JP3772287B2 - 汚泥の脱水方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機汚泥を連続真空濾過脱水処理するにあたり、無機凝集剤の使用量を削減し、ケーキ発生量を低減するとともに、ケーキ中の有機物含有量を増すことによりコンポスト化などのケーキ処分法を容易にする汚泥の脱水方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
汚泥にカチオン性高分子凝集剤を添加し撹拌したのち、無機凝集剤たとえば塩化第二鉄を添加し、連続真空濾過脱水処理する方法は公知である(特開昭63−267500号公報)。
【0003】
また塩化第二鉄を添加したのちにノニオン性高分子凝集剤を添加し、最後に石灰を添加して連続真空濾過脱水処理する技術も開示されている。
【0004】
N−ビニルホルムアミドまたはN−ビニルアセトアミドを必須モノマー成分としてなるポリマーを加水分解して得られるビニルアミン単位を有するポリマー(特開昭58−23809号公報、特開昭59−39400号公報)や、N−ビニルカルボン酸アミドとアクリロニトリルを必須成分としてなるポリマーを加水分解して得られるアミジン単位を有するポリマー(持開平5−192513号公報)は、汚泥の凝集脱水剤として良好な性能を示すことが知られてる。ポリジメチルジアリルアンモニウムクロリドも凝集剤として広く知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
汚泥にカチオン性高分子凝集剤を添加し撹拌したのち、無機凝集剤たとえば塩化第二鉄を添加し、連続真空濾過脱水処理する方法はケーキの剛性が低く剥離性が悪い。
【0006】
塩化第二鉄を添加したのちにノニオン性高分子凝集剤を添加し、最後に石灰を添加して連続真空濾過脱水処理する方法はノニオン性高分子凝集剤を多量に添加すると凝集汚泥がフロック状となり濾布表面に付着せずケーキがずり落ちる欠点が有り、過少では塩化第二鉄および石灰の添加量を減らせず、コントロールが難しいという欠点があった。
本発明においてはコントロールに苦労することなく塩化第二鉄および石灰の添加量を減らすことを目的とする。
本発明の目的は、有機汚泥を連続真空濾過脱水処理するにあたり、無機凝集剤の使用量を削減し、ケーキ発生量を低減するとともにケーキ中の有機物含有量を増すことによりコンポスト化等のケーキ処分法を容易にする汚泥の脱水方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の発明は、有機汚泥を連続真空濾過脱水処理するにあたり、塩化第二鉄、カチオン性基を有する高分子凝集剤および石灰を組み合わせて添加混合することにより汚泥の前処理を行う方法において、塩化第二鉄の添加混合と同時および/またはその後にカチオン性基を有する高分子凝集剤を添加混合し、その後石灰を添加混合することを特徴とする汚泥の脱水方法である。
【0008】
本発明の請求項2の発明は、請求項1に記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤の添加量が、汚泥SSあたり0.1〜0.5重量%であることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項3の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤の分子構造が、下記式(1)で表される水溶性カチオン性ビニル単量体またはその混合物を含有する単量体の重合物から本質的に成ることを特徴とする。
【0010】
【化2】
【0011】
(但し、式中、AはOまたはNH;BはC2 H4 、C3 H6 、C3 H5 OH;R1 ,はHまたはCH3 ;R2 ,R3 は炭素数1〜4のアルキル基;R4 は水素、メチル基またはベンジル基;X- はアニオン性対イオンを表す。)
【0012】
本発明の請求項4の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤がN−ビニルカルボン酸アミド(共)重合物の加水分解物から本質的に成ることを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項5の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤がジメチルジアリルアンモニウムクロリド(共)重合物から本質的に成ることを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤のコロイド当量値が2.0meq/g以上であることを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項7の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤の1規定食塩水中における固有粘度が3〜10dl/gであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の限定は、有機汚泥を連続真空濾過脱水処理するにあたり、塩化第二鉄、カチオン性基を有する高分子凝集剤および石灰を組み合わせて添加混合することにより汚泥の前処理を行う方法において、塩化第二鉄の添加混合と同時および/またはその後にカチオン性基を有する高分子凝集剤を添加混合し、その後石灰を添加混合することを特徴とする汚泥の脱水方法である。
ここに言う連続真空濾過脱水処理とは下水の汚泥処理施設で多用されているオリバーフィルター又はベルトフィルターなどの脱水機による処理を指す。
【0017】
本発明の目的は上記連続真空濾過脱水処理において通常用いられている塩化第二鉄および石灰の使用量を半減させ、汚泥の焼却処理により発生する灰分の量を大幅に低減し、最終廃棄処理場に送られる廃棄物の量が減少することから処分場の延命ができる利点を目的とするものである。
【0018】
前記有機汚泥としては各種汚泥が対象となりうるが現在連続真空濾過脱水処理を使用しているのは下水処理場のみであり、下水の嫌気性消化汚泥・初沈汚泥・活性汚泥の余剰汚泥またはこれらの混合汚泥が本発明の対象となる。
【0019】
ここに言うカチオン性基を有する高分子凝集剤としては、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートの塩または四級化物、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドの塩または四級化物、ジアルキルジアリルアンモニウム塩、などのカチオン性単量体を含有する単量体の(共)重合物が挙げられ、該カチオン性単量体の単独重合体あるいはアクリルアミドなどとの共重合体またはアクリル酸などの共重合によりアニオン性基を導入した両性高分子凝集剤などが好ましく用いられる。
【0020】
またN−ビニルホルムアミド・アクリロニトリル共重合物の加水分解物なども好ましく用いられる。
更にジメチルジアリルアンモニウム塩(共)重合物なども好ましく用いられる。
【0021】
上記カチオン性基を有する高分子凝集剤に替えてポリアクリルアミド系あるいはポリアクリル酸ヒドラジッド系などのノニオン性高分子凝集剤を用いた場合はフロックが過大となって濾布に付着しないか微細フロックと成って濾過脱水不能と成りやすく、実用に耐えない。
【0022】
塩化第二鉄とカチオン性基を有する高分子凝集剤の添加順序は塩化第二鉄で汚泥を調質した後にカチオン性基を有する高分子凝集剤が添加されることが好ましく、実装置ではカチオン性基を有する高分子凝集剤の混和槽を新設することが経済的に困難であることから塩化第二鉄とカチオン性基を有する高分子凝集剤の同時添加となる。
【0023】
塩化第二鉄で汚泥を調質する前にカチオン性高分子凝集剤などのカチオン性基を有する高分子凝集剤を添加すると汚泥に均等にカチオン性高分子凝集剤などが分配されない。
【0024】
石灰は濾過助材およびPH調整剤として必須のものであり、フロックを適度の粒径にそろえると共に機材の腐食を防止する作用もある。
【0025】
塩化第二鉄は通常38%水溶液として市販されており、汚泥SSあたり有姿5%(純分1.9%)以上添加され、石灰はこの塩化第二鉄によるPH低下を補正する量以上添加される。
石灰を濾過助材として使用する場合は多量添加を必要とするが、各種の濾過助材を併用することにより添加量の必要量を減ずることができる。
【0026】
本発明の第二の限定は、請求項1に記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤の添加量が汚泥SSあたり0.1〜0.5重量%であることを特徴とする。
【0027】
0.1重量%以下であるとフロックができず濾過不良となり、0.5重量%以上であると粗大フロックとなって濾布に付着しなくなるおそれが発生するうえ経済的にメリットが無い。
【0028】
本発明の第三の限定は、請求項1あるいは請求項2に記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤の分子構造が、前記式(1)で表される水溶性カチオン性ビニル単量体またはその混合物を含有する単量体の重合物から本質的に成ることを特徴とする。
【0029】
本発明の第四の限定は、請求項1あるいは請求項2に記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤がN−ビニルカルボン酸アミド(共)重合物の加水分解物から本質的に成ることを特徴とする。
N−ビニルホルムアミド・アクリロニトリル共重合物の加水分解物が、これらの中で最も好ましく用いられる。
【0030】
本発明の第五の限定は、請求項1あるいは請求項2に記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤がジメチルジアリルアンモニウムクロリド(共)重合物から本質的に成ることを特徴とする。
【0031】
本発明の第六の限定は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤のコロイド当量値が2.0meq/g以上であることを特徴とする。
カチオンのコロイド当量値が低いと塩化第二鉄で調質した汚泥が適度の大きさのフロックを形成しない。
【0032】
本発明の第七の限定は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の汚泥の脱水方法において、カチオン性基を有する高分子凝集剤の1規定食塩水中における固有粘度が3〜10dl/gであることを特徴とする。
固有粘度が3dl/g以下であると生成フロックが微小に過ぎ濾過脱水が困難であり、固有粘度が10dl/g以上であるとフロックサイズが過大となり濾布に付着しない。
【0033】
【実施例】
次に実施例によって、本発明を具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に制約されるものではない。
【0034】
(実施例1〜4)
撹拌機を備えつけた5m3 のPEタンクに、嫌気性消化汚泥40%、初沈生汚泥40%、余剰汚泥20%の混合汚泥(SS:26000mg/l)を採り、表1に記載した量の塩化第二鉄を添加撹拌したのち、表1記載の高分子凝集剤(ポリマーと称す)を添加撹拌し、最後に表1に記載した量の石灰をスラリー状で添加撹拌し、汚泥の調質を完了した。
しかるのち該調質を完了した汚泥をポンプによりベルトフィルターに供給し真空濾過脱水をおこなった。
塩化第二鉄は(FeCl3 38%溶液)原液を添加し、高分子凝集剤(ポリマー)は0.2%水溶液を添加し、石灰は20%スラリーで添加した。
ベルトフィルターのドラム回転速度は一周7分22秒である。
脱水処理結果を表1に示す。
【0035】
なお、表1および後述する表2中の試料とは高分子凝集剤(ポリマー)のことであり以下の組成である。
試料−1:メタクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド単独重合体(固有粘度8.6dl/g、コロイド当量値4.8meq/g )
試料−2:アクリロイロキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド・アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体(固有粘度9.6dl/g、コロイド当量値2.8meq/g )
試料−3:アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体(固有粘度6.4dl/g、コロイド当量値4.5meq/g )
試料−4:アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体(固有粘度9.4dl/g、コロイド当量値3.5meq/g )
試料−5:Nビニルホルムアミド・アクリロニトリル共重合物の塩酸加水分解物(固有粘度3.4dl/g、コロイド当量値5.5meq/g )
試料−6:ポリジメチルジアリルアンモニウムクロリド(固有粘度3.3dl/g、コロイド当量値6.5meq/g )
試料−7:市販アクリルアミド単独重合体(固有粘度9.7dl/g)
試料−8:市販ポリアクリル酸ヒドラジド(固有粘度9.1dl/g)
【0036】
(比較例1〜2)
表1記載の高分子凝集剤(ポリマー)(試料−7、試料−8)を用いた以外は実施例1〜4と同様にして脱水試験を行った結果を表1に示す。
【0037】
(比較例3)
高分子凝集剤(ポリマー)を用いず、塩化第二鉄および石灰の添加量を2倍にした以外は実施例1〜4と同様にして脱水試験を行った結果を表1に示す。
【0038】
(比較例4)
高分子凝集剤(ポリマー)を用いなかった以外は実施例1〜4と同様にして脱水試験を行った結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
表1から、有機汚泥に(メタ)アクリル系カチオン性水溶性高分子(試料−1〜試料−4)を塩化第二鉄および石灰と併用して添加した実施例1〜4は、塩化第二鉄および石灰の添加量を半分に減らした状態で剥離性良く運転でき、ケーキの保有する水分も減少したことが判る。
これに対して、市販アクリルアミド単独重合体(試料−7)を用いた比較例1や市販ポリアクリル酸ヒドラジド(試料−8)を用いた比較例2は、塩化第二鉄および石灰の添加量を半分に減らした状態では剥離不可であった。高分子凝集剤(ポリマー)を用いず、塩化第二鉄および石灰の添加量を2倍にした以外は実施例1〜4と同様にして脱水試験を行った比較例3は剥離性良く運転できたが、ケーキの保有する水分が多い。高分子凝集剤(ポリマー)を用いなかった以外は実施例1〜4と同様にして脱水試験を行った比較例4は、剥離不可であった。
【0041】
(実施例5〜13)
2リットルのポリビーカーに、嫌気性消化汚泥50%初沈生汚泥35%余剰汚泥15%の混合汚泥(SS:30,000mg/l)を採り、表2記載量の塩化第二鉄を添加攪拌したのち表2記載の高分子凝集剤(ポリマー)を添加攪拌し、最後に表2記載量の石灰をスラリー状で添加攪拌し汚泥の調質を完了した。
汚泥サンプリング量は1リットル、攪拌条件は各々の薬剤添加後200rpm1分間のジャーテスト攪拌を行った。しかるのち該調質を完了した汚泥を用いて、下水試験法の第4章「一般汚泥試験、第14節 脱水試験 4 リーフテスト」の記載に準じて試験を行った。真空圧は−400mmHg。リーフ面積95cm2 。リーフを調質汚泥に浸漬する時間は1分間、その後リーフを引き上げ1分間吸引処理する。最後に、リーフに形成された湿ケーキの重量、濾液量、ケーキの剥離性、さらに105℃24時間乾燥した乾ケーキ重量より含水率を求めた。結果を表2に記載する。
【0042】
(比較例5〜6)
表2記載の高分子凝集剤(ポリマー)(試料−7、試料−8)を用いた以外は実施例7〜13と同様にして脱水試験を行った結果を表2に示す。
【0043】
(比較例7)
高分子凝集剤(ポリマー)を用いず、実施例5と同様にして脱水試験を行った結果を表2に示す。
【0044】
(比較例8)
高分子凝集剤(ポリマー)を用いなかった以外は実施例6〜13と同様にして脱水試験を行った結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】
表2から、有機汚泥に(メタ)アクリル系カチオン性水溶性高分子(試料−1〜試料−4)を塩化第二鉄および石灰と併用して添加した実施例5〜11や、Nビニルホルムアミド・アクリロニトリル共重合物の塩酸加水分解物(試料−5)やポリジメチルジアリルアンモニウムクロリド(試料−6)を塩化第二鉄および石灰と併用して添加した実施例12〜実施例13は、汚泥処理量が増大し、塩化第二鉄および石灰の添加量を半分に減らすこともできる。
これに対して市販アクリルアミド単独重合体(試料−7)を用いた比較例5や市販ポリアクリル酸ヒドラジド(試料−8)を用いた比較例6は、塩化第二鉄および石灰の添加量を半分に減らした状態では剥離不可であった。高分子凝集剤(ポリマー)を用いず、実施例5と同様にして脱水試験を行った比較例7は、汚泥処理量が減少する。高分子凝集剤(ポリマー)を用いなかった以外は実施例6〜13と同様にして脱水試験を行った比較例8は剥離不可であった。
【0047】
【発明の効果】
カチオン性高分子凝集剤添加により塩化第二鉄および石灰の添加量を半分に減らした状態でも良好な汚泥処理効果を示す。
本発明の汚泥の脱水方法により、有機汚泥を連続真空濾過脱水処理するにあたり、無機凝集剤の使用量を削減し、ケーキ発生量を低減するとともにケーキ中の有機物含有量を増すことができ、コンポスト化などのケーキ処分法を容易に適用できる。
Claims (7)
- 有機汚泥を連続真空濾過脱水処理するにあたり、塩化第二鉄、カチオン性基を有する高分子凝集剤および石灰を組み合わせて添加混合することにより汚泥の前処理を行う方法において、塩化第二鉄の添加混合と同時および/またはその後にカチオン性基を有する高分子凝集剤を添加混合し、その後石灰を添加混合することを特徴とする汚泥の脱水方法。
- カチオン性基を有する高分子凝集剤の添加量が、汚泥SSあたり0.1〜0.5重量%であることを特徴とする請求項1に記載の汚泥の脱水方法。
- カチオン性基を有する高分子凝集剤がN−ビニルカルボン酸アミド(共)重合物の加水分解物から本質的に成ることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の汚泥の脱水方法。
- カチオン性基を有する高分子凝集剤がジメチルジアリルアンモニウムクロリド(共)重合物から本質的に成ることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の汚泥の脱水方法。
- カチオン性基を有する高分子凝集剤のコロイド当量値が2.0meq/g以上であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の汚泥の脱水方法。
- カチオン性基を有する高分子凝集剤の1規定食塩水中における固有粘度が3〜10dl/gであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の汚泥の脱水方法。
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