JP3114730U - 不正開封防止容器 - Google Patents

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克弥 長谷川
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ハセガワ化成工業株式会社
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Abstract

【課題】不正な開封を防止する容器であって、特に一旦開封すると蓋体に突設したつまみ片或は蓋体の外表面に引裂用の切目の痕跡が表示されるプラスチック製の容器を提供する。
【解決手段】開口上縁に鍔2を有する身容器1と、該鍔2を嵌入係止し得るリング凹溝4を有する蓋体3とよりなるプラスチック製容器に於て、前記蓋体3のリング凹溝4の外周の一部につまみ片5を突設し、かつ該つまみ片5を引張った際に、該つまみ片5の取付付近に切目6が形成されるように構成してなる不正開封防止容器である。
【選択図】図3

Description

本考案は一旦開封した場合には、蓋体の外周面にその痕跡が表示されるプラスチック容器に係り、特に身容器と蓋体とよりなるプラスチック容器に於て、蓋体の外周につまみ片を突設して構成し、該つまみ片を持って開封した際に該つまみ片或はその周りの蓋体の外周面に開封による痕跡が表示されるようにした不正開封防止容器に関するものである。
この種のプラスチック容器で形成された不正開封防止容器の公知例としては、例えば、特開平3−14465号公報(特許文献1)、或は特開平4−215969号公報(特許文献2)等が知られている。
前記特許文献1の技術は、身容器と蓋体とより構成されるプラスチック容器に於て、該蓋体の上面にリングを取付け、かつこのリングの一部に切れ目線によってリングを切断することが出来るタブを突設し、蓋体の開封に当っては、タブを引張ってリングを切断することによって蓋体を身容器より除去するようにした不正開封防止容器の技術である。
前記特許文献2の技術は、容器の開口部に被蓋された蓋体の上面から容器の外周面に亘って、容器とは色の異なる帯状のタブを貼着し、蓋体の開封に当っては、該帯状のタブを切断して蓋体を開封除去するようにした不正開封防止容器に関する技術である。
特開平3−14465号公報 特開平4−215969号公報
前述の特許文献1或は特許文献2に記載された技術は、いずれも不正開封を防止するために、身容器と蓋体の外に、特別のタブ付のリング或は色の異なる帯状のタブを別に用意し、身容器の開口部に蓋体を被蓋した際に、これ等のリング或は帯状のタブを蓋体或は蓋体が被蓋された身容器に渡って取付けなければならないので、構造が複雑になり、製造コストが高価になる問題があった。
本考案に係る不正開封防止容器は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい考案であって、特に蓋体の一部につまみ片を突設し、このつまみ片を持って蓋体を身容器より開封除去した際に、つまみ片或はそのつまみ片の周りに開封した際の痕跡が表示されるようにした技術を提供するものである。
本考案に係る不正開封防止容器は、前述の従来の問題点を根本的に改善した考案であって、その第1考案の構成は、開口上縁に鍔を有する身容器と、該鍔が嵌入係止し得るリング凹溝を有する蓋体とよりなるプラスチック容器に於て、前記蓋体のリング凹溝の外周の一部につまみ片を一体的に突設して構成したことを特徴とした不正開封防止容器である。
また、本考案に係る不正開封防止容器の第2考案の構成は、前記身容器に被蓋された蓋体をつまみ片を持って強制的に開封する際に、該つまみ片或は該つまみ片が接続する蓋体のリング凹溝の外周面に引裂傷が表示されるように構成したことを特徴とした第1考案の不正開封防止容器である。
また、本考案に係る不正開封防止容器の第3考案の構成は、前記蓋体のつまみ片の根本部或は該つまみ片が接続する蓋体のリング凹溝の外周またはその両方にVノッテ、切線等の切目を設けて構成したことを特徴とした第1考案或は第2考案の不正開封防止容器である。
さらに、本考案に係る不正開封防止容器の第4考案の構成は、前記蓋体を一軸延伸プラスチックシートで形成し、かつ前記蓋体のリング凹溝の外周に突設されたつまみ片の突出方向と蓋体を形成するプラスチックシートの延伸方向とを合致させて構成したことを特徴とした第1考案乃至第3考案の不正開封防止容器である。
前記第1考案に於ては、身容器の開口上縁に設けた鍔が蓋体のリング凹溝に嵌入係止するように形成すると共に、該リング凹溝の外周の一部につまみ片を一体的に突設したので、該つまみ片を持って蓋体を上方或は横方向に引張ることによって身容器の開口部より蓋体を取り外すことが出来る。
前記第1考案に於ては、前記つまみ片が蓋体の一部に一体的に取付けられているので、前述の特許文献1或は特許文献2に比較して構造が極めて簡単であり、取扱いが便利でコストを安価にすることが出来る。
前記第2考案に於ては、身容器に被蓋された蓋体をつまみ片を持って強制的に開封する際に、つまみ片或は該つまみ片が接続する蓋体のリング凹溝の外周面に引裂傷が表示されるように構成したので、一旦蓋体を開封した場合には、必然的に引裂傷の痕跡が蓋体の外周に表示されるので、これによって不正使用を防止することが出来る。
前記第3考案に於ては、蓋体のつまみ片の根本部或はつまみ片が接続する蓋体のリング凹溝の外周または両方にVノッテ、切線等の切目を設けて構成したので、つまみ片を引張って蓋体を開封した際には、より明確に引裂の痕跡をつまみ片或は蓋体に残すことが出来る。
前記第4考案に於ては、一軸延伸プラスチックシートを用いて蓋体を成形すると共に、蓋体に突設されたつまみ片の方向をシートの延伸方向に合致させたので、蓋体の開封の際につまみ片を持って蓋体を引張った場合には、つまみ片の付根部分につまみ片の巾に対応した引裂用の切目を設けることが出来る。
図により本考案に係る不正開封防止容器の一実施例を具体的に説明すると、図1は本考案の容器の構成を示す斜視図、図2は図1の容器を身容器と蓋体とに分離した説明図、図3は蓋体を身容器から取り外す状態の説明図である。
図4はつまみ片の根本部にVノッテを設けた説明図、図5はつまみ片の取付部に切線を設けた説明図、図6は蓋体が一軸延伸プラスチックシートで形成されていることを示す説明図、図7は他例のつまみ片の形状を示す説明図である。
図1及び図2に於て、1はプラスチックシートをバキューム成形した身容器であって、その開口部上縁には鍔2が設けられている。3は前記身容器1に被蓋し得るプラスチックシートをバキューム成形した蓋体であって、その周辺部には、前記鍔2が嵌入係止し得る下向きのリング凹溝4が設けられている。このリング凹溝4の外周にはつまみ片5が一体的に突設されている。
この鍔2とリング凹溝4との関係は、鍔2を一旦リング凹溝4内に嵌入した際は、前記つまみ片5が無ければ、人力のみでは蓋体3を身容器1より取り外すことが極めて困難なように構成されている。
図3に於ては、つまみ片5を指先で持って、身容器1より蓋体3を取り外す状態を示している。つまみ片5は上方或は横方向に強く引張らなければならないので、蓋体3を一旦開封した場合には、つまみ片5の取付部の周りのリング凹溝4には引裂用の切目6が痕跡として設けられている。
図4に於ては、つまみ片5の両側の根本部には夫々Vノッテ7が穿設されている。このVノッテ7を設けることによってつまみ片5を引張った際に、つまみ片5の根本部を簡単に引裂くことが出来るように構成されている。
図5に於ては、つまみ片5の取付部の両側のリング凹溝4に予め切線8が穿設されており、この切線8を設けることによって、つまみ片5を引張った際にリング凹溝4を簡単に引裂き、開封した痕跡をより大きく残すことが出来るように構成されている。
図6に於ては、前記蓋体3が一軸延伸プラスチックシートで成形されており、かつ蓋体3に突設されたつまみ片5の突出方向がプラスチックシートの延伸方向と合致するように構成されている。
従って、図6の実施例に於ては、蓋体3を開封するためにつまみ片5を持って上方に引張った場合には、つまみ片5の横巾に沿って蓋体3のリング凹溝4を引裂くことが出来るように構成されている。
上記実施例に於ては、いずれの実施例に於ても、蓋体3の開封に当ってはつまみ片5を持って引張るので、つまみ片5が接続されているリング凹溝4の一部が引裂かれて、この部分に切目6が形成され、かつこの切目6の作用でリング凹溝4の内径が大きくなるので、鍔2からリング凹溝4を抜き取り、蓋体3を身容器1から簡単に取り外して開口することが出来る。
前述の実施例に於ては、根本部と先端部とがほぼ同一巾のつまみ片5について説明したが、図7に示す如く、根本部が巾広で先端部が巾狭に形成された特殊な形状を持ったつまみ片9を用いることも可能である。この場合にはつまみ片9を横方向に強く引張ることによって蓋体4を開封することが出来る。
本考案の不正開封防止容器の技術は、プラスチック製容器のみならず紙製容器の技術にも応用することが出来る。
本考案の容器の構成を示す斜視図である。 図1の容器を身容器と蓋体とに分離した説明図である。 蓋体を身容器から取り外す状態の説明図である。 つまみ片の根本部にVノッテを設けた説明図である。 つまみ片の取付部に切線を設けた説明図 蓋体が一軸延伸プラスチックシートで形成されていることを示す説明図である。 他例のつまみ片の形状を示す説明図である。
符号の説明
1 ・・・身容器
2 ・・・鍔
3 ・・・蓋体
4 ・・・リング凹溝
5 ・・・つまみ片
6 ・・・切目
7 ・・・Vノッテ7
8 ・・・切線

Claims (4)

  1. 開口上縁に鍔を有する身容器と、該鍔が嵌入係止し得るリング凹溝を有する蓋体とよりなるプラスチック容器に於て、前記蓋体のリング凹溝の外周の一部につまみ片を一体的に突設して構成したことを特徴とした不正開封防止容器。
  2. 前記身容器に被蓋された蓋体をつまみ片を持って強制的に開封する際に、該つまみ片或は該つまみ片が接続する蓋体のリング凹溝の外周面に引裂傷が表示されるように構成したことを特徴とした請求項1の不正開封防止容器。
  3. 前記蓋体のつまみ片の根本部或は該つまみ片が接続する蓋体のリング凹溝の外周またはその両方にVノッテ、切線等の切目を設けて構成したことを特徴とした請求項1或は請求項2の不正開封防止容器。
  4. 前記蓋体を一軸延伸プラスチックシートで形成し、かつ前記蓋体のリング凹溝の外周に突設されたつまみ片の突出方向と蓋体を形成するプラスチックシートの延伸方向とを合致させて構成したことを特徴とした請求項1乃至請求項3の不正開封防止容器。
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