JPH0348357Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0348357Y2 JPH0348357Y2 JP17705585U JP17705585U JPH0348357Y2 JP H0348357 Y2 JPH0348357 Y2 JP H0348357Y2 JP 17705585 U JP17705585 U JP 17705585U JP 17705585 U JP17705585 U JP 17705585U JP H0348357 Y2 JPH0348357 Y2 JP H0348357Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation
- ventilation hole
- cover
- ridge
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 86
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
- 239000004577 thatch Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、屋根の棟部において小屋裏の換気を
図る換気棟構造に関するものである。
図る換気棟構造に関するものである。
(ロ) 従来の技術
従来の技術について第4図と第5図から説明す
る。
る。
第4図は、左右一対の棟カバー7を屋根の頂部
に載せ、屋根下地に構成された通気口と連なる換
気口を形成し、その上から換気口カバー16を棟
カバー7との間に隙間18を設けてかぶせたもの
である。この隙間18から小屋裏の空気が流れ出
て、小屋裏の換気を図るものである。
に載せ、屋根下地に構成された通気口と連なる換
気口を形成し、その上から換気口カバー16を棟
カバー7との間に隙間18を設けてかぶせたもの
である。この隙間18から小屋裏の空気が流れ出
て、小屋裏の換気を図るものである。
第5図は、がらり方式の換気棟構造である
(ハ) 考案が解決しようとする課題
第4図の換気棟構造は、小屋裏の暖められた空
気が軽くなつて上昇し、換気口カバー16内で対
流し、その対流した空気に押し出されるようにし
て下方に押し下げられた空気が、隙間18から外
へ流れ出る仕組みである。このように、隙間18
が低いところに設けられているため、暖められて
上へ上へと移動する空気を、隙間18の方へ押し
下げなくてはならないので、換気効率が悪い換気
方法である。
気が軽くなつて上昇し、換気口カバー16内で対
流し、その対流した空気に押し出されるようにし
て下方に押し下げられた空気が、隙間18から外
へ流れ出る仕組みである。このように、隙間18
が低いところに設けられているため、暖められて
上へ上へと移動する空気を、隙間18の方へ押し
下げなくてはならないので、換気効率が悪い換気
方法である。
一方、第5図のがらり方式の換気棟構造は、強
い風雨のときに雨水が浸入してしまうことがあつ
た。
い風雨のときに雨水が浸入してしまうことがあつ
た。
(ニ) 課題を解決するための手段
左右一対の棟カバーを屋根の頂部に載せ、屋根
下地に構成された通気口と連なる換気口を形成す
る。この棟カバーの所々に、換気口を覆う換気穴
下板をかぶせ、その後、換気口カバーを棟カバー
との間に隙間を設けてかぶせ、固定する。換気口
カバーは、頂部に換気穴が穿設されており、この
換気穴は換気穴下板の上に位置し、換気穴下板の
両端には、仕切り板が立設している。このように
構成された換気棟構造を用いることにより、課題
を解決する。
下地に構成された通気口と連なる換気口を形成す
る。この棟カバーの所々に、換気口を覆う換気穴
下板をかぶせ、その後、換気口カバーを棟カバー
との間に隙間を設けてかぶせ、固定する。換気口
カバーは、頂部に換気穴が穿設されており、この
換気穴は換気穴下板の上に位置し、換気穴下板の
両端には、仕切り板が立設している。このように
構成された換気棟構造を用いることにより、課題
を解決する。
(ホ) 作用
軒先から流入してくる外気や小屋裏の空気は、
暖められて上へ上へと移動するので、屋根下地に
構成された通気口を通つて換気口へ流れ、換気口
上部で換気口カバーにより上昇を阻まれるため、
横方向へと空気は移動する。その空気は換気穴下
板上を滑るようにして引き続き上昇し、換気穴よ
り外へ流れ出る。換気穴から入つた雨や雪は、換
気穴下板に受け止められて滑り落ち、棟カバーの
表面に伝わつて、換気口カバーと棟カバーとの間
の隙間から屋根表面に流れ出る。
暖められて上へ上へと移動するので、屋根下地に
構成された通気口を通つて換気口へ流れ、換気口
上部で換気口カバーにより上昇を阻まれるため、
横方向へと空気は移動する。その空気は換気穴下
板上を滑るようにして引き続き上昇し、換気穴よ
り外へ流れ出る。換気穴から入つた雨や雪は、換
気穴下板に受け止められて滑り落ち、棟カバーの
表面に伝わつて、換気口カバーと棟カバーとの間
の隙間から屋根表面に流れ出る。
(ヘ) 実施例
本考案の一実施例を、第1図から第3図に基づ
いて説明する。第1図はこの実施例の断面図、第
2図は分解斜視図、第3図は斜視図である。
いて説明する。第1図はこの実施例の断面図、第
2図は分解斜視図、第3図は斜視図である。
まず、第1図にみられるように、棟木1に左右
から垂木2をのせ、その上に野地板3を敷くが、
このとき、棟部において左右の野地板3を離すこ
とにより、通気口6を形成する。棟を中心にして
一対の桟木4を野地板3の上に設置し、屋根材5
を葺き、桟木4に沿つて屋根材5の端部を立ちあ
げる。
から垂木2をのせ、その上に野地板3を敷くが、
このとき、棟部において左右の野地板3を離すこ
とにより、通気口6を形成する。棟を中心にして
一対の桟木4を野地板3の上に設置し、屋根材5
を葺き、桟木4に沿つて屋根材5の端部を立ちあ
げる。
このようにして構成された屋根下地の上に、棟
カバー7・換気穴下板13・換気口カバー16か
らなる本考案に係る換気棟構造を設置する。そこ
で、次に、棟カバー7・換気穴下板13・換気口
カバー16のそれぞれの構造について、第2図よ
り説明する。
カバー7・換気穴下板13・換気口カバー16か
らなる本考案に係る換気棟構造を設置する。そこ
で、次に、棟カバー7・換気穴下板13・換気口
カバー16のそれぞれの構造について、第2図よ
り説明する。
棟カバー7は、左右一対で、裾部11の上端を
内側に折り曲げてさらに立ち上げて側板部10と
し、その上端を外側に折り曲げて縁部9を形成し
ている。前記側板部10の内側に連結板19が取
り付けられ、これにより左右一対の棟カバー7が
一定の間隔を保つて連結し、さらに側板部10の
外側には支持板12が取り付けられている。
内側に折り曲げてさらに立ち上げて側板部10と
し、その上端を外側に折り曲げて縁部9を形成し
ている。前記側板部10の内側に連結板19が取
り付けられ、これにより左右一対の棟カバー7が
一定の間隔を保つて連結し、さらに側板部10の
外側には支持板12が取り付けられている。
換気穴下板13は、左右に垂下縁15を有し、
両端には仕切り板14が立ち上げてある。垂下縁
15は、換気穴下板13を棟カバー7に冠着する
ときに、棟カバーの縁部9にはめるためのもので
あり、縁部9にひつかかる折り返し縁15aを有
している。仕切り板14は、換気口カバー16に
接する程度の高さを有しており、棟カバー7と換
気口カバー16との間に形成される棟長さ方向の
空間を、換気穴下板13上に換気口8上とに仕切
るものである。
両端には仕切り板14が立ち上げてある。垂下縁
15は、換気穴下板13を棟カバー7に冠着する
ときに、棟カバーの縁部9にはめるためのもので
あり、縁部9にひつかかる折り返し縁15aを有
している。仕切り板14は、換気口カバー16に
接する程度の高さを有しており、棟カバー7と換
気口カバー16との間に形成される棟長さ方向の
空間を、換気穴下板13上に換気口8上とに仕切
るものである。
換気口カバー16は、略逆U字形であり、頂部
に換気穴17を穿設してある。
に換気穴17を穿設してある。
このような構造の棟カバー7・換気穴下板1
3・換気口カバー16を第1図や第3図のように
重ねていくが、まず、棟カバー7を左右の桟木4
を跨いで固定し、棟カバーの換気口8に換気穴下
板13を冠着する。このとき、換気穴下板の垂下
縁15を棟カバーの縁部9にはめることにより冠
着する。
3・換気口カバー16を第1図や第3図のように
重ねていくが、まず、棟カバー7を左右の桟木4
を跨いで固定し、棟カバーの換気口8に換気穴下
板13を冠着する。このとき、換気穴下板の垂下
縁15を棟カバーの縁部9にはめることにより冠
着する。
次いで、換気口カバー16をかぶせるが、換気
穴17が換気穴下板13の上に位置するようにか
ぶせ、換気口カバー16の下端と棟カバー7の間
に隙間18を形成して、換気口カバー16の側面
からリベツトや下穴不要ねじにて支持板12に固
定する。(下穴不要ねじは、下穴開け・タツプ立
て・締結の三工程を、単一工程で行えるねじであ
る。) この実施例の換気棟構造を使用すると、第3図
に示したように、小屋裏の暖められた空気は換気
口8へと上昇してくる。さらに上昇して頂部まで
上りつめると、換気口カバー16により上昇を阻
まれるため、横方向へと空気は移動する。その空
気は換気穴下板13上を滑るようにして引き続き
上昇し、換気穴17より外へ流れ出るのである。
穴17が換気穴下板13の上に位置するようにか
ぶせ、換気口カバー16の下端と棟カバー7の間
に隙間18を形成して、換気口カバー16の側面
からリベツトや下穴不要ねじにて支持板12に固
定する。(下穴不要ねじは、下穴開け・タツプ立
て・締結の三工程を、単一工程で行えるねじであ
る。) この実施例の換気棟構造を使用すると、第3図
に示したように、小屋裏の暖められた空気は換気
口8へと上昇してくる。さらに上昇して頂部まで
上りつめると、換気口カバー16により上昇を阻
まれるため、横方向へと空気は移動する。その空
気は換気穴下板13上を滑るようにして引き続き
上昇し、換気穴17より外へ流れ出るのである。
換気穴17から入り込んだ雨や雪は、換気穴下
板13に受け止められ、棟カバー7の表面を流れ
て隙間18から屋根材表面に流れ出る。風雨が強
く、斜めからたたき付けるような雨のときにも、
仕切り板14が換気口8への雨の浸入を防ぎ、雨
水は換気穴下板13表面を流れ落ち、隙間18か
ら排出される。
板13に受け止められ、棟カバー7の表面を流れ
て隙間18から屋根材表面に流れ出る。風雨が強
く、斜めからたたき付けるような雨のときにも、
仕切り板14が換気口8への雨の浸入を防ぎ、雨
水は換気穴下板13表面を流れ落ち、隙間18か
ら排出される。
(ト) 考案の効果
第4図のような従来技術では、隙間18が低い
ところに設けられているため、暖められて上へ上
へと移動する空気を、隙間18の方へ押し下げな
くてはならないので、換気効率が悪かつたが、本
考案に係る換気棟構造は、換気穴17が換気棟の
頂部に設けられているため、暖められた空気が軽
くなつて上昇するという性質をそのまま生かして
換気を図ることができ、たいへん換気率の良い換
気棟構造である。
ところに設けられているため、暖められて上へ上
へと移動する空気を、隙間18の方へ押し下げな
くてはならないので、換気効率が悪かつたが、本
考案に係る換気棟構造は、換気穴17が換気棟の
頂部に設けられているため、暖められた空気が軽
くなつて上昇するという性質をそのまま生かして
換気を図ることができ、たいへん換気率の良い換
気棟構造である。
また、換気穴から入つた雨や雪は、換気穴下板
に受け止められ、棟カバーの表面を流れて棟カバ
ーと換気口カバーの間の隙間から屋根材表面に流
れ出る。風雨が強く、斜めからたたき付けるよう
な雨のときにも、換気穴下板の仕切り板が換気口
への雨の浸入を防ぎ、雨水は換気穴下板表面を流
れ落ち、棟カバーと換気口カバーの間の隙間から
排出される。このように、強い風雨のときにも雨
水の浸入を防ぐことができる。
に受け止められ、棟カバーの表面を流れて棟カバ
ーと換気口カバーの間の隙間から屋根材表面に流
れ出る。風雨が強く、斜めからたたき付けるよう
な雨のときにも、換気穴下板の仕切り板が換気口
への雨の浸入を防ぎ、雨水は換気穴下板表面を流
れ落ち、棟カバーと換気口カバーの間の隙間から
排出される。このように、強い風雨のときにも雨
水の浸入を防ぐことができる。
第1図から第3図は本考案一実施例の説明図で
あり、第1図は断面図、第2図は分解斜視図、第
3図は斜視図である。第4図と第5図は従来技術
の説明図である。 7は棟カバー、8は換気口、13は換気穴下
板、14は仕切り板、16は換気口カバー、17
は換気穴、18は隙間。
あり、第1図は断面図、第2図は分解斜視図、第
3図は斜視図である。第4図と第5図は従来技術
の説明図である。 7は棟カバー、8は換気口、13は換気穴下
板、14は仕切り板、16は換気口カバー、17
は換気穴、18は隙間。
Claims (1)
- 換気口を形成する左右一対の棟カバーを屋根の
頂部に固定し、この棟カバーの所々に、両端に仕
切り板が立設している換気穴下板を冠着し、その
上に、頂部に換気穴が穿設されている換気口カバ
ーを、換気穴が換気穴下板の上に位置し、換気口
カバーの下端と棟カバーの間に隙間を設けるよう
に固定した換気棟構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17705585U JPH0348357Y2 (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17705585U JPH0348357Y2 (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6285623U JPS6285623U (ja) | 1987-06-01 |
JPH0348357Y2 true JPH0348357Y2 (ja) | 1991-10-16 |
Family
ID=31117896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17705585U Expired JPH0348357Y2 (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0348357Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-18 JP JP17705585U patent/JPH0348357Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6285623U (ja) | 1987-06-01 |
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