JPH11501546A - 外科用プロテーゼ - Google Patents

外科用プロテーゼ

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JPH11501546A JP8527105A JP52710596A JPH11501546A JP H11501546 A JPH11501546 A JP H11501546A JP 8527105 A JP8527105 A JP 8527105A JP 52710596 A JP52710596 A JP 52710596A JP H11501546 A JPH11501546 A JP H11501546A
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Abstract

(57)【要約】 ヒト患者における手術に用いるために適した生体適合物質を提供する。この生体適合物質は、架橋したコラーゲンフィブリルを含むようにグルタルアルデヒドなめしを受けた非―ヒトコラーゲン組織の凝集性層と、凝集性層中に包埋された合成物質の補強材とを含む。この合成物質は前記包埋を促進するための構造特徴を有し、前記特徴の平均密度が現場で50/cm2より大きい。宿主動物中に移植されたサポート表面を被覆するメッシュ構造上にコラーゲン組織を成長させることによって、生体適合物質の製造方法をも改良する。1態様では、管状合成ファイバーメッシュ構造がサポートロッド又は管上にゆるく係合し、他の態様では、シートサポートを用いて、シートサポート周囲の組織成長を利用して、コラーゲン物質のポケット、ポウチ又はエンベロープを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 外科用プロテーゼ 本発明は外科分野に関し、さらに詳しくは、血管用途及び非−血管用途向けの プロテーゼ移植片に関する。 米国特許第4,319,363号は、生体適合物質(biomaterial)から製造さ れた血管再生用プロテーゼを開示し、メッシュ被覆シリコンロッド(mesh covere d silicon rod)(マンドレル)を生活宿主動物(好ましくは羊)中に挿入し、こ のマンドレル周囲にコラーゲン組織を約12〜14週間成長させ、その後、この インプラントを取り出し、グルタルアルデヒドなめし(tanning)を受けさせ、血 管再生用プロテーゼを形成するプロテーゼ製造方法を述べている。 本発明は、合成物質又はそれを支える基体の構造、ジオメトリー(geometry)及 び量のある一定の変化が組織成長の改良を促進し、及び/又は血管外科用途及び 非−血管外科用途の両方に適した、新しい生物学的複合物質(“生体適合物質” )の形成を可能にするという予想外の発見に基づく。 本発明の第1の広い態様によると、ヒト患者における外科に用いるために適し た生体適合物質であって、下記要素: 架橋したコラーゲンフィブリルを含むようにグルタルアルデヒドなめしを受け させた非―ヒトコラーゲン組織の凝集性層(coherent layer)と; 凝集性層中に包埋され、前記包埋を促進する構造特徴を現場で50/cm2よ り大きい平均密度で有する合成物質の補強材と を含む生体適合物質を提供する。 前記特徴の密度が100/cm2より大きいことが好ましい。 また、合成物質がファイバーメッシュであり、前記包埋を促進する特徴がメッ シュの網状組織であることが好ましい。ファイバーメッシュはポリエステルヤー ンから構成されることができる。ポリエステルヤーンは、ポリウレタン中に浸漬 されたポリエステルストランドとして又はポリエステルヤーンのストランドの周 囲に織られたポリウレタンストランドとして、ポリウレタンによって増強される こともできる。 或いは、合成物質は本質的に粒状であることができ、この場合には、前記特徴 はこの合成物質の個別の粒子によって構成されることができる。 さらに好ましくは、生体適合物質は管の形状である。或いは、生体適合物質は シートの形状である。 また、生体適合物質が片面において平滑であって、前記片面に最も近い患者の 表面に結合することを防止し、他の面では凸凹状であって、前記結合を促進する ことも好ましい。 合成物質がメッシュである場合には、このメッシュを凝集性層中に、メッシュ 構造がゆるい非伸長状態であるように包埋されることができる。 本発明の第2の広い態様によると、生体適合物質の製造方法であって、下記工 程: サポートロッド又は管の周囲に管状合成ファイバーメッシュ構造を配置する工 程と; メッシュ被覆サポートロッド又は管を生活する非−ヒト宿主動物の体内に、前 記ロッド又は管上にコラーゲン組織の成長を惹起するような位置において移植す る工程と; ロッド又は管を囲み、その中に包埋されたメッシュ構造を有する前記組織の凝 集性壁が形成されるまで、前記コラーゲン組織をインプラント上に成長させる工 程と; 宿主動物の体からインプラントと、コラーゲン組織の前記凝集性壁とを取り出 す工程と; コラーゲン組織の前記凝集性壁の強度を高め、この壁に免疫学的不活性と無菌 性(sterility)とを与えるように、この壁に含まれるコラーゲンフィブリルの架 橋を惹起するために、コラーゲン組織の前記凝集性壁にグルタルアルデヒドなめ しを受けさせる工程と; 宿主動物の体からロッド又は管とコラーゲン組織の凝集性壁とを取り出した後 の任意の時点で、コラーゲン組織の凝集性壁内からロッド又は管を取り出す工程 と を含み、管状合成ファイバーメッシュ構造がサポートロッド上にゆるく係合して いる方法を提供する。 任意に、管状メッシュがサポートロッド又は管よりも長軸方向においてかなり 長いことも可能である。 これによって製造された管状生体適合物質を必要な場合には縦に切断して、シ ートを形成することができる。 本発明の第3の広い態様によると、生体適合物質の製造方法であって、下記工 程: シートサポートを生活する非−ヒト宿主動物の体内に、前記サポート上のコラ ーゲン組織の成長を惹起するような位置において移植する工程と; シートサポートの両面に前記組織の凝集性層が形成されるまで、前記コラーゲ ン組織をインプラント上に成長させる工程と; 宿主動物の体からインプラントと、コラーゲン組織の前記凝集性層とを取り出 す工程と; コラーゲン組織の前記凝集性層の強度を高め、この層に免疫学的不活性と無菌 性とを与えるように、この層に含まれるコラーゲンフィブリルの架橋を惹起する ために、コラーゲン組織の前記凝集性層にグルタルアルデヒドなめしを受けさせ る工程と; 宿主動物の体からインプラントを取り出した後の任意の時点で、コラーゲン組 織の凝集性層からシートサポートを分離して、コラーゲン物質のポケット、ポウ チ又はエンベロープを形成する工程と を含む方法を提供する。 好ましくは、コラーゲン組織内への合成物質の包埋を促進する構造特徴を有す る合成物質を、サポートシートの両面を囲むようにサポートシート上に配置する 。 また、合成物質がメッシュ構造であることが好ましい。合成物質は本発明の第 1の広い態様に必要な特徴を有することができる。本発明の第2の広い態様に従 って、合成物質を配置することができる。 本発明の第1、第2及び第3態様の全てに関して、宿主動物が羊であることが 好ましい。宿主動物の横胸壁(lateral thoracic wall)の皮膚筋肉の下に (beneath)インプラントを製造することも好ましい。さらに、インプラントを宿 主動物中に少なくとも10週間入れておくことも好ましい。また、インプラント 及び組織壁を宿主動物の体を除去した後、サポート又は管を除去する前に、緩衝 化(buffered)グルタルアルデヒド浴中に浸漬することによって、なめし工程を実 施することも好ましい。さらに、生体適合物質をヘパリンを用いて使用のために 再水和することが好ましい。 本発明をさらに明確に理解するために、本発明の好ましい実施態様を添付表と 図面に関連して説明する: 図1は、本発明の1実施態様に関して、移植されたロッド又は管上の典型的な 組織成長を経時的に示す。 図2は、以下で説明する本発明の変更態様(variation)II、III及びIV に用いられるポリエステルメッシュの構造の4種類の変化を説明する。図2に示 した変更態様Iは、米国特許第4,319,363号に用いられたメッシュ構造 である。 図2aは、変更態様I、II、III、IVの編み細工形態を示す。 図3は、図2の変更態様IIIのファイバー構造の走査電子顕微鏡(×52) 拡大図である。 図4は、米国特許第4,319,363号に用いられた、変更態様Iのプレフ ロー(pre-flow)の断面を示す複写顕微鏡写真(reproduction photomicrograph)( H&E×40)である。 図5は、本発明の変更態様IIの、図4(H&E×40)と同様な図である。 図6は、本発明の変更態様IIIの、図4と同様な図である。 図7は、以下で説明する本発明の変更態様IVの、図4と同様な図である。 図8は、以下で説明する本発明の変更態様Vの、図4と同様な図である。 図9は、以下で説明する本発明の変更態様VIの、図4と同様な図である。 図10は、ヒトにおける曲げた膝を通る膝下の大腿膝窩位置の変更態様III プロテーゼのアンギオグラムである。 図11aは、イヌ患者における大動脈−腸骨位置における7か月後の外植され た(explanted)変更態様IIプロテーゼである。 図11bは、図11aのプロテーゼの断面の複写顕微鏡写真、SR×10であ る。 図12aは、イヌ宿主における4年間後の図11aと同様な外植された変更態 様IIプロテーゼである。 図12bは、図12aのプロテーゼの断面の複写顕微鏡写真、SR×10であ る。 図13は、イヌ宿主の大動脈−腸骨における6か月後の変更態様IIIプロテ ーゼの断面の複写顕微鏡写真、H&E×40である。 図14aは、大腿膝窩位置における73変更態様Iプロテーゼの累積開通性(c umulative patency)を示す。 図14bは、図14aに示したものと同じ外科ユニット(surgical unit)によ って評価した66変更態様IIプロテーゼの第1及び第2累積開通性を示す。 図14cは、図14aと同じ外科ユニットによって79変更態様IIIプロテ ーゼに対しておこなった試験における第1及び第2開通性を示す。 図15aは、宿主動物から取り出した後にフラットシートの製造に適した、大 きい直径のプロテーゼを示す。 図15bは、長軸方向に切断し、加工のために平らに広げた、図15aのプロ テーゼを示す。 図16は、例えばじん帯のような、異なる用途向けに製造されることができる 、種々な形状のプロテーゼを示す。 図17は、本発明の実施態様に従って製造された、人工心臓のライニングに適 した“嚢状(bladder)”プロテーゼを示す。 図18は、体壁パッチング(patching)に適した、卵形パッチをその粗面で示す 。 図19は、変更態様I及びIIにおける組織の亀裂を示す、400倍の倍率の 走査電子顕微鏡写真である。 本発明の課題である改良を実施するための最良の方法は、下記特徴: 1.Border Leicester First Cross、Corr iedale、Merino若しくはPolywarth種、又はこれらの種の 任意の交雑種(cross breed)の去勢雄羊 2.3才以上6才以下の年齢 3.1m以上の、頭から臀部までの長さ 4.インプラントでは、45kg以上の重量 5.外植片(explant)では、3〜5kgの重量増加 を有する羊にプロテーゼを移植することである。 生体適合物質を12〜14週間に外植する。図1を参照すると、この時点で最 大組織付着量(coverage)が生ずることを知ることができる。 上記条件において、羊は生体適合物質の信頼できる、再現可能な製造のために 適した無菌の自己調節性培養条件を与える。 図2に示す変更態様Iは、米国特許第4,319,363号の先行技術ポリエ ステルメッシュである。 変更態様I、II、III及びIVの異なるメッシュは2針床及び4バー構造 を有するRaschel Warpニッティング装置(knitting machine)で編ま れたものである。各変更態様の編まれたループ構造は図2aに示すように表示さ れた。各場合のヤーンは約50ポリエステルストランドの束を含み、各ストラン ドは2組の44デシテックス(decitex)フィラメントから構成された。得られた ヤーン密度は0.6〜0.8g/mであった。 変更態様VとVI(図示せず)の場合には、Vでは織られたポリエステルメッ シュをポリウレタン中に浸漬し、VIではポリエステルストランドの周囲にポリ ウレタンストランドを巻き付けた。変更態様IIIのメッシュウェーブ(meshwea ve)を図3に説明する。 マンドレル−メッシュ アセンブリの一部変更(modification)は、結果として 起こりうる(eventual)組織結合と形状とに影響を与える。例えば、米国特許第4 ,319,363号では、マンドレル直径と管状メッシュ直径とは同じであり、 ポリエステルメッシュは伸長されて、マンドレルを覆っている。本発明の第2態 様を説明すると、変更態様IIIでは8mm直径の管状メッシュを6mm直径マ ンドレル上に用いた。長さ106cmの管状メッシュを長さ75cmのマンドレ ル上に用いた。これは、変更態様Iでは最適とはいえない結果を生じたと考えら れる、露出したメッシュ束を有さないフロー面(flow surface)上に組織の厚い、 よ り均一な被覆を生じた。 図4、5、6、7、8及び9では、メッシュ変更態様I、II、III、IV 、V及びVIの組織学的断面の複写顕微鏡写真(reproduction photomicrogragh )が、メッシュとメッシュ/マンドレルの一部変更によって生ずる、組織形状と 厚さとの変化を実証する。メッシュを覆うフロー面上の組織被覆は、各変更態様 によって増大し、コラーゲン組織はますます緻密になっている。 図4に示した先行技術の変更態様Iは、ポリエステルメッシュストランドが精 密なコラーゲン組織膜(C)を担持する束(M)状態であることを示す。フロー 表面(FS)への平滑なライニングが存在し、メッシュ束上に薄い組織被覆が存 在する。 これとは対照的に、図5に示したプレーフロー変更態様IIの断面は、増大し た網状組織密度のためにより密接に接近したポリエステルメッシュ束(M)と、 より緻密になったコラーゲン組織(C)とを示す。変更態様Iと同様に、フロー 面(FS)への平滑なライニングが存在し、メッシュ束上の組織被覆は薄いまま である。 図6に示した変更態様IIIでは、ポリエステルメッシュ束(M)が非常に緻 密であるコラーゲン組織(C)中に完全に取り込まれている。この場合にも、メ ッシュ束はさらにやや緻密になり、フロー面(FS)は平滑な状態に留まる。フ ロー面上の組織被覆は厚い。これはマンドレル上のメッシュの取り付けのゆるみ によるものであり、これが変更態様Iの伸長したメッシュ形状に比べて、メッシ ュとマンドレルとの間隙により多くの組織が侵入するのを可能にする。 図7に示したプレーフロー変更態様IVの断面は、ポリエステルとポリウレタ ンとのメッシュ束(M)が緻密なコラーゲン組織(C)中に良好に取り込まれて いることを示す。メッシュ束は非常に密接に並べられている。 組織被覆と、密接に並べられたメッシュ束との厚さのために与えられた強度は 、この変更態様に対して非―血管用途が適当であることを示唆する。 変更態様Vが示される図8に関して、ポリエステルメッシュ束はポリエステル (M)中に浸漬され、密接に並べられ、コラーゲン組織(C)中に良好に取り込 まれている。 変更態様VIが示される図9に関して、ポリエステルメッシュ(M)の周囲に 巻かれたポリウレタンストランドは、緻密なコラーゲン組織(C)中に良好に取 り込まれた束を生じる。変更態様Iによって得られる物理化学的特徴は、以下の 表1に挙げる幾つかの注目に値する差異を示して、変更態様IIとIIIとに保 有されている。 閉じたループ系を用いる血小板消耗(platelet consumption)によって測定され る血液適合性は、変更態様IIIでは強化される。読取り値が低ければ低いほど 、表面はより大きく血液適合性である。インストロン試験は物質を伸長力(stret ching force)にさらす。変更態様IIIは、幾つかの非―血管用途に望ましい、 大きい強度を有する。変更態様IIIは増大した長軸方向の伸び又は弾性(伸長 )と、図10のヒトアンギオグラムに示されるように曲げ(curving)が望ましい 膝関節又は他の部位の周囲の良好な配置を可能にするので、血管プロテーゼに必 要な、大きいキンク抵抗とを示す。 開通性と長期間性能とを評価するためにイヌの大動脈―腸骨位置において変更 態様I、II及びIIIを用いておこなわれた動物実験は、良好な結果を実証し ている(下記表2)。 変更態様IIIは、図11aと11b、12aと12b及び13が示すような 変更態様IIに比べて、フロー面上及びメッシュ束上の厚い組織被覆を示し、こ れはフロー面の改良とプロテーゼ故障の危険性の低下とを示唆する。 変更態様I、II及びIIIは、或る外科センター(one surgical centre)に おいて末梢血管再生に関するヒト臨床試験で評価されており、この結果は図14 a、14b及び14cに示す。4年目に得られた結果は変更態様IIIにおいて 良好であり、初期フレーム(early time frame)に殆ど閉塞が生じていず、したが って、組み入れた一部変更の直接の結果としての性能の実証可能な強化が記録さ れる。 図11に関しては、イヌモデルの大動脈―腸骨位置における7か月後の外植さ れた変更態様IIプロテーゼを示す。フロー面(FS)上のメッシュを覆う薄い 組織被覆のために吻合部(A)において血液による着色(blood staining)が生じ ている。プロテーゼは外植片において開通性であった。図11bも参照すると、 フロー面(FS)は平滑であり、血栓を含まないが、メッシュ(M)上の組織被 覆は薄い。 図12aと12bは、変更態様IIに関してイヌモデルにおいて7か月目と4 年目とに同じ特徴が存在することを示す。 図13では、イヌモデルにおける変更態様IIIプロテーゼを大動脈―腸骨位 置での6か月後に示す。フロー面(FS)は血栓を含まず、メッシュ(M)上の 組織被覆は厚く、血液による着色の発生を防止する。 変更態様I、II及びIIIは、或る外科センターにおいて末梢血管再生に関 するヒト臨床試験で評価されており、この結果は図14a、14b及び14cに 示す。変更態様Iの48か月目の開通性は32%である。第1及び第2の6か月 期間に生じた多数の故障は、プロテーゼに最適とはいえないフロー面を意味する 。 変更態様IIプロテーゼに関する図14bは、6か月期間と48か月の期間と における第1開通性において変更態様Iからの変化を殆ど示さないが、第6か月 期間における第2開通性は満足できるものである。 図14cに示した変更態様IIIプロテーゼの第1及び第2開通性は、変更態 様IIIのテクノロジーの改良が顕著に改良された臨床性能に移されていること を示す。 4年目に得られた結果は変更態様IIIにおいて優れており、初期フレームに 殆ど閉塞が生じていないので、変更態様IIIに組み込まれた一部変更の直接の 結果として性能の実証可能な強化が記録される。変更態様IIの改良はあまり劇 的ではない。 シート形状の生体適合物質は図15aと15bに示す、これらの場合には大直 径変更態様IIIプロテーゼを製造した。管状プロテーゼをその長さに沿って切 断することによって、フラット物質を製造した。このようなプロテーゼは、宿主 動物中にシートサポートを移植して、メッシュ形状、或いは塗装された粒状形の 合成物質によってシートの両面を被覆することによる、本発明の第3態様によっ て代替え的に製造することもできる。 いずれかの方法によってフラットシートから製造されたこのようなプロテーゼ は、強度が重要な問題である、例えばじん帯代用品のような、非―血管用途に有 用であると考えられる。外形及び構成の変化を図16に示す。フラットな方形又 は卵形のシリコーン、ナイロン、アクリル樹脂、ポリエチレン、テフロン又はポ リウレタンサポートシートは、単独で(in isolation)で又は組合せで、合成メッ シュで被覆されて、多くの用途に適した嚢、ポウチ又はポケットを生じる(図1 7、18)。これらの中で最も重要なものは、人工心臓チャンバー(chamber)の ライニングとしての用途である。図17に示す内部の平滑で血液適合性表面と、 図18に示す外部の非―平滑な表面との特有な特徴が、本発明のこの態様を、外 部表面への結合と内部表面への非―結合とが要求される、例えばヘルニア修復術 におけるような用途に極めて有用なものにする(図18)。 得られた組織被覆の増加は、オリジナル型(original version)で経験された 幾つかの欠点を付加的な望ましい特徴に変えている。 米国特許第4,319,363号では、プロテーゼを90%無水アルコール中 に保存した。これは組織要素の脱水を生じて、外科的に移植する前の再水和を必 要とした。さらに、オリジナル型では、薄い組織被覆のために、脱水によって“ 亀裂”が生じて、しばしば、フロー面を被覆する組織を通してポリエステルの暴 露を生じて、その結果、不良な性能をもたらす(図19)。増加した組織被覆を 有する本発明の型はフロー面においてポリエステルを示さない。 さらに、再水和中に、生理的食塩水の代わりに、本発明ではヘパリンを用いる のが好ましく、ヘパリンはプロテーゼのコラーゲン/グルタルアルデヒド複合体 中に生体活性(bioactive)に留まり、性能を強化する。以下の表3と4はヘパリ ン吸収試験の結果を示す。ヘパリン吸収研究。ヘパリン吸収と保持とは、直接に 及び初期の硫酸プロタミン処理後に試験した。ヘパリン保持は120時間(5日 間)後に分析した。ヘパリン吸収と保持とは、PrSO4処理済み移植片によっ て優れていたが、この処理は剛性を生じて、これが移植片を満足できないものに した。部分的脱水から成る直接方法は満足できるプロテーゼを生じた。特許請求 される変更態様IIIは、試験したところ、ヘパリンを有効量で保持することが でき、制御された形式での薬物投与(delivery)の可能性を開いた。 コラーゲン/グルタルアルデヒド複合体中のアルデヒド基及びアミノ基はヘパ リンを保有することができるのみでなく、例えばテトラサイクリンのような、抗 生物質に似た他の薬理学的作用剤をも保有することができる。アルコール脱水と 組み合された組織被覆の増加は、プロテーゼが最終使用のために流体充填される のではなく水分充填される(moisture packed)ことを可能にする。 本発明のなめし操作は米国特許第4,319,363号に述べられたなめし操 作と同じである。 米国特許第4,319,363号に述べられた生体適合物質設計と同様な生体 適合物質設計の分野に熟練した人に明らかであるように、本発明の変更態様を実 施することができる。これらの及び他の変更は本発明の範囲(ambient)から逸脱 せずに実施することができ、本発明の本質は上記説明、図面、表及び請求の範囲 から確認することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年12月24日 【補正内容】 本発明の第3の広い態様によると、生体適合物質の製造方法であって、下記工 程: シートサポートを生活する非―ヒト宿主動物の体内に、前記サポート上のコラ ーゲン組織の成長を惹起するような位置において移植する工程と; シートサポートの両面に前記組織の凝集性層が形成されるまで、前記コラーゲ ン組織をインプラント上に成長させる工程と; 宿主動物の体からインプラントと、コラーゲン組織の前記凝集性層とを取り出 す工程と; コラーゲン組織の前記凝集性層の強度を高め、この層に免疫学的不活性と無菌 性とを与えるように、この層に含まれるコラーゲンフィブリルの架橋を惹起する ために、コラーゲン組織の前記凝集性層にグルタルアルデヒドなめしを受けさせ る工程と; 宿主動物の体からインプラントを取り出した後の任意の時点で、コラーゲン組 織の凝集性層からシートサポートを分離して、コラーゲン物質のポケット、ポウ チ又はエンベロープを形成する工程と を含む方法を提供する。 好ましくは、コラーゲン組織内への合成物質の包埋を促進する構造特徴を有す る合成物質を、サポートシートの両面を囲むようにサポートシート上に配置する 。 また、合成物質がメッシュ構造であることが好ましい。合成物質は本発明の第 1の広い態様に必要な特徴を有することができる。本発明の第2の広い態様に従 って、合成物質を配置することができる。 本発明の第1、第2及び第3態様の全てに関して、宿主動物が羊であることが 好ましい。宿主動物の横胸壁(lateral thoracic wall)の皮膚筋肉の下に(beneat h)インプラントを製造することも好ましい。さらに、インプラントを宿主動物中 に少なくとも10週間入れておくことも好ましい。また、インプラント及び組織 壁を宿主動物の体から取り出した後、サポート又は管を除去する前に、緩衝化(b uffered)グルタルアルデヒド浴中に浸漬することによって、なめし工程を実施す ることも好ましい。さらに、生体適合物質をヘパリンを用いて使用のために再水 和することが好ましい。 本発明をさらに明確に理解するために、本発明の好ましい実施態様を添付表と 図面に関連して説明する: 図1は、本発明の1実施態様に関して、移植されたロッド又は管上の典型的な 組織成長を経時的に示す。 18.現場での前記特徴の平均密度が50/cm2より大きい、請求項17記 載の方法。 19.前記特徴の密度が100/cm2より大きい、請求項18記載の方法。 20.合成物質がファイバーメッシュであり、前記包埋を促進するための特徴 がメッシュの網状組織である、請求項17〜19のいずれか1項に記載の方法。 21.メッシュ構造がゆるい非伸長状態であるように、メッシュが凝集性層中 に包埋される、請求項20記載の方法。 22.ファイバーメッシュがポリエステルヤーンから構成される、請求項20 記載の方法。 23.生体適合物質が片面において、その片面に最も近い、患者の面への結合 を阻止するために平滑であり、他方の面では前記結合を助成するために粗面であ る、請求項17〜22のいずれか1項に記載の方法。 24.インプラントが宿主動物の横胸壁の皮膚筋肉の真下に形成される、請求 項14〜23のいずれか1項に記載の方法。 25.宿主動物が羊である、請求項14〜23のいずれか1項に記載の方法。 26.インプラントを宿主動物中に少なくとも10週間入れておく、請求項1 4〜23のいずれか1項に記載の方法。 27.宿主動物の体から取り出した後、サポート又は管を除去する前に、イン プラントと組織壁とを緩衝化グルタルアルデヒド浴中に浸漬することによって、 なめし工程が実施される、請求項14〜23のいずれか1項に記載の方法。 28.生体適合物質をヘパリンを用いて使用のために再水和する、請求項14 〜23のいずれか1項に記載の方法。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヒト患者における手術に用いるために適した生体適合物質であって、 架橋したコラーゲンフィブリルを含むようにグルタルアルデヒドなめしを受け た非−ヒトコラーゲン組織の凝集性層、及び 凝集性層中に包埋された合成物質の補強材であって、前記包埋を促進するため の構造特徴を有し、前記特徴の平均密度が現場で50/cm2より大きい補強材 を含む生体適合物質。 2.前記特徴の密度が100/cm2より大きい、請求項1記載の生体適合物 質。 3.合成物質がファイバーメッシュであり、前記包埋を促進するための特徴が メッシュの網状組織である、請求項1又は請求項2に記載の生体適合物質。 4.メッシュ構造がゆるい非伸長状態であるように、メッシュが凝集性層中に 包埋される、請求項3記載の生体適合物質。 5.ファイバーメッシュがポリエステルヤーンから構成される、請求項3記載 の生体適合物質。 6.ポリエステルヤーンがポリウレタンによって強化される、請求項5記載の 生体適合物質。 7.ポリウレタンが、ポリウレタン中に浸漬されたポリエステルのストランド の形状である、請求項6記載の生体適合物質。 8.ポリウレタンが、ポリエステルストランドの周囲に織られたポリウレタン ストランドの形状である、請求項6記載の生体適合物質。 9.合成物質が本質的に粒状である、請求項1又は請求項2に記載の生体適合 物質。 10.前記特徴がその物質の個々の粒子によって構成される、請求項9記載の 生体適合物質。 11.管の形状に形成される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の生体適 合物質。 12.シートの形状である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の生体適合 物質。 13.片面において、その片面に最も近い、患者の面への結合を阻止するため に平滑であり、他方の面では前記結合を助成するために粗面である、請求項1〜 12のいずれか1項に記載の生体適合物質。 14.生体適合物質の製造方法であって、下記工程: サポートロッド又は管の周囲に管状合成ファイバーメッシュ構造を配置する工 程と; メッシュ被覆サポートロッド又は管を生活する非−ヒト宿主動物の体内に、前 記ロッド又は管上にコラーゲン組織の成長を惹起するような位置において移植す る工程と; ロッド又は管を囲み、その中に包埋されたメッシュ構造を有する前記組織の凝 集性壁が形成されるまで、前記コラーゲン組織をインプラント上に成長させる工 程と; 宿主動物の体からインプラントと、コラーゲン組織の前記凝集性壁とを取り出 す工程と; コラーゲン組織の前記凝集性壁の強度を高め、この壁に免疫学的不活性と無菌 性とを与えるように、この壁に含まれるコラーゲンフィブリルの架橋を惹起する ために、コラーゲン組織の前記凝集性壁にグルタルアルデヒドなめしを受けさせ る工程と; 宿主動物の体からロッド又は管とコラーゲン組織の凝集性壁とを取り出した後 の任意の時点で、コラーゲン組織の凝集性壁内からロッド又は管を取り出す工程 と を含み、管状合成ファイバーメッシュ構造がサポートロッド又は管上にゆるく係 合している方法。 15.管状メッシュがサポートロッド又は管よりも長軸方向においてかなり長 い、請求項14記載の方法。 16.生体適合物質の製造方法であって、下記工程: シートサポートを生活する非―ヒト宿主動物の体内に、前記サポート上のコラ ーゲン組織の成長を惹起するような位置において移植する工程と; シートサポートの両面に前記組織の凝集性層が形成されるまで、前記コラーゲ ン組織をインプラント上に成長させる工程と; 宿主動物の体からインプラントと、コラーゲン組織の前記凝集性層とを取り出 す工程と; コラーゲン組織の前記凝集性層の強度を高め、この層に免疫学的不活性と無菌 性とを与えるように、この層に含まれるコラーゲンフィブリルの架橋を惹起する ために、コラーゲン組織の前記凝集性層にグルタルアルデヒドなめしを受けさせ る工程と; 宿主動物の体からインプラントを取り出した後の任意の時点で、コラーゲン組 織の凝集性層からシートサポートを分離して、コラーゲン物質のポケット、ポウ チ又はエンベロープを形成する工程と を含む方法。 17.コラーゲン組織内への合成物質の包埋を促進する構造特徴を有する合成 物質を、サポートシートの両面を囲むようにサポートシート上に配置する、請求 項16記載の方法。 18.現場での前記特徴の平均密度が50/cm2より大きい、請求項17記 載の方法。 19.前記特徴の密度が100/cm2より大きい、請求項18記載の方法。 20.合成物質がファイバーメッシュであり、前記包埋を促進するための特徴 がメッシュの網状組織である、請求項17〜19のいずれか1項に記載の方法。 21.メッシュ構造がゆるい非伸長状態であるように、メッシュが凝集性層中 に包埋される、請求項20記載の方法。 22.ファイバーメッシュがポリエステルヤーンから構成される、請求項20 記載の方法。 23.生体適合物質が片面において、その片面に最も近い、患者の面への結合 を阻止するために平滑であり、他方の面では前記結合を助成するために粗面であ る、請求項17〜22のいずれか1項に記載の方法。 24.インプラントが宿主動物の横胸壁の皮膚筋肉の真下に形成される、請求 項14〜23のいずれか1項に記載の方法。 25.宿主動物が羊である、請求項14〜23のいずれか1項に記載の方法。 26.インプラントを宿主動物中に少なくとも10週間入れておく、請求項1 4〜23のいずれか1項に記載の方法。 27.宿主動物の体を除去した後、サポート又は管を除去する前に、インプラ ントと組織壁とを緩衝化グルタルアルデヒド浴中に浸漬することによって、なめ し工程が実施される、請求項14〜23のいずれか1項に記載の方法。 28.生体適合物質をヘパリンを用いて使用のために再水和する、請求項14 〜23のいずれか1項に記載の方法。
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