JP3786868B2 - ヒートシンクおよびヒートシンクの製造方法 - Google Patents

ヒートシンクおよびヒートシンクの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベースプレートに貫通した切り欠き部を備え、フィンが強固にかしめ接合されたヒートシンクおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上部にファンを取り付けるタイプのヒートシンクは、デスクトップパソコンの冷却装置の主流となっている。このようなタイプのヒートシンクには、現在、フィンおよびベースプレートが一体型のアルミニウムの押し出し材が主に用いられている。しかし、CPUの性能向上に伴って発熱量も増加するので、ヒートシンクを大型化したり、ファンの風量を上げて、発熱量の増加に対応している。
同一サイズのヒートシンクの性能を向上させる手段として、フィン・ベースプレート一体型の押し出し材のヒートシンクに分断スリットを設けることが、特開2001−102787号公報に開示されている。図7は、従来のヒートシンクを示す図である。図7(a)は側面図、図7(b)は平面図を示す。図7(a)に示すように、従来のヒートシンクは、フィン部53とベースプレート部52が押し出し材によって一体的に形成されたヒートシンクである。図7(b)に示すように、分断スリットが設けられ、フィン部も、ベースプレート部と同様に分断されている。なお、ベースプレート部の中央直下に発熱素子を密着固定して発熱素子の熱をベースプレート部で受熱するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、フィン・ベースプレート一体型のアルミニウムの押し出し材において、ヒートシンクの側部を切断するには、薄板であるフィンも同時に切削する必要があり、特別な固定治具が必要であり、切削に要する時間が必要であった。また、フィン部が切断されることによって、フィン部の面積も減少する。更に、ベースプレート部もフィン部も枝状に分離しているため、ベースプレート部中央の受熱部からの熱拡散効果もそがれることがあった。
【0004】
本発明はこのような状況に鑑みなされたもので、その目的とするところは、フィンの面積を減少させることなく、ファンから送られる風をベースプレートの表面に沿った方向だけでなく板厚方向にも導くことができる放熱効率に優れたヒートシンクおよびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
発明者は、上述した従来の問題点を解決するため、鋭意研究を重ねた。その結果、フィン・ベースプレート一体型の押し出し材ではなく、分離したフィンとベースプレートを用いて、ベースプレートの周辺部に打ち抜きプレスによって切り欠き部を形成し、ベースプレートの表面にフィン挿入用の溝部を形成し、溝部にフィンを少なくともその一部が前記切り欠き部を跨ぐようにクリンプして固定することによって、フィンの面積を減少させることなく、ファンから送られる風をベースプレートの表面に沿った方向だけでなく板厚方向にも導くことができ、ヒートシンクの放熱効率を高めることができることが判明した。
【0006】
この発明は、上述した研究結果に基づくものであって、この発明のヒートシンクの第1の態様は、周辺部に貫通する複数の切り欠き部を備え、上面に複数のフィン挿入溝部および前記フィン挿入溝部の周囲の少なくとも一部に、複数のフィンが該フィン挿入溝部に装入され押圧変形させて形成された凹部を備えたベースプレートと、前記フィン挿入溝部に装入され、前記押圧変形によって前記ベースプレートに固定された複数のフィンとからなるヒートシンク
周辺部に貫通する複数の切り欠き部と、上面に複数のフィン挿入溝部とを備えたベースプレートに、複数のフィンを該フィン挿入溝部に挿入して、該フィン間をカシメ刃によりベースプレートに固定されたヒートシンク、
又は、周辺部に貫通する複数の切り欠き部と、上面に複数のフィン挿入溝部とを備えたベースプレートに、複数のフィンを該フィン挿入溝部に挿入し、更に前記フィンの間の該フィンに近い位置に押圧治具を装入して押圧し、該フィン挿入溝部に装入された前記フィンを凹部の塑性変形によって形成された傾斜した側面によって両側からかしめ接合されたヒートシンクであって、
前記複数のフィンの少なくとも一部が、該フィンの面積を減少させることなく前記ベースプレートの切り欠き部を跨いで固定されていることを特徴とするヒートシンクである。
【0007】
この発明のヒートシンクの第2の態様は、前記フィンの上部に更に冷却用のファンを備えている、ヒートシンクである。
【0008】
この発明のヒートシンクの第3の態様は、前記周辺部に備えられた貫通する前記複数の切り欠き部の断面は多角形、円形、または、楕円形からなっている、ヒートシンクである。
【0009】
この発明のヒートシンクの第4の態様は、前記切り欠き部が打ち抜きプレスによって成形されている、ヒートシンクである。
【0010】
この発明のヒートシンクの第5の態様は、前記押圧変形させて形成された凹部が平らな面および傾斜した側面からなる断面が台形状に先細りに形成された凹部である、ヒートシンクである。
【0011】
この発明のヒートシンクの第6の態様は、前記切り欠き部は、組み付けられた前記ファンの翼部の概ね直下に設けられている、ヒートシンクである。
【0012】
この発明のヒートシンクの製造方法の第1の態様は、下記ステップ(i)ないし (iii)からなり、かつステップ (ii) で挿入する複数のフィンの少なくとも一部が、該フィンの面積を減少させることなくステップ (i) で形成されるベースプレートの切り欠き部を跨いで固定される、ヒートシンクの製造方法である。
(i)金属製のベースプレートの、周囲に貫通する複数の切り欠き部を打ち抜きプレスによって形成し、
(ii)前記ベースプレートの上面に、複数のフィンを挿入する複数の溝部を設け、
(iii)前記溝部にフィンを挿入し、前記フィンの挿入部周囲のベースプレートを押圧して変形させて前記フィンをベースプレートに固定する。
【0013】
この発明のヒートシンクの製造方法の第2の態様は、前記フィンを挿入する複数の前記溝部は、前記切り欠き部が形成される前記ベースプレートの周辺部にも形成され、ヒートシンクの製造方法である。
【0014】
この発明のヒートシンクの製造方法の第3の態様は、前記切り欠き部が前記ファンの翼部の概ね直下に位置するように前記ファンを組み付ける、ヒートシンクの製造方法である。
【0015】
この発明のヒートシンクのその他の態様は、前記周辺部に備えられた貫通する前記複数の切り欠き部は、少なくとも一辺の端部から中心部に向かって、概ね同一長さで延伸している、ヒートシンクである。
【0016】
この発明のヒートシンクのその他の態様は、前記周辺部に備えられた貫通する前記複数の切り欠き部は、2辺の端部から中心部に向かって、概ね同一長さで延伸している、ヒートシンクである。
【0017】
この発明のヒートシンクの製造方法のその他の態様は、前記フィンの上部に、更に冷却用のファン組み付ける、ヒートシンクの製造方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のヒートシンクおよびその製造方法を図面を参照して具体的に説明する。
この発明のヒートシンクは、周辺部に貫通する複数の切り欠き部を備え、上面に複数のフィン挿入溝部および前記フィン挿入溝部の周囲の少なくとも一部に、複数のフィンが該フィン挿入溝部に装入され押圧変形させて形成された凹部を備えたベースプレートと、前記フィン挿入溝部に装入され、前記押圧変形によって前記ベースプレートに固定された複数のフィンとからなるヒートシンク
周辺部に貫通する複数の切り欠き部と、上面に複数のフィン挿入溝部とを備えたベースプレートに、複数のフィンを該フィン挿入溝部に挿入して、該フィン間をカシメ刃によりベースプレートに固定されたヒートシンク、
又は、周辺部に貫通する複数の切り欠き部と、上面に複数のフィン挿入溝部とを備えたベースプレートに、複数のフィンを該フィン挿入溝部に挿入し、更に前記フィンの間の該フィンに近い位置に押圧治具を装入して押圧し、溝部に装入された前記各フィンを凹部の塑性変形によって形成された傾斜した側面によって両側からかしめ接合されたヒートシンクであって、
前記複数のフィンの少なくとも一部が、該フィンの面積を減少させることなく前記ベースプレートの切り欠き部を跨いで固定されていることを特徴とする。
なお、上述した周辺部とは、ベースプレートにおいて受熱する部分を中心にした周辺部分を意味する。
【0019】
この発明のヒートシンクの製造方法は、下記ステップ(i)ないし (iii)からなり、かつステップ (ii) で挿入する複数のフィンの少なくとも一部が、該フィンの面積を減少させることなくステップ (i) で形成されるベースプレートの切り欠き部を跨いで固定される、ことを特徴とする。
(i)金属製のベースプレートの、周囲に貫通する複数の切り欠き部を打ち抜きプレスによって形成し、
(ii)前記ベースプレートの上面に、複数のフィンを挿入する複数の溝部を設け、
(iii)前記溝部にフィンを挿入し、前記フィンの挿入部周囲のベースプレートを押圧して変形させて前記フィンをベースプレートに固定する。
【0020】
上述したフィンの上部に更に冷却用のファンを備えている。前記周辺部に備えられた貫通する前記複数の切り欠き部は、少なくとも一辺の端部から中心部に向かって、概ね同一長さで延伸している。前記周辺部に備えられた貫通する前記複数の切り欠き部は、2辺の端部から中心部に向かって、概ね同一長さで延伸している。前記周辺部に備えられた貫通する前記複数の切り欠き部の断面は多角形、円形、または、楕円形からなっている。前記切り欠き部が打ち抜きプレスによって成形されている。前記複数のフィンの少なくとも一部は、前記ベースプレートの切り欠き部を跨いで固定されている。前記切り欠き部は、組み付けられた前記ファンの翼部の概ね直下に設けられている。
【0021】
図1は、この発明のヒートシンクの1つの態様を示す図である。図1(a)は、この発明のヒートシンクの1つの態様を示す斜視図である。図1(b)は、フィンがベースプレートに固定されている状態を説明する図である。図1に示すように、この発明のヒートシンク1は、ベースプレート2と複数のフィン3とからなっており、ベースプレート2の周辺部には、ベースプレート上面から下面に貫通する複数の切り欠き部4を備えている。更に、ベースプレート2の上面には、複数のフィン挿入溝部7およびフィン挿入溝部の周囲に、押圧変形させて形成された凹部8を備えている。フィン3は、フィン挿入溝部7に装入され、押圧変形によって、ベースプレート2にクリンプされて固定されている。
【0022】
図2は、図1に示すこの発明のヒートシンクの裏側から見た斜視図である。図2に示すように、ベースプレート2の2つの辺の周辺部には、端部から中心部に向かって概ね同一長さで延伸した切り欠き部4が形成されている。切り欠き部は、例えば、打ち抜きプレスによって成形される。切り欠き部は、ベースプレートの一方の面から他方の面に貫通して形成されている。即ち、切り欠き部がベースプレートの周辺部に、一方の面から他方の面に貫通して形成されているので、ベースプレートの板厚方向に沿った風の流路が確保される。
【0023】
更に、図2から明らかなように、切り欠き部が形成されるベースプレートの周辺部においても、切り欠き部を跨ぐように、フィンが固定されている。この発明のヒートシンクにおいては、ベースプレートの周辺部には切り欠き部が貫通して設けられるけれども、フィンには、貫通する切り欠き部は形成されない。従って、フィンの面積が減少することはない。
【0024】
更に、この発明のヒートシンクにおいては、上述したように、ベースプレート2の上面には、複数のフィン挿入溝部7およびフィン挿入溝部の周囲に、押圧変形させて形成された凹部8を備えている。フィン3は、フィン挿入溝部7に装入され、押圧変形によって、ベースプレート2にクリンプされて固定されている。
フィンを押圧変形によってベースプレートにクリンプして固定する詳細については、後述する。
なお、切り欠き部は、ベースプレートの1つの辺の周辺部だけに設けられても良い。3つの辺、または、4つの辺の周辺部に設けてもよい。
【0025】
図3は、この発明のヒートシンクの他の1つの態様を示す図である。図3に示すように、この発明のヒートシンク1は、ベースプレート12と複数のフィン13とからなっており、ベースプレート12の周辺部には、ベースプレート上面から下面に貫通する複数の切り欠き部14を備えている。この態様においては、周辺部に備えられた貫通する切り欠き部は8個形成されており、切り欠き部の断面は円形からなっている。更に、ベースプレート12の上面には、複数のフィン挿入溝部およびフィン挿入溝部の周囲に、押圧変形させて形成された凹部を備えている。フィン13は、フィン挿入溝部に装入され、押圧変形によって、ベースプレート12にクリンプされて固定されている。
【0026】
図4は、図3に示すこの発明のヒートシンクの裏側から見た斜視図である。図4に示すように、ベースプレート2の周辺部に沿って、8個の円形の切り欠き部14が形成されている。切り欠き部は、例えば、打ち抜きプレスによって成形される。切り欠き部は、ベースプレートの一方の面から他方の面に貫通して形成されている。即ち、切り欠き部がベースプレートの周辺部に、一方の面から他方の面に貫通して形成されているので、ベースプレートの板厚方向に沿った風の流路が確保される。
【0027】
更に、図4から明らかなように、切り欠き部が形成されるベースプレートの周辺部においても、切り欠き部を跨ぐように、フィンが固定されている。この発明のヒートシンクにおいては、ベースプレートの周辺部には切り欠き部が貫通して設けられるけれども、フィンには、貫通する切り欠き部は形成されない。従って、フィンの面積が減少することはない。
【0028】
更に、上述したように、ベースプレート2の上面には、複数のフィン挿入溝部7およびフィン挿入溝部の周囲に、押圧変形させて形成された凹部8を備えている。フィン3は、フィン挿入溝部7に装入され、押圧変形によって、ベースプレート2にクリンプされて固定されている。
切り欠き部の大きさおよび数は、被冷却部品の形状等に応じて、適宜選択することができる。
【0029】
図5は、フィン用溝を備えた、この発明のベースプレートの1つの態様を示す図である。図5に示すように、ベースプレートの2つの辺の周辺部には、端部から中心部に向かって概ね同一長さで延伸した切り欠き部4が形成されている。ベースプレート2の1つの面にはフィン挿入用の複数の溝部7が形成されている。溝部は、ベースプレートの切り欠き部と切り欠き部との間にも形成されている。従って、フィンは、切り欠き部を跨ぐように、押圧変形によって、ベースプレートに固定される。
【0030】
図6は、この発明のヒートシンクに組み込まれたファンを示す図である。図6に示すように、ベースプレートの1つの面に形成された溝部に挿入され、押圧変形によって、カシメられて接合されたフィンの上部に、ファン6が組み付けられる。ファンの翼部の概ね直下に切り欠き部が位置するように、ファンを組み付けると、放熱効率を一層高めることができる。ファンによって、ベースプレートの一方の面から他方の面に貫通して形成されている切り欠き部に風を送ることができ、ベースプレートの板厚方向に沿った風の流路が確保される。
【0031】
この発明のヒートシンクにおいては、上述したように、押圧変形によって、クリンプされて、ベースプレートの溝部に薄板フィンが強固にかしめ接合されている。即ち、図1(b)に示すように、ベースプレート2の薄板フィン取付面に並列して設けた複数の溝部7に薄板フィン3が装入され、薄板フィン取付面の溝部両側近傍に、平らな面9aおよび傾斜した側面9bからなる断面が概ね台形状に先細りに形成された凹部8が、押圧変形(即ち、塑性変形)によって連続的に形成されている。このようになされた塑性変形によって、薄板フィン3が溝部7内にかしめ接合されている。上述した断面が概ね台形状に先細りに形成された凹部8は、溝部7に沿って連続的に形成されている。
【0032】
図1(b)に示すように、このヒートシンクにおいては、薄板フィン取付面の溝部両側近傍4に塑性変形により連続的に設けられた凹部8は、断面が概ね台形状に先細りに形成されているので、塑性変形の量が多く、傾斜した側面9bが薄板フィンに押し付けられて、溝部7の深い位置まで圧縮される。従って、薄板フィン3は、広い面積において、溝部2の側面によって強固にかしめ接合される。
【0033】
なお、この発明のヒートシンクにおいては、ベースプレート1の薄板フィン取付面に並列して設けた複数の溝部7に薄板フィン3を装入し、次いで薄板フィン取付面の溝部両側近傍を、押圧側端部の断面が概ね台形状に先細りに形成された押圧治具の押圧側端部で押圧して溝部両側近傍を塑性変形する。
【0034】
上述した先端面の幅が所定の値より小さ過ぎると、塑性変形の量が十分でなく、溝部7の深い位置まで圧縮されず、一方、先端面の幅が所定の値を超えて大き過ぎると、押圧抵抗が増加して、押圧治具の押圧側端部を、ベースプレートに十分に押込めなくなり、いずれの場合も、薄板フィンのかしめ不良が発生し易くなる。更に、溝部2の側面と薄板フィンとの接触面が小さく、放熱特性が劣る。
【0035】
更に、この発明のヒートシンクにおいて、上述した凹部が不連続的に形成されていてもよい。
このヒートシンクは、凹部は、溝部に沿って所定の間隔で、不連続的に形成されていてもよい。
更に、押圧治具は、押圧側端部の所要箇所が突出し、突出部のそれぞれの断面が概ね台形状に先細りに形成されていてもよい。
【0036】
更に、薄板フィン3取付面の溝部7の両側近傍に、不連続に形成された断面が概ね台形状に先細りに形成された複数の塑性変形部分が、溝部7を挟んで、千鳥配列で交互に位置していてもよい。この態様のヒートシンクによると、かしめ力が溝部7の長さ方向に均一化し、かつ押圧治具の押圧力も小さくすることができる。
【0037】
上述した押圧治具には、鉄鋼などの通常の高強度材が使用できる。またベースプレートおよび薄板フィンには、銅やアルミニウムなどの熱伝導性に優れた任意の材料を使用することができる。
【0038】
更に、押圧側端部の断面が二股形状の刃からなっており、そして、二股形状の刃のそれぞれの断面が台形状に先細りに形成されている押圧治具を隣接する薄板フィンの間に装入し、押圧して、2個の凹部を形成してもよい。
即ち、この態様のヒートシンクは、複数の溝部および隣接する2つの溝部の間に、塑性変形によって形成された、平らな底面および傾斜した側面を有する断面が概ね台形状に先細りに形状された2個の凹部を備えたベースプレートと、溝部に装入され、凹部の塑性変形によって形成された傾斜した側面によって、両側からかしめ接合された複数の薄板フィンとからなるヒートシンクである。
【0039】
即ち、ベースプレート2の溝部7に薄板フィン3を装入し、二股形状の刃のそれぞれの断面が台形状に先細りに形成されている押圧治具を隣接する薄板フィン3、3の間に装入し、所定の深さまで押圧する。その結果、薄板フィンの間の薄板フィンに近い位置には、押圧治具によって押圧されて塑性変形によって形成された、平らな底面および傾斜した側面を有する断面が概ね台形状に先細りに形成された2つの凹部が形成されている。図示されていないけれども、隣接する薄板フィンの間には、同様に、押圧治具が装入され、押圧されるので、溝部に装入された各薄板フィンは、凹部の塑性変形によって形成された傾斜した側面によって、両側からかしめ接合される。
【0040】
この発明のヒートシンクにおいても、薄板フィン間に、押圧治具によって押圧されて塑性変形によって、平らな底面および傾斜した側面を有する断面が概ね台形状に先細りに形成された凹部が2個形成されるので、塑性変形量が多く、溝部7に装入された薄板フィン3を広い面積において、両側からかしめ接合することができる。従って、かしめの精度が高まり、ベースプレートと薄板フィンとの接触面が大きく、放熱特性に優れている。
【0041】
更に、凹部がハの字配列された凹部からなっていてもよい。ハの字配列された凹部によって、かしめ力が薄板フィンに斜めに指向されるので、かしめの精度が高まる。ハの字配列の凹部の長軸の延長線と、薄板フィンの長軸がなす角度が、45度以内であることが好ましい。
【0042】
なお、切り欠き部の加工方法は、上述した方法に限られるわけではなく、放電加工など他の方法であっても構わない。また、ベースプレート、フィンの材質もアルミニウムが自由に組合わせられるし、他の金属であっても構わない。また、フィンピッチ、フィン厚さ、ベース形状、フィンの配列は自由に選定することができる。また、ベースプレートには固定用の孔やタップが施されていてもよく、このためにフィンの一部が欠落していてもよい。
この発明のヒートシンクおよびヒートシンクの製造方法を実施例によって更に詳細に説明する。
【0043】
【実施例】
実施例1
押し出し材によって、予め1.9mmピッチでフィン肉厚0.4mm用の溝が成形されている幅70mm、厚さ10mmのアルミニウム製のベースを調製した。次いで、このように押し出し材によって調製されたベースを、長さ80mmに切断して複数枚のベースプレートを調製した。次いで、このように調製した複数枚のベースプレートを重ね合わせて、マルチソーによって、ベースプレートの側面に、切り欠き部を同時に複数成形した。成形された切り欠き部は、幅3mmで奥行き10mmの大きさで、片側10箇所づつ設けられた。
【0044】
フィンは銅製の肉厚0.4mmのフィンで、シャーリングによって、幅80mm、高さ10mmに切断して調製した。このように調製した銅製フィンをベースプレートの溝に挿入し、フィン間をカシメ刃によって押圧して、ベースプレートを変形させてフィンを固定した。このとき、ベースプレート周辺部のフィンは、切り欠き部を跨ぐように固定された。このように作製したヒートシンクのフィンの上部にアタッチメントによって、70mm×70mmの大きさのファンを組み付けた。
【0045】
このように作製した、上部にファンが組み付けられたヒートシンクを使用して、ベースプレートにCPUを熱的に接続して放熱効率を調べた。その結果、ファンの翼部の直下に切り欠き部があるので、ファンからの風がベースプレートの表面に沿った方向だけでなく、ベースプレートの板厚方向に沿って、ベースプレートの下部にも抜け、流路抵抗が低減して流量が増加する。また、フィンはそのまま使用するので、フィン面積は減少せず、ベースプレートの切り欠き部の側面も放熱部として機能する。
【0046】
更に、銅製フィンを使用しているので、ベースプレートの切り欠き部においても、ベースプレートからフィンへと熱が拡散し、放熱効率が高い。更に、ベースプレートのみに切り欠き部が設けられるので、一度の工程で複数のベースプレートを所望の形状に加工することができ、製造コストの低下が図れる。
【0047】
実施例2
押し出し材によって、幅70mm、厚さ10mmのアルミニウム製のベースを調製した。このように調製したアルミニウム製のベースを長さ80mmに切断して幅70mm、厚さ10mm、長さ80mmのベースプレートを調製した。このように調製したベースプレートに鍛造工程によって、ベースプレートの表面に1.9mmピッチでフィン肉厚0.4mm用の溝を加工するとともに、ベースプレートの周辺部に打ち抜きによって、切り欠き部を形成した。形成された切り欠き部は、幅3mmで奥行き10mmの大きさで、片側10箇所づつ設けられた。
【0048】
フィンは銅製の肉厚0.4mmのフィンで、シャーリングによって、幅80mm、高さ10mmに切断して調製した。このように調製した銅製フィンをベースプレートの溝に挿入し、フィン間をカシメ刃によって押圧して、ベースプレートを変形させてフィンを固定した。このとき、ベースプレート周辺部のフィンは、切り欠き部を跨ぐように固定された。このように作製したヒートシンクのフィンの上部にアタッチメントによって、70mm×70mmの大きさのファンを組み付けた。
【0049】
このように作製した、上部にファンが組み付けられたヒートシンクを使用して、ベースプレートにCPUを熱的に接続して放熱効率を調べた。その結果、ファンの翼部の直下に切り欠き部があるので、ファンからの風がベースプレートの表面に沿った方向だけでなく、ベースプレートの板厚方向に沿って、ベースプレートの下部にも抜け、流路抵抗が低減して流量が増加する。また、フィンはそのまま使用するので、フィン面積は減少せず、ベースプレートの切り欠き部の側面も放熱部として機能する。
【0050】
更に、銅製フィンを使用しているので、ベースプレートの切り欠き部においても、ベースプレートからフィンへと熱が拡散し、放熱効率が高い。
【0051】
更に、鍛造によって、フィン用の溝および切り欠き部が設けることができるので、切削に比べてバリ処理や切削粉の処理が容易であり、工程も簡略化することができ、製造コストを低下させることができる。また、フィンが平行に整列しないレイアウトであっても自由にフィン溝を設けることができるので、設計の自由度が増す。
上述したように、この発明のヒートシンクは、通常の切り欠き部の無いヒートシンクと比べると、流路抵抗が低減して風量が増加し、ベースプレートの側面も放熱面として利用することができるので、放熱性能が向上する。更に、アルミニウム製の押し出し材によるフィン・ベースプレート一体型のヒートシンクと比べると、フィン面積が減少せず、フィンによる熱拡散も期待することができ、また、フィンの隙間から風がバイパスすることもない。その結果、フィン枚数を多くすることができる等のクリンプフィンによる性能向上に加えて、更に、性能向上に寄与することが出来る。
【0052】
【発明の効果】
以上に述べたように、この発明のヒートシンクによると、容易な加工方法によって切り欠き部を設けることによって、ファン風量が増加しヒートシンクの性能が向上する。即ち、この発明のヒートシンクは、フィン・ベースプレート一体型の押し出し材ではなく、分離したフィンとベースプレートを用いて、ベースプレートの周辺部に打ち抜きプレスによって切り欠き部を形成し、ベースプレートの表面にフィン挿入用の溝を形成し、溝にフィンをクリンプして固定することによって、フィンの面積を減少させることなく、ファンから送られる風をベースプレートの表面に沿った方向だけでなく板厚方向にも導くことができる放熱効率に優れたヒートシンクおよびその製造方法を提供することができ、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のヒートシンクの1つの態様を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示すこの発明のヒートシンクの裏側から見た斜視図である。
【図3】図3は、この発明のヒートシンクの他の1つの態様を示す斜視図である。
【図4】図4は、図3に示すこの発明のヒートシンクの裏側から見た斜視図である。
【図5】図5は、フィン用溝を備えた、この発明のベースプレートを示す図である。
【図6】図6は、この発明のヒートシンクに組み込まれたファンを示す図である。
【図7】図7は、フィン・ベースプレート一体型の押し出し材による従来のヒートシンクである。
【符号の説明】
1 ヒートシンク
2 ベースプレート
3 フィン
4 切り欠き部
6 ファン
7 ベースプレートに形成されたフィン用の溝
11 ヒートシンク
12 ベースプレート
13 フィン
14 切り欠き部
51 フィン・ベースプレート一体型ヒートシンク
52 フィン部
53 ベース部
54 スリット

Claims (9)

  1. 周辺部に貫通する複数の切り欠き部を備え、上面に複数のフィン挿入溝部および前記フィン挿入溝部の周囲の少なくとも一部に、複数のフィンが該フィン挿入溝部に装入され押圧変形させて形成された凹部を備えたベースプレートと、前記フィン挿入溝部に装入され、前記押圧変形によって前記ベースプレートに固定された複数のフィンとからなるヒートシンク
    周辺部に貫通する複数の切り欠き部と、上面に複数のフィン挿入溝部とを備えたベースプレートに、複数のフィンを該フィン挿入溝部に挿入して、該フィン間をカシメ刃によりベースプレートに固定されたヒートシンク、
    又は、周辺部に貫通する複数の切り欠き部と、上面に複数のフィン挿入溝部とを備えたベースプレートに、複数のフィンを該フィン挿入溝部に挿入し、更に前記フィンの間の該フィンに近い位置に押圧治具を装入して押圧し、該フィン挿入溝部に装入された前記フィンを凹部の塑性変形によって形成された傾斜した側面によって両側からかしめ接合されたヒートシンクであって、
    前記複数のフィンの少なくとも一部が、該フィンの面積を減少させることなく前記ベースプレートの切り欠き部を跨いで固定されていることを特徴とするヒートシンク。
  2. 前記フィンの上部に更に冷却用のファンを備えている、請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記周辺部に備えられた貫通する前記複数の切り欠き部の断面は多角形、円形、または、楕円形からなっている、請求項1または2に記載のヒートシンク。
  4. 前記切り欠き部が打ち抜きプレスによって成形されている、請求項1または3に記載のヒートシンク。
  5. 前記押圧変形させて形成された凹部が平らな面および傾斜した側面からなる断面が概ね台形状に先細りに形成された凹部である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  6. 前記切り欠き部は、組み付けられた前記ファンの翼部の直下に設けられている、請求項2に記載のヒートシンク。
  7. 下記ステップ(i)ないし (iii)からなり、かつステップ (ii) で挿入する複数のフィンの少なくとも一部が、該フィンの面積を減少させることなくステップ (i) で形成されるベースプレートの切り欠き部を跨いで固定される、ヒートシンクの製造方法。
    (i)金属製のベースプレートの、周囲に貫通する複数の切り欠き部を打ち抜きプレスによって形成し、
    (ii)前記ベースプレートの上面に、複数のフィンを挿入する複数の溝部を設け、
    (iii)前記溝部にフィンを挿入し、前記フィンの挿入部周囲のベースプレートを押圧して変形させて前記フィンをベースプレートに固定する。
  8. 前記フィンを挿入する複数の前記溝部は、前記切り欠き部が形成される前記ベースプレートの周辺部にも形成され、請求項7に記載のヒートシンクの製造方法。
  9. 前記切り欠き部が前記フィンの上部に備えられたファンの翼部の直下に位置するように前記ファンを組み付ける、請求項8に記載のヒートシンクの製造方法。
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