JP3786546B2 - 給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給紙装置、特に装置本体の側面に開閉可能に手差し台を設けると共に、給紙コロに重送紙分離用のフリクションパッドを圧接した給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
手差し給紙装置は、装置本体の側面に手差し台が開閉可能(回動可能)に設けられている。即ち、手差し台は、装置本体の側面と平行になるように折り畳まれた閉位置(非給紙位置)と、本体の側面に対して略直角に開放された開位置(給紙位置)との間で回動可能となっている。
【0003】
手差し給紙装置は、大量に積載された定型サイズ紙を自動給紙する給紙装置に比べて割り込みコピー等、臨時的、簡易的に使用することが多いので、その機構も簡単なものとなっており、用紙分離手段としてフリクションパッドを有するものが多い。
【0004】
即ち、給紙コロに、フリクションパッドを適宜の圧接力を以て圧接し、給紙コロとフリクションパッドのニップ部に用紙が重送された場合、用紙間の摩擦係数より用紙とフリクションパッド間の摩擦係数が大きいことを利用して、重送紙を捌くようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フリクションパッドを用いた手差し給紙装置において、第二原図紙や薄い紙を通紙すると、フリクションパッド部で異音が発生する不具合がある。異音の原因としては、フリクションパッドの摩擦係数、分離圧、用紙の材質、線速による影響が代表的に挙げられる。しかし、これ以外にフリクションパッドを保持しているフリクションパッド保持部も異音の原因となり得る。
【0006】
即ち、フリクションパッド保持部の長さは、最大紙サイズより長く400mm以上であり、振動し易い構成である上に最近では低コスト化を図るためにモールド品となっていることが多く、その場合はさらにフリクションパッド保持部の剛性が低下することによりフリクションパッドの振動を吸収できずに、もしくは共振することにより異音が発生している。
【0007】
そこで、本発明はフリクションパッド保持部の剛性を高め、異音の発生を低減することができる給紙装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、装置本体の側面に軸支部を中心に回動開閉可能に手差し台を設けると共に、給紙コロに重送紙分離用のフリクションパッドを圧接した給紙装置において、前記フリクションパッドを保持し、前記手差し台の開放状態でこの手差し台を当接支持するフリクションパット保持部と、前記フリクションパッド保持部側または前記手差し台側の何れか一方に設けられ、前記手差し台の開放状態でフリクションパッド保持部と前記手差し台間に圧接挟持される接触部材と、を具備し、前記接触部材を振動吸収部材で構成し、前記接触部材表面に滑り部材を貼り付けたことを特徴とするものである。
【0011】
また上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、請求項1記載の給紙装置において、フリクションパッド保持部に固定された接触部材が剛性を有し、かぎ形状をなしており、手差し台のストッパとして機能することを特徴とするものである。
【0012】
また上記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、請求項2記載の給紙装置において、接触部材が、手差し台との当接個所に振動吸収部材を設けていることを特徴とするものである。
【0013】
本発明では、接触部材を介して、開放状態の手差し台によりフリクションパッド保持部を規制することで、フリクションパッド保持部の振動が抑制され、異音が小さくなる。また、振動吸収部材によりさらに、フリクションパッド保持部の振動吸収効率が高まる。さらに、手差し台の開放時、手差し台と滑り部材が抵抗なく滑るように接触するため、接触部材がフリクションパッド保持部から剥がれにくくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は画像形成装置の給紙、搬送系のレイアウト図である。
本体給紙装置1と手差し給紙装置2があり、各用紙ガイド部3,4の下流側近傍にはレジストローラ対5がある。レジストローラ対5の下流側には感光体ドラム6及びこれに当接する転写ローラ7がある。さらにその下流側には搬送ベルト8があり、搬送ベルト8の下流側近傍には定着ローラ対9があり、さらにその下流側には排紙ローラ対10がある。
【0017】
本発明の対象となる手差し給紙装置2は、軸支部12を中心に本体の側面16に対して開閉可能な手差し台11と、底板13と、給紙コロ14と、給紙コロ14に圧接するフリクションパッド15とを備えている。
【0018】
手差し給紙装置2から給紙された場合の全体動作を説明する。
手差し台11の底板13に用紙をセットした後、印字命令により給紙コロ14が回転する。給紙コロ14により給紙された用紙が重送している場合は、フリクションパッド15で1枚ずつに分離され、1枚の用紙がレジストローラ対5に送られ、停止しているレジストローラ対5に突き当たり、弛みを付けられる。これにより用紙のスキューは補正される。
【0019】
その後、レジストローラ対5は回転を開始するが、そのタイミングは感光体ドラム6上のトナー画像との位置に合わせられるように調整されている。感光体ドラム6上のトナーは用紙上に転写ローラ7により転写される。このとき、用紙上のトナーは電気的に付着しているだけで、吹いたり手で触ると画像が崩れてしまう状態にある。
【0020】
次に用紙が定着ローラ対9に達すると、トナーと用紙に熱と圧力が加えられ、用紙上のトナーは吹いたり手で触っても取れない状態になる。即ち、定着される。最後に、排紙ローラ対10で用紙は排紙され、用紙収容部に積載される。
【0021】
図2は一般的なフリクションパッド保持部の構成図である。
図1に示すフリクションパッド15は、図2に示すようなフリクションパッド保持部21に保持される。ちなみに図2における左右方向は図1の鉛直方向である。
【0022】
図3は第1の実施の形態を示す手差し給紙装置の要部構成図である。
フリクションパッド保持部21は本体部21aと揺動片部21bとを有している。揺動片部21bは支点21cを中心にその先端に固定したフリクションパッド15側が揺動するようになっており、コイルばね22により上方に付勢されている。従って、このコイルばね22によりフリクションパッド15は給紙コロ14に圧接される。
【0023】
また、フリクションパッド保持部21にあって、手差し台11と対面する位置には接触部材23が設けてある。この接触部材23は手差し台11を開けた状態で、この手差し台11に圧接されるようになっている。
【0024】
従って、手差し台11を開放した給紙時には、手差し台11によって接触部材23を介してフリクションパッド保持部21が固定されるため、フリクションパッド保持部21の剛性が増し、フリクションパッド保持部21の共振が低減する。
【0025】
即ち、フリクションパッド15の振動は、コイルばね22、フリクションパッド保持部21へ伝達され、フリクションパッド保持部21の剛性が低いと保持部21が共振し異音が発生するが、接触部材23の存在によりこれが抑えられる。
【0026】
図4は接触部材を設けたフリクションパッド保持部の構成図である。
用紙の幅方向2個所に接触部材23を設けている。中央の1個所に設けるよりは振動抑制効果が高まる。
【0027】
図5は接触部材を振動吸収部材で構成した例を示す図である。
接触部材23を植毛部材や発泡プラスチックやゴム部材のような振動吸収部材で構成する。このようにするとフリクションパッド保持部21の振動が、振動吸収部材で構成される接触部材23に吸収されるので、さらに異音が小さくなる。
【0028】
図6は接触部材表面に滑り部材を貼り付けた例を示す図である。
発泡部材やゴム部材で出来た接触部材23において、手差し台11と接触する部分(表面)に摩擦係数の低いテープ、シート等の滑り部材24を貼り付ける。このようにすると、手差し台11を開けたとき、手差し台11と滑り部材24が抵抗なく滑るように接触するため、発泡部材やゴム部材がフリクションパッド保持部21から剥がれないようになる。
【0029】
図7は第2の実施の形態を示す手差し給紙装置の要部構成図、図8はその平面図、図9はその接触部材の構成図である。
図7に示す接触部材23は、剛性を有するかぎ形状をなしてり、手差し台11のストッパとして機能する。手差し台11が開いた状態で、この接触部材23により手差し台11は係止される。
【0030】
これにより、フリクションパッド保持部21の剛性が高まり、共振が低減される。この接触部材23は図8に示すように、フリクションパッド保持部21の複数個所に設けてある。
【0031】
また、図9に示すように、このかぎ形状の接触部材23において、手差し台11と接触する部分にゴム、発泡プラスチック等の振動吸収部材25を設けると、さらに振動吸収効率が高まる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、接触部材を介して、開放状態の手差し台によりフリクションパッド保持部を規制することで、フリクションパッド保持部の振動を抑制することができ、この結果、異音を小さくすることができる。また、振動吸収部材によりさらに、フリクションパッド保持部の振動吸収効率を高めることができる。さらに、手差し台の開放時、手差し台と滑り部材が抵抗なく滑るように接触するため、接触部材をフリクションパッド保持部から剥がれにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の給紙、搬送系のレイアウト図である。
【図2】一般的なフリクションパッド保持部の構成図である。
【図3】第1の実施の形態を示す手差し給紙装置の要部構成図である。
【図4】図3の手差し給紙装置のフリクションパッド保持部に接触部材を設けた構成図である。
【図5】図4の接触部材を振動吸収部材で構成した例を示す図である。
【図6】図4の接触部材表面に滑り部材を貼り付けた例を示す図である。
【図7】第2の実施の形態を示す手差し給紙装置の要部構成図である。
【図8】図3の手差し給紙装置の平面図である。
【図9】図7及び図8の手差し給紙装置の接触部材の構成図である。
【符号の説明】
11 手差し台
12 軸支部
13 底板
14 給紙コロ
15 フリクションパッド
21 フリクションパッド保持部
22 コイルばね
Claims (3)
- 装置本体の側面に軸支部を中心に回動開閉可能に手差し台を設けると共に、給紙コロに重送紙分離用のフリクションパッドを圧接した給紙装置において、
前記フリクションパッドを保持し、前記手差し台の開放状態でこの手差し台を当接支持するフリクションパット保持部と、
前記フリクションパッド保持部側または前記手差し台側の何れか一方に設けられ、前記手差し台の開放状態でフリクションパッド保持部と前記手差し台間に圧接挟持される接触部材と、
を具備し、前記接触部材を振動吸収部材で構成し、前記接触部材表面に滑り部材を貼り付けたことを特徴とする給紙装置。 - 請求項1記載の給紙装置において、
前記フリクションパッド保持部に固定された前記接触部材は剛性を有し、かぎ形状をなしており、前記手差し台のストッパとして機能することを特徴とする給紙装置。 - 請求項2記載の給紙装置において、
前記接触部材は、前記手差し台との当接個所に振動吸収部材を設けていることを特徴とする給紙装置。
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