JP4925901B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は、ファンにより発生する風の方向を偏向させて制御する風向制御装置を備えた空気調和機に関する。
従来、吹出し口に設けられ、ファンにより発生する風の方向を上下方向および左右方向へ偏向可能な風向偏向手段を備えた空気調和機において、前記風向偏向手段は、前記吹出し口に設けられ、上下羽根回転軸を中心に回動して前記風の方向を上下方向に偏向させる上下羽根と、前記吹出し口に左右方向に並べられて設けられ、左右羽根回転軸を中心に回動して前記風の方向を左右方向に偏向させる複数の左右羽根とを備えたことを特徴とする空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−50579号公報
しかしながら、このものの場合、室内の隅々まで空気を送風するために、左右羽根を大きく回動させると、隣接する左右羽根間の風の方向に対する垂直方向の距離が狭くなる。その結果、空気が左右羽根を通過するときに、空気の縮流が大きくなり、圧力損失が増大してしまうという問題点があった。
この発明は、上述のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、室内の隅々まで空気を送風するために、例えば、左右羽根を大きく回動させても、空気が左右羽根を通過するときに、圧力損失の増大を抑制することができる空気調和機を提供するものである。
この発明に係る空気調和機は、吹出し口に設けられ、ファンにより発生する風の方向を偏向させて制御する風向制御装置を備え、前記風向制御装置は、前記吹出し口に設けられ、前記吹出し口を区画する壁に垂直に形成された吹出し口回動中心部を中心に回動する台座と、前記台座の面に垂直に設けられ、前記台座の回動により前記風の方向を一方向に偏向させる複数の固定羽根と、前記台座の面に垂直に設けられ、前記台座に形成された台座回動中心部を中心に回動して前記風の方向を一方向に偏向させる複数の羽根と、前記羽根と連結して設けられ、前記羽根を回動させる駆動手段とを有し、前記風の方向を一方向に偏向させる際に、前記羽根が前記台座回動中心部を中心に回動するとともに、前記台座が前記吹出し口回動中心部を中心に回動して、前記吹出し口回動中心部を中心に前記固定羽根および前記羽根が前記吹出し口から出し入れされる。
この発明に係る空気調和機によれば、室内の隅々まで空気を送風するために、例えば、左右羽根を大きく回動させても、空気が左右羽根を通過するときに、圧力損失の増大を抑制することができる。
以下、この発明の各実施の形態を図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当の部材、部位については、同一符号を付してある。
各実施の形態では、図2(a)の矢印Aの方向を上下方向、紙面に垂直な方向を左右方向と呼ぶ。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る空気調和機の左右風向制御装置7を示す斜視図、図2(a)は図1の左右風向制御装置7の取り付け位置を示す説明図である。
実施の形態1に係る空気調和機は、外部から空気を吸い込む吸込み口1と、この吸込み口1から吸い込まれた空気を外部へ吹き出す吹出し口2と、吸込み口1と吹出し口2とを連通させた送風路3とが形成されたケース4を備えている。
また、この空気調和機は、送風路3の内部に設けられ風を発生させるファン5と、吸込み口1とファン5との間に設けられ、吸込まれた空気と熱交換を行う熱交換器6と、吹出し口2に設けられ、風の方向を一方向である左右方向に偏向させて制御する左右風向制御装置7と、吹出し口2に設けられ、左右方向に垂直な他方向である上下方向に偏向させて風の方向を制御する上下風向制御装置25とを備えている。
左右風向制御装置7は、吹出し口2の吹出し口底面2cに設けられ、吹出し口底面2cに垂直に形成された吹出し口回動中心部である台座軸受け2aを中心に回動する台座8と、台座8の面に垂直に設けられ、台座8に形成された台座回動中心部である後述する左右羽根軸受け8aを中心に回動する羽根である左右羽根9と、台座8の面に垂直に設けられた複数の固定羽根30とを備えている。
複数の左右羽根9は、吹出し口2の横方向に並べられたものであり、それぞれがヒンジ10を介して羽根リンク棒11と連結されている。
また、上下風向制御装置25は、上下羽根回転軸21を中心に上下方向に回動する上下羽根20を備えている。
図3は実施の形態1に係る空気調和機の左右風向制御装置7の吹出し口2への取り付けを示す説明図である。
吹出し口2には、左右風向制御装置7が左右方向に2個設けられており、各台座8の向かい合った両端部が吹出し口2から出し入れできるようになっている。
吹出し口側壁2bには、モータであるベーンモータ12が設けられている。
図4は台座8に形成された台座スライド孔8cと吹出し口底面2cに形成されたガイド溝13と台座スライド14aとの関係を示す平面図、図5は図4の台座スライド孔8cとガイド溝13と台座スライド14aとを示す分解斜視図、図6は左右羽根9と台座8と吹出し口底面2cとの関係を示す分解斜視図である。
左右羽根9は左右羽根回転軸9aを有し、左右羽根回転軸9aは左右羽根軸受け8aと回動自在に連結している。
台座8は台座回転軸8bを有し、台座回転軸8bは台座軸受け2aと回動自在に連結している。
台座8には、一方向に延びた孔である台座スライド孔8cが形成されている。
吹出し口底面2cには、溝であるガイド溝13が形成されており、このガイド溝13は直線部13aおよび曲線部13bを有している。直線部13aと曲線部13bとの境は、台座8に設けられた台座スライド孔8cの端部とほぼ一致するように配置されている。
また、曲線部13bは台座回転軸8bを中心とした略円弧状に形成されている。
左右風向制御装置7は、一端部が台座スライド孔8cを貫通するとともにガイド溝13に挿入される突起である台座スライド14aを有し、他端部が左右羽根9と連結したリンク体である台座リンク棒14を有している。
図7はベーンモータ12と羽根リンク棒11と台座リンク棒14との関係を示す平面図である。
ベーンモータ12にはモータ回転板15が設けられ、モータ回転板15には内部にモータスライド孔15aが形成されている。このモータスライド孔15aには、羽根リンク棒11の端部に設けられたモータスライド11aが挿入され、モータスライド11aはモータスライド孔15aに沿って自由に移動できる。
駆動手段は、ベーンモータ12、モータ回転板15および羽根リンク棒11から構成されている。
次に、実施の形態1に係る空気調和機の動作について説明する。
図8(a)は左右羽根9の向きをファン5による風の方向と同一にさせたときの左右風向制御装置7の平面図、図8(b)は左右羽根9を偏向させて台座スライド14aが直線部13aにあるときの左右風向制御装置7の平面図、図8(c)は左右羽根9を偏向させて台座スライド14aが曲線部13bにあるときの左右風向制御装置7の平面図である。
まず、図8(a)に示す状態から、ベーンモータ12を時計周りに回転させると、モータ回転板15が回転して、羽根リンク棒11が軸線方向に沿って左方向へ移動する。
羽根リンク棒11を軸線方向に沿って左方向へ移動させると、台座スライド14aが台座スライド孔8c内をガイド溝13に沿って左方向に移動する。
図8(b)に示すように、台座スライド14aがガイド溝13の直線部13aを移動する間は、左右羽根9の向きが偏向されるのみで、従来の空気調和機と同様の動きをする。
一方、図8(a)の状態から、ベーンモータ12を反時計回りに回転させ、羽根リンク棒11を軸線方向に沿って右方向へ移動させると、台座スライド14aが台座スライド孔8c内およびガイド溝13に沿って右方向に移動する。
図8(c)に示すように、台座スライド14aが台座スライド孔8cの端部およびガイド溝13の曲線部13bまで達すると、台座リンク棒14の長さが一定であるので、台座8は台座回転軸受け2aを中心に台座回転軸8bを介して反時計回りに回動し、左右羽根9は吹出し口2の外側に向かってせり出す。さらに、左右羽根9は羽根リンク棒11と接続されているので、左右羽根9も左右羽根軸受け8aを中心に左右羽根回転軸9aを介して反時計回りに回動する。
このとき、固定羽根30は、台座8の回動によって台座回転軸8bを中心に、反時計回りに回動し、左右羽根9のファン5側と接近する。左右羽根9と固定羽根30とは、それぞれの偏向角度が異なっており、左右羽根9と固定羽根30とが、くの字形状をした1枚の羽根のような形状になる。
次に、ベーンモータ12を時計回りに回転させ、羽根リンク棒11を左方向へ移動させると、台座8は台座回転軸受け2aを中心に台座回転軸8bを介して時計回りに回動し、吹出し口2の外側に向かってせり出していた左右羽根9および固定羽根30は吹出し口2の内側に移動する。さらに、左右羽根9は羽根リンク棒11と接続されているので、左右羽根9も左右羽根軸受け8aを中心に左右羽根回転軸9aを介して時計回りに回動し、図8(a)の状態に戻る。
次に、実施の形態1に係る空気調和機の圧力損失について説明する。
図9(a)は従来装置を用いて左右羽根9Aを偏向させたときの隣接した左右羽根9Aの間隔を示す説明図、図9(b)は実施の形態1に係る空気調和機を用いて左右羽根9を偏向させたときの隣接した左右羽根9の間隔を示す説明図である。ここで、従来装置に係る空気調和機における隣接した左右羽根回転軸9aAの間隔および実施の形態1に係る空気調和機における隣接した左右羽根回転軸9aの間隔を同一の距離Lとしている。
従来例の各左右羽根9Aの間隔をh1、実施の形態1の各左右羽根9の間隔をh2とし、それぞれの左右羽根9,9Aの偏向角度を同一角度θ1、台座8の回転角度をθ2とすると、h1=L×cosθ1、h2=L×cos(θ1−θ2)となる。当然のことながら、θ1は90度を越えることはなく、θ1>θ2に設定すると、h1<h2となる。
なお、θ1およびθ2はガイド溝13の直線部13aの長さとベーンモータ12の回転角度によって決定される。
図10(a)は従来装置を用いて左右羽根9Aを偏向させたときの空気の流れを示す説明図、図10(b)は実施の形態1に係る空気調和機を用いて左右羽根9を偏向させたときの空気の流れを示す説明図である。ただし、台座8の回転角度θ2は10度である。
従来装置では、左右羽根9Aを大きく偏向させると、空気の流れが左右羽根9Aから大きく剥離するため、左右羽根9Aの表面によどみ領域33Aが生じ、空気の流路の幅L1は、各左右羽根9Aの間隔h1より小さくなる。
一方、実施の形態1に係る空気調和機では、左右羽根9を大きく偏向させると、固定羽根30の偏向角度θ2と左右羽根9の偏向角度θ1において、θ1>θ2であるので、空気の流れは固定羽根30から剥離しにくく、よどみ領域33の大きさは、従来技術のものより小さくなる。すなわち、空気の流路の幅L2は、従来装置の場合の空気の流路の幅L1より大きく、よどみ領域33による縮流の影響を受け難くなる。
したがって、実施の形態1の左右羽根9および固定羽根30では、従来例の左右羽根9Aの場合より風の方向を偏向する際に発生する空気の流れの縮流が抑制されるので、圧力損失の増大が抑制される。
また、実施の形態1の左右羽根9は吹出し口2の外側へせり出しているので、左右羽根9により偏向された空気の流れによる吹出し口側壁2bとの衝突を低減させ、風の方向に高い偏向性を得ることができる。
なお、図10では、台座8の回転角度θ2を10度とした左右風向制御装置7について説明しているが、勿論回転角度θ2は10度とは限らず、何度であってもよい。ただし、一般的には、回転角度θ2は10度以下として用いられる。
次に、左右羽根9と固定羽根30との位置関係について説明する。
図11(a)は左右羽根9および固定羽根30を偏向させていないときの左右羽根9と固定羽根30との位置関係を示す図であり、図11(b)は左右羽根9および固定羽根30を偏向させたときの左右羽根9と固定羽根30との位置関係を示す図である。ここで、LHは左右羽根回転軸9aから左右羽根9のファン5側端部までの距離を示し、Hは左右羽根回転軸9aから固定羽根30までの距離を示す。
固定羽根30と左右羽根9との位置、固定羽根30および左右羽根9のそれぞれの寸法は、偏向させたときに、左右羽根9と固定羽根30とが、くの字形状をした1枚の羽根のような形状になれば、どのような位置、寸法であってもよいが、最も優れた効果を得るためには、H≒LH×cos(θ1−θ2)となる関係を満たす必要がある。
以上説明したように、実施の形態1に係る空気調和機によると、台座回転軸受け2aを中心に台座回転軸8bを介して台座8を回動させることで、台座回転軸受け2aを中心に左右羽根9および固定羽根30が吹出し口2から出し入れされるので、左右羽根9による圧力損失を低減させることができる。
また、左右羽根9の偏向角度より固定羽根30の偏向角度が小さいので、固定羽根30で発生するよどみ領域33が小さくなり、隣接した左右羽根9の間を通過する空気の流路の幅L2の縮小が抑制されて、左右羽根9による圧力損失をより低減させることができる。
また、ベーンモータ12は、1個で左右羽根9の回動と台座8の回動との両方を駆動させることができるので、モータの数を減らすことができる。
また、ガイド溝13には直線部13aおよび曲線部13bが設けられ、左右羽根9の所定の偏向角度を境に台座8の回動を開始または停止させることができる。通常、左右羽根9および固定羽根30とファン5との距離が近くなりすぎる場合には、騒音や圧力損失が増大するため、このような構成によって、左右羽根9および固定羽根30とファン5とが近づきすぎることを防ぐことができる。その結果、騒音や圧力損失が大きくなることを防止できる。
また、吹出し口底面2cに直線部13aおよび曲線部13bを有するガイド溝13を形成し、台座リンク棒14の台座スライド14aが台座スライド孔8cを貫通してガイド溝13に挿入されているので、簡単な構成で、左右羽根9が所定の偏向角度を境にして、台座8を回動させることができる。
図12(a)は実施の形態1のガイド溝13の他の例の一使用態様を示す平面図、図12(b)は図12(a)の別の使用態様を示す平面図、図12(c)は図12(a)のさらに別の使用態様を示す平面図である。
本使用態様は前述の場合と異なり、左右羽根9および固定羽根30とファン5との間に十分な距離が確保でき、台座8の回動によって騒音や圧力損失の増大が無い場合の一例を示したものである。
台座8を左右羽根9の回動に伴って同一回転方向に回動させることで、風の左右方向への偏向性をさらに向上させることができる。
ガイド溝13の直線部13cは、図12に示すように、上述した実施の形態1のものより送風路3奥側(ファン5の方向)に延びて形成されている。
次に、本使用態様の動作について説明する。
図12(a)の状態から、図12(b)に示すように、羽根リンク棒11を右方向へ移動させると、台座スライド14aが台座スライド孔8c内をガイド溝13の曲線部13bに沿って右方向へ移動する。この時、台座リンク棒14の長さが一定であるので、台座8は台座回転軸8bを中心に反時計周りに回動し、左右羽根9および固定羽根30は吹出し口2の外側へ向かってせりだす。さらに、左右羽根9は羽根リンク棒11と接続されているので、左右羽根9も左右羽根回転軸9aを中心として反時計周りに回動する。
一方、図12(a)の状態から、図12(c)に示すように、羽根リンク棒11を左方向へ移動させると、台座スライド14bが台座スライド孔8c内をガイド溝13の直線部13cに沿って左方向へ移動する。この時、台座リンク棒14の長さが一定であるので、台座8は台座回転軸8bを中心に時計周りに回動し、左右羽根9および固定羽根30は送風路3奥側(ファン5側)へ向かって回動する。
すなわち、左右羽根9を左右方向に偏向させるとともに、台座軸受け2aを中心に左右羽根回転軸9aを介して左右羽根9および固定羽根30を吹出し口2の外側だけでなく送風路3奥側へも移動させて出し入れすることができる。
この例では、左右羽根9を左右方向どちらに偏向させた場合でも、固定羽根30が左右羽根9のファン5側端部と近接する。左右羽根9と固定羽根30とは、それぞれの偏向角度が異なっており、左右羽根9と固定羽根30とが、くの字形状をした1枚の羽根のような形状になる。
この空気調和機によると、左右羽根9および固定羽根30を吹出し口2の外側だけでなく、送風路3奥側へも移動させて出し入れすることができる。図3のように吹出し口2に設けられた2つの左右風向制御装置7は、同時に左右の同一方向へ回動することができるため、図8に示す実施の形態1に係る空気調和機より風の左右方向への偏向性をさらに向上させることができる。
以上説明したように、ガイド溝13の形状は気流の偏向に対応する左右羽根9と台座8の回転角度に応じて自由に形成することができる。すなわち、ガイド溝13は、直線部13cまたは曲線部13bのどちらか一方にて形成してもよい。また、図8に示すように、ガイド溝13の方向と、台座スライド孔8cの方向とが一致する方向に直線部13aを設けることで、左右羽根9の回動時に台座8を回動させないことが可能となる。
なお、上記実施の形態1では、ガイド溝13は吹出し口底面2cに形成されているとして説明したが、勿論このものに限らず、例えば、図13(a)および図13(b)に示すように、吹出し口底面2cに板状の台2dを設け、この台2dにガイド溝13を形成したものであってもよく、ガイド溝13は台座スライド14aを案内するものであればよい。
例えば、台2dを吹出し口底面2cに接着剤やピンなどの手段で取付けることで、ガイド溝13を簡単に形成することができる。
また、台座回転軸8bは横方向に並べられた複数の左右羽根9の最も外側にある左右羽根9の左右羽根回転軸9aと同軸に設ける必要は無く、例えば、図14に示すように、台座回転軸8bは台座8の回動とともに左右羽根9も回動できる位置であればよい。
図15(a)は実施の形態1における空気調和機のさらに他の例の一使用態様を示す平面図、図15(b)は図15(a)の空気調和機の偏向時の使用態様を示す平面図である。
左右羽根回転軸9aは、左右羽根9のファン5側端部に配置され、固定羽根30の反ファン5側端部が左右羽根回転軸9aに近接して配置されている。
偏向されていない場合には、固定羽根30と左右羽根9は同一直線上に配置される。
これにより、左右羽根9および固定羽根30の偏向角度によらず、常に、左右羽根9と固定羽根30とが接近しており、偏向させた場合には、常に、左右羽根9と固定羽根30とが、くの字形状をした1枚の羽根のような形状になるので、さらに風の左右方向への偏向性を向上させることができる。
実施の形態2.
図16(a)は実施の形態2に係る空気調和機の要部平面図、図16(b)は図16(a)の正面図である。
台座回転軸8bは動力伝達手段であるベルト16を介してベーンモータ12と連結されている。
この台座回転軸8bは、台座8に対して回転自在に設けられており、左右羽根回転軸9aと同期して回転するよう左右羽根回転軸9aに固定されている。
左右羽根回転軸9aと左右羽根9とは同期して回転するように固定されている。
左右羽根9を回動させる駆動手段は、ベーンモータ12、台座回転軸8bおよびベルト16から構成されている。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
実施の形態2に係る空気調和機によると、左右羽根回転軸9aが台座回転軸8bおよびベルト16を介してベーンモータ12と連結されているので、ベーンモータ12はモータ回転板15を介して羽根リンク棒11と接続する必要はなく、実施の形態1に係る空気調和機と比べて、より自由にベーンモータ12の位置を設定することができる。ベーンモータ12によりベルト16を駆動させることで、左右羽根回転軸9aを中心に左右羽根9を回動させることができ、同時に台座回転軸8bを中心に台座8を回動させることができる。
なお、上記実施の形態2では、台座回転軸8bがベルト16を介してベーンモータ12と連結されていると説明したが、勿論このものに限らず、左右羽根回転軸9aがベルトを介してベーンモータ12と連結されたものであってもよい。この場合、左右羽根9を回動させる駆動手段は、ベーンモータ12およびベルト16から構成される。
また、上記実施の形態2では、動力伝達手段としてベルト16を例に説明したが、勿論このものに限らず、例えばギヤ等であってもよい。
図17(a)は実施の形態2に係る空気調和機の他の例を示す要部平面図、図17(b)は図17(a)の正面図である。
台座回転軸8bはベーンモータ12と直接連結されている。
この台座回転軸8bは、台座8に対して回転自在に設けられており、左右羽根回転軸9aには同期して回転するように固定されている。
左右羽根回転軸9aと左右羽根9とは同期して回転するように固定されている。
左右羽根9を回動させる駆動手段は、ベーンモータ12および台座回転軸8bから構成されている。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
この空気調和機によると、ベーンモータ12には、ベーンモータ12と左右羽根回転軸9aとを直接連結させるので、実施の形態1に係る空気調和機と比べて、モータ回転板15等を必要とせず、構成が簡単になる。その結果、空気調和機をよりコンパクトにすることができる。
なお、上記実施の形態2では、台座回転軸8bがベーンモータ12と直接連結されていると説明したが、勿論このものに限らず、左右羽根回転軸9aがベーンモータ12と直接連結されたものであってもよい。この場合、左右羽根9を回動させる駆動手段は、ベーンモータ12から構成される。
また、上記各実施の形態では、羽根を左右羽根9として説明したが、勿論このものに限らず、例えば、風の方向を上下方向に偏向させる上下羽根20としてもよい。
また、上記各実施の形態では、左右風向制御装置7を、吹出し口底面2cに設けたものを説明したが、図2(b)に示すように吹出し口2を区画する吹出し口天面2eに設けたものであってもよい。また、左右風向制御装置7を、吹出し口側壁2bに設けて、風の方向を上下方向に偏向させてもよい。
実施の形態1に係る空気調和機の左右風向制御装置を示す斜視図である。 図2(a)は図1の左右風向制御装置の取り付け位置を示す説明図、図2(b)は図2(a)の他の例を示す説明図である。 実施の形態1に係る空気調和機の左右風向制御装置の吹出し口への取り付けを示す説明図である。 台座に形成された台座スライド孔と吹出し口に形成されたガイド溝との関係を示す説明図である。 図4の台座スライド孔とガイド溝と吹出し口との関係を示す分解斜視図である。 左右羽根と台座と吹出し口との関係を示す分解斜視図である。 ベーンモータと羽根リンク棒と台座リンク棒との関係を示す平面図である。 図8(a)は左右羽根の向きをファンによる風の方向と同一にさせたときの左右風向制御装置の平面図、図8(b)は左右羽根を偏向させて台座スライドが直線部にあるときの左右風向制御装置の平面図、図8(c)は左右方向羽根を偏向させて台座スライドが曲線部にあるときの左右風向制御装置の平面図である。 図9(a)は従来装置を用いて左右羽根を偏向させたときの隣接した左右羽根の間隔を示す説明図、図9(b)は実施の形態1に係る空気調和機を用いて左右羽根を偏向させたときの隣接した左右羽根の間隔を示す説明図である。 図10(a)は従来装置を用いて左右羽根を偏向させたときの空気の流れを示す説明図、図10(b)は実施の形態1に係る空気調和機を用いて左右羽根を偏向させたときの空気の流れを示す説明図である。 図11(a)は偏向させていないときの左右羽根と固定羽根との位置関係を示す図であり、図11(b)は偏向させたときの左右羽根と固定羽根との位置関係を示す図である。 図12(a)は実施の形態1のガイド溝の他の例の一使用態様を示す平面図、図12(b)は図12(a)の別の使用態様を示す平面図、図12(c)は図12(a)のさらに別の使用態様を示す平面図である。 図13(a)は実施の形態1のガイド溝のさらに他の例を示す平面図、図13(b)は図13(a)の正面図である。 実施の形態1の台座回転軸の位置の他の例を示す平面図である。 図15(a)は実施の形態1に係る空気調和機のさらに他の例の一使用態様を示す平面図、図15(b)は図15(a)空気調和機の偏向時の使用態様を示す平面図である。 図16(a)は実施の形態2に係る空気調和機の要部平面図、図16(b)は図16(a)の正面図である。 図17(a)は実施の形態2に係る空気調和機の他の例を示す要部平面図、図17(b)は図17(a)の正面図である。
符号の説明
1 吸込み口、2 吹出し口、2a 台座軸受け、2b、2bA 吹出し口側壁、2c、2cA 吹出し口底面、2d 台、2e 吹出し口天面、3 送風路、4 ケース、5 ファン、6 熱交換器、7 左右風向制御装置、8 台座、8a 左右羽根軸受け、8b 台座回転軸、8c 台座スライド孔、9、9A 左右羽根、9a、9aA 左右羽根回転軸、10 ヒンジ、11 羽根リンク棒、11a モータスライド、12 ベーンモータ、13 ガイド溝、13a 直線部、13b 曲線部、14 台座リンク棒、14a 台座スライド、15 モータ回転板、15a モータスライド孔、16 ベルト、20 上下羽根、21 上下羽根回転軸、22 気流の方向を表す矢印、23 上下羽根の回動方向を表す矢印、24 台座の回動を表す矢印、25 上下風向制御装置、30 固定羽根。

Claims (5)

  1. 吹出し口に設けられ、ファンにより発生する風の方向を偏向させて制御する風向制御装置を備え、
    前記風向制御装置は、前記吹出し口に設けられ、前記吹出し口を区画する壁に垂直に形成された吹出し口回動中心部を中心に回動する台座と、
    前記台座の面に垂直に設けられ、前記台座の回動により前記風の方向を一方向に偏向させる複数の固定羽根と、
    前記台座の面に垂直に設けられ、前記台座に形成された台座回動中心部を中心に回動して前記風の方向を一方向に偏向させる複数の羽根と、
    前記羽根と連結して設けられ、前記羽根を回動させる駆動手段とを有し、
    前記風の方向を一方向に偏向させる際に、前記羽根が前記台座回動中心部を中心に回動するとともに、前記台座が前記吹出し口回動中心部を中心に回動して、前記吹出し口回動中心部を中心に前記固定羽根および前記羽根が前記吹出し口から出し入れされ、
    前記風向制御装置は、前記羽根の所定の偏向角度を境にして前記台座の回動を開始または停止させることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記吹出し口を区画する壁には、溝が形成され、
    前記台座には、一方向に延びた孔が貫通して形成され、
    前記風向制御装置は、一端部が前記孔を貫通し前記溝に挿入される突起を有し、他端部が前記羽根と連結したリンク体を有することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記溝は、直線部と曲線部とからなることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記駆動手段は、モータと、前記羽根の回転軸と前記モータとの間に設けられ前記モータの動力を前記羽根の回転軸に伝達する動力伝達手段とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記駆動手段は、前記羽根の回転軸に直接連結して設けられ、前記羽根の回転軸を回動させるモータであることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の空気調和機。
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