JP3789605B2 - 根菜収穫機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、根菜収穫機に於ける収穫物の収納用コンテナ及び作業者用ステップと収穫物搬送体との相対的配設からなるレイアウト構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のものは、走行機台の右側に操縦部を設け、該操縦部の後方に近設された収穫物収納用コンテナがあり、その後方に作業者用ステップを併設して、尚後方に横搬送体が配設されているので、機体の全長が長くなり旋回時に操縦上不便とされている。
【0003】
しかも、収穫物収納用コンテナの積下し方向が機体の後方になっているので、該収穫物収納用コンテナの積下し時は作業者用ステップと交差するので、作業者はその都度ステップから降りることになり、またコンテナを降ろした直後の機体の直進後退作業が妨げられ、作業性を悪くしている。
【0004】
また、横搬送体を操縦部の後方に配設させ、該横搬送体の後下方に近設させた収穫物収納用コンテナの一部を横搬送体と重合させ、機体寸法のコンパクト化を考慮したものがあるが、前記コンテナの長手方向を機械の左右方向にして載置しているので、重合範囲が長手方向に拡大し、横搬送体から落ちる茎葉の切断片がコンテナ内に混入しやすい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構成における課題を解決するために機体の寸法を極力コンパクト化すると同時に収穫物収納用コンテナの積下し作業に伴う作業上の不都合を解消する各部の構成と合わせて、収穫物収納用コンテナに茎葉等の切断片が混入しにくい各部のレイアウトにより配設構成された根菜収穫機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、請求項1では、走行機台(1)の前部に配設した根菜掘取部と、該根菜掘取部により収穫した収穫物を、前記根菜掘取部から機体後部へ搬送する縦搬送体(2)と、該縦搬送体(2)から収穫物を受け継いで横方向に搬送する横搬送体(9a)とを備えた根菜収穫機において、前記走行機台(1)上の操縦部(A)後方に設けた直線の横スライドレール(3b)(3b)と略井桁状に一体構成された枠体(5b)とをコロ体(7b)(7b)を介して直線的に移動可能に装備されたコンテナ積下し装置(B)により収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向を、前記横搬送体(9a)の下方を前記横スライドレール(3b)(3b)に沿って横スライド移動し走行機台(1)の横側に積下し可能としたことにより、機体の全長を従来のものより拡張することなく、機体の全長をコンパクト化した構成としたものである。
【0007】
更に、請求項2においては、走行機台(1)の前部に配設した根菜掘取部と、該根菜掘取部により収穫した収穫物を、前記根菜掘取部から機体後部へ搬送する縦搬送体(2)と、該縦搬送体(2)から収穫物を受け継いで横方向に搬送する横搬送体(9a)とを備えた根菜収穫機において、走行機台(1)上の操縦部(A)後方に左右方向に上下2段構成された直線の横スライドレール(3b)(3b)を設け、該横スライドレール(3b)(3b)と左右の縦スライドレ−ル(2b)(2b)と上下の横部材(4b)(4b)とで略井桁状に一体構成された枠体(5b)に上下左右に配設したコロ体(7b)(7b)とを介して直線的に移動可能に設け、該枠体(5b)に収穫物収納用コンテナ(3)を載置する一対のフォーク(1b)(1b)を備えたコンテナ積下し装置(B)により収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向を、前記横搬送体(9a)の下方を前記横スライドレール(3b)(3b)に沿って作業者用ステップ(17)上面を横スライド移動し前記走行機台(1)の横側に積下し可能とすると共に、前記収穫物収納用コンテナ(3)の長手方向を走行機台(1)の前後方向に合わせ、前記収穫物収納用コンテナ(3)と作業者用ステップ(17)及び根菜搬送体(4)を機体左右方向並列に配設したことにより、機体の全幅を従来のものより拡張することなく機体の全長及び、全幅をコンパクト化した構成としたものである。
【0008】
また、請求項3のように、走行機台(1)の前部に配設した根菜掘取部と、該根菜掘取部により収穫した収穫物を、前記根菜掘取部から機体後部へ搬送する縦搬送体(2)と、該縦搬送体(2)から収穫物を受け継いで横方向に搬送する横搬送体(9a)とを備えた根菜収穫機において、走行機台(1)上の操縦部(A)後方に左右方向に上下2段構成された直線の横スライドレール(3b)(3b)を設け、該横スライドレール(3b)(3b)と左右方向に立設した縦スライドレ−ル(2b)(2b)と上下方向に横設した横部材(4b)(4b)とで略井桁状に一体構成された枠体(5b)に上下左右に配設したコロ体(7b)(7b)とを介して直線的に左右方向に移動自在に設け、該枠体( 5b )に収穫物収納用コンテナ(3)を載置する一対のフォーク(1b)(1b)を備えたコンテナ積下し装置(B)により収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向を前記横搬送体(9a)の下方を前記横スライドレール(3b)(3b)に沿って横移動し走行機台(1)の横側に積下し可能とし、前記収穫物収納用コンテナ(3)の長手方向を、前記走行機台(1)の前後方向に合わせ、前記収穫物収納用コンテナ(3)と作業者用ステップ(17)及び根菜搬送体(4)を左右並列に配設すると共に、平面視における作業者用ステップ(17)後端部が、前記収穫物収納用コンテナ(3)後端部より後方に突出して装設構成したことにより、収穫物収納用コンテナ(3)の積下ろし時に一々作業者が下りなくてもよいことを特徴とした構成にしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明のレイアウト構成からなる根菜収穫機の全体側面図であり、図2は同じく根菜収穫機のコンテナ部及び作業者用ステップと搬送体との相対的配設を示す全体平面図である。
【0010】
まず、本発明のレイアウト構成からなる根菜収穫機の全体構成について、図1、図2により説明する。
クローラ式走行装置(5)を備えた走行機台(1)の右側に操縦部(A)を設け、該操縦部(A)の下方にはエンジンが配設されている。
走行機台(1)の左側には、土中に侵入して根菜の根部(a)を浮き上がらせる振動刃(8)と、該振動刃(8)によって浮き上がるものの茎葉部(b)を挟持して後方斜め上方に引き上げる縦搬送体(2)を、前記操縦部(A)の側方を通って機体後方にまで延設し、側面視において前低後高で緩傾斜状態に斜設している。
【0011】
この縦搬送体(2)は、左右一対の弾性搬送無端帯を対向して配設し、前記振動刃(8)により浮き上げられた根菜の茎葉部(b)を挟持して後方斜め上方に引き上げるもので、回動支点軸(6)を支点として傾斜角度を調節することが可能で、根菜の成育状態に適合した作業操作を可能にする構成となっている。
前記縦搬送体(2)により引き抜かれた根菜収穫物は、機体後方へ搬送され、その茎葉部(b)がカッター(10)により荒切りされ、荒切りされた茎葉部(b)は排出ベルト(11)によって後方に搬送されて排出される。
【0012】
また、前記振動刃(8)は、上部リンク(12)と下部リンク(13)とからなる平行リンクの前端部に取り付けられ、シリンダー装置(15)によって土中への侵入深さを調節し、上部リンク(12)の振動により振動が付与されるのである。
【0013】
そして、前記縦搬送体(2)の始端部の前方には、各一対の横回し形の引起しタイン(7b)(7b)と、縦回し形の引上げタイン(7a)(7a)からなる前処理装置(7)が連設され、該前処理装置(7)は縦搬送体(2)に一体的に装着されて、回動支点軸(6)を支点として上下回動が可能なる構成にしてある。
【0014】
一方、前記縦搬送体(2)の終端部下方には、平状無端帯により構成された横搬送体(9a)の始端部が配設され、該横搬送体(9a)は縦搬送体(2)によって搬送されてきた吊持状態の搬送物を受け継ぎ、該搬送物を操縦(A)の後部方向に横送りする。
尚、横搬送体(9a)の横送りの途中部には、荒切りした茎葉部(b)を仕上げ切りする鋸刃状のカッター(14)を備えており、該カッター(14)及び横搬送体(9a)は油圧駆動としてある。
【0015】
横搬送体(9a)の後方にして略等高位置に茎葉搬送体(9b)が併設され、該茎葉搬送体(9b)は横搬送体(9a)と同調し、カッター(14)により仕上げ切りされた茎葉を機体横方向に送り出すように構成されている。
仕上げ処理された根菜収穫物は根菜搬送体(4)によって作業者の側方に送り出され、作業者によって収穫物収納用コンテナ(3)に収納される。
根菜収穫物を収納した収穫物収納用コンテナ(3)はコンテナ積下し装置(B)によって、機体横側方に搬出される。
【0016】
コンテナ積下し装置(B)は走行機台(1)の上部に操縦部(A)から後方に近設して、併設された一対のフォーク(1b)(1b)と左右2本からなる縦スライドレール(2b)(2b)及び上下2段からなる直線状の枠体(5b)に設けたコロ体(7b)(7b)を摺動自在に支持する支持部を備えた直線の横スライドレール(3b)(3b)で構成され、フォーク(1b)(1b)は機体の左右方向に移動可能となっている。
収穫物収納用コンテナ(3)は走行機台(1)の操縦部(A)から後方に向けて配設した該フォーク(1b)(1b)の上に載置され、フォーク(1b)(1b)と共に機体の左右方向に移動する事ができる。
【0017】
前記コンテナ積下し装置(B)の細部構成について図1〜図2により説明すると、左右2本からなる縦スライドレール(2b)(2b)と上下2本の横部材(4b)(4b)とで略井桁状に一体構成された枠体(5b)を形成している。
縦スライドレール(2b)(2b)は角パイプにて構成され、柱状に立設した該縦スライドレール(2b)(2b)より小径の角パイプ(6b)(6b)がフォーク(1b)(1b)の基部から縦スライドレール(2b)(2b)に摺動自在に嵌挿され、油圧シリンダ(16)によりフォーク(1b)(1b)を上昇下降自在に構成されている。
【0018】
同じく図1〜図2に示すように、横スライドレール(3b)(3b)が操縦部(A)の後方において、左右方向に上下2段構成で横設され、縦スライドレール(2b)(2b)と上下2本の横部材(4b)(4b)とで略井桁状に一体構成された枠体(5b)が該枠体(5b)の上下左右4箇所に取り付けたコロ体(7b)(7b)・・を転動自在に前記横スライドレール(3b)(3b)に嵌合させることで取り付けられ、前記横スライドレール(3b)(3b)に沿ってフォーク(1b)(1b)を備えた該枠体(5b)が直線的に左右に移動可能なる構成になっている。
【0019】
本発明のレイアウト構成について図1〜図2を参考にして説明すると、図1において、操縦(A)の後方に近設された横搬送体(9a)及び茎葉搬送体(9b)の下後方に収穫物収納用コンテナ(3)を配設して、該収穫物収納用コンテナ(3)は長手方向を機体の前後方向に合わせて走行機台(1)に装備されたコンテナ積下し装置(B)のフォーク(1b)(1b)上に載置される構成となっている。
【0020】
一方、図2に示すように収穫物収納用コンテナ(3)の横側方に作業者用ステップ(17)及び根菜搬送体(4)を並列に配設した構成を特徴とし、収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向は横搬送体(9a)及び茎葉搬送体(9b)及び根菜搬送体(4)の下方側を前記横スライドレール(3b)(3b)にフォーク(1b)(1b)を備えた該枠体 (5b)が走行機体(1)の左右方向に直線的に横スライドし、作業者用ステップ(17)の上面を移動して機体の横側方へ向かう構成とした。
【0021】
尚、図2の平面図において、作業者用ステップ(17)の後端部が前記収穫物収納用コンテナ(3)の後端部より後方に突出して装設構成され、これは収穫物収納用コンテナ(3)の積下し時に作業者が一々下りなくてもよいように考慮したものである。
【0022】
以上の様なレイアウト構成によって、横搬送体(9a)や茎葉搬送体(9b)と収穫物収納用コンテナ(3)とが近設されながらも重合範囲が狭くなり、併せて作業者用ステップ(17)及び根菜搬送体(4)とを並列に配設しても、機体全幅をコンパクト化する事が出来ることとなった。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】
請求項1記載の如く、走行機台(1)の前部に配設した根菜掘取部と、該根菜掘取部により収穫した収穫物を、前記根菜掘取部から機体後部へ搬送する縦搬送体(2)と、該縦搬送体(2)から収穫物を受け継いで横方向に搬送する横搬送体(9a)とを備えた根菜収穫機において、前記走行機台(1)上の操縦部(A)後方に設けた直線の横スライドレール(3b)(3b)と略井桁状に一体構成された枠体(5b)とをコロ体(7b)(7b)を介して直線的に移動可能に装備されたコンテナ積下し装置(B)により収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向を、前記横搬送体(9a)の下方を前記横スライドレール(3b)(3b)に沿って横スライド移動し走行機台(1)の横側に積下し可能としたことによって、収穫物を収納した収穫物収納用コンテナ(3)を下ろす方向が機体の後方でなく、横側方であることによって、収穫物収納用コンテナ(3)を下ろした直後の作業で直進後退が可能となり、機体の切替し旋回時の作業性を容易にする等、作業能率の向上をはかる事ができた。
【0025】
更に、本発明のレイアウト構成を備える事によって、従来技術にみられる様な収穫物収納用コンテナ(3)の積下し時に横搬送体(9a)等を機体後方に回動する必要もなく、煩わしい操作をしなくてもよいので、収穫物収納用コンテナ(3)の積下し作業が容易である。
【0026】
また請求項2記載の様に、走行機台(1)の前部に配設した根菜掘取部と、該根菜掘取部により収穫した収穫物を、前記根菜掘取部から機体後部へ搬送する縦搬送体(2)と、該縦搬送体(2)から収穫物を受け継いで横方向に搬送する横搬送体(9a)とを備えた根菜収穫機において、走行機台(1)上の操縦部(A)後方に左右方向に上下2段構成された直線の横スライドレール(3b)(3b)を設け、該横スライドレール(3b)(3b)と左右の縦スライドレ−ル(2b)(2b)と上下の横部材(4b)(4b)とで略井桁状に一体構成された枠体(5b)に上下左右に配設したコロ体(7b)(7b)とを介して直線的に移動可能に設け、該枠体(5b)に収穫物収納用コンテナ(3)を載置する一対のフォーク(1b)(1b)を備えたコンテナ積下し装置(B)により収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向を、前記横搬送体(9a)の下方を前記横スライドレール(3b)(3b)に沿って作業者用ステップ(17)上面を横スライド移動し前記走行機台(1)の横側に積下し可能とすると共に、前記収穫物収納用コンテナ(3)の長手方向を走行機台(1)の前後方向に合わせ、前記収穫物収納用コンテナ(3)と作業者用ステップ(17)及び根菜搬送体(4)を機体左右方向並列に配設したことによって、従来の長手方向横置方式より横搬送体(9a)に近設させながらもラップ域を狭く構成することができ、前記横搬送体(9a)や茎葉搬送体(9b)から落下し該収穫物収納用コンテナ(3)へ混入する茎葉等の切断片をより少なくさせる効果を有する。
【0027】
併せて、収穫物収納用コンテナ(3)と作業者用ステップ(17)及び根菜搬送体(4)を並列に配設する事によって、機体の全幅を従来のものより拡張することなく機体の全長をコンパクト化した構成となり、しかも作業者は前進方向に向かった姿勢で作業が出来るので、前記同様に視野による不安感を減じ疲労低減効果を生み、楽な作業性を創出する事ができる。
【0028】
さらに、請求項3記載の如く、走行機台(1)の前部に配設した根菜掘取部と、該根菜掘取部により収穫した収穫物を、前記根菜掘取部から機体後部へ搬送する縦搬送体(2)と、該縦搬送体(2)から収穫物を受け継いで横方向に搬送する横搬送体(9a)とを備えた根菜収穫機において、走行機台(1)上の操縦部(A)後方に左右方向に上下2段構成された直線の横スライドレール(3b)(3b)を設け、該横スライドレール(3b)(3b)と左右方向に立設した縦スライドレ−ル(2b)(2b)と上下方向に横設した横部材(4b)(4b)とで略井桁状に一体構成された枠体(5b)に上下左右に配設したコロ体(7b)(7b)とを介して直線的に左右方向に移動自在に設け、該枠体( 5b )に収穫物収納用コンテナ(3)を載置する一対のフォーク(1b)(1b)を備えたコンテナ積下し装置(B)により収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向を前記横搬送体(9a)の下方を前記横スライドレール(3b)(3b)に沿って横移動し走行機台(1)の横側に積下し可能とし、前記収穫物収納用コンテナ(3)の長手方向を、前記走行機台(1)の前後方向に合わせ、前記収穫物収納用コンテナ(3)と作業者用ステップ(17)及び根菜搬送体(4)を左右並列に配設すると共に、平面視における作業者用ステップ(17)後端部が、前記収穫物収納用コンテナ(3)後端部より後方に突出して装設構成としたことによって、収穫物収納用コンテナ(3)の積下し時に、一々作業者が下りなくても突出部を利用して作業が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のレイアウト構成からなる根菜収穫機の全体側面図である。
【図2】 同じく根菜収穫機のコンテナ部及び作業者用ステップと搬送体との相対的配設を示す全体平面図である。
【符号の説明】
A 操縦部
B コンテナ積下し装置
1 走行機台
1b フォーク
2 縦搬送体
2b 縦スライドレール
3 収穫物収納用コンテナ
4 根菜搬送体
4b 横部材
5b 枠体
7b コロ体
9a 横搬送体
9b 茎葉搬送体
1b フォーク
2b 縦スライドレール
3b 横スライドレール
16 油圧シリンダ
17 作業者用ステップ

Claims (3)

  1. 走行機台(1)の前部に配設した根菜掘取部と、該根菜掘取部により収穫した収穫物を、前記根菜掘取部から機体後部へ搬送する縦搬送体(2)と、該縦搬送体(2)から収穫物を受け継いで横方向に搬送する横搬送体(9a)とを備えた根菜収穫機において、前記走行機台(1)上の操縦部(A)後方に設けた直線の横スライドレール(3b)(3b)と略井桁状に一体構成された枠体(5b)とをコロ体(7b)(7b)を介して直線的に移動可能に装備されたコンテナ積下し装置(B)により収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向を、前記横搬送体(9a)の下方を前記横スライドレール(3b)(3b)に沿って横スライド移動し走行機台(1)の横側に積下し可能としたことを特徴とする根菜収穫機。
  2. 走行機台(1)の前部に配設した根菜掘取部と、該根菜掘取部により収穫した収穫物を、前記根菜掘取部から機体後部へ搬送する縦搬送体(2)と、該縦搬送体(2)から収穫物を受け継いで横方向に搬送する横搬送体(9a)とを備えた根菜収穫機において、走行機台(1)上の操縦部(A)後方に左右方向に上下2段構成された直線の横スライドレール(3b)(3b)を設け、該横スライドレール(3b)(3b)と左右の縦スライドレ−ル(2b)(2b)と上下の横部材(4b)(4b)とで略井桁状に一体構成された枠体(5b)に上下左右に配設したコロ体(7b)(7b)とを介して直線的に移動可能に設け、該枠体(5b)に収穫物収納用コンテナ(3)を載置する一対のフォーク(1b)(1b)を備えたコンテナ積下し装置(B)により収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向を、前記横搬送体(9a)の下方を前記横スライドレール(3b)(3b)に沿って作業者用ステップ(17)上面を横スライド移動し前記走行機台(1)の横側に積下し可能とすると共に、前記収穫物収納用コンテナ(3)の長手方向を走行機台(1)の前後方向に合わせ、前記収穫物収納用コンテナ(3)と作業者用ステップ(17)及び根菜搬送体(4)を機体左右方向並列に配設したことを特徴とする根菜収穫機。
  3. 走行機台(1)の前部に配設した根菜掘取部と、該根菜掘取部により収穫した収穫物を、前記根菜掘取部から機体後部へ搬送する縦搬送体(2)と、該縦搬送体(2)から収穫物を受け継いで横方向に搬送する横搬送体(9a)とを備えた根菜収穫機において、走行機台(1)上の操縦部(A)後方に左右方向に上下2段構成された直線の横スライドレール(3b)(3b)を設け、該横スライドレール(3b)(3b)と左右方向に立設した縦スライドレ−ル(2b)(2b)と上下方向に横設した横部材(4b)(4b)とで略井桁状に一体構成された枠体(5b)に上下左右に配設したコロ体(7b)(7b)とを介して直線的に左右方向に移動自在に設け、該枠体( 5b )に収穫物収納用コンテナ(3)を載置する一対のフォーク(1b)(1b)を備えたコンテナ積下し装置(B)により収穫物収納用コンテナ(3)の積下し方向を前記横搬送体(9a)の下方を前記横スライドレール(3b)(3b)に沿って横移動し走行機台(1)の横側に積下し可能とし、前記収穫物収納用コンテナ(3)の長手方向を、前記走行機台(1)の前後方向に合わせ、前記収穫物収納用コンテナ(3)と作業者用ステップ(17)及び根菜搬送体(4)を左右並列に配設すると共に、平面視における作業者用ステップ(17)後端部が、前記収穫物収納用コンテナ(3)後端部より後方に突出して装設構成したことを特徴とする根菜収穫機。
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