JP3773962B2 - パチンコ機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はパチンコ遊技の進行に応じて所定の識別情報を表示するとともに、所定の効果音が発生されるパチンコ機の制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機は多種多彩な構成部材からなり、これらを、マイクロプロセッサ(以下、MPU)で制御することで、きわめて変化に富んだ内容のパチンコ遊技を容易に提供できるようになっている。
【0003】
上記構成部材は、発射球、ファウル球および各種入賞球を初めとするパチンコ球のセンサ、ランプおよびLEDを包含する各種表示部材、いわゆる役物の駆動源(ソレノイドおよびモータなど)を主構成としている。
【0004】
そしてMPUは、メモリに格納された制御プログラムを順次実行することで、パチンコ機の全体を制御、すなわちパチンコ機の各構成部材を動作させてパチンコ遊技を進行させるのである。
【0005】
上述した各種表示部材のうち、所定の画像情報がパチンコ遊技の進行に応じて表示される表示器を遊技盤に設けたパチンコ機では、少なくとも、この表示器に表示される画像情報の種別に応じて所定の効果音が発生されるので、遊技者の視覚と聴覚とを通して遊技変化が遊技者に付与される。
【0006】
ところでパチンコ機の全体を制御するための制御プログラムはROMなどを媒体とするメモリに書き込まれ、そのメモリ容量には予め上限が定められている。このことからパチンコ機の制御のために、いかに少ない容量の制御プログラムで変化に富んだパチンコ遊技を提供するかが設計者の技術課題になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
これに対してパチンコ機は、より高度な遊技内容が望まれ、視覚および聴覚を通して斬新な遊技変化が要求される傾向にある。このためパチンコ機の構成および制御プログラムは、複雑化することが避けられず、規定のメモリ容量内でさらなる構成部材の増設、ましてや構成部材の綿密なる制御は、きわめて困難であり、現状におけるパチンコ遊技の内容で限界に達しつつある。
【0008】
たとえば、いわゆる第1種パチンコ機の標準的な機種を想定した場合、上記表示器の制御プログラム分を除いたメモリの残容量を考慮すれば、表示器をドットマトリクスLCDで、各画素を2色表示に構成すれば、そのドット数は「500」前後の仕様が限界であり、各画素の3色以上の表示はきわめて困難である。
【0009】
また効果音にあっても、上述した遊技内容の高度化に伴い、表示器に表示される画像情報の表示態様の変動に応じ、互いに異なる音色または音程あるいはリズム感を抱かせる効果音を発生させていることが現状である。
【0010】
すなわち画像情報の変動に対応させて、さらに綿密な効果音の制御は上記メモリ容量上の理由から困難で、パチンコ遊技の進行に応じ、画像情報の表示態様の変動に連動または同期させて効果音を発生させることは困難をきわめる。
【0011】
このように画像情報および効果音をともに綿密、かつ、互いに同期させて制御するには、表示器および効果音以外の制御プログラムの簡略化が一般的ではあるものの、パチンコ機を構成しているハードウエアおよびソフトウエアの開発上制限が増大するため、開発期間の長期化によってコストアップを招く。
【0012】
そこで本発明は、制御プログラムの総メモリ容量増大を図ることなく、より綿密な制御を容易に実現するだけでなく、画像情報と効果音との同期を容易に実現させるためのパチンコ機の制御装置の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するための手段として、パチンコ機を構成している各構成部材を制御する制御手順を有し、各種画像情報を形成する複数種の画素材データの各々に基づき任意の前記画像情報を表示させる複数種の表示制御手順にしたがって、前記画像情報のいずれかが表示される表示器と、各種効果音を形成する複数種の音素材データの各々に基づき任意の前記効果音を発生させる複数種の音制御手順にしたがって、前記効果音のいずれかが発生される音源回路と、前記制御手順に基いてパチンコ遊技を進行させ該進行に応じて複数種の前記画像情報のいずれかを前記表示器に所定の順序で表示するとともに、該画像情報の種別に応じて前記音源回路から複数種の前記効果音のいずれかを所定の順序で発生させる制御回路とを設けているパチンコ機の制御装置において、前記制御回路は、前記表示器および音源回路とは異なる各構成部材をパチンコ遊技の進行に応じて制御するための制御手順に基づいてパチンコ機を制御するとともに、パチンコ遊技の進行に応じて前記表示制御手順の各々と前記音制御手順の各々とを指定するための指定命令に対応する指定命令信号を発生させるための主制御回路と、前記主制御回路から発生される指定命令信号の種別に応じて前記表示器および音源回路を制御するための1個の副制御回路とを備え、パチンコ遊技の進行に応じた指定命令信号が前記主制御回路から発生され、この指定命令信号が前記1個の副制御回路に入力されるだけで副制御回路はこの入力された指定命令信号に基づき音制御手順と表示制御手順の各々を制御して、前記表示器で表示される画像情報の表示内容に前記音源回路からの効果音の発生を連動させていることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】
本発明を上記のように構成したので、表示ユニットは表示器、副制御回路および音源回路の一体化によって取り扱いを容易にせしめるだけでなく、音源回路および表示器の仕様範囲内において、表示ユニットの共通化が複数種のパチンコ機間で相互に可能になり、主制御回路がパチンコ遊技の進行に応じた指定命令信号を副制御回路に入力するだけで、副制御回路は指定命令信号の種別に応じて表示器および音源回路を制御するため、表示器および音源回路の両制御に係る制御プログラムにおいて、主制御回路の命令実行に係る負担を副メモリのブロック単位のプログラム構成によって軽減せしめ、かつ、主メモリのメモリ容量を減少させ、また副メモリに格納されるブロック単位を、音制御手順の各々と表示制御手順の各々とで綿密に構築することにより、音制御手順と表示制御手順との細部にわたる同期制御が容易に実現される。
【0017】
表示ユニットに少なくとも副メモリが実装されている場合、少なくとも制御命令および指定命令のいずれか一方をパチンコ機の種別に応じた仕様に適宜変更して主メモリに格納することにより、同一の画素材データ、音素材データ、表示制御手順および音制御手順の仕様内において表示ユニットが共通で使用される。
【0018】
表示ユニット上に少なくとも主メモリが実装されている場合、少なくとも画素材データ、音素材データ、表示制御手順および音制御手順のいずれかをパチンコ機の種別に応じた仕様に適宜変更して副メモリに格納することにより、同一の制御命令および指定命令の仕様内において表示ユニットが共通で使用される。
【0019】
【実施例】
以下に、本発明の一実施例を図面に基いて詳細に説明する。図1は本発明に係るパチンコ機の制御装置の要部構成を表わしている。
【0020】
このパチンコ機の制御装置は、パチンコ機(図2参照)1の全体を制御するための主制御回路2と、主制御回路2によって制御される表示器としての表示ユニット3とを主構成とする。
【0021】
主制御回路2はMPU4、パチンコ機1全体を制御するための制御命令が格納されている主メモリとしての主ROM5、電力供給回路6、出力インタフェイス7および入力インタフェイス8を主構成としており、MPU4には図示を省略したRAMが内蔵されている。これら回路4〜8は別個の集積回路からなる。
【0022】
このRAMは、MPU4によるパチンコ機1の制御に際し、各種データおよび演算値などを一時的に格納するためのものである。
【0023】
MPU4には図示を省略したクロック入力端子が設けられており、このクロック入力端子には、発振回路9の出力端子(図示省略)が接続されている。そして発振回路9は、電力供給回路6が動作状態にある場合、基準クロック(本実施例では10MHz)となるパルス信号をMPU4に継続して供給する。
【0024】
また主制御回路2はパチンコ機1の図示を省略した回路ボックス内に設けられ、表示ユニット3は、その表示部位が図2に示すパチンコ機1の遊技盤10のほぼ中央位置に設けられている。
【0025】
表示ユニット3は音源回路11、液晶板12、副制御回路13、副メモリとしての副ROM14、そして光源部15を主構成とし、音源回路11にはスピーカ16の接続端子が設けられている。これら回路9〜14は別個の集積回路によって構成されている。
【0026】
音源回路11は予め定められた複数種の効果音のいずれかを発生させるためのもので、副制御回路13によって制御される。また液晶板12は予め定められた複数種の画像情報のいずれかを表示するためのもので、副制御回路13によって制御される。
【0027】
副制御回路13は、RAM(図示省略)が内蔵されたMPUからなり、この内蔵RAMは、副制御回路13による表示ユニット3の制御に際し、各種データおよび演算値などを一時的に格納するためのものである。
【0028】
副制御回路13は主制御回路2から制御信号が発生されると、副ROM14に格納された表示ユニット3の制御手順および各種データに基いて、音源回路11および液晶板12を制御する。
【0029】
なお光源部15は、いわゆるバックライトと呼ばれるものであり、パチンコ機1に電力が供給されている間、常時、光線を液晶板12の裏側から継続的に照射する。
【0030】
副制御回路13と、主制御回路2のMPU4とは出力インタフェイス7を介して電気的に接続されており、出力インタフェイス7は両者2,13間の電気的な整合を図っている。
【0031】
また出力インタフェイス7には図示を省略したランプ、LED、ソレノイドおよびモータなどが各ドライバ回路(図示省略)を介して接続され、パチンコ機1に設けられた各種センサは、入力インタフェイス8を介してMPU4に接続され、入力インタフェイス8は両者間の電気的な整合を図る。
【0032】
本実施例において表示ユニット3は音源回路11、液晶板12および副制御回路13を一体に形成することによって構成され、音源回路11および液晶板12は副制御回路13によって直接駆動される一方、副制御回路13はパチンコ遊技の進行に応じて主制御回路2から発生される制御信号にしたがって制御される(後述)。
【0033】
音源回路11はパチンコ遊技の進行に応じた複数種の効果音を、副ROM14に格納された音素材データ(後述)に基いて発生させるためのもので、スピーカ16のドライバ回路として機能する。
【0034】
本実施例において液晶板12はドットマトリクス形式のディスプレイであり、そのドット数はおよそ10万であって、各画素が6ドットで形成されている。そして液晶板12の各画素は、それぞれ8種類の互いに異なる色を表示可能な機能を備え、副制御回路13によってドライブされる。
【0035】
副ROM14は、液晶板12に表示される各種画像情報を形成する画素材データ、音源回路11によってスピーカ16から発生される複数種の効果音を形成する音素材データ、画素材データの各々に基いて任意の上記画像情報を液晶板12に表示する複数種の表示制御手順、および上記音素材データの各々に基いて任意の上記効果音を音源回路11から発生させる複数種の音制御手順が格納されている。
【0036】
画素材データは、電力がパチンコ機1に供給された時点から表示されるデモンストレーション用画素材データ、パチンコ遊技中に表示される各種メッセージ用画素材データ、エラーメッセージ用画素材データおよびパチンコ遊技を進行させるためのゲーム用画素材データなどから構成されている。
【0037】
また音素材データは本実施例において、各種効果音として、現実音をサンプリングしたのちにA/D変換したり、あるいは合成音をA/D変換することで副ROM14の所定エリアに書き込まれている。
【0038】
各音素材データは音制御手順にしたがって副制御回路13に読み取られたのち、音源回路11に入力され、音源回路11は読み取った音素材データをD/A変換し、この音素材データに対応するアナログ信号を増幅してスピーカ16から効果音として発生させる。
【0039】
上述した音制御手順の各々と、表示制御手順の各々とは所定順序で混合させた状態で、副ROM14の所定エリアに格納されており、詳しくいえば、表示制御手順および音制御手順は、パチンコ遊技の進行に応じた各場面に対応する「要素」に分割され、これらは各場面に対応する表示制御手順および音制御手順の「要素」同士で一対に組み合わせられている。
【0040】
さらに一対の「要素」を構成している両手順を細分化するとともに、表示制御手順および音制御手順という異なる概念に拘らず、細分化された「命令の単位」を再構築することにより「ブロック」を形成している。
【0041】
すなわち「ブロック」は、上記表示制御手順の「要素」の途中に音制御手順の「命令の単位」を挿入して構成されており、「命令の単位」は各「ブロック」が書き込まれている副ROM14の所定アドレスを先頭に定め、この先頭アドレスから、所定の順序で配列されているのである。
【0042】
液晶板12は液晶素子17を主構成としており、液晶素子17の表面側には図3および図4に示すように偏光板18が設けられ、液晶素子17の背面側に光源部15が配置されている。そして光源部15、液晶素子17および副制御回路13は、接続ユニット21によって電気的に接続されている。
【0043】
液晶板12は、ともにガラスエポキシ樹脂からなる基板状の共通電極19および駆動電極20とが液晶素子17を挟持してなり、副制御回路13は各駆動電極20に適宜、制御信号を印加することで、液晶素子17の透光性を制御し、これにより所定の画像情報が液晶板12に表示される。
【0044】
また液晶素子17は、ブラウン管およびLED表示素子と比較して、外形および消費電力が小さいので、表示ユニット3の外形および消費電力の省力化は容易に図られる。
【0045】
光源部15は、液晶板12に透過可能な光線を照射するための発光源22を備え、電力供給回路6から供給される電力により、液晶素子17の背面側において常時、発光している。
【0046】
この発光源22はたとえば蛍光管からなり、発光源22を挟んで液晶板12の反対位置には反射板24が設けられ、反射板24は発光源22よりも後方に照射される光を反射させ、その反射光を前面側の液晶板12に導くようにしている。
【0047】
なお本実施例では、液晶板12が複数色を表示可能な機能を備えていることから、液晶素子17および偏光板18間にはカラーフィルタ25が介装されている。
【0048】
接続ユニット21は、いわゆるリボンケーブルまたはフラットケーブルからなる屈曲可能なケーブル部26と、ケーブル部26の両端に設けたコネクタ27とからなり、コネクタ27は基板23に設けられた端子部28と着脱可能に接続する。
【0049】
表示ユニット3は、基板23および液晶板12を図4に示す取付ベース29によって一体に形成することによりなり、基板23は液晶板12、副制御回路13および音源回路11を一体に形成し、さらに基板23上には副ROM14が実装されている。
【0050】
取付ベース29は金属板からなるものであり、表示窓30を開設した前板部31と、前板部31の上縁から後方へ延出する上板部32とにより、その断面形状がほぼL字型に形成されている。
【0051】
取付ベース29は前板部31に開設した表示窓30に液晶板12が臨むように、液晶板12が止着ピン33によって着脱可能に止着されている。副制御回路13は上板部32の上部に図4にあっては図示を省略したソケットによって着脱可能に設けられている。なお図3では、ソケットが、Sによって示されている。
【0052】
また取付ベース29にはブラケット34が設けられ、発光源22はブラケット34に装着されている。
【0053】
反射板24の下縁にヒンジ35が設けられ、ヒンジ35は反射板24をブラケット34に対して開放可能に軸支されており、上縁に設けた係止爪36を係止片37に係止させている。
【0054】
副制御回路13と液晶板12とは、コネクタ27を有する接続ユニット21によって接続されるとともに、光源部15と副制御回路13がコネクタ27を有する接続ユニット21によって接続されている。
【0055】
このような構造により、表示ユニット3は液晶板12、副制御回路13および音源回路11の一体化により、これらの取り扱いを容易にせしめるだけでなく、音源回路11および液晶板12の仕様範囲内において、表示ユニット3の共通化が複数種のパチンコ機1間で相互に可能になる。
【0056】
また表示ユニット3をパチンコ機3に取り付けたままでも、液晶板12を取付ベース29の着脱によって取り外すことができる。そしてパチンコ機3を廃棄する際に、表示ユニット3を他に転用が可能になる。
【0057】
また液晶板12が故障したときには、液晶板12ごと、表示ユニット3から外して交換可能であるし、故障箇所が判明しているとき、たとえば副制御回路13に不都合がある場合には、副制御回路13を単独で交換可能にすることができる。
【0058】
さらに表示ユニット3のうち、たとえば比較的寿命の短い発光源22の照度が低下した場合には、反射板24の上縁に設けた係止爪36をブラケット34の係止片37から外してヒンジ35を支点に開放すれば、発光源22を簡単に交換可能である。
【0059】
したがって従来の液晶表示装置のように、ケースを分解する必要がないので、発光源22の交換作業がきわめて容易になる。
【0060】
なお図2および図4において遊技盤10の表示ユニット3直上位置には、天入賞口38および鎧部39が備えられている。
【0061】
またパチンコ球が図2に示した上皿40から投入されると、図示を省略した投入球供給装置から上記打球装置(図示省略)に供給される。そして図2右下方に示すハンドル装置41を操作することによって、パチンコ球は遊技盤10に向かって打ち出される。また上皿40から賞品球が溢れた場合、賞品球は下皿42から払出される。
【0062】
つぎに上記構成に係るパチンコ機の制御装置の使用手順を図について以下に説明する。まず電力供給回路6から電力が供給されると、MPU4は初期化されると同時にパチンコ機1の各部に初期設定の処理を施す。
【0063】
このとき副制御回路13はMPU4から入力される指定命令信号により、副ROM14から初期設定時におけるデモ用画素材データを読み出して副制御回路13の内蔵RAMに書き込む。
【0064】
つづいて副制御回路13は内蔵RAMに書き込まれた画素材データに基いて、液晶板12にデモ用画面、たとえば商標、ゲームの説明およびメッセージなどを表示する。
【0065】
このときMPU4はゲーム開始までウエイト状態で、始動入賞球の検出を待っており、始動入賞球が図示を省略した上記センサによって検出されると、MPU4はゲームを開始させるための指定命令信号を副制御回路13に入力する。
【0066】
これにより副制御回路13は、音源回路11および液晶板(すなわち液晶素子17)12を動作させることによってゲームを開始させる。
【0067】
すなわち副制御回路13は指定命令信号に基き、ゲームの進行に応じた特定「ブロック」が書き込まれている副ROM14の先頭アドレスから、順次実行してゆくことで、音源回路11から効果音が発生させられ、かつ、液晶板12には画像情報が表示される。
【0068】
このときゲームの進行に応じた特定「ブロック」を、画像情報の表示内容に連動させて効果音を適宜発生させるように、表示制御手順および音制御手順の「命令の単位」を綿密に配列すれば、画素材データに基いて液晶板12に表示される画像情報の表示内容に適した効果音を、音素材データに基いて音源回路11により、良好な応答性でスピーカ16から発生させることができる。
【0069】
これに対して主ROM5には、パチンコ機1の全体を構成している各構成部材のうち、とくに音源回路11および液晶板12とは異なる各構成部材をパチンコ遊技の進行に応じて制御するための制御命令、および副ROM14の特定「ブロック」を指定するための「指定命令」が格納され、「指定命令」は、少なくとも特定「ブロック」が書き込まれている副ROM14の先頭アドレスデータを包含している。
【0070】
すなわちパチンコ機1の全体を制御するための手順と、その制御のための各種データとは、主ROM5と副ROM14とに分割して格納されている。
【0071】
上述した「指定命令」は、音源回路11あるいは液晶板12の少なくとも一方を新たに起動させる場合、または、動作中の音源回路11あるいは液晶板12の少なくとも一方をパチンコ遊技の進行に応じ、現状動作とは異なる動作に移行させる場合において、主制御回路2が適宜「指定命令」を読み出して、その「指定命令」に対応する指定命令信号を発生させ、副制御回路13に入力する。
【0072】
これに対して副制御回路13は、主制御回路2から発生・入力された指定命令信号の種別に応じ、指定命令信号に対応する特定「ブロック」を構成している上記音制御手順および表示制御手順の各々を、特定「ブロック」が書き込まれている副ROM14の先頭アドレスから順次実行する。
これにより主制御回路2が音源回路11および液晶板12を細部にわたって直接制御するのではなく、主制御回路2から副制御回路13にいずれかの「指定命令」に対応する指定命令信号を入力するだけで、パチンコ遊技の進行に応じて副制御回路13が音源回路11および液晶板12を駆動するのである。
【0073】
すなわち副制御回路13は上記指定命令信号の入力に基いて「ブロック」に包含されている命令を順次、先頭アドレスから実行すれば、パチンコ遊技の進行に応じた画像情報を液晶板12に表示するとともに、効果音をスピーカ16から発生させ、かつ、この画像情報と効果音とを容易に同期させることができる。
【0074】
このため主制御回路2がパチンコ遊技の進行に応じた指定命令信号を副制御回路13に入力するだけで、副制御回路13は指定命令信号の種別に応じて液晶板12および音源回路11を制御することができる。
【0075】
これにより液晶板12および音源回路11の両制御に係る制御プログラムにおいて、副ROM14の「ブロック」単位のプログラム構成により、主制御回路2の命令実行に係る負担を軽減せしめる。
【0076】
また音源回路11および液晶板12に関する制御命令のプログラムと、その制御のための各種データとが主ROM5には格納されないので、主ROM5のメモリ容量を低減せしめ、また副ROM14に格納される「ブロック」単位を、音制御手順の各々と表示制御手順の各々とで綿密に構築することにより、音制御手順と表示制御手順との細部にわたる同期制御が容易に実現される。
【0077】
表示ユニット3の基板23上に副ROM14が実装されている場合、少なくとも制御命令および指定命令のいずれか一方をパチンコ機1の種別に応じた仕様に適宜変更して主ROM5に格納することにより、同一の画素材データ、音素材データ、表示制御手順および音制御手順の仕様内において表示ユニットが共通で使用される。
【0078】
これに対して副ROM14の代わりに、主ROM(図3かっこ内参照)5を表示ユニット3に実装した場合、少なくとも画素材データ、音素材データ、表示制御手順および音制御手順のいずれかをパチンコ機1の種別に応じた仕様に適宜変更して副ROM14に格納することにより、同一の制御命令および指定命令の仕様内において表示ユニット3が共通で使用される。
【0079】
なお上記実施例では、各回路4〜14が別個の集積回路で構成された場合を説明したが、副制御回路13および音源回路11が一体な表示集積回路(図示省略)を設けたり、この表示集積回路に、副ROM14を包含する副メモリ43を一体に集積回路化するように構成してもよい(図5参照)。
【0080】
つぎに副ROM14を包含する副メモリを一体に集積回路化した場合の実施例を、図5について、図1ないし図4と同部材にあっては同符号を付して以下に説明することにする。
【0081】
副ROM14は、画像音源データROM44と画像音源制御ROM45とからなり、さらに両ROM44,45と、画像RAM46とを一体に集積回路化することにより、副メモリ43が構成されている。
【0082】
画像音源データROM44は各種画像情報を形成する画素材データと、音源回路11によってスピーカ16から発生される複数種の効果音を形成する音素材データとを格納している。、
他方、画像音源制御ROM45は、画素材データに基いて任意の上記画像情報を液晶板12に表示する複数種の表示制御手順と、上記音素材データの各々に基いて任意の上記効果音を音源回路11から発生させる複数種の音制御手順とを格納している。
【0083】
また副制御回路13は、画像コントローラ47とMPU48とを独立に構成しつつ、これらを一体に集積回路化したもので、画像コントローラ47は、液晶板12のドライバ回路として機能し、MPU48によって制御される。
【0084】
さらにまた音源回路11は、音源IC49および増幅器50を一体に集積回路化したもので、MPU48によって制御される。すなわち本実施例は上記実施例と同様、、副制御回路13が両ROM(上記実施例では、副ROM14)44,45に基いて液晶板12および音源回路11を制御することに変わりない。
【0085】
このように副制御回路13、音源回路11および副メモリ43をそれぞれ集積回路化することによって、取り扱いを容易にするとともに、不正なる回路の改竄行為および複写行為の発生を抑止する。
【0086】
なお液晶板12の制御時において、MPU48は上記実施例のように、MPU48の図示を省略した内蔵ROMを使用するのではなくて、画像RAM46に各種プログラム、演算値および各種データ類を一時的に保存する。
【0087】
また本実施例における副制御回路13、音源回路11および副メモリ43を、それぞれ集積回路化する代わりに、これらすべてを一体に集積回路化した場合(図6参照)、取り扱いを容易にするとともに、不正なる回路の改竄行為および複写行為をさらに困難にする。
【0088】
また図7は、図5に示す実施例における画像コントローラ47に効果音制御のドライバ機能を付与した実施例を示し、図5および図6の実施例におけるMPU48の効果音制御を、画像コントローラ47に兼用させた実施例を示している。これによりMPU48のハードウエアおよびソフトウエア上の制御負担を軽減することができる。
【0089】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、主制御回路がパチンコ遊技の進行に応じた指定命令信号を副制御回路に入力するだけで、副制御回路は指定命令信号の種別に応じて表示器および音源回路を制御するため、表示器および音源回路の両制御に係る制御プログラムにおいて、主制御回路の命令実行に係る負担を副メモリのブロック単位のプログラム構成によって軽減せしめ、かつ、主メモリのメモリ容量を減少させ、また副メモリに格納されるブロック単位を、音制御手順の各々と表示制御手順の各々とで綿密に構築することにより、音制御手順と表示制御手順との細部にわたる同期制御が容易に実現される。
【0090】
これにより規定のメモリ容量内で視覚的および聴覚的に変化に富む、より高度なパチンコ遊技を提供できるので、遊技者の遊技意欲を向上させるだけでなく、パチンコ機を構成しているハードウエアおよびソフトウエアの開発上制限を緩和し、、開発期間の長期化を抑止することによってコストアップを抑止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部ブロック図である。
【図2】図1の装置を設けたパチンコ機の正面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す要部ブロック図である。
【図4】図1の装置を設けたパチンコ機の正面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す要部ブロック図である。
【図6】図1の装置を設けたパチンコ機の正面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す要部ブロック図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 主制御回路
3 表示ユニット
5 主ROM
10 遊技盤
11 音源回路
13 副制御回路
14 副ROM
43 副メモリ
44 画像音源データROM
45 画像音源制御ROM
46 画像RAM

Claims (1)

  1. パチンコ機を構成している各構成部材を制御する制御手順を有し、
    各種画像情報を形成する複数種の画素材データの各々に基づき任意の前記画像情報を表示させる複数種の表示制御手順にしたがって、前記画像情報のいずれかが表示される表示器と、
    各種効果音を形成する複数種の音素材データの各々に基づき任意の前記効果音を発生させる複数種の音制御手順にしたがって、前記効果音のいずれかが発生される音源回路と、
    前記制御手順に基いてパチンコ遊技を進行させ該進行に応じて複数種の前記画像情報のいずれかを前記表示器に所定の順序で表示するとともに、該画像情報の種別に応じて前記音源回路から複数種の前記効果音のいずれかを所定の順序で発生させる制御回路とを設けているパチンコ機の制御装置において、
    前記制御回路は、
    前記表示器および音源回路とは異なる各構成部材をパチンコ遊技の進行に応じて制御するための制御手順に基づいてパチンコ機を制御するとともに、パチンコ遊技の進行に応じて前記表示制御手順の各々と前記音制御手順の各々とを指定するための指定命令に対応する指定命令信号を発生させるための主制御回路と、
    前記主制御回路から発生される指定命令信号の種別に応じて前記表示器および音源回路を制御するための1個の副制御回路とを備え、
    パチンコ遊技の進行に応じた指定命令信号が前記主制御回路から発生され、この指定命令信号が前記1個の副制御回路に入力されるだけで副制御回路はこの入力された指定命令信号に基づき音制御手順と表示制御手順の各々を制御して、前記表示器で表示される画像情報の表示内容に前記音源回路からの効果音の発生を連動させていることを特徴とするパチンコ機の制御装置。
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