JP3789369B2 - ミシンの縫製枠駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工布を保持する縫製枠をミシンのX方向(左右方向)及びY方向(前後方向)に駆動する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開2001−129280号公報には、図5に示すような刺繍ミシンの縫製枠駆動装置が提案されている。この従来装置は、縫製枠51をX方向に送る1本のX送り枠52と、X送り枠52をX方向に駆動する前後2台のX駆動機構53と、縫製枠51をY方向に送る1本のY送り枠54と、Y送り枠54をY方向に駆動する左右2台のY駆動機構55とから構成されている。X送り枠52は縫製枠51の縦寸法より長く形成され、縫製枠51の縦枠51aをY方向へ移動可能に支持している。Y送り枠54は縫製枠51の横寸法より長く形成され、縫製枠51の横枠51dをX方向へ移動可能に支持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来装置によれば、X送り枠52及びY送り枠54が縦横に充分長く形成されているため、大柄模様の刺繍加工に際し大型枠を使用する場合に、縫製枠51を歪みなく大きなストロークで駆動できる利点がある。ところが、従来装置によると、Y送り枠54自体の歪みを防止するためには、テーブル56の左右両端部にY駆動機構55を設置してY送り枠54に連結する必要があり、テーブル56の幅が広くなるという問題点があった。
【0004】
本発明の目的は、上記課題を解決し、Y送り枠を左右のX送り枠の内側に配置して、テーブルの幅を狭くでき、縫製枠を歪みなく大きなストロークで駆動できる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の縫製枠駆動装置は、加工布を保持する縫製枠をテーブル上でX方向及びY方向に駆動する装置であって、縫製枠をX方向に送る左右一対のX送り枠と、X送り枠をX方向に駆動するX駆動機構と、縫製枠をY方向に送るY送り枠と、Y送り枠をY方向に駆動するY駆動機構とを備え、X送り枠に縫製枠の左右の縦枠をY方向へ移動可能に支持し、Y送り枠に縫製枠の横枠をX方向へ移動不能に連結し、Y送り枠の左右両端をX送り枠にY方向へ移動可能に結合し、Y駆動機構の出力部をY送り枠にX方向へ移動可能に連結したことを特徴とする。
【0006】
ここで、Y送り枠の本数は1本でも2本でもよい。例えば、後側1本のY送り枠に縫製枠の後側の横枠を連結し、1本のY送り枠と2本のX送り枠とで縫製枠の3辺を支持することができる。或いは、前側のY送り枠に縫製枠の前側の横枠を連結し、後側のY送り枠に縫製枠の後側の横枠を連結し、2本のY送り枠と2本のX送り枠とで縫製枠の4辺つまり全周を支持することも可能である。また、Y送り枠を2本用いる場合は、Y駆動機構の出力部を、後側のY送り枠に連結してもよく、前側のY送り枠に連結してもよく、前後のY送り枠に連結してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を刺繍ミシンに具体化した一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1に示すように、この刺繍ミシンにおいては、テーブル1と同じ高さに2本のベッド2が装備され、各ベッド2の真上にヘッド(図示略)が設置されている。加工布を保持する縫製枠3は長方形又は正方形に形成され、縫製枠駆動装置4によってテーブル1上でX方向(左右方向)及びY方向(前後方向)に駆動される。
【0008】
縫製枠駆動装置4は、縫製枠3をX方向に送る左右一対のX送り枠6と、X送り枠6をX方向に駆動する前後左右に6台のX駆動機構7と、縫製枠3をY方向に送る後側1本のY送り枠8と、Y送り枠8をY方向に駆動する左右2台のY駆動機構9とから構成されている。X送り枠6は縫製枠3の縦寸法より充分に長く形成されている。Y送り枠8は縫製枠3の横寸法と同じ長さで形成され、左右のX送り枠6の内側に配置されている。
【0009】
X送り枠6の上面にはY方向に長い案内レール11が設けられ、Y送り枠8の左右両端に案内レール11上を摺動するスライダ12(図2参照)がブラケット13を介して取り付けられている。案内レール11及びスライダ12は直線運動ガイド(LMガイド)を構成し、このガイドによって、Y送り枠8の左右両端がX送り枠6にY方向へ移動可能に結合されている。
【0010】
X送り枠6の下面にはY方向に長い支持レール15(図2参照)が設けられ、縫製枠3の右縦枠3a及び左縦枠3bには支持レール15を挟持するローラ16がY方向に複数配設されている。そして、支持レール15とローラ16との係合により、左右のX送り枠6に縫製枠3の右縦枠3a及び左縦枠3bがY方向へ移動可能に支持されている。また、縫製枠3の後横枠3dは複数の連結金具17(図3参照)によってY送り枠8にX方向へ移動不能に連結されている。
【0011】
図2に示すように、X駆動機構7の機枠19はテーブル1の下側に横向きに配置され、機枠19にプーリ20を介しベルト21が張設されている。ベルト21の一部にはスライダ22が結合され、機枠19にスライダ22をX方向に案内するレール23が設けられ、テーブル1にスライダ22の走行用開口部24が形成されている。スライダ22の上面にはX駆動機構7の出力部25が突設され、その上端はテーブル1上面の案内板26より露出し、X送り枠6に連結されている。
【0012】
右側3台のX駆動機構7の右側プーリ20は駆動軸28で連結され、左側3台のX駆動機構7の左側プーリ20は従動軸29で連結されている(図1参照)。駆動軸28はモータ30に連結され、モータ30により右側3本のベルト21が等速回転され、右側のX送り枠6がX方向に駆動される。そして、右側のX送り枠6により縫製枠3及びY送り枠8を介し左側のX送り枠6が駆動され、左側のX送り枠6に追従して左側3本のベルト21が等速回転される。
【0013】
図3に示すように、Y駆動機構9の機枠32はテーブル1の中央部下側に縦向きに配置され、機枠32にプーリ33を介しベルト34が張設されている。ベルト34の一部にはスライダ35が結合され、機枠32にスライダ35をY方向に案内するレール36が設けられ、テーブル1にスライダ35の走行用開口部37が形成されている。スライダ35の上面にはY駆動機構9の出力部38が突設され、その上端はテーブル1上面の案内板39より露出し、一対のローラ40を支持している。
【0014】
Y送り枠8にはX方向に長いレール42が下向きに設けられ、このレール42をローラ40が挟持することにより、Y駆動機構9の出力部38がY送り枠8にX方向へ移動可能に連結されている。そして、2台のY駆動機構9の後側プーリ33は駆動軸43を介しモータ44に連結され(図1参照)、モータ44により2本のベルト34が等速回転され、ベルト34の動力が出力部38からローラ40及びレール42を介しY送り枠8に伝達され、Y送り枠8がY方向に駆動されるようになっている。
【0015】
従って、上記構成の縫製枠駆動装置において、X駆動機構7のモータ30とY駆動機構9のモータ44とが同時に駆動されると、X送り枠6がY方向の定位置でX方向に駆動され、Y送り枠8はX送り枠6と共にX方向に駆動され、かつX送り枠6の案内レール11に沿ってY方向に駆動される。そして、縫製枠3がX送り枠6によりX方向に送られるとともに、Y送り枠8によりX送り枠6の支持レール15に沿ってY方向に送られ、これによって加工布の目的箇所がベッド2の縫製点に位置決めされる。
【0016】
本実施形態の縫製枠駆動装置によれば、以下のような作用効果が得られる。
(a)2本のX送り枠6と1本のY送り枠8とが縫製枠3の3辺を支持しているので、大柄模様の刺繍加工に際し大型枠を使用する場合に、縫製枠3を歪みなく精度よく駆動することができる。
(b)Y送り枠8が左右2本のX送り枠6の内側に配置されているので、Y送り枠8をテーブル1中央部の2台のY駆動機構9で歪みなく精度よく駆動することができる。
(c)このため、テーブル1の左右両端部にY駆動機構を設置する必要がなくなり、刺繍ミシンのテーブル1の幅を狭くすることができる。
(d)Y送り枠8はX送り枠6と共にX方向に移動するので、Y送り枠8を短くしても、縫製枠3のX方向のストロークに変化はなく、大型の縫製枠3を大きなストロークで駆動することができる。
【0017】
図4は縫製枠駆動装置の別の実施形態を示すものである。この駆動装置は、Y送り枠8を前後2本備えている点で、前記実施形態の装置と相違する。前側のY送り枠8には縫製枠3の前横枠3cが連結金具17によりX方向へ移動不能に連結され、後側のY送り枠8に後横枠3dが連結金具17によりX方向へ移動不能に連結されている。両方のY送り枠8の左端及び右端は、前記実施形態と同じ構造により、左右のX送り枠6にY方向へ移動可能に結合されている。そして、2台のY駆動機構9の出力部38(図3参照)が後側のY送り枠8にX方向へ移動可能に連結されている。
【0018】
この実施形態の構成によれば、縫製枠3の四辺が2本のX送り枠6と2本のY送り枠8とに連結されるとともに、縫製枠3の四隅が各送り枠6,8に強固に結合される。従って、前記実施形態の作用効果に加え、縫製枠3の全周にわたる歪みを抑制し、かつ枠全体の変形を防止し、大型の縫製枠3をより高精度に駆動できる利点がある。
【0019】
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)前記各実施形態の縫製枠駆動装置を、ヘッドがX方向に多数並設された多頭刺繍ミシン、又は、単一ヘッドの一頭立て刺繍ミシンに適用すること。
(2)ヘッドの数や縫製枠のストローク等に応じ、X駆動機構及びY駆動機構の台数を適宜に変更すること。
(3)X,Y両駆動機構において、前記ベルト駆動方式にかえ、ラック・ピニオン、ボールネジ、リニアモータ等を用いた駆動方式を採用すること。
(4)図4に示す実施形態において、Y駆動機構9に前後一対の出力部を設け、前側の出力部を前側のY送り枠8に連結し、後側の出力部を後側のY送り枠8に連結すること。
【0020】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明に係るミシンの縫製枠駆動装置によれば、Y送り枠を左右のX送り枠の内側に配置したので、テーブルの幅を狭くでき、縫製枠を歪みなく大きなストロークで駆動できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縫製枠駆動装置の一実施形態を示す刺繍ミシンの平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明による縫製枠駆動装置の別の実施形態を示す刺繍ミシンの平面図である。
【図5】従来の縫製枠駆動装置を示す刺繍ミシンの平面図である。
【符号の説明】
1 テーブル
2 ベッド
3 縫製枠
3a 右縦枠
3b 左縦枠
3c 前横枠
3d 後横枠
4 縫製枠駆動装置
6 X送り枠
7 X駆動機構
8 Y送り枠
9 Y駆動機構
11 案内レール
12 スライダ
15 支持レール
16 ローラ
17 連結金具
25 X駆動機構の出力部
30 X駆動機構のモータ
38 Y駆動機構の出力部
44 Y駆動機構のモータ

Claims (1)

  1. 加工布を保持する縫製枠をテーブル上でX方向及びY方向に駆動する装置であって、
    縫製枠をX方向に送る左右一対のX送り枠と、X送り枠をX方向に駆動するX駆動機構と、縫製枠をY方向に送るY送り枠と、Y送り枠をY方向に駆動するY駆動機構とを備え、
    X送り枠に縫製枠の左右の縦枠をY方向へ移動可能に支持し、Y送り枠に縫製枠の横枠をX方向へ移動不能に連結し、Y送り枠の左右両端をX送り枠にY方向へ移動可能に結合し、Y駆動機構の出力部をY送り枠にX方向へ移動可能に連結したことを特徴とするミシンの縫製枠駆動装置。
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