JP3783368B2 - 横断歩道横断支援システム - Google Patents
横断歩道横断支援システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3783368B2 JP3783368B2 JP28828497A JP28828497A JP3783368B2 JP 3783368 B2 JP3783368 B2 JP 3783368B2 JP 28828497 A JP28828497 A JP 28828497A JP 28828497 A JP28828497 A JP 28828497A JP 3783368 B2 JP3783368 B2 JP 3783368B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- transmission
- pedestrian
- reception
- crossing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は交差点において、目の不自由な歩行者に歩行者用信号機が青であることを知らせ、安全に交差点を渡れるようにするための横断歩道横断支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
目の不自由な歩行者に歩行者用の信号が青であることを知らせる横断歩道横断支援システムとしては、歩行者用信号に連動して、「とおりゃんせ」などの音楽を交差点全域に向けて発信する横断歩道横断支援システムがある。図10は、従来の横断歩道横断支援システムの構成を示すもので、1は交差点の信号を制御する制御機、2は直進方向の車両用信号機、3は交差方向の車両用信号機、4は直進方向の歩行者用信号機、5は交差方向の歩行者用信号機、6は歩行者用信号が青の時に「とおりゃんせ」などの音楽を発信するスピーカ、7は直進方向の横断歩道、8は交差方向の横断歩道、9は直進方向の車両用停止線、10は交差方向の車両用停止線、11は歩行者である。
【0003】
次に動作について説明する。直進方向の車両用信号機2、交差方向の車両用信号機3、直進方向の歩行者用信号機4、交差方向の歩行者用信号機5、スピーカ6は、全て制御機1に接続しており、すべての制御は制御機1が行っている。制御機1により、交差方向の車両用信号機3が赤になると、交差方向に進行している車両は、交差方向の車両用停止線10で停止する。制御機1は、交差方向の車両用信号機3を赤にした後、直進方向の車両用信号機2、直進方向の歩行者用信号機4を青にするとともに、スピーカ6から「とおりゃんせ」などの音楽を発信し、直進方向の歩行者用信号機4が青であることを目の不自由な歩行者にも知らせる。交差点を直進方向に進むために直進方向の横断歩道7の手前でとまっていた歩行者11は、直進方向の歩行者用信号機4が青になると、直進方向の横断歩道7を渡る。また、目の不自由な歩行者は、スピーカ6から発信される「とおりゃんせ」などの音楽により直進方向の歩行者用信号機4が青になったことを認識し、直進方向の横断歩道7を渡る。その後、制御機1は、所望の時間が経過すると、直進方向の歩行者用信号機4、直進方向の車両用信号機2を赤にして、直進方向の車両や歩行者を停止させ、交差方向の車両用信号機3、交差方向の歩行者用信号機5を青にする。交差方向についても以上の説明と同じ動作になる。
【0004】
このように、歩行者用信号機が青になるとスピーカ6から音楽を発信して、目の不自由な歩行者に知らせることにより、目の不自由な歩行者が安全に交差点を渡れるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来においては、目の不自由な歩行者に歩行者用信号が青になったことを知らせる手段としてスピーカから発信される音を使用しているため、例えば、目の不自由な歩行者が、近くにある別の交差点に設置されているスピーカから発信された音楽を自分が渡ろうとしている交差点で発信された音楽と誤認して、赤信号を渡ってしまったり、また、騒音防止のため夜間にスピーカからの音を止めると、目の不自由な歩行者は、歩行者用信号が青であることを認識する手段がなくなるなどの課題がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、目の不自由な歩行者が安全にかつ、夜間でも横断歩道を渡れる補助が可能な横断歩道横断支援システムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の実施の形態1による横断歩道横断支援システムは、信号発生装置にて、歩行者用信号機が青になるのに連動して、送信アンテナと送信信号発信部との接続をオンして送信アンテナから電波を放射し、携帯装置では、送信信号発信部から送信されている送信信号を検出した際にバイブレータを振動させ、上記携帯装置を保有する歩行者に歩行者用信号機が青であることを知らせるようにしたものである。
【0008】
また、この発明の実施の形態2による横断歩道横断支援システムは、信号発生装置内の送信アンテナに異なる周波数の送信信号を供給する2つの送信信号発信部を具備し、歩行者用信号機の変化に連動して、上記送信アンテナと第1または第2の送信信号発信部との接続を切り替え、携帯装置では、第1または第2の送信信号発信部から送信される第1または第2の周波数の送信信号を検出した際に、それぞれに対応した周波数でバイブレータが振動することにより、上記携帯装置を保有する歩行者に歩行者用信号機の変化を知らせるようにしたものである。
【0009】
また、この発明の実施の形態3による横断歩道横断支援システムは、交差点の複数の横断歩道のそれぞれに対応した電波を放射するように複数の送信アンテナを設置し、上記複数の横断歩道に対応した歩行者用信号機のそれぞれが青になるのに連動して、上記複数の送信アンテナと上記送信信号発信部との接続を切り替えるようにしたものである。
【0010】
また、この発明の実施の形態4による横断歩道横断支援システムは、交差点の複数の横断歩道のそれぞれに対応した電波を放射するように複数の送信アンテナを設置し、上記複数の横断歩道に対応した歩行者用信号機のそれぞれの変化に連動して、上記複数の送信アンテナと上記第1、第2の送信信号発信部との接続を切り替えるようにしたものである。
【0011】
また、この発明の実施の形態5による横断歩道横断支援システムは、携帯装置内の受信部から出力される受信レベルが、予め設定されたしきい値以下に低下したことを検出した際に、バイブレータが予め設定されている周波数で振動することにより、上記携帯装置を保有する歩行者が横断歩道から外れて交差点を渡っていることを知らせるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における横断歩道横断支援システムの運用図であり、図2はこの発明の実施の形態1における横断歩道横断支援システムの構成図である。
【0013】
図1において、12は横断歩道に対応した電波を放射するように設置した送信アンテナ、13は交差点の制御機1に接続したコントローラ、14は送信アンテナ12から放射する電波のカバーエリア、15は携帯装置である。図1において他図と同一番号は同一または同一相当のものである。
【0014】
図2において、16は予め設定されている送信信号を上記送信アンテナに供給する送信信号発信部、17は送信アンテナ12と送信信号発信部16との接続をオン/オフする切替スイッチ、18は制御機1からコントローラ13への出力信号、19はコントローラ13から切替スイッチ17に出力される制御信号、20は送信信号発信部16から送信アンテナ12に供給する送信信号、21は送信アンテナ12とコントローラ13と送信信号発信部16と切換スイッチ17とから構成される信号発信装置、22は送信アンテナ12から放射される電波、23は受信アンテナ、24は受信アンテナ23から出力される受信信号、25は受信信号24より送信信号発信部16から送信されている信号を検出する受信部、26は受信部25から出力される受信出力信号、27は受信出力信号26を受信した際に予め設定されている周波数で振動するバイブレータ、28は受信部25およびバイブレータ27の供給電源となる電源制御部、29はバッテリである。図2において他図と同一番号は同一または同一相当のものである。
【0015】
次に動作について説明する。まずはじめに信号発信装置21の動作について説明する。歩行者用信号機5が青になると、制御機1からコントローラ13に対して、歩行者用信号機5が青になったことを示す出力信号18が出力される。コントローラ13は出力信号18から歩行者用信号機5が青になったことを検出し、制御信号19を切換スイッチ17ヘ出力し、切換スイッチ17をオンして、送信アンテナ12と送信信号発信部16との間を接続する。以上の動作により、送信アンテナ12へ送信信号20が供給され、送信アンテナ12から電波22を放射し、電波のカバーエリア14を構成する。
【0016】
歩行者用信号機5が赤になると、制御機1からコントローラ13に対して、歩行者用信号機5が赤になったことを示す出力信号18が出力される。コントローラ13は出力信号18から歩行者用信号機5が赤になったことを検出し、制御信号19を切換スイッチ17へ出力し、切換スイッチ17をオフして、送信アンテナ12と送信信号発信部16との間の接続を解除する。以上の動作により、送信アンテナ12からは電波22が放射されない。
【0017】
次に携帯装置15の動作について説明する。受信アンテナ23は送信アンテナ12から放射された電波22を受信すると受信信号24を出力する。受信部25は受信信号24より送信信号発信部16から送信されている送信信号20を検出し、受信出力信号26として出力し、送信信号発信部16から送信されている送信信号20が検出できないときは受信出力信号26を出力しない。バイブレータ27は受信出力信号26を検出すると、予め設定されている周波数で振動する。
【0018】
以上のように動作することにより、例えば、携帯装置15を保有する目の不自由な歩行者に、歩行者用信号機5が青になったことを知らせ、安全に横断歩道を渡るための補助が可能となる。
【0019】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2における横断歩道横断支援システムの構成図である。
【0020】
図3において、30は予め設定されている第1の周波数の送信信号を送信アンテナ12に供給する第1の送信信号発信部、31は予め設定されている第2の周波数の送信信号を送信アンテナ12に供給する第2の送信信号発信部、32は第1の送信信号発信部から送信アンテナ12に供給される第1の周波数の送信信号、33は第2の送信信号発信部から送信アンテナ12に供給される第2の周波数の送信信号、34は第1の周波数の送信信号を受信した際に第1の受信出力信号を出力する第1の受信部、35は第2の周波数の送信信号を受信した際に第2の受信出力信号を出力する第2の受信部、36は第1の受信部から出力される第1の受信出力信号、37は第2の受信部から出力される第2の受信出力信号である。図3において他図と同一番号は同一または同一相当のものである。
【0021】
次に動作について説明する。まずはじめに信号発信装置21の動作について説明する。歩行者用信号機5が青になると、制御機1からコントローラ13に対して、歩行者用信号機5が青になったことを示す出力信号18が出力される。コントローラ13は出力信号18から歩行者用信号機5が青になったことを検出し、制御信号19を切換スイッチ17ヘ出力し、送信アンテナ12と第1の送信信号発信部30とを接続する。以上の動作により、送信アンテナ12へ第1の周波数の送信信号32が供給され、送信アンテナ12から第1の周波数の電波22を放射し、電波のカバーエリア14を構成する。
【0022】
歩行者用信号機5が赤になると、制御機1からコントローラ13に対して、歩行者用信号機5が赤になったことを示す出力信号18が出力される。コントローラ13は出力信号18から歩行者用信号機5が赤になったことを検出し、制御信号19を切換スイッチ17へ出力し、送信アンテナ12と第2の送信信号発信部31とを接続する。以上の動作により、送信アンテナ12へ第2の周波数の送信信号33が供給され、送信アンテナ12から第2の周波数の電波22を放射し、電波のカバーエリア14を構成する。
【0023】
次に携帯装置15の動作について説明する。受信アンテナ23は送信アンテナ12から放射された電波22を受信して受信信号24を出力する。第1の受信部34では受信信号24より第1の送信信号発信部30から送信されている第1の周波数の送信信号32を検出すると第1の受信出力信号36を出力する。第2の受信部35では受信信号24より第2の送信信号発信部31から送信されている第2の周波数の送信信号33を検出すると第2の受信出力信号37を出力する。バイブレータ27は第1の受信出力信号36が入力されると、予め設定されている第1の周波数で振動し、第2の受信出力信号37が入力されると、予め設定されている第2の周波数で振動する。
【0024】
以上のように動作することにより、例えば、携帯装置15を保有している目の不自由な歩行者に、歩行者用信号機が青であるか赤であるかを知らせ、安全に交差点を渡るための補助が可能となる。
【0025】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3における横断歩道横断支援システムの構成図であり、図5はこの発明の実施の形態3における横断歩道横断支援システムの運用図である。
【0026】
図4において、他図と同一番号は同一または同一相当のものである。
【0027】
図5において、38は直進方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12から放射する直進方向の電波のカバーエリア、39は交差方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12から放射する交差方向の電波のカバーエリアである。図5において、他図と同一番号は同一または同一相当のものである。
【0028】
次に動作について説明する。まずはじめに信号発信装置21の動作について説明する。交差点内の直進方向の歩行者用信号機4が青になると、制御機1からコントローラ13に対して、直進方向の歩行者用信号機4が青になったことを示す出力信号18が出力される。コントローラ13は出力信号18から直進方向の歩行者用信号機4が青になったことを検出し、制御信号19を切換スイッチ17ヘ出力し、直進方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12と送信信号発信部16との間を接続する。以上の動作により、直進方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12へ送信信号20が供給され、直進方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12から電波22を放射し、直進方向の横断歩道に対応した電波のカバーエリア38を構成する。
【0029】
交差点内の交差方向の歩行者用信号機5が青になると、コントローラ13からの制御信号19により、交差方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12と送信信号発信部16との間を接続する。以上の動作により、交差方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12ヘ送信信号20が供給され、交差方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12から電波22を放射し、交差方向の横断歩道に対応した電波のカバーエリア39を構成する。
【0030】
携帯装置15は実施の形態1と同様の動作により、送信信号発信部16から送信されている送信信号20を検出したときにバイブレータ27が予め設定されている周波数で振動する。
【0031】
以上のように動作することにより、例えば、携帯装置15を保有している目の不自由な歩行者に、直進方向の歩行者用信号機4または交差方向の歩行者用信号機5が青になったことを知らせ、安全に交差点を渡るための補助が可能となる。
【0032】
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4における横断歩道横断支援システムの構成図である。
【0033】
図6において、他図と同一番号は同一または同一相当のものである。
【0034】
次に動作について説明する。まずはじめに信号発信装置21の動作について説明する。交差点内の直進方向の歩行者用信号機4が青になると、制御機1からコントローラ13に対して、直進方向の歩行者用信号機4が青になったことを示す出力信号18が出力される。コントローラ13は出力信号18から直進方向の歩行者用信号機4が青になったことを検出し、制御信号19を切換スイッチ17ヘ出力し、直進方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12と第1の送信信号発信部30とを接続する。また、交差方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12と第2の送信信号発信部31とを接続する。
【0035】
交差点内の交差方向の歩行者用信号機5が青になった際には、コントローラ13からの制御信号19により、直進方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12と第2の送信信号発信部31とを接続し、交差方向の横断歩道に対応した送信アンテナ12と第1の送信信号発信部30とを接続するように切り替える。
【0036】
以上の動作により、直進方向の歩行者用信号機が青のときには、直進方向の横断歩道に対応した電波のカバーエリア38には第1の周波数の送信信号32が送信され、交差方向の横断歩道に対応した電波のカバーエリア39には第2の周波数の送信信号33が送信される。また、交差方向の歩行者用信号機が青のときには直進方向の横断歩道に対応した電波のカバーエリア38には第2の周波数の送信信号33が送信され、交差方向の横断歩道に対応した電波のカバーエリア39には第1の周波数の送信信号32が送信される。
【0037】
携帯装置15は実施の形態2と同様の動作により、第1の送信信号発信部30からの第1の周波数の送信信号32を検出すると、バイブレータ27が予め設定されている第1の周波数で振動し、第2の送信信号発信部31からの第2の周波数の送信信号33を検出すると、バイブレータ27が予め設定されている第2の周波数で振動する。
【0038】
以上のように動作することにより、例えば、携帯装置15を保有している目の不自由な歩行者に、直進方向の歩行者用信号機4または交差方向の歩行者用信号機5のどちらが青であるかを知らせ、安全に交差点を渡るための補助が可能となる。
【0039】
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態4における横断歩道横断支援システムの構成図であり、図8はこの発明の実施の形態4における携帯装置の動作を説明するための携帯装置を保有している歩行者の位置と携帯装置の受信部から出力される受信レベルとの関係を示した図である。
【0040】
図7において、40は受信部25から出力される受信レベル、41は予め設定されているしきい値と受信レベル40の大小比較を行うしきい値比較部、42はしきい値比較部41から出力されるアラーム信号である。図7において、他図と同一番号は同一または同一相当のものである。
【0041】
図8において、43は携帯装置15を保有している歩行者の位置を示す位置軸、44は受信部25から出力される受信レベル40の変化を示す受信レベル軸、45はしきい値比較部41に予め設定されているしきい値、46は受信レベル40がしきい値45と同じになったときの上記携帯装置を保有する歩行者の位置である。図8において、他図と同一番号は同一のものである。
【0042】
次に動作について説明する。信号発生装置21は実施の形態1、2、3および、実施の形態4と同様の動作である。
【0043】
歩行者用信号機5が青になり、携帯装置15を保有している歩行者11が、横断歩道8を渡る際に、直進せずに横断歩道から外れて渡っていくと、受信レベル40が低下する。その後、さらに横断歩道から外れていくと、受信レベル40はさらに低下する。しきい値比較部41は受信レベル40が予め設定されているしきい値45以下になるとアラーム信号42を出力する。バイブレータ27はアラーム信号42が入力されると、予め設定されているアラーム用の周波数で振動する。
【0044】
以上のように動作することにより、例えば、携帯装置15を保有している目の不自由な歩行者が、横断歩道を渡る際に、横断歩道から外れることなく安全に交差点を渡るための補助が可能となる。
【0045】
【発明の効果】
この発明の実施の形態1によれば、信号発生装置にて歩行者用信号機が青になるのに連動して送信アンテナから送信信号を送信し、携帯装置にてこの送信信号を検出してバイブレータが振動することにより、携帯装置を保有する歩行者に歩行者用信号機が青になったことを知らせることができる効果があり、目の不自由な歩行者が、安全に横断歩道を渡るための補助が可能となる。また、騒音防止のため、夜間に交差点のスピーカからの音を止めても、目の不自由な歩行者に歩行者用信号機の変化を知らせることも可能となる。
【0046】
また、この発明の実施の形態2によれば、信号発生装置にて歩行者用信号機が青になったときには、送信アンテナから第1の周波数の送信信号を送信し、歩行者用信号機が赤になったときには、送信アンテナから第2の周波数の送信信号を送信して、携帯装置にて第1または第2の周波数の送信信号のどちらが送信されているかを検出し、バイブレータが送信されている送信信号のそれぞれに対応した第1または第2の周波数で振動することにより、携帯装置を保有する歩行者に歩行者用信号機が青であるか赤であるかを知らせることができる効果があり、目の不自由な歩行者が、安全に横断歩道を渡るための補助が可能となる。また、騒音防止のため、夜間に交差点のスピーカからの音を止めても、目の不自由な歩行者に歩行者用信号機の変化を知らせることも可能となる。
【0047】
また、この発明の実施の形態3によれば、実施の形態1と同様な効果があり、目の不自由な歩行者が、安全に横断歩道を渡るための補助が可能となる。また、騒音防止のため、夜間に交差点のスピーカからの音を止めても、目の不自由な歩行者に歩行者用信号機の変化を知らせることも可能となる。
【0048】
また、この発明の実施の形態4によれば、実施の形態2と同様な効果があり、目の不自由な歩行者が、安全に横断歩道を渡るための補助が可能となる。また、騒音防止のため、夜間に交差点のスピーカからの音を止めても、目の不自由な歩行者に歩行者用信号機の変化を知らせることも可能となる。
【0049】
また、この発明の実施の形態5によれば、携帯装置にて受信レベルが予め設定されているしきい値以下に低下したこと検出し、バイブレータがアラーム用の周波数で振動することにより、携帯装置を保有する歩行者が横断歩道から外れて渡っていることを知らせることができる効果があり、目の不自由な歩行者が、安全に横断歩道を渡るための補助が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における横断歩道横断支援システムの運用図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における横断歩道横断支援システムの構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における横断歩道横断支援システムの構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3における横断歩道横断支援システムの構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3における横断歩道横断支援システムの運用図である。
【図6】 この発明の実施の形態4における横断歩道横断支援システムの構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態5における横断歩道横断支援システムの構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態5における携帯装置の動作を説明する図である。
【図9】 従来の横断歩道横断支援システムの運用図である。
【符号の説明】
1 制御機、2 直進方向の車両用信号機、3 交差方向の車両用信号機、4直進方向の歩行者用信号機、5 交差方向の歩行者用信号機、6 スピーカ、7 直進方向の横断歩道、8 交差方向の横断歩道、9 直進方向の車両用停止線、10 交差方向の車両用停止線、11 歩行者、12 送信アンテナ、13コントローラ、14 電波のカバーエリア、15 携帯装置、16 送信信号発信部、17 切替スイッチ、18 出力信号、19 制御信号、20 送信信号、21 信号発信装置、22 電波、23 受信アンテナ、24 受信信号、25 受信部、26 受信出力信号、27 バイブレータ、28 電源制御部、29 バッテリ、30 第1の送信信号発信部、31 第2の送信信号発信部、32 第1の周波数の送信信号、33 第2の周波数の送信信号、34 第1の受信部、35 第2の受信部、36 第1の受信出力信号、37 第2の受信出力信号、38 直進方向の横断歩道に対応した電波のカバーエリア、39 交差方向の横断歩道に対応した電波のカバーエリア、40 受信レベル、41 しきい値比較部、42 アラーム信号、43 位置軸、44 受信レベル軸、45 しきい値、46 歩行者の位置。
Claims (4)
- 横断歩道に対応し、横断歩道外よりも横断歩道内の電波強度が強い電波を放射するように設置した送信アンテナと、予め設定されている送信信号を上記送信アンテナに供給する送信信号発信部と、上記送信アンテナと上記送信信号発信部との接続をオン/オフする切替スイッチと、横断歩道の信号機を制御している制御機に接続し、切替スイッチの切り替えをするコントローラとからなる信号発信装置と、
上記送信アンテナから放射された電波を受信し受信信号を出力する受信アンテナと、上記受信信号から上記送信信号発信部より送信されている送信信号を検出し受信出力信号を出力する受信部と、上記受信出力信号レベルと予め設定されたしきい値とを比較し上記受信出力信号レベルが予め設定されたしきい値以下になったときにアラーム信号を発するしきい値比較部と、上記受信出力信号を受信した際に予め設定された第1の周波数で振動し、上記アラーム信号を受信した際に予め設定された第2の周波数で振動するように予め設定されているバイブレータとからなる携帯装置と、
から構成されていることを特徴とした横断歩道横断支援システム。 - 横断歩道に対応し、横断歩道外よりも横断歩道内の電波強度が強い電波を放射するように設置した送信アンテナと、予め設定された第1の周波数の送信信号を上記送信アンテナに供給する第1の送信信号発信部と、予め設定された第2の周波数の送信信号を上記送信アンテナに供給する第2の送信信号発信部と、上記送信アンテナと上記第1および第2の送信信号発信部との接続を切り替える切替スイッチと、横断歩道の信号機を制御している制御機に接続し、上記切替スイッチの切り替えをするコントローラとからなる信号発信装置と、
上記送信アンテナから放射された電波を受信し受信信号を出力する受信アンテナと、上記受信信号から第1の周波数の送信信号を検出したときに第1の受信出力信号を出力する第1の受信部と、第2の周波数の送信信号を検出したときに第2の受信出力信号を出力する第1の受信部と、上記第1あるいは第2のいづれかの受信出力信号レベルと予め設定されたしきい値とを比較し上記第1あるいは第2のいづれかの受信出力信号レベルが予め設定されたしきい値以下になったときにアラーム信号を発するしきい値比較部と、
上記第1の受信出力信号を受信した際に予め設定された第1の周波数で振動し、上記第2の受信出力信号を受信した際に予め設定された第2の周波数で振動し、上記アラーム信号を受信した際に予め設定された第3の周波数で振動するように予め設定されているバイブレータとからなる携帯装置と、
から構成されていることを特徴とした横断歩道横断支援システム。 - 交差点の複数の横断歩道のそれぞれに対応し、横断歩道外よりも横断歩道内の電波強度が強い電波を放射するように複数の送信アンテナを設置し、上記複数の横断歩道に対応した歩行者用信号機のそれぞれが青になるのに連動して、上記複数の送信アンテナと上記送信信号発信部との接続を切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の横断歩道横断支援システム。
- 交差点の複数の横断歩道のそれぞれに対応し、横断歩道外よりも横断歩道内の電波強度が強い電波を放射するように複数の送信アンテナを設置し、上記複数の横断歩道に対応した歩行者用信号機のそれぞれの変化に連動して、上記複数の送信アンテナと上記第1または第2の送信信号発信部との接続を切り替えるようにしたことを特徴とする請求項2記載の横断歩道横断支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28828497A JP3783368B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 横断歩道横断支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28828497A JP3783368B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 横断歩道横断支援システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11120483A JPH11120483A (ja) | 1999-04-30 |
JP3783368B2 true JP3783368B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=17728177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28828497A Expired - Fee Related JP3783368B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 横断歩道横断支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3783368B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100908834B1 (ko) * | 2002-12-27 | 2009-07-21 | 엘지전자 주식회사 | 휴대폰의 교통신호등 점등시간 안내 방법 |
JP5017553B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2012-09-05 | 有限会社アール・シー・エス | 歩行者の移動支援方法 |
JP4967910B2 (ja) * | 2007-08-02 | 2012-07-04 | 住友電気工業株式会社 | 通信システム、歩行者用交通信号灯器及び交通信号制御機 |
CN104318760B (zh) * | 2014-09-16 | 2016-08-24 | 北方工业大学 | 一种基于似物性模型的路口违章行为智能检测方法及系统 |
JP6411404B2 (ja) | 2016-05-27 | 2018-10-24 | 京セラ株式会社 | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム |
-
1997
- 1997-10-21 JP JP28828497A patent/JP3783368B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11120483A (ja) | 1999-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2071504C (en) | Golf cart control system | |
US4443790A (en) | Broadcast band siren alarm transmitter system for vehicles | |
EP0440673B1 (en) | Method and apparatus for automatically adjusting the output power of a transmitter | |
CN102291653A (zh) | 车辆存在通知装置 | |
JP3783368B2 (ja) | 横断歩道横断支援システム | |
JP2012015900A (ja) | 音発生システム、超音波発信装置、及び、超音波発信方法 | |
JPH02256331A (ja) | 無線通信システム | |
JPWO2016162936A1 (ja) | 施解錠システム | |
JP2800791B2 (ja) | 横断支援装置 | |
JP2002150475A (ja) | 横断支援システム、横断支援装置及び携帯型端末装置 | |
JP2002015394A (ja) | 通信方法、視覚補助システム、歩行補助端末 | |
KR100813879B1 (ko) | 시각 장애인용 신호등 시스템 및 이를 이용한 신호등 제어방법 | |
JPH10283573A (ja) | 緊急電波発信装置付き緊急車両、緊急電波受信装置付き車両及び緊急電波受信装置付き電子機器 | |
JP4257007B2 (ja) | 徘徊者監視装置 | |
JPH11215561A (ja) | 無線移動通信端末の着信音鳴動制御方法、無線移動通信端末及び無線移動通信システム | |
JP2003051092A (ja) | 受信距離制限回路付き受信機及び危険防止警告発信器 | |
JP7138409B2 (ja) | 押ボタン箱の制御連携システム | |
JPH09319983A (ja) | 警報装置及び警報システム | |
CN215976963U (zh) | 一种路况定向提醒装置 | |
KR200410492Y1 (ko) | 시각장애인용 보행자 신호등 안내장치 | |
GB2273149A (en) | Light bar warning system for vehicles | |
JPH10257571A (ja) | 所在報知機能を有する物品 | |
JP2004261237A (ja) | 遠隔操作玩具、並びにその拡張ユニット、移動体及び付属装置 | |
JP2005159654A (ja) | 超指向性スピーカを利用した複合音声案内システムと方法およびプログラム | |
JPH056497A (ja) | 自動車用警報装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040304 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050301 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060306 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |