JP3778498B2 - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の側部へ衝撃力を受けたときに車両のピラー部分並びにルーフサイド部分における乗員の保護を強化した、車両用乗員保護装置の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両の側部へ衝撃力を受けたときに、特に乗員の頭部の保護性能を高めるために開発が進められている。
この種の車両用乗員保護装置には、例えば、ピラーからルーフの側縁にかけてルーフサイドエアバッグを収納し、一定以上の衝撃力を受けたときにルーフサイドエアバッグをドアガラスに沿ってカーテン状に膨出するようにした技術が開発されている。
【0003】
また、他の車両用乗員保護装置には、ピラーの車室側に一定の空間部を有してピラーガーニッシュを取付け、空間部に小衝撃吸収部材を収納し、小さい衝撃力を受けたときにその衝撃力を小衝撃吸収部材によって吸収するようにした技術が開発されている。
【0004】
さらには、ピラー部分に前記ルーフサイドエアバッグ並びに前記小衝撃吸収部材の両方を備えた技術も開発されている。この種の車両用乗員保護装置としては、例えば特許第3147172号公報「自動車用乗員保護装置の配設構造」(以下、「従来の技術」と言う)が知られている。車両用乗員保護装置の例として、上記従来の技術の概要を次の図11で説明する。
【0005】
図11(a)〜(c)は従来の車両用乗員保護装置の概要図であり、特許第3147172号公報の第1図、第2図及び第4図をまとめて再掲する。(a)は車両を車室側から見た側面構造を示し、(b)は(a)のb−b線断面構造を示し、(c)は(b)に対応する作用を示す。なお、符号は振り直した。
【0006】
(a)は、車両101のルーフ102の側縁並びにフロントピラー部103の一部にバッグ104を内蔵したことを示す。バッグ104は、車両101の側部に一定以上の衝撃力を受けたときに乗員の上半身を保護するルーフサイドエアバッグである。
【0007】
(b)は、フロントピラー部103の車室105側に空間部106を有してピラーガーニッシュ107を取付け、空間部106にバッグ104を収納するとともに、このバッグ104が開かない程度の小さい衝撃力を受け止める樹脂製のリブ108(小衝撃吸収部材に相当する。)をも収納したことを示す。
【0008】
ピラーガーニッシュ107は、リブ108を囲う厚肉のベース部111と、バッグ104を囲う薄肉のバッグ収納部112とを、一体に形成した部材である。フロントピラー部103に取付けたベース部111に対し、バッグ収納部112は基端部113から板厚方向に変形可能である。
【0009】
フロントピラー部103はバッグ104の固定部104a、リブ108及びピラーガーニッシュ107のベース部111をボルト止めしたものである。バッグ収納部112の先端114は、フロントピラー部103の後部に備えたオープニングウエザストリップ115によって弾性的に支持される。
【0010】
一定以上の衝撃力を受けて発生したガスによって、(c)に示すように、バッグ104がバッグ収納部112を押し広げつつ車室105側へ膨張することができる。このとき、バッグ収納部112は基端部113から車室105側へ変形する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術に用いるピラーガーニッシュ107は、(1)衝撃力を受けない通常状態においては、衝撃吸収構造を備えた内装材としての役割を果たし、(2)バッグ104が開かない程度の小さい衝撃力を受けたときには、衝撃力をリブ108へ迅速に且つ確実に伝え、(3)バッグ104が開くときには、バッグ104を迅速に且つ円滑に膨出させるのに十分な変形量だけ変形することが求められる。
【0012】
一般に、リブ108は底面全体をピラーガーニッシュ107に固定することで、ピラーガーニッシュ107と一体化することが行われている。このようにすれば、フロントピラー部103にピラーガーニッシュ107及びリブ108を一度に取付けることができる。
【0013】
しかしながら、ピラーガーニッシュ107のうち、バッグ104の膨出する力に押されて変形するのは、基端部113から先のバッグ収納部112だけである。バッグ収納部112は、バッグ104を囲うだけのものであるから、基端部113から先端114までの長さは小さい。バッグ104が大きく膨出したときに、その膨出量に応じてバッグ収納部112も大きく変形する。短いバッグ収納部112を大きく変形させるのであるから、バッグ収納部112、特に基端部113には大きな力が作用する。
【0014】
バッグ収納部112を薄肉にし過ぎると柔らか過ぎるので、通常状態において内装材としての役割を果たすには十分ではない。一方、バッグ収納部112の肉厚が大き過ぎると堅過ぎるので、特に基端部113に過大な力が作用する。過大な力に対して、基端部113の耐久性を確保することは容易でない。
【0015】
そこで本発明の目的は、ピラーガーニッシュが(1)通常状態においては、衝撃吸収構造を備えた内装材としての役割を果たすことができ、(2)ルーフサイドエアバッグが開かない程度の小さい衝撃力を受けたときには、衝撃力を小衝撃吸収部材へ迅速に且つ確実に伝えることができ、(3)ルーフサイドエアバッグが開くときには、ルーフサイドエアバッグを迅速に且つ円滑に膨出させるのに十分な変形量だけ変形することができるようにした、車両用乗員保護装置の技術を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ルーフを支持するピラーの車室側にピラーガーニッシュを前記ピラーガーニッシュから延びる取付座を介して取付け、前記ピラーとピラーガーニッシュとの間にルーフサイドエアバッグと、このルーフサイドエアバッグが開かない程度の小さい衝撃力を受け止める小衝撃吸収部材とを収納し、一定以上の衝撃力を受けて発生したガスによって、ルーフサイドエアバッグがピラーガーニッシュの一端部を押し広げつつ車室側へ膨張するようにした車両用乗員保護装置において、前記小衝撃吸収部材の底面は前記ピラーガーニッシュの内面に沿って延び、この底面のうち、前記ルーフサイドエアバッグから遠い部位のみを前記ピラーガーニッシュに取付けるとともに、この遠い部位側のピラーガーニッシュから前記取付座を延ばしたことを特徴とする。
また、請求項3は、小衝撃吸収部材の底面を、ピラーガーニッシュの内面に沿わせ、この底面のうち、ルーフサイドエアバッグに近い部位はピラーガーニッシュに取付けずに、ルーフサイドエアバッグから遠い部位をピラーガーニッシュに取付け、この遠い部位側のピラーガーニッシュから前記ピラーに向けて取付座を延ばし、この取付座を介してピラーガーニッシュをピラーに取付け、前記近い部位と遠い部位との境界点を、前記ピラーガーニッシュの一端部を押し広げる際のスイング基端とし、この境界点をスイング基端としてピラーガーニッシュの一端部を押し広げる際に、前記遠い部位側のピラーガーニッシュと共に前記小衝撃吸収部材をピラーに取付けた状態を維持するように構成したことを特徴とする。
【0017】
小衝撃吸収部材の底面のうち、ルーフサイドエアバッグに近い部位は取付けずに、ルーフサイドエアバッグから遠い部位をピラーガーニッシュに取付けることで、フロントピラーガーニッシュにおける一端部の変形基端を、近い部位と遠い部位との境界点に設定することができる。変形基端から変形先端までの長さは大きくなる。その分、フロントピラーガーニッシュの一端部が厚み方向へ変形することは容易である。このため、フロントピラーガーニッシュの一端部を、小衝撃吸収部材によって規制されることなく、無理なく大きく変形させることができる。フロントピラーガーニッシュの一端部は、ルーフサイドエアバッグが開くときに、ルーフサイドエアバッグを迅速に且つ円滑に膨出させるのに十分な変形量だけ、容易に変形することができる。
【0018】
しかも、小衝撃吸収部材の底面のうち、ルーフサイドエアバッグから遠い部位は取付けた状態を維持する。このため、ルーフサイドエアバッグが膨出して展開した後にも、小衝撃吸収部材はピラーガーニッシュと共にピラーに取付けられた状態にある。従って小衝撃吸収部材は、ルーフサイドエアバッグが展開した後であっても、衝撃吸収作用を果たすことができる。
また、ルーフサイドエアバッグと小衝撃吸収部材との配置関係を変更したり、空間部を広げることなく、極めて容易に長さを大きくすることができる。
【0019】
さらには、衝撃力を受けない通常状態においては、フロントピラーガーニッシュは内装材としての役割を十分に果たすことができる。
さらにまた、ルーフサイドエアバッグが開かない程度の小さい衝撃力を受けたときには、衝撃力をフロントピラーガーニッシュから小衝撃吸収部材へ迅速に且つ確実に伝えることができる。
【0020】
請求項2は、ルーフを支持するピラーの車室側にピラーガーニッシュを前記ピラーガーニッシュから延びる取付座を介して取付け、前記ピラーとピラーガーニッシュとの間にルーフサイドエアバッグと、このルーフサイドエアバッグが開かない程度の小さい衝撃力を受け止める小衝撃吸収部材とを収納し、この小衝撃吸収部材の底面を前記ピラーガーニッシュに取付け、一定以上の衝撃力を受けて発生したガスによって、ルーフサイドエアバッグがピラーガーニッシュの一端部を押し広げつつ車室側へ膨張するようにした車両用乗員保護装置において、前記小衝撃吸収部材の底面は前記ピラーガーニッシュの内面に沿って延びるとともに内面に接合され、の底面のうち、前記取付座よりも前記ルーフサイドエアバッグから遠い部位の接合力よりも、ルーフサイドエアバッグに近い部位の接合力を小さく設定し、その小さい接合力は、ピラーガーニッシュが変形したときに外れる程度の弱い力とし、前記遠い部位側のピラーガーニッシュから前記取付座を延ばしたことを特徴とする。
また、請求項4は、小衝撃吸収部材の底面はピラーガーニッシュの内面に沿って延び、この底面のうち、ルーフサイドエアバッグから遠い部位の接合力よりも、ルーフサイドエアバッグに近い部位の接合力を小さく設定し、その小さい接合力を、ピラーガーニッシュが変形したときに外れる程度の弱い力とし、前記遠い部位側のピラーガーニッシュから前記ピラーに向けて取付座を延ばし、この取付座を介してピラーガーニッシュをピラーに取付け、前記近い部位と遠い部位との境界点を、前記ピラーガーニッシュの一端部を押し広げる際のスイング基端とし、この境界点(79)をスイング基端としてピラーガーニッシュの一端部を押し広げる際に、前記遠い部位側のピラーガーニッシュと共に前記小衝撃吸収部材をピラーに取付けた状態を維持するように構成したことを特徴とする。
【0021】
ルーフサイドエアバッグが開く力によって、ピラーガーニッシュが変形するときに、フロントピラーガーニッシュと小衝撃吸収部材の底面との間の接合部分には、大きな引き離し力が作用する。
これに対して、小衝撃吸収部材の底面のうち、ルーフサイドエアバッグから遠い部位の接合力よりも、ルーフサイドエアバッグに近い部位の接合力を小さく設定し、その小さい接合力を、ピラーガーニッシュが変形したときに外れる程度の弱い力としたので、大きな引き離し力が作用したときに、小衝撃吸収部材の底面のうち、ルーフサイドエアバッグから近い部位の接合が、フロントピラーガーニッシュから外れる。従って、フロントピラーガーニッシュにおける一端部の変形基端を、近い部位と遠い部位との境界点に設定することができる。変形基端から変形先端までの長さは大きくなる。その分、フロントピラーガーニッシュの一端部が厚み方向へ変形することは容易である。このため、フロントピラーガーニッシュの一端部を、小衝撃吸収部材によって規制されることなく、無理なく大きく変形させることができる。フロントピラーガーニッシュの一端部は、ルーフサイドエアバッグが開くときに、ルーフサイドエアバッグを迅速に且つ円滑に膨出させるのに十分な変形量だけ、容易に変形することができる。
【0022】
しかも、小衝撃吸収部材の底面のうち、ピラーガーニッシュから外れるのは、ルーフサイドエアバッグに近い部位の接合だけであり、ルーフサイドエアバッグから遠い部位は接合状態を維持する。このため、ルーフサイドエアバッグが膨出して展開した後にも、小衝撃吸収部材はピラーガーニッシュと共にピラーに取付けられた状態にある。従って小衝撃吸収部材は、ルーフサイドエアバッグが展開した後であっても、衝撃吸収作用を果たすことができる。
また、ルーフサイドエアバッグと小衝撃吸収部材との配置関係を変更したり、空間部を広げることなく、極めて容易に長さを大きくすることができる。
【0023】
さらには、衝撃力を受けない通常状態においては、フロントピラーガーニッシュは内装材としての役割を十分に果たすことができる。
さらにまた、ルーフサイドエアバッグが開かない程度の小さい衝撃力を受けたときには、衝撃力をフロントピラーガーニッシュから小衝撃吸収部材へ迅速に且つ確実に伝えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0025】
図1は本発明に係る車両を車室側から見た側面図であり、車両10にルーフサイドエアバッグ装置20を備えたことを示す。ルーフサイドエアバッグ装置20は、車両10の側部に一定以上の衝撃力を受けたときに乗員の上半身を保護するものである。このようなルーフサイドエアバッグ装置20は、車両10の側部に一定以上の衝撃力を受けたことを検出する衝撃検出センサ21,22と、これらの衝撃検出センサ21,22のセンサ信号を処理する制御部23と、制御部23の制御信号に応じて作動してガスを噴出するインフレータ24と、インフレータ24からのガスによって膨張するルーフサイドエアバッグ25と、からなる。ルーフサイドエアバッグ25は、ルーフ31の側縁や、ルーフ31を支持するピラーのうちフロントピラー32の一部に、内蔵されたものである。
【0026】
図中、33はセンタピラー、34はリヤピラー、35はルーフ31の内張りとなるルーフライニング、36はフロントピラー32の内張りとなるフロントピラーガーニッシュ、37はセンタピラー33の内張りとなるセンタピラーガーニッシュ、38はリヤピラー34の内張りとなるリヤピラーガーニッシュ、39はフロントドア、41はフロントドアガラス、42はリヤドア、43はリヤドアガラス、44はリヤシート、45はフロアである。
【0027】
図2は図1の2−2線断面図であり、右のフロントピラー32の前端部にフロンドガラス46を取付けるとともに、後端部にフロントドア39を開閉可能に取付けたことを示す。
フロントピラー32は、車室48側のピラーインナパネル51及び車外側のピラーアウタパネル52の組合せ構造からなる閉断面体であり、この閉断面体の内部を補強材53にて仕切ることで補強された部材である。このフロントピラー32は、ピラーインナパネル51の後端のフランジ部分と、ピラーアウタパネル52の後端のフランジ部分とを、重ね合わせて接合して成る後部フランジ部54を有する。
【0028】
後部フランジ部54は後方へ延び、その後端がフロントドア用開口部の縁となる。後部フランジ部54に車体側ウエザストリップ55を取付け、閉じたフロントドア39の縁の内面に接触することでシールすることができる。
【0029】
本発明は、フロントピラー32の車室48側に一定の空間部S1を有してフロントピラーガーニッシュ36を配置し、空間部S1にルーフサイドエアバッグ25及び小衝撃吸収部材70を収納したことを特徴とする。ルーフサイドエアバッグ装置20及び小衝撃吸収部材70は車両用乗員保護装置11を成す。
【0030】
詳しくは、フロントピラーガーニッシュ36は、フロントピラー32の車室48側の全体を囲った、ほぼ一定板厚の略コの字状断面体である。このコの字状断面体は、フロントピラー32に沿って上下(図の表裏方向)に延びる、細長い内装品である。
【0031】
この平断面視において、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61は、フロントピラー32の後端、すなわち、後部フランジ部54の近傍まで延びている。車体側ウエザストリップ55から一端部61側へ弾性リップ55aを延ばすことで、この弾性リップ55aを一端部61の外面に弾性を有して当てることができる。従って、一端部61が車室48側へ開くことを、弾性リップ55aによって規制することができる。
また、フロントピラーガーニッシュ36の他端部62は、フロントピラー32の前端近傍まで延びる。
【0032】
この図では、空間部S1内において、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61側(図の右側)にルーフサイドエアバッグ25を配置し、ルーフサイドエアバッグ25に隣接させ且つルーフサイドエアバッグ25よりも前側(図の左側)に小衝撃吸収部材70を配置し、小衝撃吸収部材70よりも前側にワイヤハーネス81,82を配置したことを示す。
【0033】
サイドエアバッグ25は、折畳んだ状態でバッグ収納ケース26に収納されたものである。バッグ収納ケース26は、サイドエアバッグ25が膨張したときに破断して展開する収納部材であり、フロントピラー32に取付けられている。このようにして、フロントピラー32にサイドエアバッグ25を取付けることができる。
なお、このサイドエアバッグ25には、サイドエアバッグ25とともに展開してバッグの補助的作用をなす、紐等の補助的展開部材を含む。以下、サイドエアバッグ25と言うときには、補助的展開部材を含むものとする。
【0034】
小衝撃吸収部材70は、フロントピラーガーニッシュ36に沿って上下に延びる細長い部材であって、ルーフサイドエアバッグ25が開かない程度の小さい衝撃力を受け止める緩衝部材である。このような小衝撃吸収部材70は、フロントピラーガーニッシュ36の内面63に沿って上下に延びる底板71と、底板71からフロントピラー32へ向って延びるリブ部72とからなる、一体成形品である。
【0035】
フロントピラー32とリブ部72の先端との間には、若干の隙間S2を有する。リブ部72は、フロントピラーガーニッシュ36に沿って上下に延びる複数の縦リブ73・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)と、これらの縦リブ73・・・を横切るように前後に延びる複数の横リブ74・・・とを、井桁状に組合せた部材である。
フロントピラーガーニッシュ36及び小衝撃吸収部材70は、非金属材料(例えば、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂)又は金属材料からなる製品である。
【0036】
図3(a),(b)はフロントピラーガーニッシュ並びに小衝撃吸収部材周りの構成図であり、(a)は上記図2に対応する図であって本発明の実施例を示し、(b)は比較例の小衝撃吸収部材を示す。
【0037】
(a)は、フロントピラーガーニッシュ36からピラーインナパネル51へ向って取付座64を延ばし、ピラーインナパネル51に取付座64をクリップ65にて取付けることで、フロントピラー32にフロントピラーガーニッシュ36を取付けたことを示す。
【0038】
本発明は、(a)に示すように小衝撃吸収部材70の底面、すなわち底板71の底面75のうち、ルーフサイドエアバッグ25に近い部位76(後半部分76)は取付けずに、ルーフサイドエアバッグ25から遠い部位77(前半部分77)をフロントピラーガーニッシュ36に取付けたことを特徴とする。このように、小衝撃吸収部材70をフロントピラーガーニッシュ36にのみ、取付けた。
【0039】
具体的には、底板71のうち、ルーフサイドエアバッグ25に近い後半部分76(図右側の半分)を前半部分77よりも薄肉とした。この結果、底板71の後半部分76に、フロントピラーガーニッシュ36の内面63から離れた面78、すなわち離開面78を設けることができる。離開面78とフロントピラーガーニッシュ36の内面63との間には、一定間隔の隙間S3ができる。このようにして、底板71の後半部分76とフロントピラーガーニッシュ36の内面63との間に、一定間隔の隙間S3を設けることができる。隙間S3を設けるようにした後半部分76の長さはL2である。
【0040】
底板71の底面75のうち、ルーフサイドエアバッグ25から遠い部位77(前半部分77)をフロントピラーガーニッシュ36に取付ける構成は、接着、熱カシメ、溶接、超音波溶着、ビス止め、クリップ止め等の接合である。その接合力は、フロントピラーガーニッシュ36が折れ曲がったとき(変形したとき)であっても、外れることのない程度の強い力である。
【0041】
一方、(b)に示す比較例の小衝撃吸収部材70Aは、底面75全体をフロントピラーガーニッシュ36の内面63に接合にて取付けたものである。比較例においては、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61は、小衝撃吸収部材70Aの後端部分79Aをスイング基端として、厚み方向(矢印X1方向)に変形可能な片持ち梁であると言える。フロントピラーガーニッシュ36の一端66から後端部分79A(スイング基端79A。すなわちヒンジ。)までの距離はL1である。
【0042】
これに対して(a)に示す本発明の小衝撃吸収部材70は、ルーフサイドエアバッグ25に近い部位76を取付けていないものである。従って、フロントピラーガーニッシュ36における一端部61のスイング基端は、前半部分77と後半部分76との境界点79となる。フロントピラーガーニッシュ36の一端66から境界点79(スイング基端79。すなわちヒンジ。)までの長さはL3であり、隙間S3を設けた後半部分76の長さL2の分だけ、(b)の比較例よりも大きい。すなわち、「L3=L1+L2」である。その分だけ、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61が厚み方向(矢印X方向)へ変形することは容易である。
【0043】
次に、上記構成のルーフサイドエアバッグ25、フロントピラーガーニッシュ36及び小衝撃吸収部材70の作用を、図3〜図5に基づき説明する。
図3(a)において、フロントピラーガーニッシュ36は、衝撃力を受けない通常状態においては、衝撃吸収構造を備えた内装材としての役割を果たすことができるように肉厚を設定したものである。
【0044】
車両10の側部へルーフサイドエアバッグ25が開かない程度の小さい衝撃力、すなわち軽い衝撃力を受けたときには、フロントピラーガーニッシュ36に乗員の上半身(例えば頭部や肩)が当たることがある。このときには、軽い衝撃力をフロントピラーガーニッシュ36から小衝撃吸収部材70へ迅速に且つ確実に伝えることができる。小衝撃吸収部材70は、変形することで衝撃エネルギーを吸収する。すなわち、小衝撃吸収部材70は、ルーフサイドエアバッグ25が開かない程度の小さい衝撃力を受けたときに変形することで、衝撃エネルギーを吸収して受け止めることができる。
【0045】
一方、車両10の側部に一定以上の衝撃力を受けたことを衝撃検出センサ21,22(図1参照)が検出したときには、発生したガスによってルーフサイドエアバッグ25が膨張し始める。
【0046】
図4は本発明に係る車両用乗員保護装置の作用図(その1)であり、ルーフサイドエアバッグ25がフロントピラーガーニッシュ36の一端部61を押し広げつつ車室48側へ膨張していることを示す。フロントピラーガーニッシュ36の一端部61は、境界点79をスイング基端(変形基端)として車室48側へ押されて弾性変形し、リップ部55aから外れる。
【0047】
図5は本発明に係る車両用乗員保護装置の作用図(その2)であり、ルーフサイドエアバッグ25が更に膨張することで、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61が、境界点79をスイング基端として車室48側へ押されて弾性変形していることを示す。
【0048】
上述の図3(a)に示すように、フロントピラーガーニッシュ36における一端部61のスイング基端は、境界点79にある。一端66から境界点79までの長さL3は、隙間S3を設けた後半部分76の長さL2の分だけ、図3(b)の比較例よりも大きい。その分だけ、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61が厚み方向へ変形することは容易である。このため、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61を、小衝撃吸収部材70によって規制されることなく、無理なく大きく変形させることができる。
【0049】
従って、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61は、ルーフサイドエアバッグ25が開くときには、ルーフサイドエアバッグ25を迅速に且つ円滑に膨出させるのに十分な変形量だけ、容易に変形することができる。無理なく大きく変形できるので、ルーフサイドエアバッグ25や小衝撃吸収部材70を損傷させる心配はない。
【0050】
しかも、前半部分77の接合力は、フロントピラーガーニッシュ36が折れ曲がったとき(変形したとき)であっても、外れることのない程度の強い力である。小衝撃吸収部材70の底面75のうち、前半部分77は取付けた状態を維持する。このため、ルーフサイドエアバッグ25が膨出して展開した後にも、小衝撃吸収部材70はフロントピラーガーニッシュ36と共にフロントピラー32に取付けられた状態にある。従って小衝撃吸収部材70は、ルーフサイドエアバッグ25が展開した後であっても、衝撃吸収作用を果たすことができる。
【0051】
また、ルーフサイドエアバッグ25と小衝撃吸収部材70との配置関係を変更したり、空間部S1を広げることなく、極めて容易に長さL3を大きくすることができる。
【0052】
次に、車両用乗員保護装置の変形例を図6及び図7に基づき説明する。
図6は本発明に係るフロントピラーガーニッシュ並びに小衝撃吸収部材周りの変形例図であり、上記図3(a)に対応する。上記図3(a)に示す構成と同一構成については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0053】
変形例は、小衝撃吸収部材70の底面のうち、すなわち底板71の底面75のうち、ルーフサイドエアバッグ25に近い部位76(後半部分76)、及び、ルーフサイドエアバッグ25から遠い部位77(前半部分77)の、両方をフロントピラーガーニッシュ36に取付けたものである。
後半部分76及び前半部分77をフロントピラーガーニッシュ36に取付ける構成は、接着、熱カシメ、溶接、超音波溶着、ビス止め、クリップ止め等の接合である。
【0054】
この変形例は、ルーフサイドエアバッグ25から遠い前半部分77の接合力よりも、後半部分76の接合力を小さく設定したことを特徴とする。前半部分77の接合力は、フロントピラーガーニッシュ36が折れ曲がったとき(変形したとき)であっても、外れることのない程度の強い力である。後半部分76の接合力は、フロントピラーガーニッシュ36が折れ曲がったときに外れる程度の弱い力である。
【0055】
このようにして、底板71の後半部分76に、フロントピラーガーニッシュ36の内面63から離れ易い面78A、すなわち離開面78Aを設けることができる。離開面78Aを設けた後半部分76の長さはL2である。
【0056】
次に、上記変形例のルーフサイドエアバッグ25、フロントピラーガーニッシュ36及び小衝撃吸収部材70の作用を、図6及び図7に基づき説明する。
図6において、フロントピラーガーニッシュ36は、衝撃力を受けない通常状態においては、衝撃吸収構造を備えた内装材としての役割を果たす。
【0057】
車両10の側部へルーフサイドエアバッグ25が開かない程度の小さい衝撃力、すなわち軽い衝撃力を受けたときには、軽い衝撃力をフロントピラーガーニッシュ36から小衝撃吸収部材70へ迅速に且つ確実に伝えることができる。小衝撃吸収部材70は、変形することで衝撃エネルギーを吸収する。
一方、車両10の側部に一定以上の衝撃力を受けたときには、発生したガスによってルーフサイドエアバッグ25が膨張し始める。
【0058】
図7は本発明に係る車両用乗員保護装置(変形例)の作用図であり、ルーフサイドエアバッグ25が膨張することで、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61が、境界点79をスイング基端として車室48側へ押されて弾性変形していることを示す。
【0059】
ルーフサイドエアバッグ25が開く力によって、フロントピラーガーニッシュ36が変形するときに、フロントピラーガーニッシュ36と小衝撃吸収部材70の底面75との間の接合部分には、大きな引き離し力が作用する。
これに対して、小衝撃吸収部材70の底面75のうち、ルーフサイドエアバッグ25から遠い部位77の接合力よりも、ルーフサイドエアバッグ25に近い部位76の接合力を小さく設定し、その小さい接合力を、フロントピラーガーニッシュ36が変形したときに外れる程度の弱い力としたので、大きな引き離し力が作用したときに、小衝撃吸収部材70の底面75のうち、ルーフサイドエアバッグ25から近い後半部分76の接合が、フロントピラーガーニッシュ36から外れる。
【0060】
上述の図6に示すように、フロントピラーガーニッシュ36における一端部61のスイング基端は、境界点79にある。一端66から境界点79までの長さL3は、後半部分76の長さL2の分だけ大きい。その分だけ、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61が厚み方向へ変形することは容易である。このため、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61を、小衝撃吸収部材70によって規制されることなく、無理なく大きく変形させることができる。
【0061】
従って、フロントピラーガーニッシュ36の一端部61は、ルーフサイドエアバッグ25が開くときには、ルーフサイドエアバッグ25を迅速に且つ円滑に膨出させるのに十分な変形量だけ、容易に変形することができる。無理なく大きく変形できるので、ルーフサイドエアバッグ25や小衝撃吸収部材70を損傷させる心配はない。
【0062】
しかも、前半部分77の接合力は、フロントピラーガーニッシュ36が折れ曲がったとき(変形したとき)であっても、外れることのない程度の強い力である。小衝撃吸収部材70の底面75のうち、前半部分77は取付けた状態を維持する。このため、ルーフサイドエアバッグ25が膨出して展開した後にも、小衝撃吸収部材70はフロントピラーガーニッシュ36と共にフロントピラー32に取付けられた状態にある。従って小衝撃吸収部材70は、ルーフサイドエアバッグ25が展開した後であっても、衝撃吸収作用を果たすことができる。
【0063】
また、ルーフサイドエアバッグ25と小衝撃吸収部材70との配置関係を変更したり、空間部S1を広げることなく、極めて容易に長さL3を大きくすることができる。
【0064】
図8は図1の8−8線断面図であり、ルーフ31のルーフパネル91及びセンタピラー33の各々車室48側に一定の空間部S4を有してセンタピラーガーニッシュ37を取付けるとともに、ルーフパネル91の車室48側に一定の空間部S4を有してルーフライニング35を取付け、空間部S4にルーフサイドエアバッグ25を収納したことを示す。
【0065】
センタピラーガーニッシュ37の上端部37aの裏側にルーフライニング35の下端部35aを掛けることで、センタピラーガーニッシュ37に対してルーフライニング35を止めることができる。92はセンタピラーガーニッシュ取付用クリップである。
【0066】
図9は本発明に係るセンタピラーガーニッシュ部分におけるルーフサイドエアバッグの作用図であり、上記図8に対応させて表した。
この図は、ルーフサイドエアバッグ25がルーフライニング35の下端部35aを押し広げつつ車室48側へ膨張していることを示す。下端部35aは車室48側へ押されて弾性変形し、センタピラーガーニッシュ37の上端部37aから外れる。この結果、ルーフサイドエアバッグ25は車室48内の下方へ膨出する。
【0067】
図10は本発明に係るルーフサイドエアバッグの作用図であり、ルーフサイドエアバッグ25がフロントドアガラス41並びにリヤドアガラス43に沿ってカーテン状に膨出したことを示す。このように車両10の側部へ一定以上の衝撃力を受けたときに、膨出したルーフサイドエアバッグ25によって、乗員の上半身(例えば頭部や肩)を保護することができる。
【0068】
なお、上記本発明の実施の形態において、ルーフ31を支持するピラーとしては、フロントピラー32に限定されるものではない。また、ピラーガーニッシュとしては、フロントピラーガーニッシュ36に限定されるものではない。
さらにまた、隙間S2,S3の有無は任意である。
【0069】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1、3は、小衝撃吸収部材の底面のうち、ルーフサイドエアバッグに近い部位は取付けずに、ルーフサイドエアバッグから遠い部位をピラーガーニッシュに取付けることで、フロントピラーガーニッシュにおける一端部の変形する基端(変形基端)を、近い部位と遠い部位との境界点に設定することができる。変形基端から変形先端までの長さは大きくなる。その分、フロントピラーガーニッシュの一端部が厚み方向へ変形することは容易である。このため、フロントピラーガーニッシュの一端部を、小衝撃吸収部材によって規制されることなく、無理なく大きく変形させることができる。フロントピラーガーニッシュの一端部は、ルーフサイドエアバッグが開くときに、ルーフサイドエアバッグを迅速に且つ円滑に膨出させるのに十分な変形量だけ、容易に変形することができる。
【0070】
しかも、小衝撃吸収部材の底面のうち、ルーフサイドエアバッグから遠い部位は取付けた状態を維持する。このため、ルーフサイドエアバッグが膨出して展開した後にも、小衝撃吸収部材はピラーガーニッシュと共にピラーに取付けられた状態にある。従って小衝撃吸収部材は、ルーフサイドエアバッグが展開した後であっても、衝撃吸収作用を果たすことができる。
また、ルーフサイドエアバッグと小衝撃吸収部材との配置関係を変更したり、空間部を広げることなく、極めて容易に長さを大きくすることができる。
さらにまた、ピラーガーニッシュから小衝撃吸収部材を分離した構造なので、各部材に最適な材料を選定することができる。例えば、ピラーガーニッシュを柔らかい材料とし、小衝撃吸収部材を硬めの材料とすることができる。
【0071】
さらには、衝撃力を受けない通常状態においては、フロントピラーガーニッシュは内装材としての役割を十分に果たすことができる。
さらにまた、ルーフサイドエアバッグが開かない程度の小さい衝撃力を受けたときには、衝撃力をフロントピラーガーニッシュから小衝撃吸収部材へ迅速に且つ確実に伝えることができる。
【0072】
請求項2、4は、小衝撃吸収部材の底面のうち、ルーフサイドエアバッグから遠い部位の接合力よりも、ルーフサイドエアバッグに近い部位の接合力を小さく設定し、その小さい接合力を、ピラーガーニッシュが変形したときに外れる程度の弱い力としたので、大きな引き離し力が作用したときに、小衝撃吸収部材の底面のうち、ルーフサイドエアバッグから近い部位の接合が、フロントピラーガーニッシュから外れる。従って、フロントピラーガーニッシュにおける一端部の変形基端を、近い部位と遠い部位との境界点に設定することができる。変形基端から変形先端までの長さは大きくなる。その分、フロントピラーガーニッシュの一端部が厚み方向へ変形することは容易である。このため、フロントピラーガーニッシュの一端部を、小衝撃吸収部材によって規制されることなく、無理なく大きく変形させることができる。フロントピラーガーニッシュの一端部は、ルーフサイドエアバッグが開くときに、ルーフサイドエアバッグを迅速に且つ円滑に膨出させるのに十分な変形量だけ、容易に変形することができる。
【0073】
しかも、小衝撃吸収部材の底面のうち、ピラーガーニッシュから外れるのは、ルーフサイドエアバッグに近い部位の接合だけであり、ルーフサイドエアバッグから遠い部位は接合状態を維持する。このため、ルーフサイドエアバッグが膨出して展開した後にも、小衝撃吸収部材はピラーガーニッシュと共にピラーに取付けられた状態にある。従って小衝撃吸収部材は、ルーフサイドエアバッグが展開した後であっても、衝撃吸収作用を果たすことができる。
また、ルーフサイドエアバッグと小衝撃吸収部材との配置関係を変更したり、空間部を広げることなく、極めて容易に長さを大きくすることができる。
さらにまた、ピラーガーニッシュから小衝撃吸収部材を分離した構造なので、各部材に最適な材料を選定することができる。例えば、ピラーガーニッシュを柔らかい材料とし、小衝撃吸収部材を硬めの材料とすることができる。
【0074】
さらには、衝撃力を受けない通常状態においては、フロントピラーガーニッシュは内装材としての役割を十分に果たすことができる。
さらにまた、ルーフサイドエアバッグが開かない程度の小さい衝撃力を受けたときには、衝撃力をフロントピラーガーニッシュから小衝撃吸収部材へ迅速に且つ確実に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両を車室側から見た側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】フロントピラーガーニッシュ並びに小衝撃吸収部材周りの構成図
【図4】本発明に係る車両用乗員保護装置の作用図(その1)
【図5】本発明に係る車両用乗員保護装置の作用図(その2)
【図6】本発明に係るフロントピラーガーニッシュ並びに小衝撃吸収部材周りの変形例図
【図7】本発明に係る車両用乗員保護装置(変形例)の作用図
【図8】図1の8−8線断面図
【図9】本発明に係るセンタピラーガーニッシュ部分におけるルーフサイドエアバッグの作用図
【図10】本発明に係るルーフサイドエアバッグの作用図
【図11】従来の車両用乗員保護装置の概要図
【符号の説明】
10…車両、11…車両用乗員保護装置、25…ルーフサイドエアバッグ、31…ルーフ、32…ピラー(フロントピラー)、36…ピラーガーニッシュ(フロントピラーガーニッシュ)、48…車室、61…ピラーガーニッシュの一端部、63…内面、64…取付座、70…小衝撃吸収部材、75…底面、76…ルーフサイドエアバッグに近い部位、77…ルーフサイドエアバッグから遠い部位、79…ルーフサイドエアバッグに近い部位と遠い部位との境界点、L3…フロントピラーガーニッシュの一端から境界点までの長さ、S1…空間部。

Claims (4)

  1. ルーフ(31)を支持するピラー(32)の車室(48)側にピラーガーニッシュ(36)を前記ピラーガーニッシュ(36)から延びる取付座(64)を介して取付け、前記ピラー(32)とピラーガーニッシュ(36)との間にルーフサイドエアバッグ(25)と、このルーフサイドエアバッグ(25)が開かない程度の小さい衝撃力を受け止める小衝撃吸収部材(70)とを収納し、一定以上の衝撃力を受けて発生したガスによって、ルーフサイドエアバッグ(25)がピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)を押し広げつつ車室(48)側へ膨張するようにした車両用乗員保護装置(11)において、
    前記小衝撃吸収部材(70)の底面(75)は前記ピラーガーニッシュ(36)の内面(63)に沿って延び、
    この底面(75)のうち、前記ルーフサイドエアバッグ(25)から遠い部位(77)のみを前記ピラーガーニッシュ(36)に取付けるとともに、この遠い部位(77)側のピラーガーニッシュ(36)から前記取付座(64)を延ばしたことを特徴とする車両用乗員保護装置。
  2. ルーフ(31)を支持するピラー(32)の車室(48)側にピラーガーニッシュ(36)を前記ピラーガーニッシュ(36)から延びる取付座(64)を介して取付け、前記ピラー(32)とピラーガーニッシュ(36)との間にルーフサイドエアバッグ(25)と、このルーフサイドエアバッグ(25)が開かない程度の小さい衝撃力を受け止める小衝撃吸収部材(70)とを収納し、この小衝撃吸収部材(70)の底面(75)を前記ピラーガーニッシュ(36)に取付け、一定以上の衝撃力を受けて発生したガスによって、ルーフサイドエアバッグ(25)がピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)を押し広げつつ車室(48)側へ膨張するようにした車両用乗員保護装置(11)において、
    前記小衝撃吸収部材(70)の底面(75)は前記ピラーガーニッシュ(36)の内面(63)に沿って延びるとともに内面(63)に接合され、
    の底面(75)のうち、前記ルーフサイドエアバッグ(25)から遠い部位(77)の接合力よりも、ルーフサイドエアバッグ(25)に近い部位(76)の接合力を小さく設定し、その小さい接合力は、ピラーガーニッシュ(36)が変形したときに外れる程度の弱い力とし、前記遠い部位(77)側のピラーガーニッシュ(36)から前記取付座(64)を延ばしたことを特徴とする車両用乗員保護装置。
  3. ルーフ(31)を支持するピラー(32)の車室(48)側に一定の空間部(S1)を有してピラーガーニッシュ(36)を取付け、前記空間部(S1)で且つピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)側にルーフサイドエアバッグ(25)を収納し、このルーフサイドエアバッグ(25)が開かない程度の小さい衝撃力を受け止める小衝撃吸収部材(70)をルーフサイドエアバッグ(25)に隣接させて空間部(S1)に収納し、一定以上の衝撃力を受けて発生したガスによって、ルーフサイドエアバッグ(25)がピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)を押し広げつつ車室(48)側へ膨張するようにした車両用乗員保護装置(11)において、
    前記小衝撃吸収部材(70)の底面(75)を、前記ピラーガーニッシュ(36)の内面(63)に沿わせ、
    この底面(75)のうち、前記ルーフサイドエアバッグ(25)に近い部位(76)はピラーガーニッシュ(36)に取付けずに、ルーフサイドエアバッグ(25)から遠い部位(77)をピラーガーニッシュ(36)に取付け、
    この遠い部位(77)側のピラーガーニッシュ(36)から前記ピラー(32)に向けて取付座(64)を延ばし、
    この取付座(64)を介してピラーガーニッシュ(36)をピラー(32)に取付け、
    前記近い部位(76)と遠い部位(77)との境界点(79)を、前記ピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)を押し広げる際のスイング基端とし、
    この境界点(79)をスイング基端としてピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)を押し広げる際に、前記遠い部位(77)側のピラーガーニッシュ(36)と共に前記小衝撃吸収部材(70)をピラー(32)に取付けた状態を維持するように構成したことを特徴とする車両用乗員保護装置。
  4. ルーフ(31)を支持するピラー(32)の車室(48)側に一定の空間部(S1)を有してピラーガーニッシュ(36)を取付け、前記空間部(S1)で且つピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)側にルーフサイドエアバッグ(25)を収納し、このルーフサイドエアバッグ(25)が開かない程度の小さい衝撃力を受け止める小衝撃吸収部材(70)を、ルーフサイドエアバッグ(25)に隣接させて空間部(S1)に収納し、この小衝撃吸収部材(70)の底面(75)を前記ピラーガーニッシュ(36)に取付け、一定以上の衝撃力を受けて発生したガスによって、ルーフサイドエアバッグ(25)がピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)を押し広げつつ車室(48)側へ膨張するようにした車両用乗員保護装置(11)において、
    前記小衝撃吸収部材(70)の底面(75)を前記ピラーガーニッシュ(36)に取付ける構成は、接着、熱カシメ、溶接、超音波溶着、ビス止め、クリップ止め等の接合であり、
    前記小衝撃吸収部材(70)の底面(75)は前記ピラーガーニッシュ(36)の内面(63)に沿って延び、
    この底面(75)のうち、前記ルーフサイドエアバッグ(25)から遠い部位(77)の接合力よりも、前記ルーフサイドエアバッグ(25)に近い部位(76)の接合力を小さく設定し、
    その小さい接合力を、ピラーガーニッシュ(36)が変形したときに外れる程度の弱い力とし、
    前記遠い部位(77)側のピラーガーニッシュ(36)から前記ピラー(32)に向けて取付座(64)を延ばし、
    この取付座(64)を介してピラーガーニッシュ(36)をピラー(32)に取付け、
    前記近い部位(76)と遠い部位(77)との境界点(79)を、前記ピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)を押し広げる際のスイング基端とし、
    この境界点(79)をスイング基端としてピラーガーニッシュ(36)の一端部(61)を押し広げる際に、前記遠い部位(77)側のピラーガーニッシュ(36)と共に前記小衝撃吸収部材(70)をピラー(32)に取付けた状態を維持するように構成したことを特徴とする車両用乗員保護装置。
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