JP3896199B2 - ルーバ機構及びルーバ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種の空調設備、装置を構成する風の吹き出し口に備えられるルーバ機構およびルーバの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の空調設備、装置を構成する風の吹き出し口に備えられるルーバにあっては、互いに板面を同じ向きに配する複数の整流板を有しており、典型的にはこの複数の整流板を同じ向きに傾動させるように動作させることにより、前記吹き出し口から吹き出される風の向きを可変している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来のルーバにあっては、前記複数の整流板の傾動により、前記吹き出し口から吹き出される風の向きを左右あるいは前後おおむね可変できるものの、かかる吹き出し口から吹き出される風の全部あるいは大部分を当該吹き出し口の一方側あるいは中央側に集中的に案内し、吹き出させることはできないものであった。
【0004】
そこで、この発明は、各種の空調設備、装置を構成する風の吹き出し口から吹き出される風を必要に応じて当該吹き出し口の一方側あるいは中央側に集中的に案内して、吹き出させることができるルーバ機構およびルーバの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、ルーバ機構が、以下の(1)〜(8)の構成を備えたものとした。
(1)風の吹き出し口を構成するフレームの内外に連通して設けられた軸穴に回動可能に差し入れ組み付けられる組み付け部と、この軸穴への連通穴とを有する傾動プレートと、
(2)当該傾動プレートにおける前記フレームの軸穴に向き合わない側から前記連通穴に回動可能に軸部を差し入れて当該傾動プレートに組み付けられた駆動側整流板と、
(3)前記駆動側整流板の板面と板面を同じ向きに配し、かつ、当該駆動側整流板の回動に伴って、当該駆動側整流板と同じ向きに回動されるように、リンクバーにより当該駆動側整流板に連結され、かつ、前記傾動プレートに回動可能に組み付けられた一又は二以上の従動側整流板と、
(4)前記フレームの軸穴を介して前記傾動プレートに組み付けられる組み付け部を有し、かつ、当該傾動プレートの連通穴に連通される挿通穴を回動軸線に沿って有する第一のギアと、
(5)前記第一のギアの挿通穴に前記傾動プレートへの組み付け側と反対の側から差し入れられると共に、当該傾動プレートの前記連通穴に差し入れられた前記駆動側整流板の軸部に組み付けられる組み付け軸部を回動軸線に沿って突き出し状に備える第二のギアと、
(6)この第二のギアに噛み合って当該第二のギアを回動させ、かつ、駆動側とされる第三のギアと、
(7)この第三のギアに常時噛み合う第一ギア部と、第一のギアに噛み合う第二ギア部とを回動軸線方向に向けた異なる位置に備えたギア体とを有しており、
(8)前記駆動側整流板の軸部に組み付けられた組み付け軸部を介して各整流板を所定角度分傾動させる位置まで前記第二のギアを回動させた状態において、前記第三のギアに噛み合って回動される前記ギア体の第二ギア部が第一のギアに噛み合わされて、この第一のギアが組み付けられた前記傾動プレートが前記フレームの軸穴を中心に傾動される構成としてある。
【0006】
かかる構成によれば、(a)駆動側とされる第三のギアの回動により第二のギアを回動させることができ、この第二のギアの回動により第一のギアの挿通穴内において回動される当該第二のギアの組み付け軸部に軸部を組み付けられた駆動側整流板を傾動させることができる。
【0007】
(b)また、前記駆動側整流板と前記リンクバーにより連結された従動側整流板を、当該駆動側整流板の傾動に伴って、この駆動側整流板と典型的には同じ角度分、同じ向きに、傾動させることができ、吹き出し口から吹き出される風の向きを左右又は上下に可変させることができる。
【0008】
(c)また、前記第三のギアに常時噛み合う第一ギア部により、当該第三のギアの回動に伴って前記ギア体を回動させることができ、このように回動されるギア体の第二ギア部を、各整流板を所定角度分傾動させる位置まで第二のギアが回動された状態において、前記第一のギアに噛み合わせることができる。
【0009】
(d)そして、このように第一のギアに第二ギア部を噛み合わせたギア体の回動により、この第一のギアの組み付け部に組み付けられた傾動プレートを、当該傾動プレートの組み付け部が回動可能に差し入れ組み付けられた前記フレームの軸穴を中心に、傾動させることができる。
【0010】
(e)そして、この傾動プレートの傾動により、この傾動プレートにそれぞれ回動可能に組み付けられた各整流板を所定の角度分傾動させた状態から、かかる各整流板の全体により吹き出し口から吹き出される風が所定の方向に案内されるように、各整流板を全体として移動させることができる。
【0011】
前記傾動プレートの傾動は、前記各整流板がその板面を、略同一の平面に位置させるか、当該平面にその板面を沿わせるように、前記駆動側整流板を傾動させる第二のギアにより傾動させられた状態において開始されるように、前記第一のギアへの前記ギア体の第二ギア部の噛み合い位置を設定しておくことが最適とされる。このように設定した場合、吹き出される風の全部または大半を、前記各整流板の板面に沿わせて、前記傾動プレートの傾斜方向に案内させることができ、吹き出される風を一方向に集中させることができる。
【0012】
(f)また、前記のように傾動された傾動プレートは、前記第三のギアを逆転させて、前記第一のギアに第二ギア部を噛み合わせたギア体を逆向きに回動させることにより傾動前の位置に復帰させることができる。このように逆向きに回動されたギア体は、傾動プレートが傾動前の位置に復帰した段階で、前記第二ギア部と第一のギアとを噛み合わせない状態とされる。
【0013】
かかる駆動側とされる第三のギアは、モータにより直接的に、または、当該モータの駆動軸との間に適宜配される他のギア列を介して間接的に回動させることができ、当該モータが正転と逆転とを繰り返すように制御することにより、前記各整流板が風の吹き出し方向に板面を沿わせる基準位置を中心に、当該各整流板を両側に向けて傾動させることができる。
【0014】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明にかかるルーバ機構がさらに、以下の(1)〜(7)の構成を備えたものとした。
(1)傾動プレートに回動可能に組み付けられた駆動側整流板及びこの駆動側整流板にリンクバーを介して連結された一又は二以上の従動側整流板とを備えた主整流板列と、
(2)この主整流板列の側方に位置されると共に、吹き出し口を構成するフレームに回動可能に組み付けられた副整流板又はリンクバーを介して互いに同じ向きに回動可能に連結し合わされた複数の副整流板からなる副整流板列を有すると共に、
(3)第二のギアにおける第三のギアとの噛み合い側と反対の側に噛み合うラック部を有する第一のスライドバーと、
(4)前記副整流板又は前記副整流板列を構成する一つの副整流板の回動軸部に組み付けられる組み付け軸部を有する副整流板側ギアに噛み合うラック部を有する第二のスライドバーと、
(5)前記第一のスライドバーと第二のスライドバーとの向き合った端部側間に、連結穴とこの連結穴に収まるピンとを介して組み付けられる連結バーと、
(6)前記第二のギアの回動に伴なって移動される前記第二のスライドバーに、前記主整流板列の組み付けられた前記傾動プレートを傾動させる第一のギアの回動に至る直前で当接して当該第二のスライドバーの移動を阻止する阻止部とを有しており、
(7)前記第一のスライドバー及び第二のスライドバーのいずれか一方の端部側にある前記連結穴には、前記阻止部により第二のスライドバーの移動が阻止された以降の前記第二のギアの回動に伴う前記連結バーの移動を許容するように、前記ピンの逃がし溝が連通されている。
【0015】
かかる構成によれば、(a)主整流板列を構成する各整流板の傾動をさせる第二のギアの回動に伴って、前記第一、第二のスライドバーおよび連結バーを介して副整流板側ギアを回動させることができる。
【0016】
(b)そして、副整流板側ギアの回動に伴って副整流板又はリンクバーを介して連結された前記副整流板列を構成する一つの副整流板を回動させることができ、主整流板列を構成する各整流板の傾動と同時に、典型的には同じ角度分、同じ向きに、この主整流板列の側方において副整流板又は副整流板列を構成する各副整流板を傾動させることができる。
【0017】
(c)また、前記第二のスライドバーに対して、前記主整流板列の組み付けられた前記傾動プレートを傾動させる第一のギアの回動に至る直前で当接して当該第二のスライドバーの移動を阻止する阻止部が設けられていると共に、この阻止部に移動を阻止された以降の第二のギアの回動に伴う連結バーの移動を許容するように、前記ピンの収まる連結穴に当該ピンの逃がし溝が連通されていることから、主整流板列は前記傾動プレートの傾動により全体として傾動されるが、前記副整流板又は副整流板列を構成する各副整流板は、当該主整流板列の全体としての傾動がされるまでの間に限り、主整流板列を構成する各整流板の傾動と連動して傾動される。
【0018】
(d)また、前記のように傾動された傾動プレートを傾動前の位置に戻す向きに前記ギア体を回動させる第三のギアの回動に伴う第二のギアの回動により、逃がし溝からピンを抜き出させて当該ピンを連結穴に収め戻すように第一、第二のスライドバーおよび連結バーを移動させることができ、これにより副整流板側ギアを再び回動させて前記副整流板又は副整流板列を構成する各副整流板を傾動させることができる。
【0019】
かかる構成によれば、前記傾動プレートの傾動による前記主整流板列の全体としての傾動の向きを、このように全体として傾動される主整流板列によって吹き出される風が副整流板又は副整流板列側に案内されるように設定しておくことにより、副整流板又は副整流板列が設けられた箇所から集中的に風が吹き出されるようにすることができる。
【0020】
また、請求項3記載の発明にあっては、ルーバを、請求項1又は請求項2記載のルーバ機構を、吹き出し口の両側にそれぞれ、傾動プレートにおける当該吹き出し口の側端に向けられた側を当該吹き出し口の奥側に引き込ませる向きに当該傾動プレートを傾動させるように備えている構成のものとした。
【0021】
かかる構成によれば、吹き出し口の両側に備えられたルーバ機構を構成する一方の傾動プレートのみを、当該傾動プレートにおける当該吹き出し口の側端に向けられた側を当該吹き出し口の奥側に引き込ませる向きに傾動させるように動作させることによって、吹き出される風を傾動プレートを傾動させていない他方のルーバ機構側から集中的に吹き出させることができる。
【0022】
また、吹き出し口の両側に備えられたルーバ機構を構成する双方の傾動プレートを、当該傾動プレートにおける当該吹き出し口の側端に向けられた側を当該吹き出し口の奥側に引き込ませる向きに傾動させるように動作させることによって、吹き出される風を吹き出し口の中央側から集中的に吹き出させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかるルーバ機構Rおよび当該ルーバ機構Rを用いて構成されるルーバR’の典型的な実施の形態の一つを、図1ないし図29に基づいて説明する。
【0024】
なお、ここで図1から図24は、この実施の形態にかかるルーバ機構Rにそれぞれ関するものであり、図1は、かかるルーバ機構Rを構成する主整流板列1、副整流板列2および駆動ユニット3ならびに吹き出し口Fの要部を斜視の状態で示している。また、図2は、主整流板列1の構成を理解し易いように、当該主整流板列1を構成する各部品を分離し、かつ、駆動側整流板10’に組み付けられる第二のギア33および傾動プレート11に組み付けられる第一のギア32と共に斜視の状態で示している。また、図3は、ルーバ機構Rの組み付け状態を理解し易いように、吹き出し口Fを構成するフレーム100を当該吹き出し口Fの長さ方向に沿って断面にし、かつ、この向きでルーバ機構Rを構成する主整流板列1と副整流板列2を断面にして示している。また、図4は、主整流板列1を構成する駆動側整流板10’の組み付け部分を図3の断面の向きに直交する向きで断面にして示している。また、図5は、駆動ユニット3の構成を理解し易いように、当該駆動ユニット3を構成する各部品を分解して斜視の状態として示している。また、図6および図7は、駆動ユニット3を構成する各ギア32、33、34およびギア体38ならびに第一のスライドバー39の組み合わさり方を理解し易いように、これらを斜視の状態として示している。また、図8は、第一のギア32とギア体38の組み合わさり状態を理解し易いように、これらを平面から見た状態で示している。また、図9は、基準位置Sに各整流板10…、20…を位置させた状態を吹き出し口Fにおける吹き出し前方側から見て、また、図10は、図9の状態を吹き出し口Fを平面から見た状態で示している。また、図11は、図9および図10の状態における駆動ユニット3を構成する各部品の配置を示している。また、図12は、前記基準位置Sから反時計回りに各整流板10…、20…を傾動させた通常傾動状態Maを、図13は、図12の状態における駆動ユニット3を構成する各部品の配置を示している。また、図14は、前記基準位置Sから時計回りに各整流板10…、20…を傾動させた通常傾動状態Maを、図15は、図14の状態における駆動ユニット3を構成する各部品の配置を示している。また、図16は、図14に示される状態から、主整流板列1を全体傾動状態Mbとした状態を、また、図17は、かかる全体傾動状態Mb開始段階または終了段階での駆動ユニット3を構成する各部品の配置を、図18は、かかる全体傾動状態Mbにあってもっとも傾動プレート11が傾動された段階での駆動ユニット3を構成する各部品の配置を、それぞれ示している。また、図19ないし図21は、通常傾動状態Maにおける第一のギア32とギア体38との位置関係をそれぞれ示しており、図19が基準位置Sに各整流板10…、20…がある段階、図20が反時計回り、図21が時計回りに前記各整流板10…、20…が傾動された段階におけるかかる位置関係を示したものである。また、図22ないし図24は、全体傾動状態Mbにおける第一のギア32とギア体38との位置関係をそれぞれ示しており、図22が全体傾動状態Mb開始直前または終了直後の段階、図23が開始直後または終了直前の段階、図24が前記傾動プレート11をもっとも傾動させた段階におけるかかる位置関係を示したものである。
【0025】
また、図25は、この実施の形態にかかるルーバR’の構成を理解し易いように、風の吹き出し口Fの一方側に備えられるルーバ機構Rを斜視の状態として、また、図26は、かかる風の吹き出し口Fの他方側に備えられるルーバ機構Rを斜視の状態として、それぞれ示している。また、図27および図28は、一方側のルーバ機構Rを構成する主整流板列1を全体傾動状態MbとしたルーバR’の構成を、図29は、双方のルーバ機構R、Rを構成する主整流板列1を全体傾動状態MbとしたルーバR’の構成を、吹き出し口Fを平面から見てそれぞれ示している。
【0026】
(ルーバ機構R)
先ず、この実施の形態にかかるルーバ機構Rについて説明する。
【0027】
この実施の形態にかかるルーバ機構Rは、各種の空調設備・装置における風の吹き出し口Fに備え付けられて、当該吹き出し口Fから吹き出される風の向きを可変させる用途で用いられるものである。
【0028】
この実施の形態にあっては、かかるルーバ機構Rは、細長く構成された前記吹き出し口Fを形作るフレーム100における、長さ方向に亙る向き合った側板101の一方に対して当該吹き出し口Fの内側において回動可能に取り付けられる主整流板列1および副整流板列2と、当該吹き出し口Fの外側にあってこれら整流板列1、2を構成する各整流板10…、20…を吹き出される風の向きを可変するように傾動させる駆動ユニット3とを備えている。
【0029】
この実施の形態にあっては、前記主整流板列1および副整流板列2はいずれも、複数の整流板10…、20…から構成されている。この実施の形態にあっては、主整流板列1が5枚の整流板10、10…、副整流板列2が3枚の副整流板20、20…によって構成してある。各整流板列1、2の整流板10、20はそれぞれ、傾動の前後に亙っていずれも板面を同じ向きに、略平行とするように配されている。また、これらの整流板10、20はいずれも、前記回動組み付け側とされる前記の向き合った一方の側板101の側から他方の側板101の側に向けて突き出されるように配され、かつ、その先端部と当該他方の側板101との間に隙間が残されるように備えられている。また、この実施の形態にあっては、前記主整流板列1が吹き出し口Fの側端102側に位置され、前記副整流板列2が当該主整流板列1の側方であって、当該吹き出し口Fの中央103側に位置される構成としてある。
【0030】
前記主整流板列1は、前記フレーム100を構成する一方の側板101に内外を連通するように設けられた軸穴104によって回動可能に組み付けられる傾動プレート11と、この傾動プレート11にそれぞれ回動可能に組み付けられる5枚の整流板10、10…と、この各整流板10、10…を連結するリンクバー12とにより構成してある。
【0031】
前記傾動プレート11は、その板面を前記側板101の内面に略平行とするように配されると共に、前記各整流板10、10…を回動可能に組み付ける五つの軸穴11a、11a…を間隔を開けて有している。かかる五つの軸穴11a、11a…のうち、前記吹き出し口Fの側端102から数えて四つ目の軸穴11aにおける側板101の側に向けられた穴縁部に、当該側板101に設けられた前記軸穴104に回動可能に差し入れ、組み付けられる組み付け部11bが形成されている。この組み付け部11bをもって前記側板101の軸穴104に回動可能に組み付けられた状態で、当該傾動プレート11のこの組み付け部11bの設けられた軸穴11aが当該側板101の軸穴104に連通されるものとされ、かかる組み付け部11bの設けられた軸穴11aが当該側板101の軸穴104に対する連通穴11cとされる。
【0032】
より詳細には、前記傾動プレート11の前記組み付け部11bは、円形状をなす前記連通穴11cの穴縁との間に間隔を開け、かつ、当該連通穴11cを巡る向きにあって互いに略等しい間隔を開けて突設された四つの弾性掛合片11d、11d…によって構成してある。各弾性掛合片11d、11d…は先端部に外向きの掛合爪11eを有すると共に、外面を前記連通穴11cの円弧に沿った弧状面としている。そして、かかる傾動プレート11は、かかる各弾性掛合片11d、11d…を前記側板101の内側から当該側板101の軸穴104に差し入れることに伴って当該軸穴104の穴縁に掛合爪11eを突き当てさせて各弾性掛合片11d、11d…を内向きに撓め、この掛合爪11eが側板101の外側における当該側板101の軸穴104の穴縁を乗り越えた位置で各弾性掛合片11d、11d…を弾性復帰させて、掛合爪11eを側板101の外側の軸穴104の縁部に掛合させ、当該側板101の軸穴104に回動可能に組み付けられている。
【0033】
また、かかる四つの弾性掛合片11d、11d…のうち、向き合った一対の弾性掛合片11d、11dの内側には、当該弾性掛合片11dの突き出し方向に延びるリブ状の掛合突部11fが設けてあり、この掛合突部11fを利用して後述する駆動ユニット3を構成する第一のギア32の組み付けがなされる構成としてある。
【0034】
次いで、前記主整流板列1を構成する各整流板10、10…は、いずれも、前記傾動プレート11における前記側板101に向き合わない側の面に接する鍔部10aを備えると共に、この鍔部10aを挟んだ一方側に当該傾動プレート11の円形状をなす前記軸穴11aに回動可能に差し入れ、組み付けられる組み付け部10bを、当該鍔部10aを挟んだ他方側に板状部10cを有する構成としてある。かかる各整流板10、10…の組み付け部10bはいずれも、先端に外向きの掛合爪10eを備えた向き合った一対の弾性掛合片10d、10dとして構成してある。また、各弾性掛合片10d、10dは、その外面を前記軸穴11aの円弧に沿った弧状面としている。そして、各整流板10、10…は、かかる一対の弾性掛合片10d、10dを前記傾動プレート11の軸穴11aに差し入れることに伴って当該軸穴11aの穴縁に掛合爪10eを突き当てさせて各弾性掛合片10d、10dを内向きに撓め、この掛合爪10eが差入側と反対の側の当該軸穴11aの穴縁を乗り越えた位置で各弾性掛合片10d、10dを弾性復帰させて、掛合爪10eを当該軸穴11aの縁部に掛合させ、当該傾動プレート11の軸穴11aに回動可能に組み付けられている。
【0035】
このように前記傾動プレート11に組み付けられる各整流板10、10…のうち、前記連通穴11cとされる当該傾動プレート11の軸穴11aに組み付けられる整流板10が駆動側整流板10’とされ、その余の整流板10が従動側整流板10”とされる。
【0036】
駆動側整流板10’は、前記傾動プレート11の連通穴11cにおける前記側板101への組み付け部11bを構成する弾性掛合片11dの突設位置よりも内側で、当該連通穴11cの穴縁部に自身の前記弾性掛合片10dの掛合爪10eを掛合させる構成としてあり(図3、図4)、かかる駆動側整流板10’の回動にあたってかかる傾動プレート11の弾性掛合片11dに自身の前記弾性掛合片10dの掛合爪10eを突き当てさせることがないようにしてある。
【0037】
また、かかる駆動側整流板10’は、前記一対の弾性掛合片10d、10d間に、前記連通穴11cとこの連通穴11cに連通された前記側板101の軸穴104とを通じて、当該側板101の外側、すなわち、前記吹き出し口Fの外側に先端側を突き出させる長さの軸部10fを有している。この軸部10fは、間隔を開けて配された一対の突片10g、10gとして構成されており、この一対の突片10g、10g間に後述する駆動ユニット3を構成する第二のギア33の組み付け軸部33bが挟み込まれた状態で、当該軸部10fと組み付け軸部33bとが、当該第二のギア33の回動により駆動側整流板10’を傾動させるように組み付けられる構成としてある。
【0038】
また、主整流板列1を構成する各整流板10、10…はそれぞれ、前記鍔部10aにおける板状部10cが設けられた側に、先端側に向かうに連れて細まる頭部10iと、円周面を備えた頸部10jとを備えた連結ピン体10hを有している。そして、各整流板10、10…は、かかる連結ピン体10hの頸部10jに、この頸部10jの回動を許容した状態で、掛合される孔12aを備えたリンクバー12により相互に連結されている。この結果、この実施の形態にあっては、かかる主整流板列1を構成する駆動側整流板10’の傾動がなされると、この傾動に伴って、当該駆動側整流板10’と同じ向きに、同じ角度分、従動側整流板10”を傾動させることができる。
【0039】
次いで、前記副整流板列2を構成する各整流板20、20…は、いずれも、前記吹き出し口Fを構成する一方の側板101に接する鍔部20aを備えると共に、この鍔部20aを挟んだ一方側に当該側板101に設けられた軸穴104に回動可能に差し入れ、組み付けられる組み付け部20bを、当該鍔部20aを挟んだ他方側に板状部20cを有する構成としてある。かかる各整流板20、20…の組み付け部20bはいずれも、先端に外向きの掛合爪20eを備えた向き合った一対の弾性掛合片20d、20dとして構成してある。また、各弾性掛合片20d、20dは、その外面を前記軸穴104の円弧に沿った弧状面としている。そして、各整流板20、20…は、かかる一対の弾性掛合片20d、20dを前記側板101の軸穴104に差し入れることに伴って当該軸穴104の穴縁に掛合爪20eを突き当てさせて各弾性掛合片0d、20dを内向きに撓め、この掛合爪20eが差入側と反対の側の当該軸穴104の穴縁を乗り越えた位置で各弾性掛合片20d、20dを弾性復帰させて、掛合爪20eを当該軸穴104の縁部に掛合させ、当該側板101の軸穴104に回動可能に組み付けられている。
【0040】
このように前記側板101に組み付けられる副整流板列2を構成する各整流板20、20…のうち、前記主整流板列1に隣接した当該側板101の軸穴104に組み付けられる整流板20が、後述する駆動ユニット3における副整流板側ギア37の組み付け軸部37bが組み付けられる回動軸部20fを備えた整流板20’とされる。
【0041】
かかる回動軸部20fは、前記一対の弾性掛合片20d、20d間にあって、前記側板101の軸穴104を通じて、当該側板101の外側、すなわち、前記吹き出し口Fの外側に先端側を突き出させる長さに構成され、かつ、互いに間隔を開けて配された一対の突片20g、20gとして構成されており、この一対の突片20g、20g間に後述する駆動ユニット3を構成する副整流板側ギア37の組み付け軸部37bが挟み込まれた状態で、当該回動軸部20fと組み付け軸部37bとが、当該副整流板側ギア37の回動により当該回動軸部20fの設けられた整流板20’を傾動させるように組み付けられる構成としてある。
【0042】
また、副整流板列2を構成する各整流板20、20…はそれぞれ、前記鍔部20aにおける板状部20cが設けられた側に、先端側に向かうに連れて細まる頭部20iと、円周面を備えた頸部とを備えた連結ピン体20hを有している。そして、各整流板20、20…は、かかる連結ピン体20hの頸部に、この頸部の回動を許容した状態で、掛合される孔21aを備えたリンクバー21により相互に連結されている。この結果、この実施の形態にあっては、かかる副整流板列2を構成する前記回動軸部20fが設けられた整流板20’の傾動がなされると、この傾動に伴って、当該整流板20’と同じ向きに、同じ角度分、その余の整流板20を傾動させることができる。
【0043】
次いで、前記駆動ユニット3は、この実施の形態にあっては、前記吹き出し口Fの外側において、この吹き出し口Fを形作るフレーム100の側板101の外面に組み付けられる箱状体であって、かかる側板101の外面に向けられた側に、前記主整流板列1を構成する傾動プレート11に組み付けられる第一のギア32の組み付け部32bを突き出させると共に、前記副整流板列2を構成する整流板20、20…の一つの回動軸部20fに組み付けられる副整流板側ギア37の組み付け軸部37bを突き出させた構成としてある。
【0044】
より詳細には、かかる駆動ユニット3を構成する箱状体は、前記第一のギア32の組み付け部32bの突き出される穴30aと、前記副整流板側ギア37の組み付け軸部37bの突き出される穴30bを備えた蓋板30と、この蓋板30により閉塞される開口31aを備えた本体31とから構成してある。そして、この本体31内に、前記第一のギア32および前記主整流板列1を構成する駆動側整流板10’を傾動させる第二のギア33ならびに前記副整流板側ギア37を回動させるモータ36と、当該モータ36の駆動力をこれらのギア32、33、37に伝達する機構が収められている。
【0045】
そこで先ず、前記主整流板列1を構成する駆動側整流板10’を傾動させる機構および前記傾動プレート11を傾動させる機構について説明する。
【0046】
前記本体31は、一端側に前記第一のギア32を備え、かつ、他端側に前記副整流板側ギア37を備えた細長い収納部31cと、この細長い収納部31cの一側側で、かつ、前記第一のギア32の備えられた側において、この細長い収納部31cに連通された張り出し状の収納部31dを有する。
【0047】
そして、この実施の形態にあっては、かかる張り出し状の収納部31d内に、駆動軸に組み付けられたギア36aを本体31の底側に配した状態でモータ36が組み付けられている。図中符号43で示されるのは、かかるモータ36への通電と制御をなすために、当該モータ36に電気的に接続された配線ケーブルである。
【0048】
そして、かかる本体31には、かかる張り出し状の収納部31dから前記第一のギア32の備えられている細長い収納部31cの一端側に向けて、(1)前記モータ36のギア36aに噛み合う大径の下側ギア部35aと第三のギア34に噛み合う上側ギア部35bとを備えた伝達ギア35
(2)伝達ギア35の上側ギア部35bに噛み合う大径の下側ギア部34aと、第二のギア33のギア部33aおよびギア体38の第一ギア部38aに噛み合う小径の上側ギア部34bとを備えた第三のギア34
(3)第三のギア34の上側ギア部34bの先端側において当該上側ギア部34bに噛み合うギア部33aを備え、かつ、前記本体31の開口31a側に向けて回動中心から駆動側整流板10’の軸部10fへの組み付け軸部33bを突き出し状に備えた第二のギア33
(4)第三のギア34の回動軸と第二のギア33の回動軸との間であって、両ギア34、33の側方に回動軸を備え、かつ、当該第三のギア34の上側ギア部34bに対し第二のギア33の噛み合い位置よりも下側で当該上側ギア部34bに常時噛み合う幅の扇状をなす第一ギア部38aを下側に備えると共に、上側に第一のギア32のギア部32aに噛み合う扇状をなす第二ギア部38bを平面視において前記第一ギア部38aと重なり合わないように備えるギア体38
(5)ギア体38の第二ギア部38bに、当該ギア体38が前記第一ギア部38aと第三のギア34との噛み合いによって所定の位置まで回動された状態において噛み合うギア部32aを備えると共に、回転軸線に沿って、前記第二のギア33の組み付け軸部33bを下方から差し入れさせる挿通穴32dを有する内側筒部32cと、この内側筒部32cを内側に収めた外側筒部32eとを前記本体31の開口31aに向けられた側に備えた第一のギア32、がそれぞれ配し、備えられている。
【0049】
より詳細には、前記伝達ギア35、第二のギア33、第三のギア34およびギア体38はいずれも、前記本体31の底板から開口31a側に向けて互いに突き出す向きを平行とするように突設された軸桿31bを回動可能に収める軸受穴を有しており、かかる軸桿31bを中心に回動可能に組み付けられている。また、前記第一のギア32は、第二のギア33の回動軸線に沿って突き出された組み付け軸部33bを前記挿通穴32dに差し入れて組み付けられていることから、これら各ギア32、33、34、35およびギア体38は回転軸線を互いに平行に配して、回動するものとされる。
【0050】
そして、この実施の形態にあっては、前記第一のギア32の外側筒部32eの先端側に、当該外側筒部32eの筒軸を挟んだ両側部において、当該外側筒部32eの筒端において開放された掛合溝32fが設けてあり、この掛合溝32fが前記フレーム100の軸穴104を介して前記傾動プレート11に組み付けられる組み付け部32bとしてある。
【0051】
すなわち、この実施の形態にあっては、前記フレーム100の軸穴104に回動可能に差し入れ、掛合された前記傾動プレート11の四つの弾性掛合片11d、11d…の内側に、前記第一のギア32の前記外側筒部32eを収めた状態で、前記吹き出し口Fを構成するフレーム100の外側に駆動ユニット3を取り付けることができる構成としてあると共に、このように四つの弾性掛合片11d、11d…の内側に収めた第一のギア32の外側筒部32eの前記一対の掛合溝32f、32fにそれぞれ、前記掛合突部11fを備えた向き合った一対の弾性掛合片11d、11dの当該掛合突部11fが、嵌り込む構成としてある。
【0052】
また、この実施の形態にあっては、前記駆動ユニット3の取り付けにあたり、前記第一のギア32の挿通穴32dに差し入れられた第二のギア33の組み付け軸部33bが、前記傾動プレート11の連通穴11cとこの連通穴11cに連通された前記側板101の軸穴104を通じて前記吹き出し口Fの外側に突き出される前記駆動側整流板10’の軸部10fを構成する一対の突片10g、10g間に入り込み、組み付けられる構成としてある。かかる第二のギア33の組み付け軸部33bは、平板状をなし、その板面を前記一対の突片10g、10gの向き合った面にそれぞれ接しさせることから、第二のギア33の回転に伴って前記駆動側整流板10’は前記傾動プレート11の連通穴11cを軸受として傾動される。
【0053】
この結果、この実施の形態にあっては、前記モータ36の駆動軸を所定量正逆に順次に回動させるように当該モータ36を制御することにより、前記伝達ギア35および第三のギア34を通じて第二のギア33を所定の角度分正逆順次に回動させることができ、この第二のギア33の回動により、風の吹き出し方向に板面を沿わせた基準位置S(図9、図10)を中心として、両側に向けてそれぞれ所定の角度、駆動側整流板10’および前記リンクバー12により連結された従動側整流板10”を傾動させることができる。(図12、図14)この実施の形態にあっては、前記基準位置Sを中心に、駆動ユニット3を前記本体31の開口31a側から視た状態において、時計回りの向きに約30度、反時計回りの向きに約32度、前記各整流板10、10…を傾動させるように前記第二のギア33を回動させることができる構成としてある。これにより、前記吹き出し口Fから吹き出される風の向きを各整流板10、10…により変移させることができる。(図12、図14以下、通常傾動状態Maという。)
【0054】
また、この実施の形態にあっては、前記通常傾動状態Maにおいては、前記ギア体38の第二ギア部38bが第一のギア32のギア部32aに噛み合わないように、当該第二ギア部38bが形成してある。(図13、図15)そして、この実施の形態にあっては、前記駆動ユニット3を前記本体31の開口31a側から視た状態において、時計回りの向きに30度を越えて各整流板10、10…を回動させる位置まで第二のギア33を回動させるように第三のギア34が回動されると、この第三のギア34に常時第一ギア部38aを噛み合わせて回動されるギア体38の前記第二ギア部38bが第一のギア32のギア部32aに噛み合い初め、当該第一のギア32を回動させる。このように第一のギア32が回動されると、この第一のギア32の前記外側筒部32eに弾性掛合片11dを組み付けられている前記傾動プレート11は、前記側板101の軸穴104を中心に傾動され、この傾動プレート11の傾動により主整流板列1が全体として傾動される。(図16、図17以下、全体傾動状態Mbという。)
【0055】
このように傾動プレート11が前記第一のギア32の回動により、すなわち、前記ギア体38の回動により傾動させる間も、当該ギア体38を回動させる前記第三のギア34の回動により前記第二のギア33は回動されることから、主整流板列1を構成する各整流板10、10…はさらに傾動されるに至り、この実施の形態にあっては前記基準位置Sを中心に時計回りの向きにさらに各整流板10、10…は回動されるに至る。この結果、この実施の形態にあっては、最終的には図16に示されるように、各整流板10、10…がそれぞれ略同一の平面上に板面を沿わせた状態で、吹き出し口Fの中央103側から側端102側に向けて吹き出し口Fの奥側に漸次引き込まれるように前記主整流板列1を全体として傾動させることができ、このように傾動された主整流板列1によって、この主整流板列1側に吹き出される風の大部分を吹き出し口Fの中央103側に集中的に案内させることができる。
【0056】
前記全体傾動状態Mbを作り出すように傾動された前記傾動プレート11は、前記モータ36の回転の向きを変えることにより、再び傾動前の位置に復帰させる。
【0057】
すなわち、図16に示されるように傾動プレート11が傾動された状態から前記モータ36の回転の向きを変えると、第三のギア34の回転の向きが切り替えられ、この第三のギア34に第一ギア部38aを噛み合わせているギア体38の回転の向きが切り替えられ、このギア体38の第二ギア部38bに噛み合わされている第一のギア32が回動前の位置に向けて回動され、この第一のギア32の回動に伴って傾動プレート11は傾動前の位置に移動、復帰される。
【0058】
なお、この実施の形態にあっては、前記ギア体38の先端部に、当該ギア体38の回転軸線に沿って突き出す突部38cが設けてあると共に、前記第一のギア32に、当該第一のギア32の回転軸線に略直交する向きで、ギア体38の側に向け張り出す板状の張り出し部32gが設けてある。また、かかる張り出し部32gに、前記ギア体38の先端部に設けた突部38cの収まる穴32hが設けてある。
【0059】
前記ギア体38の突部38cは、横断面形状において、長さ側と幅側とを備えた細長い形状に構成してある。また、前記第一のギア32の張り出し部32gに設けた穴32hは、かかるギア体38の突部38cの長さ側の寸法よりもやや大きい直径を有する円形穴部32iと、この円形穴部32iに対し連通された案内穴部32kとを有している。そして、この実施の形態にあっては、かかる円形穴部32iと案内穴部32kとの連通部32jの幅が、前記ギア体38の突部38cのおける長さ側の寸法よりも小さく、かつ、当該突部38cの幅側の寸法よりも大きく構成してある。
【0060】
また、かかるギア体38と第一のギア32とは、前記通常傾動状態Maの間においては、当該ギア体38の前記突部38cの幅側が前記穴32hの連通部32jに向き合わず、かつ、当該通常傾動状態Maから前記全体傾動状態Mbに移行する直前で、当該ギア体38の突部38cの幅側が当該穴32hの連通部32jに向き合うように、組み合わされる構成としてある。
【0061】
この結果、この実施の形態にあっては、前記通常傾動状態Maの間は、前記第三のギア34の回動によりこの第三のギア34に第一ギア部38aを噛み合わせた前記ギア体38も回動されるが、このように回動されるギア体38の前記突部38cは前記第一のギア32の張り出し部32gの穴32hにおける円形穴部32i内から抜け出さないように当該円形穴部32i内で回動されることとなり、この円形穴部32i内への突部38cの収まりにより、かかる通常傾動状態Maの間において第一のギア32の非回動状態を安定的に保つことができる。(図19、図20、図21)
【0062】
また、前記全体傾動状態Mbに移行された後は、前記第一のギア32の張り出し部32gの穴32hにおける連通部32jから案内穴部32kに向けて、当該第一のギア32の回動に伴って前記ギア体38の突部38cを抜き出させることができ、かかる第一のギア32の回動に支障を生じさせることがない。(図22、図23、図24)
【0063】
また、この実施の形態にあっては、前記第一のギア32の張り出し部32gにおける前記穴32hの案内穴部32kの側方に、前記全体傾動状態Mbを作り出すように当該第一のギア32が回動された状態において、前記ギア体38の第二ギア部38bにおける当該第一のギア32との噛み合いが最初になされる側と反対の側に設けられた突片部38dに対し、当該ギア体38の回動の向きが前記全体傾動状態Mbを再び通常傾動状態Maに戻す向きに切り替えられた際に突き当たる壁面32mが形成してある。
【0064】
この結果、この実施の形態にあっては、前記ギア体38の回動の向きが前記全体傾動状態Mbを再び前記通常傾動状態Maに戻す向きに切り替えられることに伴って、当該ギア体38のおける第二ギア部38bの突片部38dにより前記壁面32mを押圧して、前記第一のギア32を回動前の位置に向けてスムースに回り戻させることができる。
【0065】
次いで、前記駆動ユニット3における前記副整流板列2を構成する各整流板20、20…を傾動させる機構について説明する。
【0066】
この実施の形態にあっては、かかる機構は、(1)前記駆動ユニット3の本体31における細長い収納部31cの長さ方向に沿って移動可能に組み付けられ、かつ、前記第二のギア33のギア部33aに対し、このギア部33aの前記第三のギア34との噛み合い側と反対の側に噛み合うラック部39bを有する第一のスライドバー39と、
(2)かかる細長い収納部31cにおける第二のギア33が設けられた側と反対の側に回動可能に組み付けられた副整流板側ギア37のギア部37aに噛み合うラック部40bを有し、かつ、かかる細長い収納部31cの長さ方向に沿って移動可能に組み付けられた第二のスライドバー40と、
(3)前記第一のスライドバー39と第二のスライドバー40の向き合った端部間に亙る長さを備え、かつ、連結穴39d、40dとピン41aとを介してこの端部間に組み付けられる連結バー41と、
(4)前記主整流板列1を構成する駆動側整流板10’を傾動させる第二のギア33の回転軸線と回転軸線を略平行とするように、本体31の底面から立設された軸桿31bを回動可能に収める軸受穴を有すると共に、当該本体31の開口31a側に向けて突き出される組み付け軸部37bと、前記第二のスライドバー40のラック部40bに噛み合うギア部37aを備えた副整流板側ギア37とを有している。
【0067】
この実施の形態にあっては、前記駆動ユニット3の取り付けにあたり、前記副整流板側ギア37の組み付け軸部37bが、前記側板101の軸穴104を通じて前記吹き出し口Fの外側に突き出される前記副整流板列2を構成する一つの整流板20’の回動軸部20fを構成する一対の突片20g、20g間に入り込み、組み付けられる構成としてある。かかる副整流板側ギア37の組み付け軸部37bは、平板状をなし、その板面を前記一対の突片20g、20gの向き合った面にそれぞれ接しさせることから、副整流板側ギア37の回転に伴って前記副整流板列2を構成する一つの整流板20’は前記側板101の軸穴104を軸受として傾動される。
【0068】
より詳細には、前記第一、第二のスライドバー39、40はいずれも、前記本体31の細長い収納部31cに、当該収納部31cの長さ方向に向けて設けられたガイドリブ31eを収める溝部39c、40cを本体31の底側に有しており、このガイドリブ31eに沿って移動される構成としてある。
【0069】
また、前記第一、第二のスライドバー39、40はいずれも、互いに向き合った端部側において、前記ラック部39b、40bが設けられた側に向けて張り出す張り出し板部39a、40aを有しており、この張り出し板部39a、40aに前記連結バー41の両端部に設けられたピン41aを個別に収め、この連結バー41による前記連結をなさしめる連結穴39d、40dを有している。
【0070】
この結果、この実施の形態にあっては、前記主整流板列1の通常傾動状態Maにおいて、この主整流板列1を構成する駆動側整流板10’を傾動させる前記第二のギア33の回動に伴って前記第一、第二のスライドバー39、40を移動させ、この第二のスライドバー40のラック部40bに噛み合う副整流板側ギア37をかかる第二のギア33と同じ向きに、同じ角度分回動させることができる。これにより、前記通常傾動状態Maにおいて、副整流板列2を構成する各整流板20、20…を主整流板列1を構成する各整流板10、10…と同じ向きに、同じ角度分傾動させることができる。
【0071】
また、この実施の形態にあっては、前記主整流板列1の前記全体傾動状態Mbにおいては、当該全体傾動状態Mb下での前記第二のギア33の回動にかかわらず、前記副整流板側ギア37を回動させない構成が採られている。
【0072】
すなわち、この実施の形態にあっては、前記全体傾動状態Mbに入る直前まで前記第二のギア33が回動された状態において、この第二のギア33の回動により当該第二のギア33側から離れる向きに移動される前記第二のスライドバー40の前記第一のスライドバー39と向き合わない側の端部40fが、前記本体31の内壁面を阻止部31fとして当該阻止部31fに突き当たり、当該向きのそれ以上の移動を阻止される構成としてある。
【0073】
また、前記第二のスライドバー40には、前記連結バー41のピン41aの差し入れられる連結穴40dに連通された当該ピン41aの逃がし溝40eが、この連結穴40dへの連通側から当該第二のスライドバー40における第一のスライドバー39に向き合わない端部40f側に向けて、漸次当該第二のスライドバー40の長さ方向に亙る側縁から離れ出すように傾斜状に設けてある。
【0074】
この結果、この実施の形態にあっては、前記第二のスライドバー40の前記第一のスライドバー39に向き合わない側の端部40fが、前記阻止部31fに突き当たった状態から、前記第二のギア33の回動によりさらに当該第一のスライドバー39が第二のスライドバー40の側に移動されても、この第一のスライドバー39により押される前記連結バー41の移動を、当該連結バー41における前記第二のスライドバー40の連結穴40dに収められたピン41aを前記逃がし溝40eに沿って移動させることにより、許容することができる。
【0075】
前記全体傾動状態Mbから、前記第二のギア33の回転の向きが切り替わると、当該第二のギア33の回転に伴って前記連結バー41が当該第二のギア33の側に引かれ、この連結バー41の移動により第二のスライドバー40の前記逃がし溝40eの最奥側に位置された前記ピン41aは再び前記連結穴40dに収まる位置まで移動される。(なお、符号42で示されるのは、かように移動された第二のスライドバー40を戻し易くするためのバネである。)この実施の形態にあっては、かかる連結穴40dに前記ピン41aが再び収められた段階で、前記全体傾動状態Mbが終了し、前記通常傾動状態Maが開始される構成としてある。そして、この後、さらに前記第二のギア33が回動されることに伴って前記連結バー41が当該第二のギア33側に引かれると、前記第二のスライドバー40の連結穴40dに収まった前記ピン41aにより、当該第二のスライドバー40は再び前記第二のギア33の設けられた箇所に近付く向きに移動されるに至り、この第二のスライドバー40の移動により前記副整流板側ギア37が当該第二のギア33と同じ向きに回動され始め、主整流板列1を構成する各整流板10、10…の傾動に連動した副整流板列2を構成する各整流板20、20…の傾動が再び開始される。
【0076】
(ルーバR’)
次いで、図25ないし図29に基づいて、以上の構成を備えたルーバ機構Rを用いて構成されるルーバR’の典型的な実施の形態の一つを説明する。
【0077】
この実施の形態にかかるルーバR’は、細長い風の吹き出し口Fを有すると共に、この吹き出し口Fの中央103部を挟んだ両側にそれぞれ、この吹き出し口Fを形作るフレーム100を構成する長さ方向に亙る一方の側板101の内側に各整流板10…、20…を、外側に前記駆動ユニット3を配するようにした前記ルーバ機構Rを備えた構成としてある。
【0078】
より詳細には、この実施の形態にあっては、前記吹き出し口Fの中央103部を挟んだ両側に設けられたルーバ機構Rがそれぞれ、当該吹き出し口Fの中央103側に前記副整流板列2を配し、かつ、当該吹き出し口Fの側端102側に前記主整流板列1を配した構成としてある。そして、いずれのルーバ機構Rも、主整流板列1を構成する傾動プレート11を、前記全体傾動状態Mbにおいて当該傾動プレート11における当該吹き出し口Fの側端102に向けられた側を当該吹き出し口Fの奥側に引き込ませる向きに当該傾動プレート11を傾動させるようにしてある。
【0079】
すなわち、この実施の形態にあっては、一対のルーバ機構Rの一方が他方に対し、前記吹き出し口Fの中央103部を中心に対称の形状となり、かつ、前記主整流板列1、副整流板列2及び駆動ユニット3ならびに当該駆動ユニット3を構成するモータ36、各ギア32、33、34、35、37、ギア体38、第一、第二のスライドバー39、40及び連結バー41の配置をすべて対称とするように構成してある。
【0080】
この結果、この実施の形態にかかるルーバR’によれば、前記一対のルーバ機構Rを構成する各整流板10…、20…を前記通常傾動状態Maに置き、かつ、当該一対のルーバ機構Rを構成する各整流板10…、20…がそれぞれ同じ向き、同じ角度に傾動されるように、当該ルーバ機構Rを構成するモータ36を制御することにより、吹き出される風を全体として、前後、または、左右に振り分けることができる。
【0081】
また、前記一対のルーバ機構Rの一方を構成する各整流板10…、20…を前記通常傾動状態Maに留めた状態で、この一方のルーバ機構Rの各整流板10…、20…と他方のルーバ機構Rの副整流板列2を構成する整流板20とが略平行になった段階で、当該他方のルーバ機構Rの主整流板列1を全体傾動状態Mbとするように当該ルーバ機構Rを構成するモータ36を制御することにより、この他方のルーバ機構R側から吹き出される風の全部あるいは大半を、一方のルーバ機構Rの側から集中的に吹き出させることができる。(図27、図28)
【0082】
また、前記一対のルーバ機構Rの一方を構成する各整流板10…、20…と他方を構成する各整流板10…、20…とがそれぞれ、各整流板10…、20…の前側を前記吹き出し口Fの中央103側に向けるように傾動された状態で、双方のルーバ機構Rの主整流板列1を全体傾動状態Mbとするように当該ルーバ機構Rを構成するモータ36を制御することにより、双方のルーバ機構R側から吹き出される風の全部あるいは大半を、吹き出し口Fの中央103部から集中的に吹き出させることができる。(図29)
【0083】
【発明の効果】
この発明にかかるルーバ機構およびルーバによれば、吹き出し口から吹き出される風を、各整流板の傾動により前後、または、左右に振り分けることができると共に、この各整流板が所定の角度分傾動された位置でこの各整流板が回動可能に組み付けられている傾動プレートを全体として傾動させて、吹き出される風の全部あるいは大部分を所定の方向に集中的に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーバ機構Rの概要を示す斜視図
【図2】特に、主整流板列1の構成の概要を示す分解斜視図
【図3】ルーバ機構Rの概要を示す断面図
【図4】駆動側整流板10’の組み付け部分、第一のギア32および第二のギア33の断面図
【図5】駆動ユニット3の概要を示す分解斜視図
【図6】駆動ユニット3の要部斜視図(第一のギア32と第二のギア33組み合わせ状態)
【図7】駆動ユニット3の要部斜視図(第一のギア32と第二のギア33分離状態)
【図8】第一のギア32とギア体38との組み合わせ状態を示す平面図
【図9】ルーバ機構Rの概要を示す正面図(基準位置S)
【図10】ルーバ機構Rの概要を示す平面図(基準位置S)
【図11】駆動ユニット3の概要を示す平面図(基準位置S)
【図12】ルーバ機構Rの概要を示す平面図(通常傾動状態Ma)
【図13】 駆動ユニット3の概要を示す平面図(通常傾動状態Ma)
【図14】ルーバ機構Rの概要を示す平面図(通常傾動状態Ma)
【図15】駆動ユニット3の概要を示す平面図(通常傾動状態Ma)
【図16】ルーバ機構Rの概要を示す平面図(全体傾動状態Mb)
【図17】駆動ユニット3の概要を示す平面図(全体傾動状態Mb)
【図18】駆動ユニット3の概要を示す平面図(全体傾動状態Mb)
【図19】第一のギア32とギア体38との組み合わせ状態を示す断面図
【図20】第一のギア32とギア体38との組み合わせ状態を示す断面図
【図21】第一のギア32とギア体38との組み合わせ状態を示す断面図
【図22】第一のギア32とギア体38との組み合わせ状態を示す断面図
【図23】第一のギア32とギア体38との組み合わせ状態を示す断面図
【図24】第一のギア32とギア体38との組み合わせ状態を示す断面図
【図25】ルーバR’の構成の概要を示す要部斜視図
【図26】ルーバR’の構成の概要を示す要部斜視図
【図27】ルーバR’の構成の概要を示す平面図
【図28】ルーバR’の構成の概要を示す平面図
【図29】ルーバR’の構成の概要を示す平面図
【符号の説明】
F 吹き出し口
100 フレーム
104 軸穴
10’ 駆動側整流板
10f 軸部
10” 従動側整流板
11 傾動プレート
11b 組み付け部
11c 連通穴
12 リンクバー
32 第一のギア
32b 組み付け部
32d 挿通穴
33 第二のギア
33b 組み付け軸部
34 第三のギア
38 ギア体
38a 第一ギア部
38b 第二ギア部

Claims (3)

  1. 風の吹き出し口を構成するフレームの内外に連通して設けられた軸穴に回動可能に差し入れ組み付けられる組み付け部と、この軸穴への連通穴とを有する傾動プレートと、
    当該傾動プレートにおける前記フレームの軸穴に向き合わない側から前記連通穴に回動可能に軸部を差し入れて当該傾動プレートに組み付けられた駆動側整流板と、
    前記駆動側整流板の板面と板面を同じ向きに配し、かつ、当該駆動側整流板の回動に伴って、当該駆動側整流板と同じ向きに回動されるように、リンクバーにより当該駆動側整流板に連結され、かつ、前記傾動プレートに回動可能に組み付けられた一又は二以上の従動側整流板と、
    前記フレームの軸穴を介して前記傾動プレートに組み付けられる組み付け部を有し、かつ、当該傾動プレートの連通穴に連通される挿通穴を回動軸線に沿って有する第一のギアと、
    前記第一のギアの挿通穴に前記傾動プレートへの組み付け側と反対の側から差し入れられると共に、当該傾動プレートの前記連通穴に差し入れられた前記駆動側整流板の軸部に組み付けられる組み付け軸部を回動軸線に沿って突き出し状に備える第二のギアと、
    この第二のギアに噛み合って当該第二のギアを回動させ、かつ、駆動側とされる第三のギアと、
    この第三のギアに常時噛み合う第一ギア部と、第一のギアに噛み合う第二ギア部とを回動軸線方向に向けた異なる位置に備えたギア体とを有しており、
    前記駆動側整流板の軸部に組み付けられた組み付け軸部を介して各整流板を所定角度分傾動させる位置まで前記第二のギアを回動させた状態において、前記第三のギアに噛み合って回動される前記ギア体の第二ギア部が第一のギアに噛み合わされて、この第一のギアが組み付けられた前記傾動プレートが前記フレームの軸穴を中心に傾動される構成としてあることを特徴とするルーバ機構。
  2. 傾動プレートに回動可能に組み付けられた駆動側整流板及びこの駆動側整流板にリンクバーを介して連結された一又は二以上の従動側整流板とを備えた主整流板列と、
    この主整流板列の側方に位置されると共に、吹き出し口を構成するフレームに回動可能に組み付けられた副整流板又はリンクバーを介して互いに同じ向きに回動可能に連結し合わされた複数の副整流板からなる副整流板列を有すると共に、
    第二のギアにおける第三のギアとの噛み合い側と反対の側に噛み合うラック部を有する第一のスライドバーと、
    前記副整流板又は前記副整流板列を構成する一つの副整流板の回動軸部に組み付けられる組み付け軸部を有する副整流板側ギアに噛み合うラック部を有する第二のスライドバーと、
    前記第一のスライドバーと第二のスライドバーとの向き合った端部側間に、連結穴とこの連結穴に収まるピンとを介して組み付けられる連結バーと、
    前記第二のギアの回動に伴なって移動される前記第二のスライドバーに、前記主整流板列の組み付けられた前記傾動プレートを傾動させる第一のギアの回動に至る直前で当接して当該第二のスライドバーの移動を阻止する阻止部とを有しており、
    前記第一のスライドバー及び第二のスライドバーのいずれか一方の端部側にある前記連結穴には、前記阻止部により第二のスライドバーの移動が阻止された以降の前記第二のギアの回動に伴う前記連結バーの移動を許容するように、前記ピンの逃がし溝が連通されていることを特徴とする請求項1記載のルーバ機構。
  3. 請求項1又は請求項2記載のルーバ機構を、吹き出し口の両側にそれぞれ、傾動プレートにおける当該吹き出し口の側端に向けられた側を当該吹き出し口の奥側に引き込ませる向きに当該傾動プレートを傾動させるように備えていることを特徴とするルーバ。
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