JP3769849B2 - データ通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話回線を介してデータの通信を行うデータ通信装置に係り、特に、発呼側の電話番号を通知するサービス下で、本サービスに対応していない端末を用いた場合に生じるデータ通信の支障を防止したデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電話交換局の交換機から発呼側の電話番号(発信電話番号)を表すデータを受話側の電話機に通知するサービス(以下「発信電話番号通知サービス」という)が検討され、本格的に実施されようとしている。
【0003】
そして、この発信電話番号通知サービスに対応することを目的として、以下のような技術が提案されている。
【0004】
特開平4−334245号公報には、電話端末へ着信する度に発呼者の電話番号を順次格納すると共にディスプレイに表示させ、表示させた発信電話番号の中でオペレータにより指定された電話番号を読み出し発信する技術が開示されている。
【0005】
また、特開平5−347659号公報には、電話回線を介して交換機から入力されるリング信号及び発信電話番号を検出し、受話側端末がリング信号に応答したか否かの別に応じて発信電話番号を区別して表示させる技術が開示されている。この技術によれば、応答していない再発呼すべき発信電話番号が直ちに判定できるという利点がある。
【0006】
いずれの技術も、それらの機能は主に受信した発信電話番号を表示したり、記憶して再発呼に利用する点が特徴的である。
【0007】
ここで、発信電話番号通知サービスにおける交換機と受信側端末(電話端末、ファクシミリ装置等)との接続動作の流れを図9を用いて説明する。なお、図9の接続動作の流れと共に、この接続動作に対応した発信電話番号通知サービスの通信シーケンスを図10に示しておく。
【0008】
交換機74と受信側端末76は、L1信号(電池)及びL2信号(情報)を通過させる信号線で結合されており、図9(a)に示すように、発呼者からの発呼が無い状態(監視状態)では、L1が+、L2信号が−の極性に保持されている。
【0009】
発信者からデータ通信装置76へ発呼があると、交換機74は、監視状態(図9(a))でのL1、L2信号の極性(L1(+)、L2(−))を反転させてL1(−)、L2(+)とし、極性反転から一定時間以上経過後にID受信端末起動信号(CAR信号)を受信側端末76へ送出する(図9(b))。このCAR信号によって、受信側端末は、この後に交換機74から発信者電話番号等の情報が転送されてくることを知る。
【0010】
CAR信号の電気的条件は、以下の通りとなる。
周波数 : 15Hz以上20Hz以下
送出電力 : 交流75Vrms
キャダンス: 0.5秒ON、OFFの繰り返し
次に、CAR信号を受信すると、受信側端末76はCAR信号を受信したことを知らせる1次応答信号を交換機74へ送る(図9(c))。この1次応答信号の送出は、受信側端末がL1−L2間のループを形成することによってなされる。なお、L1−L2間のループの形成は、受信側端末の受話器を持ち上げるフックオフ(Hook-off)の動作に対応している。
【0011】
受信側端末がフックオフによりCAR信号の受信を知らせると、交換機74は、発呼者番号を含む発信電話情報をいわゆるITU−T勧告V.23に準拠したモデム信号で受信側端末に送出する(図9(d))。
【0012】
次に、受信側端末は、発信電話情報を受信完了すると、L1−L2間のループを切断することにより受信完了信号を交換機74に送る(図9(e))。なお、11−L2間のループの切断は、受信側端末の受話器を本体に置くフックオン(Hook-on )の動作に対応している。
【0013】
交換機74は、受信側端末76からの受信完了信号(フックオン)を検出すると、呼出し信号(IR信号)を送出する(図9(g))。IR信号は、通常の呼出し信号と全く同一の信号であり、その電気的条件は以下の通りとなる。
【0014】
周波数 : 15Hz以上20Hz以下
送出電力 : 交流75Vrms
キャダンス: 1秒ON、2秒OFFの繰り返し
すなわち、IR信号とCAR信号とは、繰り返される信号ON、OFFのパターン(キャダンス)において、ONとされる時間とOFFとされる時間が異なるが、周波数及び送出電力が同じ信号である。なお、以下では、IR信号及びCAR信号の総称を16Hz信号という。
【0015】
受信側端末76は、IR信号を検出すると、該端末が電話機の場合にはベル音を鳴らし、ユーザが受話器を取ると(フックオフ)、L1−L2間が接続され、これにより2次応答信号が交換機74に送られる(図9(h))。また、受信側端末76がファクシミリの場合、IR信号を検出すると、自動的にフックオフしてL1−L2間を接続し、これにより2次応答信号が交換機74に送られる(図9(h))。そして、発信側との通信(通話)を開始することができる(図9(i))。
【0016】
なお、図9及び図10の通信シーケンスと異なる応答をした場合でも、以下の継続条件▲1▼、▲2▼に該当する場合には、この通信シーケンスが継続される。
【0017】
継続条件▲1▼ :
受信側端末76が極性反転から所定時間T1 (6秒)以内にCAR信号に応答してフックオフしなかった場合、交換機74はCAR信号の送出を止め、通常の呼出し信号を送出する。そして、これ以降は通常の通信/通話動作が実行される。
【0018】
継続条件▲2▼ :
受信側端末76がモデム信号受信に失敗した場合でも、モデム信号送出時から所定時間T2 (7秒)以内に受信側端末76がフックオンすれば、発信電話番号通知サービスのシーケンスは継続して行われる。
【0019】
以上、図9及び図10に示したように、発信電話番号通知サービスが実施されているときに実際に電話番号が受信側に通知されるためには、受信側で発信側との通話(通信)に先立って、ITU−T勧告V.23に準拠したモデム信号により交換機と通信を行うことが必要となる。従って、受信側では交換機との電話番号受信のための通信と発呼側との通話と2度の通信を行うことになる。すなわち、受信側は、呼出しのために2度の信号を受信する。最初の信号は交換機とモデム信号をやり取りする前に受信するCAR信号、そして次の信号は発信者側と通話(通信)するためのIR信号である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、ユーザが発信電話番号通知サービスを契約し、本サービスに対応していない端末を単独で使用或いは本サービスに対応した端末と併用した場合、本サービスに対応していない端末では、通信・通話が一切できなくなるおそれがある、という問題がある。
【0021】
すなわち、発信電話番号通知サービスに対応していないデータ端末では、最初に受信するCAR信号をIR信号であると誤検出してしまい、交換機からのITU−T勧告V.23モデム信号を無視してデータ通信を行うことにより、通信が不可能となるというものである。
【0022】
そして、発信電話番号通知サービスを契約したときに上記のような通信不能を防止するには、本サービスを契約した電話番号で使用される端末をすべて本サービス対応のものに交換しなければならず、必然的にハードウェアの交換や変更などを招く。例えば、一般の電話機を本サービスに対応させるためには、この電話機と電話回線との間に本サービスに対応するアダプターを介在させるか或いは電話機自体を本サービスに対応したものに交換する必要がある。また、パーソナルコンピュータやファクシミリなどのデータ端末を本サービスに対応させるには、ITU−T勧告V.23に準拠したモデム信号に対応したモデムに変更する必要がある。
【0023】
このようなハードウェアの増設、変更は、2以上の端末を用いる際にユーザにとって負担となる。また、特に2つの端末を併用する場合、例えば本サービスに対応している端末を後段に接続し本サービスに対応していない端末を前段に接続して2つのデータ端末を併用した場合、後段のデータ端末が本サービスに対応していたとしても前段のデータ端末が先に電話回線を補足し、データ通信を行おうとするため2つのデータ端末とも通信・通話ができなくなる、という問題が生じる。
【0024】
本発明は、上記事実に鑑みなされたもので、発信電話番号通知サービスに対応していないデータ端末を使用した場合、特に、本サービスに対応している端末と対応していない端末とを混在で使用する場合においても、本サービス下でハードウェアの追加変更を最小限度に抑え、通信・通話を可能としたデータ通信装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、電話回線を介してデータの通信が可能であって、発信側の電話番号を受信側に通知する発信電話番号通知サービスに対応していない端末が後位に接続されたデータ通信装置において、電話回線を介して受信された受信データが前記データ通信装置及び後位の端末のいずれかで処理されるように受信データの入力経路を切り替え可能な第1の切替手段と、前記第1の切替手段の後位に接続され、該第1の切替手段を介して送られてきた受信データが後位の端末に入力されるか否かを切り替え可能な第2の切替手段と、電話回線を介して受信されたデータから発信電話番号の情報に遅れて交換機から送出される呼出し信号を検出する信号検出手段と、前記発信電話番号通知サービス下において、前記第1の切替手段により受信データが後位の端末で処理されるように入力経路が切り替えられる後位の端末優位の場合、前記信号検出手段により呼出し信号が検出されたときのみ受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】
請求項1の発明では、制御手段が、発信電話番号通知サービス下において、後位の端末優位の場合、信号検出手段により呼出し信号が検出されたときのみ受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える。
【0027】
まず発信電話番号通知サービス下における通信シーケンスの概略を説明する。本サービス下では、発信側から受信側へ発呼があると、発信電話番号の情報に先立って以下で述べる起動信号(CAR信号)が送出される。CAR信号に受信側がフックオフで応答した場合、交換機は、発信電話番号の情報を受信側へ送出する。受信側が発信電話番号の情報を受信してフックオンで応答した後に、交換機は呼出し信号(IR信号)を受信側に送出する。起動信号と呼出し信号は、同じ周波数帯(15Hz〜20Hz)にあるため、本サービスに対応していない端末では、起動信号を呼出し信号であると誤認識し、通信不能に陥るおそれがある。
【0028】
請求項1の発明では、データ通信装置の後位に発信電話番号通知サービスに対応していない端末を接続した場合を想定し、制御手段が、後位の端末優位の場合、信号検出手段により呼出し信号が検出されたときのみ受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える。すなわち、第2の切替手段は、交換機から起動信号が送出されたときは第1の切替手段から送られてきた信号が端末に入力されないように切り替えられ、呼出し信号が送出されたときにのみ受信データが端末に入力されるように切り替えられる。これにより、起動信号が本サービスに対応していない後位の端末に入力されて通信不能となるおそれを回避できる。ここで、第2の切替手段は、簡単なリレーなどで構成することができるため、ハードウェアの追加変更を抑えることができる。なお、本発明では、起動信号に応答してフックオフで応答していないが、この場合でも、交換機は起動信号送出から所定時間以内に呼出し信号を送出するので(上記継続条件▲1▼)、通信シーケンスは継続され、次に送出される呼出し信号のみが後位の端末に入力される。
【0029】
また、請求項2の発明は、請求項1の前記信号検出手段が、前記発信電話番号通知サービス下において発信電話番号の情報に先立って交換機から送出される起動信号及び前記呼出し信号を各々検出すると共に、請求項1の前記制御手段が、後位の端末優位となったとき受信データが後位の端末に入力されないように第2の切替手段を切り替え、前記信号検出手段により起動信号が検出されてから所定時間経過以内に前記信号検出手段による呼出し信号の検出を開始し、該呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替えることを特徴とする。
【0030】
請求項2の発明は、起動信号に対して受信側で応答がなかった場合に呼出し信号が送出されるタイミング(継続条件▲1▼のタイミング)で呼出し信号の検出を開始するので、確実に呼出し信号の検出を行うことができる。
【0031】
さらに、請求項3の発明は、電話回線を介してデータ通信可能であり、後位に端末が接続されると共に、発信側の電話番号を受信側に通知する発信電話番号通知サービスに対応していないデータ通信装置において、電話回線を介して受信された受信データが前記データ通信装置及び後位の端末のいずれかで処理されるように受信データの入力経路を切り替え可能な第1の切替手段と、前記第1の切替手段の後位に接続され、該第1の切替手段を介して送られてきた受信データが後位の端末に入力されるか否かを切り替え可能な第2の切替手段と、電話回線を介して受信されたデータから発信電話番号の情報に遅れて交換機から送出される呼出し信号と、前記発信電話番号通知サービス下において発信電話番号の情報に先立って交換機から送出される起動信号とを検出する信号検出手段と、前記発信電話番号通知サービス下において、前記第1の切替手段により受信データが後位の端末で処理されるように入力経路が切り替えられる後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されないように第2の切り替え手段を切り替え、前記信号検出手段により起動信号が検出されたとき前記第1の切替手段をデータ通信装置側に切り替え、所定時間経過後に第1の切替手段を後位の端末側に切り替え、前記信号検出手段により呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0032】
請求項3の発明では、データ通信装置が発信電話番号通知サービスに対応していない場合を想定し、受信側のデータ通信装置が起動信号に対してフックオフで1次応答し、たとえ発信電話番号の情報の受信に失敗しても、所定時間後にフックオンによる2次応答をした場合には通信シーケンスは継続されるという条件(上記継続条件▲2▼)を満足させるものである。
【0033】
すなわち、請求項3の発明では、制御手段が、後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されないように第2の切り替え手段を切り替え、第2の信号検出手段により起動信号が検出されたとき第1の切替手段をデータ通信装置側に切り替えることによりフックオフによる1次応答を実行する。次に、所定時間経過後に第1の切替手段を後位の端末側に切り替えることによりフックオンによる2次応答を実行する。データ通信装置は発信電話番号情報サービスに対応していないため、発信電話番号の受信は失敗するが、擬似的な通信シーケンスを実行するので、次に呼出し信号が送出されるという通信シーケンスは継続される。そして、第1の信号検出手段により呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える。
【0034】
このように本発明では、データ通信装置が発信電話番号通知サービスに対応していない場合であっても、擬似的な通信シーケンスを実行することができるので、後位の端末と共に通信不能を防止することができる。ここで、第1及び第2の切替手段は、簡単なリレーなどで構成することができるため、ハードウェアの追加変更を抑えることができる。なお、本発明では、後位の端末が本サービスに対応、非対応に係わらず通信の不能を防止することができる。
【0035】
また、請求項4の発明は、電話回線を介してデータの通信が可能であって、発信側の電話番号を受信側に通知する発信電話番号通知サービスに対応していない端末が後位に接続されたデータ通信装置において、電話回線を介して受信された受信データが前記データ通信装置及び後位の端末のいずれかで処理されるように受信データの入力経路を切り替え可能な第1の切替手段と、前記第1の切替手段の後位に接続され、該第1の切替手段を介して送られてきた受信データが後位の端末に入力されるか否かを切り替え可能な第2の切替手段と、電話回線を介して受信されたデータから発信電話番号の情報に遅れて交換機から送出される呼出し信号と、前記発信電話番号通知サービス下において発信電話番号の情報に先立って交換機から送出される起動信号とを検出する信号検出手段と、前記発信電話番号通知サービス下において、前記第1の切替手段により受信データが後位の端末で処理されるように入力経路が切り替えられる後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されるように前記第2の切替手段を切り替え、前記信号検出手段が起動信号を検出したとき直ちに受信データが後位の端末に入力されないように第2の切替手段を切り替え、前記信号検出手段により呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0036】
請求項4の発明では、制御手段が、後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える。これにより、後位の端末と電話回線とが接続され、後位の端末は、電話回線から供給される電源を用いることができる。そして、第2の信号検出手段が起動信号を検出したとき直ちに受信データが後位の端末に入力されないように第2の切替手段を切り替え、起動信号が後位の端末に入力されることによる誤動作を防止する。そして、第1の信号検出手段により呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える。なお、請求項4の発明は、請求項1及び請求項2の発明と共に、上記継続条件▲1▼を満足させるものである。
【0037】
このように本発明では、起動信号が本サービスに対応していない後位の端末に入力されて通信不能となるおそれを回避すると共に、後位の端末において電話回線からの電源を利用する。これにより、後位の端末のフックオン、フックオフを検出する手段などの電源を省略でき、ハードウェアの追加変更をさらに抑えることができる。
【0038】
また、請求項5の発明は、電話回線を介してデータ通信可能であり、後位に端末が接続されると共に、発信側の電話番号を受信側に通知する発信電話番号通知サービスに対応していないデータ通信装置において、電話回線を介して受信された受信データが前記データ通信装置及び後位の端末のいずれかで処理されるように受信データの入力経路を切り替え可能な第1の切替手段と、前記第1の切替手段の後位に接続され、該第1の切替手段を介して送られてきた受信データが後位の端末に入力されるか否かを切り替え可能な第2の切替手段と、電話回線を介して受信されたデータから発信電話番号の情報に遅れて交換機から送出される呼出し信号と、前記発信電話番号通知サービス下において発信電話番号の情報に先立って交換機から送出される起動信号とを検出する信号検出手段と、前記発信電話番号通知サービス下において、前記第1の切替手段により受信データが後位の端末で処理されるように入力経路が切り替えられる後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されるように前記第2の切替手段を切り替え、前記信号検出手段により起動信号が検出されたとき直ちに受信データが後位の端末に入力されないように前記第2の切替手段を切り替えると共に前記第1の切替手段をデータ通信装置側に切り替え、所定時間経過後に第1の切替手段を後位の端末側に切り替え、前記信号検出手段により呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0039】
請求項5の発明では、制御手段が、後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える。これにより、後位の端末と電話回線とが接続され、後位の端末は、電話回線から供給される電源を用いることができる。そして、第2の信号検出手段により起動信号が検出されたとき直ちに受信データが後位の端末に入力されないように第2の切替手段を切り替える。これにより、後位の端末が本サービスに対応していない場合でも起動信号が後位の端末に入力されることによる誤動作を防止できる。そして、起動信号の検出と共に第1の切替手段をデータ通信装置側に切り替えることによりフックオフによる1次応答を実行する。次に、所定時間経過後に第1の切替手段を後位の端末側に切り替えることによりフックオンによる2次応答を実行する。データ通信装置は発信電話番号情報サービスに対応していないため、発信電話番号の受信は失敗するが、擬似的な通信シーケンスを実行するので、次に呼出し信号が送出されるという通信シーケンスは継続される。そして、第1の信号検出手段により呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える。
【0040】
このように本発明では、データ通信装置が発信電話番号通知サービスに対応していない場合であっても、擬似的な通信シーケンスを実行することができるので、後位の端末と共に通信不能を防止することができる。ここで、第1及び第2の切替手段は、簡単なリレーなどで構成することができるため、ハードウェアの追加変更を抑えることができ、さらに後位の端末において電話回線からの電源を利用しているため、後位の端末のフックオン、フックオフを検出する手段などの電源を省略でき、ハードウェアの追加変更をさらに抑えることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。
【0042】
(第1の実施の形態)
図1に、第1の実施の形態に係るデータ通信装置のシステム構成例を示す。同図が示すように、第1の実施の形態に係るデータ通信装置のシステムは、上記発信電話番号通知サービスに対応したデータ通信装置(ファクシミリ装置)10を前段に接続し、発信電話番号通知サービスに対応していない外付け電話機38をデータ通信装置10の後位に接続してなるものである。
【0043】
ファクシミリ装置としてのデータ通信装置10は、所定のプログラムに基づいて装置全体の管理・制御及びタイマーによる時間の計測を行うCPU12と、このCPU12のプログラムを格納する不揮発性メモリのROM14と、CPU12のデータの一時記憶用メモリとして用いられると共に受信データのバッファとして用いられるRAM16と、必要となるデータを表示すると共にデータ入力手段として用いられるパネル表示部18と、を備え、各々がデータや命令を伝達するためのバス20に接続されている。なお、パネル表示部18には、データ通信装置10をフックオフするためのフックボタン17が備えられている。
【0044】
また、バス20には、電話回線を介して送受信されたデータの通信を制御する通信制御部22が接続されており、通信制御部22は、電話回線を介して受信されたアナログデータをデジタルデータに変換すると共に送信するデジタルデータを電話回線用のアナログデータに変換するモデム24と接続されている。また、モデム24は、本実施の形態に係る後述する切替処理を行う電話回線インターフェース装置36を介して電話回線と接続されている。この電話回線インターフェース装置36は、電話回線、モデム24以外に外付け電話機38及びCPU12と接続されており、CPU12の指令に応じて接続態様の切替えを行う。
【0045】
さらに、バス20には、送信データの圧縮及び受信データの復元を行う情報圧縮復元部26と、記録画像の処理を行う記録処理部30と、読取画像の処理を行う読取処理部34と、が接続されている。
【0046】
記録処理部30には、受信データの画像を用紙に記録する記録走査部28が接続されており、この記録処理部30は、RAM16に格納されているた受信データを読み出して記録走査部28に転送する際のインターフェースを制御する。また、読取処理部34には、送信原稿の画像を走査して読み取る読取走査部32が接続されており、この読取処理部34は、読み取られた画像をデジタル画像データに変換すると共に該データをRAM16に転送する際の出力インターフェースを制御する。
【0047】
次に、電話回線インターフェース装置36の詳細な構成を図2に示す。
図2に示すように、電話回線インターフェース装置36は、電話回線をモデム24及び外付け電話機38のいずれかに接続するための第1の切替手段50を備えている。第1の切替手段50は、電話回線からのL1、L2信号が入力される入力端子を備えると共に、モデム24に接続されているON側の出力端子及び外付電話機38へ至るOFF側の出力端子を備えており、入力端子をON側及びOFF側のいずれかの出力端子に接続されるように切り替え可能とされている。すなわち、第1の切替手段50をONにすると電話回線がモデム24と接続されてファクシミリ装置10と通信可能となり、第1の切替手段50をOFFにすると電話回線が外付け電話機38と接続可能となり、外付電話機38による通話が可能となる。
【0048】
また、第1の切替手段50のOFF側の出力端子は、第2の切替手段52のOFF側の出力端子と接続されている。第2の切替手段52は、第1の切替手段50がOFFのときに実際に外付電話機38を電話回線へ接続するか否かを切り替える手段であり、その入力端子は外付電話機38へ接続され、ON側の出力端子は、24V(ボルト)給電回路72に接続されている。そして、第2の切替手段52は入力端子をON側及びOFF側のいずれかの出力端子に接続されるように切り替え可能とされている。すなわち、第2の切替手段52をOFFにすると第1の切替手段50がOFFのときに外付電話機38が電話回線へ接続され、第2の切替手段52をONにすると外付電話機38が24V給電回路72に接続される。
【0049】
第1の切替手段50及び第2の切替手段52には、CPU12が接続されており、CPU12の指令に応じてON、OFFが切り替え可能とされている。第1の切替手段50及び第2の切替手段52は、通常のメカニカルリレーや半導体リレーにより実現することができ、その使用方法は一般に公知である。切替手段としてリレーを使用した場合、ON、OFFの切り替えは、CPU12と接続されたトランジスタ或いはリレードライバなどにより駆動される。
【0050】
さらに、第2の切替手段52の一方の入力端子と該端子に接続されている外付電話機38との間には、外付電話機38がフックオンしているかフックオフしているかを検出するフック検出手段54が介在されている。このフック検出手段54として、例えばフォトカプラ或いはホール素子を用いた電流検出器を使用することができる。
【0051】
すなわち、第2の切替手段52がOFFにされているときに、外付電話機38がフックオフされてL1−L2間がループ接続されると電話回線の48V電流がフック検出手段54に流れるが、外付電話機38がフックオンされてL1−L2間のループが切断されるとフック検出手段54に電流が流れなくなる。また、第2の切替手段52がONにされているときに、外付電話機38がフックオフされてL1−L2間がループ接続されると、24V給電回路72による電流がフック検出手段54に流れるが、外付電話機38がフックオフされてL1−L2間のループが切断されると、フック検出手段54に電流が流れなくなる。このようにフック検出手段54に電流が流れたか否かを検出することにより、外付電話機38のフックオン及びフックオフを判定することができる。実際には、この判定は、フック検出手段54と接続されているCPU12が行う。
【0052】
図2のフック検出手段54は、第2の切替手段52の入力端子と外付電話機38との間に介在されている発光素子56と、該発光素子56が発光した光を検出するフォトトランジスタ58とから構成されている。そして、フォトトランジスタ58の一方の電極はアース接続され、他方の電極はCPU12と接続されている。外付電話機38がフックオフされると、発光素子56に電流が流れて発光し、この光を検出したフォトトランジスタ58が通電するため、CPU12はフック検出手段54に電流が流れたか否か、すなわち外付電話機38がフックオフされたか否かを検知することができる。
【0053】
また、第1の切替手段50及び第2の切替手段52のOFF側の出力端子には、16Hz信号(CAR信号、IR信号)を検出する信号検出手段60が接続されている。信号検出手段60は、第1の切替手段50及び第2の切替手段52の一方のOFF側の出力端子と他方のOFF側の出力端子との間に接続されたコンデンサ62、抵抗64、及び発光素子66を備え、さらにこの発光素子66と並列で逆向きに取り付けられた発光素子68及びこれらの発光素子の受光位置に配置されたフォトトランジスタ70を備えている。フォトランジスタ70の一方の電極はアース接続され、他方の電極はCPU12へ接続されている。
【0054】
この信号検出手段60では、電話回線から送られてくる信号の交流成分のみが発光素子66、68に流れ、いずれかの向きに流れる電流に応じて発光素子66及び発光素子68のいずれかの素子が電流値に対応した光量で発光する。そして、フォトトランジスタ70は、一定以上の光量でいずれかの発光素子が発光したときに通電するので、送られてきた信号の周波数に応じた矩形波がCPU12へ出力される。CPU12では、一定時間以内の矩形波の数をカウントすることにより、信号の周波数を検出し、電話回線から送られてきた信号が16Hz信号(CAR信号、IR信号)であるか否かを検知することができる。
【0055】
また、CAR信号とIR信号とは、上述のように、繰り返される1つのパターンの中で、信号がON、OFFされる時間が各々異なるので、CPU12は、この相違を判定することにより、検出された16Hz信号がCAR信号であるかIR信号であるかを検知することができる。
【0056】
次に、第1の実施の形態に係るデータ通信装置10の処理の流れを図3のフローチャートを用いて説明する。なお、以下で説明するフローチャート(図3乃至図8)では、通話優先モードを前提にする。すなわち、データ通信装置10の電源がONになり発呼があると、第1の切替手段50をOFF側に切り替え、電話回線を外付電話機38に接続可能とする場合を扱う。
【0057】
図3に示すように、データ通信装置10の電源がONであるか否かを判定する。データ通信装置10の電源がONになると(ステップ200肯定判定)、直ちに第2の切替手段52をONとする(ステップ202)。これにより、通話優先モードでも、外付電話機38と電話回線とが切断されて、交換機からCAR信号が送られてきても外付電話機38には該信号が届かず、誤検出を防止できる。この場合、24V給電回路72が外付電話機38と接続されて、フック検出手段54は、24V給電回路72の供給電流によって動作する。
【0058】
次に、フック検出手段54が外付電話機38のフックオフを検出したか否かを判定する(ステップ204)。なお、以下でフックオン、フックオフの検出というときは、特に断らない限り、フック検出手段54による外付電話機38でのフックオン、フックオフの検出をいうものとする。
【0059】
フックオフを検出した場合(ステップ204肯定判定)、すなわち、IR信号による呼出しではなくユーザが自発的に外付電話機38の受話器を持ち上げてフックオフした場合、通話開始のために第2の切替手段52をOFFとする(ステップ242)。このとき、通話優先モードで第1の切替手段50がOFFにされているので、電話回線と外付電話機38とが接続される。そして、通話が開始され(ステップ248)、通話中にフックオンが検出されると(ステップ250肯定判定)、通話終了となって(ステップ252)、ステップ202に戻り、再び第2の切替手段52をONとしてCAR信号が外付電話機38に届かないようにして同様の処理を繰り返す。
【0060】
一方、フックオフを検出しない場合(ステップ204否定判定)、信号検出手段60により16Hz信号が検出されたか否かを判定する(ステップ206)。16Hz信号が検出されない場合(ステップ206否定判定)、ステップ204に戻り、フックオフ検出或いは16Hz信号検出まで同様の判定処理を繰り返す。
16Hz信号が検出された場合(ステップ206肯定判定)、検出された16Hz信号が呼出し信号(IR信号)であるか否かを判定する(ステップ208)。IR信号でない場合(ステップ208否定判定)、すなわち、検出された16Hz信号がCAR信号の場合、ステップ206に戻って次の16Hz信号が検出されるまで同様の処理を繰り返す。
【0061】
CAR信号を検出したとき、本実施の形態のデータ通信装置10では、第2の切替手段52をON側に切り替えており、交換機からみた場合、L1−L2間のループが切断されているフックオンの状態に対応している。つまり、データ通信装置10では、図9(c)のようにCAR信号に応答してフックオフする、という動作を行わないこととしている。このようにCAR信号に応答しない場合、上記継続条件▲1▼により交換機はCAR信号の送出を止めて通常のIR信号を送出するので、本実施の形態では、次に送出されるIR信号を待機する。
【0062】
次の16Hz信号が検出され(ステップ206肯定判定)、検出された16Hz信号がIR信号であると判定された場合(ステップ208肯定判定)、第2の切替手段52をOFFとする(ステップ240)。これにより、電話回線と外付電話機38が接続され、IR信号が入力された外付電話機38のベル音が鳴ることになる。
【0063】
この状態でフックオフが検出された場合(ステップ244肯定判定)、ユーザが呼出し音に応じて外付電話機38の受話器を取り上げたことを意味しているので、通話が開始され(ステップ248)、通話中にフックオンが検出されると(ステップ250肯定判定)、通話終了となって(ステップ252)、ステップ202に戻り、再び第2の切替手段52をONとしてCAR信号が外付電話機38に届かないようにして同様の処理を繰り返す。
【0064】
電話回線と外付電話機38が接続された状態でフックオフが検出されない場合(ステップ244否定判定)、IR信号がまだ検出されているか否かを判定する(ステップ246)。IR信号が検出された場合(ステップ246肯定判定)、ステップ244に戻りフックオフが検出されたか否かを再び判定する。このようにIR信号が検出されている間は外付電話機38でフックオフがなされたか否かが判定される。しかし、フックオフが検出されないうちにIR信号が検出されなくなった場合(ステップ246否定判定)、外付電話機38の受話器を誰も取り上げなくて発呼が終了しことを意味するので、ステップ202に戻り、再び第2の切替手段52をONとしてCAR信号が外付電話機38に届かないようにして同様の処理を繰り返す。
【0065】
なお、通信優先(ファクシミリ優先)モードのときは、第1の切替手段50がON側に切り替えられて、データ通信装置10が発信者電話番号通知サービスに応じたシーケンスに対応する。
【0066】
以上のように本実施の形態では、発信者電話番号通知サービスに対応していないデータ端末(外付電話機38)を用いても、簡単なリレーなどで実現できる第1及び第2の切替手段と、フォトカプラなどで実現できるフック検出手段54及び信号検出手段60と、により構成された電話回線インターフェース装置36を設置するだけで、CAR信号の誤検出による通信不能を防止できる。すなわち、高価なサービス対応アダプターを使用したりデータ端末を交換する必要がなくなり、ハードウェアの追加を最小限に抑えることができる。
【0067】
なお、図3の処理を図4のフローチャートのように実行することもできる。ここで、図4のステップで図3のステップと同様の処理については同一のステップ番号を付して原則として説明を省略し、異なる処理のステップを関連する同一処理のステップと共に説明する。
【0068】
図4のフローチャートに示すように、検出された16Hz信号がIR信号でなく、CAR信号の場合(ステップ208否定判定)、極性反転から一定時間T1 (6秒)が経過したか否かを判定する(ステップ210)。一定時間T1 が経過しない間は(ステップ210否定判定)、ステップ210の判定を繰り返して次の16Hz信号検出まで待機する。
【0069】
極性反転から一定時間T1 が経過した場合(ステップ210肯定判定)、ステップ206に戻り、16Hz信号が検出されたか否かを判定する。上記継続条件▲1▼により受信側端末が極性反転から時間T1 以内にCAR信号に応答してフックオフしなかった場合は、交換機はIR信号を送出することになっているので、このステップ206で確実に16Hz信号を検出し、次のステップ208でIR信号の検出を確実に行うことができる。
【0070】
なお、本実施の形態では、極性反転から一定時間T1 経過後にIR信号の検出を開始するようにした(ステップ210〜ステップ206)が、通信シーケンスでは極性反転からt1 (0.1秒以上)経過後にCAR信号を送出することになっているので、CAR信号を検出してから所定時間(T1 −t1 )以内にステップ206に移行してIR信号の検出を行うようにしても良い。
【0071】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。但し、データ通信装置10が発信電話番号通知サービスに対応していない端末であることを前提にし、CPU12は、モデム24がモデム信号を受信した時点を検出する機能を有するとする。
【0072】
第2の実施の形態に係るデータ通信装置の処理の流れを図5のフローチャートを用いて説明する。図5の処理は、データ通信装置がITU−T勧告V.23に対応していない場合に発信電話番号通知サービス下において、擬似的に本サービスのシーケンスを実行するものであり、継続条件▲2▼を満足させるものである。なお、図5のステップで図3のステップと同様の処理については同一のステップ番号を付して原則として説明を省略し、異なる処理のステップを関連する同一処理のステップと共に説明する。
【0073】
図5のフローチャートが示すように、検出された16Hz信号がIR信号でなく、CAR信号の場合(ステップ208否定判定)、第1の切替手段をONとする(ステップ212)。すなわち、電話回線をデータ通信装置10のモデム24と接続する。このとき、モデム24は、L1−L2間のループを形成する。これは、CAR信号に応答してデータ通信装置10がフックオフしたこと(図9(c)参照)と等価であるので、交換機は、発信電話番号情報をデータ通信装置10へ送出する(図9(d)参照)。データ通信装置10のモデム24は、ITU−T勧告V.23に対応していないので、当然、モデム信号の受信は失敗する。
【0074】
しかし、データ通信装置10は、モデム信号受信から所定時間T2 (7秒)が経過するまで待機し(ステップ214否定判定)、所定時間T2 が経過したとき(ステップ214肯定判定)、第1の切替手段50をOFFとする(ステップ216)。このとき、第2の切替手段52はONとなっているので、L1−L2間のループが切断される。これは、発信電話番号情報の受信完了信号と等価である(図9(e)参照)ので、モデム信号受信に失敗しても継続条件▲2▼を満足し、交換機からIR信号が送出される(図9(g)参照))。
【0075】
すなわち、次にIR信号が確実にくるので、ステップ206で16Hz信号を検出し、ステップ208で検出された16Hz信号がIR信号であると判定され、ステップ240で第2の切替手段52をOFFとして、電話回線と外付電話機38とを接続する。
【0076】
以上のように第2の実施の形態では、発信電話番号通知サービス下において、擬似的に本サービスのシーケンスを実行することにより、本サービスに対応していないデータ端末でも通信不能を防止できる。また、ハードウェア構成も、第1の実施の形態と同様に簡単なリレーなどで実現できる第1及び第2の切替手段と、フォトカプラなどで実現できるフック検出手段54及び信号検出手段60と、により構成された電話回線インターフェース装置36を設置するだけで良いため、高価なサービス対応アダプターを使用したりデータ端末を交換する必要がなくなり、ハードウェアの追加を最小限に抑えることができる。
【0077】
なお、図5のステップ208でIR信号を検出した場合、第2の切替手段を直ちにOFFとするのではなく、データ通信装置に外付電話機38の呼出装置が備えられている場合、IR信号が検出されたときに呼出装置を起動させ、外付電話機38のフックオフが検出されたときに第2の切替手段52をOFFとするようにしても良い。
【0078】
また、図5のステップ214でモデム信号受信から所定時間T2 の経過を計測したが、発信電話番号通知サービス下の通信シーケンスでは、一次応答信号を送出した時点(本実施の形態ではステップ212で第1の切替手段50をONとしたタイミング)から0.1〜3秒程度でモデム信号が送出されることとなっている。従って、この0.1〜3秒及びモデム信号送出からT2 の待ちタイミングを考慮して、ステップ212の一次信号応答時から一定時間T4 以内に受信完了信号(本実施の形態ではステップ216で第1の切替手段をOFFとして送出した信号)を送出すれば、上記擬似シーケンスを実行できることになる。このような判断基準を採用した場合、モデム信号の検出時点の判定を行わなくてすみ、処理の簡略化を図ることができる。
【0079】
さらに、第2の実施の形態では、後位に接続された外付電話機38が発信電話番号通知サービスに対応、非対応に係わらず適用可能である。本サービスに対応した端末を後位に接続して使用した場合、データ通信装置10と外付電話機38のいずれも通信不能となる事態を防止することができる。
【0080】
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。但し、電話回線インターフェース装置36には、フック検出手段54の電源である24V給電回路72が備えられていない場合を扱う。すなわち、第2の切替手段52をONにすると、外付電話機38の信号線はどこにも接続されずに開放される。
【0081】
第3の実施の形態に係るデータ通信装置の第1の処理の流れを図6のフローチャートを用いて説明する。図6の処理は、外付電話機38がITU−T勧告V.23に対応していない場合に発信電話番号通知サービス下において、継続条件▲1▼を満足させるものである。なお、図6のステップで図3のステップと同様の処理については同一のステップ番号を付して原則として説明を省略し、異なる処理のステップを関連する同一処理のステップと共に説明する。
【0082】
図6のフローチャートが示すように、データ通信装置10の電源がONとなるとき(ステップ200肯定判定)、上記各実施の形態のように第2の切替手段52をONとするのではなく、第2の切替手段52をOFFとする(ステップ203)。これにより、通話優先モードにおいて、電話回線と外付電話機38とが接続され、24V給電回路72が無い場合でも外付電話機38及びフック検出手段54に回線からの電源が供給される。
【0083】
次に、電話回線から電源供給されたフック検出手段54がフックオフを検出したか否かを判定する(ステップ204)。フックオフが検出された場合(ステップ204肯定判定)、既に第2の切替手段52がOFFとされて外付電話機38が電話回線と接続されるので、直ちに通話開始される(ステップ248)。
【0084】
フックオフが検出されない場合(ステップ204否定判定)、16Hz信号が検出されたとき(ステップ206肯定判定)、検出された16Hz信号がIR信号であるか否かが判定される(ステップ208)。
【0085】
16Hz信号がIR信号でなく、CAR信号の場合(ステップ208否定判定)、第2の切替手段52を直ちにONとする(ステップ211)。この場合、CAR信号が外付電話機38で受信されてIR信号と誤認識されないように高速で切り替える必要がある。これにより、CAR信号がカットされて外付電話機38の誤動作が防止できる。そして、ステップ206で16Hz信号が検出されたか否かを判定し、16Hz信号が検出されない場合は、ステップ204でフックオフの検出を判定するが、この場合、フック検出手段54へ電源が供給されていないので、常にフックオフは検出されずに否定判定となり、次の16Hz信号(IR信号)を待機するのみとなる。
【0086】
IR信号が検出された場合(ステップ208肯定判定)、第2の切替手段240をOFFとして図3と全く同様の処理を実行する。
【0087】
このように第3の実施の形態の第1例では、24V給電回路72を省略しても、フック検出手段によるフックオン、フックオフの検出を可能としたので、さらにハードウェアの増設を少なくすることができる。
【0088】
ところで、第3の実施の形態に係る図6の処理は、第1の実施の形態に係る図3の処理に適用したものであるが、図7のフローチャートに示すように、第2の実施の形態に係る図5の処理にも適用することができる。
【0089】
図7の処理は、データ通信装置10がITU−T勧告V.23に対応していない場合に発信電話番号通知サービス下において、継続条件▲2▼を満足させるものである。なお、図7のステップで図5及び図6のステップと同様の処理については同一のステップ番号を付して原則として説明を省略し、異なる処理のステップを関連する同一処理のステップと共に説明する。
【0090】
図7のフローチャートに示すように、データ通信装置10の電源がONとなるとき(ステップ200肯定判定)、図6のように第2の切替手段52をOFFとする(ステップ203)。これにより、通話優先モードにおいて、電話回線と外付電話機38とが接続され、24V給電回路72が無い場合でも外付電話機38及びフック検出手段54に回線からの電源が供給される。
【0091】
そして、CAR信号が検出されたときに(ステップ208否定判定)、第2の切替手段52を直ちにONとし(ステップ211)、図5に示したように、継続条件▲2▼を満たすデータ通信装置10による擬似シーケンスを実行する(ステップ212〜216)。後続する処理は、図6と同様である。
【0092】
このように第3の実施の形態の第2例においても、24V給電回路72を省略しても、フック検出手段によるフックオン、フックオフの検出を可能としたので、さらにハードウェアの増設を少なくすることができる。
【0093】
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態を説明する。第4の実施の形態の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、第4の実施の形態は、ユーザが直接、図1のパネル表示部18のフックボタン17を操作するときの対処方法を示したものである。
【0094】
第4の実施の形態の処理の流れを図8のフローチャートを用いて説明する。
図8のフローチャートに示すように、まず前処理を実行する(ステップ300)。この前処理は、図3〜図6のステップ200及びステップ202に対応するものである。
【0095】
次に、フック検出手段54が外付電話機38のフックオフを検出したか否かを判定する(ステップ302)。フックオフを検出した場合(ステップ302肯定判定)、通話処理を実行する(ステップ314)。この通話処理は、図3〜図6のステップ242〜ステップ252に対応するものである。
【0096】
フックオフを検出しない場合(ステップ302否定判定)、CAR信号を検出したか否かを判定する(ステップ304)。CAR信号を検出しなかった場合(ステップ304否定判定)、再びステップ302に戻って同様の処理を繰り返す。
【0097】
CAR信号を検出した場合(ステップ304肯定判定)、ユーザがデータ通信装置10のフックボタン17を押下したときにCPU12へ伝達されるフックオフ信号が検出されたか否かを判定する(ステップ308)。フックオフ信号が検出された場合(ステップ308肯定判定)、フックオフ信号を無視する(ステップ310)。すなわち、ユーザがデータ通信装置10からの発呼等の目的でフックオフボタン17を押下しても、CAR信号を検出して外付電話機38への呼出し信号を検出する前なので、データ通信装置からの発呼を禁止する。
【0098】
そして、IR信号を検出したか否かを判定し(ステップ312)、IR信号がまだ検出されないときは(ステップ312否定判定)、再びステップ308に戻って同様の処理を繰り返す。IR信号が検出された場合(ステップ312肯定判定)、通話処理を実行する(ステップ314)。
【0099】
このように第4の実施の形態では、データ通信装置10がCAR信号を受信してからIR信号を受信するまでの発信電話番号受信中にユーザが発呼等の目的でフックボタン17を押下してデータ通信装置10に対しフックオフの要求をしても、その要求を無視するので、外付電話機38への発着と、データ通信装置10からの発呼との衝突が避けられる。
【0100】
なお、図8の処理は、図3〜図6の処理に適用可能である。
以上が本発明に係る各実施の形態であるが、上記例にのみ限定されるものではない。例えば、データ通信装置10として、ファクシミリ以外には、データ通信を行うことが可能な装置、例えば通信機能を備えたパーソナルコンピュータ、データモデム装置、電話機などを適用することができる。また、後位に接続された外付電話機38を上記のようなデータ通信可能な装置で構成することも可能である。
【0101】
さらに、電話回線インターフェース装置36を単独のアダプタ装置で使用できるようにしても良い。この場合、電話回線インターフェース装置内部に図3〜図8の処理を実行するCPUを内蔵する。
【0102】
さらに電話回線インターフェース装置において、発信電話番号通知サービス非対応の単一のデータ通信装置の通信不能を防止する装置として構成することもできる。この場合、第1の切替手段50を省略し、電話回線が第2の切替手段のOFF側の出力端子に直接接続される。
【0103】
また、一般の電話回線以外の電話回線にも接続できるデータ通信装置に本発明を適用したり、ダイヤルインサービスに対応させることもできる。
【0104】
なお、通信シーケンスの変更、例えばT1 、T2 などの時間の変更に伴って、上記実施の形態における処理の内容を変更することはいうもでもない。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1及び請求項2の発明によれば、発信電話番号通知サービスに対応していない後位の端末優位の場合、信号検出手段により呼出し信号が検出されたときのみ受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替えるようにしたので、発信電話番号通知サービスに対応していない後位の端末に起動信号が入力されて通信不能となるおそれを回避できると共に、第2の切替手段は簡単な構成で実現できるため、ハードウェアの追加変更を抑えることができる、という効果が得られる。
【0106】
また、請求項3の発明によれば、発信電話番号通知サービスに対応していないデータ通信装置において、起動信号及び発信電話番号の情報の送出に応答して擬似的な通信シーケンスを実行するようにしたので、後位の端末と共に通信不能を防止することができると共に、第1及び第2の切替手段は簡単な構成で実現できるため、ハードウェアの追加変更を抑えることができる、という効果が得られる。
【0107】
さらに、請求項4の発明によれば、後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替え、起動信号を検出したとき直ちに受信データが後位の端末に入力されないように第2の切替手段を切り替え、呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替えるようにしたので、発信電話番号通知サービスに対応していない後位の端末に起動信号が入力されて通信不能となるおそれを回避でき、第2の切替手段は簡単な構成で実現できると共に後位の端末は電話回線から供給される電源を利用することができるため、ハードウェアの追加変更をさらに抑えることができる、という効果が得られる。
【0108】
請求項5の発明によれば、発信電話番号通知サービスに対応していないデータ通信装置において、起動信号及び発信電話番号の情報の送出に応答して擬似的な通信シーケンスを実行するようにし、さらに電話回線からの供給される電源を利用できるようにしたので、後位の端末と共に通信不能を防止することができると共に、ハードウェアの追加変更をさらに抑えることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ通信装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係るデータ通信装置に備えられた電話回線インターフェース装置の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に係るデータ通信装置の第1の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態に係るデータ通信装置の第2の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態に係るデータ通信装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】第3の実施の形態に係るデータ通信装置の第1の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】第3の実施の形態に係るデータ通信装置の第2の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】第4の実施の形態に係るデータ通信装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】発信電話番号通知サービスを実施した場合の交換機と本サービスに対応している受信側端末との通信の流れを示す図であって、(a)は監視状態、(b)はCAR信号送出、(c)はCAR信号に対する1次応答信号送出、(d)は発信電話情報送出、(e)は発信電話情報に対する受信完了信号送出、(g)はIR信号送出、(h)はIR信号に対する2次応答信号送出、(i)は通信(通話)開始の状態を各々示す図である。
【図10】発信電話番号通知サービスを実施した場合の交換機と本サービスに対応している受信側端末との通信シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
10 データ通信装置
12 CPU
18 パネル表示部
24 モデム
36 電話回線インターフェース装置
38 外付電話機
50 第1の切替手段
52 第2の切替手段
54 フック検出手段
60 信号検出手段
72 24V給電回路
Claims (5)
- 電話回線を介してデータの通信が可能であって、発信側の電話番号を受信側に通知する発信電話番号通知サービスに対応していない端末が後位に接続されたデータ通信装置において、
電話回線を介して受信された受信データが前記データ通信装置及び後位の端末のいずれかで処理されるように受信データの入力経路を切り替え可能な第1の切替手段と、
前記第1の切替手段の後位に接続され、該第1の切替手段を介して送られてきた受信データが後位の端末に入力されるか否かを切り替え可能な第2の切替手段と、
電話回線を介して受信されたデータから発信電話番号の情報に遅れて交換機から送出される呼出し信号を検出する信号検出手段と、
前記発信電話番号通知サービス下において、前記第1の切替手段により受信データが後位の端末で処理されるように入力経路が切り替えられる後位の端末優位の場合、前記信号検出手段により呼出し信号が検出されたときのみ受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ通信装置。 - 前記信号検出手段は、
前記発信電話番号通知サービス下において発信電話番号の情報に先立って交換機から送出される起動信号及び前記呼出し信号を各々検出すると共に、
前記制御手段は、
後位の端末優位となったとき受信データが後位の端末に入力されないように第2の切替手段を切り替え、前記信号検出手段により起動信号が検出されてから所定時間経過以内に前記信号検出手段による呼出し信号の検出を開始し、該呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える
ことを特徴とする請求項1のデータ通信装置。 - 電話回線を介してデータ通信可能であり、後位に端末が接続されると共に、発信側の電話番号を受信側に通知する発信電話番号通知サービスに対応していないデータ通信装置において、
電話回線を介して受信された受信データが前記データ通信装置及び後位の端末のいずれかで処理されるように受信データの入力経路を切り替え可能な第1の切替手段と、
前記第1の切替手段の後位に接続され、該第1の切替手段を介して送られてきた受信データが後位の端末に入力されるか否かを切り替え可能な第2の切替手段と、
電話回線を介して受信されたデータから発信電話番号の情報に遅れて交換機から送出される呼出し信号と、前記発信電話番号通知サービス下において発信電話番号の情報に先立って交換機から送出される起動信号とを検出する信号検出手段と、
前記発信電話番号通知サービス下において、前記第1の切替手段により受信データが後位の端末で処理されるように入力経路が切り替えられる後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されないように第2の切り替え手段を切り替え、前記信号検出手段により起動信号が検出されたとき前記第1の切替手段をデータ通信装置側に切り替え、所定時間経過後に第1の切替手段を後位の端末側に切り替え、前記信号検出手段により呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ通信装置。 - 電話回線を介してデータの通信が可能であって、発信側の電話番号を受信側に通知する発信電話番号通知サービスに対応していない端末が後位に接続されたデータ通信装置において、
電話回線を介して受信された受信データが前記データ通信装置及び後位の端末のいずれかで処理されるように受信データの入力経路を切り替え可能な第1の切替手段と、
前記第1の切替手段の後位に接続され、該第1の切替手段を介して送られてきた受信データが後位の端末に入力されるか否かを切り替え可能な第2の切替手段と、
電話回線を介して受信されたデータから発信電話番号の情報に遅れて交換機から送出される呼出し信号と、前記発信電話番号通知サービス下において発信電話番号の情報に先立って交換機から送出される起動信号とを検出する信号検出手段と、
前記発信電話番号通知サービス下において、前記第1の切替手段により受信データが後位の端末で処理されるように入力経路が切り替えられる後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されるように前記第2の切替手段を切り替え、前記信号検出手段が起動信号を検出したとき直ちに受信データが後位の端末に入力されないように第2の切替手段を切り替え、前記信号検出手段により呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ通信装置。 - 電話回線を介してデータ通信可能であり、後位に端末が接続されると共に、発信側の電話番号を受信側に通知する発信電話番号通知サービスに対応していないデータ通信装置において、
電話回線を介して受信された受信データが前記データ通信装置及び後位の端末のいずれかで処理されるように受信データの入力経路を切り替え可能な第1の切替手段と、
前記第1の切替手段の後位に接続され、該第1の切替手段を介して送られてきた受信データが後位の端末に入力されるか否かを切り替え可能な第2の切替手段と、
電話回線を介して受信されたデータから発信電話番号の情報に遅れて交換機から送出される呼出し信号と、前記発信電話番号通知サービス下において発信電話番号の情報に先立って交換機から送出される起動信号とを検出する信号検出手段と、
前記発信電話番号通知サービス下において、前記第1の切替手段により受信データが後位の端末で処理されるように入力経路が切り替えられる後位の端末優位の場合、受信データが後位の端末に入力されるように前記第2の切替手段を切り替え、前記信号検出手段により起動信号が検出されたとき直ちに受信データが後位の端末に入力されないように前記第2の切替手段を切り替えると共に前記第1の切替手段をデータ通信装置側に切り替え、所定時間経過後に第1の切替手段を後位の端末側に切り替え、前記信号検出手段により呼出し信号が検出されたとき受信データが後位の端末に入力されるように第2の切替手段を切り替える制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
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JP34418596A JP3769849B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | データ通信装置 |
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