JP3771929B1 - お握り製造用具 - Google Patents

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Abstract


【課題】適切に締め固められた見栄えのよいお握りを容易に製造し得るお握り製造用具を提供する。
【解決手段】2個の収容器3,3を、屈曲部5を介して開閉可能に連結する。収容器3は、基片9の一面側の外周縁に立壁10を突設してなる。立壁10を構成する両側部立壁16,16の夫々の上縁20の高さを、先端に向けて徐々に大きくする。両収容器3,3を閉じるように折り曲げたとき、一方の収容器3aの側部立壁16a及び先端立壁19aが、他方の収容器3bの側部立壁16bの内側及び先端立壁19bの内側に重なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ご飯やポテト、おから等の食材を締め固めてお握りを製造することのできるお握り製造用具に関するものである。
お握りの一般的な作り方は、所定量のご飯を手で握って三角形状や球形状等に形を整えるものであるが、勘でご飯の量を量り、勘で形状を整えることは意外と難しく、又、手にご飯が付着して手間が掛かる等の問題点があった。
そこで本発明者は特願2004−117704号において、図78、図80に示すような、上端開放の2個の収容器a,aが開閉可能に連結され、且つ該2個の収容器a,aが展開状態で実質的に線対称を呈する如く構成されたお握り製造用具bを提案した。該お握り製造用具bをより具体的に説明すれば、該収容器a,aは、基片cの一面側の外周縁に所要高さの立壁dが突設され、該基片cと立壁dとの間で、ご飯e等の食材を収容する収容部fが形成されると共に、該左右の収容器a,aの向き合う立壁部分g,gの縁部相互が屈曲部hで連結されており、又両収容器a,aを閉じるように該屈曲部hで折り曲げたときに、図81に示すように両収容器a,aの開放端a1,a1相互が合致する構成のものであった。
かかるお握り製造用具によるときは、2個の収容器a,aにご飯等の食材を収容して後、両収容器a,aを閉じるように屈曲部hで折り曲げることにより、食材に手を触れることなく所要形態のお握りを衛生的に製造できる利点があった。
前記お握り製造用具を用いてお握りを製造するには、図79に示すように2個の収容器a,aを展開状態にして、その上にフイルム状物jを拡げて被せると共に、前記収容部f部分において該フイルム状物jを押し込んで収容凹部k,kを形成する。その後例えば図79に示すように、該収容凹部k,kの底面m,m上に具nを載せ、次に図80に示すように、該収容凹部k,kにご飯eを収容し、その際、その上面pは、前記立壁dの上縁qから稍盛り上がった状態にする。このように稍盛り上がった状態にするのは、両収容器a,aを図81に示すように前記屈曲部hで折り曲げたときに、該盛り上がった部分が加圧力を生じさせ、図81に示すように両収容器a,aの開放端a1,a1相互が合致することによって所要に締め固められたお握りを製造できるようにするためであった。
しかしながら、かかる従来の製造用具によるときは次のような問題点があった。即ち、両収容器a,aにご飯eを収容する際、該ご飯eの上面p,pが前記立壁の上縁qから盛り上がった状態にするため、両収容器a,aを前記屈曲部hで折り曲げる初期の状態において、図83に示すように、両収容器a,aに収容されたご飯eの基端側の部分(前記屈曲部h側の部分)e1,e1相互が先ず当接状態になってしまう。この状態では、両収容器a,aの向き合う立壁d,d間は大きく開いた状態にある。その後、両収容器a,aを前記屈曲部hで更に折り曲げるのであるが、それに伴い、収容されているご飯e,eは、屈曲した両収容器a,aによって対向側から徐々に押圧されていく。このように押圧されるに伴って両収容器a,aの向き合う立壁d,dが接近し、ご飯が徐々に締め固められていくのであるが、その際、向き合う立壁d,dの合わせ目部分s(図82、図83)からご飯eが外にはみ出やすい。そこで、このようにはみ出たご飯を指で内部に押し込みながらお握り全体を締め固めなければならないといった注意深さを要する面倒さがあった。
又、ご飯の盛り上がりをどの程度にすればよいかは目分量で行わざるを得なかったために、盛り上がり量が少ない場合は締め固めが不十分な軟らかいお握りになってしまう問題があった他、盛り上がり量が多い場合は、両収容器a,aを折り曲げる際に前記立壁d,dの合わせ目部分sからはみ出るご飯の量が多くなるため、このはみ出たご飯を内部に押し込むのが難しく、お握りを製造しにくい問題があった他、内部に押し込み切れなかったご飯がお握りtの側面uに図84に符号t1で示すように飛び出た状態となって、お握りの見栄えを損なう問題もあった。
なお前記出願に係る明細書の段落0083には、図85〜86に示すような、一方の収容器a1を構成する立壁dの先側部分d1が、他方の収容器a2の収容部f内に入り込むように該他方の収容器a2のサイズを稍大きくし、且つ該他方の収容器a2の立壁dの高さを稍大きくしたお握り製造用具が記載されている。このお握り製造用具によるときは、ご飯が収容された両収容器a1,a2を閉じるように屈曲部hで折り曲げたときに、図86に示すように、前記収容器a2の立壁の上側部分(立壁dの高さの大なる部分)に収容されたご飯が加圧力を生じさせながら、一方の収容器a1の立壁dの先側部分d1が他方の収容器a2の収容凹部k内に入り込んだ状態となるため、この入り込みによって、お握りの締め固め作用が得られる。しかしながら該両収容器a1,a2を構成する立壁d,dが、夫々、全長に亘って同高さに突出されていたため、図87に示すようにご飯eが摺り切り状態に収容された両収容器a1,a2を閉じるように屈曲部hで折り曲げたとき、前記と同様、図88に示すように、折り曲げの当初において、ご飯eの上面p,pの基端側の部分(屈曲部h側の部分)e1,e1が先ず当接状態になってしまう。この状態では、両収容器a,aの向き合う立壁d,d間は大きく開いた状態にある。そのため前記と同様、向き合う立壁の合わせ目部分sからご飯が外にはみ出ないようにお握りを締め固めなければならないといった注意深さを要する面倒さがあった。又、このように注意深く締め固めたとしても前記合わせ目部分sからご飯がはみ出るのは避けられず、見栄えのよいお握りを製造するのが難しかった。
又図89に示すような、横断面が半円形を呈する巻き筒t1,t2の縁部相互を蝶番uを介して連結すると共に一方の巻き筒t1の先端に、海苔の一方の端部を挿入させるための差し込み板vを設けたのり巻き具wが、実開昭64−49093号公報で提案されている。
かかるのり巻き具wを用いてのり巻きを形成するには、図89に示すように、展開状態にある巻き筒t1,t2の内側に沿って海苔iを敷き、その一方の端部を前記差し込み板vに差し込んで後、展開状態にある両巻き筒t1,t2に酢飯xを入れ、他方の巻き筒t2の中央部に好みの具yを並べる。その後、図90に示すように、酢飯xと具yが入った巻き筒t1,t2を巻き込むことによってのり巻きを製造するのであったが、両巻き筒は両側端z,zが開放されていたために、両巻き筒t1,t2を巻き込んで酢飯xを握りしめたときに拘束力が得られにくく締め固めが不十分となりやすい問題があった。そのため無理に強く締め固めると、該巻き込みにより形成された筒状部の両開放端から酢飯が飛び出してのり巻きの形態が崩れ、見栄えのよいのり巻きを製造できない問題があった。
実開昭64−49093号公報(第3−5頁、第3図、第6図)
本発明は、前記問題点に鑑みて開発されたものであり、適切に締め固められた見栄えのよいお握りを容易に製造できるお握り製造用具の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係るお握り製造用具の第1の態様は、上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、基片の一面側の外周縁に所要高さの立壁が突設され、該基片と該立壁との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該2個の収容器の向き合う基端立壁の上縁相互が屈曲部で連結されている。又、両収容器は共に、前記基端立壁の両端から先側に向けて延長する両側部立壁の夫々の上縁の高さが、その基端では前記基端立壁の上縁の高さに等しく設定され、且つ、先端に向けて高さが徐々に大となると共に、該両側部立壁の上縁の先端の高さは等しく設定され、又、両側部立壁の先端相互が先端立壁で連結され、該先端立壁の上縁の高さは、前記両側部立壁の上縁の先端の高さに等しく設定されている。又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記側部立壁及び前記先端立壁が他方の収容器の前記側部立壁の内側及び前記先端立壁の内側に重なり得るように(全面的な重なりとは限らない)、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするものである。
本発明に係るお握り製造用具の第2の態様は、上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、基片の一面側の外周縁に所要高さの立壁が突設され、該基片と該立壁との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該2個の収容器の向き合う基端立壁の上縁相互が屈曲部で連結されている。又、片方の収容器の前記基端立壁の両端から先側に向けて延長する両側部立壁の夫々の上縁の高さは、その基端では前記基端立壁の上縁の高さに等しく設定され、且つ、先端に向けて高さが徐々に大となると共に、該両側部立壁の上縁の先端の高さは等しく設定されている。又、両側部立壁の先端相互が先端立壁で連結され、該先端立壁の上縁の高さは、前記両側部立壁の上縁の先端の高さに等しく設定されており、又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記側部立壁及び前記先端立壁が他方の収容器の前記側部立壁の内側及び前記先端立壁の内側に重なり得るように(全面的な重なりとは限らない)、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするものである。
本発明に係るお握り製造用具の第3の態様は、上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、基片の一面側の外周縁に所要高さの立壁が突設され、該基片と該立壁との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該2個の収容器の向き合う基端立壁の上縁相互が屈曲部で連結されている。又、両収容器は共に、前記基端立壁の両端から先側に向けて延長する両側部立壁の夫々の上縁の高さが、その基端では前記基端立壁の上縁の高さに等しく設定され、且つ、先端に向けて高さが徐々に大となると共に、該両側部立壁の上縁の先端の高さは等しく設定され、又、両側部立壁の先端相互が連結されている。又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記側部立壁が他方の収容器の前記側部立壁の内側に重なり得るように(全面的な重なりとは限らない)、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするものである。
本発明に係るお握り製造用具の第4の態様は、上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、基片の一面側の外周縁に所要高さの立壁が突設され、該基片と該立壁との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該2個の収容器の向き合う基端立壁の上縁相互が屈曲部で連結されている。又、片方の収容器の前記基端立壁の両端から先側に向けて延長する両側部立壁の夫々の上縁の高さは、その基端では前記基端立壁の上縁の高さに等しく設定され、且つ、先端に向けて高さが徐々に大となると共に、該両側部立壁の上縁の先端の高さは等しく設定され、又、両側部立壁の先端相互が連結されている。又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記側部立壁が他方の収容器の前記側部立壁の内側に重なり得るように(全面的な重なりとは限らない)、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするものである。
前記各お握り製造用具において、前記両収容器の前記基端立壁の上縁の高さが等しく設定されると共に前記側部立壁の上縁の高さがその基端から先端に向けて徐々に大となる前記収容器に関し、その側部立壁の上縁の先端の高さを、前記基端立壁の上縁の高さの2倍に設定するのがよい。
本発明に係るお握り製造用具の第5の態様は、上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、半円弧状に屈曲する半円弧状の基片の両端開放部が側片で閉塞され、該基片と該両側片との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該基片の基端相互が屈曲部で連結されており、又、両収容器は共に、前記両側片の上縁の高さが、基端から先端に向けて徐々に大となるように形成されており、又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記基片の先側部分及び前記両側片が他方の収容器の前記基片の先側部分及び前記両側片の内側に重なり得るように(全面的な重なりとは限らない)、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするものである。
本発明に係るお握り製造用具の第6の態様は、上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、半円弧状に屈曲する半円弧状の基片の両端開放部が側片で閉塞され、該基片と該両側片との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該基片の基端相互が屈曲部で連結されており、又、片方の収容器の前記両側片の上縁の高さが、基端から先端に向けて徐々に大となるように形成されており、又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記基片の先側部分及び前記両側片が他方の収容器の前記基片の先側部分及び前記両側片の内側に重なり得るように(全面的な重なりとは限らない)、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするものである。
前記第1〜4の態様において、前記基片と前記立壁との接続部分にスリットを設けるのがよい。又、前記第5、6の態様において、前記基片と前記側片との接続部分にスリットを設けるのがよい。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係るお握り製造用具は、向き合う基端立壁の上縁相互が屈曲部で連結されてなる2個の収容器の両方又は片方の収容器に関して、両側部立壁の上縁の高さが、基端から先端に向けて徐々に大となるように構成されており、各収容器は、前記側部立壁の基端の上縁高さよりも上側をなす加圧収容部を有する。或いは、半円弧状の基片の基端相互が屈曲部で連結された2個の収容器の両方又は片方の収容器に関して、半円弧状の該基片の両端開放部を閉塞する両側片の上縁の高さが、基端から先端に向けて徐々に大となるように形成されており、各収容器は、前記側片の基端高さよりも上側をなす加圧収容部を有する。
従って本発明のお握り製造用具によるときは、一方の収容器が他方の収容器内に進入するに伴い、両収容器に収容されているご飯等の食材が該両収容器が形成する箱状収容体に拘束された状態で締め固められる。その際、前記加圧収容部に収容されている加圧食材が、収容食材を締め固める際に加圧力を生じさせる。この加圧力により、箱状収容体の先側部分において食材の締め固めが生ずると共に、該先側部分の食材の密度が高まるにつれて、箱状収容体の内部で、先側部分から基端側に向けての食材の移動が生じ、全体が適切に締め固められたお握りを製造できる。
(2) 収容器が、前記のように、箱状収容体内の圧力を高めるための加圧収容部を具えるため、各収容器にご飯等の食材を収容する際、収容凹部の上面に摺り切り状態に食材を収容しさえすれば、お握りを無理なく確実に締め固めることができる。
このように締め固めることができるのは、摺り切り状態に食材を収容した後に両収容器を閉じるようにお握り製造用具を前記屈曲部で折り曲げたときに、両収容凹部のご飯の上面がその全面に亘って当接状態となり、向き合う側部立壁の上縁間が閉じるからである。そしてこの状態で前記一方の収容器が前記他方の収容器内に進入するに伴い、向き合う側部立壁がその全長に亘って徐々に重なっていくために、押圧されるご飯が、外部にはみ出る恐れなく両収容器に確実に拘束された状態で所要に締め固められていくからである。
従来のお握り製造用具にあっては、両収容器に収容されているご飯が向き合う側部立壁の合わせ目部分からはみ出ないように注意しながらお握りを締め固めなければならないといったお握り締め固め上の難しさがあったのであるが、本発明によるときは、かかる問題点を解消できることとなる。
(3) そして本発明に係るお握り製造用具は、各収容器が、前記側部立壁の基端の上縁高さよりも上側をなす加圧収容部、或いは、前記側片の基端高さよりも上側をなす加圧収容部を有するため、収容凹部の上面に摺り切り状態に食材を収容しさえすれば、お握り全体の所要の締め固め状態が得られるのであり、目分量でご飯を盛り上げ状態に収容しなければならなかったために所要固さのお握りを確実に製造しにくかった従来の問題点を解決できることとなる。
(4) 側部立壁の上縁の高さがその基端から先端に向けて徐々に大となる収容器の先端立壁の上縁、又は両側部立壁の先端相互の連結部の上端が、他方の収容器の底面に当接するまで両収容器を閉じることにより、常に、一定硬さに締め固められた一定形状のお握りを製造できることになる。又、前記上縁又は前記上端が、他方の収容器の底面に当接する手前で締め固めを止めるときは、好みに応じて軟らかめのお握りを製造できることとなる。
図1〜4において本発明に係るお握り製造用具1は、製造すべきお握りを外側から押圧して締め固めることができる程度の硬度と柔軟性を具えたプラスチックや紙等の素材からなるもので、本実施例においては、プラスチック成形によって一体に形成されている。そして、展開状態で見て上端2が開放した2個の収容器3,3が、屈曲部5により開閉可能に連結され、且つ、該2個の収容器3,3が展開状態で実質的に線対称を呈する如く形成されている。なお、紙製のお握り製造用具は使い捨て可能であり、プラスチック製のお握り製造用具は繰り返して使用可能である。
前記収容器3は、本実施例においては、図2に示すように平面視で三角形状を呈しており、短い先端辺6が長い基端辺7と平行する正三角形を呈する基片9の一面側の外周縁の全周囲に亘って立壁10が突設され、図1〜3に示すように、該基片9と該立壁10との間で、ご飯等の食材を収容するための収容部11が形成されている。
前記立壁10は、図1〜3に示すように、前記基片9の前記基端辺7で立設された基端立壁12と、該基端立壁12の両端から先側に向けて延長する如く前記基片9の両側辺13,13で立設された側部立壁16,16と、該側部立壁16,16の先端相互を連結する如く前記基片9の先端辺6で立設された先端立壁19とで構成されている。
そして前記基端立壁12は、製造すべきお握りの厚さの1/2の高さを有する。又、前記両側部立壁16,16の夫々の上縁20,20の高さは、その基端21,21では、前記基端立壁12の上縁22の高さに等しく設定され、且つ、先端23,23に向けて高さが徐々に高くなる。そして、該先端23,23の高さは、前記上縁20の基端21の高さの2倍に設定されており、前記先端立壁19の上縁24の高さに等しい。
かかる構成の両収容器3,3は、前記基端立壁12,12の上縁22,22相互が前記屈曲部5で連結されており、両収容器3,3を閉じるように該屈曲部5で折り曲げたときに、図5に示すように、一方の収容器3aの前記側部立壁16a,16a及び前記先端立壁19aが、他方の収容器3bの前記側部立壁16b,16b及び前記先端立壁19bの内側に重なり得るよう、該他方の収容器3bのサイズが該一方の収容器3aに比して稍拡大されている。
かかる構成を有するお握り製造用具1の各部の寸法を例示すれば、前記一方の収容器3a(以下、内側の収容器ともいう)の基片9の基端辺7の長さL1は90mmに設定されると共に両側辺13,13の長さL2,L2は78.4mmに設定され、又前記先端辺6の長さL3は12.5mmに設定されている。又、前記基端立壁12の上縁22の高さH1は13.5mmに設定されると共に、前記両側部立壁16,16の上縁20,20の先端23,23の高さ、及び前記先端立壁19の上縁24の高さH2は共に等しく27.0mmに設定されている。又他方の収容器(以下、外側の収容器ともいう)3bに関しては、前記基片9の基端辺7の長さL4が91.0mmに設定されると共に両側辺13,13の長さL5,L5が80.1mmに設定され、又前記先端辺6の長さL6が13.1mmに設定されている。又前記基端立壁12の上縁22の高さH3は13.5mmに設定されると共に、両側部立壁16,16の上縁20,20の先端23,23の高さ及び先端立壁19の上縁24の高さH4は共に等しく27.0mmに設定されている。
然して、両収容器3,3を閉じるように前記屈曲部5で折り曲げたとき、図6(A)に示すように、両収容器3a,3bの先端立壁19a,19bの上縁25,25相互が、小間隙G1を空けて同高さになったとき、図6(B)に示すように、両側部立壁16a,16bの向き合う上縁20,20、20,20が、小間隙G2を隔てて同高さになる。そして、前記内側の収容器3aの前記先端立壁19aと、前記外側の収容器3bの先端立壁19bとの重なり量が大きくなるに伴い、両収容器3a,3bの向き合う側部立壁16a,16b、16a,16bは、その全長に亘って徐々に重なっていき、最終的には、図7、図5に示すように、前記内側の収容器3aの前記側部立壁16a,16aが、前記外側の収容器3bの前記側部立壁16b,16bの内側に0.1mm(基端側)〜0.6mm(先端側)の間隙G3を隔てて重なると共に、前記内側の収容器3aの前記先端立壁19aが前記外側の収容器3bの前記先端立壁19bの内側に1.3mm程度の間隙G4を隔てて重なる。なお両側部立壁16,16の上縁20,20は、図1に示すように、先端23,23に向けて高さが徐々に大となるため、図7に示すように、側部立壁の先端側ほどその重なり量が大きくなる。
そして両側部立壁16,16の上縁20,20の先端23,23の高さH2が、該上縁20,20の基端21,21の高さH1の2倍に設定されているため、図7に示すように、前記内側の収容器3aの先端立壁19aの上縁25が前記外側の収容器3bの基片9の内面の先端側(収容器3bの底面26の先端側)に当接した状態において、前記内側の収容器3aの基片9の先端辺6と、前記外側の収容器3bの先端立壁19bの前記上縁25は、前記間隙G3を隔てて同高さになって、箱状収容体27が形成される。これにより、三角形状の完全折畳み状態となった箱状収容体27は、その側面厚さT1が、その基端29からその先端30に亘って28.0mm程度の同一厚さとなる。
かかる構成のお握り製造用具1を用いて図17に示すような三角形状のお握り31を製造する要領は次のようである。先ず図8に示すように、2個の収容器3a,3bを展開状態にして、その上に、所要大きさのフイルム状物(例えばラップ)32を拡げて被せると共に、図9に示すように、該収容器3a,3bの収容部11,11において該フイルム状物32を押し込んで収容凹部33,33を形成する。その後、図9に示すように、該収容凹部33,33の底面35,35(図9、図11)上に、例えばその全面に亘って所要の具36を載せる。該具36としては、海苔やふりかけ、チーズ、梅干し、魚介類等、従来のお握りで一般的に用いられている各種の具を用いることができる。次に、図10〜11に示すように、前記収容凹部33内にご飯等の食材、例えばご飯37を収容し、その上面39が収容凹部33の上面40、即ち、前記基端立壁12の上縁22と前記両側部立壁16,16の上縁20,20と前記先端立壁19の上縁25が形成する上面40と面一状態となるように均し、摺り切り収容状態とする。
その後、図12に示すように、両収容器3a,3aを閉じるように、お握り製造用具1を前記屈曲部5で折り曲げる。この折り曲げによって、両収容凹部33,33のご飯37,37の上面39,39がその全面に亘って当接状態となり、両収容器3a,3bを前記屈曲部5で更に折り曲げると、図13に示すように、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に進入する。この進入により、両収容器3a,3bに収容されているご飯37,37が該両収容器が形成する箱状収容体27に拘束された状態で締め固められて、図14〜15に示すような三角形状の包装お握り40を製造できる。このように包装お握り40を製造する際、両収容器3a,3bに収容された各ご飯37,37の上面39,39が当接した状態で、向き合う側部立壁16a,16bの上縁20,20間が閉じた状態になり、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に進入するに伴い向き合う側部立壁16a,16b、16a,16bが、図13に示すようにその全長に亘って徐々に大きく重なっていくため、押圧されるご飯37が、外部にはみ出る恐れなく両収容器3a,3bに確実に拘束された状態で所要に締め固められる。
この締め固めは次のようにして効果的に行われる。即ち、前記各収容器3a,3bには、図3に示すように、前記基端立壁12の上縁25の高さ(図3に示す)H1よりも上側をなす、三角形状の側部立壁部分41と先端立壁部分42とで加圧収容部43が形成されているため、前記内側の収容器3aが、図13に示すように前記外側の収容器3b内に進入するに伴い、該加圧収容部43に収容されている図12に示す加圧食材(加圧ご飯)45が、両収容器3a,3bに収容されているご飯を締め固める際に加圧力を生じさせる。この加圧力により、前記箱状収容体27の先側部分46においてご飯の締め固めが生ずると共に、該先側部分46のご飯の密度が高まるにつれて、箱状収容体の内部で、先側部分のご飯の一部分が基端側に向けて移動し、該内部の中間部分や基端側部分のご飯の密度が高まって、全体が適切に締め固められたお握りが得られることとなる。
これにより、フイルム状物32を介してお握り製造用具1で包装された図14〜15に示す三角形状の包装お握り40が得られ、製造されたお握り31を、その型崩れを防止しながら衛生的に持ち運ぶことができる。なお製造した包装お握り40は、体裁上、図15に示すように、お握りの外周に沿うようにフイルム状物32の縁部分49を短くカットするのがよい。そして、前記フイルム状物32が保湿効果を発揮するため、製造後一定時間を経過した後もお握りを美味しく食べることができる。そしてお握りを食べる際は、例えば図16に示すように、前記内側の収容器3aを水平状態にして、それよりも稍拡大している前記外側の収容器3bを開き、フイルム状物32で被覆された被覆お握り50を取り出す。取り出された被覆お握り50を図17に示す。その後、該フイルム状物32を剥がすことによってお握り31を食べるのであるが、この際、フイルム状物32を先側から剥がしながら、お握りの側面51をフイルム状物32を介して持って食べることができるため、手を汚すことなく然も衛生的に食べることができる。
前記お握りの締め固めは、例えば図18に示すように、両収容器3a,3bを、これらに収容したご飯の上面39,39を当接状態に折り曲げた後に、一方の手52は、その掌の中央部分を、折り曲げ状態にある前記箱状収容体27の底面部(両収容器3a,3bの前記基端立壁12,12からなる)53に当て、その親指54を一方の基片9aに当てると共に残りの4本の指を他方の基片9bに当て、且つ他方の手55の掌の中央部分を、前記箱状収容体27の頂面部(両収容器2a,2bの前記先端立壁19,19からなる)58に当て、該手55の指56を一方の側面部(両収容器3a,3bの一方側の前記側部立壁16a,16bからなる)57に当てると共に他方の側面部(両収容器3a,3bの他方側の前記側部立壁16a,16bからなる)59を掌の内側部分に当て、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に入り込むように該収容器3a,3bを介してご飯を締め固める。最終的には図14に示すように、前記内側の収容器の先端立壁部19の上縁25が前記外側の収容器3bの基片9の内面の先端側(収容器3bの底面35の先端側)に当接した状態でその押圧が完了する。
なお前記において、図19に示すように、前記内側の収容器3aの先端立壁19の上縁25が前記外側の収容器3bの底面35に当接する手前で両収容器3a,3bの折り曲げを止めるときは、好みにより、軟らかめに締め固められたお握りを製造できることになる。かかることから、包装お握り40の販売時には、前記上縁25が底面35に接触しない状態にしておくことにより、少し硬めのお握りを食べたい場合は、包装お握りを購入後に、前記上縁25が図14に示すように底面35に当たるまで押圧することにより、所望硬さのお握りに変えることができる利点がある。
なお、お握り31の一方の側面60にのみ具36を配置する場合、該外側の収容器3bの底面側に具36を配置するときは、フイルム状物32で被覆された被覆お握り50を取り出す際、通常はサイズの大きい前記外側の収容器3bから先に開くと考えられるため、該外側の収容器3bを先に開けば、図16に示すように、被覆お握り50の上面(お握り31の前記一方の側面60)に具36が表れることになるので、具が何かを直ちに判別できる利点がある。
図20は、本発明に係るお握り製造用具1のその他の実施例を示すものであり、両側部立壁16,16の上縁20,20の先端61,61相互が直接連結された場合を示し、その他の構成は前記と同様である。又、かかる構成のお握り製造用具1を用いてお握りを製造する要領も前記と同様であり、図21は三角形状の包装お握り40を示す。
図22〜23は、お握り製造用具1のその他の実施例を示すものであり、屈曲部5で連結された2個の収容器3,3の片方の収容器3bにあっては両側部立壁16,16の上縁20,20の高さH3が、前記と同様に、その基端21では前記基端立壁12の上縁22の高さH4に等しく設定され、且つ、先端に向けて高さが徐々に大きくなるように構成されているが、もう片方の収容器3aにあっては、前記側部立壁16,16の上縁20,20及び前記先端立壁19の上縁25の高さH2が前記基端立壁12の上縁22の高さH1に等しく設定されている。そして、該片方の収容器3bは、その両側部立壁16,16の上縁20,20の先端23,23の高さH4が等しく設定され、例えば前記基端立壁12の上縁22の高さH3の2倍の高さに設定されている。又、両側部立壁3a,3bの先端相互が先端立壁19で連結され、該先端立壁19の上縁25の高さH4が前記上縁20の先端23の高さH3に等しく設定されることによって、該他方の収容器3bにのみ前記と同様の加圧収容部43が形成されている。
かかる構成を有するお握り製造用具1を用いてお握りを製造する要領は前記と同様であり、先ず図24に示すように、フイルム状物32を介して形成された収容凹部33,33にご飯37を摺り切り状態に収容し、その後図25に示すように、2個の収容器3a,3bを閉じるように前記屈曲部5で折り曲げる。この折り曲げによって、両収容凹部33,33に収容されているご飯37の上面39,39がその全面に亘って当接状態となり、両収容器3a,3bを前記屈曲部5で更に折り曲げると、図26に示すように、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に進入する。この進入により、前記と同様にして、両収容器3a,3bに収容されているご飯が両収容器が形成する箱状収容体27に拘束された状態で締め固められて、図27に示すような包装お握り40を製造できる。
図28〜30、図31は本発明に係るお握り製造用具1の他の実施例を示すものであり、屈曲部5で連結された2個の収容器3,3は共に平面視で四角形状を呈する如く構成されている。そして、両収容器3,3は、共に、矩形状をなす基片9の一面側の外周縁の全周囲に亘って立壁10が突設され、該基片9と該立壁10との間で、ご飯等の食材を収容するための収容部11が形成されている。
前記立壁10は、前記基片9の基端辺7で立設された基端立壁12と、該基端立壁12の両端から先側に向けて延長する如く前記基片9の両側辺13,13で立設された側部立壁16,16と、該側部立壁16,16の先端相互を連結する如く前記基片9の先端辺6で立設された先端立壁19とで構成されている。
そして前記基端立壁12は、製造すべきお握りの厚さの1/2の高さを有する。又、前記両側部立壁16,16の夫々の上縁20,20の高さは、その基端21,21では、前記基端立壁12の上縁22の高さに等しく設定され、且つ、先端23,23に向けて高さが徐々に高くなる。そして、該先端23,23の高さは、前記上縁20の基端21の高さの2倍に設定されており、前記先端立壁19の上縁24の高さに等しい。
かかる構成の両収容器3,3は、前記基端立壁12,12の上縁22,22相互が前記屈曲部5で連結されており、両収容器3,3を閉じるように該屈曲部5で折り曲げたときに、図32に示すように、一方の収容器3aの前記側部立壁16a,16a及び前記先端立壁19aが、他方の収容器3bの前記側部立壁16b,16b及び前記先端立壁19bの内側に重なり得るよう、該他方の収容器3bのサイズが該一方の収容器3aに比して稍拡大されている。
なお図28に示すお握り製造用具1にあっては、屈曲部5で連結される基端立壁12が、前記矩形状をなす基片9の長辺で立設されており、又、図31に示すお握り製造用具1にあっては、屈曲部5で連結される基端立壁12が、前記矩形状をなす基片9の短辺で立設されている。
かかる構成を有するお握り製造用具1の各部の寸法を、図28〜29に示す場合について例示すれば、前記一方の収容器3a(以下、内側の収容器ともいう)の基片9の基端辺7及び先端辺6の長さL7は共に等しく78.2mmに設定されると共に、両側辺13,13の長さL8は38.5mmに設定されている。又前記基端立壁12の上縁22の高さH5は13.5mmに設定されると共に、前記両側部立壁16,16の上縁20,20の先端23,23の高さ及び前記先端立壁19の上縁24の高さとしてのH6は共に等しく27.0mmに設定されている。又他方の収容器(以下、外側の収容器ともいう)3bに関しては、前記基片9の基端辺7及び先端辺6の長さL8が共に80.0mmに設定されると共に、両側辺13,13の長さL9が40.0mmに設定されている。又前記基端立壁12の上縁22の高さH7は13.5mmに設定されると共に、両側部立壁16,16の上縁20,20の先端23,23の高さ及び先端立壁19の上縁24の高さH8は共に等しく27.0mmに設定されている。
然して、両収容器3,3を閉じるように前記屈曲部5で折り曲げたとき、図33(A)に示すように、両収容器3a,3bの先端立壁19a,19bの上縁25,25相互が、小間隙G5を隔てて同高さになったとき、図33(B)に示すように、両側部立壁16a,16bの向き合う上縁20,20、20,20が、小間隙G6を隔てて同高さになる。そして、前記内側の収容器3aの前記先端立壁19aと、前記外側の収容器3bの先端立壁19bとの重なり量が大きくなるに伴い、両収容器3a,3bの向き合う側部立壁16a,16b、16a,16bは、その全長に亘って徐々に大きく重なっていき、最終的には図34、図32に示すように、前記内側の収容器3aの前記側部立壁16a,16aが、前記外側の収容器3bの前記側部立壁16b,16bの内側に0.4mm程度の間隙G7を隔てて重なると共に、前記内側の収容器3aの前記先端立壁19aが前記外側の収容器3bの前記先端立壁19bの内側に1.3mm程度の間隙G8を隔てて重なる。なお両側部立壁16,16の上縁20,20は、図28に示すように、先端23,23に向けて高さが徐々に大となるため、図34に示すように、側部立壁の先端側程その重なり量が大きくなる。そして両側部立壁16,16の上縁20,20の先端23,23の高さH6、H8が、該上縁20,20の基端21,21の高さH5、H7の2倍に設定されているため、図34に示すように、前記内側の収容器3aの先端立壁19aの上縁25が前記外側の収容器3bの基片9の内面の先端側(収容器3bの底面26の先端側)に当接した状態において、前記内側の収容器3aの基片9の先端辺6と、前記外側の収容器3bの先端立壁19bの前記上縁24は、前記間隙G8を隔てて同高さになって、箱状収容体27が形成される。これにより、四角形状の完全折畳み状態となった箱状収容体27は、その側面厚さT2が、その基端29からその先端30に亘って28mm程度の同一厚さとなる。
かかる構成を有するお握り製造用具1を用いて図35に示すような四角形状の包装お握り40を製造する要領を、図28に示すお握り製造用具1を用いる場合を例にとって説明すれば、実施例1におけると同様にして行うことでき、図36に示すように、フイルム状物32を介して形成された収容凹部33,33にご飯37を摺り切り収容状態に収容して後、図37に示すように、両収容凹部33,33のご飯の上面39,39がその全面に亘って当接状態となるように左右の収容器3a,3bを閉じる方向に前記屈曲部5で折り曲げる。その後両収容器3a,3bを図38に示すように前記屈曲部5で更に折り曲げると、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に進入する。この進入により、両収容器3a,3bに収容されているご飯37が両収容器が形成する箱状収容体27に拘束された状態で締め固められて、図39、図35に示すような包装お握り40を製造できる。両収容器3a,3bに収容された各ご飯37,37の上面39,39が当接した図37に示す状態で、向き合う側部立壁16a,16bの上縁20,20間が閉じ、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に進入するに伴い、向き合う側部立壁16a,16b、16a,16bが、図38に示すようにその全長に亘って徐々に大きく重なっていくため、押圧されるご飯が、外部にはみ出る恐れなく両収容器3a,3bに確実に拘束された状態で所要に締め固められる。
この締め固めは、前記におけると同様にして効果的に行われる。即ち、前記各収容器3a,3bには、図30に示すように、前記基端立壁12の上縁22の高さH5、H7(図30に示す)よりも上側をなす、三角形状の側部立壁部分41と先端立壁部分42とで加圧収容部43が形成されているため、前記内側の収容器3aが、図38に示すように前記外側の収容器3b内に進入するに伴い、該加圧収容部43に収容されている図37に示す加圧食材(加圧ご飯)45が、両収容器3a,3bに収容されているご飯を締め固める際に加圧力を生じさせる。この加圧力により、前記箱状収容体27の先側部分46においてご飯の締め固めが生ずると共に、該先側部分46のご飯の密度が高まるにつれて、箱状収容体の内部で、先側部分のご飯の一部分が基端側に向けて移動し、該内部の中間部分や基端側部分のご飯の密度が高まって、全体が適切に締め固められたお握りが得られることとなる。
これにより、フイルム状物32を介してお握り製造用具1で包装された図39、図35に示す四角形状の包装お握り40が得られ、製造されたお握り31を、その型崩れを防止しながら衛生的に持ち運ぶことができる。なお製造した包装お握り40は、体裁上、図35に示すように、お握りの外周に沿うようにフイルム状物32の縁部分49を短くカットするのがよい。そして、前記フイルム状物32が保湿効果を発揮するため、製造後一定時間を経過した後も、前記と同様にして、手を汚すことなくお握りを美味しく食べることができる。
図40〜42は、本発明に係るお握り製造用具1のその他の実施例を示すものであり、屈曲部5で連結される2個の収容器3,3が、両端が閉塞された半割り筒状に形成されている。該収容器3は、より具体的には、半円弧状に屈曲する基片63の両端開放部が半円状を呈する側片65,65で閉塞され、該基片63,63と該両側片65,65との間で、食材を収容する収容部11が形成されると共に、該基片63の基端66,66相互が前記屈曲部5で連結されている。又、両収容器3,3は共に、前記両側片65,65の上縁67の高さが、基端69から先端70に向けて徐々に高くなるように形成され、前記両側片65,65の上縁67の基端69の高さH9,H10は前記基片63の基端66の高さH11,H12に等しく設定され、且つ該上縁67の先端70の高さH13,H14は、前記基片63の先端71の高さH15,H16に等しく設定されている。そして、両収容器3,3を閉じるように前記屈曲部5で折り曲げたときに、一方の収容器3aの前記基片63aの先側部分72a及び両側片65a,65aが、図43に示すように他方の収容器3bの前記基片63bの先側部分72b及び前記両側片65b,65bの内側に重なり得るように、該他方の収容器3bのサイズが該一方の収容器3aに比して稍拡大している。
かかる構成を有するお握り製造用具1の各部の寸法を例示すれば、前記一方の収容器(以下、内側の収容器ともいう)3aの前記半円弧状の基片63aは、その幅寸法W1が77.2mmに設定されると共に該基片63aの基端66を通る水平線68と基片63aの先端側との交点73間の距離(外径)D1は39.0mmに設定され、該交点73に対する基片63aの先端71の高さH17は6.0mmに設定されており、全体として、39.0mmの外径を有する円筒部の一部を欠切した形態を有している。又、前記半円弧状の基片63aの基端66と先端71間の長さL10は38.5mmに設定されている。
又、他方の収容器(外側の収容器ともいう)3bの基片63bは、その幅寸法W2が79.1mmに設定されると共に、該基片63bの基端66を通る水平線68と基片63bの先端側との交点73間の距離(外径)D2は40.0mmに設定され、該交点73に対する基片63bの先端71の高さH18は6.0mmに設定されており、全体として、40.0mmの外径を有する円筒部の一部を欠切した形態を有している。又、前記半円弧状の基片63bの基端66と先端71間の長さL11は39.5mmに設定されている。
然して、両収容器3a,3bを閉じるように前記屈曲部5で折り曲げたとき、一方の収容器3aが、他方の収容器3b内にその先端側から徐々に入り込んで巻き込み状態となることができる。図43は、一方の収容器3aの基片63aの先端76が他方の収容器3bの基片63bの先側部分の内面77に当接した状態を示している。
かかる構成を有するお握り製造用具1を用いて、図48に示すような円柱状の包装お握り40を製造する要領は次のようである。先ず図44に示すように、2個の収容器3a,3bを展開状態にして、その上に、所要大きさのフイルム状物(例えばラップ)32を拡げて被せると共に、収容器3a,3bが形成する前記収容部11,11部分において該フイルム状物32を押し込んで収容凹部33,33を形成する。その後、図44に示すように、該収容凹部33,33の底部79,79に、ふりかけ等の前記と同様の具36を載せる。該収容凹部33,33は半円弧状を呈するため、載せられた具36は、直線状を呈したものとなし得る。次に図45に示すように、前記収容凹部33内にご飯等の食材、例えばご飯37を収容して均し、ご飯の上面39が前記収容凹部33の上端と面一状態となるように摺り切り収容状態にする。なお図45(A)では、収容凹部33の上端面を傾斜状態にしてご飯37を収容しているが、図45(B)では、収容凹部33の上端面を水平状態にしてご飯を収容している。収容凹部33の上端面を水平状態にしたときは、図45(B)に示すように、収容器3aの基片63aの基端側の部分78aと収容器3bの基片63bの基端側の部分78bとが当接状態となって両収容器3a,3bの展開状態が安定するため、両収容器3a,3bへのご飯の収容をより安定状態で行うことができる。
その後、図46に示すように両収容器3a,3bを閉じるように、お握り製造用具1を、前記屈曲部5で折り曲げる。この折り曲げにより、両収容凹部33,33のご飯の上面39,39が当接状態となって箱状収容体27が形成される。その後、内側の収容器3aの先端側を外側の収容器3bの先側部分に入り込んだ状態として両収容器3a,3bを更に折り曲げると、前記内側の収容器3aが、前記外側の収容器3b内に徐々に入り込む巻き込み状態となる。この巻き込みに伴い、両収容器3a,3bに収容されているご飯37が両収容器が形成する箱状収容体27に拘束された状態で締め固められて、図47に示すような円柱状の包装お握り40を製造できる。両収容器3a,3bに収容された各ご飯37,37の上面39,39が当接した図46に示す状態で、向き合う側片65a,65bの上縁67,67間が閉じ、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に巻き込み状態で進入するに伴い、向き合う側片65a,65b、65a,65bが、その全長に亘って徐々に重なっていくため、押圧されるご飯37が外部にはみ出る恐れなく、両収容器3a,3bに確実に拘束された状態で所要に締め固められる。
この締め固めは、実施例1におけると同様にして効果的に行われる。即ち、前記各収容器3a,3bには、図42に示すように、前記基片63の基端66の高さよりも上側をなす、三角形状の両側片部分80,80と該基片63の先側部分81とで加圧収容部43が形成されているため、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に巻き込み状態で進入するに伴い、該加圧収容部43に収容されている加圧食材(加圧ご飯)45(図45〜46)が、両収容器3a,3bに収容されているご飯37を締め固める際に加圧力を生じさせる。この加圧力により、前記箱状収容体27の先側部分46においてご飯の締め固めが生ずると共に、該先側部分46のご飯の密度が高まるにつれて、箱状収容体27の内部で、先側部分のご飯の一部分が基端側に向けて移動し、該内部の中間部分や基端側部分のご飯の密度が高まって、全体が適切に締め固められたお握りが得られることとなる。なお、前記巻き込みの程度に応じ、比較的硬めに締め固めたり比較的軟らかめに締め固めることができるため、お握りの締め固めの程度を好みに合わせることができる。
これにより、フイルム状物32を介してお握り製造用具1で包装された図48に示す円柱状の包装お握り40が得られ、お握り31の表面82には、図49に示すように、具36からなる2本の縦筋部83,83が形成される。該包装お握り40をそのまま持ち運ぶことにより、製造されたお握り31を、その型崩れを防止しながら衛生的に持ち運ぶことができる。なお製造した包装お握り40は、体裁上、図48に示すように、お握りの外周に沿うようにフイルム状物32の縁部分49を短くカットするのがよい。そして、前記フイルム状物32が保湿効果を発揮するため、製造後一定時間を経過した後も、前記と同様にして、手を汚すことなくお握りを美味しく食べることができる。
そしてお握りを食べる際は、両収容器3a,3bを開くことによって、フイルム状物32で被覆された被覆お握り50を取り出し、その後、フイルム状物32を剥がすことによってお握りを食べるのであるが、この際、フイルム状物32を先側から剥がしながら、お握りの側面をフイルム状物32を介して持って食べることができるため、手を汚すことなく然も衛生的に食べることができる。
図50〜51は、お握り製造用具1のその他の実施例を示すものであり、屈曲部5で連結された2個の収容器3,3の片方の収容器3bにあっては、半円弧状に屈曲する基片63の両端開放部を閉塞する半円状の側片65,65の上縁67の高さが、基端69から先端70に向けて徐々に高くなるように形成され、前記両側片65,65の上縁67の基端69の高さH19が前記基片63の基端66の高さH20に等しく設定され、且つ該上縁67の先端70の高さH21は、前記基片63の先端71の高さH22に等しく設定されている。これに対して、もう片方の収容器3aにあっては、半円弧状に屈曲する基片63の両端開放部を閉塞する半円弧状の側片65,65の上縁67の高さH23が同一に形成されている。そして、両収容器3,3を閉じるように前記屈曲部5で折り曲げたときに、一方の収容器(前記もう片方の収容器)3aの前記基片63aの先側部分72a及び両側片65a,65aが、図52に示すように他方の収容器(前記片方の収容器)3bの前記基片63bの先側部分72b及び前記両側片65b,65bの内側に重なり得るように、該他方の収容器3bのサイズが該一方の収容器3aに比して稍拡大している。
かかる構成を有するお握り製造用具1を用いて、円柱状の包装お握り40を製造する要領は前記と同様であり、先ず図53に示すように、2個の収容器3a,3bを展開状態にして、その上に、所要大きさのフイルム状物(例えばラップ)32を拡げて被せると共に、収容器3a,3bが形成する前記収容部11,11部分において該フイルム状物32を押し込んで収容凹部33,33を形成する。その後、図53に示すように、該収容凹部33,33の底部に、ふりかけ等の前記と同様の具36を載せる。次に図53に示すように、前記収容凹部33内にご飯等の食材、例えばご飯37を収容して均し、ご飯の上面39が前記収容凹部33の上端と面一状態となるように摺り切り収容状態にする。
その後、図54に示すように両収容器3a,3bを閉じるように、お握り製造用具1を、前記屈曲部5で折り曲げる。この折り曲げにより、両収容凹部33,33のご飯の上面39,39が当接状態となって箱状収容体27が形成される。その後、内側の収容器3aの先端側を外側の収容器3bの先側部分に入り込んだ状態として両収容器3a,3bを更に折り曲げると、前記内側の収容器3aが、前記外側の収容器3b内に徐々に入り込む巻き込み状態となる。この巻き込みに伴い、両収容器3a,3bに収容されているご飯37が両収容器が形成する箱状収容体27に拘束された状態で締め固められて、図55に示すような円柱状の包装お握り40を製造できる。両収容器3a,3bに収容された各ご飯37,37の上面39,39が当接した図54に示す状態で、向き合う側片65a,65bの上縁67,67間が閉じ、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に巻き込み状態で進入するに伴い、向き合う側片65a,65b、65a,65bが、その全長に亘って徐々に重なっていくため、押圧されるご飯37が外部にはみ出る恐れなく、両収容器3a,3bに確実に拘束された状態で所要に締め固められる。
この締め固めは、前記におけると同様にして効果的に行われる。即ち、前記各収容器3bには、図51に示すように、前記基片63の基端66の高さよりも上側をなす、三角形状の両側片部分80,80と該基片63の先側部分81とで加圧収容部43が形成されているため、前記内側の収容器3aが前記外側の収容器3b内に巻き込み状態で進入するに伴い、該加圧収容部43に収容されている加圧食材(加圧ご飯)45(図53〜54)が、両収容器3a,3bに収容されているご飯37を締め固める際に加圧力を生じさせる。この加圧力により、前記箱状収容体27の先側部分46においてご飯の締め固めが生ずると共に、該先側部分46のご飯の密度が高まるにつれて、箱状収容体27の内部で、先側部分のご飯の一部分が基端側に向けて移動し、該内部の中間部分や基端側部分のご飯の密度が高まって、全体が適切に締め固められたお握りが得られることとなる。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であるのはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図56は、一方の収容器3aにおける両側部立壁16a,16aの上縁20の傾斜角度θ1と、他方の収容器3bの両側部立壁16b,16bの上縁20の傾斜角度θ2が異なる場合を示している。又図57は、一方の収容器3aにおける両側片65a,65aの上縁67の傾斜角度θ1と他方の収容器3bにおける両側片65b,65bの上縁67の傾斜角度θ2が異なる場合を示している。
図3、図42、図56、図57において上縁20,67の傾斜角度は、前記加圧収容部43の容積を決定する要素であるため、お握りの締め固めの所望度合に応じて該傾斜角度を所要に設定できる。傾斜角度が大きいほど加圧収容部43の容積が増すために、より硬く締め固められたお握りを製造できる。
(2) 両収容器3,3を構成する素材は、収容されているご飯の絞め固め時の圧力に耐え得る強度を有するものであればよく、前記した紙製やプラスチック製のものの他、昆布や板状の海苔等の食品シート、熊笹等の笹等、各種の素材を用いて形成することができる。又前記フイルム状物としては前記ラップの他、前記食品シートを用いることもできる。
(3) 図58に示すように、前記収容器3,3に、製造されたお握りに付着している具を判別するための窓部85を形成することもある。なお図58は、その一例として、角柱状の包装お握り40を示している。図58においては、お握りの片面にのみ具が配置される関係上、前記窓部85を一方の収容器3bにのみ設けているが、お握りの両面に具が配置されるときは両収容器3a,3bの双方に窓部85が設けられる。
(4) 図59に示すお握り製造用具1は、基片9と立壁10との接続部分にスリット85を設けた場合を示し、又図60に示すお握り製造用具1は、基片9と側片65との接続部分にスリット85を設けた場合を示す。このように構成する場合は、展開した2個の収容器3,3上に、所要大きさのフイルム状物32を拡げて被せ、該フイルム状物32を押し込んで収容凹部33,33を形成する際、該フイルム状物32の一部分86を、図61〜62に示すように、へら等を用いて該スリット85から外部に突出させて該スリット85で挟んで固定することにより、形成された収容凹部33,33の形態を保持できることから、該収容凹部33に食材を収容する作業が容易となる。このようにしてスリット85から突出せしめられた前記一部分86は、フイルム状物32で被覆された被覆お握りを両収容器から取り外す際にスリット85から容易に外れる。なお該スリット85のスリット幅や、その個数、スリット長さは、フイルム状物32をスリット85で挟んで収容器3に固定できるように設定される。
(5) 前記お握り製造用具を形成するに際して、ラップ等のフイルム状物を紙製やプラスチック製等の基材の表面に剥離可能に貼着してなるシート素材を用いて形成する場合は、収容器が、剥離可能なフイルム状物が設けられてなる収容凹部を有するため、前記のようにフイルム状物を取り付けて収容凹部を形成しなければならないといった面倒さがない。
(6) 前記構成のお握り製造用具を販売する際、フイルム状物を各収容器3,3の内面側に剥離可能に貼着して予め収容凹部33を形成したり、或いは図61〜62に示すと同様にしてフイルム状物を各収容器3,3に取り付けることによって予め収容凹部33を形成しておくと、使用者にとって、フイルム状物を取り付ける必要なく直ちに食材を収容できて便利である。なおこのようにしてフイルム状物を取り付けておく場合、形成された収容凹部に予め具を配置することもできる。
このように構成した場合、フイルム状物32で被覆された被覆お握りを両収容器から取り外す際、該フイルム状物が各収容器から容易に分離される。
(7) 図63は、平面視で三角形状を呈する収容器3,3の、該収容器を折り曲げた際の対向部分に、基片9と両側部立壁16,16に亘って連続するミシン目状の切り取り線87を設けた場合を示している。
このように構成した場合は、実施例1で説明したと同様の工程を経ることによって図64に示す包装お握り40を製造した後、各収容器3,3の上側部分89を、前記切り取り線87で切断して除去することにより、図65に示すように、フイルム状物32で被覆された被覆お握り50の上側部分90を露出させることができる。従って、前記切り取り線87よりも下側に存する収容器の下側部分91を手で持って、安定状態でお握りの上側部分を食べることができる。お握りの上側部分を食べた後は、該左右の収容器の下側部分91,91を開いて、お握り31の下側部分を取り出し、食べることができる。
この場合、両側部立壁16,16はその切り取り線87,87で切り離すが、基片9では切り離さないときは、図66に示すように、切り取り線87の上側に存する収容器の上側部分89を外側に折り曲げることができる。従って、お握りの上側部分だけを食べて下側部分を残す場合は、該屈曲した収容器の上側部分89,89を元に戻すことにより、お握りを再び包装状態となし得る。前記切り取り線87は、図67に示すように2列にしてその間を帯状引き裂き部分88とすることがあり、該帯状引き裂き部分88は引き裂きによって切除される。なお図67において、符号88aは摘まみ片である。
このように切り取り線87を設ける構成は、図68に示すもの等、その他のお握り製造用具にも応用できる。図68に示すお握り製造用具1は、2個の収容器3,3が平面視で四角形状を呈し、全体が、ご飯が剥離し易い透明樹脂製のものであって具等を透視できるものである。このように構成しているため、前記フィルム状物32を介在させずに両収容部11,11にご飯等の食材を直接収容できる。そして前記両収容器3,3には、前記屈曲部5を横切るように2本の切り取り線87,87が平行して設けられており、両切り取り線87,87間をなす帯状引き裂き部分88を引き裂いて切除するように構成されている。図69は前記収容器3,3で被覆された包装お握り40を示すものであり、図70は、前記帯状引き裂き部分88の端部の摘まみ片88aを把持して該帯状引き裂き部分88を周方向に引き裂き、収容器3,3の上側部分89,89を除去した状態を示す。これにより、お握り31の上側部分90が露出する。該上側部分90を食べた後にその下側部分を食べる際は、例えば、両収容器3,3の下側部分91,91の一方を開いてお握りの下側部分を食べる。
図71は、分離された下側の部分91と上側の部分92との接合によって形成された両収容器3,3から構成されたお握り製造用具1を示すものであり、該下側の部分91と上側の部分92とが突き合わせられ且つ該突き合わせ部分93の外面側を剥離性の粘着テープ95で覆うことによって下側の部分91と上側の部分92とが接合されている。該粘着テープ95の端部には摘まみ片96が突設されている。そして両収容器3,3で被覆された図72に示す包装お握り40を製造した後、前記粘着テープ95を剥がして収容器3,3の上側の部分92,92を除去することによって、図73に示すようにお握り31の上側部分90を露出させることができる。上側部分90を食べた後にその下側部分を食べる際は、例えば両収容器3,3の下側部分91,91を開いてお握りの下側部分を食べる。
図74はお握り製造用具1の他の実施例を示すものであり、図71に示す場合において、両下側の部分91,91の屈曲部5がその全長に亘って切り離されると共に、両切り離し端97,97相互が突き合わせられ、且つ該突き合わせ部分99の外面側を剥離性の縦粘着テープ100で覆うことによって両下側の部分91,91が屈曲可能に連結されている。このように構成したときは、前記粘着テープ95を剥がして収容器3,3の上側の部分92,92を除去することにより、図75(A)に示すようにお握り31の上側部分90を露出させることができる。上側部分90を食べた後にその下側部分を食べる際は、図75(B)に示すように前記縦粘着テープ100を剥がすと共に図75(C)に示すように両下側の部分91,91の一方を除去すれば、お握りの下側部分101の半分102を露出させることができるため、手を汚すことなくこれを容易に食べることができる。
かかる構成は、図68に示す帯状引き裂き部分88を設ける場合にも応用でき、この場合は、前記下側の部分の屈曲部5が設けられる部分にもその全長に亘って前記と同様構成の帯状引き裂き部分88が設けられる。
(8) 本発明に係るお握り製造用具を構成する収容器に収容する食材としては、ご飯の他、麦飯、おから、ポテトやさつま芋等の芋類等、所定形状に締め固め可能な各種の食材を用いることができ、これらの締め固めによって所要のお握りを製造できる。
(9) 図76は本発明に係るお握り製造用具1のその他の実施例を示すものであり、左右の収容器3,3の基端立壁12,12の上縁22,22相互を連結する屈曲部5が比較的長く形成されている。図77は、両収容器3,3を閉じるように前記屈曲部5で折り曲げた状態を示す。この場合も、前記と同様にして包装お握り40を製造できる。
(10)片方の収容器にのみ加圧収容部43を設ける構成は、図20に示すお握り製造用具や図28や図31等に示すお握り製造用具についても応用される。
(11)図22〜23、図50〜51等に示すお握り製造用具のように片方の収容器にのみ加圧収容部43が設けられる場合、前記のように、該片方の収容器内にもう片方の収容器が進入するように該片方の収容器のサイズが大きく構成されることの他、該もう片方の収容器内に該片方の収容器が進入するように、該もう片方の収容器のサイズが大きく構成されることもある。
(12)前記収容器3a,3bは、横断面正六角形筒状や正八角形筒状、正三角形筒状等の横断面角筒状に形成することもできる。これに応じて、正六角形柱状や正八角形柱状、正三角形柱状等の角柱状のお握りを製造できる。
(13)お握り製造用具で包装された包装お握りを販売する場合、収容器の内面は、広告表示を行うために活用することができる。サイズの大きい前記外側の収容器3bは、包装お握りを取り出す際に先に開かれることが多いと考えられるため、図16において、該外側の収容器3bの内面92を広告表示面とすることは、該外側の収容器3bを開くと同時に広告が目に付くことから、広告上、一層効果的である。
本発明に係るお握り製造用具を示す斜視図である。 両収容器を展開状態で示す平面図である。 その展開状態の断面図である。 その部分拡大図である。 両収容器を閉じた状態を示す平面図である。 両収容器の開放端相互が当接状態となるように両収容器を折り曲げた状態を示す断面図である。 両収容器を閉じた状態を示す断面図である。 展開状態の両収容器上にフイルム状物を拡げて被せた状態を示す斜視図である。 フイルム状物を押し込んで収容凹部を形成し、その底面に具を載せた状態を示す斜視図である。 収容凹部にご飯を収容した状態を示す斜視図である。 その断面図である。 両収容器に収容されているご飯の上面を当接状態とした断面図である。 その状態から両収容器を稍折り曲げた状態を示す断面図である。 お握り製造用具で包装された包装お握りを示す断面図である。 その斜視図である。 外側の収容器を開いた状態を示す斜視図である。 フイルム状物で被覆された被覆お握りを示す斜視図である。 お握りの締め固め工程を説明する斜視図である。 お握りを軟らかめに締め固めた包装お握りを示す断面図である。 お握り製造用具の他の実施例を示す斜視図である。 それを用いて製造された包装お握りを示す斜視図である。 お握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 その展開状態の断面図である。 そのお握り製造用具の各収容凹部にご飯を収容した状態を示す断面図である。 両収容器に収容されているご飯の上面を当接状態とした断面図である。 その後、両収容器を稍折り曲げた状態を示す断面図である。 両収容器を閉じて製造された包装お握りを示す断面図である。 お握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 両収容器を開いた状態で示す平面図である。 両収容器を展開状態で示す断面図である。 お握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 両収容器を閉じた状態を示す平面図である。 両収容器の開放端を当接状態とした断面図である。 両収容器を閉じた状態を示す断面図である。 そのお握り製造用具を用いて製造された包装お握りを示す斜視図である。 両収容器の収容凹部にご飯を収容した状態を示す断面図である。 両収容器に収容されたご飯の上面を当接状態とした断面図である。 その後、両収容器を稍折り曲げた状態を示す断面図である。 両収容器を閉じて製造された包装お握りを示す断面図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 両収容器を展開した状態で示す平面図である。 両収容器を展開した状態で示す断面図である。 両収容器を稍巻き込んだ状態で示す断面図である。 展開状態の両収容器が形成する収容凹部の底部に具を載せた状態を示す斜視図である。 両収容器の収容凹部にご飯を収容した状態を示す断面図である。 両収容器に収容したご飯の上面を当接状態にした断面図である。 その後、両収容器を巻き込むことによって製造された包装お握りを示す断面図である。 その包装お握りを示す斜視図である。 フイルム状物で包装されたお握りを示す斜視図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 両収容器を展開した状態で示す平面図である。 両収容器を稍巻き込んだ状態で示す断面図である。 両収容器の収容凹部にご飯を収容した状態を示す断面図である。 両収容器に収容したご飯の上面を当接状態にした断面図である。 その後、両収容器を巻き込むことによって製造された包装お握りを示す断面図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を両収容器を展開した状態で示す断面図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を両収容器を展開した状態で示す断面図である 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例をその使用状態で示す斜視図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 図59に示すお握り製造用具にフイルム状物を被せて収容凹部を形成した状態を示す斜視図である。 図60に示すお握り製造用具にフイルム状物を被せて収容凹部を形成した状態を示す斜視図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 そのお握り製造用具を用いて製造された包装お握りを示す斜視図である。 その包装お握りの収容器の上側部分を除去した状態を示す斜視図である。 包装お握りの収容器の上側部分を外側に折り曲げた状態を示す斜視図である。 包装お握りの上側部分を除去する他の態様を示す斜視図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 そのお握り製造用具を用いて製造された包装お握りを示す斜視図である。 その包装お握りの収容器の上側部分を除去した状態を示す斜視図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 そのお握り製造用具を用いて製造された包装お握りを示す斜視図である。 その包装お握りの収容器の上側部分を除去した状態を示す斜視図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 その包装お握りの上側部分及び下側部分を除去する工程を説明する斜視図である。 本発明に係るお握り製造用具のその他の実施例を示す斜視図である。 そのお握り製造用具を用いて製造された包装お握りを示す断面図である。 従来のお握り製造用具を示す斜視図である。 そのお握り製造用具を展開状態にしてフイルム状物を被せることにより収容凹部を形成した状態を示す斜視図である。 展開状態にある両収容器の収容凹部にご飯を収容した状態を示す断面図である。 両収容器を閉じてお握りを製造した状態を示す断面図である。 ご飯が収容された両収容器を折り曲げる過程を示す斜視図である。 ご飯が収容された両収容器を折り曲げる過程を示す断面図である。 製造されたお握りの問題点を説明する断面図である。 従来のお握り製造用具の他の態様を示す斜視図である。 そのお握り製造用具の両収容器を閉じてお握りを製造した状態を示す断面図である。 そのお握り製造用具の各収容凹部にご飯を収容した状態を示す斜視図である。 ご飯が収容された収容器を折り曲げる過程を示す断面図である。 従来ののり巻き具を、両巻き筒に酢飯と具を収容した状態で示す断面図である。 両巻き筒を締め固めて製造されたのり巻きを示す斜視図である。
符号の説明
1 お握り製造用具
3 収容器
5 屈曲部
9 基片
10 立壁
11 収容部
12 基端立壁
16 側部立壁
19 先端立壁
27 箱状収容体
32 フイルム状物
33 収容凹部
37 ご飯
39 ご飯の上面
43 加圧収容部
45 加圧食材
47 お握り
63 基片
65 側片
85 スリット

Claims (9)

  1. 上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、基片の一面側の外周縁に所要高さの立壁が突設され、該基片と該立壁との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該2個の収容器の向き合う基端立壁の上縁相互が屈曲部で連結されており、又、両収容器は共に、前記基端立壁の両端から先側に向けて延長する両側部立壁の夫々の上縁の高さが、その基端では前記基端立壁の上縁の高さに等しく設定され、且つ、先端に向けて高さが徐々に大となると共に、該両側部立壁の上縁の先端の高さは等しく設定され、又、両側部立壁の先端相互が先端立壁で連結され、該先端立壁の上縁の高さは、前記両側部立壁の上縁の先端の高さに等しく設定されており、又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記側部立壁及び前記先端立壁が他方の収容器の前記側部立壁の内側及び前記先端立壁の内側に重なり得るように、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするお握り製造用具。
  2. 上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、基片の一面側の外周縁に所要高さの立壁が突設され、該基片と該立壁との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該2個の収容器の向き合う基端立壁の上縁相互が屈曲部で連結されており、又、片方の収容器の前記基端立壁の両端から先側に向けて延長する両側部立壁の夫々の上縁の高さは、その基端では前記基端立壁の上縁の高さに等しく設定され、且つ、先端に向けて高さが徐々に大となると共に、該両側部立壁の上縁の先端の高さは等しく設定され、又、両側部立壁の先端相互が先端立壁で連結され、該先端立壁の上縁の高さは、前記両側部立壁の上縁の先端の高さに等しく設定されており、又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記側部立壁及び前記先端立壁が他方の収容器の前記側部立壁の内側及び前記先端立壁の内側に重なり得るように、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするお握り製造用具。
  3. 上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、基片の一面側の外周縁に所要高さの立壁が突設され、該基片と該立壁との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該2個の収容器の向き合う基端立壁の上縁相互が屈曲部で連結されており、又、両収容器は共に、前記基端立壁の両端から先側に向けて延長する両側部立壁の夫々の上縁の高さが、その基端では前記基端立壁の上縁の高さに等しく設定され、且つ、先端に向けて高さが徐々に大となると共に、該両側部立壁の上縁の先端の高さは等しく設定され、又、両側部立壁の先端相互が連結されており、又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記側部立壁が他方の収容器の前記側部立壁の内側に重なり得るように、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするお握り製造用具。
  4. 上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、基片の一面側の外周縁に所要高さの立壁が突設され、該基片と該立壁との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該2個の収容器の向き合う基端立壁の上縁相互が屈曲部で連結されており、又、片方の収容器の前記基端立壁の両端から先側に向けて延長する両側部立壁の夫々の上縁の高さは、その基端では前記基端立壁の上縁の高さに等しく設定され、且つ、先端に向けて高さが徐々に大となると共に、該両側部立壁の上縁の先端の高さは等しく設定され、又、両側部立壁の先端相互が連結されており、又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記側部立壁が他方の収容器の前記側部立壁の内側に重なり得るように、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするお握り製造用具。
  5. 前記両収容器の前記基端立壁の上縁の高さが等しく設定されると共に、前記側部立壁の上縁の高さがその基端から先端に向けて徐々に大となる前記収容器に関し、その側部立壁の上縁の先端の高さが、前記基端立壁の上縁の高さの2倍に設定されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のお握り製造用具。
  6. 上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、半円弧状に屈曲する半円弧状の基片の両端開放部が側片で閉塞され、該基片と該両側片との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該基片の基端相互が屈曲部で連結されており、又、両収容器は共に、前記両側片の上縁の高さが、基端から先端に向けて徐々に大となるように形成されており、又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記基片の先側部分及び前記両側片が他方の収容器の前記基片の先側部分及び前記両側片の内側に重なり得るように、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするお握り製造用具。
  7. 上端開放の2個の収容器が開閉可能に連結されたお握り製造用具であって、該収容器は、半円弧状に屈曲する半円弧状の基片の両端開放部が側片で閉塞され、該基片と該両側片との間で、食材を収容する収容部が形成されると共に、該基片の基端相互が屈曲部で連結されており、又、片方の収容器の前記両側片の上縁の高さが、基端から先端に向けて徐々に大となるように形成されており、又、両収容器を閉じるように前記屈曲部で折り曲げたときに、一方の収容器の前記基片の先側部分及び前記両側片が他方の収容器の前記基片の先側部分及び前記両側片の内側に重なり得るように、該他方の収容器のサイズが該一方の収容器に比して稍拡大していることを特徴とするお握り製造用具。
  8. 前記基片と前記立壁との接続部分にスリットが設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のお握り製造用具。
  9. 前記基片と前記側片との接続部分にスリットが設けられていることを特徴とする請求項6又は請求項7記載のお握り製造用具。
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