JP6066415B2 - コンテナ載置台を備えた加工用トマトの収穫作業用補助機 - Google Patents

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Description

この発明は加工用トマトを人手でつみ取って収穫する加工用トマトの収穫作業用補助機、殊にコンテナ載置台を備えた加工用トマトの収穫作業用補助機に関するものであり、加工用トマト栽培農家のトマト収穫作業を楽にすることができ、また作業能率を大幅に向上させることができ、しかもその製造コストを著しく低減できるものである。
そして、この発明の加工用トマトの収穫作業用補助機によれば人手によるトマトの収穫作業を高齢者でも楽にできるからその実用性が高く一般農家への普及が期待される。
加工用トマトは通常の生食用トマトと違って、実が着いた順に成熟するのではなくてほぼ一斉に成熟するので、時期を見計らって一斉収穫をされる。
加工用トマトの栽培は生食用のものに比して規模が大きく栽培方法は粗放的である。そして、この加工用トマトはその一斉収穫を容易にするためにトマトの実が枝から容易に落ちるように品種改良されている。
収穫作業方法には地面に這って繁茂しているトマトの枝(単に「枝」ともいう)から実を人手で一つ一つつみ取って携帯籠に入れ、それをコンテナに移す方法、トマトの枝を刈り取りそれをトマトの収穫作業用補助機のホッパの上で振るって実を落とし、落ちたものを選別してコンテナに収容する法があり、さらに、トマト収穫機(ハーベスタ)によって収穫する方法がある。このトマト収穫機による方法は機械的にトマトを刈り取り、機械的に振るって実を落とし、良否を仕分け、仕分けされたものを目視選別して良品をコンテナに収容する方法である。
地上に這って繁茂している枝から人手でつみ取って収穫する方法の場合は所定量(例えば20kg)収容したコンテナを点々と圃場に残して前進して行くことになるが、圃場一面にトマトの枝が繁茂しているのでコンテナを引きずりながらつみ取りを行うことはできない。したがって、つみ取ったトマトの実(単に「実」ということもある)を一旦携帯篭に入れ、携帯篭が一杯になったらそれをコンテナまで運んでコンテナに移すという作業を繰り返すことになる。この場合は中腰でかがみ込んで実をつみ取ることになるからこの作業は苦労であり、特に高齢者には負担が大きい。
また、刈り取りが済んだところに点在するコンテナを収集してそれを計量して所定重量に調整する必要がある。
〔従来技術〕
他方、つみ取りによるトマト収穫作業を楽な姿勢で能率的に行えるようにするための加工用トマトの収穫作業用補助機があり、これは特許文献1に記載されている。この出願の発明は特許文献1に記載されているものと同様の加工用トマトの収穫作業用補助機に関するものである。
特許文献1に記載されている加工用トマトの収穫作業用補助機(以下これを単に「補助機」ということもある)の概要は次のとおりである(図10、図11)。すなわち、操作レバー83で走行制御されるものであって、引き上げコンベア71、ホッパ72、荷台78を備えており、クローラCで走行する。
上記引き上げコンベア71は補助機の前面に横方向に配置されており、この引き上げコンベア71の下端に大きなホッパ72がある。
一人の作業者が補助機の前で加工用トマトを刈り取り、上記ホッパ72の上で強く振って実を落とし、補助機後部の他の作業者が選別して異物や不良品を除いて良品をコンテナ77に収容する。なお、実が振り落とされた枝はそのまま圃場に放棄される。
他方、ホッパ72に落ちた実は引き上げコンベア71で荷台78の上まで引き上げられ、引き上げられた実はシューター74に一時貯留されて上記作業者によって茎葉や不良品が取り除かれる。そして選別された良品がシューター74から荷台78上のコンテナ77に移される。
この特許文献1の補助機を用いるトマト収穫作業では上記のとおり刈り取り作業、枝を振るって実を落とす作業がそれぞれ一人の作業者によって行われ、茎葉等の異物の除去、不良品の除去、さらに色や・形状などの外観による選別は他の作業者(ステップに立っている作業者)によって行われる。
〔従来技術の問題点〕
ところで、特許文献1の収穫作業用補助機による場合の刈り取り作業は速やかで、3〜4人による選別作業分を刈り取ることができる。したがって、この補助機による収穫作業の能率を高めるには刈り取り作業者一人に選別作業者3〜4人を対応させる必要がある。そしてまた、刈り取った枝から実をつみ取る作業や目視で選別する作業は体力を要するものではないのでこれを楽な姿勢で行えるようにすれば高齢者でもこれを長時間継続することができる。
以上のことから高齢者でも能率良く収穫作業を行えるようにするために考慮すべき点は次の(a)〜(e)である。
(a)上記補助機の荷台面積は狭いので3〜4人が一緒に能率的につみ取り選別をすることができ、また選別された実が容易に一つのコンテナに収容されるように選別作業者とコンテナの配置を工夫すること、
(b)つみ取り作業者とコンテナとが常に接近していて、つみ取られた実のコンテナに収容する動作が可及的に少ないこと、
(c)コンテナに収容されたものをそのまま出荷できるように、コンテナに所定量収容された段階で選別と計量が完了していること、
(d)所定量の実が収容されたコンテナの入れ替えが容易であること、
(e)トマトが所定量収容されたコンテナを補助機の左右何れの側からも容易に荷下ろしできること。
この発明が解決しようとする課題は次のとおりである。
加工用トマトの収穫作業用補助機について、
手作業で刈り取った加工用トマトの茎を台車の荷台上の作業テーブルまで搬送し、椅子に腰掛けた姿勢で作業テーブル上で実をつみ取って選別し、これを作業テーブル下のコンテナに容易に収容することができ、また、当該コンテナに所定量収容されたとき計量されていてそのコンテナを補助機の左右何れの側からも容易に荷下ろしできるように構造を工夫すること。
加工用トマトの収穫作業用補助機の前方で刈り取り、同補助機の作業テーブル上で他の作業者が実をつみ取ってコンテナに収容することを前提として、次の(イ)〜(ト)によるものである。
(イ)台車の荷台の前方に前下がりの傾斜コンベアがあり、
(ロ)当該傾斜コンベアの後方に作業テーブルがあってその先端が上記傾斜コンベアの下にあり、
(ハ)作業テーブルの左右外側に複数の椅子があり、
(ニ)上記作業テーブルの左右両側部にシューターがあり、
(ホ)上記作業テーブルの下に計量器を備えたコンテナ載置台があり、
(ヘ)上記コンテナ載置台がリフタを備えており、
(ト)上記リフタがコンテナ載置台上のコンテナを押し上げて左右両方向に選択的に傾斜させるものであること。
加工用トマトの収穫作業用補助機をゆっくりと前進させながらその前方を刈り取り、刈り取ったトマトの枝を傾斜コンベアに載せる。
トマトの枝は傾斜コンベアで後方に搬送されてその後端から上記作業テーブル上に落とされる。傾斜コンベアに載せるときにトマトの実が落ちてもそれが地面に落下することはない。
作業テーブルの左右両側(荷台前方に向かって左右両側)の椅子に腰掛けて複数の作業者が同作業テーブル上で実をつみ取り、つみ取った実を作業テーブルの左右両側部のシューターに投入すると、シューターに投入された実はそのまま作業テーブルの下のコンテナに収容される。
加工用トマトの実はつみ取るとき、またシューターに投入するときに目視で選別される。
このつみ取り及び選別の作業は、作業テーブル上でかつ腰掛けた状態でなされるので非常に楽であり、しかもその作業能率は高く、圃場に這って繁茂している枝からつみ取って選別する場合に比してその約1.5倍程度である。
そして、つみ取って選別する作業は作業テーブル上でその手元でなされるので能率が良くかつ選別精度が高くて安定する。一人の刈り取り分と3〜4人のつみ取り分がほぼ均衡し、刈り取り及びつみ取り作業は中断することなく極めて能率よく行われる。
そしてつみ取りと選別は椅子に腰掛けたままでの作業であるから、高齢者でも無理なく長時間できる。
上記作業テーブルの下にコンテナ載置台があり、当該コンテナ載置台に上記コンテナを載せて計量器で計量しているので、そのコンテナが所定重量に達するとそのことが計量器で表示される。所定量に達したときはコンテナ載置台のリフタでコンテナを押し上げて左方又は右方のいずれかの方向に傾斜させ、上記作業テーブルの下から横方向(荷台の前後方向に対する横方向)に引き出して他のコンテナと入れ替える。そしてこの入れ替えはコンテナを押し上げて傾斜させた状態で作業テーブルの下から横方向に引き出すだけであって持ち上げて移動する必要はないので高齢者でも無理なくできる。そしてまた、作業テーブルの下から左側又は右側に引き出されたコンテナはそのまま荷台の右側又は左側の前方または後方に押しやって片づけられる。そして、補助機の右側が刈り取られた領域であるときに荷台の右側に搭載されているものを容易に荷下ろしすることができ、左側が刈り取られた領域であるとき左側に搭載されたものを容易に荷下ろしすることができる。
この発明の補助機によるトマト収穫作業における刈り取りは単に刈り取るだけであるから、長い柄を備えた鎌で刈り取ればよい。したがって、中腰で刈り取りを行う必要はなく、また、刈り取った枝についてはこれを強く振るうなどの必要はないから鎌で引っかけてそのまま傾斜コンベアに載せればよく、これは極めて楽な作業である。したがって、刈り取り作業は高齢者でも無理なく長時間できる。
〔実施態様〕
上記リフタは動力式のものでも人力式のものでもよく、動力式の場合は油圧シリンダを用いればよい。また、人力式の場合はペダル式の操作手段を用いればよい。
上記リフタはリフトテーブルとリフト基台によるものであり、リフトテーブルは左右のヒンジ軸を有し、これらのヒンジ軸をリフト基台の軸受に係脱させて左右何れかの方向に傾斜させることができるようになっている。そして、リフタは左右の操作手段を有しその何れかによってリフトテーブルを押し上げて左右いずれかに傾斜させる。
ところで、加工用トマトの収穫作業用補助機は収穫作業中は圃場内で例えば横方向に繰り返し往復しながら縦方向に進んで行くので、未収穫の領域と収穫済みの領域(刈り取り済みの領域)が補助機の左側又は右側に交互に切り替わる。そして、コンテナは必ず収穫済みの領域に荷下ろししなければならない。
したがって、左右何れの側にコンテナを荷下ろしするかのその方向は収穫作業中に繰り返し切り替わることになる。
以上のとおりこの発明の補助機による収穫作業では、作業テーブルの左右何れの方向にも容易にコンテナを引き出すことができるので、荷下ろしすべき方向が左側又は右側のいずれであっても、荷台上のコンテナを圃場の収穫済みの領域に容易に下ろしすることができる。
はこの発明の実施例の側面図 はこの発明の実施例の平面図 (a)は作業台の正面図、(b)は傾斜コンベアの断面図 は図1におけるX−X断面図 (a)はリフトの正面図、(b)は側面図 リフトテーブルとリフト基部の分解図 (a)はリフトテーブルの平面図、(b)はリフトテーブルの側面図 (a)はリフト基部の平面図、(b)はリフト基部の側面図 は椅子の取付構造の説明図 は従来のトマト収穫作業用補助機の側面図 は従来のトマト収穫作業用補助機の正面図
一人の作業者が刈り取り、作業テーブル12の左右に各2名の作業者が座ってつみ取り選別を行う実施例を説明する。
クローラC,Cを備えた運搬台車の荷台Aの先端に傾斜コンベア2があり、荷台Aのほぼ中央に作業テーブル12がある。そして、荷台Aの前後長さLは205cm、左右幅Wは170cmである。上記作業テーブル12の地上高さHは130cmであり、荷台A上の高さは70cm、前後長さL1は160cm、左右幅W1は80cmである。
荷台Aの後部にエンジン28があり当該エンジン28でクローラCの駆動輪vを駆動し、油圧ポンプ29を駆動する。そして、この実施例は駆動輪vを油圧モータ(図示略)を介して駆動する。ただし、減速機を備えた伝動機構で駆動することもできる。
走行制御のための操作バルブ30、操作レバー31が荷台Aの前方と後方にそれぞれあって、前方の刈り取り作業者と後方のつみ取り作業者の何れでも補助機の始動・停止及び走行速度を制御できる。
傾斜コンベア2は支持枠21とベルトコンベア22によるものであり、荷台Aの先端中央から前方に張り出して配置されており、その下端に受け皿23がある。
ベルトコンベア22は、図3(b)に示すように断面U型のコンベア枠22aとコンベアベルト22bによるものであり、コンベアベルト22bは上端の駆動ローラ22cで駆動され、当該駆動ローラ22cは油圧モータ22dによって駆動される。
ベルトコンベア22はコンベアベルト22bの幅w2が約45cmであり、その上端は作業テーブル12の先端部分の上まで延びている。
コンベアベルト22bについてはその搬送面に30〜40cm間隔で滑り止めの横方向羽根(高さが数cm)が設けられており、投入された枝Pを当該羽根で引き上げてゆく構造になっている。
なお、コンベアの構造については、要するに枝を作業テーブル12まで引き上げることができるものであれば、バーコンベア(左右のチェンを多数のバーで連結してベルトを構成したもの)等どのようなものでも良いが、滑り止め(上記羽根に相当するもの)がその搬送面に必要である。
傾斜コンベア2は伸縮ステー2cで支持されており、この伸縮ステー2cの長さを多段階に加減することによって傾斜コンベア2の先端の地上高さが加減される。
なお、伸縮ステーを油圧シリンダに変更することもでき、そうすればその方が傾斜コンベア2の先端の地上高さを容易に加減することができる。
作業台1は前後のテーブル脚11,11と作業テーブル12によるものであり、テーブル脚11が荷台Aにボルトで固定されている。上記作業テーブル12の左右両側にシューター13,13があり当該シューター13の上端が作業テーブル12の前後方向に細長い開口13aになっている。
そして、作業テーブル12の左右両外側に合計4つの椅子4がある。この実施例ではシューター13の上記開口13aが細長くてこれらの椅子4の前まで延びているが、各椅子4に対応して4つの開口を設けたものでもよい。
荷台Aのほぼ中央に計量器3とリフト5によるコンテナ裁置台Bがありその上方に作業テーブル12がある。この実施例では計量器3とリフト5は別々であり、別々に作業台に組み付けられている。計量器3をリフト5に組み付けてユニットにして当該ユニット(すなわちコンテナ載置台B)を荷台Aに取り付ける構造にすることもできる。
コンテナkの重さが所定量(たとえば20kg)になったときペダル59pでリフトテーブル51を操作してコンテナkを押し上げておいてコンテナkを横方向に引き出す。また、リフトテーブル51を上げておいて作業テーブル12の下に空のコンテナkを挿入し、その後リフトテーブル51を下げてコンテナkを計量器3に載せることでコンテナの入れ替えがなされる。
〔椅子の構造〕
図9に示すように椅子4は支持アーム40、支軸41を備えていて当該支軸41が椅子脚42の上端に固定されている。椅子4の中心が支軸41に対して作業テーブルの方に偏心(偏心距離e)している。
椅子脚42の下端に逆L型のブラケット43が固着されており当該ブラケット43から下方にピン44が突設されている。
上記ブラケット43の下部の穴43aに係止棒45が摺動自在に挿入されている。
荷台フレームfの縦穴hに上記ピン44を挿入してブラケット43を荷台フレームfに載せてから、係止棒45を押し込んでこれを荷台フレームfの下面に当接させる。これによって、椅子脚42は荷台フレームfに取り付けられる。
椅子4に座った作業者mの重さGが椅子脚42に対して偏心しているので、椅子脚42に重さGによるモーメントMが作用する。
上記ピン44が縦穴hに嵌り、モーメントMが作用してブラケット43と係止棒45とが荷台フレームfを上下から挟持する。したがって、作業者mが作業テーブル12の方に向いて座っている間は椅子脚42は荷台フレームfにしっかり固定される。
他方、作業者が立ち上がって椅子から離れると上記モーメントMは小さくなるので、取っ手45aを把持してこれを引っ張れば係止棒45が容易に引き出される。係止棒45が引き出されると荷台フレームfの下面に対する引っかかりがなくなるので、椅子脚42を引き上げるとその下端の上記ピン44は荷台フレームfの縦穴hから容易に外れ、椅子4は荷台Aから取り外される。
以上のように椅子4は荷台Aに対して簡単容易に取り付けられ、また取り外される。
〔つみ取り選別作業〕
刈り取られて傾斜コンベア2の受け皿23に投入された枝Pが作業テーブル12まで引き上げられ、これが作業テーブル12の上に落とされる。
作業テーブル12の左右両外側の椅子4に座った3〜4人の作業者が作業テーブル12上の枝Pを手元に引き寄せて実をつみ取り、良好なものを作業台12の左右の開口13aに投入する。つみ取るときに良好なものが選別され、さらに上記開口13aに投入すときに選別されるので選別精度は高くかつ安定する。そして、つみ取って上記開口13aに投入するまでに選別がなされるので選別のための特別の手間は必要ない。
上記開口13aに投入されたものはシューター13を経て作業テーブル12の下のコンテナkに収容される。
コンテナkはコンテナ載置台の計量器3で計量されており所定量になるとそれが表示されるから、そのときに入れ替えられる。
〔コンテナ載置台〕
次にコンテナ載置台Bの構造の一例を詳細に説明する。これは計量器3とリフト5によるものであり、この実施例ではリフト5が計量器3の外側に被さるようにして配置されている。
リフト5は左右方向に配列された4つの支持ロール5rを有し、当該支持ロール5r,5rの間から計量器3の支持部3a,3aが突出している。
コンテナkは計量器3の支持部3a,3aに支持されて計量され、そしてペダル59pを踏むとリフト5が斜めに押し上げられ、コンテナkが支持ロール5rに支持され押し上げられる。このときコンテナkは多数の支持ロール5rで支持されていて右側又は左側に傾斜するので横方向に容易に引き出される。
リフト5の具体的機構は次の通りである。リフト5はリフトテーブル51とリフト基部52によるものであり、リフト基部52の上にリフトテーブル51を載せ、シフトテーブル51の左右のヒンジ軸53をシフト基部52のヒンジ軸受52aに支持させることによってリフト5が組み立てられる。
リフトテーブル51は前後のリフトテーブル枠51fと左右のヒンジ軸53による四角な枠体を有し、上記リフトテーブル枠51fに4つの支持ローラ5rが取り付けられている。なお、この支持ローラ5rは中心軸に外筒を回転自在に嵌合させた簡単なものである。また、ヒンジ軸53はその両端が左右のリフトテーブル枠51fに固着されている。
リフト基部52は左右の基板54と前後の支持板57を備えており、前後の支持板57の左右両端に固着された基板54を備えており、この基板54がそのボルト穴54aを利用して荷台Aに固定される。
前後の支持板57の左右両端にV字状のヒンジ軸受52aがあり、また、当該支持板57に左右のペダル軸59aが回転可能に支持されている。上記ペダル軸59aの一端にペダルアーム59bが固着されており、また、上記ペダル軸59aの中央部からリフトレバー59cが突出していてペダルアーム56aの反対方向に、ヒンジ軸受け52aの直下まで延びている。
ペダルアーム59bの他端は作業者mの足の下まで延びており、当該他端にペダル59pがある。
以上のペダル軸59a、ペダルアーム59b、リフトレバー59c、ペダル59pによるリフト操作機構がリフト基部52の前側と後側(荷台前方に向かって前側と後側)にそれぞれあり、これによって、作業台1の左右何れの作業者もコンテナkを引き出すことができる。
この実施例の計量器は計量する重さを設定することができ、重量が設定値に達するとブザーによる報知音が発せられるようにしている。したがって、コンテナkに所定量収容されるとブザーが発せられ、このブザーを契機にしてつみ取り作業を一斉に一時中止し、例えば右側(刈り取りが終わっている側)の作業者mが足下のペダル59pを踏む。そうするとそのペダルアーム59b、ペダル軸59aを介してリフトレバー59cによって左側のヒンジ軸52aが押し上げられ、右側のヒンジ軸52aを支点にして右方に傾けられる。これによってコンテナkは支持ロール5rに載って斜めに押し上げられる。
この例では右側の作業者が右側のペダル59pを踏むとコンテナkは右側に傾斜するからペダルを踏んだ作業者がコンテナkを引き出すことが出来る。
また、例えば右側のペダル59pを踏み込んでリフトテーブル51を右側に傾斜させその上に空のコンテナkを載せ、次いでそれを押し込むことによってリフトテーブル51の所定位置に空のコンテナを容易に載せられる。
〔変形例〕
以上のリフト5の実施例はリフト5を操作した作業者がコンテナkを引き出せるが、操作した作業者とは反対方向にリフトテーブルを傾斜させて反対側の作業者が引き出せるようにすることもできる。この場合は、例えば右側のペダルアーム59bを右側のペダル軸59aに連結し、当該ペダル軸59aから突出しているリフトレバー59cによって右側のヒンジ軸53が押し上げられるようにすればよい。ただし、この場合はリフト操作機構のレバー比が小さくてリフト操作が重くなることがないように、リフト操作機構の構造を工夫する必要がある。
リフト操作機構については油圧操作によるものでもよく、この場合は左右のヒンジ軸53に縦方向の油圧シリンダをそれぞれ連結すればよい。ただし、油圧シリンダは押し上げ方向のみに作用するものでよい。
また、傾斜コンベア2を支持する伸縮ステー2cを油圧シリンダに換えるときは、その油圧シリンダは押し上げ方向のみに作用するものでよい。
特開平6−46647号公報
A:荷台
B:コンテナ載置台
M:モーメント
P:トマトの枝
e:偏心距離
m:作業者
c:クローラ
f:荷台フレーム
1:作業台
2:傾斜コンベア
2c:伸縮ステー
3:計量器
3a:支持部
4:椅子
5:リフト
5r:支持ロール
11:テーブル脚
12:作業テーブル
13:シューター
13a:開口
21:支持枠
22:ベルトコンベア
22a:コンベア枠
22b:コンベアベルト
22c:駆動ローラ
22d:油圧モータ
23:受け皿
28:エンジン
29:油圧ポンプ
30:操作バルブ
31:操作レバー
40:支持アーム
41:支軸
42:椅子脚
43:ブラケット
44:ピン
45:係止棒
51:リフトテーブル
51f:リフトテーブル枠
52:リフト基部
52a:ヒンジ軸受
53:ヒンジ軸
54:基板
57:支持板
59a:ペダル軸
59b:ペダルアーム
59c:リフトレバー
59p:ペダル

Claims (4)

  1. 補助機の前方で刈り取り、同補助機の作業テーブル上で他の作業者が実をつみ取ってコンテナに収容する加工用トマトの収穫作業用補助機であって、
    台車の荷台の前方に前下がりの傾斜コンベアがあり、当該傾斜コンベアの後方に作業テーブルがあってその先端が上記傾斜コンベアの下にあり、
    上記作業テーブルの左右外側に複数の椅子があり、
    上記作業テーブルの左右両側部にシューターがあり、
    上記作業テーブルの下に計量器を備えたコンテナ載置台があって当該コンテナ載置台がリフタを備えており、
    上記リフタがコンテナ載置台上のコンテナを押し上げて左右両方向に選択的に傾斜させるものであることを特徴とする加工用トマトの収穫作業用補助機。
  2. 上記リフタが左右にヒンジ軸を有するリフトテーブルと、当該リフトテーブルを支持するV字状のヒンジ軸受を有するリフト基部とによるものであり、
    上記リフト基部にリフト操作機構があって当該リフト操作機構が上記リフトテーブルの左側又は右側を選択的に押し上げてリフトテーブルを傾斜させるものであることを特徴とする請求項1の加工用トマトの収穫作業用補助機。
  3. 上記リフト操作機構が左右のペダルによって選択的に操作されるものであり、上記ペダルで操作されるリフトレバーによって上記リフトテーブルの上記ヒンジ軸が押し上げられることを特徴とする請求項2の加工用トマトの収穫作業用補助機。
  4. 上記リフト操作機構が、操作されたペダルの方向に上記リフトテーブルを傾斜させることを特徴とする請求項3の加工用トマト2の収穫作業用補助機。
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