JP3780974B2 - 空気調和機の風向変更装置 - Google Patents

空気調和機の風向変更装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3780974B2
JP3780974B2 JP2002136669A JP2002136669A JP3780974B2 JP 3780974 B2 JP3780974 B2 JP 3780974B2 JP 2002136669 A JP2002136669 A JP 2002136669A JP 2002136669 A JP2002136669 A JP 2002136669A JP 3780974 B2 JP3780974 B2 JP 3780974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind direction
blades
cam
right blades
drive source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002136669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003329296A (ja
Inventor
幸治 望月
泰明 松本
▲たか▼夫 小林
晃 西田
俊之 今坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2002136669A priority Critical patent/JP3780974B2/ja
Publication of JP2003329296A publication Critical patent/JP2003329296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3780974B2 publication Critical patent/JP3780974B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機の室内機に関し、特に室内機の吹出口から放出される風の風向きを調整する風向変更装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
居住空間は、空気調和機により暖房または冷房、除湿等を行う場合、自然に近い気流を再現することにより、居住空間の快適性を向上したい場合がある。かかる場合に、従来は以下のような空気調和機の風向変更装置が用いられていた。
【0003】
図9は、従来の空気調和機の室内機を示す断面図である。図9において、101は前面カバー、102は空気の吸込口、103は熱交換器、104は送風ファン、105はリアガイダ、106はスタビライザ、108は空気の吹出口である。送風ファン104により空気吸込口102から導入された空気が、スタビライザ106とリアガイダ105により形成された送風路107を介して、空気吹出口108から送出される。そして、空気吹出口108近傍には、複数の風向左右羽根110が左右方向に回動自在に軸支されており、風の流れを左右方向に変化させる。また、空気吹出口108には、風向上下羽根109が上下方向に回動自在に軸支されており、風の流れを上下方向に変化させる。
【0004】
図10(a)および(b)は、風向左右羽根110の状態を示す概略図である。風向左右羽根110は、空気吹出口108の中心を境に左右に分かれ、さらに、空気吹出口の中央部108a近傍の風向左右羽根110aと、空気吹出口の左右部108b近傍の風向左右羽根110bに分かれて配置されている。空気吹出口左右部の風向左右羽根110bのうち、空気吹出口の両端に位置する数枚の風向左右羽根110cは、回動軸に対して傾斜して設置されている。
【0005】
風向左右羽根110aおよび110bは、区分ごとに連結棧113によって連結されており、空気吹出口左右部の風向左右羽根110bは、可動式のレバーアーム112上に支持されている。図10(a)に示すように、定常状態においては、全ての風向左右羽根110の角度は、吹出し方向に平行な位置に設定されている。
【0006】
これにより、左右方向に均一な吹出し流が創出される。一方、図10(b)に示すように、集中的な吹出し流を送出する場合は、空気吹出口中央部の風向左右羽根110aの角度は、やや内向きの平行位置に回転し、空気吹出口左右部の風向左右羽根110bは、左右羽根110b自身が風を遮蔽するように回転すると共に左右羽根110bを保持するレバーアーム112が正面上方から見て逆ハの字状に回転する。
【0007】
レバーアーム112を逆ハの字状に回転させるのは、送風ファンのバサツキ音を防止し、空気の流れを中央の空気吹出口108aに収束させるためである。かかる風向左右羽根110の配置により、左右の空気吹出口108bがほぼ遮蔽され、空気の流れが中央の吹出口中央108aに収束される結果、中央の空気吹出口108aから集中的な吹出し流が送出される。風向左右羽根110は、駆動源であるステッピングモータ111の設定された回転運動(回転角度)を伝達され、回動する。
【0008】
しかし、上記従来の技術においては、駆動源であるステッピングモータ111には設計上どうしても、その回転角度には遊びがあり、したがって風向左右羽根110の左右への回動は設定角度よりズレを生じ、風向変更が適切にならなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、制御や構成が簡素で安価な風向左右変更装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載に係る発明は、室内機に、室内熱交換器と、送風ファンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され風向きを水平方向に変化させ、空気吹出口中央を境に左右2分割される複数の風向左右羽根と、駆動源と、前記駆動源の動力を前記風向左右羽根に伝える動力伝達機構手段とを備え、前記動力伝達機構手段は前記駆動源の回転軸に連結し、駆動源の回転運動を直線運動に変換するロッドと、前記ロッドに連結され左右に移動する第1の連結体および前記第1の連結体に連結した第2の連結体と、前記第1と第2の連結体の連結部より得た動力が回転運動に変換され、この動力により回動する第1のカムおよび前記連結部に一部を連結し、前記第1のカムと同軸に配設して前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるキャップセンターと、前記第1のカムの回転により左右へ移動し、前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるレバーアームと、前記第2の連結体の他端に軸支し、左右への直線運動を回転運動に変換し、前記風向左右羽根の第2の風向左右羽根を左右に回転させる第2のカムとを有し、前記キャップセンターと前記第1のカムに当てリブを形成し、前記風向左右羽根の回転角度を設定する空気調和機の風向変更装置である。
【0011】
また、請求項2記載に係る発明は、室内機に、室内熱交換器と、送風ファンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され風向きを水平方向に変化させ、空気吹出口中央を境に左右2分割される複数の風向左右羽根と、駆動源と、前記駆動源の動力を前記風向左右羽根に伝える動力伝達機構手段とを備え、前記動力伝達機構手段は前記駆動源の回転軸に連結し、駆動源の回転運動を直線運動に変換するロッドと、前記ロッドに連結され左右に移動する第1の連結体および前記第1の連結体に連結した第2の連結体と、前記第1と第2の連結体の連結部より得た動力が回転運動に変換され、この動力により回動する第1のカムおよび前記連結部に一部を連結し、前記第1のカムと同軸に配設して前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるキャップセンターと、前記第1のカムの回転により左右へ移動し、前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるレバーアームと、前記第2の連結体の他端に軸支し、左右への直線運動を回転運動に変換し、前記風向左右羽根の第2の風向左右羽根を左右に回転させる第2のカムとを有し、上記吹出口に当てリブを形成し、前記当てリブに第1の連結体を当接させて前記風向左右羽根の回転角度を設定する空気調和機の風向変更装置である。
【0012】
また、請求項3記載に係る発明は、室内機に、室内熱交換器と、送風ファンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され風向きを水平方向に変化させ、空気吹出口中央を境に左右2分割される複数の風向左右羽根と、駆動源と、前記駆動源の動力を前記風向左右羽根に伝える動力伝達機構手段とを備え、前記動力伝達機構手段は前記駆動源の回転軸に連結し、駆動源の回転運動を直線運動に変換するロッドと、前記ロッドに連結され左右に移動する第1の連結体および前記第1の連結体に連結した第2の連結体と、前記第1と第2の連結体の連結部より得た動力が回転運動に変換され、この動力により回動する第1のカムおよび前記連結部に一部を連結し、前記第1のカムと同軸に配設して前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるキャップセンターと、前記第1のカムの回転により左右へ移動し、前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるレバーアームと、前記第2の連結体の他端に軸支し、左右への直線運動を回転運動に変換し、前記風向左右羽根の第2の風向左右羽根を左右に回転させる第2のカムとを有し、上記駆動源を保護する保護カバーに当てリブを形成し、前記当てリブにロッドを当接させて前記風向左右羽根の回転角度を設定する空気調和機の風向変更装置である。
【0013】
上記各技術手段によれば、当てリブが第1のカム、または第1の連結体、またはロッドと当接して風向左右羽根の回転角度を設定することが可能になる。
【0014】
また、請求項4記載に係る発明は、上記第1と第2の連結体の連結部を、着脱自在で、かつ連結した第1と第2の連結体が一定の形状を保持できるように構成した空気調和機の風向変更装置で、第1と第2の連結体は連結部でもって予め形状を一定に保持すること可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の空気調和機の風向変更装置について図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の風向変更装置を搭載した空気調和機の室内機を示す平面図で、図2は、そのX―X線断面図である。図1および2において、1は前面カバー、2は空気の吸込口、3は室内熱交換器、4は送風ファン、5はリアガイダ、6はスタビライザ、8は空気吹出口である。送風ファン4により空気吸込口2から導入された空気が、スタビライザ6とリアガイダ5により形成された送風路7を介して、空気吹出口8から送出される。そして、空気吹出口8近傍には、複数の風向左右羽根20が左右方向に回動自在に軸支されており、風の流れを略水平方向に変化させる。また、空気吹出口8には、風向上下羽根19が上下方向に回動自在に軸支されており、風の流れを垂直方向に変化させる。風向上下羽根19は、水平方向に3分割されており、中央の風向上下羽根(中央風向上下羽根)19aと、左右の風向上下羽根(左右風向上下羽根)19bから成る。左右風向上下羽根19bは互いに連動する一方、中央風向上下羽根19aは独立に回動可能である。これらの風向上下羽根19aおよび19bはステッピングモータ等の駆動源にて回動する。
【0017】
図3は、風向左右羽根20の配置を示す概略図である。風向左右羽根20は、空気吹出口8の中心を境に両側に別れており、さらに中央風向上下羽根19a近傍にある中央風向左右羽根20aと左右風向上下羽根19b近傍にある左右風向左右羽根20bとに別れ配置されている。左右風向左右羽根20bのうち、両端に位置する数枚の風向左右羽根20cは、その回動軸に対して傾斜して設置されている。中央と左右の風向左右羽根20aおよび20bは、区分ごとに連結棧23によって連結されており、左右風向左右羽根20bは、略水平方向に回動自在に軸支されたレバーアーム22上に支持されている。
【0018】
図4は、風向変更装置の風向左右羽根の駆動関係を示す概略図で、ステッピングモータ21の動力を風向左右羽根20a、20bに伝える動力伝達機構手段を示すものである。以下に動力伝達機構手段を説明する。21は固定されるステッピングモータで、先端が角型の回転軸21aを有する。24はロッドで、長穴24bを回転軸21aに係合して駆動源であるステッピングモータ21の回転運動を直線運動に変換する。第1の連結体25は、一端部に設けた軸または穴25aを、ロッド24の他端に設けた穴または軸24aに軸支し、かつ他端部には穴25bを形成している。
【0019】
複数の左右風向左右羽根20bは、レバーアーム22上に支持された連結棧23により回動自在に連結され、レバーアーム22はその中央に設けた複数の爪22aを空気吹出口8に設けた軸穴8cに回動可能に装着している。従って、空気吹出口8に係合させたレバーアーム22は軸穴8cを中心に回転できる。
【0020】
第1のカム26は、レバーアーム22に対向して空気吹出口8の基板裏側に設けられ、その複数の爪26aで軸穴8cに回動可能に装着する。従って、空気吹出口8に係合させた第1のカム26は軸穴8cを中心に回転でき、レバーアーム22の複数の爪22aと第1のカム26に設けた複数の爪26aが互いに噛合い連動する。
【0021】
左右風向左右羽根20bの軸20dは、レバーアーム22の中央に装着し、かつ空気吹出口8の軸穴8cを貫通して下方に延出し、軸穴8cの中心に位置する。キャップセンター27は、中心穴27aと外周部の一部にロッド軸27bを有し、第1のカム26における一対の爪26bに嵌合して第1のカム26と同軸上に回転自在に配設されている。キャップセンター27に設けた中心穴27aには、左右風向左右羽根20bの軸20dを係合させる。またキャップセンター27は、そのロッド軸27bを、第1の連結体25の穴25bに装着させることにより、直線運動を回転運動に変換し、中心穴27aに係合した軸20d、連結棧23を介して連結棧23により連結された複数の左右風向左右羽根20bは左右に回動する。
【0022】
また、第1のカム26は、空気吹出口8の基板裏側の軸穴8cを中心とした円周上に形成したガイド軸8dに沿って回転運動をするガイド穴26cを有し、さらに、第1のカム26の外周に形成したガイド穴26dに、ロッドセンター28の一端のピン28aを遊合し、かつロッドセンター8の他端をキャップセンター27のロッド軸27bに軸支し、このロッド軸27bと空気吹出口8に形成したガイド軸8dを連動させるロッドセンター28により、第1の連結体25の直線運動を第1のカム26を回転運動に変換させることで、第1のカム26を回転させ、噛合った爪により、係合したレバーアーム22を回転させ、連結棧23により連結された複数の左右風向左右羽根20bは左右に回動する。
【0023】
このように、一つの駆動源で左右風向左右羽根20bを左右に回動し、同時にレバーアーム22も軸穴8cを中心に回動させるものである。さらに、キャップセンター27のロッド軸27bに、第1の連結体25とともに第2の連結体29を連結することにより、連結棧30により連結された複数の中央風向左右羽根20aを第2のカム31を介して直線運動を回転運動に変換し、左右に回動させるものである。図中、32はステッピングモータ21を露付き等より保護するための保護カバーである。
【0024】
上記構成の動力伝達機構手段において、ステッピングモータ21の回転はロッド24により直線運動に変換され、第1と第2の連結体25、29は左右に移動し、第1と第2の連結体25、29の連結部Aに軸支したロッド軸27bを中心にキャップセンター27が回転して回転運動に変換され、一方、ロッドセンター28を介して第1のカム26も回転し、レバーアーム22、連結棧23を介して第1の風向左右羽根である風向左右羽根20bをキャップセンター27で直接に、また第1のカム26、レバーアーム22を介して左右に回転させ、また第1と第2の連結体25、29の左右への移動を回転運動に変換した第2のカム31により、第2の風向左右羽根である風向左右羽根20aを左右に回転させるのである。
【0025】
以上説明した動力伝達機構手段では、動力源にステッピングモータ21を使用しているので、その回転角度には遊びがあり、したがって風向左右羽根20の左右への回動は設定角度よりズレを生じることになる。
【0026】
然るに本実施の形態では、ステッピングモータ21の回転角度の遊びを、動力伝達機構手段において規制して風向左右羽根20の左右への回転角度にズレが起こらないようにするため、その一手段として図5に示す構成を採用したものである。
【0027】
図5において、図4に示した第1のカム26、キャップセンター27の構成を理解しやすくするため、実装するときと反対に裏がえして示しており、キャップセンター27は、その中心穴27aを中心とした円周上に、2つの凸状の当てリブ27cを形成し、第1のカム26の円周上に形成した凸状のストッパー26eにキャップセンター27の回転運動において凸状の当てリブ27cと凸状のストッパー26eを当て回転角度を規制し、物理的(機構的)に風向左右羽根20の左右への羽根回動を行わせ、設計目標通りの羽根回転角度を創出することができる。
【0028】
すなわち、キャップセンター27は、その切り込み27dを第1のカム26のストッパー26eに合わせて第1のカム26内に嵌合し、爪26aと爪26bの間に挟持された状態で回転する。従って、ロッド軸27bを介して第1の連結体25の左右への移動で回転したキャップセンター27の一定角度に配置している左右の当てリブ27cに、回転する第1のカム26のストッパー26eが当ることにより、風向左右羽根20bの回転角度が設計目標通りに設定されるのである。
【0029】
(実施の形態2)
本実施の形態は、実施の形態1と同様に、ステッピングモータ21の回転角度の遊びを、動力伝達機構手段において規制して風向左右羽根20の左右への回動角度にズレが起こらないようにするため、その一手段として図6(a)、(b)に示す構成を採用し、それ以外の図1〜図4の構成は実施の形態1と同じなので詳細な説明は省略する。
【0030】
図6(a)、(b)は、空気吹出口8の基板裏面に配置した第1の連結体25が直線運動で左右に可動する始点と終点位置において当てリブ8e、8fを空気吹出口8の基板裏面に設け、左右へ移動する第1の連結体25の外壁を当てリブ8e、8fに当接させるものである。従って、移動が規制された第1の連結体25の連結部Aに軸支したキャップセンター27も、その回転角度が規制されることになり、物理的(機構的)に風向左右羽根20の左右への羽根回動を行わせ、設計目標通りの羽根回転角度を創出することができる。
【0031】
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態1と同様に、ステッピングモータ21の回転角度の遊びを、動力伝達機構手段において規制して風向左右羽根20の左右への回転角度にズレが起こらないようにするため、その一手段として図7に示す構成を採用し、それ以外の図1〜図4の構成は実施の形態1と同じなので詳細な説明は省略する。
【0032】
図7は、風向左右羽根の回転角度の設定を示す概略図である。駆動源であるステッピングモータ21には、露付き等より保護するため保護カバー32が設けられ、この下面に2つの凸状の当てリブ32aを、ステッピングモータ21の回転軸21aに軸支し、第1の連結体25を長穴24bに連結したロッド24の回転運動の始点と終点位置に形成している。従って、ステッピングモータ21の回転によりロッド24が左右に回動して2つの凸状の当てリブ32aに当接し、回転角度が規制され、物理的(機械的)に風向左右羽根20の左右への羽根回動を行わせ、設計目標通りの羽根回転角度を創出することができる。
【0033】
(実施の形態4)
本実施の形態は、図4における第1の連結体25と第2の連結体29の連結部Aに改良加えた処が、実施の形態1〜3の発明と異なるだけで、それ以外は同じなので詳細な説明を省略し、異なる処を中心に説明する。
【0034】
第1の連結体25と第2の連結体29を第1のカム26およびキャップセンター27、ロッドセンター28に結合して完成した組立て品を予め形成するものである。そこで、図8(a)では、第1の連結体25と第2の連結体29が所定の形状(ここでは略直線状)に成るように第2の連結体29の端部にコ字状の連結部29aを、そして第1の連結体25の端部に、コ字状の連結部29aに着脱可能に係合する凸状の連結部25aをそれぞれ形成している。図8(b)は前記説明した図8(a)と逆に連結部29a、25bを形成したものである。このように第1の連結体25と第2の連結体29の連結部Aでの構成により、予め所定の形状を保持することにより組立て時の作業を容易にすることができ、かつ前記説明した完成品としての部品としての納入形態も第1の連結体25と第2の連結体29が略直線状形状の一定となるため、安定した納品が行える。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1、または請求項2、または請求項3記載に係る各発明は、室内機に、室内熱交換器と、送風ファンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され風向きを水平方向に変化させ、空気吹出口中央を境に左右2分割される複数の風向左右羽根と、駆動源と、前記駆動源の動力を前記風向左右羽根に伝える動力伝達機構手段とを備え、前記動力伝達機構手段は前記駆動源の回転軸に連結し、駆動源の回転運動を直線運動に変換するロッドと、前記ロッドに連結され左右に移動する第1の連結体および前記第1の連結体に連結した第2の連結体と、前記第1と第2の連結体の連結部より得た動力が回転運動に変換され、この動力により回動する第1のカムおよび前記連結部に一部を連結し、前記第1のカムと同軸に配設して前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるキャップセンターと、前記第1のカムの回転により左右へ移動し、前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるレバーアームと、前記第2の連結体の他端に軸支し、左右への直線運動を回転運動に変換し、前記風向左右羽根の第2の風向左右羽根を左右に回転させる第2のカムとを有し、前記キャップセンターと前記第1のカムに当てリブを形成し、前記風向左右羽根の回転角度を設定する構成、または空気吹出口に当てリブを形成して第1の連結体に接触させ羽根の回転角度を設定する構成、または駆動源を保護する保護カバーに当てリブを形成してロッドを接触させ羽根の回転角度を設定する構成とすることにより、駆動源の設定された回転角度の遊びによる角度のズレをなくす事ができ、安定した左右羽根の回動が得られるとともに、制御や構成が簡素で安価な風向変更装置を提供することができる。
【0036】
請求項4記載に係る発明は、第1の連結体と第2の連結体における夫々の端部に、結合した時に第1の連結体と第2の連結体が所定の形状を保持する着脱可能な連結部を設けているので、組立て時の作業を容易にすることができるとともに例えば組立工程への納入形態も形状が一定となるため、安定した納品を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1〜3における風向変更装置を搭載した空気調和機の室内機を示す正面図
【図2】図1に示す空気調和機のX―X線の断面図
【図3】同実施の形態1〜3における風向変更装置の風向左右羽根と風向上下羽根の配置を示す概略図
【図4】同実施の形態1〜3における風向変更装置の風向左右羽根の駆動関係を示す概略図
【図5】同実施の形態1における風向変更装置の風向左右羽根の回転角度設定を示す概略図
【図6】(a)本発明の実施の形態2における風向変更装置の風向左右羽根の回転角度設定を示す概略図
(b)同実施の形態2における風向変更装置の風向左右羽根の回転角度設定を示す概略図
【図7】本発明の実施の形態3における風向変更装置の風向左右羽根の回転角度設定を示す概略図
【図8】(a)本発明の実施の形態4における風向変更装置の連結体の連結部を示す分解斜視図
(b)同実施の形態4における風向変更装置の連結体の連結部を示す他の例の分解斜視図
【図9】従来の風向変更装置を有する空気調和機を示す断面図
【図10】(a)同風向変更装置に係る風向左右羽根が空気吹出し口の全幅に風を流す状態を示す概略図
(b)同風向変更装置に係る風向左右羽根が空気吹出し口の中央に風を流す状態を示す概略図
【符号の説明】
1 前面カバー
3 室内熱交換器
4 送風ファン
8 空気吹出口
8e、8f 当てリブ
20 風向左右羽根
21 ステッピングモータ(駆動源)
22 レバーアーム
24 ロッド
25 第1の連結体
25a、29a 凹凸の連結部(連結部A)
26 第1のカム
26e ストッパー
27 キャップセンター
27c 凸状の当てリブ
29 第2の連結体
32 保護カバー
32a 当てリブ

Claims (4)

  1. 室内機に、室内熱交換器と、送風ファンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され風向きを水平方向に変化させ、空気吹出口中央を境に左右2分割される複数の風向左右羽根と、駆動源と、前記駆動源の動力を前記風向左右羽根に伝える動力伝達機構手段とを備え、前記動力伝達機構手段は前記駆動源の回転軸に連結し、駆動源の回転運動を直線運動に変換するロッドと、前記ロッドに連結され左右に移動する第1の連結体および前記第1の連結体に連結した第2の連結体と、前記第1と第2の連結体の連結部より得た動力が回転運動に変換され、この動力により回動する第1のカムおよび前記連結部に一部を連結し、前記第1のカムと同軸に配設して前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるキャップセンターと、前記第1のカムの回転により左右へ移動し、前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるレバーアームと、前記第2の連結体の他端に軸支し、左右への直線運動を回転運動に変換し、前記風向左右羽根の第2の風向左右羽根を左右に回転させる第2のカムとを有し、前記キャップセンターと前記第1のカムに当てリブを形成し、前記風向左右羽根の回転角度を設定することを特徴とする空気調和機の風向変更装置。
  2. 室内機に、室内熱交換器と、送風ファンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され風向きを水平方向に変化させ、空気吹出口中央を境に左右2分割される複数の風向左右羽根と、駆動源と、前記駆動源の動力を前記風向左右羽根に伝える動力伝達機構手段とを備え、前記動力伝達機構手段は前記駆動源の回転軸に連結し、駆動源の回転運動を直線運動に変換するロッドと、前記ロッドに連結され左右に移動する第1の連結体および前記第1の連結体に連結した第2の連結体と、前記第1と第2の連結体の連結部より得た動力が回転運動に変換され、この動力により回動する第1のカムおよび前記連結部に一部を連結し、前記第1のカムと同軸に配設して前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるキャップセンターと、前記第1のカムの回転により左右へ移動し、前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるレバーアームと、前記第2の連結体の他端に軸支し、左右への直線運動を回転運動に変換し、前記風向左右羽根の第2の風向左右羽根を左右に回転させる第2のカムとを有し、上記吹出口に当てリブを形成し、前記当てリブに第1の連結体を当接させて前記風向左右羽根の回転角度を設定することを特徴とする空気調和機の風向変更装置。
  3. 室内機に、室内熱交換器と、送風ファンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され風向きを水平方向に変化させ、空気吹出口中央を境に左右2分割される複数の風向左右羽根と、駆動源と、前記駆動源の動力を前記風向左右羽根に伝える動力伝達機構手段とを備え、前記動力伝達機構手段は前記駆動源の回転軸に連結し、駆動源の回転運動を直線運動に変換するロッドと、前記ロッドに連結され左右に移動する第1の連結体および前記第1の連結体に連結した第2の連結体と、前記第1と第2の連結体の連結部より得た動力が回転運動に変換され、この動力により回動する第1のカムおよび前記連結部に一部を連結し、前記第1のカムと同軸に配設して前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるキャップセンターと、前記第1のカムの回転により左右へ移動し、前記風向左右羽根の第1の風向左右羽根を左右に回転させるレバーアームと、前記第2の連結体の他端に軸支し、左右への直線運動を回転運動に変換し、前記風向左右羽根の第2の風向左右羽根を左右に回転させる第2のカムとを有し、上記駆動源を保護する保護カバーに当てリブを形成し、前記当てリブにロッドを当接させて前記風向左右羽根の回転角度を設定することを特徴とする空気調和機の風向変更装置。
  4. 上記第1と第2の連結体の連結部を、着脱自在で、かつ連結した第1と第2の連結体が一定の形状を保持できるように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機の風向変更装置。
JP2002136669A 2002-05-13 2002-05-13 空気調和機の風向変更装置 Expired - Fee Related JP3780974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002136669A JP3780974B2 (ja) 2002-05-13 2002-05-13 空気調和機の風向変更装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002136669A JP3780974B2 (ja) 2002-05-13 2002-05-13 空気調和機の風向変更装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003329296A JP2003329296A (ja) 2003-11-19
JP3780974B2 true JP3780974B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=29698632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002136669A Expired - Fee Related JP3780974B2 (ja) 2002-05-13 2002-05-13 空気調和機の風向変更装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3780974B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101192107B1 (ko) * 2004-09-07 2012-10-16 엘지전자 주식회사 분리형 공기조화기의 토출그릴구조
JP2008111617A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2008175431A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の室内機
JP5277737B2 (ja) * 2008-06-10 2013-08-28 パナソニック株式会社 空気調和機
JP5267373B2 (ja) * 2009-08-05 2013-08-21 パナソニック株式会社 空気調和機の風向変更装置
JP2013088074A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Panasonic Corp 空気調和機
CN202470348U (zh) * 2012-02-29 2012-10-03 珠海格力电器股份有限公司 导风板驱动装置及使用该驱动装置的空调室内机
CN103512174B (zh) * 2012-06-21 2016-08-03 珠海格力电器股份有限公司 导风板驱动装置和具有该驱动装置的空调室内机
JP6009926B2 (ja) * 2012-12-13 2016-10-19 株式会社コロナ 空気調和機のルーバー構造
CN103307726B (zh) * 2013-06-07 2016-01-20 广东美的制冷设备有限公司 空调导风机构及空调器
CN104236041B (zh) * 2013-06-20 2017-02-08 广东美的制冷设备有限公司 空调导风板及空调器
CN107576045B (zh) * 2017-09-11 2023-03-24 奥克斯空调股份有限公司 一种空调器的扫风连杆

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63210550A (ja) * 1987-02-27 1988-09-01 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 風量制御用ダンパ装置
JPS6490946A (en) * 1987-09-30 1989-04-10 Fujitsu General Ltd Wind direction control device for air conditioner
JPH0384358A (ja) * 1989-08-28 1991-04-09 Sanyo Electric Co Ltd 風向変更装置
JPH0587395A (ja) * 1991-09-30 1993-04-06 Toshiba Ave Corp 空気調和機
JP3663817B2 (ja) * 1997-03-31 2005-06-22 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP3896199B2 (ja) * 1997-10-07 2007-03-22 松下電器産業株式会社 ルーバ機構及びルーバ
JP2000227247A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Fujitsu General Ltd 空気調和機の風向調節装置
JP2002039609A (ja) * 2001-06-22 2002-02-06 Mitsubishi Electric Corp 風向調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003329296A (ja) 2003-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3780974B2 (ja) 空気調和機の風向変更装置
CN107940723A (zh) 一种扫风机构及其空调器
CN108708876A (zh) 叶片调节机构和空气循环器
CN103292445A (zh) 空调导风机构及空调器
US4628801A (en) Wind direction changing device
JP4925901B2 (ja) 空気調和機
JP4650081B2 (ja) 空気調和機
WO2008010384A1 (fr) Climatiseur
JPH10148358A (ja) 空気調和機の風向変更装置
JP3780950B2 (ja) 空気調和機の風向変更装置
JPH1114134A (ja) 空気調和機の室内機
JPS6123240Y2 (ja)
CN208646551U (zh) 一种万向转动风口及汽车
JP4152044B2 (ja) 空気調和機の風向調節装置
CN113932437B (zh) 用于空调导风的装置和空调
CN221197536U (en) Air guide mechanism and air conditioner with same
JP3045940U (ja) 吹出口装置
CN217057709U (zh) 空调器
CN220828895U (zh) 导风板组件和具有其的空调器
CN221005249U (zh) 出风框组件和空调器
JP7246911B2 (ja) 空気調和機
CN221044454U (zh) 一种可换向的风梳结构
JPH065525Y2 (ja) 空気調和機の風向変更装置
JP2001124399A (ja) 空気調和機の風向変更装置
JPH0123064Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140317

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees