JP3787221B2 - アンカーボルト位置決め具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はアンカーボルト位置決め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、家屋の基礎にアンカーボルトを設置する場合には、基礎形成部にコンクリートを打設するために型枠を設置し、型枠内にコンクリートを打設した後、該コンクリート内にアンカーボルトを埋設し、その後、該コンクリートを硬化させている。
【0003】
しかしながら、前記アンカーボルトの設置方法では、アンカーボルトを所望の位置に精度良く設置することができず、アンカーボルトがコンクリート内に深く入り込み過ぎたり、垂直度が悪く傾いた状態でアンカーボルトがコンクリート内に固定されてしまうような問題が生じる。
【0004】
本発明は、前記従来の課題を解決するためになされたものであり、基礎にアンカーボルトを高精度に設置できるアンカーボルト位置決め具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0006】
家屋の基礎1にアンカーボルト2を位置決めして固定するためのアンカーボルト位置決め具であって、前記基礎1を形成するため所定間隙を介存せしめて対設される型枠3の頂面に設置され、アンカーボルト2を挿入する孔13を形成した基体7に、前記型枠3に該基体7を固定する固定手段4が設けられ、この固定手段4として前記基体7に垂下され一対の前記型枠3を外側から挟持するバネ板4を採用し、このバネ板4には切り欠き部 14 が設けられていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具に係るものである。
【0007】
また、請求項1記載のアンカーボルト位置決め具において、前記孔 13 位置にアンカーボルト2を挿入する筒体6が設けられていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具に係るものである。
【0008】
また、請求項2記載のアンカーボルト位置決め具において、前記筒体6は予め定められた高さの筒体6であることを特徴とするアンカーボルト位置決め具に係るものである。
【0009】
また、請求項2,3いずれか1項に記載のアンカーボルト位置決め具において、前記筒体6には該筒体6に挿入されたアンカーボルト2を所定の位置に保持する保持手段8が設けられていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具に係るものである。
【0010】
また、請求項4記載のアンカーボルト位置決め具において、前記筒体6には前記アンカーボルト2の保持位置を上下に所定量調整できる調整手段8が設けられていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具に係るものである。
【0011】
また、請求請4,5いずれか1項に記載のアンカーボルト位置決め具において、前記保持手段8は前記アンカーボルト2に形成した螺着部9に螺着されるナット8と前記筒体6の頂面とであり、更に、前記調整手段8は前記保持手段8の前記ナット8であり、前記筒体6から上方に突出した前記アンカーボルト2の前記螺着部9に前記ナット8を螺着し、このナット8を適当量回動させるとともに、該ナット8を筒体6の頂面に係止させることで前記アンカーボルト2を所定の深さ位置に保持せしめるように構成されていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具に係るものである。
【0012】
【発明の作用及び効果】
請求項1においては、型枠3間の間隙にコンクリートを打設し、アンカーボルト2が自重落下しない程度までコンクリートが硬化した後、基体7を型枠3上に設置し、該基体7の孔13にアンカーボルト2を挿入し、アンカーボルト2を例えば手で押し込み若しくは引き上げ、所望の深さに該アンカーボルト2を位置させる。また、固定手段4により基体7は型枠3に固定され、アンカーボルト2はこの基体7の孔13に挿入されているから、該アンカーボルト2は傾いたりせずに垂直に保持され、アンカーボルト2を基礎1となるコンクリート中の所望位置に精度良く設置することができる。
【0013】
また、本発明は、固定手段4として基体7に垂下され一対の型枠3を外側から挟持するバネ板4を採用したから、この挟持板4で型枠3を両側からバネ力で確実に挟持して基体7を型枠3の頂面に確実に設置固定することができる。
【0014】
請求項2においては、アンカーボルト2を筒体6に挿入することで基体7の孔13だけの場合に比し、よりアンカーボルト2の垂直度は保持され、アンカーボルト2を基礎1の所望位置により精度良く設置することができる。深さ方向におけるアンカーボルト2の位置に関しては上記請求項1と同様である。
【0015】
請求項3においては、筒体6に挿入したアンカーボルト2のコンクリートへの深さ方向の押し込みに際してアンカーボルト2の固定位置の目安として筒体6を利用することができる。
【0016】
請求項4においては、アンカーボルト2を対設される型枠3の間隙内に配設し保持手段8でアンカーボルト2を深さ方向の所定位置に筒体6を目安として保持することで、該アンカーボルト2を深さ方向所定の位置に精度良く設置することができる。この場合には、この保持手段8の存在によりコンクリートの打設をアンカーボルト2の設置後に行うことができる。また、筒体6の存在故にアンカーボルト2の垂直度は確実に保持される。
【0017】
請求項5においては、調整手段8によりアンカーボルト2の保持位置を調整し、保持手段8でアンカーボルト2を所定の深さ方向位置に保持することができる。従って、アンカーボルト2を深さ方向の所望位置に高精度に設置固定することができる。また、筒体6の存在故にアンカーボルト2の垂直度は確実に保持される。
【0018】
請求項6においては、筒体6から上方に突出したアンカーボルト2の螺着部9にナット8を螺着し、このナット8を回動させるとともに、該ナット8を筒体6の頂面に係止させることでアンカーボルト2を所定の位置に固定する。従って、アンカーボルト2を深さ方向の所望位置に非常に精度良く設置固定することができる。この場合、アンカーボルト2を所望位置に設置した後においてもナット8を回動させることでアンカーボルト2の深さ方向位置を調整できることはもちろんである。しかも、保持手段8及び調整手段8として螺着部9、ナット8及び筒体6を採用し、非常に簡易かつ容易にアンカーボルト2を所望位置に設置固定できるとともに非常に低コストで製造することができる。また、筒体6の存在故にアンカーボルト2の垂直度は確実に保持される。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例に係るアンカーボルト位置決め具ついて以下図面に基づき説明する。
【0020】
本実施例は、図1に図示したように、家屋の基礎1にアンカーボルト2を位置決めして固定するためのアンカーボルト位置決め具である。
【0021】
本実施例のアンカーボルト位置決め具は、図1〜図3に図示したように、基礎1を形成するため所定間隙を介存せしめて対設される型枠3を各々外側から挟むバネ板4(固定手段4,挟持板4)を連結板5の両端に形成したバネ部材10を設け、このバネ部材10の上面に、板状の基体7を溶接などにより接合し、基体7上にアンカーボルト2を所望位置に設置できるように、アンカーボルト2を挿入するための筒体6を溶接などにより接合する。尚、筒体6は基体7と別体に、即ち、基体7に付設されなくても良い。
【0022】
バネ部材10と基体7と筒体6との接合においては、筒体6のアンカーボルト2を挿入する内孔11と略同径の孔13及び孔12を各々基体7及び連結板5に設け、内孔11と孔13及び孔12とが連設するように筒体6と基体7及びバネ部材10とを接合する。
【0023】
バネ部材10のバネ板4は、該バネ板4で型枠3を精度良く安定して押圧できるように中央に切り欠き部14を設けている。
【0024】
尚、基体7にバネ板4を直接設け、バネ部材10は用いない構成にしてもよい。
【0025】
次に、前記アンカーボルト位置決め具を用いてアンカーボルト2を設置する方法について説明する。
【0026】
アンカーボルト2を設置する方法は、家屋の基礎形成部にコンクリートを打設した後アンカーボルト2を設置する方法と、コンクリートを打設する前にアンカーボルト2を設置する方法の二通りの方法があり、以下説明する。
【0027】
まず、基礎形成部にコンクリートを打設した後に、アンカーボルト2を設置する場合について説明すると、コンクリートを打設してコンクリートが硬化する前に該コンクリートにアンカーボルト2を挿入し、前記アンカーボルト位置決め具を型枠3の頂面に載置してバネ板4で型枠3の外側を挟むとともに、アンカーボルト2の螺着部9の先端を筒体6に挿入し、筒体6の先端からアンカーボルト2を突出させ、この突出したアンカーボルト2の螺着部9にナット8を適宜アンカーボルト2の基体7からの突出長を考慮しながら螺着することでアンカーボルト2を所定の位置に設置し、ナット8を回動させて微調整し、コンクリートを硬化させる。
【0028】
次に、基礎形成部にコンクリートを打設する前にアンカーボルト2を設置する場合について説明すると、アンカーボルト位置決め具の筒体6にアンカーボルト2の螺着部9の先端を挿入し、筒体6の先端から突出させたアンカーボルト2の螺着部9の先端に、アンカーボルト2の基体7からの突出量を考慮してナット8を螺着し、基礎形成部の両側面に設置した型枠3の外側をバネ板4が両側から挟むようにして型枠3の頂面に基体7を載置し、更に、ナット8を回動させて微調整した後、基礎形成部にコンクリートを打設してコンクリートを硬化させ、アンカーボルト2を基礎1の所望の位置に固定する。
【0029】
本実施例は、以上のようにして使用するもので、アンカーボルト2を基礎1の所望深さ位置に垂直度良好に精度良く設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るアンカーボルト位置決め具の使用状態を示す断面図である。
【図2】 本発明の一実施例に係るアンカーボルト位置決め具を示す平面図である。
【図3】 本発明の一実施例に係るアンカーボルト位置決め具を示す正面図である。
【符号の説明】
1 基礎
2 アンカーボルト
3 型枠
4 バネ板,固定手段,挟持板
6 筒体
7 基体
8 ナット,保持手段,調整手段
9 螺着部
13 孔
14 切り欠き部
Claims (6)
- 家屋の基礎にアンカーボルトを位置決めして固定するためのアンカーボルト位置決め具であって、前記基礎を形成するため所定間隙を介存せしめて対設される型枠の頂面に設置され、アンカーボルトを挿入する孔を形成した基体に、前記型枠に該基体を固定する固定手段が設けられ、この固定手段として前記基体に垂下され一対の前記型枠を外側から挟持するバネ板を採用し、このバネ板には切り欠き部が設けられていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具。
- 請求項1記載のアンカーボルト位置決め具において、前記孔位置にアンカーボルトを挿入する筒体が設けられていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具。
- 請求項2記載のアンカーボルト位置決め具において、前記筒体は予め定められた高さの筒体であることを特徴とするアンカーボルト位置決め具。
- 請求項2,3いずれか1項に記載のアンカーボルト位置決め具において、前記筒体には該筒体に挿入されたアンカーボルトを所定の位置に保持する保持手段が設けられていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具。
- 請求項4記載のアンカーボルト位置決め具において、前記筒体には前記アンカーボルトの保持位置を上下に所定量調整できる調整手段が設けられていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具。
- 請求請4,5いずれか1項に記載のアンカーボルト位置決め具において、前記保持手段は前記アンカーボルトに形成した螺着部に螺着されるナットと前記筒体の頂面とであり、更に、前記調整手段は前記保持手段の前記ナットであり、前記筒体から上方に突出した前記アンカーボルトの前記螺着部に前記ナットを螺着し、このナットを適当量回動させるとともに、該ナットを筒体の頂面に係止させることで前記アンカーボルトを所定の深さ位置に保持せしめるように構成されていることを特徴とするアンカーボルト位置決め具。
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- 1997-08-04 JP JP20912897A patent/JP3787221B2/ja not_active Expired - Fee Related
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