JPH0211320B2 - - Google Patents

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JPH0211320B2
JPH0211320B2 JP57016682A JP1668282A JPH0211320B2 JP H0211320 B2 JPH0211320 B2 JP H0211320B2 JP 57016682 A JP57016682 A JP 57016682A JP 1668282 A JP1668282 A JP 1668282A JP H0211320 B2 JPH0211320 B2 JP H0211320B2
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JP
Japan
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sludge
stirring
polymer flocculant
flocs
added
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JP57016682A
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JPS58133898A (ja
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Masanori Hashimoto
Masaaki Wakita
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Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は有機性汚泥に凝集剤を添加して脱水
する方法に関する。 下水処理汚泥やし尿処理汚泥などの有機性汚泥
に対してカチオン性高分子凝集剤を添加して撹拌
を行い、次いでアニオン性高分子凝集剤を添加し
て撹拌を行い、フロツクを生成させて脱水する方
法が提案されている。この方法において、カチオ
ン性高分子凝集剤として天然高分子、特にキトサ
ンを用いると、脱水ケーキの含水率を飛躍的に低
下させることができるけれど、天然高分子の添加
量が多かつたので、処理コスト低減のための改良
が求められていた。 本発明は、このような要望に応えるため、カチ
オン性高分子凝集剤の添加量を低減しても、処理
効果を低下させることなく汚泥を脱水する方法を
提供することを目的とする。 本発明は、有機性汚泥に、カチオン性高分子凝
集剤を添加して第1の撹拌を行い、次いでアニオ
ン性高分子凝集剤を添加して第2の撹拌を行い、
生成したフロツクを脱水する方法において、カチ
オン性高分子凝集剤として、キトサンまたはその
誘導体と、固有粘度(〔η〕30℃ 1N−NaCl)が5
dl/g以上の合成高分子凝集剤とを併用するとと
もに、第1の撹拌は、フロツクが生成しないか、
または生成したフロツクの径が2mm以下となるよ
うな強い撹拌であることを特徴とする汚泥の脱水
処理法である。 本発明における有機性汚泥としては、し尿の嫌
気性消化汚泥、し尿の好気性消化汚泥、し尿浄化
槽汚泥、し尿消化脱離液、下水、各種廃水の活性
汚泥処理における余剰汚泥、下水の最初沈殿池汚
泥、し尿、下水等の三次処理で発生する凝集汚泥
などがある。これらの汚泥は単独または混合され
て処理される。 本発明では、このような有機性汚泥に対して最
初に添加するカチオン性高分子凝集剤としてキト
サンまたはその誘導体と、特定粘度の合成高分子
凝集剤とを併用する。 カチオン性高分子凝集剤の添加量は汚泥の性状
(PH、SS、VSS、電気伝導度など)によつて異な
るが、一般的には0.5〜6wt%(対SS)程度とし、
天然高分子またはその誘導体と、特定粘度の合成
高分子凝集剤との添加割合は4:1〜1:4程度
とする。この範囲からはずれると、併用の効果が
薄れ、コスト低減がはかりにくい。 キトサンまたはその誘導体と併用するカチオン
性の合成高分子凝集剤としては、アミノアルキル
(メタ)アクリレートの単独重合体またはアクリ
ルアミドもしくは他のモノマーとの共重合体、ポ
リアクリルアミドのマンニツヒ変性物、ポリアク
リルアミドのホフマン分解物、ポリアミドポリア
ミン、ポリビニルイミダゾリン、ポリエチレンイ
ミン、ポリジアルキルジアリルアンモニウム塩な
どがあり、それぞれ1種または2種以上の組合せ
使用が可能である。 アミノアルキル(メタ)アクリレートの例とし
ては、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメ
チルアミノエチルメタクリレートなどが挙げられ
る。これを硫酸塩などの酸塩とするか、四級化剤
(メチルクロライド、ベンジルクロライド、ジメ
チル硫酸など)で第四級アンモニウム塩としたの
ち、単独重合するか、アクリルアミド、アクリロ
ニトリルメチルアクリレート、エチルアクリレー
トなどの他のモノマーと共重合して得られる重合
体は、本発明におけるカチオン性の合成高分子凝
集剤として好ましい。 また、キトサンまたはその誘導体と併用するカ
チオン性の合成高分子凝集剤は分子量が大きいも
のがよく、固有粘度(〔η〕30℃ 0.1N−NaCl)が5
より小さいと、カチオン性高分子凝集剤の全体の
添加量をあまり低減できないので、固有粘度は5
以上であることが必要である。 有機性汚泥に、まずカチオン性高分子凝集剤と
して、キトサンまたはその誘導体および特定粘度
の合成高分子凝集剤を添加し、第1の撹拌を行つ
て一次凝集を行う。第1の撹拌は、汚泥と凝集剤
とを十分反応させ、電荷の中和を行うためのもの
であるから、フロツクを生成しないか、または生
成したフロツク径が2mm以下となるような強い撹
拌とする。 撹拌方法は特に限定されず、撹拌槽における撹
拌羽根による撹拌、配管中の流れによる撹拌、渦
巻ポンプ等のポンプを通過させることによる撹拌
などによることができる。撹拌の程度は、撹拌機
を備えた撹拌槽による場合、目安として強撹拌は
撹拌羽根の周速が1〜5m/sec程度とすること
ができる。 本発明ではカチオン性高分子凝集剤添加後の強
撹拌により汚泥全体を反応させ、汚泥の電荷を中
和することにより、第2の凝集剤を添加して生成
するフロツクの脱水性を向上させる。汚泥の電荷
を中和するためには撹拌混合時にフロツクが生成
しない方がよく、フロツクが生成する場合でも2
mm以下の小さなフロツクの生成にとどめる。 このため第1の撹拌は、前述のように、フロツ
クを生成させるための通常の撹拌よりも激しい強
撹拌を行うのである。 以上のようにして電荷の中和を行つたのち、ア
ニオン性高分子凝集剤を添加して第2の撹拌を行
いフロツクを生成させる。 アニオン性高分子凝集剤の添加量も、汚泥の性
状によつて異なるが、一般的には0.2〜3wt%(対
SS)程度とする。 アニオン性高分子凝集剤としては、ポリアクリ
ル酸もしくは、その塩、ポリアクリルアミドの部
分加水分解物、アクリル酸(塩)とアクリルアミ
ドとの共重合体、アクリル酸(塩)と2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)
との共重合体、アクリル酸(塩)とアクリルアミ
ドとビニルスルホン酸(塩)との三元共重合体な
どが使用できる。 第2の撹拌はフロツクを生成させるものである
から、第1の撹拌よりも弱く、通常汚泥の凝集の
際に採用される程度の撹拌強度である。撹拌の手
段は限定されないが、撹拌羽根を備えた撹拌槽に
よる場合、撹拌羽根の周速が0.1〜0.5m/secとす
ることができる。このような撹拌混合を行うこと
により、カチオン性高分子凝集剤と反応して電荷
を中和された汚泥の粒子が凝集してフロツクを形
成するため、強固で大形のフロツクが生成し、脱
水性は極めて良くなる。 以上の凝集により生成したフロツクはそのま
ま、または分離水を除去したのち、脱水機に供給
し、従来法と同様にして脱水を行う。脱水方法と
しては遠心脱水、真空脱水、圧搾脱水法などが採
用できる。このような脱水を行うための脱水機と
しては、遠心脱水機、真空脱水機、ベルトプレス
型脱水機、スクリユープレス、またはフイルター
プレス等の従来より使用されている脱水機が使用
可能である。濾布を使用したベルトプレス型脱水
機の場合、従来は剥離性や濾布からのはみ出しの
点から圧搾圧力を0.5Kg/cm2以上にすることがで
きなかつたが、本発明法では1Kg/cm2以上の高圧
をかけることができ、圧搾圧力に応じて低い含水
率の脱水ケーキを得ることができる。この脱水ケ
ーキは乾燥、焼却、堆肥化等の処分を行うが、脱
水ケーキの含水率が低いので、乾燥、焼却に要す
る補助燃料は少なくて済み、堆肥化する場合も、
含水率調節のためのおがくず、もみがら、わら等
の添加材は少なくてよい。 本発明によれば、カチオン性高分子凝集剤とし
てキトサンまたはその誘導体および特定粘度の合
成高分子凝集剤を併用するのでカチオン性高分子
凝集剤全体の添加量を低減しても汚泥の電荷の中
和や粘性の消去等の反応が適切に行われる。した
がつて、その後にアニオン性高分子凝集剤により
フロツクを生成させると、フロツクは大形で粘性
が弱く、サラサラしてベトつかず、濾布等に対す
る付着性が弱いため濾過脱水性が優れており、加
えてケーキ含水率も低く、コストで効率的な脱水
を行うことができる。 次に本発明の実施例について説明する。各実施
例において使用する凝集剤は表−1に示すとおり
である。
【表】 実施例 1 単一の活性汚泥によりし尿を生物分解するとと
もに硝化、脱窒を行つた際、発生した余剰汚泥と
処理水の硫酸バンドによる三次処理で発生した汚
泥との混合汚泥(PH6.6、SS:2.22%、VSS:68
%対SS、電気伝導度2050μS/cm)を200mlとり、
これにキトサンおよび表−2の合成高分子凝集剤
を添加して、撹拌機(2枚平羽根)により
500rpmで30秒間第1の撹拌を行つて、フロツク
径約1.5mmのフロツクを作り、次いで表−2のア
ニオン性高分子凝集剤を添加して撹拌機により
250rpmで20秒間第2の撹拌を行い、生成したフ
ロツクを100メツシユナイロン濾布を敷いたブフ
ナーロート上に注ぎ、10秒後の濾液量を測定し
た。(ヌツチエテスト)また濾過後の汚泥を15g
採取し、ベルトプレス型脱水機用濾布(ポリエス
テル、杉綾織)およびスポンジではさみ、0.5
Kg/cm2の圧力で60秒間圧搾したのちの汚泥のケー
キ含水率を測定した(プレステスト)。結果を表
−2に示す。また、比較のため、カチオン性高分
子凝集剤を単独使用し、添加後の撹拌を撹拌機に
より250rpmで20秒間とした場合およびカチオン
性高分子凝集剤としてキトサンのみを用い、さら
にアニオン性高分子凝集剤を用いた場合も併せて
表−2に示す。
【表】 表−2から、カチオン性高分子凝集剤として、
キトサンと特定粘度の合成高分子凝集剤を併用す
ると(試験No.1、2)、併用しない場合(試験No.
3、4)と比らべ、カチオン性高分子凝集剤の添
加量を約3割低減できることがわかる。 実施例 2 下水の最初沈殿池汚泥と活性汚泥処理における
余剰汚泥との混合汚泥(PH5.7、SS:2.29%、
VSS:73%対SS、電気伝導度1150μS/cm)に対
し、実施例1と同様に表−3の凝集剤を用いてヌ
ツチエテストおよびプレステストを行つた(な
お、第1の撹拌後のフロツク径は約1.3mmであつ
た)。結果も表−3に示す。
【表】 表−3から、カチオン性高分子凝集剤としてキ
トサンと特定粘度の合成高分子凝集剤とを併用す
ると、添加量を約4割低減できることがわかる。 実施例 3 食品工場廃水の活性汚泥処理における余剰汚泥
(PH6.9、SS:1.8%、VSS:85%対SS、電気伝導
度2200μS/cm)に対し、撹拌機(2枚羽根)の
回転速度を250〜500rpmの範囲でかえて撹拌強度
を変化させて第1の撹拌を30秒間行うこと以外は
実施例1と同条件で表−4の凝集剤を用いてヌツ
チエテストおよびプレステストを行つた。結果も
表−4に示す。
【表】 表−4の結果から、第1の撹拌後のフロツク径
が2mm以下となるような強撹拌を行つた場合に脱
水効果が極めて良好になることがわかるととも
に、カチオン性高分子凝集剤としてキトサンと特
定粘度の合成高分子凝集剤とを併用すると、添加
量を約3割低減できることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機性汚泥に、カチオン性高分子凝集剤を添
    加して第1の撹拌を行い、次いでアニオン性高分
    子凝集剤を添加して第2の撹拌を行い、生成した
    フロツクを脱水する方法において、カチオン性高
    分子凝集剤として、キトサンまたはその誘導体
    と、固有粘度(〔η〕300.1N-NaCl)が5dl/g以上

    合成高分子凝集剤とを併用するとともに、第1の
    撹拌は、フロツクが生成しないか、または生成し
    たフロツクの径が2mm以下となるような強い撹拌
    であることを特徴とする汚泥脱水法。 2 有機性汚泥が、汚水を生物処理して発生する
    余剰汚泥、または、余剰汚泥と他の汚泥との混合
    汚泥である特許請求の範囲第1項に記載の汚泥脱
    水法。
JP57016682A 1982-02-04 1982-02-04 汚泥脱水法 Granted JPS58133898A (ja)

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JPS58133898A JPS58133898A (ja) 1983-08-09
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