JP3778695B2 - 太陽電池装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、太陽電池装置に関し、特に両面入射型太陽電池素子を用いた太陽電池装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光エネルギーを直接電気エネルギーに変換する太陽電池は、無尽蔵な太陽光をエネルギー源としているため、環境問題等から脚光を浴びている。
【0003】
ところで、昨今太陽電池素子の光の有効利用を図るべく、光入射側の電極のみならず裏面側の電極まで透明電極の構成にし、太陽電池素子の表裏から光を入射させるように構成した太陽電池が提案されている。
【0004】
図18に、表裏から光を入射させるように構成した太陽電池素子の一例を示す。この太陽電池素子は、単結晶シリコン基板と非晶質シリコン層との間に実質的に真性な非晶質シリコンを挟み、その界面での欠陥を低減し、ヘテロ接合界面の特性を改善した構造(以下、HIT構造という。)において、表裏面から光が入射可能にした太陽電池素子である。
【0005】
図18の模式的断面図に示すように、n型単結晶シリコン基板100上に、真性な非晶質シリコン層101が形成され、その上にp型非晶質シリコン層102が形成されている。そして、p型非晶質シリコン層102上の全面にITOなどからなる受光面側の透明電極103が設けられ、この受光面側透明電極103上に銀(Ag)等からなる櫛形集電極104が形成されている。また、基板100の裏面には基板の裏面に内部電界を導入したいわゆるBSF(Back Surface Fild)型構造になっている。即ち、裏面側の基板100側に真性非晶質シリコン層105を介してハイドープn型非晶質シリコン層106が設けられている。このハイドープn型非晶質シリコン層106上にITOなどからなる裏面側透明電極107が形成され、この上に銀(Ag)等からなる櫛形集電極108が形成されている。このように、裏面側も結晶シリコン基板と非晶質シリコン層との間に実質的に真性な非晶質シリコンを挟み、その界面での欠陥を低減し、ヘテロ接合界面の特性を改善したBSF構造になっている。
【0006】
上記したような表裏面を同じ透明電極と集電極とからなる電極構成にした太陽電池素子(以下、両面入射型太陽電池素子という。)の場合、表裏面に同じ光量で光が入射した場合、出力電力が最大2倍程度増加する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の陸置型太陽電池装置や屋根設置型太陽電池装置においては、裏面側からの光の入射については何等考慮されておらず、太陽電池パネルとして両面入射型太陽電池素子を用いても裏面側からの光を有効に利用することができないという問題があった。
【0008】
この発明は、裏面側にも光を有効に入射させ、光の有効利用を図った太陽電池装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明の太陽電池装置は、表裏面からの光により発電可能な太陽電池素子を備えた太陽電池パネルが複数個互いに付き合わせた状態で支持架台に取り付けられてなるモジュールを備え、複数の前記モジュールを互いに光開口部となる間隔を設けて設置すると共に、前記支持架台における、前記モジュールの裏面と対向する面に、反射部が設けられ、前記光開口部又は光開口部と対向する箇所に光を両隣の前記モジュールの裏面側へ振り分けて案内する導光反射部が設けられていることを特徴とする。
【0016】
上記した構成によれば、モジュールの裏面側に光を効率よく案内できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。この発明の第1参考の形態について、図1ないし図3に従い説明する。第1の参考の形態は、この発明を陸置型太陽電池装置に適用したものであり、図1は斜視図、図2は正面図、図3は概略側面図である。
【0018】
平地又はビルの屋上などの平坦地に、この参考の形態における太陽電池装置10が複数組設置される。1つの太陽電池装置10は、図1に示すように、上記した両面入射型太陽電池素子を複数個備えた太陽電池パネル1…が支持架台2に取り付けられている。互いの太陽電池パネル1…は電気的に接続されている。
【0019】
ところで、従来の太陽電池装置においては、片面入射型太陽電池素子を備えた太陽電池パネルが用いられており、架台に太陽電池パネルを隙間なく突き合わせて取り付け、太陽電池パネルの光入射面が南側に向くように架台を設置している。
【0020】
これに対して、この第1の参考の形態においては、太陽電池パネル1…間に照射される光を裏面側へ案内するための開口部3を設けて太陽電池パネル1…が支持架台2に取り付けられている。
【0021】
また、支持架台2の太陽電池パネル1…が取り付けられる取り付け部が30〜60度程度の所定の角度になるように、前側脚部2aと後側脚部2bとの長さが決められている。従って、支持架台2の取り付け部に太陽電池パネル1…を取り付けると、太陽電池パネル1…は地面に対して30〜60度の角度を有して設置される。
【0022】
図3に示すように、太陽光は、太陽電池パネル1…の表面側に与えられると共に、開口部3を通り地面により反射され、太陽電池パネル1…の裏面側へ与えられる。
【0023】
このように、太陽電池パネル1…の表面側には太陽からの直接光が照射される。また、開口部3を透過した太陽光は、設置面で反射し、太陽電池パネル1…の裏面側に与えられる。
【0024】
この結果、太陽電池パネル1…の表裏面に光が与えられることになり、両面光入射型太陽電池素子の出力電力の増大を図ることができる。
【0025】
上記した参考の形態においては、支持架台2の上下方向に平行に開口部3を設けているが、支持架台3の左右方向に平行に開口部を設けてもよい。
【0026】
図4に示す参考の形態は、太陽電池パネル1…の裏面側へ散乱光を効率よく入射させるために、支持架台2の下方部に反射板4を設けたものである。この反射板4を設けることにより、開口部3から透過した光の反射が増大し、反射光を太陽電池パネル1…の裏面側へ効率よく与えることができる。また、この参考の形態における反射板4は光を案内するために反射板4の後方部4aが太陽電池パネル1…方向に向かって曲げられている。
【0027】
上記した図1ないし図3に示す第1の参考の形態においては、左右の太陽電池パネル1…を間隔を設けて支持架台2に取り付けることにより開口部3を設けているが、図5及び図6に示す実施の形態は、太陽電池パネル1…は突き合わせた状態で架台に取り付けモジュール化し、モジュール1Mを互いに間隔を設けて設置し、そのモジュール1M間の間隔を光開口部3aとし、この光開口部3aから太陽電池パネル1…の裏面側へ光を案内するものである。
【0028】
図5はこの発明の実施の形態を示す斜視図、図6は要部拡大断面図である。
【0029】
図5及び図6に示すように、図示しない架台に第1の参考の形態と同様に複数の両面入射型太陽電池素子を有する太陽電池パネル1…を突き合わせた状態で取り付けて太陽電池モジュール1Mを形成する。この太陽電池モジュール1M間に裏面に光を案内するための光開口部3aを有した状態で複数の太陽電池モジュール1Mを配置する。
【0030】
そして、この実施の形態においては、太陽電池モジュール1M…間の光開口部3に、この部分に照射される光を図中左右の太陽電池パネル1…側へ案内するための断面形状が砲弾状の導光反射部5が設けられている。更に、太陽電池パネル1…の裏面側には、太陽電池パネル1…の裏面に光を反射させるための反射板40が設けられている。この反射板40は、光開口部3a及び導光反射部5にて案内された光を効率よく太陽電池パネル1…の裏面側へ案内させるために、光を散乱させる散乱部41が設けられている。
【0031】
図6に示すように、太陽電池モジュール1M…間に与えられる光は導光反射部5で振り分けられ、反射板40に与えられる。そして、光は反射板40の散乱部41で散乱され、太陽電池モジュール1Mの裏面側に効率よく与えられることになる。このため、両面入射型太陽電池素子を有する太陽電池パネル1…の表裏面に光を与えることができるので、出力電力を増加させることができる。
【0032】
上記した第1の参考の形態び実施の形態は、陸置型太陽電池装置についてこの発明を適用した場合について説明したが、図7に示す第2の参考の形態は、屋根設置型太陽電池装置にこの発明を適用した場合を示す模式図である。
【0033】
屋根に太陽電池装置を設置する場合、従来は、南側の屋根に太陽電池装置を架台等を用いて設置している。この第2の参考の形態では、屋根の一方の面に複数の両面入射型太陽電池素子を有する太陽電池パネル1…を複数個支持架台に取り付けた太陽電池装置10が設置する。例えば、切妻屋根の南側の屋根60上に太陽電池装置10が設置される。そして、住宅6の南側の屋根60の太陽電池装置10が設置されている野地面60aは強化ガラス屋根材などの透明板で天窓風に構成されている。
【0034】
また、北側の屋根60には、太陽電池装置10の裏面側へ光を与えるために強化ガラス屋根材などを用いて天窓風に光開口部60bを設けている。更に、住宅6の天井裏には、光反射板60cが設けられている。
【0035】
このように構成することにより、北面の光が光開口部60bから入り、光反射板60cで反射され、透明な野地面60aから太陽電池装置10の裏面側へ与えることができる。この結果、太陽電池装置10の表裏面に光を与えることができるので、出力電力を増加させることができる。
【0036】
図8に示す第3の参考の形態は、アーケードなどにこの発明を適用した参考の形態を示すもので、図8の模式図に示すように、強化ガラス、アクリルなどからなる透明三角状の透明屋根部7が複数連接して設けられ、この屋根部7の一方の側に両面入射型太陽電池素子を有する太陽電池パネルからなる太陽電池装置10が設けられる。設置する側としては、南側若しくは東側に位置する屋根部7bが好ましい。屋根部7の他方の屋根7aは太陽電池装置10の裏面側に光を案内するため光開口部として機能し、アーケードの上部には光反射板7cが設けられている。
【0037】
このように構成することで、太陽電池装置10の表面側には、直接、太陽光が与えられ、太陽電池装置10の裏面側には光開口部7aから入射した光及び光反射板7cを介して反射した光が与えられることになり、太陽電池装置10の表裏面に光が入射することになる。この結果、太陽電池装置10の出力電力を増大させることができる。尚、この参考の形態においては、三角状の屋根部を有するアーケードについて説明したが、半円状の屋根部を有するアーケードについても同様に構成することができる。
【0038】
図9及び図10に示す第4参考の形態は、電話ボックスなどにこの発明を適用したものである。図9は斜視図、図10は要部拡大断面図である。
【0039】
図9及び図10に示すように、三角形状の強化ガラスやアクリル基板からなる透明基板8上に両面入射型太陽電池素子1aを複数個取り付けて太陽電池パネル11が形成される。このように形成した太陽電池パネル11を4枚用いて4角錐状に固定して、ボックス9の屋根を構成する。そして、ボックス9の天井部には光反射板9aを設ける。
【0040】
このように構成することにより、太陽電池素子1a間の光開口部を通過した光が光反射板9aにより反射され、太陽電池素子1aの裏面側へ入射する。従って、太陽電池素子1aの表面側には、直接の太陽光が与えられ、太陽電池素子1aの裏面側には光開口部から入射した光及び光反射板9aを介して反射された光が与えられることになり、太陽電池素子1aの表裏面に光が入射することになる。この結果、太陽電池パネル11の発電量が増加する。このように構成した太陽電池装置を電話ボックスの屋根部に設置することで、PHS等の電源として用いることができる。
【0041】
図11及び図12に示す第5の参考の形態は建材一体型太陽電池装置にこの発明を適用したものである。図11は建材一体型太陽電池装置を示す斜視図、図12は建材一体型太陽電池装置を敷設した状態を示す説明図である。
【0042】
この建材一体型太陽電池装置は、耐火性支持板21、太陽電池パネル22及び中間枠部材23とで構成されている。耐火性支持板21は、例えば、アルミ板やトタン板などの金属板から成り、底板部21aの両側を折り曲げて側壁部21bを形成し、図示はしないがその側壁部21bの上部が折り曲げられ、フランジ部が形成されている。また、底部21aは光を反射する反射部として機能する。
【0043】
太陽電池パネル22は、太陽電池部22aとその周囲を覆ってこれを支持する周囲枠体22bとから成っている。太陽電池部22aは、上記した両面入射型太陽電池素子が複数個電気的に接続されて構成されている。周囲枠体22bは例えばアルミから成り、図示しないネジ孔を介して中間枠部材23と固定される。この周囲枠体22bの上面側であって、太陽電池22aの奥側(棟側)には、断面凹状の受け部22dが横方向に条設されている。
【0044】
中間枠部材23は、太陽電池パネル22の周囲より外側に庇状に張り出す形状を有する。この庇状に張り出す部分のうち、図面の手前側(軒側)部分には、下向きに湾曲形成された曲げ部23aが形成されている。この曲げ部23aは、下側に隣接配置される他の建材一体型太陽電池装置における受け部22dに係合する。また、庇状に張り出した部分のうち、図面の右側部分の端には、上向きに湾曲形成された曲げ部23bが形成されており、図面の左側部分の端には、下向きに湾曲形成された曲げ部23cが形成されている。そして、左右に隣接配置される一対の建材一体型太陽電池装置おいて、一方の太陽電池装置の前記曲げ部23cは、他方の曲げ部23bに対して上側から係合する。また、庇状に張り出した部分のうち、図面の右側部分及び左側部分は、耐火性支持板21のフランジ部とネジなどにより固定される。
【0045】
上記した中間枠部材23の曲げ部23aとそれに続く部分23e並びに太陽電池部22aが載置される部分をこの参考の形態においては、透明部材で構成するか或いは光が透過するような開口部を設けて、光開口部としている。この部分から光が耐火性支持板21の底板部21aに案内され、光が底板部21aで反射し、太陽電池部22aの裏面側へも光が入射するように構成されている。
【0046】
次に、上記した建材一体型太陽電池装置の設置方法の一例を図12に基づいて説明するが、以下に示す設置方法に限るものではない。まず、耐火性支持板21上に中間枠部材23を載せ、ネジ等により耐火性支持板21と中間枠部材23とを固定し、耐火性支持板21と中間枠部材23との結合体を得ておく。そして、この結合体を野地板27上に配置し、スクリューネイル26を用いて耐火性支持板21を野地板26に固定する。尚、野地板26の上には防水用のアスファルトルーフィングが敷かれている。
【0047】
太陽電池パネル22を中間枠部材23上に載せてネジ等を用いて固定する。次に、その上側(棟側)に別の建材一体型太陽電池パネルを同様の手順で配置する。そして、両太陽電池パネル22、22間は図示しない配線により接続されている。以下、順次この作業を行っていけば、図に示す如く、複数枚の建材一体型太陽電池装置を野地板26上に瓦状に配置し、且つ太陽電池を直列に接続することができる。尚、横方向に隣り合う建材一体型太陽電池装置については、一方のパネルの前記曲げ部23cを他方のパネルの曲げ部23bに対して上側から係合させておく。
【0048】
このようにして、屋根上に配置された建材一体型太陽電池装置においては、太陽電池部22aの表面に太陽光が照射されると共に、太陽電池部22aの裏面には、中間枠部材23の透明部分などから成る光開口部から入射した光が耐火性支持板21の底板部21aで反射し、その反射光が入射する。このため、太陽電池部22の出力電力を増加させることができる。この結果、モジュール全体の出力は維持しつつ、太陽電池装置の設置数を削減することができ、低コスト化が図れる。
【0049】
図13に示す第6の参考の形態は、既設屋根上にこの発明の太陽電池装置を設置したものである。
【0050】
図13に示すように、前述した参考の形態と同様に上記した両面入射型太陽電池素子を複数個備えた太陽電池パネル1…が複数個架台32上に設置される。太陽電池素子は互いに電気的に接続されるとともに、太陽電池パネル1…間も電気的に接続されている。
【0051】
屋根上の太陽電池装置10が設置される領域には、太陽光を反射させるための鏡面部31が形成されている。この鏡面部31は、例えば、白塗装されたシート状の部材を敷設したり、白塗装した屋根材などを用いて構成することができる。
【0052】
この鏡面部31上に架台32を介して鏡面部31から所定の距離を隔てて太陽電池パネル1…が配置される。すなわち、鏡面部31と太陽電池パネル1…の裏面との間に空間部を設け、この空間部を光開口部として、この空間部から太陽光を太陽電池パネル1の裏面側に位置する鏡面部31に案内する。そして、鏡面部31で光を反射させ、太陽電池パネル1…の裏面側へ光を入射させる。
【0053】
また、太陽電池パネル1…間も所定の空間(光開口部)を設けている。この光開口部からも鏡面部31に光が与えられ、反射光が太陽電池パネル1…の裏面側へ入射する。
【0054】
このようにして、屋根上に配置された太陽電池装置10においては、太陽電池パネル1の表面に太陽光が照射されると共に、太陽電池パネル1の裏面には、光開口部から入射した光が鏡面部31で反射し、その反射光が入射する。このため、太陽電池パネル1の出力電力を増加させることができる。この結果、モジュール全体の出力は維持しつつ、太陽電池装置の設置数を削減することができ、低コスト化が図れる。
【0055】
図14ないし図16に示す第7の参考の形態は、ビルなどの壁面に取り付ける太陽電池装置にこの発明を適用したものである。
【0056】
図14及び図15に示す参考の形態は、上記した両面入射型太陽電池素子1aを所定の空間を開けて透明支持板に挟み込んで取り付けて成る太陽電池パネル12…をビルの壁面40に取り付けボルト41にて所定の空隙を有して取り付けている。
【0057】
また、ビルの壁面40の太陽電池パネル12と面している側は白い塗装などを施して鏡面加工がなされている。
【0058】
而して、太陽電池素子1a…間を通過した光は、ビル40の壁面で反射され、太陽電池素子1aの裏面側へ光が入射する。
【0059】
このようにして、ビルの壁面40に配置された太陽電池パネル12においては、太陽電池パネル12の表面に太陽光が照射されると共に、太陽電池パネル12の裏面には、太陽電池素子1a間から入射した光が壁面40で反射し、その反射光が入射する。このため、太陽電池パネル12の出力電力を増加させることができる。
【0060】
図16及び図17に示す参考の形態は、太陽電池パネル12をビルの壁面40に取り付けたフレーム43で支持するものである。
【0061】
ビル40の壁面にハット型のフレーム43をビスで固定する。このフレームには太陽電池パネルを支持するための嵌合部43aが設けられており、この嵌合部43aに太陽電池パネル12…をはめ込んで、太陽電池パネル12をフレーム43で支持する。このビルの壁面40にも鏡面加工を施している。
【0062】
而して、太陽電池素子1a間を通過した光は、ビルの壁面40で反射され、太陽電池素子1aの裏面側へ光が入射する。
【0063】
この結果、太陽電池パネル12…の表裏面に光が与えられることになり、両面光入射型太陽電池素子の出力増大を図ることができる。
【0064】
上記では両面入射型太陽電池素子として、HIT構造の太陽電池素子を例に挙げたが、他の結晶系太陽電池素子、非晶質系太陽電池素子で両面入射型太陽電池装置を構成してもこの発明は適用できる。
【0065】
【発明の効果】
上記したように、この発明によれば、モジュールの裏面側にも光を有効に入射させることができるので、光の有効利用を図った両面入射型太陽電池素子を備えた太陽電池装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の参考の形態を示す斜視図である。
【図2】 この発明の第1の参考の形態を示す正面図である。
【図3】 この発明の第1の参考の形態を示す概略側面図である。
【図4】 第1の参考の形態に反射板を設けた太陽電池装置を示す概略側面図である。
【図5】 この発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態を示す要部拡大断面図である。
【図7】 この発明の第2の参考の形態を示し、屋根設置型太陽電池装置にこの発明を適用した場合を示す模式図である。
【図8】 この発明の第3の参考の形態を示す概略側面である。
【図9】 この発明の第4の参考の形態を示す斜視図である。
【図10】 この発明の第4の参考の形態を示す要部拡大断面図である。
【図11】 この発明の第5の参考の形態にかかる建材一体型太陽電池パネルを示す斜視図である。
【図12】 図11の建材一体型太陽電池パネルを敷設した状態を示す説明図である。
【図13】 この発明の第6の参考の形態にかかる太陽電池装置を示す斜視図である。
【図14】 この発明の第7の参考の形態にかかる太陽電池装置を示す斜視図である。
【図15】 この発明の第7の参考の形態にかかる太陽電池装置を示す要部断面図である。
【図16】 この発明の第7の参考の形態にかかる太陽電池装置を示す斜視図である。
【図17】 この発明の第7の参考の形態にかかる太陽電池装置を示す要部断面図である。
【図18】 両面入射型太陽電池素子の一例を示す模式的断面図である。

Claims (1)

  1. 表裏面からの光により発電可能な太陽電池素子を備えた太陽電池パネルが複数個互いに付き合わせた状態で支持架台に取り付けられてなるモジュールを備え、
    複数の前記モジュールを互いに光開口部となる間隔を設けて設置すると共に、
    前記支持架台における、前記モジュールの裏面と対向する面に、反射部が設けられ、
    前記光開口部又は光開口部と対向する箇所に光を両隣の前記モジュールの裏面側へ振り分けて案内する導光反射部が設けられていることを特徴とする太陽電池装置。
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