JP2568422Y2 - 多関節建設機械の作業機操作装置 - Google Patents

多関節建設機械の作業機操作装置

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JP2568422Y2 JP1992007475U JP747592U JP2568422Y2 JP 2568422 Y2 JP2568422 Y2 JP 2568422Y2 JP 1992007475 U JP1992007475 U JP 1992007475U JP 747592 U JP747592 U JP 747592U JP 2568422 Y2 JP2568422 Y2 JP 2568422Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は油圧式掘削機などの多関
節を有する建設機械に関し、特に該多関節を有する建設
機械の作業機操作レバーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】多関節を有する建設機械の作業機操作装
置、特に操作レバーの変位方向と一致する方向に作業機
を駆動制御するようにして、作業機の操作感覚が人間の
感覚にマッチするようにした構成は、従来、例えば図6
〜図8に示すような本出願人による「特願平2−742
」がある。図6における油圧式掘削機は、作業機と
してブーム30、アーム31、バケット32を有し、こ
れらブーム30、アーム31、バケット32はブームシ
リンダ33、アームシリンダ34、バケットシリンダ3
5によって駆動される。また、上部旋回体36は下部走
行体37上で矢印のように旋回する。これら作業機30
〜32は通常、運転室38内に配置された、図7に示さ
れるような2本の作業機操作レバーLV1,LV2によ
って操作される。Aは上部旋回体36上におけるブーム
30の回動支点、Bはブーム30上におけるアーム31
の回動支点、Cはアーム31上におけるバケット32の
回動支点であり、これら回動支点B,Cの位置はAを原
点とするX−Y座標により表わされる。なお、L1,L
2,L3は、それぞれ前記回動支点AB間の距離、回動
支点BC間の距離、回動支点Cとバケット32の刃先間
の距離である。
【0003】図7は図6に示す油圧式掘削機の運転室3
8内に配置される運転席を概略的に示すもので、作業機
操作レバーLV1 はブーム30およびアーム31を連動
駆動操作し、作業機操作レバーLV2 の前後方向の操作
は上部旋回体36を旋回駆動操作させるものである。作
業機操作レバーLV1 は図7にも示すように、運転席の
床に対して略平行に取り付けられており、ブーム30、
アーム31およびバケット32を含む平面と略平行な平
面に近い球面上を自在に変位できるように構成されてい
る。この作業機操作レバーLV1 は、図6に示すバケッ
ト32の回動支点Cに対する速度指令Vcを与えるもの
で、この速度指令Vcの方向に一致する方向にバケット
30の回動支点Cが移動するようブーム30およびアー
ム31が回転駆動される。即ち、作業機操作レバーLV
1 の変位方向とバケット32の回動支点Cの移動方向は
完全に一致すると共に、作業機操作レバーLV1 の変位
量L1 はバケット30の回動支点Cの移動速度に対応し
ている。なお、この作業機操作レバーLV1 の変位方向
は車体を基準とした相対角度を示すもので、絶対的な方
向を示すものではない。図7に示すように、作業機操作
レバーLV2 は作業機操作レバーLV1 とは違って通常
どおり略垂直方向に配設されており、その前後方向操作
によってバケット3のチルト(掘削側への回転)/ダン
プ(排土側への回転)を行い、また、左右方向操作によ
って上部旋回体36が左右旋回を行うように駆動制御す
る。
【0004】図8は前記従来技術の制御駆動系の構成を
示すもので、作業機操作レバーLV1 、LV2 の各変位
方向および変位量L1X ,L1Y ,L2はレバー変位検出器
20x,20y,21で検出され、それらの検出出力X
c',YC'はコントローラ22に入力される。また、ブー
ム角センサ17、アーム角センサ18、バケット角セン
サ19によってブーム角α、アーム角β、バケット角γ
(図6参照)がそれぞれ検出され、該角検出値α、β、
γがコントローラ22に入力される。即ち、コントロー
ラ22では、レバー変位検出器20x, 20yから入力
されたバケット32の回動支点Cにおける速度指令Vc
に関するX,Y方向の各ベクトルXc',Yc'と、ブーム
角センサ17,アーム角センサ18により検出したブー
ム角αとアーム角β、および定数であるブーム長L1 、
アーム長L2 によりブーム30の回転速度指令α’とア
ーム31の回転速度指令β’を求める(詳細は本出願人
による「特願平2−74251」参照)。ところで、ブ
ームシリンダ33への供給流量は車体に対するブーム3
0の回転速度に対応し、アームシリンダ34への供給流
量はブーム30に対するアーム31の回転速度に対応し
ているため、コントローラ22はブーム30の回転速度
指令α’をブーム駆動系23へ、ブーム30に対するア
ーム31の回転速度指令β’をアーム駆動系24へ出力
する。
【0005】また、コントローラ22はレバー変位検出
器21から入力されたバケット32の回転速度指令γ’
をバケット駆動系25に出力する。このように本従来例
においては、作業機操作レバーLV1 をオペレータの前
方側方に配置し、この作業機操作レバーLV1 の変位方
向と一致する方向にバケット回動支点Cが移動するよう
にブーム30およびアーム31を駆動制御するように
し、かつ、作業機操作レバーLV2 の操作方向もバケッ
ト32の移動方向と一致させるようにしたので、作業機
の操作感覚が人間の感覚にマッチするようになり、誤操
作が減少すると共に、複雑な複合操作も容易になし得る
ようになる。
【0006】図9は他の従来技術である「特開平2−1
01511」を示す図で、作業機操作レバー40による
バケット回動支点Cの駆動制御は前記従来技術の作業機
操作レバーLV1 と同じであるが、前記従来技術の作業
機操作レバーLV2 の前後操作によるバケット32の回
動制御を作業機操作レバー40の軸回りの回転操作で行
うことによって、作業機の操作を一方の作業機操作レバ
ー40で行い、他方の操作レバー41は旋回操作専用に
使用する以外は前記従来技術と同様のため説明を省略す
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術、「特願
平2−74251」においては、一方の作業機操作レバ
ーLV1 でバケット32の回動支点Cを制御し、他方の
作業機操作レバーLV2の前後方向操作でバケット32
の回動制御を行うため、作業機操作のうちバケット32
の回動操作だけを別の手で行うことになり、オペレータ
にとって違和感があるという問題があった。また、作業
機の操作を片方の手だけに集中させるようにした前記他
の従来技術、「特開平2−101511」ではバケット
32の回動操作が作業機操作レバー40の回転操作であ
るため、バケット32の回動操作に当たって手首を頻繁
に動かす必要があり、オペレータにとって疲労感を与え
る問題があった。
【0008】本考案は前記従来の不具合を改善する目的
でなされたもので、作業機の操作感覚が人間の感覚にマ
ッチするようにして、複雑な複合操作を容易になし得る
ようにした多関節建設機械において、作業機の操作を一
方の手に集中させるだけでなく、手首を動かさずにバケ
ットを回動操作することによって、オペレータが疲れる
ことのない多関節建設機械の作業機操作装置を提供す
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願第1の考案は、複数
の関節からなる作業機を操作し、車体上に固定された支
点回りに揺動自在で、かつ車体の左右方向に略水平に設
置された1本の作業機操作レバーと、この作業機操作レ
バーの変位方向と一致する方向に、作業機の先端に取り
付けた作業具の回転支点が移動するように、複数の各関
節駆動手段に対して作業機操作レバーの操作量に応じた
速度指令を出力する制御手段を備えた多関節建設機械の
作業機操作装置において、作業機操作レバーに設けら
れ、作業機操作レバーを握った手の指先で操作される操
作手段と、操作手段からの信号を入力し、操作手段の操
作方向に作業具をその回転支点回りに回転させると共
に、操作手段の操作量に応じた回転速度指令を、作業具
の駆動手段に出力する制御手段とを備えることを特徴と
し、本願第2の考案は、第1の考案において、操作手段
は、信号発生部とその操作部とからなり、信号発生部
は、作業機操作レバーの内部に設置され、操作部は作業
機操作レバー端部に揺動支点を有するレバーで、その一
端はリンクを介して信号発生部に連結され、他端を作業
機操作レバーを握った手の指先で揺動操作することを特
徴とし、本願第3の考案は、第1の考案において、操作
手段は、信号発生部とその操作部とからなり、信号発生
部は、作業機操作レバーに設置された角度検出器で、操
作部は、作業機操作レバーを握った手の指先により角度
検出器を操作する摘みとすることを特徴とする。
【0010】
【作用】次に前記構成の作用について説明する。第1の
考案は、移動させようとする作業具の所望位置方向に作
業機操作レバーを操作すると、その操作量に応じた速度
で作業機先端の回転支点に取り付けた作業具が移動す
る。作業具が所望位置に到達したら作業機操作レバーを
中立に戻して作業機を停止させた後、作業具を回転した
い方向に、作業機操作レバーを握った手の指先で操作手
段を操作すると、作業具はその回転支点回りに操作手段
の操作量に応じた速度で回転する。第2の考案は、作業
機操作レバーを握った手の指先で操作部(レバー)の他
端を揺動操作すると、作業機操作レバーの内部に設置さ
れ、操作部(レバー)の一端にリンクを介して連結され
た信号発生部が駆動される。第3の考案は、作業機操作
レバーを握った手の指先で操作部(摘み)を操作する
と、作業機操作レバーに設置された信号発生部(角度検
出器)が駆動される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例について添付図面によ
り詳述する。図1〜図5は本考案の実施例を示す図で、
図1〜図4は本考案の第1実施例を示す図、図5は本考
案の第2実施例における図3に対応する部分を示す図で
ある。なお、前記図6〜図8に示す従来技術と共通の構
成要素には同符号を付して、その構成および作用の説明
を省略する。
【0012】図1に示されるように、図6の運転室38
内に設置されたオペレータシート1の前方側方に配置さ
れた2本の作業機操作レバー2,旋回操作レバー3によ
ってそれぞれ作業機および上部旋回体が駆動操作され
る。作業機操作レバー2はブーム30およびアーム31
を連動駆動操作し、旋回操作レバー3は上部旋回体36
を旋回駆動操作させるものである。作業機操作レバー2
は図6に示す運転室38の床に対して略平行に取り付け
られており、ブーム30、アーム31およびバケット3
2を含む平面と略平行な平面に近い球面上を自在に変位
できるように構成されている。この作業機操作レバー2
は、図6に示すバケット32の回動支点Cに対する速度
指令Vcを与えるもので、この速度指令Vcの方向に一
致する方向にバケット30の回動支点Cが移動するよう
にブーム30およびアーム31が回転駆動される。即
ち、作業機操作レバー2の変位方向とバケット32の回
動支点Cの移動方向は完全に一致すると共に、作業機操
作レバー2の変位量L1 (=√(L1X 2 +L1Y 2 ))は
バケット30の回動支点Cの移動速度に対応している。
なお、この作業機操作レバー2の変位方向は車体を基準
とした相対角度を示すもので、絶対的な方向を示すもの
ではない。
【0013】図2は図1に示される2本の作業機操作レ
バー2および旋回操作レバー3の操作状態を示す詳細図
で、作業機操作レバー2の上下方向操作と、左右方向操
作(斜め方向操作も可能)によってそれぞれバケット3
0の回動支点Cを制御することは前記従来技術と同じで
ある。前記作業機操作レバー2には、図3にその詳細を
示すような差動トランス式バケット回動操作装置が設置
されており、該作業機操作レバー2の端面には円筒ケー
ス6の端面が固着されており、該円筒ケース6はゴム製
のカバー15により覆われていると共に、該円筒ケース
6の軸方向中央部にはソレノイド7が取り付けられてい
る。該ソレノイド7の内径部には鉄心8が軸方向に移動
できるように配設され、該鉄心8の左右にはフランジ部
を有する非磁性体8a,8bが固着されていると共に、
該非磁性体8a,8bのフランジ部と前記円筒ケース6
の内端面間にはそれぞれセンタリングばね9a,9bが
配設されており、前記鉄心8が軸方向の中心に付勢され
ている。また、前記鉄心8のロッド8cはリンク9を介
してバケット回動操作レバー10がピン12,13によ
り連結されており、該バケット回動操作レバー10は前
記円筒ケース6の他端面に固着されたブラケット11に
ピン14により枢着されている。10aは前記バケット
回動操作レバー10の操作部で、オペレータは作業機操
作レバー2のカバー15部を握ってバケット32の回動
支点Cを操作しながら、人指し指を前記操作部10aに
差し込んでバケット32を回動操作する。即ち、人指し
指を引き込めばバケット32はチルト作動し、人指し指
を押し出せばバケット32はダンプ作動するように回転
駆動される。前記鉄心8が軸方向に移動することにより
ソレノイド7から出力されるバケット回動操作指令γ’
は信号配線16により作業機操作レバー2の中心を通っ
てコントローラ22に送られる。また、旋回操作レバー
3は作業機操作レバー2とは違って通常どおり垂直方向
に設置されており、該旋回操作レバー3の左右操作によ
って上部旋回体36が左右方向の旋回を行うように駆動
制御される。
【0014】図4は前記第1実施例の制御駆動系を示す
もので、作業機操作レバー2およびバケット回動操作レ
バー10の各変位方向および変位量L1 (図6参照),
L2はレバー変位検出器20x,20y,21で検出さ
れ、それらの検出出力はコントローラ22に入力され
る。また、ブーム角センサ17、アーム角センサ18、
バケット角センサ19によってブーム角α、アーム角
β、バケット角γ(図6参照)がそれぞれ検出され、該
角検出値α、β、γがコントローラ22に入力されてい
る。即ち、コントローラ22では、レバー変位検出器2
0x,21yから入力されたバケット32の回動支点C
の速度指令Vc に関するX,Y方向の各ベクトルXc',
Yc'と、ブーム角センサ17,アーム角センサ18によ
り検出したブーム角αとアーム角β、および定数である
ブーム長L1 、アーム長L2 によりブーム30の回転速
度指令α’とアーム31の回転速度指令β’を求める
(詳細は本出願人による「特願平2−74251」参
照)。前記従来技術同様、ブームシリンダ33への供給
流量は車体に対するブーム30の回転速度に対応し、ア
ームシリンダ34への供給流量はブーム30に対するア
ーム31の回転速度に対応しているため、コントローラ
22はブーム30の回転速度指令α’をブーム駆動系2
3へ、ブーム30に対するアーム31の回転速度指令
β’−α’をアーム駆動系24へ出力する。また、コン
トローラ22はレバー変位検出器21から入力されたバ
ケット32の回転速度指令γ’をバケット駆動系25に
出力すると、バケット32のチルト(掘削側への回転)
/ダンプ(排土側への回転)が行われる。
【0015】このように、本実施例では、作業機操作レ
バー2をオペレータの前方側方に配置し、この作業機操
作レバー2の変位方向と一致する方向にバケット回動支
点Cが移動するようにブーム30およびアーム31を駆
動制御するようにし、かつバケット32の操作方向もバ
ケット32の移動方向と一致させるようにしたので、作
業機の操作感覚が人間の感覚にマッチするようになり、
誤操作が減少すると共に、複雑な複合操作を容易になし
得るようになる。なお、本実施例では、旋回操作レバー
3を略垂直方向に配設するようにしたが、該旋回操作レ
バー3も作業機操作レバー2と同じく水平方向に配設し
てもよい。また、本実施例ではバケット32の他にブー
ム30、アーム31という2つの作業機を有する油圧式
掘削機に適用するようにしたが、本考案をバケット32
以外の作業具を有する他の建設機械に適用するようにし
ても良く、また、作業機はブーム30、アーム31の2
つに限らず、3つ以上で構成され、最先端の作業機のバ
ケット回動支点Cをレバー2からの指令V(=√(X
,2+Y ,2))で操作することもできる。
【0016】図5は、前記本考案の第1実施例における
図3に対応する本考案の第2実施例のバケット回動操作
装置を示す図で、操作レバー2の端面はオペレータの手
による握り部としてゴム製のカバー15により覆われて
いると共に、該操作レバー2の端面にはフラケット26
が固定されている。該フラケット26にはセンタリング
機能(図示せず)付き角度検出器27が固定されてお
り、該角度検出器27は摘み27aによりその角度信号
であるバケット回動操作信号γ’を調整することができ
る。28は信号配線で、前記角度検出器27からのバケ
ット回動操作信号γ’を操作レバー2の中心を経由して
コントローラ22に伝達する。他の構成については前記
本考案の第1実施例と同様のため説明を省略する。本第
2実施例において作業機を操作するには、オペレータが
操作レバー2のカバー29部を握りバケット32の回動
支点Cを制御しながら、同じ手の親指と人指し指により
前記摘み27aを摘んでバケット32の回動駆動操作を
行うと、バケット32のチルト(掘削側への回転)/ダ
ンプ(排土側への回転)が行われる。
【0017】
【考案の効果】本考案は以上の通り構成したので次の
ような効果がある。(1)作業機操作レバーの操作方向
と作業具の移動方向とが一致し、操作手段の操作方向と
作業具の回転方向とが一致すると共に、作業機操作レバ
ーおよび操作手段の各操作量に応じた速度で作業具を移
動、回転させることにより、作業機の操作感覚が人間の
感覚にマッチするようにしたので、複雑な複合操作を容
易になし得て、操作性が大幅に向上する。(2)作業機
操作レバーを握った手の指先で操作手段を操作すること
により、一方の手だけで作業機の操作を行うことができ
るため、オペレータは作業機の操作に集中でき、この面
からも操作性が大幅に向上する。(3)バケットの回動
駆動操作を行うには、従来のように、手首を頻繁に動か
す必要がないのでオペレータの疲労を低減できる。
(4)従来技術におけるバケットの回動操作部を改造す
るだけの簡単な改造でよいためコスト的に安価である。
(5)なお、操作手段の信号発生部を作業機操作レバー
の内部に設置すれば、操作手段がコンパクトになると共
に、信号発生部が外部の障害物に対して保護され、信号
発生部を市販の角度検出器とすれば、これを作業機操作
レバーに設置するだけでよいため安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の運転席を示す図である。
【図2】図1における操作レバー部の詳細を示す図であ
る。
【図3】図2における作業機操作レバーの一部軸断面を
示す図である。
【図4】本考案第1実施例における制御回路を示す図で
ある。
【図5】本考案第2実施例における図3に相当する部分
を示す図である。
【図6】一般の油圧式掘削機の全体を示す図である。
【図7】従来技術における運転席および操作レバーの操
作状態を示す図である。
【図8】図4に対応する従来技術における制御回路を示
す図である。
【図9】別の従来技術における運転席および操作レバー
の操作状態を示す、図7と同様な図である。
【符号の説明】
1 オペレータシート 2 作業機操作レバー 3 旋回操作レバー 6 円筒ケース 7 ソレノイド 8 鉄心 8a,8b 非磁性体 8c ロッド 9a,9b センタリングばね 10 バケット回動操作レバー 10a 操作部 11 ブラケット 12〜14 ピン 15 カバー 16 信号配線 17 ブーム角センサ 18 アーム角センサ 19 バケット角センサ 20x,20y,21 操作レバー変位検出器 22 コントローラ 23 ブーム駆動系 24 アーム駆動系 25 バケット駆動系 26 ブラケット 27a 摘み 28 信号配線 29 カバー 30 ブーム 31 アーム 32 バケット 33 ブームシリンダ 34 アームシリンダ 35 バケットシリンダ 36 上部旋回体 37 下部走行体 38 運転室

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の関節からなる作業機を操作し、車
    体上に固定された支点回りに揺動自在で、かつ車体の左
    右方向に略水平に設置された1本の作業機操作レバー
    と、この作業機操作レバーの変位方向と一致する方向
    に、作業機の先端に取り付けた作業具の回転支点が移動
    するように、複数の各関節駆動手段に対して作業機操作
    レバーの操作量に応じた速度指令を出力する制御手段を
    備えた多関節建設機械の作業機操作装置において、作業
    機操作レバーに設けられ、作業機操作レバーを握った手
    の指先で操作される操作手段と、操作手段からの信号を
    入力し、操作手段の操作方向に作業具をその回転支点回
    りに回転させると共に、操作手段の操作量に応じた回転
    速度指令を、作業具の駆動手段に出力する制御手段とを
    備えることを特徴とする多関節建設機械の作業機操作装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、操作手段は、信号発
    生部とその操作部とからなり、信号発生部は、作業機操
    作レバーの内部に設置され、操作部は作業機操作レバー
    端部に揺動支点を有するレバーで、その一端はリンクを
    介して信号発生部に連結され、他端を作業機操作レバー
    を握った手の指先で揺動操作することを特徴とする多関
    節建設機械の作業機操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、操作手段は、信号発
    生部とその操作部とからなり、信号発生部は、作業機操
    作レバーに設置された角度検出器で、操作部は、作業機
    操作レバーを握った手の指先により角度検出器を操作す
    る摘みとすることを特徴とする多関節建設機械の作業機
    操作装置。
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