JP2023064487A - 根菜類収穫機 - Google Patents

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英明 黒瀬
Hideaki Kurose
浩二 二宮
Koji Ninomiya
武志 弓達
Takeshi Yumitatsu
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Abstract

【課題】引抜搬送装置で圃場から根菜類を引抜き搬送し、搬送終端部に設けたフレコンバッグに根菜類を収容する根菜類収穫機において、搬送終端部に設けたフレコンバッグの上部開口が内側に倒れ込んで、根菜類が搬送終端部からフレコンバッグ内に入らずに外にこぼれることがある。そこで、搬送終端部から収容部材内に落下する収穫物が外にこぼれることなく適切に収納される根菜類収穫機を提供する。【解決手段】機体を走行させる走行部と操縦部と圃場から根菜類を収穫する収穫部と収穫した根菜類を搬送する搬送部Dと搬送部Dにて搬送された根菜類を収容する収容部Eを装備した根菜類収穫機において、搬送部Dの搬送終端部から下方に放出される根菜類を上部開口22aから収納する収容部材22を収容部Eに設け、搬送部Dの搬送終端部に収容部材22の上部開口22aを押し広げる開口広げ機構32を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、圃場から作物を採ってフレコンバッグ等の収容部材に収容する根菜類収穫機に関するものである。
従来、引抜搬送装置で圃場から根菜類を引抜き搬送し、選別搬送装置の搬送終端部に設けたフレコンバッグに根菜類を収容する根菜類収穫機がある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2011-115069号公報
しかしながら、選別搬送装置の搬送終端部に設けたフレコンバッグの上部開口が内側に倒れ込んだりして開口が狭くなって、根菜類が搬送終端部からフレコンバッグ内に入らずに外にこぼれるような事態が発生する恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、搬送終端部から収容部材内に落下する根菜類が外にこぼれることなく適切に収納される根菜類収穫機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、機体を走行させる走行部Aと操縦部Bと圃場から根菜類を収穫する収穫部Cと収穫した根菜類を搬送する搬送部Dと搬送部Dにて搬送された根菜類を収容する収容部Eを装備した根菜類収穫機において、搬送部Dの搬送終端部から下方に放出される根菜類を上部開口22aから収納する収容部材22を収容部Eに設け、搬送部Dの搬送終端部に収容部材22の上部開口22aを押し広げる開口広げ機構32を設けた根菜類収穫機である。
請求項1記載の発明によれば、搬送部Dの搬送終端部から下方に放出される根菜類を上部開口22aから収納する収容部材22を収容部Eに設け、搬送部Dの搬送終端部に収容部材22の上部開口22aを押し広げる開口広げ機構32を設けたので、開口広げ機構32が収容部材22の上部開口22aを押し広げ、搬送部Dの搬送終端部から下方に放出される根菜類が外にこぼれることを防止し、収容部材22の上部開口22aから適切に収納される。
請求項2記載の発明は、収容部材22が吊り下げハンガー25に吊り下げられたフレコンバッグ22であり、開口広げ機構32が搬送部Dの搬送終端部に設けた枢支軸34に基部が回動自在に枢支された押圧体37を装備し、該押圧体37がフレコンバッグ22の上部開口22a内に位置して外方に向けて上部開口22aを押し広げる請求項1記載の根菜類収穫機である。
請求項3記載の発明は、押圧体37が軟質材または硬質材にて形成され、付勢部材38にてフレコンバッグ22の上部開口22aを外方に向けて押し広げる方向に付勢されている請求項2記載の根菜類収穫機である。
請求項4記載の発明は、押圧体37が板体であって、搬送部Dの搬送終端部の移送装置21eの幅よりも広い請求項2または請求項3記載の根菜類収穫機である。
請求項5記載の発明は、搬送部Dの搬送終端部に収容部材22の上部開口22a内に位置して、搬送部Dの搬送終端部から放出される根菜類を受けて落下衝撃を緩衝する緩衝体37-2を設けた請求項1~4のいずれか1項に記載の根菜類収穫機である。
本発明の実施形態にかかる人参収穫機の平面図である。 同上人参収穫機の作用説明用背面図である。 同上人参収穫機の側面図である。 同上人参収穫機の要部の斜視図である。 本発明の第2実施形態の要部の斜視図である。 本発明の第3実施形態の要部の斜視図である。
本発明の実施の形態の一実施例として示す根菜類収穫機の一種である人参収穫機を図1から図6を用いて説明する。以下においては、機体の前進方向を基準に、前後、左右と謂う。
<全体構成>
人参収穫機は、機体を走行させる走行部Aと、操縦者が搭乗する操縦部Bと、機体左右一側で圃場から人参を引き抜いて機体後上側に搬送する収穫部Cと、該収穫部Cから人参を引き継いで茎葉切断部にて機体後方に搬送しながら茎葉部を切断し、茎葉切断部から落下する人参を受けて残葉処理部にて人参に残った茎葉部を処理し、残葉処理部から人参を引き継いで人参を機体左右一側から左右他側へと搬送し、搬送中の人参を補助作業者が選別する搬送部Dと、該搬送部Dから排出される人参の収容部材を配置する収容部Eから構成される。
<走行部A>
機体フレーム1の下方に機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右従動輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右従動輪3,3との間に取り付けた複数の転輪4の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右のクローラ6L,6Rを構成する。そして、該左右クローラ6L,6Rの左右駆動スプロケット2,2を、エンジンの動力が伝動されるミッションケースから左右両側に延出させた左右ドライブシャフトに取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ6L,6Rを該機体フレーム1に取り付ける。
<操縦部B>
前記機体フレーム1の右側上部に操縦部フレーム7を取り付け、該操縦部フレーム7には操縦座席8を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル9を取り付ける。そして、該操縦パネル9に機体の前後進及び走行速度を切り換える変速操作レバー10を取り付けると共に、機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する昇降操作レバー11を取り付ける。
また、前記操縦部フレーム7の機体左右他側(機体右側)にエンジンを冷却するラジエータ(図示省略)を保護すると共に冷却風を取り込むラジエータカバー12を着脱自在に取り付けることにより。操縦部Bが構成される。
上記構成により、変速操作レバー10や昇降操作レバー11のような、1本で複数の操作を行える操縦部材を設けることによって、機体の操縦が容易になるため操縦者の作業を軽減することができる。
<収穫部C>
左右引抜フレーム13,13の機体前側に左右従動プーリを回転自在に装着し、機体後側に左右駆動プーリを装着し、該左右従動プーリと左右駆動プーリとの間に人参を引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルトを巻き掛けると共に、複数のテンションローラによって該左右挟持搬送ベルトを張圧し、左右挟持搬送ベルトの機体内側面を互いに圧接させて人参の引抜搬送経路Rを構成する。そして、前記機体フレーム1の上方に左右横軸を回動支点として上下方向に回動自在な回動フレームを取り付け、該回動フレームの後端部に前記左右駆動プーリに駆動力を伝動する伝動ケースを、回動支点を中心として上下回動自在に取り付ける。また、前記機体フレーム1と回動フレームとを昇降シリンダで連結し、該昇降シリンダを操縦部Bで操作可能に取り付けて引抜搬送装置17を構成する。
また、該引抜搬送装置17の前方に人参の茎葉部を引き起こす縦引起し装置18と、該縦引起し装置18が引起した茎葉部を掬い上げる横引起し装置19と、該横引起し装置19の前部に設ける分草杆20と、引抜搬送装置17の下り過ぎを防止する回転自在なゲージ輪と、前記エンジンの駆動力で往復振動して土中の人参の左右の土を解す左右振動ソイラSとを設ける。
そして、前記引抜搬送通路Rの下方に引抜搬送装置17で搬送中の人参のひげ根を切断する尻尾切装置を取り付けて、収穫部Cを構成する。
上記構成により、機体前側に分草杆20を備える横引起し装置19と、縦引起し装置18を設けることによって、圃場に倒伏した人参の茎葉を掻き上げながら収穫作業ができ、収穫する人参の視認性が向上するので引き抜き位置が合わせやすく、作物の抜き残しが減少するため作業能率が向上する。
また、人参に左右振動ソイラS等が接触して傷つくことを防止できるので、人参の商品価値が向上する。
そして、機体フレーム1と左右横軸を回動支点として上下方向に回動自在な回動フレームとを昇降シリンダで連結し、昇降シリンダを操縦部Bの昇降操作レバー11を操作することによって伸縮させる構成としたことによって、昇降操作レバー11の操作により収穫部C全体の上下高さを調節することができるので、収穫部Cの引抜搬送始端部の位置を上下方向に調節しするとともに圃場に植生する人参の適切な引き抜き高さに合わせて引抜搬送始端部の位置調節を行え、人参の抜き残しが防止されるので作業能率が向上する。
また、旋回時に収穫部Cを上昇させておくと、収穫部Cの下端部が圃場に接触しにくくなるため、旋回動作がスムーズに行われて作業能率が向上する。
<搬送部D>
搬送部Dの選別作業用の選別搬送装置21は、収穫部Cの引抜搬送装置17の後部下方から人参を収容する収容部材であるフレコンバッグ22のある収容部Eに向けて機体左右方向に配置され、エンジンからの駆動力にて周回動する一定間隔の桟を備えるチェーンコンベアにて構成されている。なお、引抜搬送装置17にて茎葉部が挟持されて搬送してきた人参は、その茎葉部下端(人参の頭部の少し上)が茎葉切断部にて切断されて人参が下方に落下するが、該落下する人参を残葉処理部が受けて人参に残った茎葉部を処理して搬送部Dに搬送する。そして、搬送部Dの選別搬送装置21は、人参をその左端から右方(収容部E)に搬送する。
また、選別搬送装置21は、収穫部Cの引抜搬送装置17の後部下方から機体右側に水平に設けられた水平搬送コンベア21aと該水平搬送コンベア21a右端部から収穫作物を引き継いで収容部Eに斜め右上方に向けて搬送する可動搬送コンベア21bから構成される。
可動搬送コンベア21bは、水平搬送コンベア21a右端部から収穫作物を引き継ぐ左端部が枢支軸で回動自在に支持されており、上下動用電動シリンダ21cの伸縮作動により収容部E側の右端部側が上下動して傾斜角度が変更できるようになっている。
そして、該可動搬送コンベア21bの機体後方側に補助作業座席23が設けられており、該補助作業座席23に着座した作業者が可動搬送コンベア21bにて送られてくる人参のなかから商品にならないもの(小さい人参や異形の人参)を取り出して、適正な商品価値のある人参のみを収容部Eに送るようにする。
また、補助作業座席23に着座した作業者は、足踏み式の上昇スイッチ及び下降スイッチにて前記上下動用電動シリンダ21cを伸縮作動させて可動搬送コンベア21bの右端部側を上下動させる。
可動搬送コンベア21bの左側部下面には、機体フレーム1に下端が枢支された断面コ字状の補強部材21dの上辺がボルトにて固定されており、可動搬送コンベア21bが振れるのを防止している(特に前後方向の振れ防止)。
そして、前記可動搬送コンベア21bの右端部側を上下動させる上下動用電動シリンダ21cの上部は、補強部材21dのコ字状内部空間に位置してその上端部が補強部材21dに枢支されている。
また、補強部材21dの上辺は、平面となっており、可動搬送コンベア21bから落下してきたゴミ等を案内して左右クローラ6L,6R間の圃場に排出するシューターとしての機能を果たす。
そして、可動搬送コンベア21bの右端部には、後述するように、吊り下げハンガー25に吊り下げられたフレコンバッグ22の上部開口22aを押し広げる開口広げ機構32が設けられている。
<収容部E>
収容部Eは、選別搬送装置21の右側方に配置され、該選別搬送装置21の可動搬送コンベア21b右端部に設けた作動アーム24により上下動及び左右動する吊り下げハンガー25と、該吊り下げハンガー25に吊り下げられたフレコンバッグ22を載置する載置台26により構成されている。
可動搬送コンベア21bは、左端基部から右端上部に向けて斜め上方に向かって設けられている。即ち、エンジンからの駆動力にて周回動して人参を斜め上方に搬送し、上端部から下方に放出する。
また、可動搬送コンベア21bの基部は、枢支軸にて回動自在に設けられており、左側部下面には、機体フレーム1に下端が枢支された断面コ字状の補強部材21dの上辺がボルトにて固定され、該補強部材21dに機体フレーム1に基部が枢支された上下動用電動シリンダ21cのピストン先端が連結されている。
即ち、該可動搬送コンベア21bは、補助作業座席23に着座した作業者が踏み操作する上昇スイッチを踏み込み操作している間、上下動用電動シリンダ21cが伸長して枢支軸回りに回動して上昇し、下降スイッチを踏み込み操作している間、上下動用電動シリンダ21cが縮小して枢支軸回りに回動して下降する。また、可動搬送コンベア21bは、後述の操縦パネル9右端に設けた十字方向操作レバー27を作業者が圃場に降りて機体後方を向いた状態で右に操作すると上下動用電動シリンダ21cが伸長して枢支軸回りに回動して上昇し、左に操作すると上下動用電動シリンダ21cが縮小して枢支軸回りに回動して下降する。
吊り下げハンガー25は、可動搬送コンベア21b右端部に設けた作動アーム24により上下動及び左右動する。
作動アーム24は、基部が可動搬送コンベア21b右端部に背面視で反時計方向には回動するが時計方向には所定位置で回動が停止するように枢支され、先端側が機体右外側上方に向けて延設されている基部アーム24aと、該基部アーム24a先端に回動自在に枢支された回動アーム24bと、基部アーム24aと回動アーム24b間に配設された回動用アクチュエータとしての回動用電動シリンダ24cから構成される。
吊り下げハンガー25は、回動アーム24bの先端に設けられている。載置台26上方で、吊り下げハンガー25の4つのフック25aをフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔に各々引っ掛けてフレコンバッグ22を吊下げ支持する。
操縦パネル9右端には、十字方向操作レバー27が設けられており、作業者が圃場に降りて機体後方を向いた状態で右に操作すると上下動用電動シリンダ21cが伸長して可動搬送コンベア21bが枢支軸回りに回動して上昇し、左に操作すると上下動用電動シリンダ21cが縮小して可動搬送コンベア21bが枢支軸回りに回動して下降し、機体後方に操作すると回動用電動シリンダ24cが伸長して回動アーム24bが枢支軸回りに回動して右外側方に開き、機体前方に操作すると回動用電動シリンダ24cが縮小して回動アーム24bが枢支軸回りに回動して左機体内側に閉じる。
この十字方向操作レバー27の操作時に、可動搬送コンベア21bが最上昇位置にないと十字方向操作レバー27を機体後方に操作しても回動用電動シリンダ24cは作動せず回動アーム24bが枢支軸回りに回動して右外側方に開くことはない。即ち、可動搬送コンベア21bが最上昇位置にある時のみ、十字方向操作レバー27を機体後方に操作して回動用電動シリンダ24cを作動させて回動アーム24bを枢支軸回りに回動して右外側方に開くことができる。
また、載置台26には荷重センサ28が設けられており、吊り下げハンガー25に吊るされたフレコンバッグ22が持ち上げられてフレコンバッグ22の底が載置台26から離れた時のみ(荷重センサ28がフレコンバッグ22を検出しなくなった時のみ)、十字方向操作レバー27を機体後方に操作して回動用電動シリンダ24cを作動させて回動アーム24bを枢支軸回りに回動して右外側方に開くことができる。
また、載置台26右外側端には上方に物体があることを検出するフォトセンサ29が設けられており、吊り下げハンガー25に吊るされたフレコンバッグ22が持ち上げられて回動用電動シリンダ24cの作動により回動アーム24bが枢支軸回りに回動して右外側方に開いて機体右外側方に移動した時に、フレコンバッグ22が載置台26右外側端上方にないこと(フレコンバッグ22が載置台26右外側端よりも右外側方に移動したこと)を検出しないと、十字方向操作レバー27を左に操作して可動搬送コンベア21bを枢支軸回りに回動して下降させようとしても、上下動用電動シリンダ21cは作動せず、可動搬送コンベア21bは下動しない。よって、吊り下げハンガー25に吊るされたフレコンバッグ22を圃場に降ろす際に、誤ってフレコンバッグ22が載置台26右外側端に接触することを回避できる。
また、十字方向操作レバー27の上端には、吊り下げハンガー25の4つのフック25aを開閉操作するフック開閉スイッチ30が設けられている。
フック開閉スイッチ30は、一度押すと各フック25aの回動支点部に設けた電磁ソレノイド31を作動させて各フック25aを閉じ、再度、押すと電磁ソレノイド31を作動させて各フック25aを開く。なお、各フック25aを開く操作の時は、誤操作防止の為に、フック開閉スイッチ30を0.5秒以上押していないと電磁ソレノイド31は作動せず各フック25aは開かない。
そして、可動搬送コンベア21bの右端部には、吊り下げハンガー25の各フック25aに吊り下げられたフレコンバッグ22の上部開口22aを押し広げる開口広げ機構32が設けられている。
開口広げ機構32は、可動搬送コンベア21b右端部下面の前後に基部を溶接に固定した前後支持アーム33,33と、該前後支持アーム33,33に設けた前後方向の枢支軸34と、該前後方向枢支軸34に外篏して回動自在の筒体35と、該筒体35に設けた取付け板35aに基部が螺子36にて固定されたゴム板等の軟質材よりなる押圧体としての板体37にて構成される。
そして、枢支軸34後部に外篏した付勢部材としてのトルクスプリング38の一端を後支持アーム33に係止し、他端を筒体35の取付け板35aに螺子36にて固定された板体37の基部に接当させて、フレコンバッグ22の上部開口22a内に位置した板体37がフレコンバッグ22の上部開口22aを外方に向けて押し広げる方向に付勢されている。
また、板体37の幅は、可動搬送コンベア21bの移送装置としての搬送チェーンコンベア21eの幅よりも十分に広くて、可動搬送コンベア21b右端からフレコンバッグ22の上部開口22a内に落下する人参が外にこぼれることなく収納される。
また、十字方向操作レバー27を操作して作動アーム24の吊り下げハンガー25に吊るされたフレコンバッグ22を載置台26から持ち上げて機体右外側に移動させる際には、フレコンバッグ22の上部開口22a内に位置している板体37は、フレコンバッグ22の機体右外側への移動によって、トルクスプリング38の付勢力に抗して上方回動して、フレコンバッグ22の機体右外側への移動を妨げない。
また、板体37は、ゴム板等の軟質材より形成されているので、落下する人参が接当しても傷まない。
なお、機体移動時等で板体37を使用しない時は、板体37を可動搬送コンベア21bの下方に回動させて、収納すると良い。
そして、機体後部には、予備のフレコンバッグ22を吊り下げておく背の高いポール状の予備収容部材掛けとしての予備フレコンバック掛け39が設けられている。
<人参の収穫作業>
先ず、十字方向操作レバー27を操作して、回動アーム24bが左機体内側に閉じた状態で可動搬送コンベア21bを最下降位置にする。
吊り下げハンガー25の各フック25aにフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔を各々引っ掛けてフレコンバッグ22を吊下げ、十字方向操作レバー27のフック開閉スイッチ30を押して各フック25aを閉じ、フレコンバッグ22の底が載置台26に受けられた状態とする。
この時、作業者が開口広げ機構32の板体37を持ってトルクスプリング38の付勢力に抗して上方回動させて、板体37をフレコンバッグ22の上部開口22a内に位置させて手を離すと、板体37はトルクスプリング38の付勢力にて下方回動し、フレコンバッグ22の上部開口22aを外方に向けて押し広げる。
そして、操縦座席8に着座した操縦者が人参収穫機を進行させて、収穫部Cの引抜搬送装置17の引抜搬送経路R前端を圃場の人参条に合わせた後に昇降操作レバー11を操作して収穫部Cを下降させ、掘取りクラッチを「入」にして各部を駆動させて前進する。すると、分草杆20や縦引起し装置18や横引起し装置19にて人参の茎葉を掻き上げて引抜搬送装置17の引抜搬送経路Rに人参の茎葉が挟持され、左右振動ソイラSにて人参の側方及び下方の土をほぐして、人参は引抜搬送装置17にて挟持されて引き抜かれて、後方上方に搬送される。
そして、引抜搬送装置17にて茎葉部が挟持されて搬送してきた人参は、その茎葉部下端(人参の頭部の少し上)が茎葉切断部にて切断されて人参が下方に落下するが、該落下する人参は残葉処理部が受けて人参に残った茎葉部を処理して搬送部Dに搬送される。そして、人参は、搬送部Dの可動搬送コンベア21bにてその左端から右方(収容部E)に搬送される。
そして、可動搬送コンベア21bの機体後方側の補助作業座席23に着座した作業者が可動搬送コンベア21bにて送られてくる人参のなかから商品にならないもの(小さい人参や異形の人参)を取り出し、商品価値のある人参のみが収容部Eに送られる。
可動搬送コンベア21bにて右端に送られてきた人参は、可動搬送コンベア21b右端の吊り下げハンガー25の各フック25aに吊下げられたフレコンバッグ22内に落下して収納される。
この時、開口広げ機構32の板体37がフレコンバッグ22の上部開口22aを外方に向けて押し広げているので、可動搬送コンベア21b右端からフレコンバッグ22の上部開口22a内に落下する人参が外にこぼれることなく収納される。
また、板体37は、ゴム板等の軟質材より形成されているので、落下する人参が接当しても傷まない。
そして、フレコンバッグ22内に収納された人参の量が多くなるにつれて、補助作業座席23に着座した作業者が上昇スイッチを踏み込み操作して上下動用電動シリンダ21cを伸長させて可動搬送コンベア21bを枢支軸回りに回動して順次上昇させる。
そして、フレコンバッグ22内に人参が満杯になるまで可動搬送コンベア21bを枢支軸回りに回動して上昇させると、操縦者は機体の駆動を停止して停車する。
補助作業座席23に着座した作業者は、補助作業座席23から離れて圃場に降りて操縦パネル9右端近くに立って、機体後方を向いた状態で十字方向操作レバー27を操作する。
先ず、十字方向操作レバー27を右に操作して、上下動用電動シリンダ21cを伸長させて可動搬送コンベア21bを最上昇位置まで上昇させて、フレコンバッグ22を載置台26上方に持ち上げる。
そして、十字方向操作レバー27を機体後方に操作して、回動用電動シリンダ24cを伸長させて回動アーム24bを枢支軸回りに回動して右外側方に開いて、フレコンバッグ22を載置台26の右外側方まで移動させる。
この時、フレコンバッグ22の上部開口22a内に位置している開口広げ機構32の板体37は、フレコンバッグ22の機体右外側への移動によって、トルクスプリング38の付勢力に抗して上方回動して、フレコンバッグ22の機体右外側への移動を妨げない。
そして、十字方向操作レバー27を左に操作して、上下動用電動シリンダ21cを縮小させて可動搬送コンベア21bを最下降位置まで下降させて、フレコンバッグ22を圃場に降ろす。
そして、十字方向操作レバー27のフック開閉スイッチ30を押して各フック25aを開いて吊り下げハンガー25の各フック25aをフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔から外して、十字方向操作レバー27を操作して最初の回動アーム24bが左機体内側に閉じた状態で可動搬送コンベア21bを最下降位置に戻して、吊り下げハンガー25の各フック25aに空のフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔を各々引っ掛けてフレコンバッグ22を吊下げてフレコンバッグ22の底が載置台26に受けられた状態とした後に、補助作業座席23に着座する。そして、各部を駆動して機体を進行させて収穫作業を再開する。
<他の実施態様>
(1)第1実施形態では、開口広げ機構32の板体37を幅の広い構成とした例を示したが、第2実施形態として、図5に示すように板体37を複数設けて、フレコンバッグ22の上部開口22aを外方に向けて押し広げる機能のものと落下する人参の緩衝材として機能するものに分けても良い。
即ち、前後方向枢支軸34に外篏して回動自在の短筒体35-1と長筒体35-2を設け、短筒体35-1に設けた取付け板35a-1に基部が螺子36にて固定された硬質のゴム板等で形成した板体37-1を設け、長筒体35-2に設けた取付け板35a-2に基部が螺子36にて固定された軟質のゴム板等で形成した緩衝体としての板体37-2を複数(実施例では、3つ)設ける。
そして、枢支軸34後部に外篏したトルクスプリング38の一端を後支持アーム33に係止し、他端を短筒体35-1の取付け板35a-1に螺子36にて固定された硬質材で形成した板体37-1の基部に接当させて、フレコンバッグ22の上部開口22a内に位置した板体37-1がフレコンバッグ22の上部開口22aを外方に向けて押し広げる方向に付勢されている。
よって、硬質材で形成した板体37-1がフレコンバッグ22の上部開口22aを外方に向けて押し広げているので、可動搬送コンベア21b右端からフレコンバッグ22の上部開口22a内に落下する人参が外にこぼれることなく収納される。
また、長筒体35-2に設けた取付け板35a-2に基部が螺子36にて固定された軟質のゴム板等で形成した複数(実施例では、3つ)の板体37-2は、人参が縦になって落下してきても落ちない間隔で配置され、各々がトルクスプリングで上方回動する方向に付勢され、可動搬送コンベア21b右端から落下してくる人参を受けて落下衝撃を緩衝するようにフレコンバッグ22の上部開口22a内方に突出状態で上方回動が規制されている。
よって、軟質材で形成した複数の板体37-2が可動搬送コンベア21b右端から落下してくる人参をフレコンバッグ22の上部開口22a内方で受けてトルクスプリングの付勢力に抗して下方回動して落下衝撃を緩衝するので、人参の落下による損傷を回避できる。
なお、上記の実施例では、軟質材で形成した板体37-2を複数(実施例では、3つ)設けたが、一枚の広い板で構成しても良い。
また、上記の実施例では、硬質材で形成した板体37-1と軟質材で形成した板体37-2を並列して異なる位置に設けたが、硬質材で形成した板体37-1と軟質材で形成した板体37-2を同じ位置で上下に重なるように設けても良い。
(2)第3実施形態として、図6に示すように板体37に前後壁37a,37aを設けて樋状にし、後支持アーム33にステッピングモータ40を設けて、該ステッピングモータ40にて筒体35を回動作動させて、板体37が(イ)-(ロ)方向に回動する構成とする。
そして、可動搬送コンベア21bの右端から落下収納する人参の量が多くなるにつれて、補助作業座席23に着座した作業者が上昇スイッチを踏み込み操作して上下動用電動シリンダ21cを伸長させて可動搬送コンベア21bを枢支軸回りに回動して順次上昇させるが、該可動搬送コンベア21bの上昇にともなって機体に設けた制御装置がステッピングモータ40を作動させて板体37を矢印(ロ)方向に回動させて、人参の落下位置を変える。
よって、フレコンバッグ22内に収納される人参が均されるように収納され、フレコンバッグ22内に人参を均等に収納することができる。
なお、可動搬送コンベア21bを下降させた場合は、ステッピングモータ40は作動せず、板体37は上下回動しない。また、新たなフレコンバッグ22に換えた時には、手動操作でステッピングモータ40を作動させて板体37を矢印(イ)方向に回動させて、所定の上動位置にする。
上記の実施例では、ステッピングモータ40の制御で可動搬送コンベア21bの上昇にともなって板体37を矢印(ロ)方向に回動させたが、ステッピングモータ40の制御に替えて可動搬送コンベア21bと板体37をリンク機構で連係して、可動搬送コンベア21bの上昇にともなって板体37を矢印(ロ)方向に回動させても良い。
21e 移送装置(搬送チェーンコンベア)
22 収容部材(フレコンバッグ)
22a 上部開口
25 吊り下げハンガー
32 開口広げ機構
34 枢支軸
37 押圧体(板体)
37-2 緩衝体(板体)
38 付勢部材(トルクスプリング)
A 走行部
B 操縦部
C 収穫部
D 搬送部
E 収容部

Claims (5)

  1. 機体を走行させる走行部(A)と操縦部(B)と圃場から根菜類を収穫する収穫部(C)と収穫した根菜類を搬送する搬送部(D)と搬送部(D)にて搬送された根菜類を収容する収容部(E)を装備した根菜類収穫機において、搬送部(D)の搬送終端部から下方に放出される根菜類を上部開口(22a)から収納する収容部材(22)を収容部(E)に設け、搬送部(D)の搬送終端部に収容部材(22)の上部開口(22a)を押し広げる開口広げ機構(32)を設けたことを特徴とする根菜類収穫機。
  2. 収容部材(22)が吊り下げハンガー(25)に吊り下げられたフレコンバッグ(22)であり、開口広げ機構(32)が搬送部(D)の搬送終端部に設けた枢支軸(34)に基部が回動自在に枢支された押圧体(37)を装備し、該押圧体(37)がフレコンバッグ(22)の上部開口(22a)内に位置して外方に向けて上部開口(22a)を押し広げることを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。
  3. 押圧体(37)が軟質材または硬質材にて形成され、付勢部材(38)にてフレコンバッグ(22)の上部開口(22a)を外方に向けて押し広げる方向に付勢されていることを特徴とする請求項2記載の根菜類収穫機。
  4. 押圧体(37)が板体であって、搬送部(D)の搬送終端部の移送装置(21e)の幅よりも広いことを特徴とする請求項2または請求項3記載の根菜類収穫機。
  5. 搬送部(D)の搬送終端部に収容部材(22)の上部開口(22a)内に位置して、搬送部(D)の搬送終端部から放出される根菜類を受けて落下衝撃を緩衝する緩衝体(37-2)を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の根菜類収穫機。
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