JPH0536389Y2 - - Google Patents
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- JPH0536389Y2 JPH0536389Y2 JP1989018706U JP1870689U JPH0536389Y2 JP H0536389 Y2 JPH0536389 Y2 JP H0536389Y2 JP 1989018706 U JP1989018706 U JP 1989018706U JP 1870689 U JP1870689 U JP 1870689U JP H0536389 Y2 JPH0536389 Y2 JP H0536389Y2
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Landscapes
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- Cereal-Derived Products (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、海苔等の巻き具を収納した包装体で
あつて、海苔等の巻き具とおにぎり等の主体とを
分離状態に包装し、食する時に巻き具や主体に触
れることなく両者を合体させ、そのまま食するこ
とができるようにした包装兼備の巻合せ食品製造
具に関する。
あつて、海苔等の巻き具とおにぎり等の主体とを
分離状態に包装し、食する時に巻き具や主体に触
れることなく両者を合体させ、そのまま食するこ
とができるようにした包装兼備の巻合せ食品製造
具に関する。
(従来の技術)
従来、包装兼備の巻合せ食品製造具の好例とし
ての海苔巻おにぎり製造具は、実公昭57−10542、
特公昭59−41697号等に開示されている如く、三
角状の合成樹脂フイルム製内袋の中におにぎりを
収納し、該内袋の外側に海苔を巻いた状態でこれ
を三角状の合成樹脂フイルム製外袋の中に収納
し、蓋部をシールして製品化し、食する時に内袋
を外袋の一端部から引き抜いておにぎりと海苔を
合体させる構成のものと、実公昭57−8477、実公
昭56−35016号等の如く、合成樹脂フイルムのシ
ート体で海苔とおにぎりを分離状態に包装し、食
する時に該シート体を拡げ、海苔をおにぎりに巻
付け直して両者を合体させる構成のものとが開示
されている。
ての海苔巻おにぎり製造具は、実公昭57−10542、
特公昭59−41697号等に開示されている如く、三
角状の合成樹脂フイルム製内袋の中におにぎりを
収納し、該内袋の外側に海苔を巻いた状態でこれ
を三角状の合成樹脂フイルム製外袋の中に収納
し、蓋部をシールして製品化し、食する時に内袋
を外袋の一端部から引き抜いておにぎりと海苔を
合体させる構成のものと、実公昭57−8477、実公
昭56−35016号等の如く、合成樹脂フイルムのシ
ート体で海苔とおにぎりを分離状態に包装し、食
する時に該シート体を拡げ、海苔をおにぎりに巻
付け直して両者を合体させる構成のものとが開示
されている。
(考案が解決しようとする課題)
前者の構成による場合は、内袋を引き抜くだけ
で、おにぎりと海苔を合体させることができる点
において利点があるが、その際におにぎりが袋か
ら飛び出してしまうこともあり、また、おにぎり
を収納した状態の内袋に海苔を外巻きし、これを
外袋に収納する作業にかなりの煩わしさと余分な
機械的工程を要する点で問題があつた。また、後
者の場合は、シート体を重ね合わせて接着する包
装工程に簡便さはあるものの、食する時にシート
体を拡げてからおにぎりと海苔を合体させなけれ
ばならず、また、その際にどうしても指で直接こ
れらに触れてしまいやすく、おにぎりを落として
しまうおそれもあり、取り扱いが不便で、かつ不
衛生であり、指も汚れる等の問題があつた。
で、おにぎりと海苔を合体させることができる点
において利点があるが、その際におにぎりが袋か
ら飛び出してしまうこともあり、また、おにぎり
を収納した状態の内袋に海苔を外巻きし、これを
外袋に収納する作業にかなりの煩わしさと余分な
機械的工程を要する点で問題があつた。また、後
者の場合は、シート体を重ね合わせて接着する包
装工程に簡便さはあるものの、食する時にシート
体を拡げてからおにぎりと海苔を合体させなけれ
ばならず、また、その際にどうしても指で直接こ
れらに触れてしまいやすく、おにぎりを落として
しまうおそれもあり、取り扱いが不便で、かつ不
衛生であり、指も汚れる等の問題があつた。
本考案は、上記欠点を解消し、おにぎりを包装
するための海苔付き包装材を簡便に製造でき、お
にぎりと海苔を完全分離状態で包装でき、かつ食
する時に合成樹脂フイルムの簡単な引き裂き操作
によつておにぎりと海苔を合体させ、重合部を開
口すればそのまま手で触れる必要なく、海苔巻お
にぎりを食することができる包装兼備の海苔巻お
にぎり製造具を提供し、同時にサンドイツチその
他の食品にも使用し得る包装兼備の巻合せ食品製
造具を提供せんとするものである。
するための海苔付き包装材を簡便に製造でき、お
にぎりと海苔を完全分離状態で包装でき、かつ食
する時に合成樹脂フイルムの簡単な引き裂き操作
によつておにぎりと海苔を合体させ、重合部を開
口すればそのまま手で触れる必要なく、海苔巻お
にぎりを食することができる包装兼備の海苔巻お
にぎり製造具を提供し、同時にサンドイツチその
他の食品にも使用し得る包装兼備の巻合せ食品製
造具を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案は、二枚の
略矩形状の合成樹脂フイルムを若干幅重合並置
し、重合部分を剥離可能に止着すると共に外側の
重合フイルム端を剥離用縁部とし、かつフイルム
の重合方向両側寄り位置において重合部を跨いで
重合方向と交差方向に適宜長さの切断部を形成し
てなるおにぎり等の主体を包被するに十分な大き
さの外体と、該外体の左右両部の内側に重なり、
両者間に間隔をおいて配設した合成樹脂フイルム
の左右内体と、該左右内体間に跨がりかつ両内体
の内側辺部に重なつて配設した合せ片と、外体よ
りも小形でかつ外体と内体、合せ片との間に挟ま
れた海苔等の巻合せ物とを具備してなり、内体は
外体の縁辺部に接着され、合せ片は外側対向二辺
部の内、少なくとも一辺部付近の少なくとも一部
が外体と剥離可能に止着されてなる構成を有して
包装兼備の巻合せ食品製造具としたことを特徴と
する。
略矩形状の合成樹脂フイルムを若干幅重合並置
し、重合部分を剥離可能に止着すると共に外側の
重合フイルム端を剥離用縁部とし、かつフイルム
の重合方向両側寄り位置において重合部を跨いで
重合方向と交差方向に適宜長さの切断部を形成し
てなるおにぎり等の主体を包被するに十分な大き
さの外体と、該外体の左右両部の内側に重なり、
両者間に間隔をおいて配設した合成樹脂フイルム
の左右内体と、該左右内体間に跨がりかつ両内体
の内側辺部に重なつて配設した合せ片と、外体よ
りも小形でかつ外体と内体、合せ片との間に挟ま
れた海苔等の巻合せ物とを具備してなり、内体は
外体の縁辺部に接着され、合せ片は外側対向二辺
部の内、少なくとも一辺部付近の少なくとも一部
が外体と剥離可能に止着されてなる構成を有して
包装兼備の巻合せ食品製造具としたことを特徴と
する。
(作用)
上記製造具は、合せ片中央部におにぎり等の三
角形底辺部分を合わせ、内体中央部におにぎり等
の側面を合せるようにして、おにぎり等を包被し
て封止することにより包装が完了し、食する時に
は、外体の重合部の一側端部を横方向に強く引き
切れば、切断部によつて該部分が引き千切れ、そ
のまま合せ片を横方向に引き抜くことができ、そ
の上で外体の重合部を剥離すれば、該部が開口と
なり、包装を解くことなく、手で食品に触れなく
とも巻合せ物と主体を合体した状態で取り出し、
或いは食することができる。
角形底辺部分を合わせ、内体中央部におにぎり等
の側面を合せるようにして、おにぎり等を包被し
て封止することにより包装が完了し、食する時に
は、外体の重合部の一側端部を横方向に強く引き
切れば、切断部によつて該部分が引き千切れ、そ
のまま合せ片を横方向に引き抜くことができ、そ
の上で外体の重合部を剥離すれば、該部が開口と
なり、包装を解くことなく、手で食品に触れなく
とも巻合せ物と主体を合体した状態で取り出し、
或いは食することができる。
(実施例)
以下、実施例として海苔巻おにぎり製造具を示
した図面よつて本考案を説明する。
した図面よつて本考案を説明する。
第1図乃至第4図は、本考案の第一実施例を示
している。1は、おにぎりを包み込むに十分な大
きさの略矩形状(この形状に限定されない)とな
つた外体であり、該外体1は、二枚の略矩形状の
合成樹脂フイルム1a,1bを若干幅だけ重合し
て並列し、該重合部2の内側沿い部分を軽い融着
或いはホツトメルト接着等により剥離可能に止着
3して、該重合部2を閉塞し、止着しないフイル
ム1aの外側端部を剥離用縁部4とし、かつ同時
にフイルム1a,1bの重合方向両側付近位置に
おいて重合部2を跨いで重合方向と交差方向に適
宜長さのミシン目等の切断部5を形成してなつて
いる。
している。1は、おにぎりを包み込むに十分な大
きさの略矩形状(この形状に限定されない)とな
つた外体であり、該外体1は、二枚の略矩形状の
合成樹脂フイルム1a,1bを若干幅だけ重合し
て並列し、該重合部2の内側沿い部分を軽い融着
或いはホツトメルト接着等により剥離可能に止着
3して、該重合部2を閉塞し、止着しないフイル
ム1aの外側端部を剥離用縁部4とし、かつ同時
にフイルム1a,1bの重合方向両側付近位置に
おいて重合部2を跨いで重合方向と交差方向に適
宜長さのミシン目等の切断部5を形成してなつて
いる。
上記において、重合部2を止着し、重合端から
舌片(図示せず)を延出形成して剥離用縁部とし
てもよい。上記切断部5は、後述する合せ片8の
幅以下の長さで十分であり、直線状でもよく、両
端部がフイルム縁に向かつた曲線状であつてもよ
い。第3図中に示された矢印は、剥離用縁部4を
剥離する方向を分かり易くするための案内印であ
る。
舌片(図示せず)を延出形成して剥離用縁部とし
てもよい。上記切断部5は、後述する合せ片8の
幅以下の長さで十分であり、直線状でもよく、両
端部がフイルム縁に向かつた曲線状であつてもよ
い。第3図中に示された矢印は、剥離用縁部4を
剥離する方向を分かり易くするための案内印であ
る。
外体1の内側には、中央部で離間した二枚の合
成樹脂フイルム製内体6,6が外体1の長手方向
両側に重なり、内側辺を除く各三辺が外体周縁に
融着等によつて接着7され、外体1と両内体6,
6の間は内側辺が開口した袋状となつている。
成樹脂フイルム製内体6,6が外体1の長手方向
両側に重なり、内側辺を除く各三辺が外体周縁に
融着等によつて接着7され、外体1と両内体6,
6の間は内側辺が開口した袋状となつている。
上記両内体6,6は、おにぎり(被巻合せ物)
の厚み分以上の間隔を置いて配設されるのが望ま
しい。
の厚み分以上の間隔を置いて配設されるのが望ま
しい。
両内体6,6間には、両間の間隔分よりも若干
幅広な合成樹脂フイルム製合せ片8が、その両側
部を内体6,6と重ね合つて配設され、他の二側
縁部が外側縁部と略合致し、この縁部付近で両者
が容易に分離可能に融着乃至ホツトメルト接着等
によつて部分接着9されている。該合せ片8は内
体と外体1との間に介在させてもよく、外体1と
は反対側に重ね合わせてもよい。接着9は、合せ
片8が包装作業中にずれたり分離してしまつたり
することがなく、かつ容易に分離可能な程度に行
われれば十分であり、縁部全体に行われてもよい
が、一方の側縁部付近のみに点接着する程度でも
よい。
幅広な合成樹脂フイルム製合せ片8が、その両側
部を内体6,6と重ね合つて配設され、他の二側
縁部が外側縁部と略合致し、この縁部付近で両者
が容易に分離可能に融着乃至ホツトメルト接着等
によつて部分接着9されている。該合せ片8は内
体と外体1との間に介在させてもよく、外体1と
は反対側に重ね合わせてもよい。接着9は、合せ
片8が包装作業中にずれたり分離してしまつたり
することがなく、かつ容易に分離可能な程度に行
われれば十分であり、縁部全体に行われてもよい
が、一方の側縁部付近のみに点接着する程度でも
よい。
10は海苔であり、外体1よりも小形でおにぎ
りに巻合せるのに十分な大きさを有していれば任
意形状でよく、外体1と内体6、合せ片8との間
に介装されている。
りに巻合せるのに十分な大きさを有していれば任
意形状でよく、外体1と内体6、合せ片8との間
に介装されている。
なお、上記例では外体1と内体6,6とを別体
としたが,外体の長手方向両側に内体幅分が延長
した幅広の一枚合成樹脂フイルムを用い、その両
側を折り返して中間部を外体1、両側の折返し部
を内体6としてもよいものである。
としたが,外体の長手方向両側に内体幅分が延長
した幅広の一枚合成樹脂フイルムを用い、その両
側を折り返して中間部を外体1、両側の折返し部
を内体6としてもよいものである。
また、各フイルムの材質は任意であり、一例と
して、CPP,OPP、両者のラミネート、HDPE
等の組み合わせがある。
して、CPP,OPP、両者のラミネート、HDPE
等の組み合わせがある。
上記構成からなる巻合せ食品製造具の製法の一
例は次のとおりである。
例は次のとおりである。
製造ラインにおいて、長尺状の二枚の合成樹脂
フイルムを平行して流しつつ、部分重合させてそ
の一部を止着3させ、同時に所定間隔で切断部5
を形成して外体用フイルムとし、これと平行して
内体となる二枚の合成樹脂フイルム、及び合せ片
となる合成樹脂フイルムを真空乃至圧空成形金型
上に所定の配置で流し、外体用フイルム上の所定
位置に海苔10等の巻合せ物を載置した後、該海
苔等の巻合せ物を挾んだ状態で内体用フイルムと
合せ片用フイルムを外体用フイルム上の所定位置
に重ね合わせると共に、上記した所定位置を接着
7,9し、同時に所定形状に裁断して本考案の巻
合せ食品製造具を量産することができる。
フイルムを平行して流しつつ、部分重合させてそ
の一部を止着3させ、同時に所定間隔で切断部5
を形成して外体用フイルムとし、これと平行して
内体となる二枚の合成樹脂フイルム、及び合せ片
となる合成樹脂フイルムを真空乃至圧空成形金型
上に所定の配置で流し、外体用フイルム上の所定
位置に海苔10等の巻合せ物を載置した後、該海
苔等の巻合せ物を挾んだ状態で内体用フイルムと
合せ片用フイルムを外体用フイルム上の所定位置
に重ね合わせると共に、上記した所定位置を接着
7,9し、同時に所定形状に裁断して本考案の巻
合せ食品製造具を量産することができる。
内外体が一枚のフイルムの場合でもライン途中
で折り込み工程を加えるだけでよく、本考案によ
れば、長尺フイルムを流しつつ簡単なライン工程
によつて製造が可能である。
で折り込み工程を加えるだけでよく、本考案によ
れば、長尺フイルムを流しつつ簡単なライン工程
によつて製造が可能である。
上記構成の巻合せ食品製造具の使用例は次のと
おりである。
おりである。
第5図以下に、海苔巻きおにぎりの例を示す。
上記製造具を拡げた状態において、おにぎりAの
一側辺が合せ片8の中央に沿い、おにぎりの両面
が内体6,6に合うようにし、第5図の如く両側
の製造具部分を矢印の如くおにぎりAに順次折り
合せておにぎりAを完全に包被し、第6図の如く
外側の合せ目をラベル11等で封止して製品とす
る。各フイルムは互いに接着されるので、ずれた
り外れたりすることもない。上記工程はすべて機
械によるライン加工ができ、各部分の折り合わせ
によつてほぼ完全密封ができる。
上記製造具を拡げた状態において、おにぎりAの
一側辺が合せ片8の中央に沿い、おにぎりの両面
が内体6,6に合うようにし、第5図の如く両側
の製造具部分を矢印の如くおにぎりAに順次折り
合せておにぎりAを完全に包被し、第6図の如く
外側の合せ目をラベル11等で封止して製品とす
る。各フイルムは互いに接着されるので、ずれた
り外れたりすることもない。上記工程はすべて機
械によるライン加工ができ、各部分の折り合わせ
によつてほぼ完全密封ができる。
おにぎりAを食する時には、第6〜8図乃至第
9〜10図において、先ず第5〜6図の如く外体
1の重合部2の一方の縁部を摘んで横方向(矢印
P1方向)に強く引くと、該縁部は切断部5によ
つて外体1から簡単に千切り取れ、さらに引つ張
れば、接着されている合せ片8を引つ張り、反対
側縁部の外体部分と合せ片部分との接着は簡単に
分離するので(或いは他側部付近の切取線5から
簡単に切れるので)、そのまま合せ片8を外側方
に簡単に引き抜くことができる。この状態におい
て海苔10とおにぎりAとは直接合体する。次い
で第7〜8図の如く重合部2の剥離用縁部4を摘
んでこれを矢印P2方向に開けば、止着3が簡単
に剥がれてここに開口が形成され、さらに残され
たフイルム1bの縁を矢印P3のように開けば大
きく開口するので、そのまま海苔巻きおにぎりを
取出すことができ、或いは取出すことなく、外体
1を開き、おにぎりを押し出すようにしつつその
まま食することもできる。なお、上記手順中、合
せ片8の引き抜きと、外体1の中央部の開口とを
逆の順序で行うことは勿論可能である。
9〜10図において、先ず第5〜6図の如く外体
1の重合部2の一方の縁部を摘んで横方向(矢印
P1方向)に強く引くと、該縁部は切断部5によ
つて外体1から簡単に千切り取れ、さらに引つ張
れば、接着されている合せ片8を引つ張り、反対
側縁部の外体部分と合せ片部分との接着は簡単に
分離するので(或いは他側部付近の切取線5から
簡単に切れるので)、そのまま合せ片8を外側方
に簡単に引き抜くことができる。この状態におい
て海苔10とおにぎりAとは直接合体する。次い
で第7〜8図の如く重合部2の剥離用縁部4を摘
んでこれを矢印P2方向に開けば、止着3が簡単
に剥がれてここに開口が形成され、さらに残され
たフイルム1bの縁を矢印P3のように開けば大
きく開口するので、そのまま海苔巻きおにぎりを
取出すことができ、或いは取出すことなく、外体
1を開き、おにぎりを押し出すようにしつつその
まま食することもできる。なお、上記手順中、合
せ片8の引き抜きと、外体1の中央部の開口とを
逆の順序で行うことは勿論可能である。
なお、図示しないが、内体6の内側辺中間部若
干の凹み辺として形成し、合せ片8を該凹み辺に
重合する形を有して形成されており、他の構成は
上記例と同様にして構成された如き変形も可能で
ある。
干の凹み辺として形成し、合せ片8を該凹み辺に
重合する形を有して形成されており、他の構成は
上記例と同様にして構成された如き変形も可能で
ある。
合せ片8は、おにぎりの飯等が付着しにくいよ
うに予めスリツプ性が付与されていれば一層望ま
しい。
うに予めスリツプ性が付与されていれば一層望ま
しい。
上記例においておにぎりに代えてサンドイツチ
その他のものを被巻合せ物として包装することも
可能である。巻合せ物も海苔に限定されない。
その他のものを被巻合せ物として包装することも
可能である。巻合せ物も海苔に限定されない。
さらに、合成樹脂フイルムは適宜なものでよい
が、少なくとも合せ片と内体は例えばゼオライト
等の抗菌性微粉末乃至粘性物を混合してなる素材
を用いれば食品の腐敗防止に効果があるので好ま
しい。
が、少なくとも合せ片と内体は例えばゼオライト
等の抗菌性微粉末乃至粘性物を混合してなる素材
を用いれば食品の腐敗防止に効果があるので好ま
しい。
(考案の効果)
以上のようにして、本考案によれば、複数枚の
合成樹脂フイルムを海苔等の巻合せ物を介在して
シート状に重ね合わせ、その一部を接着し、かつ
一部に切断部を設けるだけで包装兼備の巻合せ食
品製造具を造ることができ、この製造具には、拡
げた状態でおにぎり等の被巻合せ物を載置し、こ
れを包被するだけの操作で最終製品を造ることが
できるので、製造工程及びその装置を簡便、効率
化することができる。海苔等の巻合せ物とおにぎ
り等の被巻合せ物とは内体及び合せ片を介して完
全な分離状態で包装でき、かつほぼ密封状態で包
装できるので衛生的であり、両者に湿気り等を与
えることがない。しかも食する時には、重合部の
一側端を引き千切つてそのまま側方に引張つて合
せ片を引き抜くことができ、重合部を開くだけ
で、直接海苔等の巻合せ物が合体したおにぎり等
の巻合せ物を取出すことができ、しかもこの操作
は軽くでき、開封や切取口を探すような煩わしさ
もないので、扱いやすい。従来の袋収納形態の場
合はフイルムと飯との滑り性をよくするために飯
にオイルを混入しなければならなかつたのに比
し、上記構成とすることにより、合せ片を引き抜
くだけなので、飯にオイルが混入されていなくと
も、操作が円滑にでき、オイルが混入しないか又
はごく少量しか混入していない美味しいおにぎり
等を食することができることとなる。
合成樹脂フイルムを海苔等の巻合せ物を介在して
シート状に重ね合わせ、その一部を接着し、かつ
一部に切断部を設けるだけで包装兼備の巻合せ食
品製造具を造ることができ、この製造具には、拡
げた状態でおにぎり等の被巻合せ物を載置し、こ
れを包被するだけの操作で最終製品を造ることが
できるので、製造工程及びその装置を簡便、効率
化することができる。海苔等の巻合せ物とおにぎ
り等の被巻合せ物とは内体及び合せ片を介して完
全な分離状態で包装でき、かつほぼ密封状態で包
装できるので衛生的であり、両者に湿気り等を与
えることがない。しかも食する時には、重合部の
一側端を引き千切つてそのまま側方に引張つて合
せ片を引き抜くことができ、重合部を開くだけ
で、直接海苔等の巻合せ物が合体したおにぎり等
の巻合せ物を取出すことができ、しかもこの操作
は軽くでき、開封や切取口を探すような煩わしさ
もないので、扱いやすい。従来の袋収納形態の場
合はフイルムと飯との滑り性をよくするために飯
にオイルを混入しなければならなかつたのに比
し、上記構成とすることにより、合せ片を引き抜
くだけなので、飯にオイルが混入されていなくと
も、操作が円滑にでき、オイルが混入しないか又
はごく少量しか混入していない美味しいおにぎり
等を食することができることとなる。
また、合成樹脂フイルムに無菌製シートが用い
られれば、包装された食品に雑菌が付着すること
がなく、包装食品の日持ちをよくし、食中毒の発
生防止に役立つ。
られれば、包装された食品に雑菌が付着すること
がなく、包装食品の日持ちをよくし、食中毒の発
生防止に役立つ。
第1図は本考案の一実施例に係る包装兼備の巻
合せ食品製造具を拡げた状態の内側斜視図、第2
図は第1図の断面図、第3図は外側斜視図、第4
図は分解状態斜視図、第5図は第1図の製造具に
よる包装過程を示す斜視図、第6図〜第8図はい
ずれも包装後の食べ方の手順を示す斜視図、第9
図は包装状態の断面図、第10図は開口過程の断
面図である。 1……外体、1a,1b……フイルム、2……
重合部、3……止着、4……剥離用縁部、5……
切取線、6……内体、7……接着、8……合せ
片、9……接着、10……海苔等の巻合せ物、A
……おにぎり。
合せ食品製造具を拡げた状態の内側斜視図、第2
図は第1図の断面図、第3図は外側斜視図、第4
図は分解状態斜視図、第5図は第1図の製造具に
よる包装過程を示す斜視図、第6図〜第8図はい
ずれも包装後の食べ方の手順を示す斜視図、第9
図は包装状態の断面図、第10図は開口過程の断
面図である。 1……外体、1a,1b……フイルム、2……
重合部、3……止着、4……剥離用縁部、5……
切取線、6……内体、7……接着、8……合せ
片、9……接着、10……海苔等の巻合せ物、A
……おにぎり。
Claims (1)
- 二枚の略矩形状の合成樹脂フイルムを若干幅重
合並置し、重合部分を剥離可能に止着すると共に
外側の重合フイルム端を剥離用縁部とし、かつフ
イルムの重合方向両側寄り位置において重合部を
跨いで重合方向と交差方向に適宜長さの切断部を
形成してなるおにぎり等の主体を包被するに十分
な大きさの外体と、該外体の左右両部の内側に重
なり、両者間に間隔をおいて配設した合成樹脂フ
イルムの左右内体と、該左右内体間に跨がりかつ
両内体の内側辺部に重なつて配設した合せ片と、
外体よりも小形でかつ外体と内体、合せ片との間
に挟まれた海苔等の巻合せ物とを具備してなり、
内体は外体の縁辺部に接着され、合せ片は外側対
向二辺部の内、少なくとも一辺部付近の少なくと
も一部が外体と剥離可能に止着されてなる構成を
有する包装兼備の巻合せ食品製造具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989018706U JPH0536389Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989018706U JPH0536389Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02111292U JPH02111292U (ja) | 1990-09-05 |
JPH0536389Y2 true JPH0536389Y2 (ja) | 1993-09-14 |
Family
ID=31233591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989018706U Expired - Lifetime JPH0536389Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536389Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0718310Y2 (ja) * | 1991-09-20 | 1995-05-01 | 允 鈴木 | 包装おにぎり |
-
1989
- 1989-02-20 JP JP1989018706U patent/JPH0536389Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02111292U (ja) | 1990-09-05 |
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