JP3002666U - 食品の蛇腹状収容容器 - Google Patents

食品の蛇腹状収容容器

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JP3002666U JP1994003220U JP322094U JP3002666U JP 3002666 U JP3002666 U JP 3002666U JP 1994003220 U JP1994003220 U JP 1994003220U JP 322094 U JP322094 U JP 322094U JP 3002666 U JP3002666 U JP 3002666U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、練り状、半固体状、ペースト状若
しくはゲル状の粘性の強い食品をほとんど空気に触れる
ことなく長期間衛生的に保持することができると共に、
これらの食品を殆どすべて使い切ることができる食品の
収容容器を提供すること。 【構成】 上部に絞り出し口12を有する容器本体11
と、前記絞り出し口12を覆蓋する覆蓋シール及び適宜
形状の切欠き部22を備えた注出ノズル21と蓋31を
含み構成された、周壁15に一定の間隔で複数の膨出ヒ
ダ14が形成された蛇腹状の収容容器10であって、底
部16に至るに従って径大若しくは径小、又はその中央
部に至るに従って膨出した略卵形若しくは瓢箪状である
と共に、隣接する膨出ヒダ14の頂点山部から中心軸ま
での径の差が周壁15の谷部の肉厚より大きく形成され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチック製の食品の収容容器に関し、特に、粘性のある食品や 非固体状の食品類を使い終わるまで殆ど空気に触れることなく保持し、且つ充填 収容された食品類を無駄なく、衛生的且つ容易に絞り出すことができる蛇腹状収 容容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックによって形成された容器は、意匠的にも多様な形状で廉価に製造 できるので、広く使い捨ての容器として利用されている。
【0003】 しかし、プラスチック製の食品の収容容器に、例えば、味噌、蜂蜜、水飴、各 種ドレシング類、チリソースやケチャップ、タルタルソース、マヨネーズの如き ソース類、ジャム、マーマレイド、粒マスタード、洋がらし、ねりわさび、おろ しにんにく、マーガリン、バター、ヨーグルト、ホイップ・クリーム等の生クリ ーム、バタークリーム、各種のクリーム類等の練り状、半固体状あるいはペース ト状やゲル状の食品を熱可焼性合成樹脂素材やガラスビンの容器に収容すると、 これらはいずれも流動性が乏しいため、収容容器内に残余する内容物が少なくな るにつれ取り出しにくくなり、容器の壁面についた食品をヘラやスプーンで掻き 集めて使用したり、該収容容器内に空気を入れて取り出し口を下に転倒したり、 或は容器を取り出し口に向けて振り出したり、又は容器本体の側壁を手で圧潰し て収容食品を絞り出そうとしても、容器の内壁に食品が付着して、容易に取り出 すことができないので、収容容器に収容された食品を無駄なく安易に使用するこ とができないという問題があった。また、この場合、収容容器内の食品は開封後 空気に触れることが常で、酸化しやすくカビが生えたりするので、保存性を良く するために冷蔵庫に入れなければならないものが少なくない。
【0004】 近時、出願人は、先の出願(実願平5−35394号)に関わる考案において 、「食品収容容器に収容した粘性食品を殆ど空気に触れることなく保持し、確実 に絞り出すことができる卓上絞り出し器」に関して、親指を沿わせるための「切 欠き部をつけた剛性のある外筒の上部にノズルと連通したキャップ部材、内部に 周壁が伸縮自在の食品の収容容器とその押出盤を装備し、食品の収容容器に収容 された粘性食品を無駄なく衛生的に使い切ることができる」処に特徴を有する粘 性食品の卓上絞り出し器について開示した。
【0005】 この方法によれば、該器具を左右何れかの手中に収めて、収容容器の底部を親 指によって押出盤で圧接して強制的に内容物を吐出させることができる。従って 、前記器具が手中に収まるサイズであれば、該収容容器に収容した食品が練り状 、半固形状、あるいはペースト状やゲル状の粘性食品であっても、絞り出し口以 外は殆ど空気に触れることなく衛生的に内容物を保持し、その大部分を容易に絞 り出して無駄なく使い切ることができる、粘性食品の卓上絞り出し器を提供する ことができた。該収容容器は、その容器本体の径が同一の円柱状であって、その 周壁に蛇腹状の複数の膨出ヒダが備えられているので、軸方向に自在に伸縮でき るが、その周壁に蛇腹状の複数の膨出ヒダをブロー成形で形成する場合にはプラ スチック素材を均等に延伸することができないため、膨出ヒダの頂点山部の肉厚 は、容器本体の谷部の周壁より肉薄となる。該容器本体を最大縮退させた場合に は、膨出ヒダが積層されて円柱状になり、底部を絞り出し口の位置まで完全に縮 退することができないので、容器内に残余する内容物を残さず絞り出すためには 、該容器の底部を工夫された形状の押出盤で押圧し、強制的に絞り出すことが必 要であった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところ は、前述した、味噌、蜂蜜、水飴、各種ドレシング類、チリソース、ケチャップ 、タルタルソース、マヨネーズの如きソース類、ジャム、マーマレイド、粒マス タード、洋がらし、ねりわさび、おろしにんにく、マーガリン、バター、ヨーグ ルト、ホイップ・クリーム等の生クリーム、バタークリーム、各種のクリーム類 等のような、ゲル状、半固体状あるいはペースト状などの非固体状の特性を具有 した食品を両手で扱う容量を収容する収容容器であって、充填された食品を使い 切るまで殆ど空気に触れることなく衛生的に保持することができ、更に、収容さ れた食品を最後まで無駄なく絞り出し、使いきることができる、衛生的な絞り出 し容器を廉価に提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために本考案の採った手段は、 請求項1記載の考案にあっては、 「上部に絞り出し口を備えた容器本体と蓋とを有した容器であって、前記容器本 体の周壁が蛇腹状で一定の間隔で複数の膨出ヒダを備え、且つ底部に至るに従っ て径大のテーパー状に形成されると共に、隣接する膨出ヒダの頂点山部から中心 軸までの径の差が前記膨出ヒダの周壁の谷部の肉厚より径大であり、軸方向に伸 縮自在な可焼性素材で形成された」処に特徴を有する食品の絞り出し容器を、そ の内容とする。
【0008】 請求項2記載の考案にあっては、 「前記絞り出し口が覆蓋シールで覆蓋されている」処に特徴を有する請求項1記 載の食品の絞り出し容器を、 請求項3記載の考案にあっては、 「前記絞り出し口が非固体食品を充填後覆蓋シールされ、注出ノズルを備えてい る」処に特徴を有する請求項2記載の食品の絞り出し容器を、それぞれその内容 とする。
【0009】
【作用】
以上のように構成した本考案に係る収容容器の作用を、その使用の態様とも併 せて更に具体的かつ詳細に説明すると、次の通りである。
【0010】 まず、この食品の収容容器は、可撓性合成樹脂素材によって形成されるもので あるが、前述したように、ゲル状、半固体状あるいはペースト状などの非固体状 の特性を具有した食品を充填する深物容器であるため、バリア性のある多層構造 が望ましく、予め加温して軟化させた熱可塑性プラスチックのパイプ状パリソン を押圧機で押出し、このパリソンがまだ暖かいうちに金型に挟んで底を閉じ、こ の中に空気を吹き込んで成形する、所謂押出ブロー成形法によって形成すること ができる。従って、この収容容器は、非常に容易かつ廉価に製造することができ る。
【0011】 本考案に係る食品の収容容器は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可撓性 合成樹脂素材、脂肪酸ポリエステル、ポリグリコール酸、ポリ乳酸等の生分解性 プラスチック素材、又は、光分解性プラスチック素材で製造することができる。 容器本体の大きさは、内容物の容積によって適宜選択可能な任意の大きさである と共に、絞り出し口と注出ノズルの大きさ及び形状は、適宜選択することが可能 である。
【0012】 特に、熱可撓性プラスチック素材で形成した収容容器にあっては、これらを成 形が容易であり、且つ廉価に提供することができる。又、生分解性プラスチック 素材又は光分解性プラスチック素材で製造された収容容器にあっては、これらが 不用意に廃棄されても、微生物や光によって容易に分解される。
【0013】 請求項1記載の考案にあっては、図1aに示したように、容器本体11は、周 壁15に一定の間隔で複数の膨出ヒダ14が形成された蛇腹状であると共に、底 部16に至るに従って径大のテーパー状に形成されているので、容器本体11を 伸縮させることができる。又、蛇腹を縮退させた場合には、図1bに示したよう に、隣接する膨出ヒダ14の頂点山部から中心軸までの径の差が周壁15の谷部 の肉厚より大きいから、蛇腹を構成する周壁15に備えた膨出ヒダ14が内容物 の食品を使い終わって折り重なると互いに膨出ヒダの周壁の谷部が肉厚以上ズレ るので、隣接する膨出ヒダ14の外壁の谷部や山部が同一上に積層されず、形成 される形状が円柱状になることがない。つまり、これらの容器本体11に備えた 構造の蛇腹を両手で容器本体11を最後まで縮退した場合には、その内容積を極 めて小さくすることができ、従って、内容物の殆どを容易に絞り出すことができ るように作用するのである。
【0014】 請求項2記載の考案にあっては、前述したように、容器本体11に、食品を充 填する。そして、絞り出し口12を覆蓋シールすることによって、該収容容器1 0を完全な密封容器にすることができる。つまり、絞り出し口12を覆蓋シール することは、充填された食品が漏出しないように作用すると共に、該食品を完全 な密封状態で衛生的に保持することができ、更に、公知の滅菌法で容易に滅菌処 理することができるようにも作用するのである。
【0015】 本考案に係る収容容器の絞り出し口は、内容物の食品やその用途に適するよう に形成した注出ノズル21を着脱自在に結合することができる。そして、その結 合手段は、公知の結合手段から任意に選択された手段であって、特にこれを限定 するものではない。
【0016】 請求項3記載の考案にあっては、絞り出し口を覆蓋する覆蓋シールは、充填さ れた食品が漏出しないように作用すると共に、密封状態で衛生的に保持させるこ とができる。更に、前記覆蓋シールを除くか、注出ノズル21を絞り出し口12 に覆蓋するときに破れるようにする。先端部の切欠き部22の形状が異なる複数 の注出ノズル21から選択された該注出ノズルを備えると、たとえば、注出ノズ ル21を下方にして両手で該容器本体11を把持し、底部16を押圧して収容食 品を絞り出して、断面が略星状等のさまざまな意匠的な模様を付すことができ、 又、マヨネーズ、ケチャップ、半固体状の各種ドレシング類、ジャム、バターの ような食品を、均一な平面状に塗布することが容易にできるようになっている。 このように、注出ノズル21と絞り出し口12は相互に着脱自在に装着できる ようになっているため、その先端部に備えた切欠き部の形状が異なる複数の注出 ノズルを用意し、内容物の種類と用途に応じて適宜選択して装着するすることに よって、取り出した食品にさまざまな意匠的な模様を付すことができる。
【0017】 以上いずれもその上部を更に蓋31で覆蓋してもよい。
【0018】
【実施例】
以下本考案に係る収容容器について実施例に従って更に詳細に説明する。 まず、本考案に係る実施例1の絞り出し容器10は、図1aに示したように、 その容器本体11は底部16に至るに従って径大のテーパー状、好適には、隣接 する膨出ヒダ14の頂点山部から中心軸までの径の差が周壁15の谷部の肉厚よ り大きく成形された収容容器であって、該容器本体11を縮退させた場合には、 図2bに示したように、蛇腹を構成する周壁15に備えた膨出ヒダ14が互いに ズレるようにしてあるから、隣接する膨出ヒダ14が同一上に積層されず、円柱 状になることがない。つまり、これらの容器本体11に備えた蛇腹を縮退した場 合には、その内容積を極めて小さくすることができ、従って、収容された食品が 粘性の強い食品であっても、その殆どを容易に取り出すことができるように作用 するのである。また、該絞り出し容器10は可焼性合成樹脂素材で成形されるが 、容器本体11は底部16に至るに従って径大のテーパー状を成しているため重 心が低く、設置面が安定する。
【0019】 次ぎに、実施例2の収容容器は、その容器本体は底部に至るに従って径小のテ ーパー状、好適には、隣接する膨出ヒダの頂点から中心軸までの径の差が周壁谷 部の肉厚より大きく成形されているので、容器本体を縮退させた場合は、周壁に 備えた膨出ヒダが互いにズレるから、膨出ヒダが積層されても、円柱状になるこ とがない。そして、本体を縮退させた場合には、底部を容器本体の内側に潜入さ せることができるから、その残余内容積を極めて小さくすることができ、収容さ れた食品の殆どすべてを容易に取り出すことができる。
【0020】 次ぎに、実施例3の収容容器は、中央部に至るに従って膨出した略卵形の容器 本体であって、且つ、隣接する膨出ヒダの頂点から中心軸までの径の差が周壁の 谷部の肉厚より大きく成形されている。特に、容器本体の中央部においてその上 方に位置する周壁と下方に位置する周壁とが対称な略卵形に形成されている処に その外形状の特徴を有する。そして、この容器本体を縮退させた場合は、周壁に 備えた膨出ヒダが互いにズレるから、円柱状になることがない。特に、中央部よ り下方の周壁を中央部より上方の周壁内に嵌入させることができるから、容器本 体の残余内容積を極めて小さくすることができ、内容物の殆どすべてを容易に取 り出すことができる。
【0021】 次ぎに、実施例4の収容容器は、その容器本体の周壁が蛇腹状に形成され、且 つ該収容容器は、概ね等間隔に膨出した瓢箪状であって、且つ、隣接する膨出ヒ ダの頂点から中心軸までの径の差が周壁の谷部の肉厚より大きく成形されている 。そして、この容器本体を縮退させた場合には、周壁を上方の周壁内にそれぞれ 嵌入させることができるから、容器本体の容積を極めて小さくすることができ、 内容物の殆どすべてを容易に取り出すことができる。
【0022】 以上本考案に係る容器本体の作用について、その断面が略円形である実施態様 を例にして、具体的且つ詳細に説明した。しかし、本考案に係る容器本体の断面 形状は、例えば、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形、十二角形等の多角 形の筒状であってもよく、略円形に特に限定されるものではない。即ち、容器本 体の形状にあっては、上部又は底部に至るに従って徐々に膨出した断面が多角形 のテーパー、中央部に至るに従って徐々に膨出した断面が多角形のテーパー、そ して更に、前記容器本体の周壁が概ね等間隔に膨出した形状のいずれの形状であ ってもよい。
【0023】 次に、収容容器内に収容された食品を取り出す場合に使用する注出ノズルにつ いて、その使用の態様とも併せて更に具体的かつ詳細に説明すると、次の通りで ある。しかし、以下に述べる実施態様は、特定な注出ノズルに関するものであっ て、これらに限定されるものではない。
【0024】 まず、上面の中央部に先端が花口状に切欠かれた注出ノズルにあっては、ヨー グルト、マヨネーズ、ケチャップ、各種のクリーム類のように、取り出した後の 食品に例えば断面が星状の意匠的な模様を付すことができる。又、先端がバター べらのような平面部を有する注出ノズルにあっては、バタージャムのような食品 を、均一な平面状に塗布することができる。このように、その先端部の形状が異 なる複数の注出ノズルを用意することによって、内容物の種類と用途に応じてこ れらを適宜選択して使用すれば、取り出した食品にさまざまな意匠的な模様を付 すことができる。
【0025】 又、容器本体の容量、又は絞り出し口の大きさ等は、その用途が卓上用、台所 用、或は業務用であるかによって、任意に設定することができ、又、注出ノズル 先端の切欠き部の形状は、取り出した食品の意匠的形状に基づいて、適宜選択決 定することができる。
【0026】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案に係る収容容器は、プラスチックの有す る可撓性に加えて、容器本体は底部に至るに従って径大若しくは径小の筒状、中 央部が膨出した筒状、又はその周壁が概ね等間隔に膨出した形状であって、且つ その周壁に蛇腹状の膨出ヒダが形成され、容器本体が軸方向に自在に伸縮するこ とができるように構成されているので、例えば、味噌、蜂蜜、水飴、各種ドレシ ング類、チリソース、ケチャップ、タルタルソース、マヨネーズの如きソース類 、ジャム、マーマレイド、粒マスタード、洋がらし、ねりわさび、おろしにんに く、マーガリン、バター、ヨーグルト、ホイップ・クリーム等の生クリーム、バ タークリーム、各種のクリーム類等のように、練り状、半固体状、あるいはペー スト状の非固体状の特性を具有した食品であっても、食品を確実に収容容器内に 充填し、保持することのできる収容容器を、廉価に製造し、提供することができ るという格別の作用効果を奏する。
【0027】 そして、本考案に係る収容容器は、前述の如く、食品を充填する過程で容器内 の空気を可能な限り排除することで、収容容器に備えた絞り出し口を覆蓋シール で覆蓋すると容易に密封容器とすることができ、それ故に、充填された食品が漏 出することがなく、又、収容された食品を完全な密封状態で保持することができ 、更に、容易に滅菌処理することができる。更に又、充填された食品のすべてを 、殆ど空気に触れることなく、衛生的且つ無駄なく使い切ることができる、収容 容器を提供することができるという優れた効果を奏する。
【0028】 次ぎに、注出ノズルと絞り出し口が着脱自在な結合手段を備えた収容容器にあ っては、先端部の切り欠け形状が異なる複数の注出ノズルを用意し、これらの中 から内容物の種類と形状・性質あるいは用途に好適な注出ノズルを適宜装着する ことによって、絞り出す食品に意匠的な模様又はその使途に適した形状乃至状態 で絞り出すことが極めて容易にできるという効果を奏する。
【0029】 又、例えば、従来の収容容器若しくはビニールシート製の袋に味噌が収容され ている場合には、収容容器若しくはビニールシートの袋から、スプーン若しくは しゃもじなどで味噌をすくい出すか又は絞り出した後に、更に、塊を潰してこし 器などでこす等して使用する必要があったが、本考案に係る収容容器にあっては 、先端部が偏平な形状若しくは先端部に複数個の穿孔を有する注出ノズルを絞り 出し口に装着して使用すれば塊になることがないので、従来のように、塊を潰し てこし器などでこす等する必要がないという効果を奏する。そして、前述の各実 施例において詳細に説明した収容容器がこれらと同様な作用を奏することは明白 であるので、重複して説明しない。
【0030】 一方、本考案に係る絞り出し容器にあっては、その内容量を大型化、且つ取り 扱いを簡便化することによつて、業務用或は台所用の絞り出し容器とすることが できる。
【0031】 次に、脂肪酸ポリエステル、ポリグリコール酸、ポリ乳酸等の生分解性プラス チック素材、又は、光分解性プラスチック素材で製造した収容容器にあっては、 これらが不用意に廃棄されても、微生物や光によって容易に分解するので、自然 環境を破壊したりすることがなく、環境に優しい食品の収容容器を提供すること ができるという格別優れた作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは本考案の食品の収容容器の一実施例を
示す破断側面図、図1bは該容器本体を縮退した時の側
面断面図、図1cは前記収容容器の上面図である。
【符号の説明】
10…収容容器、11…容器本体、12…絞り出し口、
14…膨出ヒダ、15…周壁の谷部、16…底部、17
…結合部、21…注出ノズル、22…切欠き部、23…
結合部、24…係止部、31…蓋、32……係止部、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に絞り出し口を備えた容器本体と蓋と
    を有した容器であって、前記容器本体の周壁が一定の間
    隔で複数の膨出ヒダを備え、且つ底部に至るに従って径
    大のテーパー状に形成されると共に、隣接する膨出ヒダ
    の頂点山部から中心軸までの径の差が前記膨出ヒダの周
    壁の谷部の肉厚より径大であり、軸方向に伸縮自在な可
    撓性素材で形成された非固体状食品の絞り出しのための
    蛇腹状収容容器。
  2. 【請求項2】前記絞り出し口が、被固体状食品を充填
    後、覆蓋シールで覆蓋されていることを特徴とする請求
    項1記載の食品の絞り出しのための蛇腹状収容容器。
  3. 【請求項3】前記覆蓋シールが注出ノズルで覆蓋されて
    いることを特徴とする請求項2記載の食品の絞り出しの
    ための蛇腹状収容容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007052490A1 (ja) * 2005-10-31 2007-05-10 The Procter And Gamble Company 注出キャップ
CN109747958A (zh) * 2019-03-11 2019-05-14 爱索尔(广州)包装有限公司 一种盖体及异形立体出料管

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