JP3779645B2 - 建物の屋根棟における換気部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、建物の屋根棟において、その内部の換気をする場合に、屋根棟の外部から内部に雨滴が入り込まないようにする換気部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記建物の屋根棟における換気部構造には、従来、次のように構成されたものがある。
【0003】
即ち、上記屋根棟は、この屋根棟の長手方向に沿った視線でみて、ハの字形状となるよう設置された左右野地板と、これら各野地板上に葺かれる左右地瓦と、これら地瓦から上記野地板に対する垂直方向での上方に離れて位置し上記左右地瓦にその上方から跨るように設けられて上記長手方向に延びる棟板と、上記野地板に沿った傾斜方向における上記棟板の下端縁からほぼ上記垂直方向の下方に向って延出する端部板とを備え、上記左右野地板の間に換気口が形成されている。
【0004】
そして、上記左右地瓦の間の空間と、これら地瓦と棟板との間の空間と、上記左右地瓦と端部板との間の空間と、上記換気口とを通し空気が流動することにより、上記屋根棟の内部の換気が可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術では、上記各空間と換気口とを通し屋根棟の外部から内部に空気が流動するとき、雨天時には、外部の雨滴が上記空気と共に上記内部に入り込むおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、建物の屋根棟における内部と外部との間で換気をする場合に、その外部から内部に雨滴が入り込むことをより確実に防止できるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の建物の屋根棟における換気部構造は、次の如くである。なお、この項において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「発明の実施の形態」の項の内容に限定解釈するものではない。
【0008】
請求項1の発明は、全図に例示するように、屋根棟1の長手方向Aに沿った視線でみて、ハの字形状となるよう設置された左右野地板2,2と、これら各野地板2上に葺かれる左右地瓦3と、これら地瓦3から上記野地板2に対する垂直方向Bでの上方に離れて位置し上記左右地瓦3にその上方から跨るように設けられて上記長手方向Aに延びる棟板9と、上記野地板2に沿った傾斜方向Cにおける上記棟板9の下端縁からほぼ上記垂直方向Bの下方に向って延出する端部板10とを備え、上記左右野地板2,2の間に換気口23を形成した建物の屋根棟における換気部構造において、
【0009】
上記棟板9から上記垂直方向Bで下方に離れて位置し上記長手方向Aに延びる水切板25を設け、この水切板25が上記傾斜方向Cでの上部を構成して上記垂直方向Bで上記端部板10の延出端縁とほぼ同じ高さ、もしくはこの延出端縁よりも上方に位置する上部板28と、この上部板28の上記傾斜方向Cでの下端縁からほぼ上記垂直方向Bでの下方に向って延出する中途部板29と、この中途部板29の延出端縁から上記傾斜方向Cでの下方に向って延出しその延出端縁が上記端部板10の延出端縁のほぼ上記垂直方向Bでの下方域に位置する下部板30とを備え、上記垂直方向Bで上記棟板9から下方に離れかつ上記上部板28の上方近傍に位置し上記長手方向Aに延びる樋35を設け、この樋35の上記傾斜方向Cでの下端縁を上記中途部板29よりも上記傾斜方向Cでの下方にまで突出させ、かつ、上記樋35の上記傾斜方向Cでの下端縁を上記垂直方向Bでの上方に突出させることにより、鉛直線の方向での上記樋35の上面が下方に向かって凹むようにし、この樋35内に落下した水滴が屋根棟1の外部に排水されるようにしたものである。
【0010】
請求項2の発明は、全図に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記上部板28の上記傾斜方向Cでの上端縁36をほぼ上記垂直方向Bでの上方に向って延出させ、上記上部板28の上端縁36よりも上記傾斜方向Cでの上方で上記棟板9側からほぼ上記垂直方向Bでの下方に向って規制板39を突出させたものである。
【0011】
請求項3の発明は、図1〜3に例示するように、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記棟板9と端部板10とを棟瓦22としたものである。
【0012】
請求項4の発明は、図4〜6に例示するように、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記棟板9の鉛直方向での上面側に棟瓦53を支持させたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0014】
(第1の実施の形態)
【0015】
図1〜3は、第1の実施の形態を示している。
【0016】
図1〜3において、符号1は、建物の屋根棟であり、この屋根棟1は、水平方向に延びるこの屋根棟1の長手方向Aに沿った視線でみて(図1,3)、ハの字形状となるよう設置され不図示の棟木と垂木で固定された左右野地板2,2と、これら各野地板2,2上に葺かれる左右地瓦3,3とを備え、これら各地瓦3は、上記野地板2上に桟木4と釘5とで固定されている。
【0017】
また、上記屋根棟1は、上記視線でみて、上記各地瓦3の表面にそれぞれ釘7により固定支持されて上記長手方向Aに延びる左右笠木8,8と、上記左右地瓦3,3および左右笠木8,8から、上記各野地板2に対する垂直方向Bでの上方に離れて位置し上記左右地瓦3,3および左右笠木8,8にその上方から跨るように設けられて上記長手方向Aに延びるヘの字形状の棟板9と、上記各野地板2に沿った傾斜方向Cにおける上記棟板9の各下端縁からほぼ上記垂直方向B(ほぼ鉛直方向を含む、以下同じとする)の下方に向ってそれぞれ一体的に延出する端部板10とを備えている。
【0018】
上記屋根棟1は、上記棟板9の頂部を通る鉛直線12を中心としてほぼ左右対称形とされている。
【0019】
図2,3において、上記屋根棟1の一般部14は、上記端部板10の延出端縁から上記傾斜方向Cで下方に向って一体的に延出する延出板15を備え、上記棟板9、端部板10、および延出板15が上記一般部14における板金製棟瓦16を構成している。この棟瓦16における上記棟板9の上記傾斜方向Cでの各端部は上記各笠木8の上記垂直方向Bでの上面に載置され、上記各端部板10は上記傾斜方向Cでの各笠木8の下面に接合させられて釘17により固定支持され、上記各延出板15と各地瓦3との間はシーリング材18で閉じられている。
【0020】
図1,2において、上記屋根棟1の換気部21では、上記棟板9と各端部板10とは、それ自体が他の板金製棟瓦22を構成し、上記左右野地板2,2の間には鉛直線12に沿って上下に貫通する換気口23が形成されている。
【0021】
上記屋根棟1の換気部21は、上記棟板9を上記各笠木8に支持させると共に、上記垂直方向Bで上記各地瓦3および各笠木8との間に空間を生じさせる上記長手方向Aで複数の金属製左右支持片24,24と、上記棟板9から上記垂直方向Bで下方に離れて位置し、上記長手方向Aに延びる板金製の左右水切板25,25とを備え、上記棟板9と支持片24とはリベットで結合されている。
【0022】
上記左右水切板25,25は左右に互いに離れて配置され、これら各水切板25は、上記傾斜方向Cでの上部を構成して上記笠木8の上記垂直方向Bでの上面に載置される上部板28と、この上部板28の上記傾斜方向Cでの下端縁からほぼ上記垂直方向Bの下方に向って一体的に延出する中途部板29と、この中途部板29の延出端縁から上記傾斜方向Cでの下方に向って一体的に延出しその延出端縁がほぼ上記垂直方向Bで上記端部板10の下方域に位置する下部板30とを備えている。
【0023】
上記中途部板29は、上記笠木8の上記傾斜方向Cでの下面に接合させられてこの笠木8に釘31により固定支持され、上記各下部板30と各地瓦3との間はシーリング材32で閉じられている。
【0024】
上記左右水切板25,25は、上記屋根棟1の一般部14における棟瓦16の上記傾斜方向Cでの各端部と同形同大とされている。また、上記左右水切板25,25は、上記屋根棟1の一般部14における棟瓦16の長手方向Aでの仮想延長線上に配置されている。
【0025】
上記棟板9から上記垂直方向Bでの下方に離れて位置し上記長手方向Aに延びる板金製の樋35が設けられ、この樋35は上記上部板28の上記垂直方向Bでの上方近傍に位置させられて上記支持片24の上面に載置されている。また、これら支持片24、水切板25、および樋35はリベットにより互いに結合され、これにより、上記棟板9(棟瓦22)は、支持片24、水切板25、および笠木8により地瓦3に支持されている。上記樋35の上記傾斜方向Cでの下端縁は、上記中途部板29よりも上記傾斜方向Cでの下方にまで突出させられている。また、上記上部板28の上記傾斜方向Cでの上端縁36はほぼ上記垂直方向Bでの上方に向って延出させられている。
【0026】
上記上部板28の上端縁36の上記垂直方向Bでの上方に離れて配置されて上記棟板9にリベットにより結合させられる他の水切板38が設けられている。この他の水切板38の上記傾斜方向Cでの上端縁は規制板39とされ、この規制板39は、上記上部板28の上端縁36よりも上記傾斜方向Cでの上方で、上記棟板9側からほぼ上記垂直方向Bでの下方に向って突出している。また、上記他の水切板38の上記傾斜方向Cでの下端縁は、ほぼ上記垂直方向Bでの下方に向って上記棟板9側から突出する水切縁40とされ、この水切縁40の鉛直方向での下方に上記樋35が配置されている。
【0027】
上記屋根棟1の換気部21によって、屋根棟1の内部42と外部43との間で換気が行われる場合、この内部42の空気は、上記換気口23、左右地瓦3,3の間の第1空間45、左右笠木8,8の間で棟板9の下方の第2空間46、棟板9と上部板28および樋35との間の第3空間47、水切板25の中途部板29および下部板30と端部板10とで囲まれた第4空間48、および上記端部板10と水切板25の下部板30の各延出端部の間の第5空間49を順次通り外部43に向って流動する。
【0028】
一方、上記屋根棟1の外部43の空気が上記内部42に向って流動するのは、上記と逆の流れとなる。この場合、上記第5空間49を通り第4空間48に流入した外部43からの空気は、上記水切板25の中途部板29と、樋35の上記傾斜方向Cでの下端部とに順次案内されて円弧状に屈曲させられる(矢印D)。すると、空気と水滴の各遠心力の大きさの差により、空気から水滴が分離され、この分離された水滴は、上記水切板25の下部板30の表面を伝って外部43に排水される。
【0029】
次に、上記第4空間48から第3空間47を通り第2空間46に向う空気は上記水切板25の上部板28の上端縁36と、上記規制板39とに順次案内されて上方に凸状の円弧形状に屈曲させられる(矢印E)。すると、この場合にも、空気と水滴の各遠心力の大きさの差により、空気から水滴が分離され、この分離された水滴は、他の水切板38の上記垂直方向Bでの下面に付着させられ、この下面を伝って上記傾斜方向Cでの下方に流下させられ、次に、上記水切縁40を伝って上記樋35内に落下させられ、この樋35内を通って外部43に排水される。
【0030】
よって、建物の屋根棟1における内部42の換気をする場合に、その外部43から内部42に雨滴が入り込むことはより確実に防止される。
【0031】
なお、以上は図示の例によるが、上記棟板9は上方に凸状の円弧形状であってもよい。また、上記水切板25の上部板28と樋35とは直接接合させてもよく、互いに一体成形したものであってもよい。
【0032】
以下の図4〜6は、第2の実施の形態を示している。この実施の形態は、前記第1の実施の形態と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら各実施の形態における各部分の構成を、本発明の課題、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
【0033】
(第2の実施の形態)
【0034】
図4〜6は、第2の実施の形態を示している。
【0035】
これによれば、上記屋根棟1は、上記左右野地板2,2の間の上方で上記長手方向Aに延びる垂木51と、この垂木51を上記野地板2に支持させる金属製支持具52と、上記垂木51に支持された左右棟板9,9の鉛直方向での上面側に支持される棟瓦53とを備えている。
【0036】
上記屋根棟1の換気部21における棟板9は、上記屋根棟1の一般部14における棟板9の上記長手方向Aでの仮想延長線上に配置され、かつ、上記屋根棟1の一般部14と換気部21とにおける各棟瓦53は同じ高さで長手方向Aに列設されている。
【0037】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0038】
請求項1の発明は、屋根棟の長手方向に沿った視線でみて、ハの字形状となるよう設置された左右野地板と、これら各野地板上に葺かれる左右地瓦と、これら地瓦から上記野地板に対する垂直方向での上方に離れて位置し上記左右地瓦にその上方から跨るように設けられて上記長手方向に延びる棟板と、上記野地板に沿った傾斜方向における上記棟板の下端縁からほぼ上記垂直方向の下方に向って延出する端部板とを備え、上記左右野地板の間に換気口を形成した建物の屋根棟における換気部構造において、
【0039】
上記棟板から上記垂直方向で下方に離れて位置し上記長手方向に延びる水切板を設け、この水切板が上記傾斜方向での上部を構成して上記垂直方向で上記端部板の延出端縁とほぼ同じ高さ、もしくはこの延出端縁よりも上方に位置する上部板と、この上部板の上記傾斜方向での下端縁からほぼ上記垂直方向での下方に向って延出する中途部板と、この中途部板の延出端縁から上記傾斜方向での下方に向って延出しその延出端縁が上記端部板の延出端縁のほぼ上記垂直方向での下方域に位置する下部板とを備え、上記垂直方向で上記棟板から下方に離れかつ上記上部板の上方近傍に位置し上記長手方向に延びる樋を設け、この樋の上記傾斜方向での下端縁を上記中途部板よりも上記傾斜方向での下方にまで突出させ、かつ、上記樋の上記傾斜方向での下端縁を上記垂直方向での上方に突出させることにより、鉛直線の方向での上記樋の上面が下方に向かって凹むようにし、この樋内に落下した水滴が屋根棟の外部に排水されるようにしてある。
【0040】
このため、上記屋根棟の内部と外部との間で換気が行われる場合に、上記端部板と水切板の下部板との各延出端縁の間の空間を通ってその外部から内部側に空気が流入したとき、この空気は、上記水切板の中途部板と、樋の上記傾斜方向での下端縁とに順次案内されて円弧状に屈曲させられる。すると、上記空気と水滴の各遠心力の大きさの差により、空気から水滴が分離され、この水滴は外部に排水される。
【0041】
よって、建物の屋根棟における内部の換気をする場合に、その外部から内部に雨滴が入り込むことはより確実に防止される。
【0042】
請求項2の発明は、上記上部板の上記傾斜方向での上端縁をほぼ上記垂直方向での上方に向って延出させ、上記上部板の上端縁よりも上記傾斜方向での上方で上記棟板側からほぼ上記垂直方向での下方に向って規制板を突出させてある。
【0043】
このため、上記屋根棟の外部から内部に向う空気は上記水切板の上部板の上端縁と、上記規制板とに順次案内されて円弧形状に屈曲させられる。すると、この場合にも、空気と水滴の各遠心力の大きさの差により、空気から水滴が分離され、この水滴は外部に排水される。
【0044】
よって、建物の屋根棟における内部の換気をする場合に、その外部から内部に雨滴が入り込むことはより確実に防止される。
【0045】
請求項3の発明は、上記棟板と端部板とを棟瓦としてある。
【0046】
このため、屋根棟の換気部の棟板が棟瓦に兼用された分、上記屋根棟の構成が簡単となる。
【0047】
請求項4の発明は、上記棟板の鉛直方向での上面側に棟瓦を支持させてある。
【0048】
このため、上記屋根棟における換気部の外観上の形状を屋根棟の一般部と同じにでき、よって、換気部を設けたものでありながら、屋根棟の全体的な見栄えを良好なままに保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態で、屋根棟の換気部の断面図である。
【図2】 第1の実施の形態で、屋根棟の部分展開斜視図である。
【図3】 第1の実施の形態で、屋根棟の一般部の断面図である。
【図4】 第2の実施の形態で、図2に相当する図である。
【図5】 第2の実施の形態で、図3に相当する図である。
【図6】 第2の実施の形態で、図1に相当する図である。
【符号の説明】
1 屋根棟
2 野地板
3 地瓦
9 棟板
10 端部板
14 一般部
21 換気部
22 棟瓦
23 換気口
24 支持片
25 水切板
28 上部板
29 中途部板
30 下部板
35 樋
36 上端縁
38 他の水切板
39 規制板
40 水切縁
42 内部
43 外部
53 棟瓦
A 長手方向
B 垂直方向
C 傾斜方向

Claims (4)

  1. 屋根棟の長手方向に沿った視線でみて、ハの字形状となるよう設置された左右野地板と、これら各野地板上に葺かれる左右地瓦と、これら地瓦から上記野地板に対する垂直方向での上方に離れて位置し上記左右地瓦にその上方から跨るように設けられて上記長手方向に延びる棟板と、上記野地板に沿った傾斜方向における上記棟板の下端縁からほぼ上記垂直方向の下方に向って延出する端部板とを備え、上記左右野地板の間に換気口を形成した建物の屋根棟における換気部構造において、
    上記棟板から上記垂直方向で下方に離れて位置し上記長手方向に延びる水切板を設け、この水切板が上記傾斜方向での上部を構成して上記垂直方向で上記端部板の延出端縁とほぼ同じ高さ、もしくはこの延出端縁よりも上方に位置する上部板と、この上部板の上記傾斜方向での下端縁からほぼ上記垂直方向での下方に向って延出する中途部板と、この中途部板の延出端縁から上記傾斜方向での下方に向って延出しその延出端縁が上記端部板の延出端縁のほぼ上記垂直方向での下方域に位置する下部板とを備え、上記垂直方向で上記棟板から下方に離れかつ上記上部板の上方近傍に位置し上記長手方向に延びる樋を設け、この樋の上記傾斜方向での下端縁を上記中途部板よりも上記傾斜方向での下方にまで突出させ、かつ、上記樋の上記傾斜方向での下端縁を上記垂直方向での上方に突出させることにより、鉛直線の方向での上記樋の上面が下方に向かって凹むようにし、この樋内に落下した水滴が屋根棟の外部に排水されるようにした建物の屋根棟における換気部構造。
  2. 上記上部板の上記傾斜方向での上端縁をほぼ上記垂直方向での上方に向って延出させ、上記上部板の上端縁よりも上記傾斜方向での上方で上記棟板側からほぼ上記垂直方向での下方に向って規制板を突出させた請求項1に記載の建物の屋根棟における換気部構造。
  3. 上記棟板と端部板とを棟瓦とした請求項1、もしくは2に記載の建物の屋根棟における換気部構造。
  4. 上記棟板の鉛直方向での上面側に棟瓦を支持させた請求項1、もしくは2に記載の建物の屋根棟における換気部構造。
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