的ロ
ーパスフィルタと、赤外カットフィルタなどから構成さ
れる。
【0028】このフィルタ枠36の後端には固体撮像素
子として例えばCCD37が取り付けられた撮像素子枠
38が配置されている。フィルタ枠36及び撮像素子枠
38はその外周側に配置されたほぼリング形状のフォー
カス調整機構39に取り付けられ、このフォーカス調整
機構39のステータ側は第1の内部シールド被覆29a
にネジ等で固定されている。
【0029】そして、このフォーカス調整機構39を構
成するモータに駆動信号を印加することにより、図2の
光軸Oの下側半分に示すようにコイルバネ41の付勢力
に抗してフィルタ枠36及び撮像素子枠38と共にCC
D37は前方に移動し、フォーカス調整を行うことがで
きるようにしている。
【0030】CCD37の後方側に配置された第1のコ
ネクタ23はそのコネクタ本体或いはコネクタ外装金属
枠43が水密を確保する絶縁部材で形成された絶縁枠体
44で覆われている。この絶縁枠体44の前端は外部金
属被覆24の後端外周に嵌合し、螺合で固定され、その
際Oリング45を介装して水密を確保している。
【0031】また、この絶縁枠体44の後端はカメラケ
ーブル9の外周面に嵌合し、かつパッキン46を介装し
て水密構造にしてその内側を水密空間47にしている。
この水密空間47はその外部とで蒸気の出入りを許す
が、外部から防水する機能を有する。この絶縁枠体44
の後端外周には折れ止め部材48を設けている。
【0032】この水密空間47内にはカメラケーブル9
の先端部付近で外皮が除去されたシールド被覆線55に
その金属製のコネクタシールド枠体54が圧接して取り
付けた第2のコネクタ49とが収納され、この第2のコ
ネクタ49は第1のコネクタ23に着脱自在で接続され
る。カメラケーブル9の先端部からそれぞれ延出された
信号線は第2のコネクタ49の後端面から後方に突出す
る接点ピン51に接続されている。
【0033】各接点ピン51はコネクタ本体52に設け
た各孔に貫通するように配置され、その周囲を溶融した
ガラスで焼結したガラスハーメチック封止部53を形成
して気密的に固定している。
【0034】このコネクタ本体52は金属製で、その後
端側は金属製のコネクタシールド枠体54と接触して覆
われている。このコネクタシールド枠体54はカメラケ
ーブル9のシールド被覆線55と導通している。このシ
ールド被覆線55はその内側に配置され、両コネクタ2
3、49を介してCCD37等に接続された複数の信号
線を覆い、このシールド被覆線55の後端はCCU5の
シールド電位と接続している。
【0035】このように外部金属被覆24に対し、内部
絶縁被覆28a,28bで絶縁された内部シールド被覆
29a,29bの内側にCCD37を収納し、内部シー
ルド被覆29a,29bはさらにコネクタ枠体を介して
カメラケーブル9のシールド被覆線55に導通させ、そ
の後端をシールド電位のグラウンドに接続して十分に電
磁遮蔽するシールド構造にすることによって、電波障害
対策上の問題を解決している。
【0036】また、第2のコネクタ49は第1のコネク
タ23に接続される。その際、各接点ピン51の先端に
設けた接点ピン受け56には第1のコネクタ23の接点
ピン57が挿入されて電気的に導通する。
【0037】第1のコネクタ23においても、コネクタ
外装金属枠43の円板状の接点ピン取付部に孔を設け、
各孔には前記接点ピン57を貫通するように配置し、そ
の周囲を溶融したガラスで焼結したガラスハーメチック
封止部58を形成して気密的に固定している。
【0038】また、コネクタ外装金属枠43の前端側は
段差状に拡径にされ、気密的に接続するための絶縁体
(以下、気密絶縁体)61の後端外周と嵌合させ、バイ
ンダで気密的に固定されている。この気密絶縁体61の
前端外周面は外装金属被覆24の後端内周に嵌合し、バ
インダで気密的に固定されている。
【0039】なお、図2に示すように第2の内部シール
ド被覆29bの後端は気密絶縁体61から若干離間した
内側で金属製の固定リング67を介してコネクタ外装金
属枠43と螺合により接続固定されている。つまり、内
部シールド層は第1のコネクタ23の外装金属43と導
通している。
【0040】図3は気密絶縁体61と外装金属被覆24
との接続部及び気密絶縁体61とコネクタ外装金属枠4
3との接続部の構造を拡大して示す。図3に示すように
気密絶縁体61の段差状にされ、この段差部分で(外装
金属被覆24とシールド電位とに対して)必要とされる
沿面距離を確保して結合面となる2つの外周面にはそれ
ぞれ金属メッキ等によるメタライズした気密封止層62
a及び62bが設けてあり、各外周面に嵌合する外装金
属被覆24及びコネクタ外装金属枠43との境界部分を
バインダとしてのろう材63で気密結合してオートクレ
ーブ滅菌(高温かつ高圧の蒸気滅菌)に対する耐性(そ
の高温に耐える耐性を有し、かつ高圧の蒸気に対してそ
の蒸気の侵入を防止できる耐性)を備えた気密結合手段
を形成している。
【0041】このようにして、外装金属被覆24とコネ
クタ外装金属枠43とを気密絶縁体61で気密的に接続
してその内部を気密空間64にし、かつ外装金属被覆2
4とコネクタ外装金属枠43との接続固定部とを段差状
にして離間するようにして必要とされる絶縁耐性を確保
している。
【0042】このように構成された本実施の形態では、
硬性内視鏡2の接眼部13に取り付けられるマウント部
を有する外装金属被覆24の後端側を絶縁枠体44で被
覆し、その内側で内部シールド被覆と導通する第1のコ
ネクタ23のコネクタ外装金属枠43との間に気密絶縁
体61を介挿しメタライズされて一定の距離離間した気
密封止層62a及び62b部分でそれぞれ気密的に接続
固定しているので、オートクレーブ滅菌しても気密空間
64には蒸気が侵入することを防止できる。
【0043】従って、樹脂封止のように長期的には蒸気
の侵入により劣化等が起こるのに対し、本実施の形態で
は蒸気の侵入を長期にわたり確実に防止でき、劣化等も
防止できる。
【0044】また、硬性内視鏡2と接続される外部金属
被覆24に対して内部絶縁被覆28a,28bにより絶
縁したシールド被覆29a,29bを形成し、その内側
に撮像素子を配置し、シールド被覆29a,29bは気
密構造の第1のコネクタ23の枠体等を介してカメラケ
ーブル9のシールド線に接続して信号線全体をシールド
しているので、外部にノイズとなって放射される電磁波
の強度を十分に小さくでき、かつ外部からノイズが混入
することも十分に抑圧でき、画質の良い画像を得ること
ができる。従って、このシールド構造により、電波障害
対策上の問題を解消している。
【0045】また、本実施の形態では撮像素子と接続さ
れた第1のコネクタ23を含めて気密構造にし、カメラ
ケーブル9とは第2のコネクタ49を介して着脱自在に
しているので、従来例の場合とは異なり、カメラケーブ
ル9の可撓性を有する外皮等からの蒸気の侵入があって
も気密空間64内には影響を及ぼさない構造になってい
る。
【0046】また、カメラケーブル9とは第2のコネク
タ49を介して第1のコネクタ23で着脱自在にしてい
るので、ケーブルの一部が破損したような場合にも、
(コネクタで分離可能にしない場合よりも)修理などが
容易となる。また、気密空間64内にオートアイリス機
構等を設けているので、蒸気などで故障することを有効
に防止できる。
【0047】なお、シールド被覆(具体的には29a,
29b)としては金属枠体で形成したものに限定される
ものでなく、例えば内部絶縁被覆28a,28bの内側
に金属メッキ或いは導電塗料等による導電層を形成した
ものでも良い。
【0048】(第2の実施の形態)図4及び図5は本発
明の第2の実施の形態に係り、図4は第2の実施の形態
のテレビカメラの構造を示し、図5は第1及び第2のコ
ネクタの接続部付近の構造を示す。本実施の形態は第1
の実施の形態において、第1のコネクタ23及び第2の
コネクタ49との接続部を以下のようにしている。
【0049】図5でも示すように第1のコネクタ23に
接続される第2のコネクタ49における接点ピン受け5
6の周囲を樹脂で封止した樹脂封止部71aにすると共
に、ハーメチック封止部58から前方に突出する接点ピ
ン51の周囲も樹脂で封止した樹脂封止部71bにして
いる。
【0050】また、コネクタ本体52とコネクタ外装金
属枠43との間にはメタルシール材65を挟み込むよう
に介装し、両者の間を気密に構成し、カメラケーブル9
側から侵入する蒸気が両コネクタ接続の接続空間66に
侵入することを防止している。
【0051】このような構造にして、空間中の水分、及
びピン、絶縁体表面に結露した水分による絶縁不良を生
じないようにすると共に、隣接する接点ピン間の短絡の
発生も防止するようにしている。また、接触不良が発生
することも防止している。
【0052】さらに、カメラケーブル9の着脱をカメラ
ヘッド部21の気密空間64を壊すことなく行える。な
お、このメタルシール材65としては例えばアルミニュ
ウム合金製で、リペア時には交換する。
【0053】なお、図5に示す例では、コネクタ本体5
2とコネクタ外装金属枠43との間には図4のメタルシ
ール材65の代わりにガスケット部材72が介装されて
いる。なお、ガスケットとして、メタルガスケットの他
に、弾性体(例えば、フッ素ゴム、フッ素コートOリン
グ)を用いても良い。その他は第1の実施の形態と同様
の構成である。
【0054】本実施の形態は第1の実施の形態の作用及
び効果の他に、第2のコネクタ49の接点ピン51等を
樹脂封止部材で支持しているので、第1及び第2のコネ
クタとの両者の接続操作の際により確実に接続が可能に
なる。
【0055】図6は第2の実施の形態の他の変形例にお
ける主要部を示す。第1及び第2の実施の形態では気密
絶縁体61は断面がほぼL字形状にしたものであった
が、本変形例では中央部を拡径となるように突出させた
断面形状の気密絶縁体75にしている。
【0056】そして、気密絶縁体75の両端にそれぞれ
メタライズした気密封止層62a,62bを設け、それ
ぞれ外装金属被覆24及びコネクタ外装金属枠43とろ
う材63で気密的に接続固定している。この構造の場合
には中央部を突出させているので、両端間の絶縁耐性を
より確実に維持できる。その他は第1或いは第2の実施
の形態の場合と同様の効果を有する。
【0057】なお、第1或いは第2の実施の形態では第
1及び第2の内部絶縁被覆28a,28bにより外部金
属被覆24と第1及び内部シールド被覆29a,29b
と絶縁性を確保しているが、その一部或いは全部を空気
層にして必要とされる絶縁性を確保するようにしても良
い。この場合、空気層の厚さを必要とされる絶縁耐性を
確保できる値以上に設定する。
【0058】(第3の実施の形態)図7は本発明の第3
の実施の形態における第1のコネクタ23と気密絶縁体
61との接続部を示す。例えば第1の実施の形態では第
1のコネクタ23は気密絶縁体61の外面にバインダで
固定したが、本実施の形態では気密絶縁体61の内面に
バインダで固定する構造にすると共に、気密絶縁体61
と封止固定する部分を薄肉にした封止用薄肉部74にし
て溶融したろう材等で気密的に固定している。
【0059】その他の構造は第1の実施の形態と同様で
ある。本実施の形態によれば、封止用薄肉部74を形成
しているので、その部分を局部的に加熱して溶融した半
田等での接続が容易となる。また、この溶融した半田を
メタライズした部分に回り込ませることもできるし、薄
くしたことにより細径化することもできる。
【0060】なお、バインダで気密結合する場合、内側
部分を例えば高温タイプの半田で半田付けで接続固定
し、その後に気密絶縁体61の外周側で低温タイプの半
田で高温タイプの半田の融点以下で絶縁外装被覆24と
半田付けするようにしても良い。このようにすると、そ
れぞれを(他方に影響しないように)ほぼ独立して半田
による気密的な接続固定を行うことができる。
【0061】図8に示す変形例のように、封止用薄肉部
75をフランジ形状にしても良い。このようにすると、
溶融したろう材等のバインダ層の厚みを制御し易い。そ
の他は第3の実施の形態と同様である。
【0062】また、図9のように封止用薄肉部73をガ
ラスハーメチック封止部よりも離した位置に設けるよう
にしても良い。このようにすると、溶融したバインダに
よる固定の際にガラスハーメチック封止部への熱の影響
を与えにくくできる。
【0063】(第4の実施の形態)図10は本発明の第
4の実施の形態における光学アダプタ周辺部の構造を示
す。本実施の形態の内視鏡撮像装置80は第1の実施の
形態におけるカメラヘッド21を光学アダプタ81及び
カメラヘッド82とに分離した構造にしている。
【0064】光学アダプタ81は結像レンズ系83を取
り付けた金属製のレンズ枠84が筒状の固定枠85に摺
動自在に配置され、このレンズ枠84にはピン86が突
設され、このピン86は固定枠85に設けた螺旋溝を貫
通してその外側に回転自在に配置したフォーカスリング
87の長溝に係入されている。
【0065】そして、フォーカスリング87を回動する
ことによって、ピン86と共に、レンズ枠84を光軸方
向に移動し、フォーカス調整ができるようにしている。
このフォーカスリング87の前後の内周にはOリング8
8a,88bを介挿して水密を確保している。
【0066】また、レンズ枠84の前端付近の外周面に
もOリング89aを介挿して水密を確保している。
【0067】固定枠85の後端のねじ部にはカメラヘッ
ド82を形成する外装部材90のねじ部が螺合して取り
付けられ、間にOリング89bを介して水密を確保して
いる。
【0068】また、光学アダプタ81におけるレンズ枠
84内を以下のようにして気密構造にしている。レンズ
枠84の前端の開口はカバーガラス91aにより気密的
に封止される。この場合、カバーガラス91aは図11
(A)のように円周側面がメッキ等により金属皮膜92
でメタライズされ、このカバーガラス91aをレンズ枠
84の前端の開口に嵌合させて、半田或いはろう材を溶
融して気密的に封止する気密封止部93aとしている。
【0069】なお、図11(B)に示すようにカバーガ
ラス91aにおけるレンズ枠84の係止用突部に当接す
るリング状周縁部に金属皮膜92でメタライズしたもの
にしても良い。
【0070】また、レンズ枠84の後端の開口はカバー
レンズ91aと同様に金属皮膜92でメタライズされた
カバーレンズ91bで気密的に封止する気密封止部93
が形成された金属製の封止用リング94をレンズ枠84
の後端の外周に嵌合させ、その境界部分を半田或いはろ
う材で気密的に固定する気密封止部93bとしている。
なお、封止用リング94を介挿することなく、レンズ枠
84の後端の開口をカバーレンズ91bで気密的に直接
固定するようにしても良い。
【0071】また、レンズ枠84における例えば後端付
近には空気抜き用の小孔95が設けてあり、半田或いは
ろう材での溶融固定の際にレンズ枠84内の膨張した空
気を逃がし、溶融固定の後には図12に示すようにこの
小孔95を半田或いはろう材或いは無機バインダ等の封
止材96で封止するようにしている。
【0072】また、カメラヘッド82における外装金属
部材90の内側にはフィルタ97を気密的に取り付けた
絶縁部材で形成されたフィルタ枠98が螺合で取り付け
られ、このフィルタ97の後方側にCCD99を取り付
けた金属製の素子枠100が取り付けられている。
【0073】この素子枠100は後方に延びるシールド
枠体101と接続されている。また、フィルタ枠98も
後方に延びる絶縁枠体と接続され、この絶縁枠体はシー
ルド枠体101と外装金属部材90とを絶縁している。
【0074】このカメラヘッド82の後端側は例えば第
1の実施の形態とほぼ同様の構成となっている。
【0075】本実施の形態によれば、カバーガラス91
a等をその外周面又は外周面近傍の端面にメタライズ処
理してろう材等のバインダで金属製のレンズ枠84等に
気密封止するので気密封止を(接着剤の場合よりも)よ
り完全にできると共に、気密封止する際に内部の膨張し
た空気を逃がす小さな小孔95を設けておいて、気密封
止後に小孔95をろう材等の封止材96で封止するよう
にしているので、内圧が高まることで封止作業がし難く
なることもなく、組立が容易となる。
【0076】また、カバーガラス91a等をその外周面
又は外周面近傍の端面にメタライズ処理してあるので、
オートクレーブ滅菌の際に高温になっても円周方向に熱
が加わるので、局部的に熱が加わる場合よりも熱膨張に
対する耐性を高くでき、破損しにくくできる。
【0077】その他は第1の実施の形態とほぼ同様の効
果を有する。なお、光量透過部材としてのカバーガラス
91aを用いることなく、結像レンズ系83の第1レン
ズ等の光学レンズ、光学フィルタ等を気密的に封止する
場合にも適用できる。また、光学アダプタ81の場合で
説明した封止する手段或いは方法を、カメラヘッド82
等に適用することもできる。
【0078】なお、上述した気密絶縁体61等は例えば
セラミックス、または耐熱エンジニアリングプラスチッ
クを採用することができる。また、セラミックスとして
は、PEEK、PPSといったスーパーエンプラでも良
い。
【0079】また、ガラスハーメチック封止部53、5
8としてはガラスの他セラミックス、樹脂(スーパーエ
ンプラ)等での封止でも良い。また、気密封止層62
a,62bはNi又はCo、又はAu又はMo−Mnを
基本にした金属層でも良い。
【0080】また、バインダはAu、またはAg系のろ
う材か、Sn−Pd系の半田か、低融点ガラスか、無機
バインダかのいずれかを用いることができる。
【0081】また、気密絶縁体61としてセラミックス
を用い、セラミックス半田、低融点ガラスを用いて直接
外装金属被覆24及びコネクタ外装金属枠43と気密封
止しても良い。この場合にはコストを下げることができ
る。
【0082】なお、例えば第1の実施の形態では少なく
とも固体撮像素子を含む撮像光学系を内蔵したカメラヘ
ッド部21を外装金属層、絶縁層、シールド層の3層構
造にして、シールド層内に少なくとも固体撮像素子を内
蔵して気密構造にしているが、本発明はこれに限定され
るものでなく、内視鏡に直接或いはアダプタ等を介して
固体撮像素子或いは電気的に絞り駆動機構或いは焦点調
整駆動機構或いは変倍駆動機構等を内蔵した光学系等を
含むカメラヘッドユニット或いは光学アダプタユニット
等に広く適用できる。
【0083】また、上述した実施の形態等を部分的等で
組み合わせる等して構成される実施の形態等も本発明に
属する。
【0084】[付記] 1.内視鏡に直接又はアダプタを介して接続され、少な
くとも固体撮像素子を含む撮像光学系を気密封止してな
る内視鏡撮像装置において、光学部材とで気密封止体を
形成する外層金属被覆と、導電性シールド層を形成する
内部シールド被覆と、該外層金属被覆と内部シールド層
との間に設けた内部絶縁層を有し、内部シールド被覆を
ケーブルと接続される気密コネクタと導電性を保って気
密結合し、該外層金属被覆と該内部シールド被覆との間
で絶縁物を介して気密結合する気密結合手段を設けたこ
とを特徴とする内視鏡撮像装置。
【0085】2.前記気密結合に用いる絶縁物はセラミ
ックスに結合面をメタライズ処理し、バインダによって
気密結合したことを特徴とする付記1記載の内視鏡撮像
装置。 3.前記セラミックスはアルミナ、ジルコニア等のチョ
ウ密構造であることを特徴とする付記2記載の内視鏡撮
像装置。 4.前記メタライズはNiまたはCo、及びまたはA
u、またはMo−Mnを基本にしたことを特徴とする付
記2記載の内視鏡撮像装置。 5.前記バインダはAu、またはAg系のろう材か、S
n−Pd系の半田か、低融点ガラスか、無機バインダか
のいずれかであり、上記絶縁物の外層金属被覆、内部シ
ールド被覆のそれぞれの気密結合部で融点の異なる金属
バインダにより気密結合することを特徴とする付記2記
載の内視鏡撮像装置。
【0086】6.固体撮像素子及びまたは、光学絞りユ
ニット・焦点調整駆動装置等の光学系調整ユニットを含
む光学系を気密封止してなる内視鏡撮像装置において、
該光学系気密封止体のケーブル側接続部に気密結合され
た第1の気密コネクタと、これに一対に接続されるケー
ブルのカメラヘッド側端部に設けられた第2の気密コネ
クタを有し、第1、第2の気密コネクタを接続時に生じ
る空間を気密に結合することを特徴とする内視鏡撮像装
置。
【0087】(付記6〜8の背景)従来例として特開平
7−39515号公報がある。この従来例ではケーブル
の端部から延出される信号線と雌コネクタとの接続部分
の周囲を絶縁性の封止樹脂で封止し、この雌コネクタを
CCDに接続される雄コネクタに接続している。絶縁性
の樹脂封止でも若干の蒸気の透過があるため、両コネク
タの接続後に生じる接続部に小さな空間にオートクレー
ブ滅菌の際に蒸気が入り込み、接点間を短絡させてしま
う可能性がある。
【0088】(付記6〜8の目的)このため両コネクタ
の接続部の小さな空間にオートクレーブ滅菌の際等に蒸
気が入り込むことを防止できる内視鏡撮像装置を提供す
ることを目的とし、付記6〜8の構成にした。
【0089】7.前記第1、第2の気密コネクタ間の気
密結合はメタルガスケットによることを特徴とする付記
6記載の内視鏡撮像装置。 8.前記気密コネクタはセラミック、またはガラスを基
材とする無機バインダにより枠体、接点ピンをハーメチ
ック結合したコネクタであることを特徴とする付記1、
又は6記載の内視鏡撮像装置。
【0090】9.固体撮像素子及びまたは、光学絞りユ
ニット、焦点調整駆動装置等の光学系調整ユニットを含
む光学系を気密封止してなる内視鏡撮像装置のケーブル
との接続部に光学系気密封止体に気密に結合される気密
コネクタにおいて、気密コネクタの枠体の光学系気密封
止体との結合部の形状を薄肉構造としたことを特徴とす
る気密コネクタ。
【0091】(付記9の背景)オートクレーブ滅菌耐性
を確保するコネクタとしてハーメチック等の気密コネク
タがある。これらは接点であるピンと構造(枠)体であ
る金属等の間を、ガラス、セラミックス、樹脂等で封止
するものである。通常これらのコネクタは枠体として封
止したい容器の間をガスケット、半田、電着等で封止す
る。
【0092】しかし、オートクレーブ滅菌では流体(蒸
気)の圧力が+/−両方働くこと、ハーメチック封止部
が機械強度、高温のヒートサイクルに耐えられないこと
から、気密封止技術が専用設備を必要なもの等に制限さ
れる。
【0093】ここで専用の設備が不要で機械的強度の確
保が不要なものとして、半田封止があるが、ハーメチッ
ク部にかかる熱の影響が問題となっていた。
【0094】特に、ハーメチックコネクタ部でケーブル
と着脱可能な構造にする場合、枠体の容積が大きく、非
常に半田封止が困難であった。
【0095】(付記9の目的)半田気密封止を容易に行
える、ハーメチック封止等の気密コネクタの提供を目的
とし、付記9の構成にして上記欠点を解消した。
【0096】10.内視鏡とこれに接続され内視鏡の像
を固体撮像素子に結像せしめるための光学系が内蔵され
た光学アダプタと固体撮像素子が内蔵されたカメラヘッ
ドからなる内視鏡撮像装置、または、内視鏡とこれに接
続される結像光学系、固体撮像素子を内蔵するカメラヘ
ッドからなる内視鏡撮像装置において、内視鏡と光軸方
向に対して固定された固定筒とこの固定筒に内蔵され、
光学アダプタ、及びまたは、カメラヘッドの光学系を保
持し、光軸方向に移動可能な金属枠と該金属枠に気密結
合時まで空気抜きの小孔を有し、カバーガラス、光学レ
ンズ、光学フィルタのいずれかの光量透過素材の外周面
または外径近傍の端面にメタライズ処理を施し、無機バ
インダ、またはろう材にて金属枠端面部近傍に気密結合
封止し、光量透過素材結合後に該小孔を半田または、ろ
う材の封止材にて気密封止することを特徴とする内視鏡
撮像装置。
【0097】(付記10の背景)従来、光学アダプタの
中でオートクレーブ滅菌による水蒸気の侵入を防ぐ為に
アダプタ内部の結像光学部材とカバーガラスを可動支持
部材(レンズ枠)に取り付けて一体化した気密ユニット
を構成している。
【0098】従来例では例えば、実公平5−32822
号公報に示すようにカバーガラスと枠体の気密接合は接
着剤を利用したものがあるが、気密化を長期にわたり確
保することが困難である。また、半田等の高熱を必要と
する接合を行う場合、レンズ枠内の膨張した空気で内圧
が高まり組立性が容易でない。
【0099】(付記10の目的)カバーガラスとレンズ
枠の確実な気密接合、及び気密レンズユニットの組立性
の改善等を目的として付記10の構成にした。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡に直接又はアダプタを介して接続され、少なくとも
固体撮像素子を含む撮像光学系を気密封止してなる内視
鏡撮像装置において、光学部材とで気密封止体を形成す
る外層金属被覆と、固体撮像素子を覆う内部シールド被
覆と、該外層金属被覆と内部シールド被覆との間に設け
た内部絶縁層とを有し、内部シールド被覆をケーブルの
シールド線と接続される気密コネクタの枠体と導電性を
保って気密結合し、該外層金属被覆と該内部シールド被
覆との間で絶縁物を介して気密結合する気密結合手段を
設けているので、固体撮像素子をシールド手段でシール
ドすることにより電波障害対策上の問題を解決でき、か
つ絶縁物と金属の間で気密封止を確保してオートクレー
ブ滅菌可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡シス
テムの全体構成図。
【図2】第1の実施の形態のテレビカメラの構成を示す
断面図。
【図3】絶縁体を用いて気密結合する部分の拡大断面
図。
【図4】本発明の第2の実施の形態のテレビカメラの構
成を示す断面図。
【図5】第1及び第2のコネクタの接続部分を示す断面
図。
【図6】第2の実施の形態の変形例における絶縁体を用
いて気密結合する部分の拡大断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態における第1のコネ
クタと絶縁体との気密結合する部分を示す断面図。
【図8】図7の変形例における封止用薄肉部を示す断面
図。
【図9】図7の変形例における封止用薄肉部を示す断面
図。
【図10】本発明の第4の実施の形態における光学アダ
プタ周辺部の構造を示す断面図。
【図11】金属皮膜が設けられたカバーガラスを示す斜
視図。
【図12】封止材で封止される空気抜き用小孔部分を拡
大して示す断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡システム 2…硬性内視鏡 3…テレビカメラ 5…CCU 9…カメラケーブル 13…接眼部 21…カメラヘッド部 22…ケーブル部 23…第1のコネクタ 24…外部金属被覆 26…カバーガラス 28a,28b…内部絶縁被覆 29a,29b…シールド被覆 32…レンズ枠 33…結像レンズ系 35…フィルタ 37…CCD 38…撮像素子枠 39…フォーカス調整機構 43…コネクタ外装金属枠 44…絶縁枠体 49…第2のコネクタ 51,57…接点ピン 52…コネクタ本体 53,58…ガラスハーメチック部 54…コネクタシールド枠体 61…気密絶縁体 62a,62b…気密封止層 63…ろう材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡に直接又はアダプタを介して接続
    され、少なくとも固体撮像素子を含む撮像光学系を気密
    封止してなる内視鏡撮像装置において、 光学部材とで気密封止体を形成する外層金属被覆と、固
    体撮像素子を覆う内部シールド被覆と、該外層金属被覆
    と内部シールド被覆との間に設けた内部絶縁層を有し、 内部シールド被覆をケーブルのシールド線と接続される
    気密コネクタの枠体と導電性を保って気密結合し、該外
    層金属被覆と該内部シールド被覆との間で絶縁物を介し
    て気密結合する気密結合手段を設けたことを特徴とする
    内視鏡撮像装置。
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