JP3792215B2 - 輪転印刷機の印刷装置に用いられる横方向レジスタを調節するための装置 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項１の前提部分おいて書き部に記載の、輪転印刷機の印刷装置に用いられる横方向レジスタを調節するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
周知の複数の印刷装置を用いて多色の製品を印刷する際には、個々の印刷像が互いに上下に一致して重なり合うように位置決めすることが重要である。版胴の駆動部を用いていわゆる周方向レジスタ（周方向の見当）が調節される一方で、版胴を軸線方向に動かすことによって横方向レジスタが補正される。
【０００３】
独国特許出願公開第１０００８２１５号明細書より、横方向の見当を合わせるために、長手方向ガイド部上に支持されている版胴軸受台を、制御された軸部を使って動かすという装置が知られている。この制御された軸部は、周知のように、非常に手間のかかる高価なものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、簡単でありながらそれでも正確であり、その上、連結を解除するために、版胴の迅速でより大きな軸線方向運動を可能にする調整装置を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明に係る装置を、少なくとも一つの版胴（９，１０）を有し、前記版胴の胴軸部（２０）の駆動側である一端が、軸線方向に可動に構成された第１の軸受台（１７）に支持されているとともに、前記胴軸部（２０）の操作側である他端が、前記軸線方向との交差方向に可動に構成された第２の軸受台（１８）に着脱可能に支持されている、ウェブ紙（１３）印刷用の輪転印刷機の印刷装置（２〜５）に用いられる横方向見当合わせのための装置において、前記第１の軸受台（１７）は、圧力媒体で動く作動シリンダ（３０）によって軸線方向に移動自在とされ、前記第１の軸受台（１７）の押圧部（３７）は、横方向見当合わせのために、前記作動シリンダ（３０）を用いて、調節可能なストッパ（３５）までの間の空間において、該ストッパ（３５）に押圧可能に進退されており、このとき、前記第１の軸受台（１７）の押圧部（３７）は、調整方向（２７）における前記作動シリンダ（３０）の調整圧力により、遊びが無い状態で前記ストッパ（３５）に当接され、前記ストッパ（３５）の軸線方向の位置は、前記ウェブ紙（１３）を走査する少なくとも一つの走査光学系（１５，１６）に接続された制御部（４３，４４）及びストッパ駆動手段（３９）によって開ループ制御可能および／または閉ループ制御可能とすることにより解決される（請求項１）。
さらに他の特徴および長所は、本明細書に関連する下位請求項から得られる。
【０００６】
長所は、制御された軸部が省かれ、これによりコストが著しく削減されるという点である。版胴の軸線方向の迅速な連結動作がそれでも可能である。
【０００７】
重要なのは、圧力媒体で動く作動シリンダを用いることで印刷胴（Druckzylinder）ないし版胴の素早い連結動作を実現できるという点である。特に留意すべきなのは、調節可能なストッパを用いることによって、印刷胴ないし版胴を素早く横方向レジスタの合った位置に持って来ることができるということである。こうして、本発明により、印刷胴ないし版胴の迅速な連結動作と、横方向レジスタを合わせる迅速な位置決めとが実現される。つまり、圧力媒体で動く作動シリンダによる迅速な連結動作の長所と、横方向レジスタが合った位置への調節可能ストッパを使った迅速な搬送の長所とが結び付けられる。圧力媒体で動く作動シリンダがストッパに及ぼす調整圧力によって、この作動シリンダが遊びを持たなくなる。つまり、軸受台が、圧力媒体で動く作動シリンダの調整圧力によって、遊びの無い状態で調節可能ストッパに当接する。この調節可能なストッパによって、版胴は、この版胴自身の軸受台を介して移動させられ、これによって、調節可能なストッパと、制御部ならびにカメラ形態の走査光学系とを用いて、横方向レジスタが調節される。圧力媒体で動く作動シリンダは、連結動作時に、駆動側の軸受部を介して版胴を進退移動させる。
【０００８】
重要なことは、本発明による装置を用いれば、制御された軸部を有する横方向レジスタ調節用装置とは対照的に、版胴の連結を解除した際に前に調節された軸線方向レジスタの位置、換言すれば横方向レジスタの位置がそのまま維持されるということである。制御された軸部の場合には、連結移動が終わった後、要求される精度で再び前に調節された位置にまで達するようにしなければならないであろう。これには時間がかかるし、換言すれば、連結ならびに前に設定されていた位置への版胴の正確な位置決めに要する消費時間が増える。
【０００９】
従来技術のさらに他の欠点は、この制御された軸部が横方向レジスタの調節の際に或る一定の速さで移動するということである。この位置決め速度は、絶えず新たに必要な位置決めの際、つまり横方向レジスタの補正の際には、印刷像の出来の悪さが印刷作業中に一切分からなくなるようにかなり低く選択される。このため、印刷開始時には、往々にしてまだ比較的長めの移動距離に長い時間がかかって、その際に多量の劣悪な印刷製品が発生する結果になる。
【００１０】
重要なのは、本発明による装置によれば、調整装置が提供され、この装置が素早くかつ簡単な横方向レジスタの調節を可能にするという点である。この装置の特徴部分は、独立請求項５に提示されている。さらに他の特徴および長所は、明細書に関連した下位請求項から与えられる。
【００１１】
本発明に係る装置は、位置決め駆動部を備え、この駆動部は、異なる速さによって横方向レジスタの補正に必要な位置決めを実行することができ、さらにその結果、必要な移動距離が長い場合には、一層速い位置決め速度を使える能力を有している。レジスタのずれが大きいと、印刷製品を不良として評価しなければならないので、印刷像のための速い位置決め速度は、それ以上問題にならない。しかしながら、重要なのは、速い位置決め速度によって、レジスタのずれを調節するための時間、それも特に横方向レジスタを調節するための時間が著しく短縮されるということである。
さらに、印刷像に無害な位置決め速度は、プレート胴の回転数に依存している。胴が早く回転すればするほど、それだけ一層素早く位置決めしてよい。従って、本発明に係る装置を用いれば、その時点での装置の運転速度に常に最適に照らし合わせた位置決め速度を使うということが可能になる。これに対して従来の位置決め機構は、常に或る特定の胴回転数に対して設計されなければならず、その結果、低い胴回転数においては極めて速く位置決めを行なわなければならない。
この点は、特に版の可変な印刷機においては重要である。というのも、異なるプレート胴周長は、一定の最大のウェブ速度において無理やり異なるプレート胴回転数にさせられ、ふだんは大半の胴周長における位置決めが最適の速さでは行なわれないからである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態に基づいて本発明を説明する。
【００１３】
図１は、ロール紙交換装置１と、両面刷り印刷装置２〜５と、乾燥装置６と、冷却装置７と、例えば折り機といった後続処理装置８とからなる印刷機を示す。各両面刷り印刷装置２〜５は、それぞれ２つの版胴９および版胴１０と、２つの転写胴１１および転写胴１２とを有している。これらの転写胴１１，１２は、版胴９，１０上に存在しているインキ付けされた印刷像をウェブ紙１３上に転写する。ウェブ紙は、こうして矢印１４の方向に通り抜ける間に両面４色が印刷される。
【００１４】
既に述べたように、ウェブ紙１３に印刷する場合は、はたして、これら４つの異なる色による印刷像が互いに一致して重なり合うように位置していることが重要である。この目的のために、いわゆるレジスタマークが、版胴９，１０によって印刷像と一緒に転写胴１１，１２を介してウェブ紙１３上に転写される。印刷に問題がない場合には、各印刷装置２〜５からのレジスタマークは、互いに一致して重なり合うように位置している。これらのレジスタマークのずれは、例えばカメラやレジスタカメラといった走査光学系１５，１６によって検出され、制御部４３を介して幾つかの制御ステップに変換され、これらが見当合わせのために制御部４４に供給される。版胴９，１０の円周方向におけるレジスタ制御は、駆動部を介して、それも独立駆動モータを介して行なわれる。版胴９，１０の軸線方向におけるレジスタ制御、つまり横方向レジスタの制御を以下に詳しく述べることにする。
【００１５】
図２および図３に、版胴軸受部の構成が示されている。版胴１０は、軸受台１７，１８内に回転自在に支承され、例えば電気モータといった駆動部１９によって駆動される。胴軸部２０とスピンドル軸２１との間の軸受台１８における胴の支持は、円錐部２２上においてネジ接続部２３を介して解除可能とされている。
【００１６】
図示されているように、軸受台１７は、ガイド部２４上に支持され、軸受台１８は、ガイド部２５上に支持されている。従って、軸受台１７は、方向２６ないし２７に移動可能とされ、軸受台１８は、方向２８ないし２９に移動可能とされている。例えば液圧シリンダや気圧シリンダといった、圧力媒体で動く作動シリンダ３０は、位置が動かない装置フレーム３１に一方で接続され、他方で軸受台１７側のピボット軸受３２（Ｇｅｌｅｎｋｌａｇｅｒ）を介してピストンロッドに固定されている。
【００１７】
版胴９，１０もしくはこれら版胴９，１０表面の版胴スリーブを取り出すためには、周知のように胴の軸部２０を軸受台１８から離さなければならない。この目的のために、図４に示すように、ネジ接続部２３が外され、後に引かれる。次に、圧力媒体で動く作動シリンダ３０によって、版胴９，１０が軸受台１７を介して方向２６（取外し方向）に動かされ、そしてそれにより、円錐部２２から解除される。こうして、胴は、はたして軸受台１８の支持なしで、軸受台１７側に片持ち支持されている。この軸受台１８は、現段階で、ここでは図示されぬ駆動部によって方向２９に動かされる。こうして、版胴９，１０は、軸線方向に取り外すための、あるいは版胴スリーブを取り外して自由にするための位置にある。
【００１８】
図５および図６は、どのように版胴９，１０のレジスタ調節部、つまり横方向のレジスタ（見当）を調節するための装置が上記の連結の動き（連結動作）に結びついているかを、図３および図４の一部を拡大して示すものである。ケーシング３３と平歯車３４，３５とからなる伝動装置４５は、圧力媒体で動く作動シリンダ３０に固定され、このシリンダを介して位置が動かない装置フレーム３１に支えられている。軸受台１７には、ボルト３６がネジ留めされ、このボルト自身の頭部３７において平歯車３５に支えられている。作動シリンダ３０は、横方向見当合わせを機能させるため、つまり作動シリンダ３０の力の作用ないし調整圧力を方向２７（調整方向［Anstellrichtung］）に働かせるため、軸受台１７をピボット軸受３２を介して方向２７に押して、これにより平歯車３５に遊びが無いように当接するまで頭部３７を移動させる。この平歯車３５は、例えば細目ネジとして形成されてケーシング３３内に位置が動かないように設けられたネジ３８を用いて回転させれば軸線方向、つまり方向２６ないし２７に動かすことができる。方向２７への作動シリンダ３０の圧力によって、ネジ３８のエッジは、遊びが無いように互いにぴったりと押し合わされる。従って、平歯車３５を回転させる毎に、即座に、しかも遊びの無い状態で軸受台１７と版胴９，１０の軸線方向運動に変換される。可動軸受として形成された軸受台１８において、この比較的小さな軸線方向運動が受け止められる。平歯車３５の回転運動は、制御部４３により設定される通りに、サーボモータ３９（調整モータ）によって引き起こされる。ここで、上記制御部４３は、カメラとして構成された走査光学系１５，１６によって見当合わせされるレジスタマークのずれを処理するように構成されている。
【００１９】
レジスタマークのずれが例えば印刷開始時に互いに上下に大きすぎたりするような場合には、レジスタのずれを補正するために比較的大き目の移動距離を進ませる必要があるため、移動過程を時間的に短縮する目的で、平歯車３５がサーボモータ３９により先ず高速で回転させられる。この速い回転速度によって、軸受台１７の軸線方向運動の、位置決め速度とも言うべき速さが速くなる。平歯車３５をさらに回転させて行くに従って、横方向のレジスタが補正される。つまり、レジスタマークのずれが減少して、その結果、レジスタのずれを補正するために進ませるべき移動距離が次第に減少する。このようにして、レジスタマークのずれが見当合わせされて小さくされ、移動距離が小さくされることに応じて平歯車３５の回転速度が落とされる。横方向レジスタの補正の開始時に、大きなレジスタマークのずれに即して速かった平歯車の回転の速度３５は、こうして横方向レジスタが次第に改善されるに従って、このレジスタのずれが最終的に補正され終わるまで漸次落とされていく。従って、サーボモータ３９の速度は、可変および／または様々に設定可能とされている。
【００２０】
平歯車３５のニュートラル位置は、スイッチ４０によって記録され、制御ストロークの終位置は、無接触スイッチ４１，４２によって記録されている。このように、平歯車３５は、調節可能なストッパとなっている。
【００２１】
可動軸受として構成された軸受台１８から版胴９，１０を上述したように取り外す場合には、ニューマチックシリンダ３０は方向２６に動き、頭部３７付きボルト３６は、位置３７´ないし３６´に移る（図６）。これにより、軸線方向見当合わせないし横方向見当合わせは、機能が停止する。
【００２２】
別構成として、ここでは詳しく図示しないが、位置が固定された装置フレーム３１の代わりに、独国特許出願公開第１０００８２１５号明細書による調節可能なスライダ（Schlitten）も用いることができる。
【００２３】
この装置は、版胴に利用するだけに留まるものではない。素早い胴交換もしくは転写胴上に設けられたゴムブランケット胴スリーブの素早い交換のためにこの装置をさらに転写胴に用いることも可能である。
【００２４】
本実施形態によって、特に版胴ないし転写胴といった胴の迅速な連結動作に、容易かつ正確な軸線方向見当合わせを結びつけるという課題が解決される。以前に設定された軸線方向レジスタの位置は、従来の制御された軸部とは異なり、そのまま維持される。制御された軸部であれば、連結動作終了後に、以前に調節された位置に要求される精度で再び達するようにしてやらなければならないであろう。これには時間がかかる。
【００２５】
レジスタのずれ、特に横方向レジスタのずれを補正するための可変な速度は、サーボモータだけに制限されるものではない。独国特許出願公開第１０００８２１５号明細書において用いられた制御された軸部、例えばモータ駆動のスピンドルないし直線駆動部を、横方向レジスタの補正のために可変および／または異なる速度で駆動させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】 ４つの両面刷り印刷装置を有する４色印刷用の印刷機を示す図である。
【図２】 図１において用いられる版胴を両面刷り印刷装置内で結合が解除された状態で横から見て示す図である。
【図３】 結合状態で図２の方向Ｉから版胴を見て示す図である。
【図４】 結合が解除された状態で図２の方向Ｉから版胴を見て示す図である。
【図５】 レジスタ調節部の領域における図３の部分を拡大して示す図である。
【図６】 レジスタ調節部の領域における図４の部分を拡大して示す図である。
【符号の説明】
１・・・ロール紙交換機
２，３，４，５・・・両面刷り印刷装置
６・・・乾燥装置
７・・・冷却装置
８・・・後続処理装置
９，１０・・・版胴
１１，１２・・・転写胴
１３・・・ウェブ紙
１４・・・方向
１５，１６・・・走査光学系
１７，１８・・・軸受台
１９・・・駆動部
２０・・・胴軸
２１・・・スピンドル軸
２２・・・円錐部
２３・・・ネジ接続部
２４，２５・・・ガイド部
２６・・・方向（取外し方向）
２７・・・方向（調整方向）
２８，２９・・・方向
３０・・・圧力媒体で動く作動シリンダ
３１・・・装置フレーム
３２・・・ピボット軸受
３３・・・ケーシング
３４・・・平歯車
３５・・・ストッパ；平歯車
３６・・・ボルト
３７・・・頭部
３８・・・ネジ
３９・・・サーボモータ（調整モータ）
４０，４１，４２・・・スイッチ
４３，４４・・・制御部
４５・・・伝動装置

Claims (8)

1. 少なくとも一つの版胴（９，１０）を有し、前記版胴の胴軸部（２０）の駆動側である一端が、軸線方向に可動に構成された第１の軸受台（１７）に支持されているとともに、前記胴軸部（２０）の操作側である他端が、前記軸線方向との交差方向に可動に構成された第２の軸受台（１８）に着脱可能に支持されている、ウェブ紙（１３）印刷用の輪転印刷機の印刷装置（２〜５）に用いられる横方向見当合わせのための装置において、
   前記第１の軸受台（１７）は、圧力媒体で動く作動シリンダ（３０）によって軸線方向に移動自在とされ、前記第１の軸受台（１７）の押圧部（３７）は、横方向見当合わせのために、前記作動シリンダ（３０）を用いて、調節可能なストッパ（３５）までの間の空間において、該ストッパ（３５）に押圧可能に進退されており、このとき、前記第１の軸受台（１７）の押圧部（３７）は、調整方向（２７）における前記作動シリンダ（３０）の調整圧力により、遊びが無い状態で前記ストッパ（３５）に当接され、前記ストッパ（３５）の軸線方向の位置は、前記ウェブ紙（１３）を走査する少なくとも一つの走査光学系（１５，１６）に接続された制御部（４３，４４）及びストッパ駆動手段（３９）によって開ループ制御可能および／または閉ループ制御可能とされていることを特徴とする装置。
2. 請求項１に記載の装置において、
   前記第１の軸受台（１７）にボルト（３６）が接続され、該ボルトは、前記ストッパ（３５）に貫設され、該ボルト自身の頭部３７が、方向（２７）における作動シリンダ（３０）の調整圧力により、遊びが無い状態でストッパ（３５）に当接するよう構成されていることを特徴とする装置。
3. 請求項１または請求項２に記載の装置において、
   前記ストッパ（３５）は、軸線方向に位置決め可能な平歯車とされ、前記平歯車は、ネジ（３８）内にネジ留めされかつ軸線方向の位置が該平歯車の回転によって調節可能とされていることを特徴とする装置。
4. 請求項３に記載の装置において、
   前記平歯車は、前記ストッパ駆動手段である調整モータ（３９）によって回転駆動されるように設けられていることを特徴とする装置。
5. 請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の装置において、
   前記第１の軸受台（１７）は、横方向の見当合わせのために前記作動シリンダ（３０）及び前記ストッパ駆動手段（３９）により軸線方向に移動自在とされ、進むべき移動距離が大きい場合には、前記軸線方向の移動の速さが大きくなるように構成されていることを特徴とする装置。
6. 請求項５に記載の装置において、
   前記速さは、横方向の見当のずれが大きい場合には大きくされており、前記ウェブ紙（１３）は、該横方向の見当のずれを検出するために少なくとも一つの走査光学系（１５，１６）によって走査可能とされており、前記横方向の見当のずれは、制御部（４３，４４）に供給可能とされ、該制御部（４３，４４）によって前記速さが可変に開ループ制御可能および／または閉ループ制御可能とされていることを特徴とする装置。
7. 請求項５または６に記載の装置において、
   長い移動距離を進むためにより速い速度が利用でき、および／または、より短い移動距離の場合には、より遅い速度が利用できるように構成されていることを特徴とする装置。
8. 請求項７に記載の装置において、
   横方向の見当のずれの補正が終わるまで、より速めの速さは、次第に短くなる移動距離に応じて無段階に減速可能とされていることを特徴とする装置。

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