JP3776016B2 - 電磁弁の駆動制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は上位制御機器から出力されるシリアル駆動信号を受けて開閉駆動されると共に動作状態信号を上位制御機器へ送出する電磁弁の駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の電磁弁の作動によって機械機具類の組立などを行う工程において、シリンダなどへの圧縮空気の供給、遮断を電磁弁によって制御し、シリンダなどを介して被制御対象の位置を制御することにより自動組立を遂行する自動組立システムが採用されている。
【0003】
かかる自動組立システムの規模は大きく、自動組立システムにおいて使用される電磁弁の数は多数にのぼり、これらの電磁弁を一元的に制御でき、かつ電磁弁の制御信号に基づき電磁弁が正しく動作したか否かなどの管理を一元的にすることが望まれている。さらに、かかる自動組立システムのシステム変更に対しても容易に各電磁弁の制御パターンの変更、さらに電磁弁の追加、削減が容易に可能な融通性があることが望まれている。
【0004】
しかしながら、上記した電磁弁の駆動制御および管理が一元的に行え、かつシステム変更に対して容易に対応することができる電磁弁の駆動制御方法はなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、電磁弁の制御および管理が一元的に行え、かつシステム変更に対して容易に対応することができる電磁弁の駆動制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1にかかる電磁弁の駆動制御方法では、電磁弁を構成する電磁弁コイルそれぞれに2ビットを対応させたシリアルデータ構成の電磁弁開閉制御データが電磁弁制御バスから入力されてパラレルデータに変換され、変換されたパラレルデータ中の各電磁弁コイルに対応する2ビット中の一方の1ビットのデータに基づいて対応する電磁弁コイルが駆動され、他方の1ビットに基づいて第1の発光ダイオードが駆動され、電磁弁の開、閉の少なくともいずれか一方を検出するセンサからの出力と電磁弁コイルがシングルコイル構成かダブルコイル構成かを示す信号とが入力されて該入力データがパラレル/シリアル変換されてシリアルデータ構成で前記電磁弁制御バスに送出される。
【0007】
したがって、本発明の請求項1にかかる電磁弁の駆動制御方法によれば、電磁弁に供給される電磁弁開閉制御データおよび電磁弁から出力される電磁弁の開、閉の少なくともいずれか一方の検出された信号および電磁弁コイルがシングルコイル構成かダブルコイル構成かを示す信号がシリアルデータ構成で送出されることになって、電磁弁の駆動および該駆動による電磁弁の開、閉などの管理が一元的に行える。
【0008】
本発明の請求項2にかかる電磁弁の駆動制御方法では、電磁弁を構成する電磁弁コイルそれぞれに2ビットを対応させたシリアルデータ構成の電磁弁開閉制御データが電磁弁制御バスから入力されてパラレルデータに変換され、変換されたパラレルデータ中の各電磁弁コイルに対応する2ビット中の一方の1ビットのデータに基づいて対応する電磁弁コイルが駆動され、他方の1ビットに基づいて第1の発光ダイオードが駆動され、電磁弁の開、閉および中間位置をそれぞれ検出するための複数のセンサからの出力と電磁弁コイルがシングルコイル構成かダブルコイル構成かを示す信号とが入力されて該入力データがパラレル/シリアル変換されてシリアルデータ構成で前記電磁弁制御バスに送出される。
【0009】
したがって、本発明の請求項2にかかる電磁弁の駆動制御方法では、電磁弁に供給される電磁弁開閉制御データおよび電磁弁から出力される電磁弁の開、閉および中間位置の検出信号および電磁弁コイルがシングルコイル構成かダブルコイル構成かを示す信号がシリアルデータ構成で送出されることになって、電磁弁の駆動および該駆動による電磁弁の開、中間位置、閉などの管理が一元的に行える。
【0010】
また本発明の請求項1および2にかかる電磁弁の駆動制御方法では、シングルコイル構成の電磁弁の場合に、シングルコイル構成の電磁弁を接続しシングルコイル構成である旨の信号を入力することで済み、ダブルコイル構成の電磁弁にも、シングルコイル構成の電磁弁にも対応することができて、システムの変更に対しても容易に対応することができ、融通性が大きい。
【0011】
本発明の請求項1および2にかかる電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁を構成する2つの電磁弁コイルのそれぞれに対応させた2ビットを同一のデータとすることにより、電磁弁コイルが接続されていないときにおいても、第1の発光ダイオードの発光により電磁弁駆動を模擬することができて保守点検が容易になる。すなわち、電磁弁を構成する2つの電磁弁コイルのそれぞれに対応させた2ビットを同一のデータとすることにより、電磁弁コイルが接続され、かつ第1の発光ダイオードが発光しているにもかかわらず、電磁弁が駆動されないときは、電磁弁コイルの断線と判別できて、保守が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる電磁弁の駆動制御方法を実施の一形態によって説明する。
【0013】
図1および図2は本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法の一例を示すシステム構成図である。
【0014】
図1および図2に示した本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法が適用される電磁弁の駆動制御装置10では、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)12から出力される電磁弁動作制御信号はフィールドバス14を介してゲートウエイ15に供給する。ゲートウエイ15は、CPU16とCPU16からの出力を受けてシリアル信号に変換して送出するシリアル通信集積回路18とを含み、フィールドバス14を介してPLC12から供給される信号のプロトコル変換をしてシリアルデータに変換のうえ、電磁弁開閉制御のためのシリアルデータとして電磁弁制御バス20に送出する。
【0015】
一方、電磁弁の駆動制御装置10は、電磁弁制御バス20を介して電磁弁の状態を検出した磁気センサなどのセンサなどから送出されてくる電磁弁などの管理情報であるシリアルデータ構成の管理データをゲートウエイ15にて受けて、ゲートウエイ15においてプロトコル変換し、フィールドバス14を介してPLC12へ送出する。
【0016】
ゲートウエイ15から電磁弁制御バス20に供給されている電磁弁開閉制御のためのシリアルデータには、複数の電磁弁を1グループとして1以上のグループを構成する電磁弁をそれぞれ制御するための通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4および28を指定するアドレスデータと、通信制御集積回路22、24、26および28からの出力シリアルデータによって制御される各電磁弁の開閉動作制御データとが含まれている。ここで、通信制御集積回路22、24、26および28は自己の割り当てられたグループを構成する電磁弁をそれぞれ制御するためのシリアルデータ構成の開閉制御データをそれぞれ電磁弁に対応させたチャンネル端子CH1〜CH4から送出して後記の図3に示す電磁弁駆動制御回路202を介してそれぞれ各電磁弁の開閉動作を制御する。
【0017】
以下、本発明の実施の一形態における電磁弁は開、閉の2位置電磁弁の場合を例に説明する。
【0018】
本発明の実施の一形態では、通信制御集積回路22はチャンネルCH1〜CH4の各出力によって1グループである4つの電磁弁30、32、34、36を、電磁弁駆動制御回路202を介してそれぞれ各別に開閉制御すると共にその開閉状態信号の送出を制御する。
【0019】
通信制御集積回路24は通信制御集積回路24−1と24−2とを含み、通信制御集積回路26は通信制御集積回路26−1と26−2と26−3と26−4とを含み、通信制御集積回路24−1、24−2、26−1、26−2、26−3および26−4は、それぞれのチャンネルCH1〜CH4の出力によって1グループである4つの電磁弁40、42、44、46、1グループである4つの電磁弁48、50、52、54、1グループである4つの電磁弁60、62、64、66、1グループである4つの電磁弁68、70、72、74、1グループである4つの電磁弁76、78、80、82、1グループである4つの電磁弁84、86、88、90を、電磁弁駆動制御回路202を介してそれぞれ各別に開閉制御すると共にその開閉状態信号の送出を制御する。
【0020】
同様に、通信集積回路28はチャンネルCH1〜CH4の各出力によって1グループである4つの電磁弁92、94、96、98を、電磁弁駆動制御回路202を介してそれぞれ各別に開閉制御すると共にその開閉状態信号の送出を制御する。
【0021】
なお、上記において、各通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28はアドレスデコーダによって自己に割り当てられたアドレスを判別し、自己に割り当てられたアドレスの通信制御集積回路に対する電磁弁の開閉制御データをシフトレジスタに取り込み、各チャンネルCH毎にパラレル/シリアル変換し、各チャンネルCHに対するシリアルデータを各チャンネルCHに対応させた電磁弁に設けた図3に示す通信制御集積ユニット200へ送出するように構成してある。
【0022】
またさらに、各通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28には各チャンネルCHに対して入力されたシリアルデータを取り込みパラレルデータに変換すると共にチャンネルCH1からチャンネルCH4までの全チャンネルに対するパラレルデータをパラレルに形成し、該形成されたパラレルデータをシリアルデータに変換するパラレル/シリアル変換器と自己に割り当てられたアドレスデーダを付加するアドレス付加回路とを備え、パラレル/シリアル変換器にて変換されたシリアルデータに自己に割り当てられたアドレスデータを付加して電磁弁制御バス20へ送出するように構成してある。
【0023】
一方、このシステムを構成するシリンダのピストン位置やワークの位置等を検出する外部のセンサ101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、112、113、114、115、116からの出力データは通信制御集積回路100に供給し、通信制御集積回路100から電磁弁制御バス20を介してゲートウエイ15へ送出するように構成してある。ここで、通信制御集積回路100は外部センサからの出力をシリアルデータに変換するパラレル/シリアル変換器とアドレス付加回路とを含んでいて、入力されたセンサ出力をシリアルデータとし、通信制御集積回路100に対して割り当ててあるアドレスデータを付加して送出するように構成してある。
【0024】
次に、電磁弁30、32、34、36、40、42、44、46、48、50、52、54、60、62、64、66、68、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96および98に設けられている通信制御集積ユニット200は全て同一構成であるため、電磁弁30に設けられている通信制御集積ユニット200について、図3および図4を参照して説明する。
【0025】
通信制御集積ユニット200は集積回路構成の電磁弁駆動制御回路202を備え、電磁弁駆動制御回路202は電磁弁30に設けられている。
【0026】
電磁弁駆動制御回路202は、図4に示すように、シリアルデータSIを受けると共に送出する双方向信号制御部202−2と、双方向信号制御部202−2を通してシリアルデータSIを受信するシリアルデータ受信部202−4と、シリアルデータ受信部202−4からの出力を出力端子OUT1〜OUT4へ出力する出力データレジスタ部202−6と、入力端子IN1、IN2およびS/D※(ここでD※は負論理であることを示す)からの入力を受ける入力データレジスタ部202−8と、入力データレジスタ部202−8のデータを受けて双方向信号制御部202−2を介してシリアルデータを送信するシリアルデータ送信部202−10と、シリアルデータ受信部202−4の受信開始および受信終了を制御しかつシリアルデータ送信部202−10の送信開始および送信終了を制御する送受信制御部202−12とを備えている。
【0027】
シリアルデータ受信部202−4は、出力データレジスタ部202−6の受信データ更新指示を行う受信タイミング抽出部202−14と、受信タイミング抽出部202−14からの受信タイミング信号を受けてスタート/ストップビットを検出するスタート/ストップビット検出部202−16と、受信タイミング抽出部202−14からの受信タイミング信号を受けてパリティエラーを検出するパリティエラー検出部202−18と、スタート/ストップビット検出部202−16とパリティエラー検出部202−18との出力を受けて受信エラーを判別する受信エラー判別部202−20と、受信データをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換部202−22とを備え、受信エラー判別部202−20によって受信エラーを検出しないときに受信データを有効とする受信データ有効信号を出力データレジスタ部202−6に送出してシリアル/パラレル変換部202−22で変換されたパラレルデータを出力データレジスタ部202−6に置数するように構成されている。
【0028】
シリアルデータ送信部202−10は、入力データレジスタ部202−8の入力端に入力されたデータをシリアルデータに変換するパラレル/シリアル変換部202−26と、パラレル/シリアル変換部202−26によって変換されたシリアルデータに基づきパリティビットを生成するパリティ生成部202−28と、スタートビットとストップビットを生成するスタート/ストップビット生成部202−30と、送受信制御部202−12からの送信開始指示および送信終了指示を受けて送信タイミング信号を生成し、パラレル/シリアル変換部202−26へ送信データ更新指示と送信タイミングの指示を行い、双方向信号制御部202−2に送信指示を行う送信タイミング生成部202−24とを備えて、パラレル/シリアル変換部202−26によって変換されたシリアルデータにスタート/ストップビット生成部202−30にて生成されたスタートビットとストップビットを付加し、パリティ生成部202−28にて生成されたパリティビットを付加して双方向信号制御部202−2へ送出するように構成されている。
【0029】
電磁弁駆動制御回路202は、図3に示すように、通信制御集積回路22のチャンネルCH1から出力されるシリアルデータを受けてパラレルデータに変換して端子OUT1〜OUT4に出力し、出力端子OUT1およびOUT3の出力によって電磁弁コイル208および220の励磁、非励磁を各別に制御する。一方、電磁弁駆動制御回路202はセンサ248および250によって検出された電磁弁がオン(電磁弁開)したことを示す信号(電磁弁開信号)、オフ(電磁弁閉)したことを示す信号(電磁弁閉信号)をセンサ入力端子IN1、IN2で受けてパラレル/シリアル変換し、シリアル変換されたシリアルデータを通信制御集積回路22へ送出する。
【0030】
さらに、電磁弁駆動制御回路202は、スイッチ252を介して選択的にグランドされる入力端子S/D※の電位によって電磁弁がシングルコイル構成かダブルコイル構成かのいずれであるかを判別し、判別信号をイネーブル信号として通信制御集積回路22へ送出する。図3において電源VCCは電磁弁駆動制御回路202の電源を示し、電源VDDは電磁弁コイルのための電源を示す。
【0031】
さらに詳細には、電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT1からの出力データをインタフェースを構成する発光ダイオード204−1とフォトトランジスタ204−2、例えば、NPN構成とからなるフォトカプラ204および発光ダイオード206を介して電磁弁コイル208に印加して電磁弁コイル208を駆動し、電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT3からの出力データをインタフェースを構成する発光ダイオード216−1とフォトトランジスタ216−2とからなるフォトカプラ216および発光ダイオード218を介して電磁弁コイル220に印加して電磁弁コイル220を駆動する。
【0032】
ここで、フォトカプラ204および216を設けたのは、電磁弁駆動制御回路202の出力電圧と電磁弁コイル208および220に印加する電圧とを電気的にアイソレートするためである。フォトカプラ204および216に代わって、動作時間に余裕があればリレーであっても差し支えない。発光ダイオード206および218を接続したのは電磁弁コイル208および220に励磁指示がなされているか否かを視覚的に判別するためである。電磁弁コイル208および220に並列に接続されているダイオード210および222はスナバ動作のためのダイオードである。
【0033】
電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT2からの出力で発光ダイオード212を電流制限のための抵抗214で制限された電流によって駆動し、電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT4からの出力で発光ダイオード224を電流制限のための抵抗226で制限された電流によって駆動する。このようにしたのは、電磁弁コイル208および220が接続されていない状態においても出力端子OUT2およびOUT4の出力に基づき発光ダイオード212および224を駆動して、保守を容易にするためである。
【0034】
電磁弁がダブルコイル構成の場合には、図3に示すように、電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT1およびOUT2からの出力にて駆動されるフォトカプラ204、電磁弁コイル208および発光ダイオード206、212、抵抗214、ダイオード210が接続され、さらに、電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT3およびOUT4からの出力にて駆動されるフォトカプラ216、電磁弁コイル220および発光ダイオード218、224、抵抗226、ダイオード222が接続されていて、スイッチ252がオン状態に設定されて、入力端子S/D※がアースされる。
【0035】
電磁弁がシングルコイル構成の場合には、図3に示す電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT1およびOUT2からの出力にて駆動されるフォトカプラ204、電磁弁コイル208および発光ダイオード206、212、抵抗214、ダイオード210が接続されていて、スイッチ252がオフ状態に設定されて、入力端子S/Dがアースから浮かされていて、フォトカプラ216、発光ダイオード218および224、電磁弁コイル220、抵抗226、ダイオード222は接続されず除去されている。
【0036】
次に上記のように構成された電磁弁の駆動制御装置10の作用について説明する。
【0037】
PLC12とゲートウエイ15とはフィールドバス14を介してシリアル通信が行われ、PLC12とゲートウエイ15との間では、電磁弁の開閉制御データ、表示用発光ダイオード駆動信号、電磁弁コイル接続情報、各センサの検出情報等が通信され、ゲートウエイ15においてデータフォーマットが変換され、電磁弁制御バス20を介して通信制御集積回路22、24、26、28および100とシリアルデータによる通信が行われる。
【0038】
ゲートウエイ15から出力される送信データフォーマットは図5に示す如くであって、ビット0からビット31にて構成されている。ビット0はスタートビットを示し、ビット1〜ビット6はアドレスデータであって、それぞれアドレス20、21、22、23、24、25を示し、通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28および100のアドレスを指定し、アドレスが一致した通信制御集積回路22、24、26、28、100とのみ通信が行われる。
【0039】
送信データフォーマットのビット7は、動作モードビットであり、ゲートウエイ15からの送信データ中に出力データを含むか否かを示すビットであり、ビット7が論理Hのときには送信モードであって送信データのビット9からビット28に通信制御集積回路22、24、26、28の各チャンネルCH1〜CH4への出力データを含むことを示し、論理Lのときはビット9、ビット10にストップビットが送出されて読み込みモードであることを示す。ビット8はアドレスモードパリティビットである。
【0040】
動作モードビット(ビット7)が論理Hのときには、送信データフォーマットのビット9〜ビット13はチャンネルCH1の出力端子OUT1からの出力ビット、出力端子OUT2からの出力ビット、出力端子OUT3からの出力ビット、出力端子OUT4からの出力ビット、チャンネルCH1に対するパリティビットである。
【0041】
同様に、動作モードビット(ビット7)が論理Hのときには、送信データフォーマットのビット14〜ビット18はチャンネルCH2の出力端子OUT1からの出力ビット、出力端子OUT2からの出力ビット、出力端子OUT3からの出力ビット、出力端子OUT4からの出力ビット、チャンネルCH2に対するパリティビットである。送信データフォーマットのビット19〜ビット23はチャンネルCH3の出力端子OUT1からの出力ビット、出力端子OUT2からの出力ビット、出力端子OUT3からの出力ビット、出力端子OUT4からの出力ビット、チャンネルCH3に対するパリティビットである。送信データフォーマットのビット24〜ビット28はチャンネルCH4の出力端子OUT1からの出力ビット、出力端子OUT2からの出力ビット、出力端子OUT3からの出力ビット、出力端子OUT4からの出力ビット、チャンネルCH4に対するパリティビットである。
【0042】
送信データフォーマットのビット29は出力同期ビットであって、ビット29が論理Hのときには、電磁弁制御バス20のデータが対応するアドレスが割り当てられている通信制御集積回路22、24、26、28にセットされる。これは恰も、ビット29はラッチ回路に対するストローブパルスの如く作用をする。このデータのセットはPLC12においてパラレルでなされ、このセットされたデータがシリアルデータに変換されて、実質的に対応するチャンネルの通信制御集積ユニット200の電磁弁駆動制御回路202に送出される。
【0043】
例えば、送信データが通信制御集積回路22のアドレスを指定していて、ビット7が論理Hのときは、通信制御集積回路22は送信データを受けてそのアドレスから自己に対する通信であると判別され、ビット9からビット29のデータを受けて、ビット29の論理Hによってビット9からビット28までのデータが取り込まれる。
【0044】
取り込まれたビット9からビット29までのデータ中のビット9〜ビット12までのデータがシリアルデータに変換されてチャンネルCH1から出力される。同様に、取り込まれたビット9からビット29までのデータ中のビット14〜ビット17までのデータがシリアルデータに変換されてチャンネルCH2から出力され、ビット19〜ビット22までのデータがシリアルデータに変換されてチャンネルCH3から出力され、ビット24〜ビット27までのデータがシリアルデータに変換されてチャンネルCH4から出力される。この際、それぞれはパリティビット13、パリティビット18、パリティビット23、パリティビット28によってパリティチェックがなされることは勿論である。
【0045】
さらに詳細には、通信制御集積回路22のチャンネルCH1から出力される送信シリアルデータのフォーマットは図8Aに示す如く、ビット0はスタートビットであり、ビット1はチャンネルCH1の出力端子OUT1から出力される論理出力に対応しており、ビット2はチャンネルCH1の出力端子OUT2から出力される論理出力に対応しており、ビット3はチャンネルCH1の出力端子OUT3から出力される論理出力に対応しており、ビット4はチャンネルCH1の出力端子OUT4から出力される論理出力に対応しており、ビット5はパリティビットであり、ビット6およびビット7はストップビットである。通信制御集積回路22のチャンネルCH2、CH3、CH4から出力される送信シリアルデータのフォーマットも同様である。
【0046】
通信制御集積回路22のチャンネルCH1からの出力シリアルデータを受けた電磁弁駆動制御回路202では、入力されたシリアルデータがパラレルデータに変換されて、電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT1、OUT2、OUT3、OUT4に接続されている電磁弁コイル208、220のオンオフ制御が行われ、発光ダイオード206、212、218、224の点滅が制御される。
【0047】
したがって、出力同期ビット(ビット29)が論理Hのとき、ビット(ビット9〜ビット12)が論理Hか否かに基づいて、チャンネルCH1の出力端子OUT1〜OUT4の出力が対応する論理値に制御されて、チャンネルCH1の出力端子OUT1、OUT3に接続されている電磁弁コイル208、220が励磁、非励磁状態に制御され、チャンネルCH1の出力端子OUT1、OUT3に接続されている発光ダイオード206、218の発光が制御されて、電磁弁コイル208、220の励磁、非励磁が明示される。
【0048】
発光ダイオード212が出力端子OUT2に接続され、出力端子OUT1に出力されるデータと出力端子OUT2に出力されるデータとを同一にする(ビット9とビット10の論理値を同一にする)ことによって、電磁弁コイル208が接続されていなくても、発光ダイオード212の発光により電磁弁コイル208を駆動する信号が出力されていることが判り、保守のときに好都合である。さらに、電磁弁コイル208が接続されているが発光ダイオード206が発光せず、発光ダイオード212が発光しているときは電磁弁コイル208の断線であることが判り、保守のときに好都合である。
【0049】
発光ダイオード224が出力端子OUT4に接続され、出力端子OUT3に出力されるデータと出力端子OUT4に出力されるデータとを同一にする(ビット11とビット12の論理値を同一にする)ことによって、電磁弁コイル220が接続されていなくても、発光ダイオード224の発光により電磁弁コイル220を駆動する信号が出力されていることが判り、保守のときに好都合である。さらに、電磁弁コイル220が接続されているが発光ダイオード218が発光せず、発光ダイオード224が発光しているときは電磁弁コイル220の断線であることが判り、保守のときに好都合である。
【0050】
同様に、送信データフォーマットのビット14〜ビット17に設定されている論理値により、ビット19〜ビット22に設定されている論理値により、ビット24〜ビット27に設定されている論理値により、チャンネルCH2、CH3、CH4の出力端子OUT1〜OUT4の出力論理値が定まり、その論理値に基づいて電磁弁コイルが励磁、非励磁状態に制御され、発光ダイオード206、212、218、224の発光が制御されるのは、チャンネルCH1の場合と同様である。また、他の通信制御集積回路の場合についても同様である。
【0051】
送信データフォーマットのビット30およびビット31によって通信制御集積回路22への今回のデータの送出は終了であることが判別される。
【0052】
上記において、送信データが通信制御集積回路22のアドレスを指定している場合を例示したが、図7Aに示す如くアドレス1、アドレス2、アドレス3、アドレス4、アドレス5、…、の如く所定間隔でアドレスを異にする他の通信制御集積回路へ送信データが送信される。この送信データを受けて通信制御集積回路24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28から通信制御回路、例えば電磁弁駆動制御回路202へシリアルデータが送出される。
【0053】
電磁弁制御バス20からのシリアルデータを受けた通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28のそれぞれのチャンネルCHからシリアルデータ構成の開閉制御データが図9Aに示す如く電磁弁駆動制御回路へ順次送出される。
【0054】
シリアルデータ構成の開閉制御データを受けた電磁弁駆動制御回路、例えば電磁弁駆動制御回路202の出力によって制御が行われた結果、センサ248、250にて検出された電磁弁の開、閉を示す電磁弁の開、閉データが入力端子IN1、IN2に供給され、電磁弁のコイルがダブルコイル構成かシングルコイル構成かを示すデータが入力端子S/D※に供給される。この電磁弁の開データ、閉データおよび入力端子S/D※に供給されるデータは、電磁弁コイルの制御のための送信シリアルデータが送出されたときから所定期間内に図9Bに示す如く応答データとして通信制御集積回路へ送出される。
【0055】
電磁弁駆動制御回路202から通信制御集積回路22へ送出される応答データの応答データフォーマットは図8Bに示す如くであって、ビット0はスタートビットを示し、ビット1はチャンネルCH1の入力端子IN1に入力されたセンサ248からの出力の論理値であり、ビット2はチャンネルCH1の入力端子IN2に入力されたセンサ250からの出力の論理値であり、ビット3は入力端子S/D※に供給される論理値であり、シングルコイル構成のときは論理Hであり、ダブルコイル構成のときは論理Lである。ビット4はパリティビットを示し、ビット5およびビット6はストップビットである。
【0056】
電磁弁駆動制御回路202から通信制御集積回路22へ送出される応答データはシリアルデータに変換されて通信制御集積回路22へ送出される。これは他の電磁弁駆動制御回路202から対応する他の通信制御集積回路24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28へ送出される応答データの場合も同様である。この送出タイミングは図9Bに示す如く送信シリアルデータから所定期間遅れて送出されることになる。
【0057】
また、電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT1およびOUT3に電磁弁コイルが接続されていないときの電磁弁駆動制御回路202からの応答データは、図10Aに示す送信データに対して図10Bに示す如く論理Hの出力となる。この場合には後記の図6に示す応答データ中のイネーブル(ENABLE、図6中のビット12、17、22、27)は論理Lに設定されて、電磁弁コイルが未接続であることが示される。
【0058】
電磁弁30に設けられている電磁弁駆動制御回路202から出力されたシリアルデータ構成の応答データは通信制御集積回路22のチャンネルCH1に送出され、電磁弁32に設けられている電磁弁駆動制御回路202から出力されたシリアルデータ構成の応答データは通信制御集積回路22のチャンネルCH2に送出され、電磁弁34に設けられている電磁弁駆動制御回路202から出力されたシリアルデータ構成の応答データは通信制御集積回路22のチャンネルCH3に送出され、電磁弁36に設けられている電磁弁駆動制御回路202から出力されたシリアルデータ構成の応答データは通信制御集積回路22のチャンネルCH4に送出される。
【0059】
チャンネルCH1、CH2、CH3、CH4に供給されたシリアルデータ構成の応答データを受けた通信制御集積回路22では、該応答データをチャンネルCHごとにパラレルデータに変換し、変換されたこのパラレルデータに通信制御集積回路22に割り当てられたアドレスデータ、動作モードビット、アドレスモードパリティビット、さらに各チャンネルCHから入力されるシリアルデータに対するパリティビット、イネーブルビット、出力使用、入力使用の判別ビット、ストップビットが付加された図6に示すフォーマットのパラレル応答データが生成され、シリアルデータに変換されて、図6に示すビット0からビット31が順次電磁弁制御バス20へ送出される。ビット0からビット31の応答データが出力されるのは図7Bに示す如く、図7Aの送信データの送出よりも所定期間遅れて送出される。なお、図7Bにおいてアドレス3およびアドレス5に対応する通信制御集積回路に接続されている電磁弁駆動制御回路には電磁弁が接続されていない場合を例示している。
【0060】
さらに詳細には、通信制御集積回路から出力される応答データ(図6参照)は、ビット0はスタートビットを示し、ビット1〜6はアドレスデータ20、21、22、23、24、25の各アドレスデータを示し、ビット7は動作モードビットを示し、論理Hのときは通信制御集積回路22、24、26、28からの応答データであることを示し、論理Lのときは通信制御集積回路100からの応答データであることを示すためのビットである。ビット8はアドレスモードパリティビットを示す。
【0061】
図6において、動作モードビットが論理Hであるときは、ビット9〜ビット13はチャンネルCH1における入力端子IN1、入力端子IN2、S/D※に供給されているデータを、電磁弁が接続されているか否かのデータを、これらに対するパリティデータをそれぞれ示し、ビット14〜ビット18はチャンネルCH2における入力端子IN1、入力端子IN2、S/D※に供給されているデータを、電磁弁が接続されているか否かのデータを、これらに対するパリティデータをそれぞれ示し、ビット19〜ビット23はチャンネルCH3における入力端子IN1、入力端子IN2、S/D※に供給されているデータを、電磁弁が接続されているか否かのデータを、これらに対するパリティデータをそれぞれ示し、ビット24〜ビット28はチャンネルCH4における入力端子IN1、入力端子IN2、S/D※に供給されているデータを、電磁弁が接続されているか否かのデータを、これらに対するパリティデータをそれぞれ示し、ビット29は入力使用、出力使用の判別ビットを示し、ビット30及びビット31はストップビットを示す。
【0062】
通信制御集積回路22から出力される図6に示す応答データフォーマットの出力シリアルデータを受けたゲートウエイ15はプロトコルに基づくデータフォーマットの変換を行い、フィールドバス14を介して出力する。
【0063】
また、動作モードビット(ビット7)が論理Lのときは、ビット9〜ビット28は、通信制御集積回路100に入力されているセンサからの信号データに、図6の右欄に示す如く、4ビット毎にパリティ演算結果に基づくパリティビットが付加されて、ビット29、ビット30およびビット31が更に付加されて電磁弁制御バス20へ送出される。
【0064】
上記の如く本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法によれば、ゲートウエイ15から電磁弁制御バス20を介して送出したデータに基づき複数の電磁弁の開閉を、通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28からの信号を受ける電磁弁駆動制御回路202の出力によって制御することができる。さらに、電磁弁駆動制御回路202からの制御に基づく複数の電磁弁の開、閉の状態を示す信号が、通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28からの信号を受ける電磁弁制御バス20を介してゲートウエイ15に送出されて、このデータに基づき電磁弁の開、閉状態が管理される。
【0065】
さらに、通信制御集積回路100に入力されたセンサの出力に基づく応答データも電磁弁制御バス20を介してゲートウエイ15に送出されて、このデータに基づき通信制御集積回路100に出力するセンサの信号も管理することができる。
【0066】
上記したように電磁弁駆動制御回路202を備えた通信制御集積ユニット200を電磁弁に備えたために、図11に示すように、第1コネクタを介して連接してマニホールド55を構成し、マニホールド55を構成するマニホールドセグメント55−1、55−2、55−3、55−4、…、の第2コネクタに各別に電磁弁30、32、34、36、…、を挿着して第1コネクタと第2コネクタとを介して電磁弁30、32、34、36、…、を駆動制御する場合に、共通する電源およびグランドラインのほかに電磁弁30、32、34、36、…、を駆動制御するための配線は、電磁弁のコイルがシングルコイル構成かダブルコイル構成かにかかわらず、通信制御集積回路の1つの出力端子OUTからのシリアルデータを各電磁弁に導くための電導路Sr1、Sr2、Sr3、Sr4、…、が図11に示す如く、各電磁弁30、32、34、36、…、のそれぞれに対して1本ですむ。
【0067】
したがって、ダブルコイル構成の電磁弁をシングルコイル構成の電磁弁に取り替える必要が生じた場合にも、またこの逆の場合でも、マニホールドセグメントに挿着する電磁弁のみを取り替えることですみ、該電磁弁のスイッチ252を切り換えることによって対応することができて配線を変更する必要もなく、コネクタ部を構成する基板を変更したりする必要もなく、さらにマニホールドセグメントを取り替える必要もなく、自動組立システムの設計変更にも容易に対応することができる。
【0068】
これに対して、従来の場合は、ダブルコイル構成の電磁弁のときには図12Aに示すように、マニホールド56を構成するマニホールドセグメント56−1、56−2、56−3、56−4、…、のそれぞれに2つの電磁弁コイル駆動信号を供給する電導路の他に電源の電導路(電源コモンと表記してある)を備えて連接され、マニホールドセグメント56−1、56−2、56−3、56−4、…、のそれぞれにダブルコイル構成の電磁弁58A−1、58A−2、58A−3、58A−4、…、が各別に挿着されるように構成されている。
【0069】
さらに、従来の場合は、シングルコイル構成の電磁弁のときには図12Bに示すように、マニホールド57を構成するマニホールドセグメント57−1、57−2、57−3、57−4、…、のそれぞれに1つの電磁弁コイル駆動信号を供給する電導路の他に電源の電導路(電源コモンと表記してある)を備えて連接され、マニホールドセグメント57−1、57−2、57−3、57−4、…、のそれぞれにシングルコイル構成の電磁弁58B−1、58B−2、58B−3、58B−4、…、が各別に挿着されるように構成されている。
【0070】
したがって、図12Aの場合において一部の電磁弁をダブルコイル構成の電磁弁からシングルコイル構成の電磁弁に変更したいとき、図12Bの場合において一部の電磁弁をシングルコイル構成の電磁弁からダブルルコイル構成の電磁弁に変更したい場合には、マニホールドを構成するマニホールドセグメントを変更する必要があり、このために第1および第2のコネクタにシングルコイル構成用とダブルコイル構成用との2種類の基板を必要とする上、電磁弁の取り替えのみでなく基板の取り替えも必要になるため、容易ではない。
【0071】
次に、図13に示す本発明の実施の一形態における第1変形例の如く、通信制御集積ユニット200において、電磁弁コイル208に外部スイッチ254を介して電源VDDを印加し、電磁弁コイル220に外部スイッチ256を介して電源VDDを印加して、外部スイッチ254、256にてインタロックをとることもできる。
【0072】
また、図14に示す本発明の実施の一形態における第2変形例の如く、図3に示す電磁弁駆動制御回路202の入力端子S/D※をグランドにプルダウンすることによって、ダブルコイル構成の電磁弁専用にすることもできる。
【0073】
また、図15に示す本発明の実施の一形態における第3変形例の如く、電磁弁駆動制御回路202の出力端子OUT3、OUT4を開放し、入力端子S/D※を開放することによって、シングルコイル構成の電磁弁専用にすることもできる。
【0074】
次に、電磁弁の電源と電磁弁駆動制御回路202の電源が共通電源の場合は、図16に示す本発明の実施の一形態における第4変形例のように、通信制御集積ユニット200において、電源VDDと電源VCCとを共通とし、グランドもコイルグランドとを共通にすることができる。なお、図16は、シングルコイル構成の電磁弁専用の場合を例示している。
【0075】
また、図17に示す本発明の実施の一形態における第5変形例のように、図16に示す電磁弁駆動制御回路において、インタフェース回路を構成するフォトトランジスタ204−2の出力によってフォトカプラ205を構成する発光ダイオード205−1を駆動し、発光ダイオード205−1の発光を抵抗205−3を介して電源Vccの電圧が印加されたフォトカプラ205を構成するフォトトランジスタ205−2によって受けて、フォトトランジスタ205−2のコレクタ出力を、センサ250の出力に代わって電磁弁駆動制御回路202の入力端子IN2に供給するようにしてもよい。ここで、フォトカプラ205は電磁弁コイル208の断線か否かを検出するセンサとして作用する。
【0076】
このようにすることによって、電磁弁コイル208がフォトカプラ204を介して駆動されたときにおいて正常であれば、発光ダイオード205−1は駆動されて発光し、フォトトランジスタ205−2はオン状態に制御されて入力端子IN2を介して電磁弁駆動制御回路202に電磁弁コイル208が正常である旨の信号を送出する。したがってPLC12側で電磁弁コイル208が正常であることが判る。
【0077】
電磁弁コイル208がフォトカプラ204を介して駆動されたときにおいて断線もしくは接触不良であれば、発光ダイオード205−1は駆動されず、フォトトランジスタ205−2はオフ状態に制御されて入力端子IN2を介して電磁弁駆動制御回路202に電磁弁コイル208が断線である旨の信号を送出する。したがってPLC12側で電磁弁コイル208が断線していることが判る。
【0078】
なお、上記においてフォトトランジスタ205−2の出力を電磁弁駆動制御回路202の入力端子IN2に供給するようにした場合を示したが、電磁弁駆動制御回路202の入力端子IN2にセンサ250の出力を供給し、電磁弁駆動制御回路202に新たに入力端子IN3を設けて、入力端子IN3にフォトトランジスタ205−2の出力を供給するようにしてもよい。
【0079】
また、フォトカプラ205に代わって、抵抗を接続し、該抵抗に流れる電流に基づく電圧降下を入力端子IN2、または新たに設けた上記入力端子IN3に印加するようにしてもよい。この場合は前記抵抗が電磁弁コイル208の短絡センサとして作用する。
【0080】
このようにしたときは、前記抵抗に電磁弁コイル208の駆動電流に基づく電流が通電され、電磁弁コイル208が短絡したときにおける通電による前記抵抗の電圧降下が論理Hとなって、PLC12側で電磁弁コイル208が短絡したことが判る。
【0081】
さらに、入力端子IN4を設けて電磁弁コイルがダブルコイル構成の場合にも適用することができる。
【0082】
次に、本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用される電磁弁の縦断面図を図18に示す。
【0083】
この電磁弁は、電磁弁部300とマニホールド55と制御部302とが一体的に連結されて構成される。前記電磁弁部300には電磁弁コイル208(220)が配設され、前記電磁弁コイル208(220)は、図示しないねじ部材を介してシングルコイル構成の電磁弁コイルとダブルコイル構成の電磁弁コイルとが容易に交換自在に設けられる。
【0084】
また、電磁弁部300には、前記電磁弁コイル208(220)の励磁作用下に、略水平方向に沿って変位するスプール弁303が設けられ、前記スプール弁303の弁開状態または弁閉状態は、その一端部に装着されたマグネットリング304の磁界を検知するセンサ248、250によって検出される。
【0085】
また、電磁弁部300の下方側には、電磁弁駆動制御回路202を備える集積回路306が配設され、前記集積回路306には、リード線308を通じてセンサ248、250からの検出信号が導入される。
【0086】
次に、本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法について説明する。
【0087】
本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法が適用される電磁弁は3位置電磁弁、すなわち、一方の電磁弁コイルを励磁することにより開位置をとり、他方の電磁弁コイルを励磁することにより閉位置をとる他に、電磁弁コイルに共に通電されていないときに中間位置をとる電磁弁の場合の例である。
【0088】
本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法が適用される電磁弁の駆動制御装置のシステム構成は、図1および図2に示した本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御装置10と同一のシステム構成であって、PLC12、フィールドバス14、ゲートウエイ15、電磁弁制御バス20、通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4および28、外部のセンサ101〜116からの出力データを受ける通信制御集積回路100を備え、通信制御集積回路22、26および28から出力される電磁弁制御データにより各電磁弁30、32、34、36、40、42、44、46、48、50、52、54、60、62、64、66、68、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96および98を開、閉、中間位置に制御し、各電磁弁からの状態信号を通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4および28に送出する。そのシステム構成および作用の詳細は、電磁弁の駆動制御装置10と同一であって重複を避けるために省略する。
【0089】
本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法が適用される電磁弁の駆動制御装置においては、図3に示す通信制御集積ユニット200に代わって、後記の図19に示す通信制御集積ユニット200−1が用いられる。
【0090】
通信制御集積ユニット200−1は、通信制御集積ユニット200の場合と同様に、各電磁弁に設けられており、通信制御集積ユニット200−1には電磁弁駆動制御回路202−1を備えている。通信制御集積ユニット200−1および電磁弁駆動制御回路202−1は各電磁弁に対して全て同一構成であるため、各電磁弁30に設けられている通信制御集積ユニット200−1について図19を参照し、電磁弁駆動制御回路202−1について図20を参照して説明する。
【0091】
電磁弁駆動制御回路202−1は図20に示すように、電磁弁駆動制御回路202と同様に構成されていて、双方向信号制御部202−2と、シリアルデータ受信部202−4と、出力データレジスタ部202−6と、入力端子IN1、IN2、IN3およびS/D※からの入力を受ける入力データレジスタ部202−8Aと、入力データレジスタ部202−8Aのデータを受けて双方向信号制御部202−2を介してシリアルデータを送信するシリアルデータ送信部202−10と、シリアルデータ受信部202−4の受信開始および受信終了を制御しかつシリアルデータ送信部202−10の送信開始および送信終了を制御する送受信制御部202−12とを備えている。
【0092】
ここで、電磁弁駆動制御回路202−1は電磁弁駆動制御回路202に対して、入力データレジスタ部202−8に代わって入力端子IN3を有する入力データレジスタ部202−8Aを備えている点において異なるのみであって、その他の構成には変更はなく、入力データレジスタ部202−8Aは入力端子IN1、IN2、IN3およびS/D※からの入力を受けて、シリアルデータに変換する。
【0093】
電磁弁駆動制御回路202−1は、通信制御集積回路のチャンネルCH1から出力されるシリアルデータを受けてパラレルデータに変換して、図19に示すように、端子OUT1〜OUT4に出力し、出力端子OUT1およびOUT3の出力によって電磁弁コイル208および220の励磁、非励磁を各別に制御する。一方、電磁弁駆動制御回路202−1はデコーダ401、402、403または404にてデコーダされたセンサ248、250および/または251による電磁弁の開、閉、中間位置検出のための信号、スイッチ252を介して選択的にグランドされて電磁弁がシングルコイル構成かダブルコイル構成かのいずれであるかの判別信号を、センサ入力端子IN1、IN2、IN3および入力端子S/D※で受けてパラレル/シリアル変換し、シリアル変換されたシリアルデータを通信制御集積回路22へ送出する。
【0094】
さらに詳細には、電磁弁駆動制御回路202−1の出力端子OUT1からの出力データをインタフェースを構成する発光ダイオード204−1とフォトトランジスタ204−2とからなるフォトカプラ204および発光ダイオード206を介して電磁弁コイル208に印加して電磁弁コイル208を駆動し、電磁弁駆動制御回路202−1の出力端子OUT3からの出力データをインタフェースを構成する発光ダイオード216−1とフォトトランジスタ216−2とからなるフォトカプラ216および発光ダイオード218を介して電磁弁コイル220に印加して電磁弁コイル220を駆動する。
【0095】
ここで、フォトカプラ204および216を設けたのは、電磁弁駆動制御回路202−1の出力電圧と電磁弁コイル208および220に印加する電圧とを電気的にアイソレートするためである。フォトカプラ204および216に代わって、動作時間に余裕があればリレーであっても差し支えない。発光ダイオード206および218を接続したのは電磁弁コイル208および220に励磁指示がなされているか否かを視覚的に判別するためである。電磁弁コイル208および220に並列に接続されているダイオード210および222はスナバ動作のためのダイオードである。
【0096】
電磁弁駆動制御回路202−1の出力端子OUT2からの出力で発光ダイオード212を電流制限のための抵抗214で制限された電流によって駆動し、電磁弁駆動制御回路202−1の出力端子OUT4からの出力で発光ダイオード224を電流制限のための抵抗226で制限された電流によって駆動する。このようにしたのは、電磁弁コイル208および220が接続されていない状態においても出力端子OUT2およびOUT4の出力に基づき発光ダイオード212および224を駆動して、保守を容易にするためである。
【0097】
電磁弁がダブルコイル構成の場合には、図19に示すように、電磁弁駆動制御回路202−1の出力端子OUT1およびOUT2からの出力にて駆動されるフォトカプラ204、電磁弁コイル208および発光ダイオード206、212、抵抗214、ダイオード210が接続され、さらに、電磁弁駆動制御回路202−1の出力端子OUT3およびOUT4からの出力にて駆動されるフォトカプラ216、電磁弁コイル220および発光ダイオード218、224、抵抗226、ダイオード222が接続されていて、スイッチ252がオン状態に設定されて、入力端子S/D※がアースされる。
【0098】
電磁弁がシングルコイル構成の場合には、図19に示す電磁弁駆動制御回路202−1の出力端子OUT1およびOUT2からの出力にて駆動されるフォトカプラ204、電磁弁コイル208および発光ダイオード206、212、抵抗214、ダイオード210が接続されていて、スイッチ252がオフ状態に設定されて、入力端子S/Dがアースから浮かされていて、フォトカプラ216、発光ダイオード218および224、電磁弁コイル220、抵抗226、ダイオード222は接続されず除去されている。これらについては図3に示す電磁弁駆動制御回路202からも容易に推測されよう。
【0099】
次に上記のように構成された本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法が適用される電磁弁の駆動制御装置の作用について説明する。
【0100】
図1および図2を参照して、PLC12とゲートウエイ15とはフィールドバス14を介してシリアル通信が行われ、PLC12とゲートウエイ15との間では、電磁弁の開閉制御データ、表示用発光ダイオード駆動信号、電磁弁コイル接続情報、各センサの検出情報等が通信され、ゲートウエイ15においてデータフォーマットが変換され、電磁弁制御バス20を介して通信制御集積回路22、24、26、28および100とシリアルデータによる通信が行われる。
【0101】
ゲートウエイ15から出力される送信データフォーマットは図5に示す如くであって、ビット0からビット31にて構成されている。ビット0はスタートビットを示し、ビット1〜ビット6はアドレスデータであって、それぞれアドレス20、21、22、23、24、25を示し、通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28および100のアドレスを指定し、アドレスが一致した通信制御集積回路22、24、26、28、100とのみ通信が行われる。
【0102】
送信データフォーマットのビット7は、動作モードビットであり、ゲートウエイ15からの送信データ中に出力データを含むか否かを示すビットであり、ビット7が論理Hのときには送信モードであって送信データのビット9からビット28に通信制御集積回路22、24、26、28の各チャンネルCH1〜CH4への出力データを含むことを示し、論理Lのときはビット9、ビット10にストップビットが送出されて読み込みモードであることを示す。ビット8はアドレスモードパリティビットである。
【0103】
動作モードビット(ビット7)が論理Hのときには、送信データフォーマットのビット9〜ビット13はチャンネルCH1の出力端子OUT1からの出力ビット、出力端子OUT2からの出力ビット、出力端子OUT3からの出力ビット、出力端子OUT4からの出力ビット、チャンネルCH1に対するパリティビットである。
【0104】
同様に、動作モードピット(ピット7)が論理Hのときには、送信データフォーマットのビット14〜ビット18はチャンネルCH2の出力端子OUT1からの出力ビット、出力端子OUT2からの出力ビット、出力端子OUT3からの出力ビット、出力端子OUT4からの出力ビット、チャンネルCH2に対するパリティビットである。送信データフォーマットのビット19〜ビット23はチャンネルCH3の出力端子OUT1からの出力ビット、出力端子OUT2からの出力ビット、出力端子OUT3からの出力ビット、出力端子OUT4からの出力ビット、チャンネルCH3に対するパリティビットである。送信データフォーマットのビット24〜ビット28はチャンネルCH4の出力端子OUT1からの出力ビット、出力端子OUT2からの出力ビット、出力端子OUT3からの出力ビット、出力端子OUT4からの出力ビット、チャンネルCH4に対するパリティビットである。
【0105】
送信データフォーマットのビット29は出力同期ビットであって、ビット29が論理Hのときには、電磁弁制御バス20のデータが対応するアドレスが割り当てられている通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28にセットされる。これは恰も、ビット29はラッチ回路に対するストローブパルスの如く作用をする。このデータのセットはPLC12においてパラレルでなされ、このセットされたデータがシリアルデータに変換されて、実質的に対応するチャンネルの通信制御集積ユニット200−1の電磁弁駆動制御回路202−1に送出される。
【0106】
例えば、送信データが通信制御集積回路22のアドレスを指定していて、ビット7が論理Hのときは、通信制御集積回路22は送信データを受けてそのアドレスから自己に対する通信であると判別され、ビット9からビット29のデータで受けて、ビット29の論理Hによってビット9からビット28までのデータが取り込まれる。
【0107】
取り込まれたビット9からビット29までのデータ中のビット9〜ビット12までのデータがシリアルデータに変換されてチャンネルCH1から出力される。同様に、取り込まれたビット9からビット29までのデータ中のビット14〜ビット17までのデータがシリアルデータに変換されてチャンネルCH2から出力され、ビット19〜ビット22までのデータがシリアルデータに変換されてチャンネルCH3から出力され、ビット24〜ビット27までのデータがシリアルデータに変換されてチャンネルCH4から出力される。この際、それぞれはパリティビット13、パリティビット18、パリティビット23、パリティビット28によってパリティチェックがなされることは勿論である。
【0108】
さらに詳細には、通信制御集積回路22のチャンネルCH1から出力される送信シリアルデータのフォーマットは図8Aに示す如く、ビット0はスタートビットであり、ビット1はチャンネルCH1の出力端子OUT1から出力される論理出力に対応しており、ビット2はチャンネルCH1の出力端子OUT2から出力される論理出力に対応しており、ビット3はチャンネルCH1の出力端子OUT3から出力される論理出力に対応しており、ビット4はチャンネルCH1の出力端子OUT4から出力される論理出力に対応しており、ビット5はパリティビットであり、ビット6およびビット7はストップビットである。通信制御集積回路22のチャンネルCH2、CH3、CH4から出力される送信シリアルデータのフォーマットも同様である。
【0109】
通信制御集積回路22のチャンネルCH1からの出力シリアルデータを受けた電磁弁駆動制御回路202−1では、入力されたシリアルデータがパラレルデータに変換されて、電磁弁駆動制御回路202−1の出力端子OUT1、OUT2、OUT3、OUT4に接続されている電磁弁コイル208、220のオンオフ制御が行われ、発光ダイオード206、212、218、224の点滅が制御される。
【0110】
したがって、出力同期ビット(ビット29)が論理Hのとき、ビット(ビット9〜ビット12)が論理Hか否かに基づいて、チャンネルCH1の出力端子OUT1〜OUT4の出力が対応する論理値に制御されて、チャンネルCH1の出力端子OUT1、OUT3に接続されている電磁弁コイル208、220が励磁、非励磁状態に制御され、チャンネルCH1の出力端子OUT1、OUT3に接続されている発光ダイオード206、218の発光が制御されて、電磁弁コイル208、220の励磁、非励磁が明示される。
【0111】
発光ダイオード212が出力端子OUT2に接続され、出力端子OUT1に出力されるデータと出力端子OUT2に出力されるデータとを同一にする(ビット9とビット10の論理値を同一にする)ことによって、電磁弁コイル208が接続されていなくても、発光ダイオード212の発光により電磁弁コイル208を駆動する信号が出力されていることが判り、保守のときに好都合である。さらに、電磁弁コイル208が接続されているが発光ダイオード206が発光せず、発光ダイオード212が発光しているときは電磁弁コイル208の断線であることが判り、保守のときに好都合である。
【0112】
発光ダイオード224が出力端子OUT4に接続され、出力端子OUT3に出力されるデータと出力端子OUT4に出力されるデータとを同一にする(ビット11とビット12の論理値を同一にする)ことによって、電磁弁コイル220が接続されていなくても、発光ダイオード224の発光により電磁弁コイル220を駆動する信号が出力されていることが判り、保守のときに好都合である。さらに、電磁弁コイル220が接続されているが発光ダイオード218が発光せず、発光ダイオード224が発光しているときは電磁弁コイル220の断線であることが判り、保守のときに好都合である。
【0113】
同様に、送信データフォーマットのビット14〜ビット17に設定されている論理値により、ビット19〜ビット22に設定されている論理値により、ビット24〜ビット27に設定されている論理値により、チャンネルCH2、CH3、CH4の出力端子OUT1〜OUT4の出力論理値が定まり、その論理値に基づいて電磁弁コイルが励磁、非励磁状態に制御され、発光ダイオード206、212、218、224の発光が制御されるのは、チャンネルCH1の場合と同様である。また、他の通信制御集積回路の場合についても同様である。
【0114】
送信データフォーマットのビット30およびビット31によって通信制御集積回路22への今回のデータの送出は終了であることが判別される。
【0115】
上記において、送信データが通信制御集積回路22のアドレスを指定している場合を例示したが、図7Aに示す如くアドレス1、アドレス2、アドレス3、アドレス4、アドレス5、…、の如く所定間隔でアドレスを異にする他の通信制御集積回路へ送信データが送信される。この送信データを受けて通信制御集積回路24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28から通信制御回路、例えば電磁弁駆動制御回路202−1へシリアルデータが送出される。
【0116】
電磁弁制御バス20からのシリアルデータを受けた通信制御集積回路22、24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28のそれぞれのチャンネルCHからシリアルデータ構成の開閉制御データが図9Aに示す如く電磁弁駆動制御回路へ順次送出される。
【0117】
シリアルデータ構成の開閉制御データを受けた電磁弁駆動制御回路、例えば電磁弁駆動制御回路202−1の出力によって制御が行われた結果、センサ248、250、251にて検出された電磁弁の開、閉、中間位置を示すためのデータがデコーダ401、402、403または404を介して入力端子IN1、IN2、IN3、IN4、IN5に供給され、電磁弁のコイルがダブルコイル構成かシングルコイル構成かを示すデータが入力端子S/D※に供給される。この電磁弁の開、閉、中間位置を示すためのデータおよび入力端子S/D※に供給されるデータは、電磁弁コイルの制御のための送信シリアルデータが送出されたときから所定期間内に図9Bに示す如く応答データとして通信制御集積回路へ送出される。
【0118】
電磁弁駆動制御回路202−1から通信制御集積回路22へ送出される応答データの応答データフォーマットは図8Bに代わって入力端子IN3のデータが存在するために図22に示す如くであって、ビット0はスタートビットを示し、ビット1はチャンネルCH1の入力端子IN1に入力されたセンサ248からの出力の論理値であり、ビット2はチャンネルCH1の入力端子IN2に入力されたセンサ250からの出力の論理値であり、ビット3はチャンネルCH1の入力端子IN3に入力されたセンサ251からの出力の論理値であり、ビット4は入力端子S/D※に供給される論理値であり、シングルコイル構成のときは論理Hであり、ダブルコイル構成のときは論理Lである。ビット5はパリティビットを示し、ビット6およびビット7はストップビットである。
【0119】
電磁弁駆動制御回路202−1から通信制御集積回路22へ送出される応答データはシリアルデータに変換されて通信制御集積回路22へ送出される。これは他の電磁弁駆動制御回路202−1から対応する他の通信制御集積回路24−1、24−2、26−1、26−2、26−3、26−4、28へ送出される応答データの場合も同様である。この送出タイミングは図9Bに示す如く送信シリアルデータから所定期間遅れて送出されることになる。
【0120】
また、電磁弁駆動制御回路202−1の出力端子OUT1およびOUT3に電磁弁コイルが接続されていないときの電磁弁駆動制御回路202からの応答データは、図10Aに示す送信データに対して図10Bに示す如く論理Hの出力となる。この場合には後記の図21に示す応答データ中のイネーブル(ENABLE、図21におけるビット13、19、25、31)は論理Lに設定されて、電磁弁コイルが未接続であることが示される。
【0121】
電磁弁30に設けられている電磁弁駆動制御回路202−1から出力されたシリアルデータ構成の応答データは通信制御集積回路22のチャンネルCH1に送出され、電磁弁32に設けられている電磁弁駆動制御回路202−1から出力されたシリアルデータ構成の応答データは通信制御集積回路22のチャンネルCH2に送出され、電磁弁34に設けられている電磁弁駆動制御回路202−1から出力されたシリアルデータ構成の応答データは通信制御集積回路22のチャンネルCH3に送出され、電磁弁36に設けられている電磁弁駆動制御回路202−1から出力されたシリアルデータ構成の応答データは通信制御集積回路22のチャンネルCH4に送出される。
【0122】
チャンネルCH1、CH2、CH3、CH4に供給されたシリアルデータ構成の応答データを受けた通信制御集積回路22では、該応答データをチャンネルCHごとにパラレルデータに変換し、変換されたこのパラレルデータに通信制御集積回路22に割り当てられたアドレスデータ、動作モードビット、アドレスモードパリティビット、さらに各チャンネルCHから入力されるシリアルデータに対するパリティビット、イネーブルビット、出力使用、入力使用の判別ビット、ストップビットが付加された図21に示すフォーマットのパラレル応答データが生成され、シリアルデータに変換されて、図21に示すビット0からビット35が順次電磁弁制御バス20へ送出される。ビット0からビット35の応答データが出力されるのは図7Bに示す如く、図7Aの送信データの送出よりも所定期間遅れて送出される。なお、図7Bにおいてアドレス3およびアドレス5に対応する通信制御集積回路に接続されている電磁弁駆動制御回路には電磁弁が接続されていない場合を例示している。
【0123】
さらに詳細には、通信制御集積回路から出力される応答データ(図21参照)は、ビット0はスタートビットを示し、ビット1〜6はアドレスデータ20、21、22、23、24、25の各アドレスデータを示し、ビット7は動作モードビットを示し、論理Hのときは通信制御集積回路22、24、26、28からの応答データであることを示し、論理Lのときは通信制御集積回路100からの応答データであることを示すためのビットである。ビット8はアドレスモードパリティビットを示す。
【0124】
図21において、動作モードビットが論理Hであるときは、ビット9〜ビット14はチャンネルCH1における入力端子IN1、入力端子IN2、入力端子IN3、S/D※に供給されているデータを、電磁弁が接続されているか否かのデータを、これらに対するパリティデータをそれぞれ示し、ビット15〜ビット20はチャンネルCH2における入力端子IN1、入力端子IN2、入力端子IN3、S/D※に供給されているデータを、電磁弁が接続されているか否かのデータを、これらに対するパリティデータをそれぞれ示し、ビット21〜ビット26はチャンネルCH3における入力端子IN1、入力端子IN2、入力端子IN3、S/D※に供給されているデータを、電磁弁が接続されているか否かのデータを、これらに対するパリティデータをそれぞれ示し、ビット27〜ビット32はチャンネルCH4における入力端子IN1、入力端子IN2、入力端子IN3、S/D※に供給されているデータを、電磁弁が接続されているか否かのデータを、これらに対するパリティデータをそれぞれ示し、ビット33は入力使用、出力使用の判別ビットを示し、ビット34およびビット35はストップビットを示す。
【0125】
次に、センサ248、250、251の出力と電磁弁の開、閉、中間位置との関係について、図23A、図23B、図23C、図24Aおよび図24Bにより説明する。
【0126】
電磁弁のスプール弁303にマグネットリング304が設けられており、図23Aにおいてスプール弁303の水平方向の移動により、センサ248、251、250が順次感応して出力を発生する。図23Aにおいて左をポジション1(例えば電磁弁開)、中央をポジション2(例えば電磁弁中間位置)、右をポジション3(例えば電磁弁閉)とする。
【0127】
電磁弁のスプール弁303のマグネットリング304がポジション1に位置しているときは、センサ248が高電位出力を発生し、センサ250およびセンサ251が低電位出力を発生し、電磁弁のスプール弁303のマグネットリング304がポジション2に位置しているときは、センサ248およびセンサ250が低電位出力を発生し、センサ251が高電位出力を発生し、電磁弁のスプール弁303の磁石がポジション3に位置しているときは、センサ248およびセンサ251が低電位出力を発生し、センサ250が高電位出力を発生する。この状態を図23Bに示す。図23Bにおいて、(a)はセンサ248の出力を示し、(b)はセンサ250の出力を示し、(c)はセンサ251の出力を示す。
【0128】
したがって、図24Aに示すように、センサ248の出力(a)、センサ250の出力(b)およびセンサ251の出力(c)を入力とするナンドゲート311、312、313からなるデコーダ401を設けて、センサ248、250、251の出力に代わってナンドゲート311、312、313の各出力を電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子IN1、IN2、IN3に供給して、電磁弁の開、中間位置、閉のそれぞれの信号とすることができる。また、これに代わって、センサ248、250、251の出力を電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子IN1、IN2、IN3に供給し、入力端子IN1、IN2、IN3からの出力を電磁弁駆動制御回路202−1内にデコーダ411を設けて、デコーダ411によりデコードしてもよい。前者の場合には独立したデコーダが外付きで必要となるが、後者の場合は電磁弁駆動制御回路202−1内においてデコードされるために外付きのデコーダは不要となる。
【0129】
電磁弁のスプール弁303のマグネットリング304がセンサ248、250、251の隣接するセンサとの中間位置に移動するまで、センサ248、250、251が高電位出力を継続して発生するセンサで構成されているときには、図23Aに示す電磁弁のスプール弁303のマグネットリング304の移動に対して、センサ248、250、251の出力は図23Cに示すごとくになって、センサ248、250、251の出力によりポジション1、2、3の他にポジション1と2との切り替わり位置およびポジション2と3との切り替わり位置を検出することができる。この状態を図23Cに示す。図23Cにおいて、(a)はセンサ248の出力を示し、(b)はセンサ250の出力を示し、(c)はセンサ251の出力を示す。
【0130】
したがってこの場合は、図24Bに示すように、センサ248の出力(a)、センサ250の出力(b)およびセンサ251の出力(c)を入力とするナンドゲート315〜319で構成したデコーダ402を設けて、センサ248、250、251の出力に代わってナンドゲート315〜319の各出力を電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子IN1、IN2、IN3、さらに新たに設けた電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子IN4、IN5に供給して、電磁弁の開、開と中間位置との切り替わり位置、中間位置、中間位置と閉との切り替わり位置、閉のそれぞれの信号とすることができる。
【0131】
また、ナンドゲート315〜319で構成したデコーダ402に代わって、センサ248、250、251の出力を電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子IN1、IN2、IN3に供給し、入力端子IN1、IN2、IN3からの出力をナンドゲート315〜319で構成したデコーダに代わって電磁弁駆動制御回路202−1内にデコーダ411に代わるデコーダ412を設けて、デコーダ412によりデコードしてもよい。前者の場合には新たに2つの入力端子IN4、IN5の他に独立したデコーダが外付きで必要となり、後者の場合は電磁弁駆動制御回路202−1内においてデコードされるために前記新たな2つの入力端子IN4、IN5の他に外付きのデコーダは不要となる。
【0132】
次に、2つのセンサ248、250の出力によって電磁弁の開、閉、中間位置を検出することもできる。この場合の例を図25A、図25B、図25C、図26Aおよび図26Bにより説明する。
【0133】
電磁弁のスプール弁303にマグネットリング304が設けられており、図25Aにおいてスプールの水平方向の移動により、センサ248、250が順次感応して出力を発生する。図25Aにおいて左をポジション1(例えば電磁弁の開)、中央をポジション2(例えば電磁弁の中間位置)、右をポジション3(例えば電磁弁の閉)とする。
【0134】
電磁弁のスプール弁303のマグネットリング304がポジション1に位置しているときは、センサ248が高電位出力を発生し、センサ250が低電位出力を発生し、電磁弁のスプール弁303のマグネットリング304がポジション2に位置しているときは、センサ248およびセンサ250が共に低電位出力を発生し、電磁弁のスプール弁303のマグネットリング304がポジション3に位置しているときは、センサ248が低電位出力を発生し、センサ250が高電位出力を発生する。この状態を図25B示す。図25Bにおいて、(a)はセンサ248の出力を示し、(b)はセンサ250の出力を示す。
【0135】
したがって、図26Aに示すように、センサ248の出力(a)とセンサ250の出力(b)とを入力とするナンドゲート331、332、333からなるデコーダ403を設けて、センサ248、250の出力に代わってナンドゲート331、332、333の各出力を電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子IN1、IN2、IN3に供給して、電磁弁の開、中間位置、閉のそれぞれの信号とすることができる。また、これに代わって、センサ248、250の出力を電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子IN1、IN2に供給し、入力端子IN1、IN2からの出力を電磁弁駆動制御回路202−1内にデコーダ411(412)に代る2入力のデコーダ413を設けて、該デコーダ413によりデコードしてもよい。前者の場合には独立したデコーダが外付きで必要となり、後者の場合は電磁弁駆動制御回路202−1内においてデコードされるために外付きのデコーダおよび入力端子IN3を設ける必要もなくなる。
【0136】
電磁弁のスプール弁303のマグネットリング304がセンサ248、250の中間位置に移動するまで、センサ248、250が高電位出力を継続して発生するセンサで構成されているときには、図25Aに示す電磁弁のスプール弁303のマグネットリング304の移動に対して、センサ248、250の出力は図25Cに示すごとくになって、センサ248、250の出力によりポジション1、2、3の位置を検出することができる。この状態を図25Cに示す。図25Cにおいて、(a)はセンサ248の出力を示し、(b)はセンサ250の出力を示す。
【0137】
この場合は、図26Bに示すように、センサ248の出力(a)とセンサ250の出力(b)とを入力とするナンドゲート335〜337で構成したデコーダ404を設けて、センサ248、250の出力に代わってナンドゲート335〜337の各出力を電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子IN1、IN2、IN3に供給して、電磁弁の開、中間位置と開のそれぞれの信号とすることができる。
【0138】
また、ナンドゲート335〜337で構成したデコーダ404に代わって、センサ248、250の出力を電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子IN1、IN2に供給し、ナンドゲート315〜319で構成したデコーダ402に代わって、入力端子IN1、IN2からの出力を電磁弁駆動制御回路202−1内にデコーダ413に代る2入力のデコーダ414を設けて、該デコーダ414によりデコードしてもよい。前者の場合には独立したデコーダが外付きで必要となるが、後者の場合は電磁弁駆動制御回路202−1内においてデコードされるために外付きのデコーダおよび入力端子IN3は不要となる。
【0139】
上記の如く電磁弁駆動制御回路202−1からの出力に基づいて、通信制御集積回路22から出力される図21に示す応答データフォーマットの出力シリアルデータを受けたゲートウエイ15はプロトコルに基づくデータフォーマットの変換を行い、フィールドバス14を介して出力する。
【0140】
また、動作モードビット(ビット7)が論理Lのときは(図21参照)、ビット9〜ビット28は、通信制御集積回路100に入力されているセンサからの信号データに、図21の右欄に示す如く、4ビット毎にパリティ演算結果に基づくパリティビットが付加されて、ビット29、ビット30およびビット31が更に付加されて電磁弁制御バス20へ送出される。これは図6の右欄に示した本発明の実施の一形態の場合と同様である。
【0141】
上記の如く本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法によれば、ゲートウエイ15から電磁弁制御バス20を介して送出したデータに基づき複数の電磁弁の開、閉、中間位置を、通信制御集積回路22、24、26、28およびこれらの信号を受ける電磁弁駆動制御回路202−1の出力によって制御することができる。さらに、通信制御集積回路22、24、26、28およびこれらの信号を受ける電磁弁駆動制御回路202−1からの制御に基づく複数の電磁弁の開、閉、中間位置の状態を示す信号が、電磁弁制御バス20を介してゲートウエイ15に送出されて、このデータに基づき電磁弁の開、閉、中間位置にあることの状態が管理される。
【0142】
さらに、通信制御集積回路100に入力されたセンサの出力に基づく応答データも電磁弁制御バス20を介してゲートウエイ15に送出されて、このデータに基づき通信制御集積回路100に出力するセンサの信号も管理することができる。
【0143】
上記したように電磁弁駆動制御回路202−1を備えた通信制御集積ユニット200−1を電磁弁に備えたために、本発明の実施の一形態の場合において図11に示した場合と同様に、第1コネクタを介して連接してマニホールド55を構成し、マニホールド55を構成するマニホールドセグメント55−1、55−2、55−3、55−4、…、の第2コネクタに各別に電磁弁30、32、34、36、…、を挿着して第1コネクタと第2コネクタとを介して電磁弁30、32、34、36、…、を駆動制御する場合に、共通する電源およびグランドラインのほかに電磁弁30、32、34、36、…、を駆動制御するための配線は、電磁弁のコイルがシングルコイル構成かダブルコイル構成かにかかわらず、通信制御集積回路の1つの出力端子OUTからのシリアルデータを各電磁弁に導くための電導路Sr1、Sr2、Sr3、Sr4、…、各電磁弁30、32、34、36、…、のそれぞれに対して1本ですむ。
【0144】
したがって、ダブルコイル構成の電磁弁をシングルコイル構成の電磁弁に取り替える必要が生じた場合にも、またこの逆の場合でも、マニホールドセグメントに挿着する電磁弁のみを取り替えることですみ、該電磁弁のスイッチ252を切り換えることによって対応することができて配線を変更する必要もなく、コネクタ部を構成する基板を変更したりする必要もなく、さらにマニホールドセグメントを取り替える必要もなく、自動組立システムの設計変更にも容易に対応することができる。
【0145】
したがって、図12Aおよび図12Bに示す従来の場合に対して、本発明の実施の他の形態にかかる場合も、本発明の実施の一形態の場合と同様にシングルコイル構成用とダブルコイル構成用との2種類の基板を必要とせず、電磁弁の取り替えのみでなく基板の取り替えも不要となる。
【0146】
次に本発明の実施の一形態に対する第1変形例に対応して、図27に示す如く、通信制御集積ユニット200−1において、電磁弁コイル208に外部スイッチ254を介して電源VDDを印加し、電磁弁コイル220に外部スイッチ256を介して電源VDDを印加して、外部スイッチ254、256にてインタロックをとることもできる。
【0147】
また本発明の実施の一形態に対する第2変形例に対応して、図28に示す如く、図19に示す電磁弁駆動制御回路202−1の入力端子S/D※をグランドにプルダウンすることによって、ダブルコイル構成の電磁弁専用にすることができる。
【0148】
次に、電磁弁の電源と電磁弁駆動制御回路202−1の電源が共通電源の場合は、本発明の実施の一形態に対する第4変形例に対応して、図29に示すように、通信制御集積ユニット200−1において、電源VDDと電源VCCとを共通とし、グランドとコイルグランドとを共通にすることができる。
【0149】
また本発明の実施の一形態に対する第5変形例に対応して、図30に示すように、図29に示す電磁弁駆動制御回路において、インタフェース回路を構成するフォトトランジスタ204−2の出力によってフォトカプラ205を構成する発光ダイオード205−1を駆動し、発光ダイオード205−1の発光を、抵抗205−3を介して電源Vccの電圧が印加されたフォトカプラ205を構成するフォトトランジスタ205−2によって受けて、フォトトランジスタ205−2のコレクタ出力を、電磁弁駆動制御回路202−1に新たに設けた入力端子IN6に供給するようにしてもよい。ここで、フォトカプラ205は電磁弁コイル208の断線か否かを検出するセンサとして作用する。
【0150】
またインタフェース回路を構成するフォトトランジスタ216−2の出力によってフォトカプラ207を構成する発光ダイオード207−1を駆動し、発光ダイオード207−1の発光を、抵抗207−3を介して電源Vccの電圧が印加されたフォトカプラ207を構成するフォトトランジスタ207−2によって受けて、フォトトランジスタ207−2のコレクタ出力を電磁弁駆動制御回路202−1に新たに設けた入力端子IN7に供給するようにしてもよい。ここでフォトカプラ207は電磁弁コイル220の断線か否かを検出するセンサとして作用する。
【0151】
このようにすることによって、電磁弁コイル208がフォトカプラ204を介して駆動されたときにおいて正常であれば、発光ダイオード205−1は駆動されて発光し、フォトトランジスタ205−2はオン状態に制御されて入力端子IN6を介して電磁弁駆動制御回路202−1に電磁弁コイル208が正常である旨の信号を送出する。したがってPLC12側で電磁弁コイル208が正常であることが判る。
【0152】
電磁弁コイル208がフォトカプラ204を介して駆動されたときにおいて断線もしくは接触不良であれば、発光ダイオード205−1は駆動されず、フォトトランジスタ205−2はオフ状態に制御されて入力端子IN6を介して電磁弁駆動制御回路202−1に電磁弁コイル208が断線である旨の信号を送出する。したがってPLC12側で電磁弁コイル208が断線していることが判る。
【0153】
同様に、電磁弁コイル220がフォトカプラ216を介して駆動されたときにおいて正常であれば、発光ダイオード207−1は駆動されて発光し、フォトトランジスタ207−2はオン状態に制御されて入力端子IN7を介して電磁弁駆動制御回路202−1に電磁弁コイル220が正常である旨の信号を送出する。したがってPLC12側で電磁弁コイル220が正常であることが判る。
【0154】
電磁弁コイル220がフォトカプラ216を介して駆動されたときにおいて断線もしくは接触不良であれば、発光ダイオード207−1は駆動されず、フォトトランジスタ207−2はオフ状態に制御されて入力端子IN7を介して電磁弁駆動制御回路202−1に電磁弁コイル220が断線である旨の信号を送出する。したがってPLC12側で電磁弁コイル220が断線していることが判る。
【0155】
また、フォトカプラ205および207に代わって、抵抗を接続し、該抵抗に流れる電流に基づく電圧降下を入力端子IN6およびIN7に各別に印加するようにしてもよい。この場合は前記抵抗がそれぞれ電磁弁コイル208、220の短絡センサとして作用する。
【0156】
このようにしたときは、前記抵抗に電磁弁コイル208、220の駆動電流に基づく電流が通電され、電磁弁コイル208、220が短絡したときにおける通電による前記抵抗の電圧降下が論理Hとなって、PLC12側で電磁弁コイル208、220が短絡したことが判る。
【0157】
次に、本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用される電磁弁の縦断面図を図31に示す。
【0158】
この電磁弁は、電磁弁部300とマニホールド55と制御部302とが一体的に連結されて構成される。前記電磁弁部300には電磁弁コイル208(220)が配設され、前記電磁弁コイル208(220)は、図示しないねじ部材を介してシングルコイル構成の電磁弁コイルとダブルコイル構成の電磁弁コイルとが容易に交換自在に設けられる。
【0159】
また、電磁弁部300には、前記電磁弁コイル208(220)の励磁作用下に、略水平方向に沿って変位するスプール弁303が設けられ、前記スプール弁303の弁開状態、中間位置状態、または弁閉状態は、その一端部に装着されたマグネットリング304の磁界を検知するセンサ248、251、250によって検出される。
【0160】
また、電磁弁部300の下方側には、電磁弁駆動制御回路202−1を備える集積回路306が配設され、前記集積回路306には、リード線308を通じてセンサ248、250、251からの検出信号が導入される。
【0161】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にかかる電磁弁の駆動制御方法によれば、電磁弁の駆動と開閉状態の管理が一元的に行え、システム変更に対して容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法の一例を示すシステム構成図である。
【図3】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用される電磁弁駆動制御回路の説明図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用される電磁弁駆動制御回路のブロック図である。
【図5】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法におけるシリアルデータ構成の送信データフォーマットの説明図である。
【図6】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法におけるシリアルデータ構成の応答データフォーマットの説明図である。
【図7】図7Aは、本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法における送信データのタイミング説明図であり、図7Bは本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法における応答データとのタイミング説明図である。
【図8】図8Aは、本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法における電磁弁駆動制御回路への送信データのフォーマットであり、図8Bは本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法における電磁弁駆動制御回路からの応答データとのフォーマットの説明図である。
【図9】図9Aは、本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法における電磁弁駆動制御回路への送信データのタイミング説明図であり、図9Bは、本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法における電磁弁駆動制御回路からの応答データとのタイミング説明図である。
【図10】図10Aは、本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法における電磁弁駆動制御回路への送信データのタイミング説明図であり、図10Bは、本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法における電磁弁駆動制御回路からの応答データとのタイミング説明図である。
【図11】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法によるときのマニホールド構成の説明図である。
【図12】図12Aは、従来の電磁弁の駆動制御方法によるときのマニホールド構成の説明図であって、電磁弁がダブルコイル構成の場合を示し、図12Bは従来の電磁弁の駆動制御方法によるときのマニホールド構成の説明図であって、電磁弁がシングルコイル構成の場合を示す。
【図13】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁コイルの駆動に外部インタロックを取った場合の説明図である。
【図14】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法において、ダブルコイル構成の電磁弁専用とした場合の説明図である。
【図15】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法において、シングルコイル構成の電磁弁専用とした場合の説明図である。
【図16】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法において、シングルコイル構成の電磁弁専用とし、かつ電磁弁駆動制御回路と電磁弁コイルの電源を共通とした場合の説明図である。
【図17】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法において、シングルコイル構成の電磁弁専用とし、電磁弁駆動制御回路と電磁弁コイルの電源を共通とし、かつ電磁弁コイル断線を検出するようにした場合の説明図である。
【図18】本発明の実施の一形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用される電磁弁の縦断面図である。
【図19】本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用される電磁弁駆動制御回路の説明図である。
【図20】本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用される電磁弁駆動制御回路のブロック図である。
【図21】本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法におけるシリアルデータ構成の応答データフォーマットの説明図である。
【図22】図22は、本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁駆動制御回路からの応答データとのフォーマットの説明図である。
【図23】図23Aは、本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用されるマグネットリングとセンサとの相対位置を示す模式図であり、図23Bは図23Aに対応するセンサからの出力を示す波形図であり、図23Cは図23Aに対応するセンサから出力される他の出力は波形図である。
【図24】図24Aは、図23Bに対応するセンサからの出力を受けるデコーダのブロック図であり、図24Bは図25Cに対応するセンサからの出力を受けるデコーダのブロック図である。
【図25】図25Aは、本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用されるマグネットリングと他のセンサとの相対位置を示す模式図であり、図25Bは図25Aに対応するセンサからの出力を示す波形図であり、図25Cは図25Aに対応するセンサの他の出力を示す波形図である。
【図26】図26Aは、図25Bに対応するセンサからの出力を受けるデコーダのブッロク図であり、図26Bは図25Cに対応するセンサからの出力を受けるデコーダのブッロク図である。
【図27】本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁コイルの駆動に外部インターロックを取った場合の説明図である。
【図28】本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法において、ダブルコイル構成の電磁弁専用とした場合の説明図である。
【図29】本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁駆動制御回路と電磁弁コイルの電源を共通とした場合の説明図である。
【図30】本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁駆動制御回路と電磁弁コイルの電源を共通とし、かつ電磁弁コイル断線を検出するようにした場合の説明図である。
【図31】本発明の実施の他の形態にかかる電磁弁の駆動制御方法に使用される電磁弁の縦断面図である。
【符号の説明】
10…駆動制御装置
12…プログラマブルロジックコントローラ
14…フィールドバス 15…ゲートウエイ
16…CPU 18…シリアル通信集積回路
20…電磁弁制御バス
22、24、24−1、24−2、26、26−1、26−2、26−3、26−4、28…通信制御集積回路
30、32、34、36、40、42、44、46、48、50、52、54、60、62、64、66、68、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98…電磁弁
200、200−1…通信制御集積ユニット
202、202−1…電磁弁駆動制御回路
204、205、216…フォトカプラ
206、212、218、224…発光ダイオード
208、220…電磁弁コイル 248、250、251…センサ
252…スイッチ
Claims (11)
- 電磁弁を構成する電磁弁コイルそれぞれに2ビットを対応させたシリアルデータ構成の電磁弁開閉制御データを電磁弁制御バスから受けてパラレルデータに変換し、変換されたパラレルデータ中の各電磁弁コイルに対応する2ビット中の一方の1ビットのデータに基づいて対応する電磁弁コイルを駆動し、他方の1ビットに基づいて第1の発光ダイオードを駆動し、電磁弁の開、閉の少なくともいずれか一方を検出するセンサからの出力と電磁弁コイルがシングルコイル構成かダブルコイル構成かを示す信号とを入力して該入力データをパラレル/シリアル変換してシリアルデータ構成で前記電磁弁制御バスに送出する電磁弁駆動制御回路を電磁弁に設けたことを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 電磁弁を構成する電磁弁コイルそれぞれに2ビットを対応させたシリアルデータ構成の電磁弁開閉制御データを電磁弁制御バスから受けてパラレルデータに変換し、変換されたパラレルデータ中の各電磁弁コイルに対応する2ビット中の一方の1ビットのデータに基づいて対応する電磁弁コイルを駆動し、他方の1ビットに基づいて第1の発光ダイオードを駆動し、電磁弁の開、閉および中間位置をそれぞれ検出するための複数のセンサからの出力と電磁弁コイルがシングルコイル構成かダブルコイル構成かを示す信号とを入力して該入力データをパラレル/シリアル変換してシリアルデータ構成で前記電磁弁制御バスに送出する電磁弁駆動制御回路を電磁弁に設けたことを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 請求項1または2記載の電磁弁の駆動制御方法において、インタフェース回路としてのフォトカプラを介して電磁弁コイルの駆動を行うことを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 請求項1または2記載の電磁弁の駆動制御方法において、第2の発光ダイオードを介して電磁弁コイルの駆動を行うことを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 請求項1または2記載の電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁開閉制御データおよび入力データにパリティビットを含むことを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 請求項1または2記載の電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁コイルに直列に接続されて電磁弁コイルを駆動する第1のフォトカプラを設けると共に、第1のフォトカプラを構成するフォトトランジスタの出力によって駆動される第2のフォトカプラを設け、第2のフォトカプラの出力をセンサ出力とすることを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 請求項1または2記載の電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁コイルをインターロックのためのスイッチを介して電源に接続することを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 請求項2記載の電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁のスプール弁にマグネットリングを設け、電磁弁開位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第1のセンサと、電磁弁中間位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第2のセンサと、電磁弁閉位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第3のセンサとを設けて、第1乃至第3のセンサからの出力をデコーダによってデコードし、デコーダ出力を、電磁弁の開、閉および中間位置をそれぞれ検出するための複数のセンサ出力とすることを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 請求項2記載の電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁のスプール弁にマグネットリングを設け、電磁弁開位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第1のセンサと、電磁弁中間位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第2のセンサと、電磁弁閉位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第3のセンサとを設けて、第1乃至第3のセンサからの出力をデコードするデコーダを電磁弁駆動制御回路に設けて、デコーダによって電磁弁の開、閉、中間位置を検出することを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 請求項2記載の電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁のスプール弁にマグネットリングを設け、電磁弁開位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第4のセンサと、電磁弁閉位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第5のセンサとを設けて、第4および第5のセンサからの出力をデコードして電磁弁の開、中間、閉位置に対応する送出をデコーダを設けて、デコーダ出力を、電磁弁の開、閉および中間位置をそれぞれ検出するための複数のセンサ出力とすることを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
- 請求項2記載の電磁弁の駆動制御方法において、電磁弁のスプール弁にマグネットリングを設け、電磁弁開位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第4のセンサと、電磁弁閉位置におけるマグネットリングに対向してオン出力を発生する第5のセンサとを設けて、第4および第5のセンサからの出力をデコードして電磁弁の開、中間、閉位置を検出するデコーダを電磁弁駆動制御回路内に設けて、デコーダによって電磁弁の開、閉、中間位置を検出することを特徴とする電磁弁の駆動制御方法。
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