JP3782156B2 - 接点ばね - Google Patents

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、底壁及び2つの側壁を備えたばねアームベース部を有する基本ばねを備え、ばねアームベース部の一端に一体に電気導体のための接続部が、他端に側壁の延長としてばねアームが延びており、さらに接点ばねをハウジング内に一次係止させる係止装置を備えた接点ばねに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような接点ばねは一般に公知であり、例えばドイツ連邦共和国実用新案登録第8502106号明細書或いは同特許第3546762号明細書に記載されている。このような接点ばねは例えば自動車技術においてプラグコネクタとして広範囲に使用されている。これらの接点ばねにおいては、過ばねが実質的に接点ばねのばね力を高め、1つ或いは複数の係止舌片を持つ構成とすることにより絶縁物からなるハウジングの接点室内に接点ばねを鎖錠することを可能とする機能を持っている。この過ばねは、通常、ばね特性のよい材料からなり、一方基本ばねは電気的及び熱的特性のよい材料から作られている。過ばねは例えば金属板の打ち抜き曲げ部材として作られる。基本ばねも同様に打ち抜き曲げ部材であるが、良好な電気的特性を必要とするために特に青銅からなる。
【0003】
さらに異なる接点ばねがドイツ連邦共和国特許第3248078号明細書により公知である。この接点ばねにおいては電気導体のための接続部は、電気導体もしくはその接地端子に接続される絶縁つめ及び導体つめを備えた圧着端子からなる。
【0004】
カーエレクトロニクスの分野においては、接続部をIDCコネクタとして構成し、一つには圧着接続の際に必然的に生ずる接点ばねの接続部の折曲がり現象を回避し、他には接続される電気導体の絶縁部の剥離作業を不必要にすることが屡々望まれている。IDCコネクタにおいては、接続される電気導体はただIDCコネクタの間でのみ押圧されねばならない。電気導体を絶縁被覆を備えたままこのIDCコネクタの間に圧入するとIDCコネクタが絶縁被覆を破り、電気導体が導電性の物質から形成されたIDCコネクタに接触することになる。勿論、接点ばねにこのようなIDCコネクタを備えることにも問題がある。というのは、接続される導体をIDCコネクタに圧入する際にこのような接点ばねの接続部に生ずる制止力が多くの場合充分な支持面を取れず、これにより接点ばねにより行われるべき接触が危ぶまれるからである。さらに差し込み部とIDCコネクタとの間の接続が従来は安定したものが得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、接触部と接続部との間の電気的及び機械的に良好な接続が保証されるようなIDCコネクタを備えた接点ばねを提供することにある。その際接続される電気導体を差し込む際の制止力が接点ばねのハウジングに充分に伝達されることが保証されるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は、この発明によれば、請求項1の特徴による接点ばねにより解決される。この発明の実施態様は請求項1に続く従属請求項に記載されている。
【0007】
この発明は、接点ばねの接続部を二重IDCコネクタとして形成し、基本ばねのばねアームベース部及び/又は二重IDCコネクタの側壁にストッパ部を設け、これにより接点ばねをハウジングに嵌め込んだ際にそこに設けられた支持面に支持することを基本としている。接続部は底壁及びこの底壁から延びる2つの側壁を備え、この側壁は端面側においてそれぞれIDCコネクタとして形成されている。
【0008】
特にU状のばねアームベース部及び特にU状の接続部はそのそれぞれの長手軸に沿ってそのU状構成に関して、この発明の特別の構成により互いに90°捩じれて、即ち接続部の底壁がばねアームベース部の側壁の延長として及び接続部の両側壁の1つがばねアームベース部の底壁の延長として形成されている。
【0009】
接続部の底壁とばねアームベース部の底壁とをそして接続部の側壁とばねアームベース部の底壁とを平面状に構成することにより、従って接点ばねのばねアームベース部に接続部を断面で見てL状に接続することにより、非常に安定し、同時に導電面が大きいことにより充分小さい接触抵抗を持つ接点ばねの実現が可能となる。
【0010】
ばねアームベース部と接続部とを互いに90°捩じれて配置する代わりに、これらはそのU状構成に関して同じ方向にも整列することができる。これにより特に簡単なそして機械的に安定した接点ばねが得られる。このような接点ばねの製造も著しく簡単化される。
【0011】
この発明の異なる実施態様においてはばねアームベース部の側壁の少なくとも1つがほぼL状に形成され、この側壁が接続部側においてばねアームベース部の他の範囲におけるより大きな幅を持っている。この側壁の幅広部分は、直交的にこの側壁から他の側壁に向かって延びるストッパとして作用する折曲げ片を備える。これによりばねアームベース部の支持面が作られ、この支持面が接続される電気導体を二重IDCコネクタに押しつける結果制止力の発生に際してこれを接点ばねのプラスチックハウジングで受け止めることができる。制止力はそれ故接点ばねのハウジングにより有効に捕捉され、接点ばねの接触範囲が危ぶまれることはない。この発明の特に良好な実施態様によればばねアームベース部の側壁はこの幅広部分の範囲が側壁のその他の範囲よりも1.2乃至2倍の幅である。
【0012】
電気導体を二重IDCコネクタに装着する際に制止力を有効に支持することができるように、特にばねアームベース部の両側壁はL状に形成され、その拡がった部分に折り曲げ片が形成される。互いに向かい合うように折曲げられた折曲げ片はばねアームベース部のほぼ中央にまで達し、特に互いに面一に延びる表面を備える。ばねアームベース部の両側壁に折曲げ片を設けることにより、この折曲げ片の1つが何らかの理由で壊れた場合でも接点ばねのハウジングへの確実な制止が可能となるという利点が得られる。
【0013】
この発明のさらに異なる実施態様においては接続部の側壁の少なくとも1つがその自由端に同様にストッパとして作用し、直交的にこの側壁から他の側壁の方向に延びる折曲げ片を備える。特に両側壁が互いに向かい合っている折曲げ片を備えるのがよい。接続部におけるこの折曲げ片も制止力の発生の際のストッパとして作用する。ただしこの場合、これらの折曲げ片は接点ばねに属するハウジングの対応の切欠きに支持されるように考慮しなければならない。
【0014】
この接点ばねの基本ばねはばねアームベース部の範囲においても、また接続部の範囲においてもこのような折曲げ片を備え、その結果電気導体をこの発明による接点ばねの接続部の二重IDCコネクタに装着する際に生ずる力が数回にわたって接点ばねのハウジングに捕捉されるようにするのが好ましい。このためには、折曲げ片が接点ばねのハウジング内で適当な支持面となるようにすることだけが必要である。
【0015】
さらにこの発明の実施態様によれば、接点ばねの一次係止のための係止装置が基本ばねを少なくともばねアームベース部の範囲で覆い、ばねアームベース部に保持され、一次係止のための少なくとも1つの係止舌片を備えている過ばねにより実現される。基本ばねと過ばねとを分離することにより電気的接続に必要な接点ばねの部分をある材料から構成し、一次係止のための過ばねをばね特性のよい材料で構成することが可能である。しかしながら、基本ばねの上に被せられる過ばねによる一次係止の実現は強制的ではない。これは例えばばねアームベース部自体の側壁の1つ或いは両方に、それ自体接点ばねの一次係止に作用する舌片を設けることもできる。
【0016】
この発明の他の実施態様においては、接点ばねのハウジングに接続部のIDCコネクタとして形成された側壁の範囲に、IDCコネクタ自体を除いた側壁を支持する壁部材を設けられる。これにより接点ばねを対応のハウジングに、特に多列フラットケーブルコネクタとして形成されたハウジングに組み込む際に接点ばねのIDCコネクタ領域がグリッド内に保持される。これにより接点ばねの個々の接続部間の必要な空隙及びクリープ間隙が維持される。
【0017】
この発明の特に好ましい構成においては、導体引き出し部が差し込み方向に対して垂直に配置されたこの発明による多数のジャック付き多列フラットケーブルコネクタが配置される。このためにはこの発明による多数の接点ばねがハウジング内に互いに並べられてかつ少なくとも2つの列に重ねられて設けられる。直接重ねられた2つの接点ばね列においては一方の列の接点ばねが他方の列に比較して180°捩じれて、即ち一方の列の接点ばねの底壁が他方の列の接点ばねの底壁に向かい合うように配置される。これにより差し込み範囲において2.54mm×2.54mmのグリッド及び接続部の範囲において2列構成の場合1.27mmのグリッドを可能とする多列フラットケーブルコネクタが実現される。
【0018】
【実施例】
以下この発明を図面と関連して実施例について詳細に説明する。以下の記載において同一の符号は、特に表示されない限り、同一の意味を持つ同一の部分を表すものとする。
【0019】
図1乃至図4に示された接点ばねの基本ばね1は、その長手軸X(図2)に沿って見て、ほぼ中央にいわゆるばねアームベース部2を備え、その上端において2つのばねアーム3、4が一体に形成され、その下端には接続部20が一体に形成されている。この実施例においてはばねアームベース部2は少なくともほぼU状に曲げられ、底壁5を持っており、これにL状に形成された側壁6、7が長手軸Xに平行に延びている。ばねアームベース部2の側壁6、7は基本ばね1の差し込み範囲で両ばねアーム3、4に移行している。両ばねアーム3、4は先ず接触領域9の方向に相互に接近し、そこから再び漏斗状に拡がっている。その結果対向の平形或いは円形のプラグが両ばねアーム3、4の接触領域9に容易に嵌入することができる。
【0020】
図2から明らかなように、ばねアーム4は接触領域9の範囲に他方のばねアーム3の方向に切り起こされた舌片10をばねの開放要素として備えている。特に図2に見られるように、ばねアームベース部2の両側壁6、7は観察者側に向いた長手側面に後で説明する過ばねの固定のためのそれぞれ1つの切欠き8を備えて形成されている。さらに側壁6、7はその接続部20側にそれぞれ幅広部を持って形成され、その結果側壁6、7は、上面から見て、L状に形成されている。側壁6、7の幅広部は図1及び図3では符号6a及び7aで示されている。側壁6及び7の幅広部6a及び7aはそのそれぞれの自由端で側壁6、7に対して互いに直交するように折り曲げられている。特に図2及び図4から明らかなように、それぞれの側壁6、7に対して直交するように折り曲げられている部片11、12は、その端面が互いに対向し、従ってその表面が互いに面一に続くように構成されている。しかしこの構成は強制的ではない。折曲げ部片11、12は互いに傾斜していてもよい。ただ重要なことは、側壁6、7のL状の構成により接点ばねが差し込まれるハウジングの対応部分において衝き当たるストッバが成立することである。側壁6、7のストッパ部は図1及び図3では符号16及び17が付けられている。
【0021】
図1乃至図4からさらに明らかなように、ばねアームベース部2に一体に形成された接続部20もこの実施例では同様にU状に形成されている。接続部20はそのU状の形状に関してしかしながら長手軸Xに沿ってばねアームベース部2に対して90°捩じられている。接続部20は底壁25を備え、この底壁はばねアームベース部2の側壁6に折れ曲がりなく面一に接している。接続部20のこの底壁25から2つの平行な側壁26、27が延びている。両側壁26、27の1つ、この実施例では側壁26は折れ曲がりなく面一にばねアームベース部2の底壁5に接続している。図1乃至図4の実施例では側壁26、27は底壁25より明らかに長く形成され、端面側でそれぞれIDCコネクタ21、22として終わっている。このIDCコネクタ21、22はそれぞれスリット24で互いに分離されたIDCコネクタ片を備える。
【0022】
電気導体を基本ばね1のこの接続部20に接続するために、絶縁被覆を備えた電気導体がスリット24内に圧入される。互いに対向している両IDCコネクタ21、22はこの電気導体に圧入される際に絶縁被覆を破り、その下にある金属導体がIDCコネクタ21に接触する。
【0023】
この電気導体をIDCコネクタに圧入する際に差し込み接触方向に軸方向に作用する比較的大きな力が発生する。これらの力は既にばねアームベース部2の側壁6、7に形成されたストッパ部16、17によって捕捉される。
【0024】
この発明の1つの実施例によれば接続部20も適当なストッパ部18、19を備える。このために接続部20の側壁26、27はその中央辺に長手軸Xに沿って互いに折曲げられ、それぞれ特にそれぞれの側壁に対して直交している折曲げ片28、29を備えている。図2及び図4が明瞭に示すように、これらの折曲げ片28、29は基本ばね1の他の部分に比較してばねアーム3、4の方向に曲げられている。基本ばね1をその対応のハウジングに装着する際にそれ故ストッパ部18、19もハウジングの対応の支持面に接触し、電気導体を接続部20のIDCコネクタに圧入する際にこの支持面で受け止められ、これにより発生した衝き当たり力も確実に捕捉される。
【0025】
図1乃至図4からさらに明らかなように、互いに向き合って折り曲げられた折曲げ片28、29は、その端面が互いに対面するようにそして両折曲げ片28、29の表面が面一になるように、それぞれその長さが形成されている。
【0026】
特に図4の上面図がこの発明による接点ばねの接続部の端面側を示すように、ばねアームベース部2の折曲げ片11、12はばねアームベース部2の側壁6、7をも、また接続部20の側壁27をも越えて出ている。接続部20のストッパとして作用する折曲げ片28、29は同様にばねアームベース部2の側壁7を越えている。さらに図4から接続部20が基本ばね1のばねアームベース部2にL状に一体結合されている。この互いに一体結合された部分は図4においてA及びBで示されている。図5及び図6においては図1乃至図4において示された基本ばね1に、止めスリーブ或いは止めばねとも呼ばれる、いわゆる過ばね30が被せられている。この過ばね30は基本ばね1のばねアームベース部2に挟むように載置されている。
【0027】
過ばね30は金属板の打ち抜き・曲げ部材から作られており、底面部32、2つの側面部33、34及び蓋面部35を持つ断面矩形状の部材で形成されており、その蓋面部35はその製造上の制約からスリット36を備えている。蓋面部35のスリット36は図5及び図6の実施例ではその幅に関して中央から外側にずれて配置され、蓋面部35は幅の狭い部分37と広い部分38とに分かれている。図示の実施例では広い部分38は狭い部分37の凡そ2倍の幅である。蓋面部35の広い部分38には過ばね30の長手方向に延びた係止舌片31が形成されている。この舌片は基本ばねと過ばねとの一体ユニットをその対応のハウジングの接点室内に係止する作用をし、図5、図6から明らかなように、広い部分38から切り起こされて折曲げ線43で外側に折り曲げられている。係止舌片31は、折曲げ線43のやや下から始まり、係止舌片31の長手方向中央にその自由端面39にまで達している、内側に押し出された縁42を備えている。
【0028】
過ばね30を基本ばね1に固定するために過ばね30の蓋面部35は基本ばね1の接続部20の近くに基本ばね1のばねアームベース部2の小さい方に対応の範囲に蓋面部35の幅にわたって延びている打ち抜き部45を備えている。この打ち抜き部45は蓋面部35を基本ばね1のばねアーム3、4を箱状に包囲する保護領域と、ばねアームベース部2を箱状に挟み製造上スリットを備える保持領域とを分けている。基本ばね1の接続部20側の保持部分端には約90°外側に折曲げられた狭い渡り部49が設けられ、これにより基本ばねと過ばねとのユニットがハウジングの接点室へ正しく保持され、挿入されることが保証される。
【0029】
さらに過ばね30の側面部33、34は内側に折曲げられた保持片40、41を備えており、これは側面部33、34を折曲げた後図1乃至図4に関連して説明したばねアームベース部2の切欠き8に係合し、これにより過ばね30の基本ばね1のばねアームベース部2への固定をしている。
【0030】
接点ばねのこのような構成に際して重要なことは、ばねアームベース部2のストッパ部16、17及び接続部20のストッパ部18、19が過ばね30の外形寸法を越えて、接点ばねをハウジングの開口に挿入した際にそこにある支持面に係止されるようにすることにある。
【0031】
図1乃至図6で説明した接点ばねは特に、導体の引き出し部が接点ばねの差し込み方向に対して垂直である、ジャックを備えたフラットケーブルコネクタのハウジングに組み込むのに適している。図7及び図8には、この発明による接点ばねがその対応のハウジング開口に省スペース的に組み込まれることを断片的に示す。
【0032】
図7においてはこの発明による2つの接点ばねが互いに並べられて配置され、ばねアームベース部2は1つの平面内に並置されている。両接点ばねの間にその対応のフラットケーブルコネクタのハウジングの壁部材51が断片的に示されている。この壁部材51は接点ばねの接続部20のストッパ部18、19に当たっている。さらに接点ばねの間には別の壁部材50が配置され、これはその端面が接続部20の他のストッパ部15に当たっている。このストッパ部15は、接続部20の側壁26、27が折曲げ片28、29に対向しているエッジに底壁25の端部でL状にすることにより形成される。壁部材50はこのL状の突出部に当たり、これにより接点ばねに引っ張り力を、即ち差し込み側から見て接続部20の方向に作用する力を負荷した際にストッパが形成され、接点ばねをそのハウジング開口から抜け出ないようにしている。壁部材50は特に接点ばねの二次的な確保のために作用する可動のプラスチック部材として対応のハウジングに嵌め込まれるのがよい。
【0033】
図7によるように互いに並べて多数配置された接点ばねにおいては、2.54mm×2.54mmのグリッドに差し込み範囲を持つジャックを備えたフラットケーブルコネクタが実現される。
【0034】
図8には互いに重られた2つのこの発明による接点ばねが示され、2列構成の際に接続範囲において1.27mmのグリッドを可能とする。このために直接重ねられた2つの接点ばねの列60、61が設けられ、一方の列60が他方の列61に比較して180°捩じられて配置されている。これにより一方の列60の接点ばね2の底壁5が他方の列61の接点ばねの底壁5に向かい合っている。
【0035】
図8から明らかなように、接点ばねの両列60、61は並置されている壁部材51、53により分離されている。これらの接点ばねの列60、61のそれぞれの接点ばねのストッパ部17、18にはその対応のハウジングのL状に形成された壁部材52が接している。これにより接点ばねをハウジングの対応の開口に挿入する際に並びに接続される導体をこの接点ばねの接続部20のIDCコネクタに圧入する際に発生する制止力が有効に捉えられる。
【0036】
従ってこの発明による接点ばねにより、ケーブルの引き出し部が差し込み方向に対して垂直に配置されている、ジャックを備えたフラットケーブルコネクタで、ジャックが二重IDCコネクタ端子として形成されるものを作ることが容易に可能となる。その際生ずる制止力は、充分に接点ばねのストッパにかかる支持面がハウジング内に設けられているので確実にハウジングに伝えられる。差し込み部とIDCコネクタとの間の接続はこの発明による接点ばねにおいては極めて安定した構造となる点で優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による接点ばねの一実施例の基本ばねの側面図。
【図2】図1による基本ばねの側壁の端面側に見た正面図。
【図3】図1及び図2による基本ばねの他方側の側壁の側面図。
【図4】図1乃至図3による基本ばねの上面図。
【図5】図1乃至図4による基本ばねの過ばねを備えた側面図。
【図6】図5による過ばねを備えた基本ばねの正面図。
【図7】図1乃至図6による接点ばねをハウジング内に2つ並べて配置した側面図。
【図8】図1乃至図6による接点ばねをハウジング内に2つ重ねて配置した側面図。
【符号の説明】
1 基本ばね
2 ばねアームベース部
3 ばねアーム
4 ばねアーム
5 底壁
6 側壁
7 側壁
8 切欠き
9 接触帯域
10 切り起こし片
11 折曲げ片
12 折曲げ片
15 ストッパ部
16 ストッパ部
17 ストッパ部
18 ストッパ部
19 ストッパ部
20 接続部
21 IDCコネクタ
22 IDCコネクタ
23 エッジ
24 スリット
25 底壁
26 側壁
27 側壁
28 折曲げ片
29 折曲げ片
30 過ばね
31 係止舌片
32 底面部
33 側面部
34 側面部
35 蓋面部
36 長手スリット
37 範囲
38 範囲
39 端面
40 保持片
41 保持片
42 縁
43 折曲げ線
45 切り落とし部
49 渡り部
50 壁部材
51 壁部材
52 壁部材
53 壁部材
60 列
61 列
X 軸
6a 幅広部
7a 幅広部
A 断片
B 断片

Claims (10)

  1. 底壁(5)及び2つの側壁(6、7)を備えたばねアームベース部(2)を有する基本ばね(1)を備え、ばねアームベース部(2)の一端に一体に電気導体のための接続部(20)が、他端に側壁(6、7)の延長としてばねアーム(3、4)が延びており、さらに接点ばねをハウジング内部に一次係止するための係止装置を備えた接点ばねにおいて、
    前記接続部(20)が同様に底壁(25)と、この底壁(25)から離れる方向に延びかつ端面側にそれぞれIDCコネクタ(21、22)として形成された2つの側壁(26、27)とを備え、
    前記ばねアームベース部(2)及び/又はIDCコネクタを備えた接続部(20)が接点ばねの伸び方向に対して直交して延びるストッパ部(16、17、18、19)を備え、
    前記基本ばね(1)のばねアームベース部(2)が断面においてU状に形成されており、接続部(20)も同様にU状に形成されており、
    前記ばねアームベース部(2)と接続部(20)とがそのU状形状に関して互いに90°捩じれており、接続部(20)の底壁(25)がばねアームベース部(2)の側壁部(6)の延長として、端子部(20)の両側壁の1つの側壁(26)がばねアームベース部(2)の底壁(5)の延長として形成されており、
    更に前記ばねアームベース部(2)の側壁(6、7)の少なくとも1つがL状に形成されており、接続部(20)側にばねアームベース部(2)の他の部分より幅広の部分を持っており、この側壁(6、7)の幅広部(6a、7a)が折曲げ片(11、12)を備え、この折曲げ片がこの側壁(6、7)から直交して他の側壁(7、6)の方向に延びておりかつストッパ部(16、17)として作用することを特徴とする接点ばね。
  2. ばねアームベース部(2)の少なくとも1つの側壁(6、7)が、幅広の部分(6a、7a)の範囲でこの側壁(6、7)の他の範囲における部分の1.2乃至2倍に形成されていることを特徴とする請求項1記載の接点ばね。
  3. 両側壁(6、7)がL状に形成され、それぞれ折曲げ片(11、12)が形成された幅広部(6a、7a)を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の接点ばね。
  4. 接続部(20)の側壁(26、27)の少なくとも1つが自由端に折曲げ片(28、29)を備え、この折曲げ片が直交してこの側壁(26、27)から他の側壁(27、26)の方向に延びておりストッパ部として作用することを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載の接点ばね。
  5. 接続部(20)の両側壁(26、27)がそれぞれその自由端の同じ長さに折曲げ片(28、29)を備え、この折曲げ片が直交してそれぞれの側壁(26、27)から他の側壁(27、26)の方向に延びており、この両折曲げ片が、その上及び下表面がそれぞれ互いに面一となるような長さに形成されていることを特徴とする請求項4記載の接点ばね。
  6. 接続部(20)の両側壁(26、27)が底壁(25)を越えて延びていることを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載の接点ばね。
  7. 接点ばねを一次係止するための係止装置が、基本ばね(1)を少なくともばねアームベース部(2)の範囲で覆いかつばねアームベース部(2)に保持された、少なくとも1つの係止舌片(31)を備えた過ばね(30)であることを特徴とする請求項1乃至6の1つに記載の接点ばね。
  8. 接点ばねのハウジングが、IDCコネクタ(21、22)として形成され、かつ接続部(20)の側壁(26、27)の範囲で、IDCコネクタ(21、22)を除いて側壁(26、27)を支持する壁部材(50)を備えていることを特徴とする請求項1乃至7の1つに記載の接点ばね。
  9. 接点ばねのハウジングが壁部材(51)を備え、この壁部材がストッパ部(16、17、18、19)を備えた折曲げ片(11、12)及び/又は接続部(20 )の折曲げ片(28、29)に当たっていることを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載の接点ばね。
  10. ハウジング内に互いに並置されかつ少なくとも2つの列に重ねられた、請求項1乃至7の1つに記載の多数の接点ばねを備え、直接重なった2つの接点ばね列(60、61)において一方の列(60)が他方の列(61)に比較して互いに180°捩じられて、一方の接点ばね列(60)のばねアームベース部(2)の底壁(5)が他方の接点ばね列(61)の底壁(5)と向かい合うように配置されていることを特徴とするフラットケーブルコネクタ
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