JP3773287B2 - 合成樹脂キャップ - Google Patents

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resin cap
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボトル口を密封するための合成樹脂キャップ、特にキャップ本体の下端に設けられたシールリングに設けられたタブを有し、該タブを摘んでシールリングを引き裂いて開栓する合成樹脂キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からボトル口封緘用の合成樹脂キャップ(以下、単にキャップという)として、キャップ本体の環状側壁の下端に環状弱化線を介してシールリングを一体に設け、且つ該シールリングに前記環状弱化線に通じる傾斜状の縦方向弱化線を設けると共に、該シールリングにタブを前記環状弱化線に沿って設け、開栓に際して該タブを爪で起こしてから指で摘み、タブを引っ張って前記環状弱化線及び縦方向弱化線を引き裂き、シールリングを切離して開栓するようにしたものが知られている(例えば、実公昭50−40734号公報、実公昭57−48767号公報、実公平2−35630号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記形式のキャップにおいて、タブは小さくて摘みにくいため、タブをしっかり摘もうとして、タブ先端部に爪を深く差し込むと、爪と指との間にタブ先端が突き刺さり怪我をする場合がある。また、タブの肉厚が厚いとタブを起こすことが困難になって開栓が難しくなり、一方起こし易くするためにタブの肉厚を薄くすると強度が弱くなって開栓に際して力が加わりにくく、開栓しずらくなる恐れがある。
【0004】
本発明は、タブを爪で起こしてから摘んで引っ張って開栓する形式のキャップにおける上記問題点を解決しようとするものであって、タブを引き起こす際に爪を痛めることなく、且つ容易にタブを起こして確実に開栓することができる合成樹脂キャップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決する本発明の合成樹脂キャップは、 キャップ本体の環状側壁の下端に環状弱化線を介してシールリングを有し、前記環状弱化線から該シールリング下端に延びた傾斜状の縦方向弱化線が形成され、且つ前記シールリングに該シーリングリング引き裂き用のタブが基端部を介して一体に設けられてなる合成樹脂キャップにおいて、前記タブに該タブ先端部が爪と指の間に突き刺さることを防止するストッパーが形成され、且つ該ストッパーと前記基端部との間に、前記タブと前記シールリングを接続する易破断可能なブリッジが形成されてなり、前記ストッパーが、前記タブ先端から略0.5mm〜2mm程度奥に該タブ内面から略直角に突出して形成されていることを特徴とする。
【0006】
前記合成樹脂キャップにおいて、前記タブの中途部に溝上の薄肉部より形成された易折曲部を形成するのが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る合成樹脂キャップの実施の形態を図1に基づいて説明する。本実施形態のキャップ1は、合成樹脂で形成され、キャップ本体の環状側壁2の下端にシールリング3を有し、該シールリングの上端部に環状弱化線4が形成され、且つ該環状弱化線4から垂直部51、水平部52及び傾斜部53からなり全体として傾斜状の縦方向弱化線5が形成され、前記環状弱化線4及び縦方向弱化線5を引き裂くことによってシールリング3を前記環状側壁2から切り離すことができるように形成されている。そして、該シールリング3を切り離す際の摘み片となるタブ6が、図1(b)に示すように、その基端部7が環状弱化線4の下方で且つ縦方向弱化線5の垂直部51の右側に位置するように、シールリング3と一体に設けられている。
【0008】
なお、前記各弱化線は、ミシン目又はスコア等で形成することができ、また本実施形態では前記縦方向弱化線5のうち、垂直部51及び水平部52をスリットに形成してあり、引き裂きを容易にするため、部分的にスリットにすることも可能である。
【0009】
本発明のキャップにおける前記タブ6は、図1(a)に示すように、タブ先端から爪を差し込んだ際、タブの先端が指と爪の間に突き刺さるのを防止する為に、タブの先端から略0.5mm〜2mm程度奥に略直角に突出しているストッパー8を形成し、該ストッパーに爪の先端が突き当たることによりそれ以上深く進入することを阻止するようにしている。前記ストッパーの位置は、タブ先端を起こすことができる程度に爪が係合できる位置であれば良い。
【0010】
また、本実施形態では、タブ6を引き起こし易くするために、タブ6に易折曲部9を形成してある。該易折曲部9は、本実施形態ではタブの基端部近傍に幅方向に溝状の薄肉部を設けることによって形成されている。しかしながら、易折曲部は、図1に示す位置に限るものでなく、該易折曲部からタブ先端部までにタブを摘むことができる長さが確保できる位置であれば、任意の位置に形成して良い。なお、図中、10はタブの長手方向中途部に設けたブリッジであり、タブを引っ張ることによって容易に引きちぎることができるように細く形成されている。
【0011】
本実施形態のキャップは以上のように構成され、ボトル口に装着した状態では、前記シールリング3がボトル口の外周部に環状に突出している顎部に係合し、該シールリング3をキャップ本体の環状側壁2から切り離さない限り、開栓が出来ない状態となっている。しかして、開栓に当たって、タブ6を摘む為に爪先を図1(a)に示すように、タブ先端に差し込むが、本実施形態では爪12がわずかに進入した時点で、爪先端がストッパー8に突き当たってそれ以上の進入を阻止されるので、誤って深く進入させてタブ先端が爪と指の間に刺し込んで怪我をするという事故を効果的に防ぐことができる。
【0012】
そして、タブ6を図1(a)に示す状態から起こすと、ブリッジ10が切れてタブがその弾性に抗して起き上がるが、その際、本実施形態では、タブに溝状の薄肉部よりなる易折曲部9が形成されているので、タブ6は該易折曲部から容易に折れ曲がって起き上がり簡単に摘むことができる。従って、本実施形態によれば、タブ先端が爪と指の間に刺し込んで怪我をすることがないばかりでなく、タブを無理に起こそうとして爪を剥がすようなこともなく、安全にタブを摘むことができる。また、溝状の薄肉部よりなる易折曲部を設けることによって、タブを比較的肉厚に形成することも可能となり、製造が容易であると共にタブが摘み易くなる利点もある。
【0013】
以上、本発明の好適な実施形態を示したが、本発明のキャップは、上記実施形態に限らず種々の設計変更が可能である。例えば、タブにストッパーと易折曲部の両方を設けるのが望ましいが、タブ全体の厚みを容易に折曲可能な厚みに形成すれば、図2に示すタブ18のように、タブ先端部近傍にストッパーのみを設けて、易折曲部を設けなくても可能である。なお、図2に示す例において、図1と同様な個所は図1と同一引出し符号で示し、詳細な説明は省略する。
【0014】
【発明の効果】
本発明の合成樹脂キャップによれば、タブに該タブ先端部が爪と指の間に突き刺さることを防止するストッパーが形成されているので、安全にタブを起こすことができる。また、タブの中途部に溝状の薄肉部よりなる易折曲部を形成することにより、タブを容易に起こすことができ、タブが摘み易く容易に開栓することができる。さらに、タブに溝状の薄肉部よりなる易折曲部を設けることによって、タブを比較的肉厚に形成することも可能となり、製造が容易であると共にタブが摘み易くなる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る合成樹脂キャップを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図2】 図1に示す合成樹脂キャップを変更した他の実施例に係る合成樹脂キャップの要部平面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂キャップ
2 環状側壁
3 シールリング
4 環状弱化線
5 縦方向弱化線
6,18 タブ
8 ストッパー
9 易折曲部
10 ブリッジ

Claims (2)

  1. キャップ本体の環状側壁の下端に環状弱化線を介してシールリングを有し、前記環状弱化線から該シールリング下端に延びた傾斜状の縦方向弱化線が形成され、且つ前記シールリングに該シーリングリング引き裂き用のタブが基端部を介して一体に設けられてなる合成樹脂キャップにおいて、前記タブに該タブ先端部が爪と指の間に突き刺さることを防止するストッパーが形成され、且つ該ストッパーと前記基端部との間に、前記タブと前記シールリングを接続する易破断可能なブリッジが形成されてなり、前記ストッパーが、前記タブ先端から略0.5mm〜2mm程度奥に該タブ内面から略直角に突出して形成されていることを特徴とする合成樹脂キャップ。
  2. 前記タブの中途部に溝状の薄肉部より形成された易折曲部を形成してなる請求項1に記載の合成樹脂キャップ
JP26363295A 1995-09-19 1995-09-19 合成樹脂キャップ Expired - Lifetime JP3773287B2 (ja)

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