JP2008025880A - 空気調和機 - Google Patents

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Hiroaki Ishikawa
博章 石川
Naoya Tanaka
直也 田中
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Abstract

【課題】風向を大きく偏向させる場合に、空気が風向左右羽根を通過するときに発生する圧力損失の増大を低減できる空気調和機を得る。
【解決手段】この発明に係る空気調和機は、吹出し口2に設けられ、ファン5により発生する風の方向を吹出し口2の上下方向および左右方向へ偏向させて制御する風向制御装置7を備え、風向制御装置7は、風の方向を上下方向に偏向させる上下羽根8と、上下羽根8に対向して設けられ、上下羽根8の台座軸受け8aを中心に回動する台座9と、台座9の面に垂直に設けられ、台座9の左右羽根軸受け9aを中心に回動して風の方向を左右方向に偏向させる左右羽根10とを有し、風の方向を左右方向に偏向させる際に、左右羽根10が左右羽根軸受け9aを中心に回動するとともに、台座9が台座軸受け8aを中心に回動して、左右羽根10が吹出し口2の外側方向にせり出す。
【選択図】図1

Description

この発明は、ファンにより発生する風の方向を偏向させて制御する風向制御装置を備えた空気調和機に関する。
従来、吹出し口に設けられ、ファンにより発生する風の方向を上下方向および左右方向へ偏向可能な風向偏向手段を備えた空気調和機において、前記風向偏向手段は、前記吹出し口に設けられ、上下羽根回転軸を中心に回動して前記風の方向を上下方向に偏向させる上下羽根と、前記吹出し口に横方向に並べられて設けられ、左右羽根回転軸を中心に回動して前記風の方向を左右方向に偏向させる複数の左右羽根とを備えたことを特徴とする空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−50579号公報
しかしながら、このものの場合、室内の隅々まで空気を送風するために、風向左右羽根を大きく回動させると、隣接する左右羽根の風向に対する垂直方向の距離が狭くなる。その結果、空気が左右羽根を通過するときに、空気の縮流が大きくなり、圧力損失が増大してしまうという問題点があった。
この発明は、上述のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、室内の隅々まで空気を送風するために、風向左右羽根を大きく回動させても、空気が風向左右羽根を通過するときに、圧力損失の増大を抑制することができる空気調和機を提供するものである。
この発明に係る空気調和機は、吹出し口に設けられ、ファンにより発生する風の方向を前記吹出し口の一方向およびこの一方向に垂直な他方向へ偏向させて制御する風向制御装置を備え、前記風向制御装置は、前記風の方向を前記一方向に偏向させる一方向羽根と、前記一方向羽根に対向して設けられ、前記一方向羽根に形成された一方向羽根回動中心部を中心に回動する台座と、前記台座の面に垂直に設けられ、前記台座に形成された台座回動中心部を中心に回動して前記風の方向を前記他方向に偏向させる他方向羽根とを有し、前記風の方向を前記他方向に偏向させる際に、前記他方向羽根が前記台座回動中心部を中心に回動するとともに、前記台座が前記一方向羽根回動中心部を中心に回動して、前記一方羽根回動中心部を中心に前記他方向羽根を前記吹出し口の外側方向にせり出す。
この発明に係る空気調和機によれば、室内の隅々まで空気を送風するために、風向左右羽根を大きく回動させても、空気が風向左右羽根を通過するときに、圧力損失の増大を低減することができる。
以下、この発明の各実施の形態を図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当の部材、部位については、同一符号を付して説明する。
本明細書では、図1の矢印Aの方向を上下方向、紙面に垂直な方向を左右方向と呼ぶ。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る空気調和機の構成図、図2は図1の風向制御装置7を示す斜視図である。
実施の形態1に係る空気調和機は、外部から空気を吸い込む吸込み口1、この吸込み口1から外部へ空気を吹き出す吹出し口2および吸込み口1と吹出し口2とを連通した送風路3を形成するケース4と、この送風路3の内部に設けられ空気の流れを発生させるファン5と、吸込み口1とファン5との間に設けられ吸込まれた空気と熱交換を行う熱交換器6と、吹出し口2に設けられ風の方向を一方向である上下方向および上下方向に垂直な他方向である左右方向に偏向させて風の方向を制御する風向制御装置7とを備えている。
図3に示すように、風向制御装置7は、風の方向を上下方向に偏向させる一方向羽根である上下羽根8と、上下羽根8に対向して設けられこの上下羽根8に形成された一方向羽根回動中心部である台座軸受け8aを中心に回動する平板形状の台座9と、台座9の面に垂直に設けられこの台座9に形成された台座回動中心部である左右羽根軸受け9aを中心に回動して風の方向を左右方向に偏向させる他方向羽根である複数の左右羽根10とを備え、上下羽根8と左右羽根10とは一体となっている。
複数の左右羽根10は、吹出し口2の左右方向に並べられ、各左右羽根10はヒンジ11を介して左右羽根リンク軸12と連結している。
左右羽根10は左右羽根回転軸10aを有しており、左右羽根軸受け9aに回動自在に保持されている。
台座9は台座回転軸9bを有しており、台座軸受け8aに回動自在に保持されている。
上下羽根8は上下羽根回転軸8bを有しており、吹出し口2に回動自在に保持されている。
図4および図5に示すように、台座9には貫通したスライド孔9cが形成され、上下羽根8の台座9に対向した面には直線部13aおよび曲線部13bからなるガイド溝13が形成されている。
直線部13aと曲線部13bとの境の部分は、スライド孔9cの端部とほぼ一致するように配置されている。
また、曲線部13bは台座回転軸9bを中心とした略円弧状に形成されている。
スライド孔9cには、左右羽根10と連結した台座リンク棒14の先端部に設けられたスライド14aが貫通して設けられ、このスライド14aはガイド溝13に沿って移動する。
図6(a)は左右羽根10の向きをファン5による風の方向と同一にさせたときの風向制御装置7の平面図を示しており、左右羽根リンク軸12の端部には、ベーンモータ15が連結し、このベーンモータ15の駆動により、左右羽根リンク軸12は軸線方向に移動する。
次に、実施の形態1に係る空気調和機の動作について説明する。
図6(b)は左右羽根10を偏向させてスライド14aが直線部13aにあるときの風向制御装置7の平面図、図6(c)は左右羽根10を偏向させてスライド14aが曲線部13bにあるときの風向制御装置7の平面図である。
ファン5の回転により吸込み口1から空気が吸込まれ、この空気が熱交換器6を通過する。冷房または暖房時には、熱交換器6の温度は任意温度に制御されるので、熱交換器6を通過した空気の温度は設定温度となる。
熱交換器6を通過した空気は、ファン5により風向制御装置7へ運ばれる。
風向制御装置7内に運ばれた空気は、左右羽根10と衝突して空気の風向は左右方向に偏向され、上下羽根8と衝突して空気の風向は上下方向に偏向され、吹出し口2から吹き出される。
図6(a)に示す状態から、ベーンモータ15を時計回りに回転させると、左右羽根リンク軸12が軸線方向に左方向へ移動し、スライド14aがスライド孔9c内を移動する。この時、スライド14aは、ガイド溝13内に沿って移動するので、図6(b)に示すように、スライド14aが直線部13aを移動する間は左右羽根10の向きが偏向されるのみであり、従来の空気調和機と同様の動作である。
一方、図6(a)の状態から、ベーンモータ15を反時計回りに回転させ、左右羽根リンク軸12を軸線方向に右方向へ移動させ、スライド14aがスライド孔9cおよびガイド溝13に沿って右方向に移動する。
図6(c)に示すように、スライド14aが曲線部13bに到達すると、台座リンク棒14の長さが一定であるので、台座9が台座軸受け8aを中心に反時計回りに回動し、左右羽根10の列は、吹出し口2の外側方向にせり出す。また、左右羽根10は、左右羽根リンク軸12と連結しているので、左右羽根軸受け9aを中心に反時計回りに回動する。
次に、図6(c)の状態からベーンモータ15を時計回りに回転させて、左右羽根リンク軸12を左方向に移動させると、スライド14aがスライド孔9c内およびガイド溝13内に沿って移動して、台座9は台座軸受け8aを中心に時計回りに回動する。
また、左右羽根10は、左右羽根リンク軸12と連結しているので、左右羽根軸受け9aを中心に時計回りに回動し、図6(a)の状態に戻る。
この風向制御装置7により、左右方向に風の方向を偏向する際に、左右羽根10が左右軸受け9aを中心に吹出し口2の外側方向にせり出すことができ、風の方向を大きく偏向させることができる。
なお、ガイド溝13には直線部13aおよび曲線部13bを設けられ、左右羽根10の所定の偏向角度を境に台座9の回動を開始または停止させることができる。通常、左右羽根10とファン5との距離が近くなりすぎる場合には、騒音や圧力損失が増大するため、このような構成によって、ファン5と左右羽根10とが近づきすぎることを防ぐことができる。その結果、騒音や圧力損失が大きくなることを防止できる。
なお、ファン5と左右羽根10との間の距離に制約がない場合には、ガイド溝13に直線部13aを設けなくてもよく、ガイド溝13を台座9の回動動作に合わせて形成すればよい。
次に、実施の形態1に係る空気調和機の圧力損失について説明する。
図7(a)は従来装置を用いて左右羽根10を偏向させたときの空気の流れを示す説明図、図7(b)は実施の形態1に係る空気調和機を用いて左右羽根10を偏向させたときの空気の流れを示す説明図である。ここで、従来装置に係る空気調和機における隣接した左右羽根回転軸10aAおよび実施の形態1に係る空気調和機における隣接した左右羽根回転軸10aの間隔を同一の距離Lとしている。
従来例の各左右羽根10Aの間隔をh1とし、実施の形態1の各左右羽根10の間隔をh2とし、左右羽根10A、10のそれぞれの偏向角度を同一角度θ1、台座9の回転角度をθ2とすると、h1=L×cosθ1、h2=L×cos(θ1−θ2)となる。当然のことながら、θ1は90度を越えることはなく、θ1>θ2に設定すると、h1<h2となる。なお、θ1およびθ2はガイド溝13の直線部13aの長さとベーンモータ15の回転角度によって決定される。
したがって、実施の形態1の左右羽根10では、従来例の左右羽根10Aの場合より風の方向を偏向する際に発生する空気の流れの縮流が抑制されるので、圧力損失の増大が抑制される。
また、実施の形態1の左右羽根10は吹出し口2外側方向へせり出しているので、左右羽根10により偏向された空気の流れによる吹出し口側壁2aとの衝突を低減させ、風の方向に高い偏向性を得ることが出来る。
図8は図7の装置を用いたときの風の方向の偏向角と圧力損失との関係をシミュレートしたものを示した図であり、横軸が左右羽根10の吹出し口2外側における風の方向の偏向角であり、縦軸は左右羽根10による圧力損失である。実施の形態1の台座9の回転角度θ2は10度である。
この図のように、圧力損失の増大を抑制し、風の方向に高い偏向性を得ることが出来る。
なお、図8では、台座9の回転角度θ2を10度とした風向制御装置7について説明しているが、勿論回転角度θ2は10度とは限らず、何度であってもよい。ただし、一般的には、回転角度θ2は10度以下として用いられる。
図9(a)は図1の風向制御装置7を回動させて風の方向を上下方向に制御している様子を示す説明図、図9(b)は図9(a)の風向制御装置7を収納させたときの様子を示す説明図である。
上下羽根8が上下羽根回転軸8bを中心に回動するので、吹出し口2から吹出される空気の風の方向は上下方向に偏向される。
また、この空気調和機の動作を停止させた場合には、収納時には、上下羽根8が吹出し口2を塞ぐことにより、吹出し口2から内部へのほこり等の汚れが入り込むのを防ぐことが出来る。
以上説明したように、実施の形態1に係る空気調和機によると、台座軸受け8aを中心に台座9を回動させることで、左右羽根10が吹出し口2の外側方向にせり出すので、左右羽根10による圧力損失の増大を低減させることができる。
また、上下羽根8と左右羽根10とが一体に設けられているので、風向制御装置7をコンパクトにすることができる。また、上下羽根8および左右羽根10の寸法を大きくすることができるので、風の方向に高い偏向性を得ることができる。
図10は実施の形態1の左右羽根10の他の例を示す斜視図、図11(a)は図10の左右羽根10の向きを風の方向と同一にしたときの平面図、図11(b)は図11(a)の左右羽根10を反時計周りに回動させたときの平面図である。
左右羽根16は、台座9に対して垂直方向に設けられた左右羽根本体16aと、台座9に対して平方方向の平行羽根部16bとを一体に有している。
隣り合う各平行羽根部16bは台座9からの寸法がわずかにずれている。
左右羽根リンク軸12は、ヒンジ11を介して各左右羽根本体16aと連結されており、左右羽根リンク軸12を軸線方向に移動させることで、各左右羽根16は左右羽根軸受け9aを中心に回動する。
この空気調和機によると、風向制御装置7には風の方向を上下方向に偏向させる羽根が平行羽根部16bと上下羽根8との2枚設けられているので、風の方向の上下方向への制御性が向上する。
図12は実施の形態1の左右羽根10のさらに他の例を示す斜視図である。
左右羽根17は、台座9に対して垂直方向に設けられた3枚の垂直羽根部17aと台座9に対して平行方向に設けられた3枚の平行羽根部17bとが組み合わされたものである。
組み合わせる各羽根部の枚数は吹出し口2に収まるものであればどのような枚数であってもよい。
この空気調和機によると、風向制御装置7には風の方向を左右方向に偏向する垂直羽根部17aと上下方向に偏向する平行羽根部17bとがそれぞれ複数枚設けられているので、さらに空気の風向の左右方向および上下方向への制御性が向上する。
図13は実施の形態1に係る空気調和機の他の例を示す構成図である。
吹出し口2には風の方向を上下方向に偏向させる補助風向縦羽根である補助上下羽根18が補助回転軸18aを介して回動自在に設けられている。
この空気調和機によると、風向制御装置7には上下羽根8に加えて補助上下羽根18が設けられているので、空気の風向の上下方向の制御性が向上する。
なお、上記構成の空気調和機では、風向制御装置7に補助上下羽根18が1枚設けられているとして説明したが、複数枚設けられたものであってもよい。
実施の形態2.
図14は実施の形態2に係る空気調和機の上下羽根回転軸8bとリンク軸21との関係を示す部分斜視図、図15は実施の形態2に係る空気調和機の左右羽根リンク軸12とリンク軸21とベーンモータ15との関係を示す平面図である。
上下羽根8の上面には、回転板19が回転中心部19aを中心に回動自在に設けられている。
左右羽根リンク軸12の端部は回転板19にヒンジ11を介して連結されている。
回転板19には、回転板スライド孔19bが形成されている。
上下羽根8の外部に設けられたベーンモータ15には、回転板20が設けられており、この回転板20には、モータスライド孔20aが形成されている。
この回転板19と回転板20との間には他方向羽根リンク軸であるリンク軸21が設けられており、リンク軸21の一端部に設けられた回転板スライド21aは回転板スライド孔19bの内部を移動可能に保持され、リンク軸21の他端部に設けられたモータスライド21bはモータスライド孔20aに移動可能に保持されている。
他方向羽根リンク機構は、左右羽根リンク軸12、リンク軸21、回転板19、20を有している。
上下羽根回転軸8bは図示しないベーンモータ15により回動される。
リンク軸21は上下羽根回転軸8bと同軸であり、上下羽根回転軸8bの内部を貫通しており、上下羽根回転軸8bの内部を滑らかにスライド可能となっている。
また、上下羽根回転軸8b内部にあるリンク軸21のスライド部分は平板形状となっており、上下羽根回転軸8bとともにリンク軸21が回動するようになっている。
上下羽根回転軸8bとモータスライド21bとの間のリンク軸21には、リンク軸回転部21cが設けられており、このリンク軸回転部21cは周方向に回転自在となっているので、リンク軸回転部21cを境にして上下羽根回転軸8bの回転がモータスライド21bには伝達されない。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、実施の形態2に係る空気調和機の動作について説明する。
ベーンモータ15によりリンク軸21を移動させると、リンク軸21は上下羽根回転軸8b内をスライドする。このとき、図示しないベーンモータにより上下羽根回転軸8bを回動させると、上下羽根8とともにリンク軸回転部21cより左右羽根10側のリンク軸21が回動して、上下羽根8と左右羽根10との相対位置は変化しない。
上下羽根回転軸8bが回動しても、リンク軸回転部21cよりベーンモータ15側のリンク軸21は回動しないので、ベーンモータ15は風向制御装置7の外部に固定することができる。
実施の形態2に係る空気調和機によると、ベーンモータ15を風向制御装置7の外部に配置することができるので、風向制御装置7の重さが軽くなり、小さなトルクで風向制御装置7を駆動させることができる。その結果、ベーンモータ15の小型化が可能となり、さらに吹出し口2内の構造の簡単化が可能となる。
また、図16に示すように、左右羽根リンク軸12を回転板19から切り離すことで、左右羽根10を吹出し口2の外側へ大きく出すことができる。その結果、吹出し口2の内部および左右羽根10を簡単に掃除することができる。
なお、実施の形態2に係る空気調和機では、実施の形態1に係る空気調和機の他の例に示したように、左右羽根10の形状を変形させたものであってもよい。
実施の形態3.
図17は実施の形態3に係る空気調和機の一使用態様を示す構成図、図18は図17の空気調和機の別の使用態様を示す説明図である。
実施の形態3に係る空気調和機では、吹出し口2の上面には吹出し口回動中心部である制御装置軸受け22が設けられており、風向制御装置7に設けられた制御装置回転軸23を介して、風向制御装置7は吹出し口2に回動自在に保持されている。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
風向制御装置7が吹出し口2に設けられた制御装置軸受け22を中心に上下方向に回動し、吹出し口2の外側へ突出する。その結果、上下羽根8を大きく偏向することができ、風の方向を上下方向に大きく偏向させることができる。
実施の形態3に係る空気調和機によると、上下羽根8および左右羽根10を一体化させるとともに、風向制御装置7を吹出し口2に設けられた制御装置軸受け22を中心に上下方向に回動するので、風向制御装置7をコンパクトにしつつ、風の方向を大きく偏向させることができる。
なお、図19に示すように、制御装置軸受け22が吹出し口2の下面に設けられ、制御装置回転軸23を中心に風向制御装置7は吹出し口2に回動自在に保持されたものであってもよい。
また、実施の形態3に係る空気調和機は、実施の形態1に係る空気調和機の他の例に示したように、左右羽根10の形状を変形させたものであってもよい。
また、上記各実施の形態では、一方向を上下方向、他方向を左右方向として説明したが、勿論このものに限らず、一方向と他方向が互いに垂直の関係であればよい。
また、上記各実施の形態では、図4および図5に示すように、台座9には貫通したスライド孔9cが形成され、上下羽根8の台座9に対向した面には直線部13aおよび曲線部13bからなるガイド溝13が形成され、スライド孔9cには、左右羽根10と連結した台座リンク棒14の先端部に設けられたスライド14aが貫通して設けられ、このスライド14aはガイド溝13に沿って移動することで、左右羽根10が吹出し口2の外側にせり出すとして説明したが、勿論このものに限らず、上下羽根8にはガイド溝13を形成せず、台座回転軸9bにベーンモータを取り付けて、台座9を回動させて左右羽根10が吹出し口2の外側にせり出してもよい。
実施の形態1に係る空気調和機の構成図である。 図1の風向制御装置を示す斜視図である。 図2の左右羽根回転軸と左右羽根軸受け、台座回転軸および台座軸受けとを示す斜視図である。 図2のガイド溝、スライドおよびスライド孔を示す平面図である。 図2のガイド溝、スライドおよびスライド孔を示す斜視図である。 図6(a)は左右羽根をファンによる風の方向と同一にさせたときの風向制御装置の平面図、図6(b)は左右羽根を偏向させてスライドが直線部にあるときの風向制御装置の平面図、図6(c)は左右羽根を偏向させてスライドが曲線部にあるときの風向制御装置の平面図である。 図7(a)は従来装置を用いて左右羽根を偏向させたときの空気の流れを示す説明図、図7(b)は実施の形態1に係る空気調和機を用いて左右羽根を偏向させたときの空気の流れを示す説明図である。 図7の装置を用いたときの風の方向の偏向角と圧力損失との関係をシミュレートしたものを示した図である。 図9(a)は図1の風向制御装置を回動させて風の方向を上下方向に制御している様子を示す説明図、図9(b)は図9(a)の風向制御装置を収納したときの様子を示す説明図である。 実施の形態1に係る左右羽根の他の例を示す斜視図である。 図11(a)は図10の左右羽根本体の向きを風の方向と同一にしたときの平面図、図11(b)は図11(a)の左右羽根本体を反時計周りに回動させたときの平面図である。 実施の形態1に係る左右羽根のさらに他の例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る空気調和機の他の例を示す構成図である。 実施の形態2に係る空気調和機の上下羽根回転軸とリンク軸との関係を示す斜視図である。 実施の形態2に係る空気調和機の左右羽根リンク軸とリンク軸とベーンモータとの関係を示す平面図である。 図15の左右羽根リンク軸を回転板から切り離したときの平面図である。 実施の形態3に係る空気調和機の一使用態様を示す構成図である。 図17の空気調和機の別の使用態様を示す構成図である。 図19(a)は実施の形態3の他の例の一使用態様を示す構成図、19(b)は図19(a)の別の使用態様を示す構成図である。
符号の説明
1 吸込み口、2、2A 吹出し口、2a、2aA 吹出し口側壁、3 送風路、4 ケース、5 ファン、6 熱交換器、7 風向制御装置、8 上下羽根、8a 台座軸受け、8b 上下羽根回転軸、9 台座、9a 左右羽根軸受け、9b 台座回転軸、9c スライド孔、10、10A 左右羽根、10a、10aA 左右羽根回転軸、11 ヒンジ、12 左右羽根リンク軸、13 ガイド溝、13a 直線部、13b 曲線部、14 台座リンク棒、14a スライド、15 ベーンモータ、16 左右羽根、16a 左右羽根本体、16b 平行羽根部、17 左右羽根、17a 垂直羽根部、17b 平行羽根部、18 補助上下羽根、18a 補助回転軸、19 回転板、19a 回転中心部、19b 回転板スライド孔、20 回転板、20a モータスライド孔、21 リンク軸、21a 回転板スライド、21b モータスライド、21c リンク軸回転部、22 制御装置軸受け、23 制御装置回転軸、30 気流の方向を表す矢印、31 上下羽根の回動を表す矢印、32 台座の回動を表す矢印。

Claims (6)

  1. 吹出し口に設けられ、ファンにより発生する風の方向を前記吹出し口の一方向およびこの一方向に垂直な他方向へ偏向させて制御する風向制御装置を備え、
    前記風向制御装置は、前記風の方向を前記一方向に偏向させる一方向羽根と、
    前記一方向羽根に対向して設けられ、前記一方向羽根に形成された一方向羽根回動中心部を中心に回動する台座と、
    前記台座の面に垂直に設けられ、前記台座に形成された台座回動中心部を中心に回動して前記風の方向を前記他方向に偏向させる他方向羽根とを有し、
    前記風の方向を前記他方向に偏向させる際に、前記他方向羽根が前記台座回動中心部を中心に回動するとともに、前記台座が前記一方向羽根回動中心部を中心に回動して、前記一方羽根回動中心部を中心に前記他方向羽根が前記吹出し口の外側方向にせり出すことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記風向制御装置は、複数の前記他方向羽根と連結して、前記他方向羽根を回動させる他方向羽根リンク機構を有し、
    前記他方向羽根リンク機構は、前記一方向羽根が回動する回転軸と同軸であるとともに前記回転軸の内部を貫通した他方向羽根リンク軸を有し、
    前記他方向羽根リンク軸を軸線方向に移動させることで、前記他方向羽根が回動することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 吹出し口に設けられ、ファンにより発生する風の方向を前記吹出し口の一方向およびこの一方向に垂直な他方向へ偏向させて制御する風向制御装置を備え、
    前記風向制御装置は、前記風の方向を前記一方向に偏向させる一方向羽根と、前記風の方向を前記他方向に偏向させる他方向羽根とを一体に有し、前記吹出し口に設けられた吹出し口回動中心部を中心に回動することを特徴とする空気調和機。
  4. 前記風向制御装置は、前記吹出し口に設けられた吹出し口回動中心部を中心に回動することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記他方向羽根は、前記台座に対して垂直方向の他方向羽根本体と、前記台座に対して平行方向の平行方向羽根部とを一体に有していることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記吹出し口には、前記風の方向を前記一方向に偏向させる補助風向縦羽根が回動自在に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の空気調和機。
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