JP3783189B2 - ステアリング操作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設車両のステアリング操作装置に関し、特には小さい操作角度で安定してステアリングを操作できるステアリング操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、建設車両のステアリング方式としては、ハンドル方式とジョイスティックレバー方式がある。ハンドル方式は、オペレータが運転席に設けたハンドルを回転操作することによって回転操作角に略比例したステアリング角が得られるもので、回転操作角の最大は例えば左右にそれぞれ2〜3回転させるようになっている。このハンドル方式によれば、回転操作角に対応したステアリング角が得られるので、ステアリングの微操作が可能である。また、自動車の運転と同じ操作感覚で運転できるので、走行が容易である。
【0003】
一方、ジョイスティックレバー方式は、オペレータが運転席に設けたジョイスティックレバーを傾倒操作することにより、その傾倒操作角に略比例したステアリング速度(ステアリング角の変化速度)が得られる。また、傾倒操作角の最大は左右にそれぞれ手首の回転最大角であり、これにより片手で操作が可能となっている。このため、作業機を操作しながら走行する場合の走行が容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のステアリング方式には、次のような問題がある。
まず、ハンドル方式の場合は、大きなステアリング角を得るためには大きな回転操作角を必要とするため、ステアリングの切り替えが頻繁に要求される建設車両では、オペレータの疲労の一原因となっている。また、作業中の走行時には、片手でハンドル操作を行う必要があり、操向操作が非常にやり難いという問題も有る。
【0005】
また、ジョイスティックレバー方式では、ジョイスティックレバーの傾倒操作角に略比例したステアリング速度が得られるため、レバーを傾倒した状態ではステアリングがますます大きく切られる。このため、1回の操向操作時にステアリング角が目標ステアリング角になる毎に、ジョイスティックレバーを中立位置に戻してステアリング速度を0に復帰させる必要があり、さらにステアリング角を直進位置に戻すときに、これと同様の操作を反対方向に行う必要がある。したがって、操作回数が増加してオペレータの負担が増える。また、微少のステアリング角を操作するには、短時間の間に微少傾倒角で逆のレバー操作を連続して行わなければならないので、非常に操作が困難であり、操向が不安定になり易い。
【0006】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、操作性が良く、特に微小ステアリング操作性が良いステアリング操作装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1構成に記載の発明は、建設車両のステアリング操作装置において、略水平方向に回転するステアリング操作軸6と、ステアリング操作軸6に連結バー4を介して連結され、ステアリング操作軸6から所定の水平距離だけ離れて略水平方向に旋回してステアリング操作軸6を回転させるレバー3と、ステアリング操作軸6の略下方に配置され、かつ、同軸心上に設けた入力軸とフィードバック軸とのそれぞれの回転角度の偏差角に略比例したパイロット油圧を出力して建設車両のステアリング角を制御するパイロットバルブ8とを備え、前記パイロットバルブ8の入力軸と前記ステアリング操作軸6とは、長手方向に伸縮自在で、かつ両端部の位置が長手方向に直交する方向に移動自在なユニバーサルジョイント25からなる連結手段7により連結されている。
【0008】
第1構成に記載の発明によれば、ステアリング操作軸から水平方向に所定距離離れたレバーでステアリング操作軸を水平方向に回転させるので、水平回転角の大きさがオペレータにとってステアリング操作量として感じとられ易い。したがって、わずかなレバーの動きにより操作量の微調整が可能となる。また、ステアリング操作軸がパイロットバルブの入力軸に対して水平方向及び上下方向に移動自在となるように、ステアリング操作軸とパイロットバルブの入力軸とが、長手方向に伸縮自在で、かつ両端部の位置が長手方向に直交する方向に移動自在なユニバーサルジョイントからなる連結手段により連結されており、したがって、オペレータの体格等に合わせてレバー及びステアリング操作軸を移動してもこの連結手段によってパイロットバルブの入力軸にステアリング操作軸の回転角度を伝達できる。これにより、オペレータの操作が楽な位置にオペシート及びステアリング操作軸を移動させることができるので、ステアリングの操作性が向上する。
【0009】
また、第2構成に記載の発明は、第1構成記載のステアリング操作装置において、
前記ステアリング操作軸6が、オペレータが前記レバー3を握った際に手首の略下方に位置するようにしている。
【0010】
第2構成に記載の発明によれば、オペレータがレバーを握った際に手首の略下方にステアリング操作軸が位置しているので、レバーが手首を中心に回転する。これにより、ステアリングの操作性、特に微少操作時の操作性が向上する。
【0011】
また、第3構成に記載の発明は、第1構成記載のステアリング操作装置において、オペレータが前記レバー3を握る際に肘又は腕を固定するアームレスト9を備えている。
【0012】
第3構成に記載の発明によれば、アームレストにより肘又は腕を固定して安定した状態でステアリング操作を行なえるので、操向の操作性が向上する。
【0013】
また、第4構成に記載の発明は、第3構成記載のステアリング操作装置において、前記レバー3とアームレスト9の位置が、オペレータの着座するオペシート1に対して略水平方向及び上下方向の少なくともいずれか一方に調整可能とされている。
【0014】
第4構成に記載の発明によれば、前記レバーとアームレストの位置が、オペレータの着座するオペシートに対して略水平方向及び上下方向の少なくともいずれか一方に調整可能とされているので、オペレータの体格に合わせてレバーとアームレストとを調整することができる。よって、オペレータが自然な状態で操向を行なえるので、操向の操作性が向上する。
【0017】
また、第5構成に記載の発明は、第1構成記載のステアリング操作装置において、前記パイロットバルブ8の入力軸8Aと前記ステアリング操作軸6の回転軸6Aとが、略平行に配置されている。
【0018】
第5構成に記載の発明によれば、パイロットバルブの回転軸と、ステアリング操作軸の回転軸とが略平行なので、ステアリング操作軸の回転をパイロットバルブに伝える前記連結手段の構造が簡単化され、またステアリング操作軸の回転を効率的に伝達することができる。
【0019】
また、第6構成に記載の発明は、第1〜5構成のいずれかに記載のステアリング操作装置において、建設車両のステアリング角が、前記ステアリング操作軸6の回転角度に略比例するようにしている。
【0020】
第6構成に記載の発明によれば、ステアリング操作軸の回転角度(すなわちレバーの操作角度)に略比例したステアリング角度となるように制御されるので、ステアリング角が目標ステアリング角になった時にレバーを中央位置に戻す必要がなくなる。よって操作回数が少なくなるので、オペレータの疲労度が低減する。また、レバーの操作角度に対してステアリング速度が変化することがなく、ステアリングを安定に操作可能である。さらに、ステアリング操作軸の回転角度及び回転方向とステアリング角及びステアリング旋回方向とを容易に対応づけられる。これにより、オペレータはステアリングの操作感覚が直感的でわかりやすく、ステアリング操作が容易となる。
【0021】
また、第7構成に記載の発明は、第1〜6構成のいずれかに記載のステアリング操作装置において、建設車両の速度に応じてステアリング角の変化速度を変更するようにしている。
【0022】
第7構成に記載の発明によれば、建設車両の速度に応じて、ステアリング角が変化する速度を変更している。例えば高速走行時には、ステアリング角が大き過ぎたり、あるいはステアリングを速く切り過ぎたりすると、急ハンドルによる横滑り等の走行不安定な状態が発生する。したがって、この時にはステアリング角の変化速度を遅くすることによって、これを防ぐことができ、安定な走行が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4に基づいて、実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態に係わるステアリング操作装置の図を示している。同図において、図示しない運転室の床面上に配設されたオペシート1の側方には、ステアリングボックス2がスライドレール1Aを介して車両の前後方向(図中左右方向)に移動自在に設置されており、このステアリングボックス2は、その外側に設けられたレバー1Bの回動操作によってオペシート1に対して前後方向に移動可能あるいは固定可能とされなっている。ステアリングボックス2の後部上面2Aにはアームレスト9が上下方向に移動自在に取着されている。なお、本実施形態では、オペシート1と反対側のステアリングボックス2の側面を前記後部上面2Aより上方に突出して設けた側板21に所定個数の上下方向の長孔22をあけ、この長孔22の位置に略一致させてアームレスト9の側面にネジ孔をあけ、側板21の外側から長孔22を介して上記ネジ孔にスクリュー23を挿入することにより、アームレスト9を上下方向に移動自在としている。
【0026】
また、ステアリングボックス2の前部内には、ステアリング操作軸6が回転軸6Aの回りに略水平方向に回転自在に配設されており、このステアリング操作軸6にステアリング操作用のレバー3の下端部がステアリングボックス2内の連結バー4を介して連結されている。レバー3の上部は、ステアリングボックス2の上面に設けられた円弧状の孔18(詳細は後述する)を経由して上向きに突出している。オペレータがレバー3を握った状態で、ステアリング操作軸6がオペレータの手首の略下方に位置するように構成されている。このとき、レバー3がステアリング操作軸6を中心にして回転する範囲の略中央位置(すなわち車両の略前方向に一致している位置)から回転した角度を回転角θとする。
【0027】
また、ステアリング操作軸6の略下方で、かつ運転室床面の下方の車体には、パイロットバルブ8が配設されている。このパイロットバルブ8は同軸心8C上に入力軸8A及びフィードバック軸8Bを有しており、入力軸8Aの回転角とフィードバック軸8Bの回転角との偏差角に応じたパイロット油圧を発生させる。ステアリング操作軸6の回転軸6Aとこのパイロットバルブ8の軸心8Cとは、略平行に設けられている。
【0028】
また、ステアリング操作軸6とパイロットバルブ8の入力軸8Aとは、上下方向に伸縮自在で、かつ両端部の位置が互いに水平方向に移動自在な連結手段7を介して連結されており、ステアリング操作軸6の回転角θをパイロットバルブ8に伝達している。尚、本実施形態では、連結手段7は中央部7Cが長手方向(図中矢視X方向)に伸縮自在なユニバーサルジョイント25により構成されている。オペシート1は、オペレータがその体格に合わせてオペシート1の位置を調整できるように、シートスライド機構1C及びシート上下機構1Dによってそれぞれ上下方向及び前後方向に移動可能とされている。このシートスライド機構1C及びシート上下機構1Dによってステアリング操作軸6の位置が移動しても、上記連結手段7により回転角θが伝達される。
【0029】
また、前記ユニバーサルジョイント25は、前記伸縮自在な中央部7Cを有すると共に、その両端部にジョイント部7A,7Bを有しており、このジョイント部7A,7Bと中央部7Cとはそれぞれの長手方向が互いに所定角度以内で交差しているときに回転自在に連結されている。これにより、ジョイント部7A,7Bの位置が互いに水平方向及び/又は上下方向に移動しても、ジョイント部7Aの回転角θをジョイント部7Bに伝達することが可能とされている。そして、ジョイント部7A,7Bはそれぞれステアリング操作軸6及びパイロットバルブ8の入力軸8Aに接続されているので、ステアリング操作軸6とパイロットバルブ8の入力軸8Aとの位置関係が変化しても、ステアリング操作軸6の回転角θをパイロットバルブ8の入力軸8Aに伝達することができる。
【0030】
次に、パイロットバルブ8を含むステアリング角度制御手段の一例について説明する。図2に、ステアリング角度制御手段のブロック図を示す。尚、ここでは、操向手段としてアーティキュレート式を例に挙げて説明する。また、2重線で記載された矢印は、油圧の伝達を示している。
このステアリング角度制御手段は、パイロットバルブ8と、パイロットバルブ8にパイロット圧油を供給するパイロット油圧源11と、パイロットバルブ8から出力されたパイロット油圧を所定の演算(後述)により変換する制御器12と、制御器12を介して変換されたパイロット油圧信号に応じてステアリング角を制御する左右の油圧シリンダ16A、16Bを駆動するステアリングバルブ13と、ステアリングバルブ13にメインの圧油を供給するステアリング油圧源14と、ステアリングバルブ13から出力された圧油の流量に応じてアーティキュレート式ステアリングを操作する左右の油圧シリンダ16A,16Bと、建設車両の走行速度を検出し、車速信号を制御器12に出力する車速検出器17を備えている。また、左右の油圧シリンダ16A,16Bの作用によりアーティキュレートした量(ステアリング角に比例する)は、機械的なリンク機構(図示せず)によりパイロットバルブ8のフィードバック軸8Bにフィードバックされ、前記入力軸8Aとフィードバック軸8Bとの偏差角が小さくなるようにしている。
【0031】
上記ステアリング角度制御手段の作動を、以下に説明する。
まず、最初中立位置にあったパイロットバルブ8では、ステアリングボックス2のステアリング操作軸6から伝達された回転角θに応じて入力軸8Aが回転し、このときのフィードバック軸8Bとの偏差角に略比例したパイロット油圧が発生して、制御器12に入力される。制御器12はこの入力したパイロット油圧を所定の演算により変換し、ステアリングバルブ13の操作部に左右の油圧シリンダ16A,16Bを伸縮させるパイロット油圧信号として出力する。ステアリングバルブ13はこのパイロット油圧信号に基づいて、ステアリング油圧源14から吐出された圧油の流量及び方向を制御し、左右の油圧シリンダ16A,16Bを伸縮させる。これにより、建設車両がアーティキュレートによって操向される。そして、この左右の油圧シリンダ16A,16Bの伸縮量(即ちステアリング角に相当する)は図示しないリンク機構によってパイロットバルブ8のフィードバック軸8Bにフィードバックされ、ステアリング角が前記回転角θに対応する角度になったときにパイロットバルブ8の出力は停止され、操向制御を終了する。
【0032】
このとき、車速検出器17は建設車両の走行速度を検出しており、その車速信号を制御器12に出力している。制御器12は、所定の関係式又は演算テーブルに基づいて、車速に応じてパイロットバルブ8から出力される前記パイロット油圧信号の大きさを変換する。即ち、例えば図3に示すように、車速が高い時にはパイロット油圧信号の大きさを減らすことによって、ステアリング角の変化量を小さくしている。これは、高速走行時にステアリングを速く変化させると、あるいはステアリング角を大きくすると、急旋回状態となって走行が不安定となりやすいので、これを防ぐためである。尚、図3に示すカーブ形状は上記所定の関係式又は演算テーブルの一例であって、本発明はこのようなカーブ形状に限定されるものではない。
【0033】
図4に、レバー3近傍の平面図を示す。同図に示すように、レバー3はステアリングボックス2の上面に設けられた円弧状の孔18から斜め上方に突出しており、ステアリング操作軸6を中心として水平方向に旋回可能とされている。
【0034】
このとき、円弧状の孔18はステアリング操作量を分かりやすいように表わしている。即ち、孔18のどの位置にレバー3が位置しているかによって、建設車両のステアリング角が現在どの程度となっているかがオペレータに直感的に理解できる。また、右いっぱいにステアリングを切ったときには、レバー3が孔18の右端位置に、左いっぱいにステアリングを切ったときには、レバー3が孔18の左端位置に達するようにしている。また、孔18の中央には直進を表す可視マーク(例えば矢印)がつけられており、孔18の左右端部横にはそれぞれ左折と右折を表す可視マークL,Rがつけられている。これらによって実際に車両のステアリング角を見なくてもステアリング角の大きさが分かるので、操向の操作性が向上する。また、ステアリングボックス2が孔18を有しない構造(例えばステアリングボックス2の外にステアリング操作軸6があるような構造)であっても、レバー3が旋回する円弧状の軌跡の周囲に可視マークをつけることで、操向の操作性が向上することは言うまでもない。
【0035】
以上説明したように、本発明によると、オペシート1に着座したオペレータは、アームレスト9に肘や腕を固定しながら手でレバー3を掴んでステアリング操作が行えるので、手首及び指の操作が非常に楽になる。このときアームレスト9に肘や腕を固定することにより、車体のロールやピッチングに対して手首を固定できるので、ステアリング操作が非常に安定する。また、ステアリング操作軸6の回転軸6Aが略上下方向を向いており、かつ、レバー3を握ったオペレータの手首の略下方に前記回転軸6Aが位置しているので、オペレータは手首を中心としてレバー3を水平方向に旋回させてステアリング操作が行える。したがって、手首の回転によりステアリング操作が可能となり、微小操作量ですむのでオペレータの負荷が軽減する。また、ステアリング操作軸6を中心にレバー3を水平方向に旋回させて操作するので、ステアリングの旋回の感覚にマッチする。さらに、このステアリング操作軸6の回転角θに応じてステアリング角が制御されるので、従来のステアリング速度を制御するレバー操作に比べて操作回数が減少すると共に、微小ステアリング角を操作するときでも操向の安定性が良い。
【0036】
前記ステアリング操作軸6と、このステアリング操作軸6の回転角θを入力するパイロットバルブ8の入力軸8Aとは、ステアリング操作軸6が前記入力軸8Aに対して水平方向及び上下方向に移動自在になるように連結手段7により連結されているので、オペシート1の位置が調整されるに伴ってレバー3及びステアリング操作軸6の位置がパイロットバルブ8に対して移動しても、ステアリング操作軸6の回転角θが確実にパイロットバルブ8の入力軸8Aに伝達される。
【0037】
なお、上記実施形態では、ステアリング操作軸6とパイロットバルブ8の入力軸8Aとを連結し、パイロットバルブ8によりステアリングバルブ13を介してステアリング角制御用の油圧シリンダ16A,16Bを駆動する例を示しているが、本発明はこの構成に限定されない。すなわち、油圧シリンダ16A,16Bの制御流量が少なくても良い場合には、上記パイロットバルブ8により直接油圧シリンダ16A,16Bの流量を制御し、レバー3の旋回操作量に略比例したステアリング角となるように制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるステアリング操作装置の説明図。
【図2】ステアリング角度制御手段のブロック図。
【図3】車速とパイロット油圧信号と関係の一例を示す説明図。
【図4】レバー近傍の平面図。
【符号の説明】
1 オペシート
1A スライドレール
2 ステアリングボックス
3 レバー
4 連結バー
6 ステアリング操作軸
6A 回転軸
7 連結手段
8 パイロットバルブ
8A 入力軸
8B フィードバック軸
9 アームレスト
11 パイロット油圧源
12 制御器
13 ステアリングバルブ
14 ステアリング油圧源
16 ステアリングシリンダ
17 車速検出器
18 孔
25 ユニバーサルジョイント
Claims (7)
- 建設車両のステアリング操作装置において、
略水平方向に回転するステアリング操作軸(6) と、
ステアリング操作軸(6) に連結バー(4)を介して連結され、ステアリング操作軸(6)
から所定の水平距離だけ離れて略水平方向に旋回してステアリング操作軸(6) を回転させるレバー(3) と、
ステアリング操作軸 (6) の略下方に配置され、かつ、同軸心 (8C) 上に設けた入力軸 (8A) とフィードバック軸 (8B) とのそれぞれの回転角度の偏差角に略比例したパイロット油圧を出力して建設車両のステアリング角を制御するパイロットバルブ (8)
とを備え、
前記パイロットバルブ (8) の入力軸 (8A) と前記ステアリング操作軸 (6) とは、長手方向に伸縮自在で、かつ両端部の位置が長手方向に直交する方向に移動自在なユニバーサルジョイント (25) からなる連結手段 (7)
により連結された
ことを特徴とするステアリング操作装置。 - 請求項1記載のステアリング操作装置において、
前記ステアリング操作軸(6) が、オペレータが前記レバー(3) を握った際に手首の略下方に位置するようにした
ことを特徴とするステアリング操作装置。 - 請求項1記載のステアリング操作装置において、
オペレータが前記レバー(3) を握る際に肘又は腕を固定するアームレスト(9)を備えた
ことを特徴とするステアリング操作装置。 - 請求項3記載のステアリング操作装置において、
前記レバー(3) とアームレスト(9) の位置が、オペレータの着座するオペシート(1)
に対して略水平方向及び上下方向の少なくともいずれか一方に調整可能とされた
ことを特徴とするステアリング操作装置。 - 請求項1記載のステアリング操作装置において、
前記パイロットバルブ(8) の入力軸(8A)と前記ステアリング操作軸(6) の回転軸(6A)とが、略平行に配置された
ことを特徴とするステアリング操作装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のステアリング操作装置において、
建設車両のステアリング角が、前記ステアリング操作軸(6) の回転角度に略比例するようにした
ことを特徴とするステアリング操作装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のステアリング操作装置において、
建設車両の速度に応じてステアリング角の変化速度を変更するようにした
ことを特徴とするステアリング操作装置。
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