JP4698262B2 - 空気調和機の室内機の風向調整装置 - Google Patents

空気調和機の室内機の風向調整装置 Download PDF

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Description

この発明は空気調和機の室内機の吹出口に設けられ、吹出気流を偏向する風向調整装置に関するものである。
従来の空気調和機の風向調整装置は、左右ベーンは流れ方向に前後2分割され(上流側の左右ベーン、下流側の左右ベーン)、それぞれ回転軸をもつ。下流側の左右ベーンには作用軸があり、作用軸は連結棒に連結され隣の左右ベーンと連動している。作用軸には連動アームに回動可能に連結され、連動アームは左右ベーンに固定接続されている。連結棒の端はクランクを介してモータアームと連結され左右ベーン用モータの回転運動を連結棒に伝えている。連結棒が動くと、半径mで左右ベーンが回転する。半径mは左右ベーンの回転軸と作用軸の距離である。この運動は連動アームによって上流側の左右ベーンに伝えられるが、この時の左右ベーンは半径kで回転する。作用軸の流れと垂直方向の移動量nが一定で、m<kであるので、回転角度は下流側の左右ベーンの方が上流側の左右ベーンよりも大きい。回転角度比は、k、m、nを変化させることで任意に決められる。(例えば、特許文献1参照。)。
また、吹出グリルの口部に風向を変更する左右フラップを設け、この左右フラップを左右メインフラップと左右サブフラップとで構成し、左右サブフラップは左右メインフラップの位置に対し吹出グリルの側面部に軸支し、左右メインフラップを回動するモータの駆動力を連結棒により駆動力半伝達装置に伝え、この駆動力半伝達装置により左右フラップが吹出グリル中央方向に傾いている場合には左右メインフラップと左右サブフラップとを連動して回動させる空気調和機の風向調整装置もある(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−173652号公報(第5頁、第17図) 特開平10−148358号公報(第2頁、第1図)
特許文献1では、常に上流側の左右ベーンが下流側の左右ベーンの圧力面側に位置してしまうため、下流側の左右ベーンで負圧面剥離が生じ、騒音悪化や風量低下の原因となる。また、負圧面の剥離渦により室内空気が引き込まれるため、冷房運転時にはベーン負圧面側空気が多湿となり、ベーン負圧面側に結露が生じる可能性があるという問題点があった。
また、特許文献2では、冷房運転時に左右サブフラップの圧力面側空気と負圧面側空気に大きな温度差が生じることから、圧力面側の冷たい空気によって冷やされた左右サブフラップにより、負圧面側の湿った空気も冷やされ、左右サブフラップが結露する可能性があるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、騒音悪化や風量低下を低減し、かつ左右ベーンの結露を防止する空気調和機の風向調整装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る空気調和機の室内機の風向調整装置は、風路の吹出口に設けられ、回転軸により回動可能に立設された上流側分割ガイドベーンと、上流側分割ガイドベーンの下流側に隣接するように設けられ、回転軸により回動可能に立設されてなる下流側分割ガイドベーンが、吹出口の長手方向に複数並列配設されたガイドベーンと、一方が上流側分割ガイドベーンに固定され、他方が下流側分割ガイドベーンに連結作用軸を介して回動自在に接続される連動アームと、下流側分割ガイドベーンに回動自在に接続され、下流側分割ガイドベーン及び上流側分割ガイドベーンを回動するガイドベーン回動手段と、を有し、ガイドベーンが、ガイドベーン回動手段により回動され、吹出気流を吹出口の長手方向に偏向するとき、ガイドベーン回動手段は、下流側分割ガイドベーンを、その正面位置に対する所定の回動角である食違角βで回動し、その回動によって連動アームを介して上流側分割ガイドベーン、連結作用軸を軸として、その正面位置に対する所定の回動角である食違角α(α<β)で連動して回動し、上流側分割ガイドベーンの下流側の少なくとも一部が、隣接する下流側分割ガイドベーンの負圧面側に延設しているものである。
この発明の空気調和機の室内機の風向調整装置は、風路の吹出口に設けられ、回転軸により回動可能に立設された上流側分割ガイドベーンと、上流側分割ガイドベーンの下流側に隣接するように設けられ、回転軸により回動可能に立設されてなる下流側分割ガイドベーンが、吹出口の長手方向に複数並列配設されたガイドベーンと、一方が上流側分割ガイドベーンに固定され、他方が下流側分割ガイドベーンに連結作用軸を介して回動自在に接続される連動アームと、下流側分割ガイドベーンに回動自在に接続され、下流側分割ガイドベーン及び上流側分割ガイドベーンを回動するガイドベーン回動手段と、を有し、ガイドベーンが、ガイドベーン回動手段により回動され、吹出気流を吹出口の長手方向に偏向するとき、ガイドベーン回動手段は、下流側分割ガイドベーンを、その正面位置に対する所定の回動角である食違角βで回動し、その回動によって連動アームを介して上流側分割ガイドベーンを、連結作用軸を軸として、その正面位置に対する所定の回動角である食違角α(α<β)で連動して回動し、上流側分割ガイドベーンの下流側の少なくとも一部が、隣接する下流側分割ガイドベーンの負圧面側に延設しているので、下流側の分割ベーンに気流の負圧面剥離が生じず、騒音発生や風量低下が防止できる。また、冷房運転時に、負圧面の剥離渦により室内空気が引き込まれ、下流側の分割ベーンの負圧面に結露が生じるのを防止できる。
実施の形態1.
図1から図4は、この発明の実施の形態1における風向調整装置に係る図であり、図1は空気調和機の室内機の断面図であり、風向調整装置の断面図も兼ねている。図2は風向調整装置の回動図、図3は風向調整装置の模式図、図4は風向調整装置の空気の流れを示す図である。図2から図4は、図1のA側から風向調整装置を見た図である。
図1において、空気調和機の室内機10のファン13が回転すると、気流Fは吸込口14や天面グリル15から吸い込まれ、フィルタ16と熱交換器17を経てファン13、風路11を通り、吹出口18から室内へと吹き出される。ガイドベーン1(下流側の分割ガイドベーン1a、上流側の分割ガイドベーン1b)は、吹出ノズル12(吹出口18)の長手方向に複数並列配設され、ガイドベーン1が回転軸2(下流側回転軸2a、上流側回転軸2b)を中心に回動することにより吹出気流は吹出口18の長手方向に偏向される。
図1、図3において、ガイドベーン1は上流側(上流側の分割ガイドベーン1b)から下流側(下流側の分割ガイドベーン1a)に2分割され、それぞれの回転軸2b、2aにより回動可能に立設される。下流側の分割ガイドベーン1aの回転軸2aは、上流側の分割ガイドベーン1bが回転軸2bを中心として描く軌跡の内部に設けられ、また、回転軸2a、2bは風路11に沿う吹出気流方向に直列に配置されている。このとき、下流側の分割ガイドベーン1aには回動用作用軸3、連結用作用軸4があり、回動用作用軸3は連結棒5に連結され、隣接するガイドベーン1と連動している。連結用作用軸4には連動アーム6に回動可能に連結され、連動アーム6は上流側ガイドベーン1bに固定接続されている。連結棒5の端はクランク7を介してモータアーム8と連結されガイドベーン用モータ9の回転運動を連結棒5に伝えている。クランク7を下流側の分割ガイドベーン1aもしくは上流側の分割ガイドベーン1bに連結しても良い。
ここで、連結棒5、クランク7、モータアーム8及びガイドベーン用モータ9等がガイドベーン回動手段を形成する。
次に動作について説明する。図2、図3はガイドベーン用モータ9が駆動したときのガイドベーン1の回動の様子を示している。ガイドベーン用モータ9が駆動し、連結棒5が動くと、回転軸2aを中心として下流側の分割ガイドベーン1aが回動する。mは、下流側の分割ガイドベーン1aの回転軸2aと連結用作用軸4の距離である。この運動は連動アーム6によって上流側の分割ガイドベーン1bに伝えられ、上流側の分割ガイドベーン1bは回転軸2bを中心として回動する。kは、上流側の分割ガイドベーン1bの回転軸2bと連結用作用軸4の距離である。また、αは上流側の分割ガイドベーン1bの回動角度であり、上流側の分割ガイドベーン群1b、1b、…から成る平板翼列の食違角である。βは下流側の分割ガイドベーン1aの回動角度であり、下流側の分割ガイドベーン群1a、1a、…から成る平板翼列の食違角である。気流流れと垂直方向の作用軸移動量nが一定で、m<kであるので、n/k<n/mよりsinα<sinβとなり、0°<α<90°、0°<β<90°であるからα<βとなる。つまり、回動角度は下流側の分割ガイドベーン1aの方が上流側の分割ガイドベーン1bよりも大きい。回動角度比は、k、mを変化させることで任意に決められる。
また、ガイドベーン用モータ9が図2(b)と反対方向に回動すれば図2(c)の如く、ガイドベーン1(1a、1b)も反対方向に回動する。ガイドベーン1(1a、1b)が右方向に回動したときも左方向に回動したときも、上流側の分割ガイドベーン1bの下流側は常に下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に位置することとなり、また、ガイドベーン1(1a、1b)が正面方向を向く(風路11に沿う吹出気流方向を向く)ときは(回動しないとき)、ガイドベーン1a、1bは風路方向に一直線に配列することとなる。
図4(a)は、本実施の形態の風向調整装置による風向分布図であり、レイノルズ数が1×104の時の状態を示している。代表長さを下流側の分割ガイドベーン1aと上流側の分割ガイドベーン1bの長さの和としている。レイノルズ数が2×103から5×104の範囲で、図4に示す流れの状態となる。図4(a)では、両ガイドベーン1a、1bが回動して気流Dを曲げるとき、上流側の分割ガイドベーン1bの下流側が常に下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に位置するので、上流側の分割ガイドベーン1bの圧力面側に沿って流れる気流の一部が下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に流れ込む。したがって下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面に沿う流れが存在し、下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面剥離Eを小さくすることができる。
ここで、図4(b)は、従来のガイドベーンの局所的な風向分布図であり、上流側ガイドベーンが下流側ガイドベーンの圧力面側に位置している。そのため、図4(a)の場合と異なり、気流Dは上流側ガイドベーン1bの圧力面側から下流側ガイドベーン1aの圧力面側へと流れ、下流側ガイドベーン1aの負圧面側に流れ込む気流は存在しない。したがって、ガイドベーンの負圧面に大きな剥離Eが生じている。図4(a)と図4(b)の比較によれば、本実施の形態の風向調整装置は負圧面剥離を大きく低減する効果があることがわかる。
以上のように、ガイドベーン1を上流側から下流側へと2分割して上流側の分割ガイドベーン1b、下流側の分割ガイドベーン1aとして配列し、下流側の分割ガイドベーン1aの回転軸2aを、上流側の分割ガイドベーン1bが回転軸2bを中心として描く軌跡の内部に設け、また、回転軸2a、2bは流れの正面方向に直列に配置することにより、ガイドベーン1が回動したとき上流側の分割ガイドベーン1bの下流側が常に下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に位置することとなる。よって、下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面剥離を小さくすることができる。また、気流を正面に吹き出す場合はガイドベーン1a、1bが一直線上に並ぶために、正面吹出しのときでも実質風路が狭くならず、風量低下を防ぐことができる。そのため、負圧面剥離に伴う騒音悪化や風量低下を低減し、かつ冷房運転時のガイドベーン1への結露を防止することができるので、使用者が快適に空気調和機を利用できるようになる。
なお、送風運転や暖房運転の場合、負圧面剥離が発生しても結露水は発生しないが、風量低下防止や騒音悪化防止の効果を同じように得ることができる。
なお、ここではガイドベーンを2分割としたが、同様の機構により3つ以上に分割しても同じ効果が得られる。
本風向調整装置は、ガイドベーン1のうち、上流側の分割ガイドベーン1bは、隣接下流側の分割ガイドベーン1aに設けた連結用作用軸4に回動可能に結合され、ガイドベーン1が、ガイドベーン回動手段5、7、8、9により回動され、吹出気流を吹出口18の長手方向に偏向するとき、上流側の分割ガイドベーン1bは、連結用作用軸4により回動するとともに、回転軸2bにより回動するので、上流側の分割ガイドベーン1bは、常にその下流側を上流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に延設することができる。
また、本風向調整装置は、ガイドベーン1が、ガイドベーン回動手段5、7、8、9により回動され、吹出気流を吹出口18の長手方向に偏向するとき、下流側の分割ガイドベーン1aの回転軸2aを、上流側の分割ガイドベーン1bの回転軌跡の内部に配置するので、同じく、上流側の分割ガイドベーン1bは、常にその下流側を上流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に延設することができる。
実施の形態2.
図5から図6はこの発明の実施の形態2における風向調整装置に係る図であり、図5は空気調和機の室内機の断面図、図6は風向調整装置の回動図であり、図5のA側から風向調整装置を見た図である。
図5において、空気調和機の室内機10のファン13が回転すると、気流Fは吸込口14や天面グリル15から吸い込まれ、フィルタ16と熱交換器17を経てファン13、風路11を通り、吹出口18から室内へと吹き出される。ガイドベーン1(下流側の分割ガイドベーン1a、上流側の分割ガイドベーン1b)は吹出ノズル12(吹出口18)に吹出口の長手方向に複数並列配設され、ガイドベーン1が回転軸2(下流側回転軸2a、上流側回転軸2b)を中心に回動することにより吹出気流は吹出口18の長手方向に偏向される。
図5、図6において、ガイドベーン1は上流側(上流側の分割ガイドベーン1b)から下流側(下流側の分割ガイドベーン1a)に2分割されて配列され、それぞれ回転軸2b、2aにより回動可能に立設される。下流側ガイドベーン1aの回転軸2aは、上流側の分割ガイドベーン1bが回転軸2bを中心として描く軌跡の内部に設けられ、また、回転軸2a、2bは風路11に沿う吹出気流方向に直列に配置されている。このとき、両ガイドベーン1a、1bにはそれぞれ回動用作用軸3a、3bがあり、回動用作用軸3a、3bは、それぞれ連結棒5a、5bに連結され隣のガイドベーンと連動している。連結棒5a、5bの端は、それぞれクランク7a、7bを介してモータアーム8a、8bと連結されガイドベーン用モータ9a、9bの回転運動を連結棒に伝えている。クランク7aを下流側ガイドベーン1a、クランク7bを上流側ガイドベーン1bに連結しても良い。
ここで、連結棒5a、5b、クランク7a、7b、モータアーム8a、8b及びガイドベーン用モータ9a、9b等がガイドベーン回動手段を形成する。
次に動作について説明する。図6はガイドベーン用モータ9が駆動したときのガイドベーン1の回動の様子を示している。ガイドベーン用モータ9a、9bの回動に、モータアーム8a、8b、クランク7a、7bと連動して、連結棒5a、5bは平行を保ちながら移動する。ガイドベーン用モータ9a、9bが図6(b)と反対方向に回動すれば図6(c)の如く、ガイドベーン1a、1bも反対方向に回動する。この時、下流側の分割ガイドベーン1aの回動角度のほうが上流側の分割ガイドベーン1bの回動角度より大きくなるようにガイドベーン用モータ9a、9bの回転量は調整されている。ガイドベーン1a、1bが右方向に回動したときも左方向に回動したときも、上流側の分割ガイドベーン1bの下流側は常に下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に位置することとなり、ガイドベーン1a、1bが正面方向を向くときは、ガイドベーン1a、1bは正面方向に一直線に位置することとなる。ガイドベーン1a、1bが回動して気流を曲げるとき、上流側の分割ガイドベーン1bの下流側が常に下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に位置するので、上流側の分割ガイドベーン1bの圧力面側に沿って流れる気流の一部が下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に流れ込み、下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面に沿って流れるため、下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面剥離を小さくすることができる。
以上のように、ガイドベーン1a、1bを上流側から下流側へと2分割して上流側の分割ガイドベーン1b、下流側の分割ガイドベーン1aとして配列し、下流側の分割ガイドベーン1aの回転軸2aを、上流側の分割ガイドベーン1bが回転軸2bを中心として描く軌跡の内部に設け、また、回転軸2a、2bは流れの正面方向に直列に配置することにより、ガイドベーン1が回動したとき上流側の分割ガイドベーンの下流側が常に下流側の分割ガイドベーンの負圧面側に位置することとなる。よって、下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面剥離を小さくすることができる。また、気流を正面に吹出す場合はガイドベーン1a、2bが一直線上に並ぶために、正面吹出しのときでも実質風路が狭くならず、風量低下を防ぐことができる。そのため、負圧面剥離に伴う騒音悪化や風量低下を低減し、かつ冷房運転時のガイドベーンへの結露を防止することができるので、使用者が快適に空気調和機を利用できるようになる。
なお、送風運転や暖房運転の場合、負圧面剥離が発生しても結露水は発生しないが、風量低下防止や騒音悪化防止の効果を同じように得ることができる。
本風向調整装置は、ガイドベーン1が、ガイドベーン回動手段5、7、8、9により回動され、吹出気流を吹出口18の長手方向に偏向するとき、上流側の分割ガイドベーン1b及び下流側の分割ガイドベーン1aは、それぞれのガイドベーン回動手段5、7、8、9により回動されるので、両ガイドベーン回動手段5、7、8、9の回動を調整することにより、上流側の分割ガイドベーン1bは、常にその下流側を上流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に延設するようにできる。
実施の形態3.
図7から図11はこの発明の実施の形態3における風向調整装置に係る図であり、図7は空気調和機の風向調整装置の断面図、図8は空気調和機の風向調整装置の回動図、図9は風向調整装置のベーン長さ、ベーンピッチと吹出し気流角度との関係を表すグラフ、図10は風向調整装置の空気の流れを示す図、図11はガイドベーンを示す図である。図8と図10は、図7のA側から風向調整装置を見た図である。
図7において、空気調和機の室内機10のファン13が回転すると、気流Fは吸込口14や天面グリル15から吸い込まれ、フィルタ16と熱交換器17を経てファン13、風路11を通り、吹出口18から室内へと吹き出される。ガイドベーン1は吹出ノズル12(吹出口18)に、回転軸2により回動可能に立設され、また、吹出口18の長手方向に複数並列配設され、回動することにより吹出気流は吹出口18の長手方向に偏向される。
図7、8において、ガイドベーン1は平板から成り、ガイドベーン1の上流側から下流側への長さをLとし、ガイドベーン1の上流側先端部と、隣接するガイドベーンの上流側先端部との距離をベーンピッチTとする。ガイドベーン1は、1.05<L/T<1.5となるように並列配設されている。ガイドベーン1には作用軸3があり、作用軸3は連結棒5に連結され隣接のガイドベーンを連動している。
ここで、ガイドベーン回動手段は、実施の形態1、2と同様である。
次に、動作について説明する。図8はガイドベーン用モータが駆動したときのガイドベーンの回動の様子を示している。連結棒5が動くと、回転軸2を中心としてガイドベーン1が回動する。ガイドベーン1は、1.05<L/T<1.5としている。
図10(a)は1.05<L/T<1.5とした場合の局所的な風向分布図であり、レイノルズ数が1×104の時の状態を示している。代表長さをガイドベーン1の長さとしている。レイノルズ数が2×103から5×104の範囲で、図10に示す流れの状態となる。図10(a)では、隣接するガイドベーン1の影響により気流Dは負圧面剥離を抑える方向に力を受け、負圧面剥離を小さくすることができる。そのため、ガイドベーン回動角度とほぼ同じ角度で気流Dが吹き出す。
図10(b)はL/T<1.05とした場合の局所的な風向分布図である。ベーンピッチTが大きいために、流れDが負圧面剥離を抑える方向に力を受けず、気流Dはガイドベーン1の形状に追随せず、ガイドベーン1間の流れの多くはほぼ直進する。そのため、図10(a)と比較して負圧面剥離Eが大きく、ガイドベーン回動角度よりも小さい角度で気流が吹き出す。
図9は、気流の流入方向に対して平板を45度傾けて並列に複数並べたときの、L/Tと吹出し角度との関係のグラフである。図9によれば、1.05<L/T<1.5とすれば、最も良い気流偏向効果が得られる。したがって、図9と図10より、1.05<L/T<1.5とすれば負圧面剥離が抑えられるという効果が示される。
以上のように、ガイドベーン1を平板とし、1.05<L/T<1.5としたことにより、吹出し気流をガイドベーン回動角度よりも大きく偏向でき、そこで、ガイドベーンの負圧面剥離を小さくすることができる。そのため、負圧面剥離に伴う騒音悪化、風量低下や結露を低減することができるので、使用者が快適に空気調和機を利用できるようになる。
なお、図11に示すガイドベーン1のように、ガイドベーン長さLは高さ方向に異なる場合があるが、ガイドベーン高さ方向Hの中央部近傍が風速の最も早くなる部分であるため、この部分が気流に与える影響が他の部分よりも大きい。従って、ガイドベーン高さ方向の中央部近傍のガイドベーン長さをガイドベーン代表長さLとする。
本風向調整装置は、風路の吹出口18に設けられ、風路11の上流側から下流側へ回転軸2により回動可能に立設された平板状のガイドベーン1が、吹出口18の長手方向に複数並列配設され、ガイドベーン1の上流側から下流側のベーン長さLと隣接する並列ガイドベーン間のピッチTとを1.05<L/T<1.5としたので、偏向気流は、ガイドベーン1の回動角度よりも大きく偏向でき、負圧面剥離を小さくできる。
実施の形態4.
図12はこの発明の実施の形態4における空気調和機の室内機の風向調整装置の回動を示す回動図である。図12は、図7のA側から風向調整装置を見た図である。
図12において、ガイドベーン1が吹出口18に設けられ、また、吹出口18の長手方向に複数並列配設されるのは、実施の形態1〜3と同様である。
中央部のガイドベーン1cは、平板から成り、回転軸2cをもつ。中央部のガイドベーン1cの長さをLとし、ガイドベーン1cの上流側先端部と、隣接するガイドベーンの上流側先端部との距離をベーンピッチTとする。中央部のガイドベーン1cは、1.05<L/T<1.5となるように並列配設されている。中央部ガイドベーン1cには、回動用作用軸3を有し、回動用作用軸3は連結棒5に連結され隣のガイドベーン1cを連動している。
一方、両端部のガイドベーン1a、1bは、上流側から下流側へと2分割された上流側の分割ガイドベーン1bと下流側の分割ガイドベーン1aであり、それぞれ回転軸2b、2aにより回動可能に立設される。下流側ガイドベーン1aの回転軸1aは、上流側ガイドベーン1bが回転軸2bを中心として描く軌跡の内部に設けられ、また、回転軸2a、2bは流れの正面方向に直列に配置されている。このとき、下流側の分割ガイドベーン1aには回動用作用軸3、連結用作用軸4があり、回動用作用軸3は連結棒5に連結され隣接のガイドベーン1と連動している。連結用作用軸4には連動アーム6に回動可能に連結され、連動アーム6は上流側の分割ガイドベーン1bに固定接続されている。連結棒5の端はクランク7を介してモータアーム8と連結され、ガイドベーン用モータ9の回転運動を連結棒5に伝えている。クランク7をガイドベーン1aもしくは1bに連結しても良い。
連結棒5、クランク7、モータアーム8及びガイドベーン用モータ9等でガイドベーン回動手段を形成するのは同様である。
次に動作について説明する。図12はガイドベーン用モータが駆動したときのガイドベーン1の回動の様子を示している。連結棒5が動くと、回転軸2aを中心としてガイドベーン1aが回動する。mは、ガイドベーン1aの回転軸2aと作用軸4の距離である。この運動は連動アーム6によってガイドベーン1bに伝えられるが、この時のガイドベーン1bは回転軸2bを中心として回動する。kは、ガイドベーン1bの回転軸2bと作用軸4の距離である。また、αは上流側ガイドベーン1bの回動角度であり、ガイドベーン群1b、1b、…から成る平板翼列の食違角である。βは下流側ガイドベーン1aの回動角度であり、ガイドベーン群1a、1a、…から成る平板翼列の食違角である。流入流れと垂直方向の作用軸移動量nが一定で、m<kであるので、n/k<n/mよりsinα<sinβとなり、0°<α<90°、0°<β<90°であるからα<βとなる。つまり、回動角度はガイドベーン1aの方がガイドベーン1bよりも大きい。回動角度比は、k、mを変化させることで任意に決められる。また、ガイドベーン用モータ9が図12(b)と反対方向に回動すれば図12(c)の如く、ガイドベーン1a、1bも反対方向に回動する。ガイドベーン1a、1bが右方向に回動したときも左方向に回動したときも、上流側ガイドベーン1bは常に下流側ガイドベーン1aの負圧面側に位置することとなり、ガイドベーン1a、1bが正面方向を向くときは、ガイドベーン1a、1bは正面方向に一直線に位置することとなる。ガイドベーン1a、1bが回動して気流を曲げるとき、上流側ガイドベーン1bが常に下流側ガイドベーン1aの負圧面側に位置するので、上流側ガイドベーン1bの圧力面側に沿って流れる気流の一部が下流側ガイドベーン1bの負圧面側に流れ込み、下流側ガイドベーン1bの負圧面に沿って流れるため、下流側ガイドベーン1bの負圧面剥離を小さくすることができる。また、中央部のガイドベーン1cについては、1.05<L/T<1.5としているため、隣接するガイドベーンの影響により流れDは負圧面剥離を抑える方向に力を受ける。よって、負圧面剥離Eを小さくすることができる。
以上のように、両端部のガイドベーン1a、1bを上流側から下流側へと2分割して配置し、下流側の分割ガイドベーン1aの回転軸2aを、上流側の分割ガイドベーン1bが回転軸2bを中心として描く軌跡の内部に設け、また、回転軸2a、2bは流れの正面方向に直列に配置することにより、ガイドベーン1が回動したとき上流側の分割ガイドベーン1bの下流側がが常に下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に位置することとなる。よって、下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面剥離を小さくすることができる。また、気流を正面に吹出す場合はガイドベーン1a、1bが一直線上に並ぶために、正面吹出しのときでも実質風路が狭くならず、風量低下を防ぐことができる。
また、中央部ガイドベーン1を平板とし、1.05<L/T<1.5としたことにより、ベーン傾き角度よりも大きく偏向でき、そこで、中央部ガイドベーン1の負圧面剥離を小さくすることができる。そのため、負圧面剥離に伴う騒音悪化や風量低下を低減し、かつ冷房運転時のガイドベーンへの結露を防止することができるので、使用者が快適に空気調和機を利用できるようになる。また、中央部ガイドベーンの機構を簡略化して低コスト化を図ることができる。
なお、送風運転や暖房運転の場合、負圧面剥離が発生しても結露水は発生しないが、風量低下防止や騒音悪化防止の効果を同じように得ることができる。
なお、ここではガイドベーンを2分割としたが、同様の機構により3つ以上に分割しても同じ効果が得られる。
本風向調整装置においては、風路11の吹出口18に設けられ、風路11の上流側から下流側へ回転軸2a、2bにより回動可能に立設されたガイドベーン1が、吹出口18の長手方向に複数並列配設されガイドベーン回動手段5、7、8、9により回動され、また、吹出口18の長手方向に並列配設された複数のガイドベーン1のうち、両端部のガイドベーン1は、風路11の上流側から下流側へ複数枚に分割配列され、ガイドベーン1が、ガイドベーン回動手段5、7、8、9により回動され、吹出気流を吹出口18の長手方向に偏向するとき、上流側の分割ガイドベーン1bの下流側が、隣接下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に延設しており、また、中央部のガイドベーン1は、それぞれ平板状のガイドベーン1であり、ガイドベーン1の上流側から下流側のベーン長さLと隣接する並列ガイドベーン間のピッチTとを1.05<L/T<1.5としたので、両端部のガイドベーン1及び中央部のガイドベーン1共に、負圧面剥離を小さくすることができる。
実施の形態5.
図13は、この発明の実施の形態4における空気調和機の室内機の風向調整装置のガイドベーンの回動図、図14は、広角吹出しモードの場合の風向調整装置を示す図、図15は中央吹出しモードの場合の風向調整装置を示す図である。図13から図15は、図7のA側から風向調整装置を見た図である。
図13において、ガイドベーン1が吹出口18の長手方向に複数並列配設され、ガイドベーン1は連結棒5により連結されて複数のガイドベーン群を構成している(図14、図15では2群)。ガイドベーン群は1つのガイドベーン用モータ9により駆動されるため、同じガイドベーン群のガイドベーン1は同じ方向を向く。ガイドベーン群の中央部のガイドベーン1cは硬質の平板から成り、回転軸2cをもつ。中央部のガイドベーン1cの長さをLとし、ガイドベーン1cの上流側先端部と、隣接するガイドベーンの上流側先端部との距離をベーンピッチTとする。中央部のガイドベーン1cは、1.05<L/T<1.5となるように並列配設されている。中央部ガイドベーン1cには回動用作用軸3があり、この作用軸3は連結棒5に連結され隣接のガイドベーン1を連動している。
一方、ガイドベーン群の両端部のガイドベーン1a、1bは上流側から下流側へと2分割された上流側の分割ガイドベーン1bと下流側の分割ガイドベーン1aであり、それぞれ回転軸2b、2aにより回動可能に立設される。下流側の分割ガイドベーン1aの回転軸2aは、上流側の分割ガイドベーン1bが回転軸1bを中心として描く軌跡の内部に設けられ、また、回転軸2a、2bは流れの正面方向に直列に配置されている。このとき、下流側の分割ガイドベーン1aには回動用作用軸3、連結用作用軸4があり、回動用作用軸3は連結棒5に連結され隣接のガイドベーン1と連動している。連結用作用軸4には連動アーム6に回動可能に連結され、連動アーム6はガイドベーン1bに固定接続されている。連結棒5の端はクランク7を介してモータアーム8と連結され、ガイドベーン用モータ9の回転運動を連結棒5に伝えている。クランク7をガイドベーン1aもしくは1bに連結しても良い。ガイドベーン回動手段は、前記の実施の形態と同様である。
動作については、実施の形態3と同じであるので省略する。ここで、図14に示す中央吹出しモードの場合、ガイドベーン群がそれぞれ異なる方向を向くため、ガイドベーン群の端部に位置するガイドベーン1は、隣接するガイドベーン1より負圧面剥離の抑制効果を得ることができない。しかし、端部に位置するガイドベーン1そのものが負圧面剥離を抑制する構成となっているため、この実施の形態によれば、端部に位置するガイドベーン1の負圧面剥離を小さくすることができる。また、図15に示す広角吹出しモードの場合もガイドベーン群がそれぞれ異なる方向を向くが、同様の効果を得ることができる。
以上のように、両端部ガイドベーン1a、1bを上流側から下流側へと2分割して配置し、下流側の分割ガイドベーン1aの回転軸2aを、上流側の分割ガイドベーン1bが回転軸1bを中心として描く軌跡の内部に設け、また、回転軸2a、2bは流れの正面方向に直列に配置することにより、ガイドベーン1が回動したとき上流側の分割ガイドベーン1bの下流側が常に下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に位置することとなる。よって、下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面剥離を小さくすることができる。
また、気流を正面に吹出す場合はガイドベーン1a、1bが一直線上に並ぶために、正面吹出しのときでも実質風路が狭くならず、風量低下を防ぐことができる。
また、中央部ガイドベーン1cを平板とし、1.05<L/T<1.5としたことにより、中央部ガイドベーン1cの負圧面剥離を小さくすることができる。そのため、負圧面剥離に伴う騒音悪化や風量低下を低減し、かつ冷房運転時のガイドベーンへの結露を防止することができるので、使用者が快適に空気調和機を利用できるようになる。また、各ガイドベーン群で両端のガイドベーンの剥離を小さくできるため、中央寄り吹出しや広角吹出しなど、ガイドベーン群ごとに違う回動をさせる場合でも同様の効果が得られる。また、中央部ガイドベーンの機構を簡略化して低コスト化を図ることができる。
なお、送風運転や暖房運転の場合、負圧面剥離が発生しても結露水は発生しないが、風量低下防止や騒音悪化防止の効果を同じように得ることができる。
なお、ここではガイドベーンを2分割としたが、同様の機構により3つ以上に分割しても同じ効果が得られる。
本風向調整装置においては、風路11の吹出口18に設けられ、風路11の上流側から下流側へ回転軸2により回動可能に立設されたガイドベーン1が、吹出口18の長手方向に複数並列配設されガイドベーン回動手段5、7、8、9により回動され、また、複数並列配設されたガイドベーン1は、2群の複数並列配設されたガイドベーン1からなり、それぞれの群の複数並列配設されたガイドベーン1の両端部のガイドベーン1は、風路11の上流側から下流側へ複数枚に分割配列され、ガイドベーン1が、ガイドベーン回動手段5、7、8、9により回動され、吹出気流を吹出口18の長手方向に偏向するとき、上流側の分割ガイドベーン1bの下流側が、隣接下流側の分割ガイドベーン1aの負圧面側に延設しており、また、それぞれの群の複数並列配設されたガイドベーン1の中央部のガイドベーン1は、それぞれ平板状のガイドベーン1であり、ガイドベーン1の上流側から下流側のベーン長さLと隣接する並列ガイドベーン間のピッチTとを1.05<L/T<1.5としたので、中央吹出しモード及び広角吹出しモードにおいて負圧面剥離を小さくできる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の断面図である。 本発明の実施の形態1における風向調整装置の回動図である。 本発明の実施の形態1における風向調整装置の模式図である。 本発明の実施の形態1における風向調整装置の空気の流れを示す図である。 本発明の実施の形態2における空気調和機の断面図である。 本発明の実施の形態2における風向調整装置の回動図である。 本発明の実施の形態3における空気調和機の断面図である。 本発明の実施の形態3における風向調整装置の回動図である。 本発明の実施の形態3における、風向調整装置のガイドベーン長さ、ガイドベーンピッチと吹出し気流角度との関係を表す図である。 本発明の実施の形態3における風向調整装置の空気の流れを示す図である。 本発明の実施の形態3におけるガイドベーンを示す部分斜視図である。 本発明の実施の形態4における空気調和機の風向調整装置の回動図である。 本発明の実施の形態5における空気調和機の風向調整装置の回動図である。 本発明の実施の形態5における、広角吹出しモードの場合の風向調整装置を示す図である。 本発明の実施の形態5における、中央吹出しモードの場合の風向調整装置を示す図である。
符号の説明
1(1a、1b、1c) ガイドベーン、1a 分割ガイドベーン(下流側の分割ガイドベーン)、1b 分割ガイドベーン(上流側の分割ガイドベーン)、4 連結用作用軸、5、7、8、9 ガイドベーン回動手段、11 風路、18 吹出口。

Claims (5)

  1. 風路の吹出口に設けられ、回転軸により回動可能に立設された上流側分割ガイドベーンと、前記上流側分割ガイドベーンの下流側に隣接するように設けられ、回転軸により回動可能に立設されてなる下流側分割ガイドベーンが、前記吹出口の長手方向に複数並列配設されたガイドベーンと、
    一方が前記上流側分割ガイドベーンに固定され、他方が前記下流側分割ガイドベーンに連結作用軸を介して回動自在に接続される連動アームと、
    前記下流側分割ガイドベーンに回動自在に接続され、前記下流側分割ガイドベーン及び前記上流側分割ガイドベーンを回動するガイドベーン回動手段と、を有し、
    前記ガイドベーンが、前記ガイドベーン回動手段により回動され、吹出気流を前記吹出口の長手方向に偏向するとき、
    前記ガイドベーン回動手段は、
    下流側分割ガイドベーンを、その正面位置に対する所定の回動角度である食違角βで回動し、その回動によって前記連動アームを介して前記上流側分割ガイドベーン、前記連結作用軸を軸として、その正面位置に対する所定の回動角である食違角α(α<β)で連動して回動し、
    前記上流側分割ガイドベーンの下流側の少なくとも一部が、隣接する前記下流側分割ガイドベーンの負圧面側に延設している
    ことを特徴とする空気調和機の室内機の風向調整装置。
  2. ガイドベーンの上流側の分割ガイドベーンは、隣接する下流側分割ガイドベーンに設けた連結用作用軸に回動可能に結合され、
    ガイドベーンが、ガイドベーン回動手段により回動され、吹出気流を前記吹出口の長手方向に偏向するとき、前記上流側分割ガイドベーンは、前記連結用作用軸により回動するとともに、前記回転軸により回動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機の風向調整装置。
  3. 下流側分割ガイドベーンの回転軸を、上流側分割ガイドベーンの回転軌跡の内部に配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機の風向調整装置。
  4. 前記ガイドベーンは、
    前記吹出口の長手方向の両端部にそれぞれ並列配設され、
    前記両端部のガイドベーンの間には平板状のガイドベーンが配設され、各ガイドベーンの上流側から下流側のベーン長さLと隣接する並列ガイドベーン間のピッチTとを1.05<L/T<1.5とした
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機の風向調整装置。
  5. 前記ガイドベーンは、
    吹出口長手方向で左右2群からなる、それぞれの群の前記吹出口の長手方向の両端部にそれぞれ並列配設され、
    各両端部のガイドベーンの間には平板状のガイドベーンが配設され、各ガイドベーンの上流側から下流側のベーン長さLと隣接する並列ガイドベーン間のピッチTとを1.05<L/T<1.5とした
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機の風向調整装置。
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