JP3784832B2 - 外科用プロテーゼ - Google Patents

外科用プロテーゼ Download PDF

Info

Publication number
JP3784832B2
JP3784832B2 JP52710596A JP52710596A JP3784832B2 JP 3784832 B2 JP3784832 B2 JP 3784832B2 JP 52710596 A JP52710596 A JP 52710596A JP 52710596 A JP52710596 A JP 52710596A JP 3784832 B2 JP3784832 B2 JP 3784832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
rod
fiber mesh
tissue
host animal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP52710596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11501546A (ja
Inventor
ケトハラナトハン,ベッティベットピライ
Original Assignee
ケトハラナトハン,ベッティベットピライ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ケトハラナトハン,ベッティベットピライ filed Critical ケトハラナトハン,ベッティベットピライ
Publication of JPH11501546A publication Critical patent/JPH11501546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3784832B2 publication Critical patent/JP3784832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L27/00Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
    • A61L27/40Composite materials, i.e. containing one material dispersed in a matrix of the same or different material
    • A61L27/44Composite materials, i.e. containing one material dispersed in a matrix of the same or different material having a macromolecular matrix
    • A61L27/48Composite materials, i.e. containing one material dispersed in a matrix of the same or different material having a macromolecular matrix with macromolecular fillers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Description

本発明は外科分野に関し、さらに詳しくは、血管用途及び非−血管用途向けのプロテーゼ移植片に関する。
米国特許第4,319,363号は、生体適合物質(biomaterial)から製造された血管再生用プロテーゼを開示し、メッシュ被覆シリコンロッド(mesh covered silicon rod)(マンドレル)を生活宿主動物(好ましくは羊)中に挿入し、このマンドレル周囲にコラーゲン組織を約12〜14週間成長させ、その後、このインプラントを取り出し、グルタルアルデヒドなめし(tanning)を受けさせ、血管再生用プロテーゼを形成するプロテーゼ製造方法を述べている。
本発明は、合成物質又はそれを支える基体の構造、ジオメトリー(geometry)及び量のある一定の変化が組織成長の改良を促進し、及び/又は血管外科用途及び非−血管外科用途の両方に適した、新しい生物学的複合物質(“生体適合物質”)の形成を可能にするという予想外の発見に基づく。
本発明の第1の広い態様によると、ヒト患者における外科に用いるために適した生体適合物質であって、下記要素:
架橋したコラーゲンフィブリルを含むようにグルタルアルデヒドなめしを受けさせた非−ヒトコラーゲン組織の凝集性層(coherent layer)と;
凝集性層中に包埋され、前記包埋を促進する構造特徴を現場で50/cm2より大きい平均密度で有する合成物質の補強材と
を含む生体適合物質を提供する。
前記特徴の密度が100/cm2より大きいことが好ましい。
また、合成物質がファイバーメッシュであり、前記包埋を促進する特徴がメッシュの網状組織であることが好ましい。ファイバーメッシュはポリエステルヤーンから構成されることができる。ポリエステルヤーンは、ポリウレタン中に浸漬されたポリエステルストランドとして又はポリエステルヤーンのストランドの周囲に織られたポリウレタンストランドとして、ポリウレタンによって増強されることもできる。
或いは、合成物質は本質的に粒状であることができ、この場合には、前記特徴はこの合成物質の個別の粒子によって構成されることができる。
さらに好ましくは、生体適合物質は管の形状である。或いは、生体適合物質はシートの形状である。
また、生体適合物質が片面において平滑であって、前記片面に最も近い患者の表面に結合することを防止し、他の面では凸凹状であって、前記結合を促進することも好ましい。
合成物質がメッシュである場合には、このメッシュを凝集性層中に、メッシュ構造がゆるい非伸長状態であるように包埋されることができる。
本発明の第2の広い態様によると、生体適合物質の製造方法であって、下記工程:
サポートロッド又は管の周囲に管状合成ファイバーメッシュ構造を配置する工程と;
メッシュ被覆サポートロッド又は管を生活する非−ヒト宿主動物の体内に、前記ロッド又は管上にコラーゲン組織の成長を惹起するような位置において移植する工程と;
ロッド又は管を囲み、その中に包埋されたメッシュ構造を有する前記組織の凝集性壁が形成されるまで、前記コラーゲン組織をインプラント上に成長させる工程と;
宿主動物の体からインプラントと、コラーゲン組織の前記凝集性壁とを取り出す工程と;
コラーゲン組織の前記凝集性壁の強度を高め、この壁に免疫学的不活性と無菌性(sterility)とを与えるように、この壁に含まれるコラーゲンフィブリルの架橋を惹起するために、コラーゲン組織の前記凝集性壁にグルタルアルデヒドなめしを受けさせる工程と;
宿主動物の体からロッド又は管とコラーゲン組織の凝集性壁とを取り出した後の任意の時点で、コラーゲン組織の凝集性壁内からロッド又は管を取り出す工程と
を含み、管状合成ファイバーメッシュ構造がサポートロッド上にゆるく係合している方法を提供する。
任意に、管状メッシュがサポートロッド又は管よりも長軸方向においてかなり長いことも可能である。
これによって製造された管状生体適合物質を必要な場合には縦に切断して、シートを形成することができる。
本発明の第3の広い態様によると、生体適合物質の製造方法であって、下記工程:
シートサポートを生活する非−ヒト宿主動物の体内に、前記サポート上のコラーゲン組織の成長を惹起するような位置において移植する工程と;
シートサポートの両面に前記組織の凝集性層が形成されるまで、前記コラーゲン組織をインプラント上に成長させる工程と;
宿主動物の体からインプラントと、コラーゲン組織の前記凝集性層とを取り出す工程と;
コラーゲン組織の前記凝集性層の強度を高め、この層に免疫学的不活性と無菌性とを与えるように、この層に含まれるコラーゲンフィブリルの架橋を惹起するために、コラーゲン組織の前記凝集性層にグルタルアルデヒドなめしを受けさせる工程と;
宿主動物の体からインプラントを取り出した後の任意の時点で、コラーゲン組織の凝集性層からシートサポートを分離して、コラーゲン物質のポケット、ポウチ又はエンベロープを形成する工程と
を含む方法を提供する。
好ましくは、コラーゲン組織内への合成物質の包埋を促進する構造特徴を有する合成物質を、サポートシートの両面を囲むようにサポートシート上に配置する。
また、合成物質がメッシュ構造であることが好ましい。合成物質は本発明の第1の広い態様に必要な特徴を有することができる。本発明の第2の広い態様に従って、合成物質を配置することができる。
本発明の第1、第2及び第3態様の全てに関して、宿主動物が羊であることが好ましい。宿主動物の横胸壁(lateral thoracic wall)の皮膚筋肉の下に(beneath)インプラントを製造することも好ましい。さらに、インプラントを宿主動物中に少なくとも10週間入れておくことも好ましい。また、インプラント及び組織壁を宿主動物の体から取り出した後、サポート又は管を除去する前に、緩衝化(buffered)グルタルアルデヒド浴中に浸漬することによって、なめし工程を実施することも好ましい。さらに、生体適合物質をヘパリンを用いて使用のために再水和することが好ましい。
本発明をさらに明確に理解するために、本発明の好ましい実施態様を添付表と図面に関連して説明する:
図1は、本発明の1実施態様に関して、移植されたロッド又は管上の典型的な組織成長を経時的に示す。
図2は、以下で説明する本発明の変更態様(variation)II、III及びIVに用いられるポリエステルメッシュの構造の4種類の変化を説明する。図2に示した変更態様Iは、米国特許第4,319,363号に用いられたメッシュ構造である。
図2aは、変更態様I、II、III、IVの編み細工形態を示す。
図3は、図2の変更態様IIIのファイバー構造の走査電子顕微鏡(×52)拡大図である。
図4は、米国特許第4,319,363号に用いられた、変更態様Iのプレフロー(pre-flow)の断面を示す複写顕微鏡写真(reproduction photomicrograph)(H&E×40)である。
図5は、本発明の変更態様IIの、図4(H&E×40)と同様な図である。
図6は、本発明の変更態様IIIの、図4と同様な図である。
図7は、以下で説明する本発明の変更態様IVの、図4と同様な図である。
図8は、以下で説明する本発明の変更態様Vの、図4と同様な図である。
図9は、以下で説明する本発明の変更態様VIの、図4と同様な図である。
図10は、ヒトにおける曲げた膝を通る膝下の大腿膝窩位置の変更態様IIIプロテーゼのアンギオグラムである。
図11aは、イヌ患者における大動脈−腸骨位置における7か月後の外植された(explanted)変更態様IIプロテーゼである。
図11bは、図11aのプロテーゼの断面の複写顕微鏡写真、SR×10である。
図12aは、イヌ宿主における4年間後の図11aと同様な外植された変更態様IIプロテーゼである。
図12bは、図12aのプロテーゼの断面の複写顕微鏡写真、SR×10である。
図13は、イヌ宿主の大動脈−腸骨における6か月後の変更態様IIIプロテーゼの断面の複写顕微鏡写真、H&E×40である。
図14aは、大腿膝窩位置における73変更態様Iプロテーゼの累積開通性(cumulative patency)を示す。
図14bは、図14aに示したものと同じ外科ユニット(surgical unit)によって評価した66変更態様IIプロテーゼの第1及び第2累積開通性を示す。
図14cは、図14aと同じ外科ユニットによって79変更態様IIIプロテーゼに対しておこなった試験における第1及び第2開通性を示す。
図15aは、宿主動物から取り出した後にフラットシートの製造に適した、大きい直径のプロテーゼを示す。
図15bは、長軸方向に切断し、加工のために平らに広げた、図15aのプロテーゼを示す。
図16は、例えばじん帯のような、異なる用途向けに製造されることができる、種々な形状のプロテーゼを示す。
図17は、本発明の実施態様に従って製造された、人工心臓のライニングに適した“嚢状(bladder)”プロテーゼを示す。
図18は、体壁パッチング(patching)に適した、卵形パッチをその粗面で示す。
図19は、変更態様I及びIIにおける組織の亀裂を示す、400倍の倍率の走査電子顕微鏡写真である。
本発明の課題である改良を実施するための最良の方法は、下記特徴:
1.Border Leicester First Cross、Corriedale、Merino若しくはPolywarth種、又はこれらの種の任意の交雑種(cross breed)の去勢雄羊
2.3才以上6才以下の年齢
3.1m以上の、頭から臀部までの長さ
4.インプラントでは、45kg以上の重量
5.外植片(explant)では、3〜5kgの重量増加
を有する羊にプロテーゼを移植することである。
生体適合物質を12〜14週間に外植する。図1を参照すると、この時点で最大組織付着量(coverage)が生ずることを知ることができる。
上記条件において、羊は生体適合物質の信頼できる、再現可能な製造のために適した無菌の自己調節性培養条件を与える。
図2に示す変更態様Iは、米国特許第4,319,363号の先行技術ポリエステルメッシュである。
変更態様I、II、III及びIVの異なるメッシュは2針床及び4バー構造を有するRaschel Warpニッティング装置(knitting machine)で編まれたものである。各変更態様の編まれたループ構造は図2aに示すように表示された。各場合のヤーンは約50ポリエステルストランドの束を含み、各ストランドは2組の44デシテックス(decitex)フィラメントから構成された。得られたヤーン密度は0.6〜0.8g/mであった。
変更態様VとVI(図示せず)の場合には、Vでは織られたポリエステルメッシュをポリウレタン中に浸漬し、VIではポリエステルストランドの周囲にポリウレタンストランドを巻き付けた。変更態様IIIのメッシュウェーブ(mesh weave)を図3に説明する。
マンドレル−メッシュ アセンブリの一部変更(modification)は、結果として起こりうる(eventual)組織結合と形状とに影響を与える。例えば、米国特許第4,319,363号では、マンドレル直径と管状メッシュ直径とは同じであり、ポリエステルメッシュは伸長されて、マンドレルを覆っている。本発明の第2態様を説明すると、変更態様IIIでは8mm直径の管状メッシュを6mm直径マンドレル上に用いた。長さ106cmの管状メッシュを長さ75cmのマンドレル上に用いた。これは、変更態様Iでは最適とはいえない結果を生じたと考えられる。露出したメッシュ束を有さないフロー面(flow surface)上に組織の厚い、より均一な被覆を生じた。
図4、5、6、7、8及び9では、メッシュ変更態様I、II、III、IV、V及びVIの組織学的断面の複写顕微鏡写真(reproduction photomicrogragh)が、メッシュとメッシュ/マンドレルの一部変更によって生ずる、組織形状と厚さとの変化を実証する。メッシュを覆うフロー面上の組織被覆は、各変更態様によって増大し、コラーゲン組織はますます緻密になっている。
図4に示した先行技術の変更態様Iは、ポリエステルメッシュストランドが精密なコラーゲン組織膜(C)を担持する束(M)状態であることを示す。フロー表面(FS)への平滑なライニングが存在し、メッシュ束上に薄い組織被覆が存在する。
これとは対照的に、図5に示したプレ−フロー変更態様IIの断面は、増大した網状組織密度のためにより密接に接近したポリエステルメッシュ束(M)と、より緻密になったコラーゲン組織(C)とを示す。変更態様Iと同様に、フロー面(FS)への平滑なライニングが存在し、メッシュ束上の組織被覆は薄いままである。
図6に示した変更態様IIIでは、ポリエステルメッシュ束(M)が非常に緻密であるコラーゲン組織(C)中に完全に取り込まれている。この場合にも、メッシュ束はさらにやや緻密になり、フロー面(FS)は平滑な状態に留まる。フロー面上の組織被覆は厚い。これはマンドレル上のメッシュの取り付けのゆるみによるものであり、これが変更態様Iの伸長したメッシュ形状に比べて、メッシュとマンドレルとの間隙により多くの組織が侵入するのを可能にする。
図7に示したプレ−フロー変更態様IVの断面は、ポリエステルとポリウレタンとのメッシュ束(M)が緻密なコラーゲン組織(C)中に良好に取り込まれていることを示す。メッシュ束は非常に密接に並べられている。
組織被覆と、密接に並べられたメッシュ束との厚さのために与えられた強度は、この変更態様に対して非−血管用途が適当であることを示唆する。
変更態様Vが示される図8に関して、ポリエステルメッシュ束はポリエステル(M)中に浸漬され、密接に並べられ、コラーゲン組織(C)中に良好に取り込まれている。
変更態様VIが示される図9に関して、ポリエステルメッシュ(M)の周囲に巻かれたポリウレタンストランドは、緻密なコラーゲン組織(C)中に良好に取り込まれた束を生じる。変更態様Iによって得られる物理化学的特徴は、以下の表1に挙げる幾つかの注目に値する差異を示して、変更態様IIとIIIとに保有されている。
Figure 0003784832
閉じたループ系を用いる血小板消耗(platelet consumption)によって測定される血液適合性は、変更態様IIIでは強化される。読取り値が低ければ低いほど、表面はより大きく血液適合性である。インストロン試験は物質を伸長力(stretching force)にさらす。変更態様IIIは、幾つかの非−血管用途に望ましい、大きい強度を有する。変更態様IIIは増大した長軸方向の伸び又は弾性(伸長)と、図10のヒトアンギオグラムに示されるように曲げ(curving)が望ましい膝関節又は他の部位の周囲の良好な配置を可能にするので、血管プロテーゼに必要な、大きいキンク抵抗とを示す。
開通性と長期間性能とを評価するためにイヌの大動脈−腸骨位置において変更態様I、II及びIIIを用いておこなわれた動物実験は、良好な結果を実証している(下記表2)。
Figure 0003784832
変更態様IIIは、図11aと11b、12aと12b及び13が示すような変更態様IIに比べて、フロー面上及びメッシュ束上の厚い組織被覆を示し、これはフロー面の改良とプロテーゼ故障の危険性の低下とを示唆する。
変更態様I、II及びIIIは、或る外科センター(one surgical centre)において末梢血管再生に関するヒト臨床試験で評価されており、この結果は図14a、14b及び14cに示す。4年目に得られた結果は変更態様IIIにおいて良好であり、初期フレーム(early time frame)に殆ど閉塞が生じていず、したがって、組み入れた一部変更の直接の結果としての性能の実証可能な強化が記録される。
図11に関しては、イヌモデルの大動脈−腸骨位置における7か月後の外植された変更態様IIプロテーゼを示す。フロー面(FS)上のメッシュを覆う薄い組織被覆のために吻合部(A)において血液による着色(blood staining)が生じている。プロテーゼは外植片において開通性であった。図11bも参照すると、フロー面(FS)は平滑であり、血栓を含まないが、メッシュ(M)上の組織被覆は薄い。
図12aと12bは、変更態様IIに関してイヌモデルにおいて7か月目と4年目とに同じ特徴が存在することを示す。
図13では、イヌモデルにおける変更態様IIIプロテーゼを大動脈−腸骨位置での6か月後に示す。フロー面(FS)は血栓を含まず、メッシュ(M)上の組織被覆は厚く、血液による着色の発生を防止する。
変更態様I、II及びIIIは、或る外科センターにおいて末梢血管再生に関するヒト臨床試験で評価されており、この結果は図14a、14b及び14cに示す。変更態様Iの48か月目の開通性は32%である。第1及び第2の6か月期間に生じた多数の故障は、プロテーゼに最適とはいえないフロー面を意味する。
変更態様IIプロテーゼに関する図14bは、6か月期間と48か月の期間とにおける第1開通性において変更態様Iからの変化を殆ど示さないが、第6か月期間における第2開通性は満足できるものである。
図14cに示した変更態様IIIプロテーゼの第1及び第2開通性は、変更態様IIIのテクノロジーの改良が顕著に改良された臨床性能に移されていることを示す。
4年目に得られた結果は変更態様IIIにおいて優れており、初期フレームに殆ど閉塞が生じていないので、変更態様IIIに組み込まれた一部変更の直接の結果として性能の実証可能な強化が記録される。変更態様IIの改良はあまり劇的ではない。
シート形状の生体適合物質は図15aと15bに示す、これらの場合には大直径変更態様IIIプロテーゼを製造した。管状プロテーゼをその長さに沿って切断することによって、フラット物質を製造した。このようなプロテーゼは、宿主動物中にシートサポートを移植して、メッシュ形状、或いは塗装された粒状形の合成物質によってシートの両面を被覆することによる、本発明の第3態様によって代替え的に製造することもできる。
いずれかの方法によってフラットシートから製造されたこのようなプロテーゼは、強度が重要な問題である、例えばじん帯代用品のような、非−血管用途に有用であると考えられる。外形及び構成の変化を図16に示す。フラットな方形又は卵形のシリコーン、ナイロン、アクリル樹脂、ポリエチレン、テフロン又はポリウレタンサポートシートは、単独で(in isolation)で又は組合せで、合成メッシュで被覆されて、多くの用途に適した嚢、ポウチ又はポケットを生じる(図17、18)。これらの中で最も重要なものは、人工心臓チャンバー(chamber)のライニングとしての用途である。図17に示す内部の平滑で血液適合性表面と、図18に示す外部の非−平滑な表面との特有な特徴が、本発明のこの態様を、外部表面への結合と内部表面への非−結合とが要求される、例えばヘルニア修復術におけるような用途に極めて有用なものにする(図18)。
得られた組織被覆の増加は、オリジナル型(original version)で経験された幾つかの欠点を付加的な望ましい特徴に変えている。
米国特許第4,319,363号では、プロテーゼを90%無水アルコール中に保存した。これは組織要素の脱水を生じて、外科的に移植する前の再水和を必要とした。さらに、オリジナル型では、薄い組織被覆のために、脱水によって“亀裂”が生じて、しばしば、フロー面を被覆する組織を通してポリエステルの暴露を生じて、その結果、不良な性能をもたらす(図19)。増加した組織被覆を有する本発明の型はフロー面においてポリエステルを示さない。
さらに、再水和中に、生理的食塩水の代わりに、本発明ではヘパリンを用いるのが好ましく、ヘパリンはプロテーゼのコラーゲン/グルタルアルデヒド複合体中に生体活性(bioactive)に留まり、性能を強化する。以下の表3と4はヘパリン吸収試験の結果を示す。ヘパリン吸収研究。ヘパリン吸収と保持とは、直接に及び初期の硫酸プロタミン処理後に試験した。ヘパリン保持は120時間(5日間)後に分析した。ヘパリン吸収と保持とは、PrSO4処理済み移植片によって優れていたが、この処理は剛性を生じて、これが移植片を満足できないものにした。部分的脱水から成る直接方法は満足できるプロテーゼを生じた。特許請求される変更態様IIIは、試験したところ、ヘパリンを有効量で保持することができ、制御された形式での薬物投与(delivery)の可能性を開いた。
Figure 0003784832
Figure 0003784832
コラーゲン/グルタルアルデヒド複合体中のアルデヒド基及びアミノ基はヘパリンを保有することができるのみでなく、例えばテトラサイクリンのような、抗生物質に似た他の薬理学的作用剤をも保有することができる。アルコール脱水と組み合された組織被覆の増加は、プロテーゼが最終使用のために流体充填されるのではなく水分充填される(moisture packed)ことを可能にする。
本発明のなめし操作は米国特許第4,319,363号に述べられたなめし操作と同じである。
米国特許第4,319,363号に述べられた生体適合物質設計と同様な生体適合物質設計の分野に熟練した人に明らかであるように、本発明の変更態様を実施することができる。これらの及び他の変更は本発明の範囲(ambient)から逸脱せずに実施することができ、本発明の本質は上記説明、図面、表及び請求の範囲から確認することができる。

Claims (20)

  1. (a)架橋したコラーゲンフィブリルを含むようにグルタルアルデヒドなめしを受けた非−ヒトコラーゲン組織の凝集性層;及び(b)非−ヒト宿主動物の体内におけるコラーゲン組織の成長によって凝集性層中に包埋された補強材;を含むヒト患者における手術に用いるための生体適合物質であって、
    前記補強材は、(1)ポリエステルストランドの束を含む、ヤーン密度が0.6−0.8g/mのヤーンによって構成されたファイバーメッシュであり、(2)凝集性層中に包埋される際のファイバーメッシュの網状組織の平均数密度は50/cm2より大きく、これによって、前記した補強材の凝集性層への包埋が促進される、生体適合物質。
  2. 平均数密度が100/cm2より大きい、請求項1記載の生体適合物質。
  3. 補強材がポリウレタンによって強化されたものである、請求項1記載の生体適合物質。
  4. 補強材がポリウレタン中に浸漬することによって強化されたものである、請求項3記載の生体適合物質。
  5. 補強材が、ポリエステルストランドの周囲にポリウレタンストランドを配することによって強化されたものである、請求項3記載の生体適合物質。
  6. 管の形状である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の生体適合物質。
  7. シートの形状である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の生体適合物質。
  8. 片面において、その片面に最も近い、患者の面への結合を阻止するために平滑であり、他方の面では前記結合を助成するために粗面である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の生体適合物質。
  9. 生体適合物質の製造方法であって、下記工程:
    サポートロッド又は管の周囲に管状合成ファイバーメッシュを配置する工程と;
    メッシュ被覆ロッド又は管を、生活する非−ヒト宿主動物の体内の、ロッド又は管上にコラーゲン組織の成長が惹起されるような位置に移植する工程と;
    ロッド又は管を囲みコラーゲン組織の凝集性壁が形成されてファイバーメッシュが包埋されるまで、コラーゲン組織をロッド又は菅上に成長させる工程と;
    宿主動物の体からロッド又は菅と、ファイバーメッシュが包埋されたコラーゲン組織の凝集性壁とを取り出す工程と;
    コラーゲン組織の凝集性壁の強度を高め、この壁に免疫学的不活性と無菌性とを与えるように、この壁に含まれるコラーゲンフィブリルの架橋を惹起するために、コラーゲン組織の凝集性壁にグルタルアルデヒドなめしを受けさせる工程と;
    宿主動物の体からロッド又は管と、ファイバーメッシュが包埋されたコラーゲン組織の凝集性壁とを取り出した後の任意の時点で、コラーゲン組織の凝集性壁内からロッド又は管を取り出す工程とを含み、
    管状合成ファイバーメッシュは、非伸長状態においてサポートロッド又は管の直径よりも大きい直径を有する、方法。
  10. 管状合成ファイバーメッシュがサポートロッド又は管よりも長軸方向において長い、請求項9記載の方法。
  11. 生体適合物質の製造方法であって、下記工程:
    シートサポートの両面を囲むように合成ファイバーメッシュを配置する工程と;
    メッシュ被覆シートサポートを、生活する非−ヒト宿主動物の体内の、前記サポート上にコラーゲン組織の成長が惹起されるような位置に移植する工程と;
    シートサポートの両面に組織の凝集性層が形成されてファイバーメッシュが包埋されるまで、コラーゲン組織をシートサポート上に成長させる工程と;
    宿主動物の体からシートサポートと、ファイバーメッシュが包埋されたコラーゲン組織の凝集性層とを取り出す工程と;
    コラーゲン組織の凝集性層の強度を高め、この層に免疫学的不活性と無菌性とを与えるように、この層に含まれるコラーゲンフィブリルの架橋を惹起するために、コラーゲン組織の凝集性層にグルタルアルデヒドなめしを受けさせる工程と;
    宿主動物の体からシートサポートと、ファイバーメッシュが包埋されたコラーゲン組織の凝集性層とを取り出した後の任意の時点で、コラーゲン組織の凝集性層からシートサポートを分離して、コラーゲン組織のポケット、ポウチ又はエンベロープを形成する工程を含み、
    ファイバーメッシュは、非伸長状態においてサポートシートの周囲の長さよりも長い周囲の長さを有する方法。
  12. 凝集性層中に包埋される際のファイバーメッシュの網状組織の平均数密度が50/cm2より大きい、請求項11記載の方法。
  13. 前記平均数密度が100/cm2より大きい、請求項12記載の方法。
  14. ファイバーメッシュがポリエステルヤーンから構成される、請求項11記載の方法。
  15. 生体適合物質が、片面において、その片面に最も近い、患者の面への結合を阻止するために平滑であり、他方の面では前記結合を助成するために粗面である、請求項11〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. メッシュ被覆ロッド若しくは菅又はメッシュ被覆シートサポートを宿主動物の横胸壁の皮膚筋肉の真下に移植する、請求項9〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 宿主動物が羊である、請求項9〜15のいずれか1項に記載の方法。
  18. メッシュ被覆ロッド若しくは菅又はメッシュ被覆シートサポートを宿主動物中に少なくとも10週間入れておく、請求項9〜15のいずれか1項に記載の方法。
  19. 宿主動物の体から取り出した後、ロッド若しくは菅又はシートサポートを除去する前に、インプラントと組織壁とを緩衝化グルタルアルデヒド浴中に浸漬することによって、なめし工程が実施される、請求項9〜15のいずれか1項に記載の方法。
  20. 生体適合物質をヘパリンを用いて使用のために再水和する、請求項9〜15のいずれか1項に記載の方法。
JP52710596A 1995-03-15 1996-03-08 外科用プロテーゼ Expired - Fee Related JP3784832B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AUPN1744A AUPN174495A0 (en) 1995-03-15 1995-03-15 Surgical prostheses
AU1744 1995-03-15
PCT/AU1996/000126 WO1996028196A1 (en) 1995-03-15 1996-03-08 Surgical prostheses

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005274076A Division JP2006021060A (ja) 1995-03-15 2005-09-21 外科用プロテーゼ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11501546A JPH11501546A (ja) 1999-02-09
JP3784832B2 true JP3784832B2 (ja) 2006-06-14

Family

ID=3786099

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52710596A Expired - Fee Related JP3784832B2 (ja) 1995-03-15 1996-03-08 外科用プロテーゼ
JP2005274076A Abandoned JP2006021060A (ja) 1995-03-15 2005-09-21 外科用プロテーゼ

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005274076A Abandoned JP2006021060A (ja) 1995-03-15 2005-09-21 外科用プロテーゼ

Country Status (10)

Country Link
US (2) US6262332B1 (ja)
EP (1) EP0814852B1 (ja)
JP (2) JP3784832B2 (ja)
CN (2) CN1166413C (ja)
AU (1) AUPN174495A0 (ja)
BR (1) BR9607200B1 (ja)
CA (1) CA2215283C (ja)
DE (1) DE69629360T2 (ja)
ES (1) ES2203679T3 (ja)
WO (1) WO1996028196A1 (ja)

Families Citing this family (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AUPN174495A0 (en) * 1995-03-15 1995-04-06 Ketharanathan, Vettivetpillai Surgical prostheses
US6506339B1 (en) * 1997-02-10 2003-01-14 Biomedical Design, Inc. Method of sterilization
CA2350638C (en) 1998-09-11 2009-11-24 Gerhard Schmidmaier Biologically active implants coated with a biodegradable polymer
AU781196B2 (en) * 1999-07-15 2005-05-12 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Method of producing a prosthetic device
AUPR217300A0 (en) 2000-12-20 2001-01-25 Ketharanathan, Vettivetpillai Method of creating biological and biosynthetic material for implantation
MXPA04002810A (es) * 2001-09-26 2005-06-06 Rheogene Holdings Inc Acidos nucleicos receptores de ecdisona de saltarilla, polipeptidos, y sus usos.
US7252832B1 (en) * 2004-12-13 2007-08-07 Biomet Sports Medicine, Inc. Composite collagen material and method of forming same
US20070074980A1 (en) * 2005-09-02 2007-04-05 Bankoski Brian R Implant rehydration packages and methods of use
JP5008284B2 (ja) 2005-09-09 2012-08-22 グンゼ株式会社 組織再生用基材
US7614258B2 (en) * 2006-10-19 2009-11-10 C.R. Bard, Inc. Prosthetic repair fabric
US8834578B2 (en) * 2007-07-30 2014-09-16 Sofradim Production Bioresorbable implant
US8198087B2 (en) 2007-07-30 2012-06-12 Sofradim Production Sas Tissue engineering support
US20090036907A1 (en) * 2007-07-30 2009-02-05 Yves Bayon Bioresorbable knit
US9308068B2 (en) 2007-12-03 2016-04-12 Sofradim Production Implant for parastomal hernia
US9416471B2 (en) * 2008-06-27 2016-08-16 Herniamesh S.R.L. Lightweight quadriaxial surgical mesh
ITMI20081186A1 (it) * 2008-06-27 2009-12-28 Herniamesh S R L Lightweight surgical mesh.
US9242026B2 (en) 2008-06-27 2016-01-26 Sofradim Production Biosynthetic implant for soft tissue repair
US9072586B2 (en) 2008-10-03 2015-07-07 C.R. Bard, Inc. Implantable prosthesis
FR2949688B1 (fr) 2009-09-04 2012-08-24 Sofradim Production Tissu avec picots revetu d'une couche microporeuse bioresorbable
US20110238091A1 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Woodroof E Aubrey Hernia Repair With Two-Sided Flexible Prosthesis
FR2972626B1 (fr) 2011-03-16 2014-04-11 Sofradim Production Prothese comprenant un tricot tridimensionnel et ajoure
FR2977789B1 (fr) 2011-07-13 2013-07-19 Sofradim Production Prothese pour hernie ombilicale
FR2977790B1 (fr) 2011-07-13 2013-07-19 Sofradim Production Prothese pour hernie ombilicale
CA2849052C (en) 2011-09-30 2019-11-05 Sofradim Production Reversible stiffening of light weight mesh
FR2985170B1 (fr) 2011-12-29 2014-01-24 Sofradim Production Prothese pour hernie inguinale
FR2985271B1 (fr) 2011-12-29 2014-01-24 Sofradim Production Tricot a picots
IN2014MN02576A (ja) * 2012-05-30 2015-07-24 Univ New York
FR2994185B1 (fr) 2012-08-02 2015-07-31 Sofradim Production Procede de preparation d’une couche poreuse a base de chitosane
FR2995778B1 (fr) 2012-09-25 2015-06-26 Sofradim Production Prothese de renfort de la paroi abdominale et procede de fabrication
FR2995779B1 (fr) 2012-09-25 2015-09-25 Sofradim Production Prothese comprenant un treillis et un moyen de consolidation
FR2995788B1 (fr) 2012-09-25 2014-09-26 Sofradim Production Patch hemostatique et procede de preparation
CA2880380C (en) 2012-09-28 2020-09-15 Sofradim Production Packaging for a hernia repair device
FR3006578B1 (fr) 2013-06-07 2015-05-29 Sofradim Production Prothese a base d’un textile pour voie laparoscopique
FR3006581B1 (fr) 2013-06-07 2016-07-22 Sofradim Production Prothese a base d’un textile pour voie laparoscopique
EP3148599B1 (en) 2014-05-30 2019-12-18 Sofradim Production Method for preparing neutralized matrix of non-antigenic collagenous material
EP3000489B1 (en) 2014-09-24 2017-04-05 Sofradim Production Method for preparing an anti-adhesion barrier film
EP3000432B1 (en) 2014-09-29 2022-05-04 Sofradim Production Textile-based prosthesis for treatment of inguinal hernia
EP3000433B1 (en) 2014-09-29 2022-09-21 Sofradim Production Device for introducing a prosthesis for hernia treatment into an incision and flexible textile based prosthesis
EP3029189B1 (en) 2014-12-05 2021-08-11 Sofradim Production Prosthetic porous knit, method of making same and hernia prosthesis
EP3059255B1 (en) 2015-02-17 2020-05-13 Sofradim Production Method for preparing a chitosan-based matrix comprising a fiber reinforcement member
EP3085337B1 (en) 2015-04-24 2022-09-14 Sofradim Production Prosthesis for supporting a breast structure
ES2676072T3 (es) 2015-06-19 2018-07-16 Sofradim Production Prótesis sintética que comprende un tejido de punto y una película no porosa y método para formarla
EP3195830B1 (en) 2016-01-25 2020-11-18 Sofradim Production Prosthesis for hernia repair
EP3312325B1 (en) 2016-10-21 2021-09-22 Sofradim Production Method for forming a mesh having a barbed suture attached thereto and the mesh thus obtained
EP3398554A1 (en) 2017-05-02 2018-11-07 Sofradim Production Prosthesis for inguinal hernia repair
EP3653171B1 (en) 2018-11-16 2024-08-21 Sofradim Production Implants suitable for soft tissue repair
CN110660303A (zh) * 2019-08-26 2020-01-07 东北师范大学 一种兽类动物标本义耳制作方法
US12064330B2 (en) 2020-04-28 2024-08-20 Covidien Lp Implantable prothesis for minimally invasive hernia repair

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4047252A (en) * 1976-01-29 1977-09-13 Meadox Medicals, Inc. Double-velour synthetic vascular graft
AU516741B2 (en) * 1978-05-23 1981-06-18 Bio Nova Neo Technics Pty. Ltd. Vascular prostheses
US4553974A (en) 1984-08-14 1985-11-19 Mayo Foundation Treatment of collagenous tissue with glutaraldehyde and aminodiphosphonate calcification inhibitor
IL78950A (en) * 1985-06-06 1991-12-15 Univ Jefferson Coating for prosthetic devices
AU6059686A (en) * 1985-07-24 1987-01-29 Lauren, M.D. Biomaterial comprising peritioneal tissue
IL76079A (en) 1985-08-13 1991-03-10 Univ Ramot Collagen implants
CH670759A5 (ja) * 1986-06-02 1989-07-14 Sulzer Ag
US5061276A (en) * 1987-04-28 1991-10-29 Baxter International Inc. Multi-layered poly(tetrafluoroethylene)/elastomer materials useful for in vivo implantation
US5007934A (en) * 1987-07-20 1991-04-16 Regen Corporation Prosthetic meniscus
US4892539A (en) * 1988-02-08 1990-01-09 D-R Medical Systems, Inc. Vascular graft
US4986831A (en) * 1988-04-25 1991-01-22 Angeion Corporation Medical implant
US4910470A (en) 1988-12-16 1990-03-20 Motorola, Inc. Digital automatic frequency control of pure sine waves
JPH05502178A (ja) 1989-12-07 1993-04-22 バイオシンセシス,インコーポレーテッド 中空内臓人工器官及び移植方法
SE9102448D0 (sv) * 1990-08-28 1991-08-26 Meadox Medicals Inc Ravel-resistant, self-supporting woven graft
CA2084057C (en) * 1991-03-29 1999-12-07 Yasuhiro Okuda Composite artificial blood vessel
US5356629A (en) * 1991-07-12 1994-10-18 United States Surgical Corporation Composition for effecting bone repair
JP3542170B2 (ja) 1993-08-06 2004-07-14 株式会社アムニオテック 医用材料及びその製造方法
US5948654A (en) * 1996-08-28 1999-09-07 Univ Minnesota Magnetically oriented tissue-equivalent and biopolymer tubes comprising collagen
AUPN174495A0 (en) * 1995-03-15 1995-04-06 Ketharanathan, Vettivetpillai Surgical prostheses
US6136024A (en) * 1996-12-06 2000-10-24 Yasuhiko Shimizu Artificial blood vessel

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006021060A (ja) 2006-01-26
CN1273199C (zh) 2006-09-06
CN1575820A (zh) 2005-02-09
JPH11501546A (ja) 1999-02-09
WO1996028196A1 (en) 1996-09-19
EP0814852A1 (en) 1998-01-07
DE69629360D1 (de) 2003-09-11
CN1166413C (zh) 2004-09-15
CN1178473A (zh) 1998-04-08
BR9607200A (pt) 1997-11-11
ES2203679T3 (es) 2004-04-16
BR9607200B1 (pt) 2009-01-13
CA2215283A1 (en) 1996-09-19
CA2215283C (en) 2010-06-29
DE69629360T2 (de) 2004-04-01
AUPN174495A0 (en) 1995-04-06
US6537313B2 (en) 2003-03-25
US20010018618A1 (en) 2001-08-30
EP0814852B1 (en) 2003-08-06
EP0814852A4 (en) 2000-08-09
US6262332B1 (en) 2001-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3784832B2 (ja) 外科用プロテーゼ
EP0493788A1 (en) Three-layer vascular prosthesis
EP1364627A1 (en) Bioremodelable collagen graft prosthesis
JP2023519161A (ja) 吸収性材料からなる足場を用いたインビボ組織工学装置、方法並びに再生及び細胞医療
US20130253646A1 (en) Silk based implantable medical devices and methods for determining suitability for use in humans
JP4735111B2 (ja) 人工弁を有するステント
JP2010088625A (ja) 人工弁
JP2007037764A (ja) 人工弁
US20130245757A1 (en) Method and device for improved soft tissue surgery
JP6506403B2 (ja) Ippプラークの切除後のインプラントのための吸収かつ生体適合可能なpgaの移植片
US20130116711A1 (en) Silk based implantable medical devices and methods for determining suitability for use in humans
AU692365B2 (en) Surgical prostheses
JP2004261260A (ja) 人工血管
RU2697775C1 (ru) Трубчатый имплантат в качестве направляющей оболочки нерва и способ регенерации нерва
JP4483545B2 (ja) 人工血管及びその製造方法
WO2024059281A1 (en) Improved valve incorporating constructed tissue
CA1283504C (en) Implantable fabric pouch for mammary prothesis
Minns Tissue Engineered Synthetic Scaffolds for Tissue Repair-A Textile Approach to Implant Design
JPH0459900B2 (ja)
AU2012332239A1 (en) Silk mesh and methods of use

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040817

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20041109

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20041227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051007

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140324

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees