JP2018164427A - 野菜収穫機 - Google Patents

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Shingo Takagi
高木  真吾
英明 黒瀬
Hideaki Kurose
英明 黒瀬
二宮 浩二
Koji Ninomiya
浩二 二宮
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【課題】収穫した野菜をコンテナに詰めて運搬する野菜収穫機において、積載するコンテナを増やしたり野菜が充満したコンテナをキャリヤから降す作業を容易にしたりすることを課題とする。【解決手段】走行クローラ1a、1bを装着した車体2の左右片側に前部で野菜を引き抜き後方へ搬送する収穫搬送装置3を設け、該収穫搬送装置3で収穫した野菜を収穫野菜処理装置5で選別してコンテナ6に詰めて、該コンテナ6を車体2の他側に設けるキャリヤ7に複数並べて積載する野菜収穫機において、キャリヤ7の側部に補助載置台32をキャリヤ7の側部に起伏可能に設けたことを特徴とする野菜収穫機とする。【選択図】図5

Description

本発明は、圃場に植生する大根や人参等の野菜を収穫する野菜収穫機に関する。
野菜収穫機として、特開2004−208515号公報に記載の構成がある。
この野菜収穫機は、走行クローラを装備した車体左側に圃場に植生する野菜を挟持して後斜め上方に搬送しながら圃場から引き抜く収穫搬送装置を設け、車体の右側に収穫した野菜を収容したコンテナを複数個前後列状に積載するキャリヤを設けた構成である。
特開2004−208515号公報
しかしながら、前記の野菜収穫機は、キャリヤが野菜を積んだコンテナで満杯になると走行を停止して、コンテナをキャリヤから人手で降ろしている。
本発明の目的は、収穫した野菜をコンテナに詰めて運搬する野菜収穫機において、積載するコンテナを増やしたり野菜が充満したコンテナをキャリヤから降す作業を容易にすることである。
上記従来の野菜収穫機の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、走行クローラ1a、1bを装着した車体2の左右片側に前部で野菜を引き抜き後方へ搬送する収穫搬送装置3を設け、該収穫搬送装置3で収穫した野菜を収穫野菜処理装置5で選別してコンテナ6に詰めて、該コンテナ6を車体2の他側に設けるキャリヤ7に複数並べて積載する野菜収穫機において、キャリヤ7の側部に補助載置台32をキャリヤ7の側部に起伏可能に設けたことを特徴とする野菜収穫機とする。
請求項2に記載の発明は、キャリヤ7上のコンテナ6を補助載置台32に移動させる横送り装置31を設けたことを特徴とする請求項1に記載の野菜収穫機とする。
請求項3に記載の発明は、補助載置台32を側方へ下動して傾斜状態で接地可能にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の野菜収穫機とする。
請求項4に記載の発明は、横送り装置31の駆動を制御する移載スイッチ34を操縦座席4と補助座席27から操作可能な位置に設けたことを特徴とする請求項2に記載の野菜収穫機とする。
請求項5に記載の発明は、キャリヤ7上のコンテナ6を前方へ送る詰め込み装置45を設けたことを特徴とする請求項1に記載の野菜収穫機とする。
請求項1に記載の発明で、車体2により多くのコンテナ6を積載して運搬したい場合には、キャリヤ7の側部に設ける補助載置台32を水平に倒すことで、この補助載置台32にもコンテナ6を積める。補助載置台32を使わない場合はキャリヤ7の側部に起立させておくことで機体の左右幅を狭く出来る。
請求項2に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、キャリヤ7上に溜まるコンテナ6が横送り装置31で補助載置台32に移動するので、収穫作業を続けながら多くのコンテナ6を運搬できる。
請求項3に記載の発明で、請求項1又は請求項2の効果に加えて、補助載置台32上或いはキャリヤ7上のコンテナ6を滑らせて圃場に降ろせることで、作業者の労力を軽減できる。
請求項4に記載の発明で、請求項2の効果に加えて、操縦座席4の操縦者或いは補助座席27の補助作業者が移載スイッチ34を操作してキャリヤ7を補助載置台32に移動できるので、作業性を良好に出来る。
請求項5に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、キャリヤ7に複数のコンテナ6を並べて積み込むことが容易に出来る。
野菜収穫機の平面図である。 野菜収穫機の右側面図である。 別実施例の野菜収穫機の平面図である。 別実施例の野菜収穫機の右側面図である。 本発明の第一実施例を示す野菜収穫機の平面図である。 本発明の第一実施例を示す野菜収穫機の背面図である。 本発明の第二実施例を示す野菜収穫機の平面図である。 本発明の第三実施例を示す野菜収穫機の平面図である。 本発明の第三実施例を示す野菜収穫機の左側面図である。 本発明の第四実施例を示す野菜収穫機の平面図である。 本発明の第四実施例を示す野菜収穫機の左側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、実施例の説明においては、機体の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後というが、本発明の構成を限定するものでは無い。
図1、2に示したものは、機体走行用のクローラ1a、1bを左右一対装備した車体2の左右方向一側に、野菜を挟持して後側斜め上方に搬送して圃場から野菜を引き抜き搬送する収穫搬送装置3を設け、車体2の左方向反対側に、収穫した野菜を収容したコンテナ6を複数個前後列状に積載するキャリヤ7を設けた野菜収穫機において、前記左右のクローラ1a、1bのうち前記収穫搬送装置3を設けた側のクローラ1aの後方位置に接地輪9を車体2の後部に取付けた構成のものである。また、この接地輪9は上下可能に設けている。
図3,4に示したものは、機体走行用のクローラ1a、1bに左右一対装備した車体2の左右方向一側に、野菜を挟持して後側斜め上方に搬送して圃場から野菜を引き抜き搬送する収穫搬送装置3を設け、車体2の左方向反対側に、収穫した野菜を収容したコンテナ6を複数個前後列状に積載するキャリヤ7を設けた野菜収穫機において、前記収穫搬送装置3を設けた側のクローラ1aの接地部を、前記キャリヤ7を設けた側のクローラ1bの接地部より機体後方側に長く設けた構成のものである。また、前記収穫搬送装置3を設けた側のクローラ1aの接地部において、前記キャリヤ7を設けた側のクローラ1bの接地部より機体後方側に位置する部分をその前側に設けた横方向の軸心まわりに後側が上下可能に設けている。
なお、図1〜4に示した野菜収穫機は、収穫搬送装置3の始端部下方位置に土中を進行して土をほぐすサブソイラ8を設けた構成としている。
図1、2に示したものについて、更に、詳細を説明する。車体2は、図1、及び図2に示すように、前部の低位置に設けた走行ミッション装置10から左右両側に延長して設けているホィールシャフトの駆動スプロケット11に、左右一対のクローラ1a、1bを巻回して走行可能に構成している。
そして、前記走行ミッション装置10は、車体2に搭載しているエンジンに伝動可能に連結し、変速装置、サイドクラッチ、サイドブレーキ等を内装して、前記クローラ1a、1bを伝動する構成としている。そして、車体2は、図1に示す平面視で解るように、左右の中間位置の前部に操縦座席4を配置して設け、その左側から後部、更には、右側のスペースを利用して、収穫搬送装置3や一連の処理搬送装置である肩揃えベルト12、葉茎切断装置13、排葉ベルト14、収穫野菜処理装置5(搬送コンベヤ15、選別コンベヤ16)、コンテナ6を載置するコンテナ台17、車体2の右側に沿わせたキャリヤ7を配置して人参の収穫機を構成している。
そこで、まず、収穫搬送装置3は、具体的には、図1、及び図2に示すように、左右一対の挟持ベルト3a、3bからなり、始端部側を先端の左右に軸架した遊動プーリ18に巻回し、終端部側を左右の駆動プーリ19に巻回して構成している。そして、収穫搬送装置3は、図面から解るように、車体2の左側において、搬送始端部を前方低位置の地面近くに臨ませ、搬送終端部を後方高部に位置させて、側面視において、傾斜状態に設け、前記駆動プーリ19から伝動する構成としている。実施例の場合、収穫搬送装置3は、具体的な図示は省略しているが、後部を車体5に一体として接続し、前方下方に向けて延長した機体フレームに強固に連結支持し、機体フレームの後部を回動支点に上下回動して昇降自由(挟持ベルト3a、3bの搬送始端部が上下調節)に調節ができる構成としている。
そして、収穫搬送装置3は、搬送始端部において、左右一対の挟持ベルト3a、3bで人参の葉茎部の基部(人参果肉部の肩に近い部分)を挟持して、車体2の前進作用と上方への搬送力とによって圃場面から引き抜きながら、吊り下げ状態で上方、後方に搬送して収穫する構成としている。そして、収穫搬送装置3は、図1の平面視で解るように、一側(左側)のクローラ1a上方に装置し、図2の側面図に示し前述もしたように、上記クローラ1aの前端部より前方下方に延長して圃場面に接近させて構成している。
そして、サブソイラ8は、図面に示すように、上記左右一対の挟持ベルト3a、3bの搬送始端部分の下方において、その挟持ベルト3a、3bが挟持する土中の人参の両側に位置させるように左右一対からなり、周辺土壌を抱き込んで振動する形状にして後部を横軸に支持して振動するように架設している。この場合、サブソイラ8は、図2に示すように、後部の振動器20からクランクロット21を介して振動動力が伝達される構成とし、収穫搬送装置3の機枠22に固定支持され、前記収穫搬送装置3と一体になって土中と、その上方との上下に位置調節ができる構成となっている。
そして、接地輪9は、図1、および図2に示すように、上記サブソイラ8側にあるクローラ1aの後方位置において、車体2から垂下した支持腕23に軸着した調節支持杆24の先端部に軸架して設け、その調節支持杆24の基部に連結した連動杆25によって上下調節操作される構成としている。この場合、実施例の連動杆25は、油圧シリンダを使用してこれの伸縮により接地輪9を連動し上下調節する構成としている。
そして、実施例の場合、具体的な制御機構は省略しているが、接地輪9は、既に説明したサブソイラ8が、土中に陥没したとき(先端部分が入ったとき)、又は土中で振動を開始すると、関連して下降して接地する構成としている。そして、接地輪9は、サブソイラ8が土中から上方に移動すると関連して上昇する構成をとっている。
なお、接地輪9とサブソイラ8との関連作動の意味は、要するに、サブソイラ8の振動が始まって車体2の前後バランスに影響が出始めたとき、接地輪9が接地していて前後傾斜の修正ができれば本来の目的を果たすことになる。そして、接地輪9は、車体2に傾斜センサを装備し、該センサが車体2の前部浮き上がりを検出したとき、制御信号に基づいて下降する構成にすることも可能である。
つぎに、肩揃えベルト12は、図1、図2に示すように、上記挟持ベルト3a、3bの終端部分の下方に配置して略水平状に設け、上述した左右一対の挟持ベルト3a、3bから搬送途中の人参を受け継いで後方に搬送する構成としている。この場合、肩揃えベルト12は、一対のベルトからなり、上述の挟持ベルト3a、3bとの関係で人参を上方に移動して肩部を揃えながら挟持して車体2の後方に搬送する構成としている。
そして、葉茎切断装置13は、図1に仮想線で示すように、左右一対の円板状の切断刃からなり、上記肩揃えベルト12のすぐ後に軸架して設け、上側のタッピングベルト26に挟持されて吊り下げ状態で供給された人参の葉茎の基部を切断する構成としている。
そして、搬送コンベヤ15は、具体的な図示を省略しているが、上記葉茎切断装置13の下方にある残葉処理装置から受け継いだ人参の果肉部を横方向(右方向)へ搬送し、つぎの選別コンベヤ16の始端部に供給する構成としている。
そして、選別コンベヤ16は、図1に示すように、始端部で受け継いだ人参を後方に搬送して後端部から、後方のコンテナ台17上のコンテナ6に供給する関係位置に構成している。そして、補助座席27は、図1に示すように、上記選別コンベヤ16の側方(右側)に補助作業者が座るように設け、選別コンベヤ16上を送られてくる人参を補助作業者が目視によって不良品を選り分けて、良品を前述のようにコンテナ6に収穫する構成としている。
そして、キャリヤ7は、図1に示すように、車体2の右側に添わせて前後方向に設け、人参を充填したコンテナ6を搭載できる構成としている。図面において、28は縦引起し装置、29は横引起し装置である。
以上のように構成した野菜収穫機は、図1、及び図2に示すように、左右のクローラ1a、1bの前端部、及び後端部より前方、及び後方に各装置が突出してクローラ1a、1bに対してオーバーハングの状態で車体2に搭載された構成になっていることも影響して、車体2前部のサブソイラ8が振動に伴って土壌との間に押し上げ力が発生すると、前記クローラ1a、1bだけでは対応できず車体2の前後バランスが崩れることになる。
つぎに、その作用について説明する。
まず、上述の収穫機は、エンジンを始動して、機体の回転各部を駆動しながら収穫搬送装置3の堀取り高さ(引き抜き位置)を予め設定し、クローラ1a、1bを伝動して車体2を圃場内に前進させながら人参の収穫作業を開始する。この場合、サブソイラ8は、収穫搬送装置3と一体に下降して先端部分が土中に陥没(図2参照)することになる。
そして、圃場に植えられている人参は、前部で地面に接するような低い位置から前進方向に突出して上方へ回転している縦引起し装置28の作用圏内に達した葉茎部分が倒伏状態から上方に誘導案内され、更に、横引起し装置29の作用を受けて引き起こされる。続いて、サブソイラ8は、土中で振動を続けながら車体2の前進につれて人参の側部に達し、周囲の土壌を振動によって柔らかくし、引き抜き易い状態にして、その人参を挟持ベルト3a、3bの始端部が挟持して上方へ引き抜き作用をする。
このようにして、人参は、左右一対の挟持ベルト3a、3bに挟持されて上方に搬送され、肩揃えベルト12に達して持ち換えられ、後方に搬送方向が変更され、タッピングベルト26に達して受け継ぎ搬送されながら、葉茎切断装置13によって葉茎と果肉部とが切断される。
そして、落下した人参(果肉部)は、果肉部に残葉があれば残葉処理作用を受けた後、搬送コンベヤ15上に達し、車体2に対して横方向(右方向)に送られながら選別コンベヤ16に受け継ぎ供給される。
そして、人参は、選別コンベヤ16上を搬送される過程で座席27に座った補助作業者(選別作業者)によって不良品の選り分けが行われ、選別コンベヤ16の終端部から良品のみがコンテナ6に充填される。
以上のように収穫作業を続け、人参を収穫したコンテナ6が満杯になると、補助作業者(選別作業者)は、まず、コンテナ6をキャリヤ7側に移動し、空のコンテナ6と交換する。
このようにして、人参の収穫作業は、連続的に行なうものである。
さて、上述した収穫作業の開始にあたり、オペレータは、サブソイラ8側にあるクローラ1aの後方位置に軸架している接地輪9を下降操作して接地し、作業を開始する。
又、別の実施例の場合、接地輪9は、サブソイラ8に関連して自動的に土中に陥没する。
すると、車体2は、作業に伴ってサブソイラ8が土中で振動し、車体2の前部が浮き上がり傾向になるが、上記接地輪9が接地しており、浮き上がりを修正し、クローラによる走行の安定性を図ることができる。
このように、本実施例は、車体2の前後傾斜を接地輪9が修正して走行の安定性を確保することによって、土中から上方に浮き上がろうとするサブソイラ8を土中の作業位置に保持して土壌の振動を継続し、周辺土壌の崩軟化を更に促進できるものとなっている。
そして、人参の収穫作業は、左右にある一対のクローラ1a、1bのうち、収穫搬送装置3を装備した側にあるクローラ1aの前方に、サブソイラを設け、そのクローラ1aの後方に接地輪9を設けて前後修正を可能にしているから、車体2の一側で発生した片側の浮き上がり状態を、同じ側で修正することができ、効果的に修正ができるものとなっている。
図5、6には、本発明の第一実施例を示し、キャリヤ7は5個のコンテナ6を積載できるが、その内前の3個分のコンテナ6を搭載するキャリヤ前部7aの底部に横送り装置である横送りベルト31を横方向に張設し、その左側部で補助座席27より前に立設する補助載置台32を水平に倒して固定すると補助積載台として使用出来、操縦座席4近傍の移載スイッチ34をオンすると、横送りベルト31が側方へ送り作用してキャリヤ前部7a上のコンテナ6が補助載置台32に移動する。すると、さらに3個のコンテナ6がキャリヤ前部7aに詰め込んで積載できるようになる。この補助載置台32には補強用縦桟48が有り、各コンテナ6の底部を受けて横ずれを防ぐ仕切りとして機能している。この補強用縦桟48は、フオークリフトの爪を差し込める高さを有する。補強用縦桟48はコンテナ6を受けるローラの支持部としても良い。
また、補助載置台32は側方へゆっくり回倒して傾斜状態に接地することが可能で、キャリヤ7上の3個のコンテナ6がその長手方向から補助載置台32を滑って倒れることなく圃場に滑り落ちる。また、補助載置台32には起立方向に付勢するダンパ33を設けて、コンテナ6が補助載置台32から外れると起立状態に戻りロックされるようにしている。補助載置台32は上に引き抜いて倒すようにしても良い。
なお、一個のコンテナ6分だけの補助載置台32が倒れて圃場に降ろされるようにしても良く、圃場へ降ろしたコンテナ6は、収穫済み位置に放置されるので、次の収穫作業の邪魔にはならない。
図7には、第二実施例として、前記第一実施例において、補助載置台32の前部を前側枠32aとして分割してキャリヤ前部7aの前角部に枢支して、キャリヤ前部7aの前側に回動して固定出来するとキャリヤ前部7aの前にコンテナ6が搭載可能になる。この前側枠32a上のコンテナ6は、操縦座席4前に設けるフロントキャリア50に近くて載せ換えることが容易になる。また、この前側枠32aを前に倒して傾斜接地することで、コンテナ6を機体の前側に引き降ろすことも出来き、前側枠32aを丈夫な鉄板で構成すると操縦座席4に乗降する操縦者の乗降ステップにすることも出来る。
以上に記載の補助載置台32全体はキャリヤ7上に重ねて折り重ね、キャリヤ7を起立させて機体幅を狭くすることも可能である。補助載置台32と前側枠32aには、操縦座席4と補助作業座席27から操作可能に取手47を取り付けている。
図8、9には、本発明の第三実施例を示し、3個分のコンテナ6を搭載するキャリヤ前部7aが車体2から取り外し可能で、操縦座席4近傍の移載スイッチ34をオンすると、ソレノイド37が動作してワイヤ38を引き車体2とのロックフック35が外れて、キャリヤ7前部7aの底部にフオークリフトの爪を差し込んで持ち上げ移動出来る。従って、キャリヤ前部7aの底部に設ける補強桟36はフオークリフトの爪高さより高くして圃場に降ろしたキャリヤ前部7aからフオークリフトの爪を抜けるようにする。
なお、キャリヤ前部7aにフオークリフトの爪を感知する近接センサを設け、フオークリフトの爪を近づけるとキャリヤ前部7aが車体2から外れるようにしても良い。
また、キャリヤ前部7aをフオークリフトの爪で持ち上げるとキャリヤ7前部7aが車体2から外れるように上下に抜き差しして固定するようにしても良い。
図10、11は、前記第一実施例や第三実施例の改良構成で、キャリヤ前部7aの前側に取り付けた横送りモータ41の駆動軸で駆動する横送りベルト31をキャリヤ前部7aに上側搬送で配置し、キャリヤ後部7bに底部に取り付けた前送りモータ44で駆動する前送り搬送ベルト45を上側搬送で配置している。左右前送り搬送ベルト45、45の中間には、ガイドロッド46を前送り搬送ベルト45の前に入り込ませて設けている。前送り搬送ベルト45でコンテナ6をキャリヤ7の前に移動するが、コンテナ6がキャリヤ7の前端に移動するとセンサで駆動を停止する。前送り搬送ベルト45の駆動スイッチは、操縦座席4と補助作業者の座席27の近傍に設けてどちらからでも操作可能にする。なお、補助作業者の駆動スイッチは降車した位置で操作できるようにすると良い。また、操縦座席4の駆動スイッチと座席27の駆動スイッチを同時操作すると、操縦座席4側を優先するか、駆動停止にすることで安全を図る。
補助載置台32には、上下にコンテナ6を個別に受ける二段の横ローラ43と横ローラ43に向かう縦滑り軸42を設けて、前記横送り搬送ベルト31の送り作用でコンテナ6が側方へ移動し易くしている。なお、補助載置台32をキャリヤ前部7a上に折り畳んで収納する場合に、前記横送りモータ41が支障となることはない。
1a、1b 走行クローラ
2 車体
3 収穫搬送装置
4 操縦座席
5 収穫野菜処理装置
6 コンテナ
7 キャリヤ
27 補助座席
31 横送り装置
32 補助載置台
34 移載スイッチ
45 詰め込み装置

Claims (5)

  1. 走行クローラ(1a、1b)を装着した車体(2)の左右片側に前部で野菜を引き抜き後方へ搬送する収穫搬送装置(3)を設け、該収穫搬送装置(3)で収穫した野菜を収穫野菜処理装置(5)で選別してコンテナ(6)に詰めて、該コンテナ(6)を車体(2)の他側に設けるキャリヤ(7)に複数並べて積載する野菜収穫機において、キャリヤ(7)の側部に補助載置台(32)をキャリヤ(7)の側部に起伏可能に設けたことを特徴とする野菜収穫機。
  2. 前記キャリヤ(7)上の前記コンテナ(6)を前記補助載置台(32)に移動させる横送り装置(31)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の野菜収穫機。
  3. 前記補助載置台(32)を側方へ下動して傾斜状態で接地可能にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の野菜収穫機。
  4. 前記横送り装置(31)の駆動を制御する移載スイッチ(34)を操縦座席(4)と補助座席(27)から操作可能な位置に設けたことを特徴とする請求項2に記載の野菜収穫機。
  5. 前記キャリヤ(7)上の前記コンテナ(6)を前方へ送る詰め込み装置(45)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の野菜収穫機。
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