JP3784641B2 - 金属リングの熱処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無段変速機(CVT)等のベルトに使用される金属リングの製造工程における熱処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無段変速機用ベルト等に用いられる積層リングは、次のようにして製造される。まず、超強力鋼であるマルエージング鋼の薄板の端部同士を溶接して円筒状のドラムを形成し、該ドラムを所定幅に裁断して金属リングを形成し、該金属リングを圧延する。次に、圧延された金属リングに対し、圧延組織を再結晶させ、圧延により変形された金属組織の形状を復元するために、溶体化を行う。そして、前記溶体化後の金属リングを所定の周長に補正し、時効及び窒化処理を施して硬度を向上させた後、少しずつ周長の異なる複数の金属リングを相互に積層して積層リングを形成する。
【0003】
前記溶体化は、一般に加熱炉中で前記金属リングを前記マルエージング鋼の再結晶温度以上の温度で加熱することにより行われる。このとき前記金属リングをフックに吊り下げた状態で加熱すると、該金属リングに自重によるクリープ変形が発生し、極端に細長い楕円形状になり、後工程の周長補正が困難になる。そこで、前記溶体化では、前記クリープ変形を防止するために、前記金属リングの端面が前記加熱炉の床面または該加熱炉内を移動するメッシュベルトに接触するようにして、該金属リングを平置きすることが行われている。
【0004】
しかしながら、前記金属リングを前記のように平置きすると、前記溶体化後に前記金属リングを冷却する際に、前記金属リングの前記加熱炉の床面またはメッシュベルトに接触している側と反対側の端面が該金属リングの内周側に倒れ込むように変形することがあるとの不都合がある。前記変形は、後工程の周長補正で矯正されるが、該変形が大きいと前記矯正が困難になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる不都合を解消して、金属リングを平置きして溶体化するときに、該溶体化後の冷却処理において、該金属リングの変形を低減し、後工程の周長補正で容易に矯正することができる範囲の変形とすることができる金属リングの熱処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の金属リングの熱処理方法は、マルエージング鋼の薄板の端部同士を溶接して形成されたリング状のドラムを所定幅に裁断して形成された金属リングを圧延した後、圧延された金属リングを平置きして溶体化を施す熱処理方法において、前記溶体化後、770〜800℃の該金属リングのマルテンサイト変態開始温度からマルテンサイト変態完了温度までの冷却を3〜50℃/分の冷却速度で行い、冷却後、該金属リングを周長補正することを特徴とする。
【0007】
本発明の前記溶体化後、前記金属リングのマルテンサイト変態開始温度からマルテンサイト変態完了温度までの冷却を前記範囲の冷却速度で行うことにより、該金属リングの変形を低減し、後工程の周長補正で容易に矯正することができる範囲の変形にとどめることができる。
【0008】
前記冷却速度が50℃/分より速いと、前記金属リングの端面が内周側に倒れ込む変形量が大きくなり、後工程の周長補正で矯正することが困難になる。一方、前記冷却速度を3℃/分より遅くすると、長時間の処理を必要とし、製造コストの増大が避けられない。
【0009】
前記冷却は、温度制御を容易にするために5〜50℃/分の冷却速度で行うことが好ましく、冷却に要する時間を短縮するために10〜50℃/分の冷却速度で行うことがさらに好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は金属リングの製造工程の要部を模式的に示す工程図、図2は溶体化方法を示す説明的断面図、図3は溶体化後の冷却時間と金属リングの温度との関係を示すグラフ、図4は溶体化後の冷却処理における金属リングの変形量の度数分布を示すグラフである。
【0011】
無段変速機等のベルトに用いられる金属ベルトを製造する際には、まず、図1示のようにマルエージング鋼の薄板1をベンディングしてループ化したのち、端部同士を溶接して円筒状のドラム2を形成する。このとき、前記マルエージング鋼は溶接の熱により時効硬化を示すので、ドラム2の溶接部分2aの両側に硬度の高い部分が出現し、これにより溶接歪が発生する。
【0012】
そこで、次に、ドラム2を真空炉3に収容して所定温度に所定時間保持することにより第1の溶体化処理を行い、前記溶接時の熱により部分的に硬くなった硬度を均質化する。前記第1の溶体化処理が終了したならば、ドラム2を真空炉3から搬出し、所定幅に裁断してリング4を形成する。
【0013】
前記のようにして形成されたリング4は、次に圧下率40〜50%で圧延された後、加熱炉5に収容して所定温度に所定時間保持することにより第2の溶体化を行い、圧延組織を再結晶させ、圧延により変形された金属組織の形状を復元する。
【0014】
前記第2の溶体化処理が終了したならば、リング4を加熱炉5から冷却室6に移動し、冷却室6内で冷却した後、搬出し、周長補正を行う。そして、前記周長補正が施されたリング4は、次に、図示しない熱処理装置に収容して時効処理及び窒化処理が施されたのち、少しずつ周長の異なる複数のリング4を相互に積層することにより、前記金属ベルトが形成される。
【0015】
本実施形態の熱処理方法は、前記第2の溶体化に適用されるものである。前記第2の溶体化は、図2示のリング保持部材11を用いて行う。リング保持部材11は、リング4の内周側に挿入される円筒状部12と、円筒状部12の下端部から外周方向に鍔状部13とを備えている。
【0016】
圧延後のリング4は、その一方の端縁4aで鍔状部13に平置きされた状態でリング保持部材11に載置され、加熱炉5に収容される。また、加熱炉5内における前記溶体化処理終了後には、リング4はリング保持部材11に載置されたまま、冷却室6に移動され、冷却室6内で冷却される。尚、加熱炉5または冷却室6では、円筒状部12を介して複数のリング保持部材11を積層することにより、複数のリング4を一度に処理することができる。
【0017】
前記冷却室6内で冷却される際に、リング4は一方の端縁4aで鍔状部13に接触しているが、他方の端縁4bは何ら接触するものが無いため、端縁4bの方が冷却されやすい。このため、リング4は、前記冷却により端縁4bが内周側に倒れ込み、図2に仮想線で示すような変形を生じる。前記変形は、後工程の周長補正の際に矯正されるが、前記矯正のためには図2にΔrで示す前記変形量が1.5mm程度であることが好ましく、Δrが3mmを超えると、前記矯正が困難になる。
【0018】
そこで、本実施形態の熱処理方法では、前記冷却室6での冷却の際に、マルエージング鋼のマルテンサイト変態開始温度(450℃)からマルテンサイト変態終了温度(300℃)までの冷却を3〜50℃/分の冷却速度で行うことにより、金属リング4の変形量が1.5mm程度になるようにするものである。
【0019】
前記範囲の冷却速度は、例えば、真空の冷却室6にリング4を収容した後、該冷却室6に窒素ガスを導入、充満させ、ガス導入停止後、回転数を調整してファンを回転させることにより得ることができる。また、前記範囲の冷却速度を得るには、前記窒素ガス導入停止後、回転数を調整してファンを回転させて前記マルテンサイト変態開始温度より高い温度まで冷却し、その後、ファンを停止させてマルテンサイト変態終了温度まで冷却してもよく、前記窒素ガス導入停止後、ファンを回転させることなくマルテンサイト変態終了温度に達するまで放冷してもよい。さらに、冷却室6にリング4を収容した後、該冷却室6に窒素ガスを導入することなく、真空のままファンを回転させることなくマルテンサイト変態終了温度に達するまで放冷してもよい。
【0020】
尚、リング4の温度が前記マルテンサイト変態終了温度まで冷却されたならば、窒素ガスがすでに導入されている場合にはファンを回転させ、真空の場合には窒素ガスを導入、充満させ、ガス導入停止後、回転数を調整してファンを回転させることにより、その後の冷却時間を短縮することができる。
【0021】
次に、実施例及び比較例を示す。
【0022】
【実施例1】
本実施例では、前記溶体化処理終了後、770〜800℃のリング4をリング保持部材11により加熱炉5から真空の冷却室6に移動させた後、冷却室6に純度99.9999%の窒素ガスを導入し、該窒素ガスが冷却室6に充満したならば、該窒素ガスの導入を停止した。このとき、冷却室6内の気圧は86.7×103Paであった。
【0023】
次に、冷却室6の天井に備えられた回転ファンを、リング4の温度がマルテンサイト変態開始温度(450℃)になるまでは高速で回転させ、リング4の温度がマルテンサイト変態開始温度に達したならば低速で回転させて、リング4の温度が300℃になるまで冷却した。そして、リング4の温度が300℃に達したならば、回転ファンの回転数を増大させて、リング4の温度が室温になるまで冷却した。
【0024】
この結果、マルテンサイト変態開始温度(450℃)からマルテンサイト変態終了温度(300℃)までの冷却速度は、49.7℃/分であった。リング4の温度と冷却時間との関係を図3に示す。また、本実施例で得られたリング4の変形量Δrの度数分布を図4(a)に示す。
【0025】
図4(a)から、本実施例で得られたリング4は、変形量Δrが1.5mmを中心として狭い範囲に分布していることが明らかである。
【0026】
【比較例1】
本比較例では、前記窒素ガスの導入停止後、冷却室6の天井に備えられた回転ファンを終始高速で回転させた以外は、実施例1と全く同一にしてリング4の温度が室温になるまで冷却した。
【0027】
この結果、前記マルテンサイト変態開始温度から前記マルテンサイト変態終了温度までの冷却速度は、53.6℃/分であった。リング4の温度と冷却時間との関係を図3に示す。また、本比較例で得られたリング4の変形量Δrの度数分布を図4(b)に示す。
【0028】
図4(b)から、本比較例で得られたリング4は、変形量Δrが3.0mmを中心として広い範囲に分布していることが明らかである。
【0029】
【実施例2】
本実施例では、前記窒素ガスの導入停止後、ファンを、リング4の温度が前記マルテンサイト変態開始温度より高温の500℃になるまでは高速で回転させ、リング4の温度が500℃に達したならばファンを停止させてリング4の温度が300℃になるまで冷却した以外は、実施例1と全く同一にしてリング4の温度が室温になるまで冷却した。
【0030】
この結果、前記マルテンサイト変態開始温度から前記マルテンサイト変態終了温度までの冷却速度は、13.6℃/分であった。リング4の温度と冷却時間との関係を図3に示す。
【0031】
本実施例で得られたリング4の変形量Δrは、図4(a)示の実施例1の場合と同様の度数分布を示した。
【0032】
【実施例3】
本実施例では、前記窒素ガスの導入停止後、ファンを回転させることなくリング4の温度が300℃になるまで冷却した以外は、実施例1と全く同一にしてリング4の温度が室温になるまで冷却した。
【0033】
この結果、前記マルテンサイト変態開始温度から前記マルテンサイト変態終了温度までの冷却速度は、9.1℃/分であった。リング4の温度と冷却時間との関係を図3に示す。
【0034】
本実施例で得られたリング4の変形量Δrは、図4(a)示の実施例1の場合と同様の度数分布を示した。
【0035】
【実施例4】
本実施例では、前記溶体化処理終了後、770〜800℃のリング4をリング保持部材11により加熱炉5から真空の冷却室6に移動させた後、冷却室6を真空に保持したまま、ファンを回転させることなくリング4の温度が300℃になるまで冷却した。
【0036】
次に、冷却室6に純度99.9999%の窒素ガスを導入し、該窒素ガスが冷却室6に充満したならば、該窒素ガスの導入を停止した。このとき、冷却室6内の気圧は86.7×103Paであった。
【0037】
次に、冷却室6の天井に備えられた回転ファンを高速で回転させ、リング4の温度が室温になるまで冷却した。
【0038】
この結果、前記マルテンサイト変態開始温度からマルテンサイト変態終了温度までの冷却速度は、3.5℃/分であった。リング4の温度と冷却時間との関係を図3に示す。
【0039】
本実施例で得られたリング4の変形量Δrは、図4(a)示の実施例1の場合と同様の度数分布を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属リングの製造工程の要部を模式的に示す工程図。
【図2】溶体化方法を示す説明的断面図。
【図3】溶体化後の冷却時間と金属リングの温度との関係を示すグラフ。
【図4】溶体化後の冷却処理における金属リングの変形量の度数分布を示すグラフ。
【符号の説明】
1…マルエージング鋼の薄板、 2…ドラム、 4…リング。
Claims (3)
- マルエージング鋼の薄板の端部同士を溶接して形成されたリング状のドラムを所定幅に裁断して形成された金属リングを圧延した後、圧延された金属リングを平置きして溶体化を施す熱処理方法において、
前記溶体化後、770〜800℃の該金属リングのマルテンサイト変態開始温度からマルテンサイト変態完了温度までの冷却を3〜50℃/分の冷却速度で行い、冷却後、該金属リングを周長補正することを特徴とする金属リングの熱処理方法。 - 前記冷却を5〜50℃/分の冷却速度で行うことを特徴とする請求項1記載の金属リングの熱処理方法。
- 前記冷却を10〜50℃/分の冷却速度で行うことを特徴とする請求項1記載の金属リングの熱処理方法。
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