JP3780970B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯装置本体に対して互いに通話可能な複数のリモコンが接続された給湯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の給湯システムには、給湯装置本体に接続された複数のリモコン間でリアルタイムに通話できるものがある。一般に、給湯装置本体とリモコンとの間では、通信ケーブルを介して給湯動作などに関するデータが定期的に交換されているが、リモコン間でやり取りされる音声信号は、同じ通信ケーブル上でもデータ通信とは別のチャネル(周波数帯域)を用いて同時にやり取り可能とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、音声信号通信中に定期的なデータ通信を割り込ませると、双方のチャネルが干渉することで音声信号に雑音が入ってしまう。この雑音を消すためにミュート(消音)が行われるが、ミュートによって音切れが発生してしまい、音声通信よりも定期的なデータ通信の優先度が高く設計されることもあり、音切れの発生頻度によっては通話に支障を来すことがあった。
【0004】
また、音切れを完全に無くすべく、通話の際には、定期的なデータ通信を行わないようにする方法もある。ところが、給湯装置本体とリモコンとの間で定期的にやり取りされるデータの中には、本体動作とリモコンの表示内容とを合わせるためのものがあり、通話中のデータ通信を禁止してしまうと、通話を終えてしばらく経っても本体動作とリモコンの表示内容とが異なることがあった。
【0005】
【発明の開示】
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、必要なデータを可及的速やかに送受信することができる給湯システムを提供することを、その課題としている。
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0015】
本発明の第の側面によれば、給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、給湯装置本体と各リモコンとの間で通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが送受信されるとともに、リモコン間で通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、給湯装置本体は、各リモコンからの通話開始コマンドの有無に基づいて各リモコンが通話中であるか否かを判別する判別手段と、いずれかのリモコン同士が通話中であるときに、各リモコンに送信すべき給湯制御に関するデータが発生すると、そのデータが予め設定された即時に送信すべき重要度の高いデータであるか否かを判定するデータ判定手段と、データ判定手段により重要度の高いデータであると判定されると、給湯制御に関するデータを通話中であるか否かに関係なく各リモコンに順次、送信し、データ判定手段により重要度の高いデータでないと判定されると、給湯制御に関するデータの各リモコンへの送信を禁止するデータ送信制御手段と、を備えたことを特徴とする、給湯システムが提供される。なお、即時に送信すべき重要度の高いデータは、炎の検出又はその炎の消火の検出データ、安全動作をしたことを報知するための報知データ、安全動作エラーコードデータ、及び前記リモコンからの操作コマンドに対して応答するためのデータとするとよい。
【0016】
このような第の側面に係る給湯システムによれば、たとえば給湯装置本体から各リモコンに対して必要なデータが送信されるとした場合、複数のリモコン間で通話しているときには、データの重要度に応じてそのデータを送信すべきか否かが決定される。つまり、通話中でも重要度の高いデータについては送信する一方で、重要度の低いデータについては送信しないようにすることができ、データ受信側のリモコンにおける割り込み発生を確率的に低減させることができる。したがって、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、重要度の高い必要なデータのみを可及的速やかに送受信することができる。
【0017】
本発明の第の側面によれば、給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、給湯装置本体と各リモコンとの間で通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、リモコン間で通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、給湯装置本体は、各リモコンからの通話開始コマンドの有無に基づいて各リモコンが通話中であるか否かを判別する判別手段と、いずれかのリモコン同士が通話中であるときに、各リモコンに定期的に送信すべき前記給湯制御に関するデータの送信タイミングになると、そのデータに当該データに対する応答を要求する応答要求コマンドを含めることなく各リモコンに順次、送信し、いずれのリモコンも通話中でないときに、各リモコンに定期的に送信すべき給湯制御に関するデータの送信タイミングになると、そのデータに応答要求コマンドを含めて各リモコンに順次、送信するデータ送信制御手段とを備え、各リモコンは、応答要求コマンドを含むデータを受信したときは、そのデータに対する応答コマンドを給湯装置本体に送信させ、応答要求コマンドを含まないデータを受信したときは、応答コマンドの給湯装置本体への送信を禁止する応答コマンド送信制御手段を有することを特徴とする、給湯システムが提供される。
【0018】
このような第の側面に係る給湯システムによれば、たとえば給湯装置本体から各リモコンに対して定期的に必要なデータが送信されるとした場合、複数のリモコン間で通話しているときには、給湯装置本体から各リモコンに対して一方的にデータを送るだけで各リモコンからの応答が不要とされる。つまり、通話中には、データ受信側のリモコンにおいて応答のための割り込みが発生しない。したがって、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、必要なデータを一方的かつ可及的速やかに送受信することができる。
【0019】
本発明の第の側面によれば、給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、給湯装置本体と各リモコンとの間で通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、リモコン間で通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、各リモコンは、給湯装置本体から応答を要求する応答要求コマンドを含む給湯制御に関するデータを受信すると、そのデータの受信時に他のリモコンと通話中であるか否かを判別する判別手段と、通話中でないときは、データに対する応答データを直ちに給湯装置本体に送信し、通話中であるときは、データに対する応答データを、通話中でないときよりも所定の時間だけ遅延させて給湯装置本体に送信する応答データ送信制御手段とを備えたことを特徴とする、給湯システムが提供される。
【0020】
このような第の側面に係る給湯システムによれば、たとえば給湯装置本体から各リモコンに対して定期的に必要なデータが送信されるとした場合、複数のリモコン間で通話しているときには、給湯装置本体からのデータ送信に対するリモコンからの応答が遅らせられることでデータ受信側のリモコンにおける割り込み継続時間が非通話中よりも短縮する。また、データ受信側のリモコンでは、通話中であっても一応はデータを受信することができる。したがって、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、必要なデータを可及的速やかに送受信することができる。
【0021】
本発明の第の側面によれば、給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、給湯装置本体と各リモコンとの間で通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、リモコン間で通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、各リモコンは、受信した音声信号のスピーカへの出力と送信すべき音声のマイクロホンからの入力とがボイススイッチを介して行われる音声送受信手段と、ボイススイッチの動作状態を判定するスイッチ動作判定手段と、ボイススイッチが音声信号の入出力を禁止する動作状態のときは、給湯装置本体に定期的なデータの送信許可を通知し、ボイススイッチが音声信号の入出力を許可する動作状態のときは、給湯装置本体に定期的なデータの送信停止を通知する通知手段とを備えたことを特徴とする、給湯システムが提供される。
【0022】
このような第の側面に係る給湯システムによれば、たとえば給湯装置本体から各リモコンに対して定期的に必要なデータが送信されるとした場合、複数のリモコン間でボイススイッチを介して通話しているときには、そのボイススイッチがオフの間に限って給湯装置本体と各リモコンとの間でデータを送受信できる。つまり、通話中でもボイススイッチがオンされずにある程度無音状態が続くと、その間にデータを送受信することができ、データ受信側のリモコンに発生する割り込みを意識させないようにすることができる。したがって、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、一時的な無音中に必要なデータを可及的速やかに送受信することができる。
【0023】
本発明の第の側面によれば、給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、給湯装置本体と各リモコンとの間で通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、リモコン間で通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、各リモコンは、受信した音声信号のスピーカへの出力と送信すべき音声のマイクロホンからの入力とがプレストークスイッチを介して行われる音声送受信手段と、プレストークスイッチが音声のマイクロホンからの入力を許可する状態であるか否かを判定するスイッチ状態判定手段と、プレストークスイッチが音声のマイクロホンからの入力を禁止する状態のときは、給湯装置本体に前記定期的なデータの送信許可を通知し、プレストークスイッチが音声のマイクロホンからの入力を許可する状態のときは、給湯装置本体に定期的なデータの送信停止を通知する通知手段とを備えたことを特徴とする、給湯システムが提供される。
【0024】
このような第の側面に係る給湯システムによれば、たとえば給湯装置本体から各リモコンに対して定期的に必要なデータが送信されるとした場合、複数のリモコン間でプレストークスイッチを介して通話しているときには、そのプレストークスイッチが押下されていない間に限って給湯装置本体と各リモコンとの間でデータを送受信できる。つまり、通話中でもプレストークスイッチが押下されずにある程度無音状態が続くと、その間にデータを送受信することができ、データ受信側のリモコンに発生する割り込みを意識させないようにすることができる。したがって、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、一時的な無音中に必要なデータを可及的速やかに送受信することができる。
【0025】
本発明の第の側面によれば、給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、給湯装置本体と各リモコンとの間で通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、リモコン間で通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、各リモコンは、受信した音声信号のスピーカへの出力と送信すべき音声のマイクロホンからの入力とがボイススイッチ及びプレストークスイッチのいずれか一方のスイッチを介して行われる音声送受信手段と、音声送受信手段のスイッチが音声のマイクロホンからの入力を許可する状態であるか否かを判定するスイッチ状態判定手段と、音声送受信手段のスイッチが音声のマイクロホンからの入力を禁止する状態のときは、給湯装置本体に定期的なデータの送信許可を通知し、音声送受信手段のスイッチが音声のマイクロホンからの入力を許可する状態のときは、給湯装置本体に定期的なデータの送信停止を通知する通知手段とを備えたことを特徴とする、給湯システムが提供される。
【0026】
このような第の側面に係る給湯システムによれば、たとえば給湯装置本体から各リモコンに対して定期的に必要なデータが送信されるとした場合、一方のリモコンではボイススイッチを介し、他方のリモコンではプレストークスイッチを介して互いに通話しているときには、そのボイススイッチとプレストークスイッチとの両方が共にオフの間に限って給湯装置本体と各リモコンとの間でデータを送受信できる。つまり、通話中でもボイススイッチやプレストークスイッチが作動せずにある程度無音状態が続くと、その間にデータを送受信することができ、データ受信側のリモコンに発生する割り込みを意識させないようにすることができる。したがって、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、一時的な無音中に必要なデータを可及的速やかに送受信することができる。
【0029】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う発明の実施の形態の説明によって、より明らかになるであろう。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0031】
図1は、第1の実施形態に係る給湯システムのブロック図である。この図に示すように、給湯システムは、給湯装置本体1と、この給湯装置本体1に通信ケーブル2を介して接続された複数のリモコンA,B,Cとを有して構成される。給湯装置本体1は、台所で湯を使用する際や風呂の湯張りや追い焚き、さらには温水暖房端末を使用する際に給湯動作するものであって、燃焼系や配管系については特に図示しないが、本体制御部10とデータモデム11とを有している。リモコンA,B,Cは、台所や浴室、あるいは部屋内から給湯装置本体1を操作するための機能に加え、互いに音声をやり取りするための通話機能を備えたものであって、リモコン制御部30、操作部31、表示部32、データモデム33、音声送受信装置34、スピーカアンプ35、スピーカ36、マイクアンプ37、およびマイクロホン38を有して構成されている。なお、図1では、特にリモコンAの構成しか示さないが、他のリモコンB,Cも同様の構成とされる。
【0032】
給湯装置本体1について説明すると、本体制御部10は、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータであって、給湯装置本体1全体の動作を制御する。データモデム11は、本体制御部10に接続されており、リモコンA,B,Cに送信すべきデータを変調したり、リモコンA,B,Cから送られてきたデータを復調したりする。
【0033】
リモコンAについて説明すると、リモコン制御部30は、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータであって、リモコンA全体の動作を制御する。操作部31は、リモコン制御部30に接続されており、たとえば給湯運転をオン/オフしたり、給湯温度や風呂温度、あるいは風呂水位などを変更したりする際に用いられる。特に図示しないが、操作部31には、通話の開始/終了を指示するためのスイッチも設けられている。表示部32は、リモコン制御部30に接続されており、たとえば給湯温度、風呂温度、風呂水位などの各設定値、運転モードなどを表示する。データモデム33は、リモコン制御部30に接続されており、給湯装置本体1に送信すべきデータを変調したり、給湯装置本体1から送られてきたデータを復調したりする。音声送受信装置34は、リモコン制御部30に接続されており、他のリモコンB,Cに送るべき音声信号を変調したり、他のリモコンB,Cからの音声信号を復調したりする。スピーカ36は、スピーカアンプ35を介して音声送受信装置34に接続されており、他のリモコンB,Cからの音声を出力する。マイクロホン38は、マイクアンプ37を介して音声送受信装置34に接続されており、他のリモコンB,Cに対して伝えるべきユーザの音声を入力する。
【0034】
具体的に説明すると、給湯装置本体1とリモコンA,B,Cとの間では、通信ケーブル2を介して各種のデータがやり取りされるが、それと同時に、同じ通信ケーブル2を介してもリモコンA,B,C同士で音声信号をやり取り可能とされている。たとえば、通信に使用される伝送周波数が526.5kHz以下に限られる場合、そのうちの比較的高い周波数帯域をデータ通信用、低い周波数帯域を音声通信用とすることができる。なお、526.5kHz以下のうち、周波数帯域の高い側と低い側のどちらをデータ通信に用いても良い。
【0035】
また、給湯装置本体1とリモコンA,B,Cとの間で送受信されるデータとしては、図2に例示列挙するようなものがある。図2に示すデータのうち、D1〜D8のデータは、即時に送受信されるものとされ、重要度の高いデータとされる。一方、D0のデータは、給湯装置本体1とリモコンA,B,Cとの間で本体動作と表示内容とを整合させる必要性から定期的に送受信されるものであり、重要度の低いデータとされる。なお、D8を除くD1〜D7およびD0のデータは、常に給湯装置本体1のデータモデム11から送信され、それに応じてリモコンA,B,Cのデータモデム33で受信されるものである。
【0036】
そして、本実施形態では、リモコンA,B,Cのうちの2台のリモコン間で通話している場合と通話していない場合とで定期的なデータ通信のタイミングが異なるようにされている。図3は、定期的なデータ通信のタイミングを説明するためのタイムチャートである。図3の(a)は、通話していない場合に対応し、図3の(b)は、通話中の場合に対応する。図3の(a)に示すように、非通話中の場合、送信側の給湯装置本体1は、定期的なデータをたとえば5秒おきに通信ケーブル2上に送出する一方で、各リモコンA,B,Cに対する問い合わせ(ACK送信要求)のためのENQコマンドを同じ5秒間隔のタイミングで切り替えながらその定期データに含めて送信する。つまり、各リモコンA,B,Cは、定期的なデータを5秒ごとに受信するが、ACK送信要求を受けた1つのリモコンのみがACKコマンドを返信する。たとえば、受信側のリモコンAは、給湯装置本体1からのデータと自己に要求されたENQコマンドとを受信すると、それに対して応答した旨のACKコマンドを送信側に返す。このようなENQコマンドやACKコマンドのやり取りを含めてデータの送受信に要する時間Sは、100ms程度とされる。
【0037】
続いて、送信側の給湯装置本体1は、リモコンAに定期的なデータを送信してからt秒待機し、t秒経つと今度はリモコンBに対して定期的なデータを送信するとともに、それに含めて問い合わせのためのENQコマンドを送信する。受信側のリモコンBは、先のリモコンAと同様に、給湯装置本体1からのENQコマンドを含むデータを受信し、それに対して応答した旨のACKコマンドを返す。以後、同様にして給湯装置本体1とリモコンCとの間でも定期的なデータが送受信される。つまり、ENQコマンドを含む定期的なデータは、送信周期t秒ごとに送信されている。この送信周期tは、たとえば5秒程度とされる。
【0038】
ところで、本実施形態に係る給湯装置本体1には、3つのリモコンA,B,Cしか接続されていないが、最大7つまで接続可能とされる。そして、本実施形態のように3つのリモコンA,B,Cしか存在しない場合でも、給湯装置本体1からは、実在しないリモコンに対してもデータが送信される。つまり、非通話中には、5秒周期で全リモコン(実在しないリモコンを含む)に対してデータが送信される一方、各リモコンA,B,Cは、35秒周期で自己に宛てられたENQコマンドを受信することで定期的にデータ通信を行っている。なお、受信側からACKコマンドが送られてこないときは、送信周期t秒経過後にデータを再送信し、このような一連の処理を所定回数繰り返してもACKコマンドがないときは、その時点で断線と判定している。また、電源初期投入時、給湯装置本体1に接続されているリモコンA,B,Cは、給湯装置本体1に対して接続確認の通信を個別に行う。これにより給湯装置本体1は、接続状態にあるリモコンA,B,Cを認識する。所定時間経過後、給湯装置本体1は、定期的なデータ通信を開始する。
【0039】
一方、図3の(b)には、音声信号をやり取りして通話できる時間帯がハッチング部分により示され、それに示すように通話中の場合、送信側の給湯装置本体1がリモコンA,B,CにENQコマンドを含む定期的なデータを送信したり、受信側のリモコンA,B,CがACKコマンドを返したりするのは同様とされるが、送信周期は、5秒程度のtからそれよりも長いたとえば10秒〜15秒程度の時間Tに変更される。つまり、非通話中には、5秒おきにデータ受信やACKコマンド送信のためのデータ通信による割り込みが発生するが、通話中には、送信周期Tが10秒〜15秒程度とされることで、10秒〜15秒おきにデータ通信による割り込みが発生することとなる。このようなデータ通信による割り込みが通話中に生ずると、データ送受信時間Sの間に限って一瞬音声が途切れたように聴こえるが、10秒〜15秒間に1回生じる程度とされるので、音切れの発生頻度としては、従来のように5秒おきに発生する場合よりも半減し、音切れが気になって通話に支障を来すこともない。
【0040】
図4は、給湯装置本体1の通信制御処理を示すフローチャートであって、この図を参照してさらに詳しく説明する。
【0041】
給湯装置本体1の本体制御部10は、常に通話中であるか否かを監視している(S1)。具体的に言うと、通話中であるか否かについては、少なくともいずれか1つのリモコンA,B,Cから通話開始のコマンドを受け付けた状態にあるか否かに応じて判定される。
【0042】
通話中でない場合(S1:NO)、本体制御部10は、データモデム11を通じて順次ACK要求相手を切り替えながら定期的なデータD0を送信周期t秒ごとに送信する(S2)。つまり、この場合には、全てのリモコンA,B,Cについてはt秒(5秒)ごとに発生したデータD0に基づいて給湯温度や風呂温度、風呂水位、運転モードなどに関する表示内容が書き換えられる。
【0043】
一方、通話中の場合(S1:YES)、本体制御部10は、データモデム11を通じて順次ACK要求相手を切り替えつつも定期的なデータD0を送信周期T秒ごとに送信する(S3)。つまり、この場合には、通話に使用中のリモコンAに着目すると、T秒(たとえば10秒)ごとにデータ送受信による割り込みが発生するが、このような割り込みに伴う音切れも10秒ごととした比較的少ない頻度とされる。また、通話中であっても、定期的なデータD0の送受信は行われ、その都度、受信したデータD0に基づいて給湯温度や風呂温度、風呂水位、運転モードなどに関する表示内容が書き換えられる。
【0044】
したがって、第1の実施形態に係る給湯システムによれば、リモコンA,B,Cのうちの2台のリモコン間で通話しているときには、定期的なデータD0の送信周期Tが長くされることで受信側のリモコンA,B,Cにおける割り込み発生率が非通話中よりも低減する。また、通話に使用されるリモコンA,B,Cでは、送信周期Tが長くなるが通話中であっても順番に定期的なデータD0を受信することができる。これにより、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、給湯装置本体1とリモコンA,B,Cとの間で必要なデータD0を可及的速やかに送受信することができる。
【0045】
次に、第2の実施形態について図を参照して説明する。なお、第2の実施形態も、図1、図2、図3の(a)に示す内容については先述した第1の実施形態と同様であるため、これらの点については図示説明を省略する。
【0046】
図5は、第2の実施形態による定期的なデータ通信のタイミングを説明するためのタイムチャートである。なお、図5は、音声信号をやり取りできる時間帯をハッチング部分により示し、通話中の場合に対応している。
【0047】
図5に示すように、通話中の場合、第2の実施形態では、送信側の給湯装置本体1がリモコンA,B,CにENQコマンドを含む定期的なデータを送信したり、受信側のリモコンA,B,CがACKコマンドを返したりするのは全面的に禁止される。そして、通話終了直後、給湯装置本体1では、通話中に変更されたデータのみが一括送信され、リモコンA,B,Cでは、給湯装置本体1からのENQコマンドを含む定期的なデータを受信したり、応答した旨のACKコマンドを返したりするための処理が行われる。つまり、第2の実施形態では、通話中にデータ受信やACKコマンド送信のための割り込みが発生することはなく、割り込みに伴う音切れが全く無い状況とされる。
【0048】
図6は、第2の実施形態による給湯装置本体1の通信制御処理を示すフローチャートであって、この図を参照してさらに詳しく説明する。
【0049】
給湯装置本体1の本体制御部10は、常に通話中であるか否かを監視している(S11)。
【0050】
通話中でない場合(S11:NO)、本体制御部10は、データモデム11を通じて順次ACK要求相手を切り替えながら定期的なデータD0を送信周期t秒ごとに送信する(S12)。つまり、S11,S12は、図4のS1,S2と同様である。
【0051】
一方、通話中の場合(S11:YES)、本体制御部10は、定期的なデータD0の送信を禁止する(S13)。なお、即時的に送信すべきデータD1〜D7や、リモコンA,B,Cからスイッチ操作に応じて送られてくるコマンドD8については、送受信が禁止されることなくそのまま執り行われる。
【0052】
定期的なデータD0の送信を禁止した後、少なくともいずれか1つのリモコンA,B,Cから通話終了のコマンドを受信した直後(S14:YES)、本体制御部10は、データモデム11を通じて通話中に変更された更新データD0のみを一括送信する(S15)。つまり、この場合には、通話終了のコマンドが更新データD0の一括送信を要求するコマンドとみなされ、通話終了の操作直後にデータD0の送受信が再開される。そして、リモコンA,B,Cでは、受信したデータD0に基づいて給湯温度や風呂温度、風呂水位、運転モードなどに関する表示内容が更新される。なお、一括送信については、リモコンA,B,C側から通話終了コマンドが送信され、さらにその後、給湯装置本体1に対して一括送信を要求するコマンドが送信されるとしても良い。そうした場合、給湯装置本体1では、リモコンA,B,C側からの一括送信要求コマンドを受信するのに応じて一括送信が行われる。
【0053】
S14において、通話終了のコマンドが継続して受信されない場合(S14:NO)、本体制御部10は、S13に戻ってデータD0の送信禁止を継続する。
【0054】
したがって、第2の実施形態に係る給湯システムによれば、リモコンA,B,Cのうちの2台のリモコン間で通話しているときには、定期的なデータD0の送受信が禁止されることでリモコンA,B,Cにおける割り込み発生が皆無とされる。また、リモコンA,B,Cでは、通話終了直後に更新データD0を一括して受信することができ、給湯温度や風呂温度、あるいは風呂水位などに関する表示内容が速やかに整合させられる。これにより、通話中における音切れを完全に無くした上で、給湯装置本体1とリモコンA,B,Cとの間で必要なデータD0を可及的速やかに送受信することができる。
【0055】
次に、第3の実施形態について図を参照して説明する。なお、第3の実施形態は、図1の構成とは若干異なる点を有し、図2、図3の(a)に示す内容については先述した第1の実施形態と同様であるため、これらの点については図示説明を省略する。
【0056】
図7は、第3の実施形態に係る給湯システムのブロック図である。この図に示すように、第3の実施形態では、給湯装置本体1に音声信号検出部12が設けられている。この音声信号検出部12は、本体制御部10と通信ケーブル2との間に接続され、通信ケーブル2上でやり取りされる音声信号を検出すると、その旨を本体制御部10に伝える機能を有している。
【0057】
図8は、第3の実施形態による給湯装置本体1の通信制御処理を示すフローチャートであって、この図を参照して詳しく説明する。
【0058】
給湯装置本体1の本体制御部10は、常に通話中であるか否かを監視している(S21)。この第3の実施形態に係る本体制御部10によれば、通話中であるか否かについては、通信ケーブル2上でやり取りされる音声信号を音声信号検出部12を通じて直接検出し、音声信号がある程度の時間継続して検出されるか否かに応じて判定される。
【0059】
通話中でない場合(S21:NO)、本体制御部10は、データモデム11を通じて順次ACK要求相手を切り替えながら定期的なデータD0を送信周期t秒ごとに送信する(S22)。
【0060】
一方、通話中の場合(S21:YES)、本体制御部10は、定期的なデータD0の送信を禁止する(S23)。つまり、S22,S23は、図6のS12,S13と同様である。
【0061】
定期的なデータD0の送信を禁止した後、通信ケーブル2上でやり取りされる音声信号が音声信号検出部12を通じてもある程度の時間継続して検出されなくなると(S24:NO)、本体制御部10は、データモデム11を通じて通話中に変更された更新データD0のみを一括送信する(S25)。つまり、この場合には、音声信号がある程度の時間にわたってやり取りされない状態となると通話終了とみなされ、それに応じてデータD0の送受信が再開される。そして、リモコンA,B,Cでは、受信したデータD0に基づいて給湯温度や風呂温度、風呂水位、運転モードなどに関する表示内容が更新される。
【0062】
S24において、音声信号が継続して検出される場合(S24:YES)、本体制御部10は、S23に戻ってデータD0の送信禁止を継続する。
【0063】
したがって、第3の実施形態に係る給湯システムによれば、音声信号のやり取りがしばらく続かなくなると、リモコンA,B,Cは、同時に更新データD0を一括して受信することができ、給湯温度や風呂温度、あるいは風呂水位などに関する表示内容が速やかに整合させられる。つまり、第2の実施形態によるものと同様の効果を得ることができる。
【0064】
次に、第4の実施形態について図を参照して説明する。なお、第4の実施形態も、図1、図2、図3の(a)に示す内容については先述した第1の実施形態と同様であるため、これらの点については図示説明を省略する。
【0065】
図9は、第4の実施形態による給湯装置本体1の通信制御処理を示すフローチャートであって、この図を参照して詳しく説明する。
【0066】
給湯装置本体1の本体制御部10は、常に通話中であるか否かを監視している(S31)。通話中であるか否かについては、リモコンA,B,Cからの通話開始コマンドの有無を検出することで判別される。なお、先述した第3の実施形態のように給湯装置本体1に音声信号検出部12を設けた場合には、この音声信号検出部12により音声信号を直接検出して通話中であるか否かを判別するようにしても良い。
【0067】
通話中でない場合(S31:NO)、本体制御部10は、データモデム11を通じて順次ACK要求相手を切り替えながら重要度の低いデータD0を送信周期t秒ごとに送信する(S32)。この重要度の低いデータD0とは、定期的に送信すべきデータでもある。
【0068】
また、本体制御部10は、重要度の高いデータD1〜D8については即座に送信する(S33)。
【0069】
一方、通話中の場合(S31:YES)、本体制御部10は、送信すべきデータが発生するごとにそのデータの重要度が高いか否かを判定する(S34)。
【0070】
データの重要度が低い場合(S34:NO)、本体制御部10は、その重要度が低いデータD0の送信を禁止する(S35)。
【0071】
データの重要度が高い場合(S34:YES)、本体制御部10は、その重要度が高いデータD1〜D8を即座に送信すべく、S33に進む。つまり、通話中には、重要度の高いデータD1〜D8だけが送信され、重要度の低いデータD0が送信されることはない。
【0072】
したがって、第4の実施形態に係る給湯システムによれば、データの重要度に応じてそのデータを送信すべきか否かが決定され、通話中でも重要度の高いデータD1〜D8については送信する一方で、重要度の低い定期的なデータD0については送信されることなく、その結果、リモコンA,B,Cにおける割り込み発生が確率的に低減する。これにより、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、重要度の高い必要なデータのみを可及的速やかに送受信することができる。
【0073】
次に、第5の実施形態について図を参照して説明する。なお、第5の実施形態も、図1、図2、図3の(a)に示す内容については先述した第1の実施形態と同様であるため、これらの点については図示説明を省略する。
【0074】
図10は、第5の実施形態による定期的なデータ通信のタイミングを説明するためのタイムチャートである。なお、図10は、通話開始前後を示している。
【0075】
図10に示すように、通話開始前には、送信側の給湯装置本体1がリモコンA,B,CにENQコマンドを含む定期的なデータを送信したり、受信側のリモコンA,B,Cがデータを受信してACKコマンドを返したりするのは平常通りとされる。その一方、通話が開始されて通話中になると、ENQコマンドを含む定期的なデータについては送受信されるが、ACKコマンドが送受信されなくなる。また、定期的なデータを送受信する間に限って受信側のリモコンA,B,Cでは、音声が消音(ミュート)される。つまり、第5の実施形態では、通話中のデータ受信に伴う割り込みにより音声が一瞬途切れるが、ACKコマンドが送受信されない分、ほとんど気にならない程度とされる。
【0076】
図11は、第5の実施形態による給湯装置本体1の送信制御処理を示すフローチャート、図12は、第5の実施形態によるリモコンA,B,Cの受信制御処理を示すフローチャートであって、これらの図を参照して詳しく説明する。
【0077】
図11に示すように、給湯装置本体1の本体制御部10は、常に通話中であるか否かを監視している(S41)。
【0078】
通話中でない場合(S41:NO)、本体制御部10は、データモデム11を通じて順次ACK要求相手を切り替えながらENQコマンドを含む定期的なデータD0を送信周期t秒ごとに送信し、相手先からのACKコマンドを監視する(S42)。
【0079】
一方、通話中の場合(S41:YES)、本体制御部10は、ENQコマンドを含む定期的なデータD0を送信周期t秒ごとに送信するが、相手先からACKコマンドが送信されてくるか否かについては無視する(S43)。
【0080】
図12に示すように、リモコン制御部30は、定期的なデータD0を受信すると(S51:YES)、通話中でなければ(S52:NO)、ACKコマンドを送信する(S53)。
【0081】
その一方、通話中の場合(S52:YES)、リモコン制御部30は、ACKコマンドの送信を禁止し(S54)、データ受信待ちの状態となる。
【0082】
したがって、第5の実施形態に係る給湯システムによれば、複数のリモコンA,B,Cのうちの2台のリモコン間で通話しているときには、給湯装置本体1からリモコンA,B,Cに対して一方的にデータを送るだけでリモコンA,B,CからのACKコマンドが不要とされる。つまり、通話中には、リモコンA,B,CにおいてACKコマンド送信のための割り込みが発生しない。これにより、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、定期的なデータD0を一方的かつ可及的速やかに送受信することができる。
【0083】
次に、第6の実施形態について図を参照して説明する。なお、第6の実施形態も、図1、図2、図3の(a)に示す内容については先述した第1の実施形態と同様であるため、これらの点については図示説明を省略する。
【0084】
図13は、第6の実施形態による定期的なデータ通信のタイミングを説明するためのタイムチャートである。なお、図13は、通話開始前後を示している。
【0085】
図13に示すように、通話開始前には、送信側の給湯装置本体1がリモコンA,B,CにENQコマンドを含む定期的なデータを送信したり、受信側のリモコンA,B,Cがデータを受信してACKコマンドを返したりするのは平常通りとされる。その一方、通話が開始されて通話中になると、送信側からのENQコマンドを含む定期的なデータの送信については平常通りとされるが、受信側のACKコマンドを送信するタイミングが遅らせられる。この遅延時間は、たとえば2秒程度とされる。また、ENQコマンドを含む定期的なデータやACKコマンドを送受信する間に限って受信側のリモコンA,B,Cでは、音声が消音(ミュート)される。つまり、第6の実施形態でも、通話中のデータ受信に伴う割り込みにより音声が一瞬途切れるが、データを受信してからのACKコマンドの送信タイミングが遅れる分、ほとんど気にならない程度とされる。
【0086】
図14は、第6の実施形態によるリモコンA,B,Cの受信制御処理を示すフローチャートであって、この図を参照して詳しく説明する。
【0087】
図14に示すように、リモコン制御部30は、定期的なデータD0を受信すると(S61:YES)、通話中でなければ(S62:NO)、通常のタイミングでACKコマンドを送信する(S63)。
【0088】
その一方、通話中の場合(S62:YES)、リモコン制御部30は、ACKコマンドを通常タイミングで送信することなく所定時間遅延させて送信する(S64)。
【0089】
したがって、第6の実施形態に係る給湯システムによれば、複数のリモコンA,B,Cのうちの2台のリモコン間で通話しているときには、給湯装置本体1からの定期的なデータ送信に対するリモコンA,B,CからのACKコマンドの送信が遅らせられるので、リモコンA,B,Cにおける割り込み継続時間が非通話中よりも短縮する。また、リモコンA,B,Cでは、通話中であっても一応はデータD0を受信することができる。これにより、通話中における音切れ時間を短くすることで違和感を低減しつつも、定期的なデータD0を可及的速やかに送受信することができる。
【0090】
次に、第7の実施形態について図を参照して説明する。なお、第7の実施形態は、図1の構成とは若干異なる点を有し、図2、図3の(a)に示す内容については先述した第1の実施形態と同様であるため、共通する点や内容については図示説明を省略する。
【0091】
図15は、第7の実施形態に係る給湯システムのブロック図である。この図に示すように、第7の実施形態では、音声送受信装置34にアナログスイッチからなるボイススイッチ34Aが設けられている。このボイススイッチ34Aは、音声認識手段としての機能を備え、音声送受信装置34が音声信号を受信した場合には、スピーカ36との接続に自動的に切り替える一方、音声送受信装置34を通じて音声信号を送信する場合には、マイクロホン38との接続に自動的に切り替える。また、音声信号の送受信がない場合には、スピーカ36およびマイクロホン38とのいずれにも接続されないノーマルオープンの状態となる。
【0092】
図16は、第7の実施形態によるリモコンA,B,Cの通信制御処理を示すフローチャートであって、これらの図を参照して詳しく説明する。
【0093】
図16に示すように、リモコン制御部30は、ボイススイッチ34Aがノーマルオープンの状態か否かを常に調べている(S71)。
【0094】
ボイススイッチ34Aがノーマルオープンの状態でない場合(S71:NO)、すなわち音声信号を送信中あるいは受信中、リモコン制御部30は、給湯装置本体1に対して定期的なデータD0の送信停止を要求する(S72)。
【0095】
そして、データD0の送信停止要求後、ボイススイッチ34Aがノーマルオープンの状態になると(S73:YES)、リモコン制御部30は、給湯装置本体1に対して定期的なデータD0の送信許可を通知する(S74)。つまり、一時的な無音状態を利用して給湯装置本体1から定期的なデータD0が送られることとなり、データD0を受信したリモコンA,B,Cでは、通話に使用されていないときに表示内容が書き換えられる。
【0096】
S73において、ボイススイッチ34Aがノーマルオープンの状態でない場合(S73:NO)、リモコン制御部30は、定期的なデータD0の送信停止要求を継続すべくS72に戻る。
【0097】
S71において、ボイススイッチ34Aがノーマルオープンの状態の場合(S71:YES)、リモコン制御部30は、定期的なデータD0の送信許可を通知すべくS74に進む。
【0098】
したがって、第7の実施形態に係る給湯システムによれば、リモコンA,B,C間でボイススイッチ34Aを切り替えながら通話している状態にあっても、ボイススイッチ34Aがノーマルオープンの間に限って給湯装置本体1とリモコンA,B,Cとの間で定期的なデータD0を送受信できる。つまり、通話中でもボイススイッチ34Aがノーマルオープンの状態となってある程度無音状態が続くと、その間にデータD0を送受信することができ、データ受信に伴いリモコンA,B,Cに発生する割り込みを意識させないようにすることができる。これにより、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、一時的な無音中に定期的なデータD0を可及的速やかに送受信することができる。
【0099】
次に、第8の実施形態について図を参照して説明する。なお、第8の実施形態は、図1の構成とは若干異なる点を有し、図2、図3の(a)に示す内容については先述した第1の実施形態と同様であるため、共通する点や内容については図示説明を省略する。
【0100】
図17は、第8の実施形態に係る給湯システムのブロック図である。この図に示すように、第8の実施形態では、操作部31にPTT(Press To TaIk )スイッチ31Aが設けられている。このPTTスイッチ31Aが押されている間は、マイクロホン38から入力された音声信号が音声送受信装置34を通じて送信される一方、PTTスイッチ31Aから手を離した状態では、音声送受信装置34で受信した音声信号がスピーカ36から発せられる。つまり、PTTスイッチ31Aが押下されることで一方のリモコンが送話状態となると、他方のリモコンが受話状態となり、音声信号をやり取りする方式としては、双方が交互に音声を送出する半二重通信方式とされる。
【0101】
図18は、第8の実施形態によるリモコンA,B,Cの通信制御処理を示すフローチャートであって、これらの図を参照して詳しく説明する。
【0102】
図18に示すように、リモコン制御部30は、PTTスイッチ31Aがオフ(押下されていない)状態か否かを常に調べている(S81)。
【0103】
PTTスイッチ31Aがオフ状態でない場合(S81:NO)、すなわちPTTスイッチ31Aが押下されて音声信号を送信中の場合、リモコン制御部30は、給湯装置本体1に対して定期的なデータD0の送信停止を要求する(S82)。
【0104】
そして、データD0の送信停止要求後、PTTスイッチ31Aがオフ状態になると(S83:YES)、リモコン制御部30は、給湯装置本体1に対して定期的なデータD0の送信許可を通知する(S84)。つまり、送話中でない一時的な無音状態を利用して給湯装置本体1から定期的なデータD0が送られることとなり、データD0を受信したリモコンA,B,Cでは、通話に使用されていないときに表示内容が書き換えられる。
【0105】
S83において、PTTスイッチ31Aがオフ状態でない場合(S83:NO)、リモコン制御部30は、定期的なデータD0の送信停止要求を継続すべくS82に戻る。
【0106】
S81において、PTTスイッチ31Aがオフ状態の場合(S81:YES)、リモコン制御部30は、定期的なデータD0の送信許可を通知すべくS84に進む。
【0107】
したがって、第8の実施形態に係る給湯システムによれば、リモコンA,B,C間でPTTスイッチ31Aを交互に押しながら通話している状態にあっても、PTTスイッチ31Aが押されていない間に限って給湯装置本体1とリモコンA,B,Cとの間で定期的なデータD0を送受信できる。つまり、通話中でPTTスイッチ31Aから手を離した状態である程度無音状態が続くと、その間にデータD0を送受信することができ、データ受信に伴いリモコンA,B,Cに発生する割り込みを意識させないようにすることができる。これにより、通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、一時的な無音中に定期的なデータD0を可及的速やかに送受信することができる。
【0108】
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではない。
【0109】
給湯装置本体1とリモコンA,B,Cとの間では、通信ケーブル2を介して有線方式でデータや音声信号が同時にやり取りされるが、無線によりデータや音声信号が同時にやり取りされるとしても良い。
【0110】
リモコンA,B,C同士の間では、通話に伴う音声信号がやり取りされるが、一方のリモコンにオーディオ機器を接続し、このオーディオ機器の出力信号を他方のリモコンに伝えるようにしても良い。また、リモコンA,B,C同士の間でも、定期的にデータがやり取りされるとしても良い。
【0111】
給湯装置本体1とリモコンA,B,Cとの間で定期的に送受信されるデータD0は、重要度の低いデータとしたが、定期的なデータD0でも重要度の高いものがあるとしても良い。
【0112】
第7の実施形態では、ボイススイッチ34Aを有するリモコンA,B,Cとしたが、DSP(Digital Signal Processor)搭載のエコーキャンセル機能を備えたものとしても良い。
【0113】
また、ボイススイッチ34Aあるいはエコーキャンセル機能を備えた自動音声認識方式(ハンズフリー方式)のリモコンと、PTTスイッチ31Aによる手動送話方式のリモコンとが混在するシステム構成としても良い。
【0114】
給湯装置本体1は、すべてのリモコンで音声信号がやり取りされていない状態を検出すると、定期的なデータD0の送信を再開するとしても良い。
【0115】
音声送受信装置34は、アナログの音声信号をデジタルデータに変換するA/D変換手段や、逆にデジタルデータをアナログの音声信号に変換するD/A変換手段を含むディジタル変復調装置であっても良い。また、アナログの音声信号をそのまま変復調するアナログ変復調装置であっても良い。
【0116】
給湯装置本体1は、実施形態のような一般給湯機能、風呂機能、温水暖房機能の全てを備えたものである必要はなく、それらの機能のうち一つ以上を備えたものであれば良い。また、ガスや石油を燃料とする燃焼ユニットを備えたもののほか、電気温水器を備えたものでも良い。
【0117】
もちろん、複数のリモコンのうち全てのリモコンが通話機能を備えている必要はなく、2台以上のリモコンが通話機能を備えていれば良い。また、リモコン間の通話は、通話機能を備えたリモコンのうちの2台の間で通話が行われるほか、同時に3台以上のリモコン間で行われても良い。
【0118】
第2の実施形態では、通話終了直後、通話中に変更されたデータのみを一括送信するとしたが、定期通信データのすべてを一括送信するとしても良い。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のリモコン間で通話しているとき、その通話中における音切れの発生頻度をできる限り少なくしつつも、必要なデータを可及的速やかに送受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る給湯システムのブロック図である。
【図2】給湯装置本体とリモコンとの間で送受信されるデータの一例を説明するための説明図である。
【図3】定期的なデータ通信のタイミングを説明するためのタイムチャートである。
【図4】給湯装置本体の通信制御処理を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態による定期的なデータ通信のタイミングを説明するためのタイムチャートである。
【図6】第2の実施形態による給湯装置本体の通信制御処理を示すフローチャートである。
【図7】第3の実施形態に係る給湯システムのブロック図である。
【図8】第3の実施形態による給湯装置本体の通信制御処理を示すフローチャートである。
【図9】第4の実施形態による給湯装置本体の通信制御処理を示すフローチャートである。
【図10】第5の実施形態による定期的なデータ通信のタイミングを説明するためのタイムチャートである。
【図11】第5の実施形態による給湯装置本体の送信制御処理を示すフローチャートである。
【図12】第5の実施形態によるリモコンの受信制御処理を示すフローチャートである。
【図13】第6の実施形態による定期的なデータ通信のタイミングを説明するためのタイムチャートである。
【図14】第6の実施形態によるリモコンの受信制御処理を示すフローチャートである。
【図15】第7の実施形態に係る給湯システムのブロック図である。
【図16】第7の実施形態によるリモコンの通信制御処理を示すフローチャートである。
【図17】第8の実施形態に係る給湯システムのブロック図である。
【図18】第8の実施形態によるリモコンの通信制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給湯装置本体
2 通信ケーブル
10 本体制御部
11 データモデム
30 リモコン制御部
31 操作部
31A PTTスイッチ
32 表示部
33 データモデム
34 音声送受信装置
34A ボイススイッチ
36 スピーカ
38 マイクロホン

Claims (7)

  1. 給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、前記給湯装置本体と各リモコンとの間で前記通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが送受信されるとともに、前記リモコン間で前記通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、
    前記給湯装置本体は、
    各リモコンからの通話開始コマンドの有無に基づいて各リモコンが通話中であるか否かを判別する判別手段と、
    いずれかのリモコン同士が通話中であるときに、各リモコンに送信すべき前記給湯制御に関するデータが発生すると、そのデータが予め設定された即時に送信すべき重要度の高いデータであるか否かを判定するデータ判定手段と、
    前記データ判定手段により重要度の高いデータであると判定されると、前記給湯制御に関するデータを通話中であるか否かに関係なく各リモコンに順次、送信し、前記データ判定手段により重要度の高いデータでないと判定されると、前記給湯制御に関するデータの各リモコンへの送信を禁止するデータ送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする給湯システム。
  2. 即時に送信すべき重要度の高いデータは、炎の検出又はその炎の消火の検出データ、安全動作をしたことを報知するための報知データ、安全動作エラーコードデータ、及び前記リモコンからの操作コマンドに対して応答するためのデータである、請求項1に記載の給湯システム。
  3. 給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、前記給湯装置本体と各リモコンとの間で前記通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、前記リモコン間で前記通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、
    前記給湯装置本体は、
    各リモコンからの通話開始コマンドの有無に基づいて各リモコンが通話中であるか否かを判別する判別手段と、
    いずれかのリモコン同士が通話中であるときに、各リモコンに定期的に送信すべき前記給湯制御に関するデータの送信タイミングになると、そのデータに当該データに対する応答を要求する応答要求コマンドを含めることなく各リモコンに順次、送信し、いずれのリモコンも通話中でないときに、各リモコンに定期的に送信すべき前記給湯制御に関するデータの送信タイミングになると、そのデータに前記応答要求コマンドを含めて各リモコンに順次、送信するデータ送信制御手段と、を備え、
    前記各リモコンは、
    前記応答要求コマンドを含むデータを受信したときは、そのデータに対する応答コマンドを前記給湯装置本体に送信させ、前記応答要求コマンドを含まないデータを受信したときは、前記応答コマンドの前記給湯装置本体への送信を禁止する応答コマンド送信制御手段を備えたことを特徴とする、給湯システム。
  4. 給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、前記給湯装置本体と各リモコンとの間で前記通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、前記リモコン間で前記通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、
    前記各リモコンは、
    前記給湯装置本体から応答を要求する応答要求コマンドを含む前記給湯制御に関するデータを受信すると、そのデータの受信時に他のリモコンと通話中であるか否かを判別する判別手段と、
    通話中でないときは、前記データに対する応答データを直ちに前記給湯装置本体に送信し、通話中であるときは、前記データに対する応答データを、通話中でないときよりも所定の時間だけ遅延させて前記給湯装置本体に送信する応答データ送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする、給湯システム。
  5. 給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、前記給湯装置本体と各リモコンとの間で前記通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、前記リモコン間で前記通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、
    前記各リモコンは、
    受信した音声信号のスピーカへの出力と送信すべき音声のマイクロホンからの入力とがボイススイッチを介して行われる音声送受信手段と、
    前記ボイススイッチの動作状態を判定するスイッチ動作判定手段と、
    前記ボイススイッチが前記音声信号の入出力を禁止する動作状態のときは、前記給湯装置本体に前記定期的なデータの送信許可を通知し、前記ボイススイッチが前記音声信号の入出力を許可する動作状態のときは、前記給湯装置本体に前記定期的なデータの送信停止を通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする、給湯システム。
  6. 給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、前記給湯装置本体と各リモコンとの間で前記通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、前記リモコン間で前記通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、
    前記各リモコンは、
    受信した音声信号のスピーカへの出力と送信すべき音声のマイクロホンからの入力とがプレストークスイッチを介して行われる音声送受信手段と、
    前記プレストークスイッチが前記音声のマイクロホンからの入力を許可する状態であるか否かを判定するスイッチ状態判定手段と、
    前記プレストークスイッチが前記音声のマイクロホンからの入力を禁止する状態のときは、前記給湯装置本体に前記定期的なデータの送信許可を通知し、前記プレストークスイッチが前記音声のマイクロホンからの入力を許可する状態のときは、前記給湯装置本体に前記定期的なデータの送信停止を通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする、給湯システム。
  7. 給湯装置本体と、この給湯装置本体に通信ケーブルを介して接続された複数のリモコンとからなり、前記給湯装置本体と各リモコンとの間で前記通信ケーブルを介して給湯制御に関する各種のデータが定期的に送受信されるとともに、前記リモコン間で前記通信ケーブルを介して通話用の音声信号が送受信される給湯システムであって、
    前記各リモコンは、
    受信した音声信号のスピーカへの出力と送信すべき音声のマイクロホンからの入力とがボイススイッチ及びプレストークスイッチのいずれか一方のスイッチを介して行われる音声送受信手段と、
    前記音声送受信手段の前記スイッチが前記音声のマイクロホンからの入力を許可する状態であるか否かを判定するスイッチ状態判定手段と、
    前記音声送受信手段の前記スイッチが前記音声のマイクロホンからの入力を禁止する状態のときは、前記給湯装置本体に前記定期的なデータの送信許可を通知し、前記音声送受信手段の前記スイッチが前記音声のマイクロホンからの入力を許可する状態のときは、前記給湯装置本体に前記定期的なデータの送信停止を通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする、給湯システム。
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