JP2521216Y2 - 油圧ショベルの操縦装置 - Google Patents

油圧ショベルの操縦装置

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JP2521216Y2
JP2521216Y2 JP4904391U JP4904391U JP2521216Y2 JP 2521216 Y2 JP2521216 Y2 JP 2521216Y2 JP 4904391 U JP4904391 U JP 4904391U JP 4904391 U JP4904391 U JP 4904391U JP 2521216 Y2 JP2521216 Y2 JP 2521216Y2
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浩之 塚本
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベルのフロン
トアタッチメントの操縦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、フロントアタッチメン
トを構成するブーム、アーム、バケットと、これらブー
ム、アーム、バケットをそれぞれ駆動するブームシリン
ダ、アームシリンダ、バケットシリンダと、これらシリ
ンダの駆動を指令するブーム用操作レバー、アーム用操
作レバー、バケット用操作レバーと、を備えている。
【0003】土砂等の掘削時には、オペレータが各操作
レバーを適宜に組み合わせて操作することにより、ブー
ム、アーム、バケットを動かして所定の作業を行ってい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来では
複数の操作レバーを組み合わせ操作することにより作業
を進めなければならなかったので、操作性が悪く、その
ため操作にかなりの熟練を要する上、オペレータに大き
な疲労感を与えるという問題があった。
【0005】そこで本考案は、操作が簡単で、上記の問
題を解消することのできる油圧ショベルの操縦装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の油圧ショベルの
操縦装置は、上記の課題を解決するため、図1に示すよ
うに、略鉛直な面内でバケット支持点を前後及び上下に
移動するバケット移動機構1と、前記支持点を支点にし
てバケットを上下方向に回動させるバケット回動機構2
と、を備えた油圧ショベルにおいて、支点を中心にして
全方向の傾斜自在とされた操作レバー3と、この操作レ
バー3の基準位置からの傾斜量の前後方向成分を検出し
て前後方向速度指示量として出力する手段4と、同傾斜
量の上下方向成分を検出して上下方向速度指示量として
出力する手段5と、これら両出力手段4、5の出力に基
づいて前記バケット移動機構1を制御するバケット移動
制御手段6と、前記操作レバーの握り部に回動自在に装
備されたバケット操作部7と、該バケット操作部7の基
準位置からの回動量を検出しバケット回動速度指示量と
して出力する手段8と、この出力手段8の出力に基づい
て前記バケット回動機構2を制御するバケット回動制御
手段9と、を具備したことを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案の油圧ショベルの操縦装置においては、
操作レバー3を、バケットを動かしたい方向に傾斜させ
ると、その変位ベクトルを前後方向成分及び上下方向成
分に分解し、それぞれの成分を前後方向の速度指示量、
上下方向の速度指示量としてバケット移動制御手段6に
送出する。
【0008】バケット移動制御手段6は、この入力され
た前後方向及び上下方向の速度指示量に基づいてバケッ
ト移動機構1に駆動信号を供給し、バケットを上記変位
ベクトルに見合った方向に、見合った速さで動かす。
【0009】又、バケット操作部7が操作レバー3の握
り部に恰も自動2輪車のスロットルのような態様で設け
られ、これをバケットを回動させたい方向に回動させる
と、その回動量をバケット回動速度指示量としてバケッ
ト回動速度制御手段9に送出する。
【0010】バケット回動制御手段9は、この入力され
たバケット回動速度指示量に基づいてバケット回動機構
2に駆動信号を供給し、バケットを上記回動操作量に見
合った方向に、見合った速さで回動させる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図2〜図4を参照
しながら説明する。
【0012】図2(a )は油圧ショベルとその操縦装置
の概要を示している。油圧ショベルは、フロントアタッ
チメントとして、ブーム11、アーム12、バケット1
3を有している。ブーム11はブームシリンダ21によ
り上下に回動され、アーム12はアームシリンダ22に
より上下に回動される。
【0013】アーム先端のバケット支持点15は、これ
らブーム11及びアーム12を回動することにより、略
鉛直な面内で前後方向及び上下方向に移動する。バケッ
ト13はバケットシリンダ23により、バケット支持点
15を支点にして上下に回動操作される。
【0014】ブーム11の角度、アーム12の角度、バ
ケット13の角度は、それぞれの回動支点に設けた角度
検出装置31、32、33により検出され、その検出信
号が制御装置40に入力される。
【0015】図3(a )、(b )に示すように、運転室
には、ブーム11、アーム12、バケット13の駆動指
令を発する操縦装置として、1本の操作レバー50が設
けられている。この操作レバー50は、運転席に着座し
たオペレータMの左右方向に軸線を向けてオペレータM
の右側の壁に設置されており、その基部を支点にして前
後及び上下の全方向に傾斜自在とされ、常に基準となる
中立位置(上記壁と垂直となる位置)に戻るよう付勢さ
れている。
【0016】操作レバー50は、図2(a )、(b )に
示すように自動二輪車のグリップ状のもので、その握り
部分が軸線を中心に回動可能となっている。この回動方
向はバケット13の回動方向と揃えてあり、この回動可
能になっている握り部がバケット操作部51になってい
る。バケット操作部51は、基準位置から手前及び向こ
う側に回すことができ、常に基準位置に戻るよう付勢さ
れている。
【0017】操作レバー50の傾斜方向及び傾斜量は、
バケット支持点15の現在位置からの移動方向及び移動
速度の指示量となる。又、バケット操作部51の回動方
向及び回動量は、バケット13の現在位置(姿勢)から
の回動方向及び回動速度の指示量となる。
【0018】今、図2(b )に示すように前後方向にX
軸、上下方向にY軸をとり、中立位置を原点とした場
合、その座標は、図2(a )に示すバケット支持点15
を原点としたX−Y直交座標に対応している。
【0019】操作レバー50には、操作レバー50の基
準位置からの傾斜方向及び傾斜量より、そのX軸方向成
分及びY軸方向成分を検出して、それぞれX軸方向速度
指示量及びY軸方向速度指示量として出力するX軸方向
速度指令装置(前後方向速度指示量出力手段)52及び
Y軸方向速度指令装置(上下方向速度指示量出力手段)
53が備わっている。
【0020】又、操作レバー50には、バケット操作部
51の基準位置からの回動操作量を検出して、バケット
回動速度指示量として出力するバケット回動速度指令装
置(バケット回動速度指示量出力手段)54が備わって
いる。これら指令装置52、53、54の出力は制御装
置40に入力されている。
【0021】次に上記の駆動制御系の詳細を説明する。
【0022】図4に駆動制御系の具体的構成を示す。制
御装置40は、演算回路41、速度ベクトル入力回路4
2、現在位置入力回路43、ブーム用駆動回路44、ア
ーム用駆動回路45、バケット用駆動回路46から構成
されている。
【0023】制御装置40への入力要素としては、上述
したX軸方向速度指令装置52、Y軸方向速度指令装置
53、バケット回動速度指令装置54、ブーム角度検出
装置31、アーム角度検出装置32、バケット角度検出
装置33がある。
【0024】これらは各々ポテンショメータで構成され
ており、前者の指令装置52〜54は、速度指示量に対
応した電圧信号を出力し、後者の検出装置31〜33
は、検出角度に対応した電圧信号を出力する。
【0025】X軸方向速度指令装置52の信号とY軸方
向速度指令装置53の信号は、速度ベクトル入力回路4
2に入力され、ここで速度ベクトル信号(バケット支持
点15の移動方向と移動速度に相当する信号)に変換さ
れた後、制御装置40の中心をなす演算回路41に入力
される。
【0026】又、ブーム角度検出装置31の信号とアー
ム角度検出装置32の信号は、現在位置入力回路43に
入力され、ここで現在位置信号(バケット支持点15の
現在位置に相当する信号)に変換された後、演算回路4
1に入力される。
【0027】バケット回動速度指令装置54の信号とバ
ケット角度検出装置33の信号は、直接、演算回路41
に入力される。
【0028】制御装置40の出力側の要素としては、上
述のブームシリンダ21、アームシリンダ22、バケッ
トシリンダ23をそれぞれ駆動制御するための電磁比例
制御弁61、62、63がある。
【0029】演算回路41は、上記の入力信号に基づい
て、ブーム11、アーム12、バケット13の各目標角
速度を演算し、それを実現するための制御信号をブーム
用駆動回路44、アーム用駆動回路45、バケット用駆
動回路46に送出する。各駆動回路44、45、46
は、それらの制御信号を受けて各電磁比例制御弁61、
62、63に駆動信号を出力し、それにより各シリンダ
21、22、23を動作させる。
【0030】次に作用を説明する。
【0031】オペレータが操作レバー50を、バケット
13を動かしたい方向に傾けると、その傾けた方向と傾
けた量が、速度ベクトル指示量として演算回路41に入
力される。そして、その指示量に応じて演算回路41が
制御信号を出力し、ブーム11及びアーム12を駆動制
御し、それによりバケット13を、指示した方向に、指
示した速さで移動させる。
【0032】又、オペレータがバケット操作部51を、
バケット13を回動させたい方向に回すと、その回した
方向と回した量が、バケット回動指示量として演算回路
41に入力される。そして、その指示量に応じて演算回
路41が制御信号を出力し、バケット13を指示した方
向に、指示した速さで回動させる。このように、1本の
操作レバー50の傾動操作とその握り部の回動操作だけ
で、バケット13を自由に操作することができる。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の油圧ショ
ベルの操縦装置によれば、1本の操作レバーを動かすだ
けでバケットを前後及び上下に自由に動かすことができ
る。又、同時にバケット操作部を回動させるだけで、バ
ケットを自由に回動操作することができる。したがっ
て、操作が簡単であり、熟練を要せず、又あまり疲労感
を抱かずに難しい作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図2中の(a )は本考案の一実施例の全体概要
を示す図、(b)は操作レバーの正面図である。
【図3】図3は、同実施例において、運転席に操作レバ
ー50がどのように設置されているかを示す図であり、
(a )は平面図、(b )は側面図である。
【図4】図4は、同実施例の駆動制御系統の具体的構成
を示す図である。
【符号の説明】
1…バケット移動機構、 2…バケット回動機構、 3、50…操作レバー、 4…前後方向速度指示量出力手段、 5…上下方向速度指示量出力手段、 6…バケット移動制御手段、 7、51…バケット操作部、 8…バケット回動速度指示量出力手段、 9…バケット回動制御手段、 11…ブーム、 12…アーム、 13…バケット、 15…バケット支持点、 21…ブームシリンダ、 22…アームシリンダ、 23…バケットシリンダ、 31…ブーム角度検出装置、 32…アーム角度検出装置、 33…バケット角度検出装置、 40…制御装置、 41…演算回路、 42…速度ベクトル入力回路、 43…現在位置入力回路、 52…X軸方向速度指令装置(前後方向速度指示量出力
手段)、 53…Y軸方向速度指令装置(上下方向速度指示量出力
手段)、 54…バケット回動速度指令装置(バケット回動速度指
示量出力手段)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略鉛直な面内でバケット支持点を前後及び
    上下に移動するバケット移動機構と、前記支持点を支点
    にしてバケットを上下方向に回動させるバケット回動機
    構と、を備えた油圧ショベルにおいて、支点を中心にし
    て全方向に傾斜自在とされた操作レバーと、この操作レ
    バーの基準位置からの傾斜量の前後方向成分を検出して
    前後方向速度指示量として出力する手段と、同傾斜量の
    上下方向成分を検出して上下方向速度指示量として出力
    する手段と、これら両出力手段の出力に基づいて前記バ
    ケット移動機構を制御するバケット移動制御手段と、前
    記操作レバーの握り部に回動自在に設けられたバケット
    操作部と、該バケット操作部の基準位置からの回動量を
    検出しバケット回動速度指示量として出力する手段と、
    この出力手段の出力に基づいて前記バケット回動機構を
    制御するバケット回動制御手段と、を具備したことを特
    徴とする油圧ショベルの操縦装置。
JP4904391U 1991-05-30 1991-05-30 油圧ショベルの操縦装置 Expired - Lifetime JP2521216Y2 (ja)

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JPH04134570U JPH04134570U (ja) 1992-12-15
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