JP2001178869A - 電子遊技機 - Google Patents

電子遊技機

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JP2001178869A
JP2001178869A JP36677399A JP36677399A JP2001178869A JP 2001178869 A JP2001178869 A JP 2001178869A JP 36677399 A JP36677399 A JP 36677399A JP 36677399 A JP36677399 A JP 36677399A JP 2001178869 A JP2001178869 A JP 2001178869A
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sound
volume
lighting
speaker
setting
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JP36677399A
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English (en)
Inventor
Masayuki Sasai
正行 笹井
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takasago Electric Industry Co Ltd filed Critical Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル処理により、複数段階にわたる音
量調整を行う。 【解決手段】 ゲーム制御のための主制御部29が搭載
されたメイン基板5から独立させて、スピーカーSL
R,Slowからの音出力を制御するためのサブ基板33
を設ける。サブ基板33上のサブCPU35は、主制御
部29からのコマンド信号に応じて音声再生回路39を
制御し、音声ROM38よりコマンド信号に応じた音信
号を読み出して再生する。サブCPU35は、音量設定
用のボリュームスイッチSW1,SW2,SW3の設定
レベルに応じた減衰量を表す制御信号を生成して、アッ
テネータに出力する。アッテネータ40は、再生された
各音信号VL,VR,Vlowを、それぞれサブCPU35
からの制御信号に応じた音量まで減衰して各スピーカー
L,SR,Slowへと出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スロットマシンやパ
チンコ遊技機のように、所定の制御プログラムに基づき
遊技を進行させる電子遊技機に関するもので、特に遊技
内容に応じて所定の効果音や照明による演出を行うよう
にした電子遊技機に関連する。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンやパチンコ遊技機などの
電子遊技機では、機体前面のパネルやシンボル表示窓の
内部などに、ランプやLEDなどの照明装置が多数配備
されており、制御プログラムに応じて効果音,音声,音
楽を出力したり、所定の照明パターンを生成して装飾効
果を高めるような演出がなされている。さらにこの種の
遊技機では、制御部内で乱数による抽選を行って入賞を
成立させるか否かを決定するようにしており、この抽選
により「大当たり」の状態になると、特定の効果音や特
定の照明パターンによる告知を行うようにしている。
【0003】特に音の出力については、制御基板上に各
種の効果音,音声,BGMなどを発生させるためのディ
ジタル量の音信号を記憶する音声ROMを配備し、制御
プログラムに基づいて音声ROMより所定の音信号を読
み出した後、これを専用の音声再生回路で再生してスピ
ーカーから出力するようにしている。また機体内の適所
には、スピーカーの音量を調整するためのスイッチが設
けられており、係員が遊技場内の環境等に応じてスイッ
チを操作することにより音量の調整が行われている。
【0004】この種の音量調整は、従来、スピーカーへ
の出力経路の抵抗値を変動させることによって行われて
いる。たとえば特開平2−228989号公報では、ス
イッチ操作によりスピーカーに並列接続されたコンデン
サに通電するか否かにより、音量を大小のいずれかに切
り換えるようにしている。また特開平6−31055号
公報では、複数個の可変抵抗器を組み合わせた回路を出
力経路に配備し、スイッチ操作により抵抗値を切り換え
ることにより、音量を大,中,小の3段階に変動させて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、スピ
ーカーの音量は、スイッチ操作により調整できるが、従
来は、2段階〜3段階程度の簡単な調整を行うにとどま
っており、遊技場内の環境などに応じてきめ細かい調整
を行うことは不可能である。またスピーカーへの出力経
路の抵抗値を変動させる方法で音質を維持しつつ多段階
の音量調整を行う場合、回路構成が複雑化し、コスト高
になるという問題が生じる。
【0006】また「大当たり状態」の告知については、
遊技場によっては、告知の回数を減らしたり、告知を全
く行わない状態に設定したり、通常とは若干異なる告知
のパターンを出現させて目新しさをアピールしたい、と
いった要望があげられる。音の発生や、照明による演出
は、すべて制御部内に組み込まれた制御プログラムに基
づいて行われるので、上記のような要望を実現するに
は、制御プログラムを変更する必要がある。しかしなが
らスロットマシンやパチンコ遊技機では、法規制により
制御プログラムの設定を変更することが禁じられている
ので、上記のような設計変更を行うことは不可能であ
る。このため音や照明による演出が画一化し、遊技者に
早く飽きられてしまう傾向がある。
【0007】この発明は上記の各問題点に着目してなさ
れたもので、ディジタル処理による複数段階にわたる音
量調整を実現することを第1の目的とする。またこの発
明は、アッテネータを用いることにより、簡易な構成で
音質を低下させることなく、ディジタル処理により多段
階にわたる音量調整を実現することを第2の目的とす
る。さらにこの発明は、制御プログラムを変更すること
なく、効果音などの音の出力音量や照明の態様を変更し
て、同一機種であっても、台によって独自の演出を行う
ことを可能となすことを第3の目的とする。加えてこの
発明は、抽選により大当たり状態になるなど、特別な遊
技状態になったことを制御プログラムに基づいて告知す
る遊技機において、制御プログラムを変更することな
く、告知の頻度を変動することを可能となすことを第4
の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、スロットマ
シン、パチンコ遊技機に代表される電子遊技機全般に適
用される。この種の電子遊技機は、遊技用の制御プログ
ラムが記憶されたROMを内蔵するマイクロコンピュー
タを制御主体とし、制御プログラムの流れに応じて、シ
ンボルの変動表示,停止表示,入賞処理などの処理を実
行して、遊技を進行させるものである。
【0009】請求項1の発明にかかる電子遊技機は、少
なくとも1個のスピーカーと、前記スピーカーの音量を
調整するための音量調整回路と、複数種の音信号を記憶
する記憶手段を含み、前記制御プログラムに基づき記憶
手段から所定の音信号を読み出して再生し、前記スピー
カーへと出力する制御回路と、前記スピーカーの音量を
設定する操作を行うための入力手段とを具備し、前記制
御回路は、前記音量調整回路に対し、入力手段による設
定に応じた制御信号を出力して前記スピーカーの音量を
調整する。上記の音信号とは、具体的には効果音,疑似
音声,BGMなどを表すアナログ信号を言い、記憶手段
は、音声ROMのように、前記音信号をPCM,ADP
CMのようなディジタル信号に変換された形で記憶保持
する手段を言う。また前記制御回路は、この種のディジ
タル量の音信号から元の音信号を再生するための音声再
生回路(シンセサイザー)を含むコンピュータにより構
成される。
【0010】請求項2の発明では、前記制御回路は、前
記制御プログラムに応じて遊技を進行させる主制御部と
は異なる基板上に配備されて、主制御部からの指示に応
じた音信号を記憶手段から読み出すように構成される。
なお主制御部とは、CPU,ROM,RAMなどから成
るコンピュータを意味する。
【0011】請求項3の発明では、前記入力手段は、ス
ピーカーの音量を複数段階にわたる設定値の中から選択
する操作を受け付けるように構成される。この入力手段
は、たとえば各段階への切換え設定を行うためのボリュ
ームスイッチやディップスイッチなど、機体の所定位置
に配置されるスイッチにより構成される。また遊技場内
のホストコンピュータおよびこのホストコンピュータに
よる設定を遊技機に伝送するための通信ケーブルによっ
て、機体の外部より設定操作を行う入力手段を構成する
ことも可能である。
【0012】請求項4の発明では、前記音量調整回路と
して、制御回路により再生された音信号を入力して、こ
の音信号を前記入力手段により受け付けられた設定に応
じたレベルまで減衰し、前記スピーカーに出力するアッ
テネータが用いられる。
【0013】請求項5の発明にかかる電子遊技機は、少
なくとも1個のスピーカーと、前記スピーカーの音量を
調整するための音量調整回路と、前記制御プログラムに
基づき遊技を進行させる主制御部と、特別の遊技状態を
告知するための音信号を記憶する記憶手段を含み、前記
特別の遊技状態下で主制御部からの指令に基づき記憶手
段から前記音信号を読み出して再生した後、再生された
音信号をスピーカーへと出力する制御回路と、前記特別
の遊技状態を告知する頻度を設定するための入力手段と
を具備する。
【0014】制御回路は、前記特別の遊技状態下で主制
御部からの指令に応じて前記音信号をスピーカーへと出
力する際に、入力手段による設定に応じた所定の頻度で
前記スピーカーの音量を聞き取り不可能なレベルに設定
するための制御信号を生成して前記音量調整回路に出力
するように構成される。たとえば入力手段により50%
の割合(確率)で告知を行うことが設定されている場
合、制御回路は、主制御部からの指令に対し、1/2の
割合で音信号を聞き取り不可能なレベルで出力する。
【0015】請求項6の発明にかかる電子遊技機は、少
なくとも1個の照明手段と、前記照明手段の点灯動作を
前記制御プログラムに基づいて制御する制御回路と、前
記照明手段における点灯動作の態様を設定するための入
力手段とを備える。前記制御回路は、前記制御プログラ
ムにより前記照明手段を点灯させる際に、前記入力手段
による設定に応じた制御信号を照明手段に出力して、照
明手段を前記設定された態様で点灯させる。前記照明手
段の示す概念には、機体前面におけるランプ,LEDな
どの装飾用の照明装置のほか、ドットマトリクス型の表
示器、LCD,CRTなど、遊技内容や遊技に関わる情
報を表示する表示器、スロットマシンやパチンコ遊技機
におけるリール照明用のバックライト光源も含まれる。
この照明手段における点灯動作の態様とは、発光色、輝
度などの態様を言う。
【0016】請求項7の発明では、前記制御回路は、前
記制御プログラムに応じて遊技を進行させる主制御部と
は異なる基板上に配備されて、主制御部からの指示に応
じて前記照明手段の点灯動作を制御する。なおここでい
う主制御部も、前記請求項2と同様の概念のものであ
る。
【0017】請求項8の発明では、前記照明手段は、複
数種の色彩光を切り換えて発光させることが可能に構成
されており、前記入力手段は、前記照明手段の発光色を
選択する操作を受け付けるように構成される。前記照明
手段は、たとえば赤,青など異なる色彩用の複数の発光
体を具備し、いずれか1個の発光体のみを発光させた
り、複数の発光体を同時に発光させることにより、2種
類以上の色彩を選択的に発光させるものである。
【0018】請求項9の発明にかかる電子遊技機は、特
別の遊技状態を告知するための少なくとも1個の照明手
段と、前記制御プログラムに基づき遊技を進行させる主
制御部と、前記特別の遊技状態下で主制御部からの指令
に基づき前記照明手段を点灯させる制御回路と、前記特
別の遊技状態を告知する頻度を設定するための入力手段
とを備えて成り、前記制御回路は、前記主制御部からの
指令に対し、前記入力手段により設定された頻度で照明
手段を点灯させるように構成される。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、従来と同様に、遊技
内容に応じた所定の音信号が記憶手段から読み出されて
再生されるが、このとき、制御回路は、入力手段による
設定に応じた制御信号を音量調整回路に出力して、スピ
ーカーの音量が前記設定に応じた音量になるように調整
する。
【0020】請求項2の発明によれば、音信号の再生処
理および音量の調整処理を行う制御回路を、遊技を進行
させる主制御部とは異なる基板上に配備し、主制御部か
らの指示に応じた音信号を出力するようにしたので、主
制御部側の制御プログラムや構成をなんら変更すること
なく、音量調整を行うことが可能となる。
【0021】請求項3の発明によれば、制御回路は、た
とえば複数ビット構成のディジタルコードによる制御信
号により、複数段階の設定値に対する選択操作に応じて
音声調整回路を制御し、スピーカーの音量が選択された
設定値になるように調整する。
【0022】請求項4の発明によれば、記憶手段に、最
大音量で出力する際の音信号を記憶させておけば、この
音信号は、アッテネータにおいて、入力手段により設定
に応じたレベルに減衰されてスピーカーに出力される。
したがってスピーカーの音量を、多段階の設定値の中か
ら選択して簡単に調整することが可能となる。また減衰
率を最大レベルに設定して、出力音の聞き取りが不可能
なミュート状態を設定することも可能である。
【0023】請求項5の発明によれば、特別の遊技状態
下では、主制御部は、制御プログラムに応じて、制御回
路に告知用の音信号の出力を指令するが、制御回路で
は、入力手段により設定された所定の頻度に応じて、ス
ピーカーの音量を聞き取り不可能なレベルに設定する。
言い換えれば主制御部からの指令が出力されても、必ず
しも告知用の効果音を聞き取りできる状態にはならず、
制御部の制御プログラムを変更することなしに、制御プ
ログラムにより規定された告知の頻度とは異なる頻度で
告知を行うことが可能となる。
【0024】請求項6の発明によれば、制御プログラム
に基づいて照明手段の点灯動作を制御する場合に、入力
手段により照明の輝度、発光色などの点灯動作の態様を
設定すると、制御回路は、照明手段に対し、この設定に
応じた制御信号を出力する。これにより照明手段の光量
調整や発光色の切換えがなされ、設定された態様による
照明が行われるようになる。
【0025】請求項7の発明によれば、照明手段の動作
および照明の態様の設定を行う制御回路を、遊技を進行
させる主制御部とは独立の基板上に配備し、主制御部か
らの指示に応じて照明手段の点灯動作を制御するので、
主制御部側の制御プログラムや構成をなんら変更するこ
となく、照明の態様を変更することが可能となる。
【0026】請求項8の発明によれば、設定に応じて照
明色が変動するようになるので、たとえば遊技場内の環
境に応じて、装飾や表示用の色彩を所望の色に設定する
ことが可能となる。
【0027】請求項9の発明によれば、特別の遊技状態
になっていることを照明手段の点灯により告知する場合
に、制御回路では、主制御部からの告知の指令に対し、
入力手段により設定された頻度で照明手段を点灯させ
る。したがって主制御部から告知の指令が出力されて
も、必ずしも告知用の照明がなされるとは限らず、制御
プログラムにより規定された告知の頻度とは異なる頻度
で告知が行われるようになる。
【0028】
【実施例】図1は、この発明の一実施例にかかるスロッ
トマシンの外観を、図2はその機体の内部構造を、それ
ぞれ示す。図示例のスロットマシン1は、前面開口の機
体本体部2の開口部に扉部3を組み付けて成る。機体本
体部2内の上段位置にはリールブロック4や制御回路が
搭載された制御基板5が配備され、下段位置には、ホッ
パ6aを備えたメダル払出機6が組み込まれる。なおこ
の機体本体部2内の適所または扉部3の裏面には、後記
する音量設定用の3個のボリュームスイッチSW1,S
W2,SW3が設けられる。
【0029】前記リールブロック4は、金属製のフレー
ム7に3個のリール8a,8b,8cが、駆動源となる
ステッピングモータ9a,9b,9cとともに組み付け
られて成る。各リール8a,8b,8cは、それぞれ円
筒状のリール枠体の外周に帯状シートを貼設して成るも
ので、帯状シートには、入賞シンボルを含む所定数のシ
ンボルが印刷されている。
【0030】前記扉部3の本体は、所定の厚みをもたせ
た金属フレームにより構成され、その前面開口に3枚の
パネル11,12,13が、後面に各種表示器や操作ス
イッチにかかる配線基板(図示せず)などが組み付けら
れている。各パネル11,12,13は、透明な合成樹
脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を
施して形成されるもので、上部パネル12および下部パ
ネル13には機種名やゲーム情報などが描画される。ま
た中央の正面パネル11には、それぞれ無着色で透明の
3個のシンボル表示窓20a,20b,20cが形成さ
れる。各シンボル表示窓20a,20b,20cの背後
には、前記リールブロックの3個のリール8a,8b,
8cが位置し、リール停止時には、シンボル表示窓20
a,20b,20cより各リール8a,8b,8cの外
周面に表されたシンボルが、それぞれ3駒分だけ視認可
能である。
【0031】正面パネル11と下部パネル13との間の
フレーム部分には、始動レバー14,停止釦スイッチ1
5a,15b,15c,メダル投入口16などが配備さ
れ、下部パネル13の下方には、メダル払出口25,メ
ダル受け皿26などが設けられる。また中央のフレーム
部分には、複数枚のメダルを電子データ形式で貯留して
おき、その貯留メダルを消費してゲームを行うことが可
能なクレジット方式のゲームを実行するために、3個の
ベット釦スイッチ17,18,19,精算スイッチ2
2,切換スイッチ23などのスイッチが配備される。各
ベット釦スイッチ17,18,19は、それぞれ操作に
より前記貯留メダルから3枚、2枚、1枚のメダルを引
き落として投入するためのものである。精算スイッチ2
2は、貯留メダルを精算してメダル払出口25より払い
出しさせる際に操作され、また切換スイッチ23は、機
体をクレジット方式のゲームモード、またはメダル投入
口16からの直接メダル投入によるゲームモードのいず
れかに切り換えるためのものである。
【0032】前記下部パネル13の下方位置には、幅方
向に沿う対称位置に、それぞれ複数個の音通過孔24が
形成されており、扉部3の内側には、左右の音通加孔2
4の形成位置に対応させてそれぞれスピーカーSL,SR
(図4に示す)が取り付けられている。さらにこの実施
例では、機体本体部2内の背面などの所定位置にも、低
音出力用の第3のスピーカーSlow(図4に示す)が設
置される。
【0033】前記正面パネル11の表面には、図3に示
すように、各シンボル表示窓20a,20b,20cを
横切るように、上、中、下、斜めの合計5本の停止ライ
ンL1〜L5が表されており、リール停止時には、これ
ら停止ラインL1〜L5上にそれぞれ各リール8a,8
b,8cのシンボルSが整列する。これらの入賞ライン
L1〜L5は、メダル投入口16から直接投入されたメ
ダル、またはベット釦スイッチ17,18,19の操作
により投入されたメダルの枚数に応じて有効化されるも
ので、投入枚数が1枚のときは中央の水平な入賞ライン
L1が有効化され、投入枚数が2枚になると、3本の水
平な入賞ラインL1〜L3が有効化される。さらに3枚
のメダルが投入されることにより、5本全ての入賞ライ
ンL1〜L5が有効化される。
【0034】なお正面パネル11には、前記クレジット
方式が採用されている場合に貯留メダルの枚数を表示す
るための貯留枚数表示器27や、入賞時に報賞として払
い出しされるメダルの数を表示するための払出し枚数表
示器28などが配備される。このほか各パネル11〜1
3には、報知や装飾用のためのランプやLED(図示せ
ず)が、多数、取り付けられる。
【0035】上記構成のスロットマシン1では、メダル
の直接投入、またはベット釦スイッチ17,18,19
の操作の後に始動レバー14が操作されると、制御部内
で抽選が実行され、しかる後にリール8a,8b,8c
が一斉始動する。この後、各リール8a,8b,8c
は、停止釦スイッチ15a,15b,15cの操作に応
じて順次停止するが、この停止においては、各リール8
a,8b,8cに対し、前記抽選の結果に応じた引込み
制御が実施される。すなわち前記抽選が「当たり」であ
れば、各リール8a,8b,8cは、その「当たり」に
該当する入賞シンボルが停止操作位置から所定駒数内に
ある限り、そのシンボルを引き込んで停止するもので、
すべてのリール8a,8b,8cが停止した時点で、有
効化された入賞ライン上に所定の入賞シンボルが整列す
ると、入賞となって所定枚数のメダルが払出しされる。
【0036】また特に、抽選により「大当たり」となる
と、この「大当たり」状態は、特別入賞が成立するまで
の複数ゲームにわたって継続される。そして特別入賞が
成立すると、入賞確率の高い特別のゲームモードが設定
され、「ボーナスゲーム」と称される特別ゲームの実施
により、多数のメダルが払出しされる。
【0037】この実施例のスロットマシン1では、前記
大当たり状態になると、以後、特別入賞が成立するまで
の各ゲームにおいて、例えばメロディー,音色,高低,
楽曲の種類などで識別させる所定の効果音を発生させて
前記大当たり状態を告知するようにしている。ただしこ
の告知は、100%の確率で大当たり状態になっている
ことを示す必要はなく、疑似の告知により、所定の確率
で大当たり状態になっていることを示唆するものであっ
てもよい。
【0038】図4は、前記スロットマシン1の構成のう
ち、音の出力に関わる部分のみを抜き出して示す。図中
の5は、前記図2に示した制御基板(以下「メイン基板
5」という)であって、機体全体を制御するための主制
御部29が搭載されている。この主制御部29は、CP
U30,ROM31,RAM32によるマイクロコンピ
ュータであって、ROM31には、ゲームの実行を司る
ための制御プログラムや各種テーブルなどが格納されて
いる。CPU30は、ROM31内の制御プログラムに
基づき、前記した各種設定スイッチや表示器などの入出
力部の動作を一連に制御することによりゲームを実行す
る。
【0039】この実施例のスロットマシン1では、前記
スピーカーSL,SR,Slowの音出力を制御するため
に、メイン基板5とは独立した専用の制御基板33(以
下「サブ基板33」という)を設けている。前記サブ基
板33には、副制御部34,音声ROM38,音声再生
回路39,アッテネータ40,および前記低音用のスピ
ーカーSlowへの出力信号を生成するための加算器41
およびローパスフィルタ(LPF)42,各出力信号毎
の3個の増幅器43などが搭載されている。なおアッテ
ネータ40には、ミュート機能を具備する3チャンネル
方式のオーディオ用アッテネータが用いられる。
【0040】副制御部39は、前記主制御部29と同様
に、CPU35,ROM36,RAM37を具備するマ
イクロコンピュータである。CPU35(以下主制御部
29のCPU30と区別するために「サブCPU35」
という)は、前記主制御部29のCPU30に接続さ
れ、どのような音信号を出力させるかを示すコマンド信
号を受ける。ROM34には、サブ基板33上の各部を
制御するための制御プログラムや、前記主制御部29か
らのコマンド信号の内容を照合するためのテーブルなど
が格納される。
【0041】またサブCPU35には、前記した音量調
整用のボリュームスイッチSW1,SW2,SW3が接
続される。これらボリュームスイッチSW1,SW2,
SW3は、それぞれのスピーカーSL,SR,Slowに対
応するもので、図5に示すように、1〜10のいずれか
のレベルを選択するように構成される。図中「1」のレ
ベルは最大音量に対応し、以下、レベルの値が大きくな
るほど音量が小さくなるように設定される。特に「1
0」のレベルでは、50dB以上の減衰により出力音が
殆ど聞き取れない「ミュート」の状態が設定される。
【0042】図4に戻って、音声ROM38には、複数
種の効果音,疑似音声,BGMなどを生成するための音
信号が、PCMまたはADPCMなどのディジタルデー
タに変換された形で格納されている。なおこの音声RO
M38内の音信号は、最大音量の音信号を出力するよう
に設定されている。音声再生回路39は、単一のICチ
ップ内に、アドレス・コマンドコントローラ44,音声
データ再生部45,2個のD/A変換回路(DAC)4
6L,46Rなどを組み込んで構成される。アドレス・
コマンドコントローラ44は、サブCPU35から読出
しアドレス値を受け取って音声ROM38にアクセス
し、前記アドレスに格納された音信号を読み出すととも
に、音声データ再生部45を駆動する。音声データ再生
部45は、音声ROM38より読み出された音信号にP
CM方式に基づく合成処理や変換処理を実行して、左右
の各スピーカーSL,SR用の音信号を再生する。
【0043】各音信号は、それぞれD/A変換回路46
L,46Rを介してアナログ量の音信号VL,VRに変換
された後、アッテネータ40へと入力される。またこれ
ら音信号VL,VRのアッテネータ40への出力経路は分
岐されて加算器41に入力されており、さらにこの加算
器41からの重畳出力がローパスフィルタ42を通過し
た後の低周波成分により、低音用のスピーカーへの信号
lowが生成される。
【0044】前記アッテネータ40は、3本の信号線に
よりサブCPU35に接続される。サブCPU35は、
これらの信号線を介してアッテネータ40に、前記ボリ
ュームスイッチSW1〜SW3の設定レベルに応じた減
衰量を表す制御信号、具体的には前記減衰量に応じたス
テップ数を表すディジタルコードを伝送する。アッテネ
ータ40では、前記3個の音信号VL,VR,Vlowにつ
き、それぞれ前記サブCPU35からの各制御信号に応
じた減衰処理を実行する。
【0045】こうして所定量だけ減衰された各音信号V
L,VR,Vlowは、それぞれアンプ43を介して、各ス
ピーカーSL,SR,Slowに出力される。これにより各
スピーカーSL,SR,Slowからは、それぞれのボリュ
ームスイッチSW1,SW2,SW3の設定に応じた音
量の音が出力される。
【0046】よってボリュームスイッチSW1〜SW3
が「1」のレベルにセットされている場合は、最大音量
の音が出力され、以下、セットされたレベルの値が大き
くなるほど、各スピーカーSL,SR,Slowから出力さ
れる音量は小さくなる。特に各ボリュームスイッチSW
1〜SW3を「10」のレベルに合わせた場合、アッテ
ネータのミュート機能により、スピーカーSL,SR,S
lowは、実質的に音の聞き取りが不可能な状態に設定さ
れる。
【0047】主制御部29のCPU30からサブCPU
35に所定のコマンド信号が与えられると、サブCPU
35は、音声再生回路39を駆動して、前記音声ROM
38よりコマンド信号に応じた音信号を読み出して再生
する。その一方でサブCPU35は、アッテネータ40
に、各ボリュームスイッチSW1,SW2,SW3によ
る設定レベルに応じた制御信号を与えて、スピーカーS
L,SR,Slowの音量を調整する。これにより各スピー
カーSL,SR,Slowからは、主制御部29からの指令
に応じた音信号がボリュームスイッチSW1,SW2,
SW3の設定に応じた音量で出力されることになる。
【0048】上記実施例によれば、ディジタルコードの
入力により音の減衰量を段階的に選択して減衰処理を行
うアッテネータ40を、音信号の出力処理の制御主体で
あるサブCPU35により制御して、各スピーカー
L,SR,Slowの音量調整を行うので、簡単な構成
で、かつ音信号の音質を低下させる虞もなく、複数段階
にわたる音量調整を実行することができる。よって遊技
場内の環境などに応じて、各スピーカーSL,SR,S
lowの音量を自由に調整することができる。
【0049】なお上記実施例では、各スピーカーSL
R,Slow毎にボリュームスイッチSW1〜SW3を設
けているが、左右のスピーカーSL,SRもしくはすべて
のスピーカーSL,SR,Slowの間で、ボリュームスイ
ッチを共有するようにしてもよい。
【0050】またこの発明は、スロットマシンやパチン
コ遊技機に限らず、制御プログラムにより動作する電子
遊技機全般に適用できるものである。したがってゲーム
制御に関わるプログラムの設計変更が認められる遊技機
の場合は、制御回路を一本化し、メイン基板上のCPU
が直接アッテネータの減衰量を設定するように構成して
もよい。
【0051】一方、スロットマシンやパチンコ遊技機の
場合は、上記構成を用いて、音による「大当たり状態」
の告知の頻度を変動させたり、告知を全く行わない状態
に設定することが可能である。この場合、機体本体部2
内には、前記したボリュームスイッチSW1〜SW3の
ほかに、告知のモードを切り換えるためのモード設定ス
イッチ(図示せず)が設けられる。このモード設定スイ
ッチも、前記ボリュームスイッチSW1〜SW3と同様
にサブCPU35に接続される。
【0052】図6は、音により大当たり状態を告知する
場合の告知モードの設定テーブルを示す。図中、告知モ
ードM1は、主制御部29からの指令に応答して必ず告
知用の効果音を発生させるものである。これに対し、告
知モードM2は、告知用の効果音が発生する頻度を通常
の50%とし、さらに告知モードM3は、告知用の効果
音を全く発生させないようにしたものである。なおここ
では3段階のモード設定を示しているが、これに限ら
ず、告知の頻度をさらに細かく分けて、多段階のモード
設定を行うようにしてもよい。
【0053】前記副制御部34のROM36には、上記
の告知モードの設定に基づき、主制御部29からの告知
の指令に対する処理に関わる制御プログラムが書き込ま
れる。この制御プログラムによれば、告知モードM1が
選択された場合は、告知の指令に対し、第1の実施例と
同様の処理を実行するのに対し、告知モードM2が選択
された場合は、告知の指令に対し、1/2の割合でミュ
ート状態を設定するための制御信号を生成してアッテネ
ータ40に伝送するようになる。さらに告知モードM3
が選択された場合は、前記告知の指令がなされる都度、
前記ミュート状態を設定するための制御信号をアッテネ
ータ40に伝送するようになる。
【0054】サブCPU35は、いずれの告知モードが
選択されていても、主制御部29からのコマンド信号に
応じて音声再生回路39を駆動して、前記コマンド信号
に応じた告知用の効果音を再生させるが、前記アッテネ
ータ40がミュート状態に設定されていると、前記効果
音は実質的に聞き取れない状態になる。すなわち主制御
部29のROM36内のゲーム制御用のプログラムを全
く変更することなく、またサブ基板33側でも、主制御
部29からの指令に応じて音信号の出力処理を実行しな
がら、通常とは異なる頻度で告知を行ったり、告知を全
く行わない状態を設定することが可能となる。
【0055】しかも従来の方法によれば、告知用の効果
音に対する消音処理のためにスピーカーへの出力経路上
で信号を減衰させてしまうと、告知以外の効果音やBG
Mも同様に消えてしまうが、この実施例では、告知用の
効果音についてのみ消音処理がなされ、その他の効果音
やBGMは、通常どおり、ボリュームスイッチSW1〜
SW3の設定に応じた音量で出力される。したがって遊
技者は、遊技機の動作内容になんら不審をもたずにゲー
ムを実行し、通常と異なる告知モードに目新しさを覚え
るようになる。
【0056】なお告知の頻度を通常より減らす場合は、
告知を行う場合と告知を行わない場合とをランダムに設
定してもよいし、所定時間が経過した時点で告知を行う
状態から告知を行わない状態に変えるなどしてもよい。
【0057】さらにこの発明は、スピーカーの音量調整
に限らず、装飾用やゲームの表示に関わる照明装置に対
する制御にも適用できる。図7は、スロットマシン1に
おける照明装置の制御に関わる構成例を示す。ここでは
照明装置として、多数のLEDがマトリクス状に配列さ
れ、文字やアニメーションなどによりゲームに関わる種
々の情報を表示するドットマトリクス表示器52、点灯
により大当たり状態を報知する複数個のLED53,リ
ールの内側に配備され、所定のシンボルに背後照明を施
すバックライト光源54(ランプやLEDなどを内蔵す
る)を示している。
【0058】この実施例では、上記した各種照明装置の
点灯動作を、メイン基板5とは独立に設けられたサブ基
板47により制御する。サブ基板47上には、サブCP
U50,ROM49,RAM51から成る副制御部48
のほか、各照明装置に対応するドライバ回路55やイン
ターフェイス回路(I/O)56が搭載される。
【0059】副制御部48のROM49には、各照明装
置について、それぞれ複数とおりの点灯パターンを実行
させるためのプログラムなどが格納されている。主制御
部29は、サブCPU50に対し、作動させる照明装置
およびその照明装置に実行させる点灯パターンに関わる
コマンド信号を伝送する。サブCPU50は、主制御部
29からのコマンド信号を受け取ってROM49にアク
セスし、指令された照明装置に指令された点灯パターン
を実行させる。なお上記の点灯パターンとは、照明装置
の点灯時間,間歇的に点灯させる場合の点灯の間隔、ド
ットマトリクス表示器52における各種の表示情報など
を意味するものである。
【0060】この実施例では、前記した各照明装置に、
それぞれ異なる色彩で発光する発光体を少なくとも2種
類組み込み、サブCPU50により、各発光体の単独点
灯または複数種の発光体の同時点灯のいずれかを任意に
選択するように構成している。また機体本体部2内の所
定位置には、各照明装置の発光色を切り換えるための照
明モード設定スイッチ57が配備される。なお照明モー
ド設定スイッチ57は各照明装置間で共有することが可
能であるが、この場合は、あらかじめ各照明装置による
発光色の組み合わせを複数とおり設定しておき、スイッ
チの設定により所定の組み合わせが選択されるように構
成する。勿論、同種の照明装置毎、または各照明装置毎
に個別の照明モード設定スイッチを設けてもよい。
【0061】前記照明モード設定スイッチ57は、サブ
CPU50に接続される。サブCPU50では、スイッ
チの設定内容に応じて、各照明装置の発光色を設定する
ための制御信号を出力する。これにより、たとえば1つ
の島上の遊技機について交互に照明色を変動させるな
ど、遊技機によって異なる色彩による照明を設定するこ
とができ、演出の効果を高めることができる。
【0062】また前記したドットマトリクス表示器52
や図示しない液晶表示器などにおいては、表示する文字
や図柄のパターンや色彩、あるいは背景色を適宜変更で
きるので、遊技内容に応じた演出にさらなるバリエーシ
ョンを加えることが可能となる。
【0063】さらにこの実施例で、LED53への駆動
電流を減衰させて発光量を抑えるようにするなどの方法
により、照明装置の発光輝度を複数段階にわたって選択
設定することが可能である。また駆動電流をごく微小に
まで減衰させることにより、事実上、LED53が発光
されていないように見せかけることができる。したがっ
て大当たり状態の告知を行う場合に、音信号による場合
と同様に、主制御部29からの告知の指令に対し、告知
用の照明パターンの出現を抑えて告知の頻度を通常より
も減らしたり、告知が全く行われない状態を設定するこ
とができる。
【0064】なお上記した音、照明のいずれの実施例に
おいても、音量調整にかかるボリュームスイッチSW
1,SW2,SW3や照明モード設定スイッチ57を、
機体前面に設けて、遊技者による設定を行うようにして
もよい。また遊技場を統括するホストコンピュータによ
り各遊技機の音量や照明の態様を設定し、ホストコンピ
ュータから通信ケーブルを介して各遊技機に、前記設定
の内容を伝送するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】請求項1の発明では、制御プログラムに
基づき音信号の再生処理を行う制御回路により音量調整
回路を制御して、スピーカーの音量が入力手段による設
定に応じた音量になるように調整するので、ディジタル
処理により複数段階にわたっての音量の調整を行うこと
が可能となる。
【0066】請求項2の発明では、制御回路で主制御部
からの指令に応じた音信号を再生するとともに、この再
生された音信号を出力する際の音量を調整することによ
り、主制御部側の制御プログラムや構成をなんら変更す
ることなく、音量調整を行うことが可能となり、同一機
種であっても設定に応じて音量を調整することができ
る。
【0067】請求項3の発明では、あらかじめ定められ
た複数の設定値の中からいずれかの設定値を選択するこ
とにより、スピーカーの音量を調整するが、制御回路よ
り複数ビット構成のディジタルコードによる制御信号を
与えるようにすれば、多段階にわたる設定値を用意する
ことができる。
【0068】請求項4の発明では、音量調整回路として
アッテネータを用いるので、記憶手段に最大音量で出力
する際の音信号を記憶させておけば、スピーカーの音量
を多段階の設定値の中から選択して、前記最大音量の音
信号を、音質を低下させることなく減衰して設定された
音量に調整することができる。また簡易な構成で、音質
を維持しての音量調整を行うことが可能であるので、製
作コストをかけずに高性能の音量調整を実現できる。ま
た多段階にわたる音量調整が可能であるので、遊技場内
の環境等に応じて、スピーカーの音量をきめ細かく調整
することができる。
【0069】請求項5の発明によれば、音信号を再生す
る制御回路において、遊技を進行させる主制御部から特
別の遊技状態を告知するための音信号の出力が指令され
ると、出力される音信号の音量を、入力手段による設定
に応じた所定の頻度で聞き取り不可能なレベルに設定す
るので、規定された告知の頻度とは異なる頻度で特別の
遊技状態を告知したり、告知が全くなされない状態を設
定することができ、遊技者の関心を大いに高めることが
できる。しかも告知用の音信号以外の音は、通常どおり
出力できるから、遊技者に不審感を抱かせる虞がない。
また主制御部の制御プログラムを変更する必要がないか
ら、現行の法律下でのスロットマシンやパチンコ遊技機
に導入することができる。
【0070】請求項6の発明によれば、制御プログラム
に基づいて照明手段を点灯させる場合に、設定に応じて
照明の輝度や発光色などを自由に変更できるので、同一
の機種であっても、台毎に異なる態様の照明を行って遊
技者の関心を惹き付けることができる。
【0071】請求項7の発明では、照明手段の制御およ
び照明の態様の設定を行う制御回路を、遊技を進行させ
る主制御部から独立させ、制御回路側で主制御部からの
指令に応じた照明の制御を行いつつ、照明の態様を設定
に応じて変動させるようにしたので、主制御部側の制御
プログラムや構成をなんら変更することなく、台毎の照
明の態様を自由に設定することができ、設置場所や条件
によって照明の態様を変えることができる。
【0072】請求項8の発明では、設定に応じて照明装
置の発光色が切り換えられるので、遊技場内の環境等に
応じて装飾や表示用の色彩を所望の色に設定でき、遊技
場内の装飾効果を高めることができる。
【0073】請求項9の発明では、特別の遊技状態にな
っていることを照明手段の点灯により告知する場合に、
主制御部からの告知指令に対し、任意の頻度で告知を実
行することが可能であるので、請求項5の発明と同様
に、規定された告知の頻度とは異なる頻度で特別の遊技
状態を告知したり、告知が全くなされない状態を設定す
ることができ、遊技者の関心を大いに高めることができ
る。また主制御部の制御プログラムを変更する必要がな
いから、現行の法律下でのスロットマシンやパチンコ遊
技機に導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるスロットマシンの
外観を示す正面図である。
【図2】スロットマシンの機体内部の構成を示す正面図
である。
【図3】正面パネルの概略構成を示す正面図である。
【図4】スロットマシンの音出力にかかる構成を示すブ
ロック図である。
【図5】ボリュームスイッチの外観を示す正面図であ
る。
【図6】告知モードの設定テーブルの一例を示す説明図
である。
【図7】スロットマシンの照明制御にかかる構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン 29 主制御部 35 サブCPU 38 音声ROM 39 音声再生回路 40 アッテネータ 50 サブCPU 57 照明モード設定スイッチ SL,SR,Slow スピーカー SW1,SW2,SW3 ボリュームスイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の制御プログラムに基づき遊技を進
    行させる電子遊技機であって、 少なくとも1個のスピーカーと、 前記スピーカーの音量を調整するための音量調整回路
    と、 複数種の音信号を記憶する記憶手段を含み、前記制御プ
    ログラムに基づき記憶手段から所定の音信号を読み出し
    て再生し、前記スピーカーへと出力する制御回路と、 前記スピーカーの音量を設定する操作を行うための入力
    手段とを備え、 前記制御回路は、前記音量調整回路に対し、入力手段に
    よる設定に応じた制御信号を出力して前記スピーカーの
    音量を調整する電子遊技機。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記制御プログラムに
    応じて遊技を進行させる主制御部とは異なる基板上に配
    備されて、主制御部からの指示に応じた音信号を記憶手
    段から読み出して成る請求項1に記載された電子遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、スピーカーの音量を複
    数段階にわたる設定値の中から選択する操作を受け付け
    る請求項1に記載された電子遊技機。
  4. 【請求項4】 前記音量調整回路は、制御回路により再
    生された音信号を入力して、この音信号を前記入力手段
    により受け付けられた設定に応じたレベルまで減衰し、
    前記スピーカーに出力するアッテネータである請求項1
    に記載された電子遊技機。
  5. 【請求項5】 所定の制御プログラムに基づき遊技を進
    行させる電子遊技機であって、 少なくとも1個のスピーカーと、 前記スピーカーの音量を調整するための音量調整回路
    と、 前記制御プログラムに基づき遊技を進行させる主制御部
    と、 特別の遊技状態を告知するための音信号を記憶する記憶
    手段を含み、前記特別の遊技状態下で主制御部からの指
    令に基づき記憶手段から前記音信号を読み出して再生し
    た後、再生された音信号をスピーカーへと出力する制御
    回路と、 前記特別の遊技状態を告知する頻度を設定するための入
    力手段とを備え、 前記制御回路は、前記特別の遊技状態下で主制御部から
    の指令に応じて前記音信号をスピーカーへと出力する際
    に、入力手段による設定に応じた所定の頻度で前記スピ
    ーカーの音量を聞き取り不可能なレベルに設定するため
    の制御信号を生成して前記音量調整回路に出力する電子
    遊技機。
  6. 【請求項6】 所定の制御プログラムに基づき遊技を進
    行させる電子遊技機であって、 少なくとも1個の照明手段と、 前記照明手段の点灯動作を前記制御プログラムに基づい
    て制御する制御回路と、 前記照明手段における点灯動作の態様を設定するための
    入力手段とを備え、 前記制御回路は、前記制御プログラムにより前記照明手
    段を点灯させる際に、前記入力手段による設定に応じた
    制御信号を照明手段に出力して、照明手段を前記設定さ
    れた態様で点灯させる電子遊技機。
  7. 【請求項7】 前記制御回路は、前記制御プログラムに
    応じて遊技を進行させる主制御部とは異なる基板上に配
    備されて、主制御部からの指示に応じて前記照明手段の
    点灯動作を制御する請求項6に記載された電子遊技機。
  8. 【請求項8】 前記照明手段は、複数種の色彩光を切り
    換えて発光させることが可能に構成されており、前記入
    力手段は、前記照明手段の発光色を選択する操作を受け
    付けて成る請求項6に記載された電子遊技機。
  9. 【請求項9】 所定の制御プログラムに基づき遊技を進
    行させる電子遊技機であって、 特別の遊技状態を告知するための少なくとも1個の照明
    手段と、 前記制御プログラムに基づき遊技を進行させる主制御部
    と、 前記特別の遊技状態下で主制御部からの指令に基づき前
    記照明手段を点灯させる制御回路と、 前記特別の遊技状態を告知する頻度を設定するための入
    力手段とを備え、 前記制御回路は、前記主制御部からの指令に対し、前記
    入力手段により設定された頻度で照明手段を点灯させる
    電子遊技機。
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