JP4284796B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信端末装置に関し、特に、電話網における各種サービスに対応することのできる通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、FAX装置等の通信端末装置においては、待機時の消費電力を低下させるために、待機時には主電源をオフにし、待機用のサブ電源で主電源のオンを指示する主電源復帰信号を監視するといったことが行われている。
【0003】
主電源の復帰(オン)は、特開平5−260229号公報に記載されているファクシミリ装置のようにユーザによる操作や電話網からの呼出信号をトリガとして行われる。主電源復帰の際の動作は、図8に示すように、電話網からの呼出信号をトリガとする復帰信号の検出を待ち(ステップ501でNO)、復帰信号が検出されると(ステップ501でYES)、主電源を復帰し(ステップ502)、各基板の初期化を開始する(ステップ503)。次に、各基板の初期化が終了するのを待ち(ステップ504でNO)、全ての基板で初期化が終了すると(ステップ504でYES)、立ち上げが完了して回線への応答を開始し(ステップ505)、通常の動作に入る。
【0004】
このように、主電源の復帰を行う際には、各基板を初期化する必要があるため、電話網からの呼出信号を検出してから応答を行うまでに数十秒の時間を要することになり、発信者側をその時間だけ待たせてしまうことになる。
【0005】
一方、最近では、通信事業者により発信者番号通知サービス/モデムダイヤルインサービスが提供されている。このサービスでは、発信電話番号または非通知理由、着番号情報等が含まれた発IDが網側からモデム信号として送信されるサービスである。
【0006】
図9は、発IDの通信の際のシーケンスを示した図である。
同図に示すように、発IDの通知の際には、加入者線交換機の動作により回線の極性が反転され(ステップ601)、次いで、加入者線交換機からID受信端末(発信者番号通知サービス/モデムダイヤルインサービスに対応の通信端末装置)にID受信端末起動信号(情報受信端末起動信号:CAR)が送信される(ステップ602)。このCARに対してID受信端末が加入者線交換機に一次応答信号を返すと(ステップ603)、加入者線交換機からID受信端末に発IDがモデム信号として送信される。
【0007】
ID受信端末は、発IDを受信すると、受信完了信号を加入者線交換機に返し(ステップ605)、その後、加入者線交換機からID受信端末に呼出信号が送信される(ステップ606)。この呼出信号にID受信端末が応答し、二次応答信号を返すと(ステップ607)、加入者線交換機が回線の極性を復帰し(ステップ608)、続いて、加入者線交換機とID受信端末の間で通信が行われる(ステップ609)。
【0008】
ところで、加入者線交換機からの発IDの送信は、加入者線交換機がステップ601での極性反転から6秒以内にステップ603の一次応答信号を受信した場合にのみ行われる。したがって、ID受信端末は、発IDを受信するためには極性の反転(ID受信端末信号の受信)から6秒以内に一次応答信号を返す必要があることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したように低消費電力の待機モードを有する通信端末装置では、網からの信号を受信してから通信が可能な状態になるまでに数十秒の時間を要するため、応答に要する時間が長くなっていた。また、発IDを受信するための一次応答信号を所定の時間以内に返すことができず、発信者番号通知サービス/モデムダイヤルインサービス等のサービスに対応することができない。
【0010】
そこで、この発明は、低消費電力での待機モードを実現するとともに、通信事業者により提供される各サービスに対応することのできる通信端末装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、主電源を遮断し、補助電源で最小限の給電を行う低電力待機モードを有する通信端末装置において、前記補助電源により給電され、少なくとも情報受信端末起動信号を含む回線網からの呼出信号を検出する呼出信号検出手段と、前記主電源により給電され、前記情報受信端末起動信号に対する応答処理を行う応答手段と、前記主電源により給電され、前記回線網を介した通信の制御を行う制御手段と、前記呼出信号検出手段による呼出信号の検出に応じて前記主電源を投入する電源制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記電源制御手段により前記主電源が投入されることで初期化処理を開始し、該初期化処理の終了後に、前記応答手段に対して通信規制データを転送し、前記応答手段は、前記電源制御手段により前記主電源が投入されることで初期化処理を開始し、前記制御手段よりも早く初期化処理を終了し、前記制御手段の起動前に前記情報受信端末起動信号に対する応答処理を行い、前記制御手段から受取った通信規制データに基づいて通信を継続するか否かを決定することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る通信端末装置及びその制御方法の一実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は、通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、通信端末装置1は、NCU(回線制御装置)基板10と、G3基板、MAIN基板30、スキャナ部40、プリンタ部50、コントロールパネル部60、電源コントロール部70、電源部80を具備して構成される。
【0019】
また、NCU基板10は呼出信号検出部11を具備し、G3基板20はCPU部21とROM/RAM部22、V23信号処理部23を具備している。MAIN基板30はCPU部31とROM/RAM部32を具備し、コントロールパネル部60は復帰信号検出部61を具備している。電源部80は、プラグ81とSSR(ソリッドステートリレー)82、主電源83、サブ電源84を具備して構成される。
【0020】
NCU基板10は、電話回線網とのインタフェイスとなり、呼出信号検出部11は、電話回線網(加入者線交換機)からの呼出信号等を検出する。
【0021】
G3基板は、NCU基板10での回線ON/OFF制御やモデムコントロール等をCPU部21の動作により行う。ROM/RAM部22は、CPU部21の動作に必要なプログラムやデータを記憶し、V23信号処理部23は、送受信するファクシミリデータの符号化、復号化等を行う。
【0022】
MAIN基板30は、通信端末装置1の全体の制御をCPU部31により行い、主としてスキャナ部40からのイメージの入力、プリンタ部50からのイメージの出力、コントロールパネル部60からのユーザ操作の受付を行う。なお、ROM/RAM部32は、CPU部21の動作に必要なプログラムやデータを記憶している。
【0023】
また、スキャナ部40は送信するイメージを入力し、プリンタ部50は受信したイメージを印刷出力する。コントロールパネル部60は、各種ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェイスであり、復帰信号検出部61は、通信端末装置1が待機モードにある状態でコントロールパネル部60が操作された際に発生する復帰信号を検出する。
【0024】
電源コントロール部70は、電源部80のSSR82を制御して主電源83のON/OFFを切り替える。主電源83の切替は、通信端末装置1が一定時間動作しない場合等の待機モードへの移行時にはOFFとし、呼出信号検出部11による呼出信号の検出や復帰信号検出部61による復帰信号の検出をトリガとする待機モードからの復帰時にはONとする。
【0025】
また、サブ電源84は、呼出信号検出部11と復帰信号検出部61、電源コントロール部70に常時給電を行い、主電源83は、サブ電源84により給電される部分以外の各部への給電を電源コントロール部70の制御により行う。
【0026】
この通信端末装置1は、以下に示すように、電話回線網からの呼出信号により待機モードから復帰する際、G3基板20の初期化終了後に直ちに応答を行うように構成されている。
【0027】
ここで、図2乃至4を参照して、通信端末装置1の電話回線網からの呼出信号により待機モードから復帰する際の動作の流れを説明する。
図2乃至4は、通信端末装置1の待機モードからの復帰時の動作の流れを示すフローチャートである。
【0028】
通信端末装置1が、待機モードにある状態で、呼出信号検出部11が電話回線網からの呼出信号を検出すると(ステップ101でYES)、電源コントロール部70がSSR82を制御して主電源83を投入する(ステップ102)。主電源83が投入されると、各部に給電が行われ、NCU基板10とG3基板20、MAIN基板30を含む各基板で初期化を開始する(ステップ103)。
【0029】
各基板における初期化処理は、並行して行われるが、ここでは、MAIN基板30とG3基板20、それ以外の基板に分けて説明を行う。
【0030】
MAIN基板30とG3基板20以外の基板(NCU基板10と図示しない他の基板であり、他の基板は直接通信に影響しないため省略する)で初期化が開始されると(ステップ111)、これらの基板は特に煩雑な動作を行うことなく初期化を終了する(ステップ112でYES)。なお、NCU基板10の場合は、CPUやRAMを具備していないため、初期化に要する時間は実質0である。
【0031】
また、MAIN基板30で初期化が開始され(ステップ121)、MAIN基板30の初期化が終了すると(ステップ122でYES)、全基板の初期化終了を待ち(ステップ123でNO)、全基板での初期化が終了すると(ステップ123でYES)、G3基板へシステムデータ(登録電話番号等を含む)を転送し(ステップ124)、通信端末装置1の全体の立ち上げを完了する。なお、MAIN基板30の初期化は、CPU部31とROM/RAM部32の初期化及びシステムデータの転送などのため、最も時間を要し、例えば、40秒程度の時間を要することになる。
【0032】
また、G3基板20で初期化が開始され(ステップ131)、G3基板20の初期化が終了すると(ステップ132でYES)、呼出信号検出部11が電話回線網からの呼出信号を検出しているか否か、つまり、ステップ101で検出した呼出信号が継続しているか否かを判断する(ステップ133)。ここで、呼出信号が検出されない場合には(ステップ133でNO)、一定時間の間、再び呼出信号が検出されるのを待ち(ステップ134でNO)、一定時間内に呼出信号が検出されなければ(ステップ134でYES)、電源コントロール部70がSSR82を介して主電源83を制御し、通信端末装置1を待機モードに移行させて(ステップ135)、処理を終了する。
【0033】
一方、ステップ133で呼出信号が検出されれば(ステップ133でYES)、G3基板20がNCU基板10を制御して回線を閉結させ(ステップ136)、呼出に対する応答を開始する(ステップ137)。その後、MAIN基板30からシステムデータが送信されると、それを受信し(ステップ138)、当該システムデータに通信規制(例えば、特定電話番号の受信拒否等)が設定されていない場合には(ステップ139でYES)、通信を継続して通常モードとして動作し、通信規制が設定されていた場合には(ステップ139でNO)、通信を中断し(ステップ140)、通信端末装置1を待機モードに移行させて(ステップ135)、処理を終了する。なお、G3基板20の初期化は、MAIN基板30からのシステムデータを受信する前までに要する時間は、何らトラブルが生ぜずに通常な状態であれば、MAIN基板30の初期化よりも速く、例えば、3秒程度の時間を要する。
【0034】
ところで、通信端末装置1には、外付けの電話機(受話器)が設けられることが多く、このような場合には、CARを受信した際に通常とは異なる鳴動が発生する(CARは15〜20Hzの0.5秒ON/OFF、一般の呼出信号は15〜20Hzの1秒ON、2秒OFF)。
【0035】
このCARによる鳴動は、ユーザにとって耳障りであるばかりでなく、ユーザがこの鳴動に応答して受話器をオフフックにすると、発IDの受信に影響をきたすことになる。また、外付け電話機の鳴動を停止するように設定すると、一般の呼出信号に対しても鳴動を行わなくなり、不都合が生じる場合もある。
【0036】
そこで、通信端末装置1では、NCU基板10において、図5に示すようにリレー12及び13を介して電話回線91と外付け電話機92を接続し、リレー13の操作により鳴動を制御する。
【0037】
この構成では、低電力待機モードにおいても、リレー13をコントロール可能とし、外付け電話機と電話回線を切り離しておく。
【0038】
呼出信号検出部11がCARを検出した場合は、リレー12を切り替えて回線をG3基板20に接続し、V23信号処理部23で発IDを受信する。このとき、外付け電話機は、リレー13で電話回線と切り離されているため鳴動はしない。
【0039】
一方、呼出信号検出部11がCARではなく普通の呼出信号を検出した場合、リレー13をコントロールして外付け電話機と電話回線を接続する。これにより外付け電話機は電話回線からの呼出信号に応じて鳴動することが可能となる。
【0040】
次に、この発明に係る通信端末装置の第2の実施例について説明する。
第2の実施例においては、通信端末装置1が待機モードにある際に、呼出信号検出部11と復帰信号検出部61、電源コントロール部70の他に、V23信号処理部23にもサブ電源84により給電を行っている。
【0041】
ここで、図6を参照して第2の実施例における通信端末装置1の待機モードからの復帰動作を説明する。
図6は、第2の実施例における通信端末装置1の待機モードからの復帰の流れを示すフローチャートである。
【0042】
通信端末装置1が待機モードにある状態で、呼出信号検出部11が電話回線網からの呼出信号を検出すると(ステップ201でYES)、これをトリガにして電源コントロール部70がSSR82を制御して主電源83を投入する(ステップ202)。この主電源83の投入により、各基板の初期化が開始される(ステップ203)。
【0043】
ここで、呼出信号検出部11が検出した呼出信号がCARであった場合には(ステップ204でYES)、NCU基板10のリレー12、13が切り替わり、電話回線とV23信号処理部23が接続される(ステップ205)。この状態でV23信号処理部23が加入者線交換機とのV23通信(発IDの受信等)を行い(ステップ206)、その後、リレー12、13を切り替えてCAR応答を終了する(ステップ207)。
【0044】
CAR応答が終了するか、呼出信号がCAR以外だった場合には(ステップ204でNO)、全基板の初期化終了を待ち(ステップ208でNO)、全基板の初期化が終了すると(ステップ208でYES)、通信端末装置1の立ち上げが完了となる。
【0045】
次に、この発明に係る通信端末装置の第3の実施例について説明する。
第3の実施例においては、第2の実施例の場合と同様に、通信端末装置1が待機モードにある際に、呼出信号検出部11と復帰信号検出部61、電源コントロール部70、V23信号処理部23にサブ電源84による給電を行っている。また、第3の実施例における電源コントロール部70は、主電源83の投入を各基板毎に行うように構成している。
【0046】
ここで、図7を参照して第3の実施例における通信端末装置1の待機モードからの復帰動作を説明する。
図7は、第3の実施例における通信端末装置1の待機モードからの復帰の流れを示すフローチャートである。
【0047】
通信端末装置1が待機モードにある状態で、呼出信号検出部11が電話回線網からの呼出信号を検出すると(ステップ301でYES)、これをトリガにして電源コントロール部70がSSR82を制御して主電源83を投入し、MAIN基板30とG3基板20の電源を復帰させる(ステップ302)。
【0048】
ここで、呼出信号検出部11が検出した呼出信号がCARであった場合には(ステップ303でYES)、ステップ302での電源復帰により、MAIN基板30とG3基板20の初期化が開始され(ステップ304)、続いて、NCU基板10のリレー12、13が切り替わり、電話回線とV23信号処理部23が接続される(ステップ305)。
【0049】
この状態でV23信号処理部23が加入者線交換機とのV23通信(発IDの受信等)を行い(ステップ306)、その後、リレー12、13を切り替えてCAR応答を終了し(ステップ307)、システムデータの転送完了後に、取得した発番号の登録状態をチェックする(ステップ308)。
【0050】
発番号の登録状態の結果、当該番号がFAXのものであった場合には(ステップ309でYES)、電源コントロール部70により、他の全ての基板の電源を復帰して(ステップ310)、その各基板を初期化して(ステップ311)、通信端末装置1の立ち上げが完了となる。
【0051】
一方、発番号の登録状態の結果、当該番号がFAXのものでなかった場合には(ステップ309でNO)、電源コントロール部70がMAIN基板30とG3基板20の電源を遮断し(ステップ312)、通信端末装置1は、待機モードに移行する。
【0052】
また、ステップ303において、呼出信号検出部11が検出した呼出信号がCARでなかった場合には(ステップ303でNO)、電源コントロール部70が、他の全ての基板の電源を復帰して(ステップ310)、その各基板を初期化して(ステップ311)、通信端末装置1の立ち上げが完了となる。
【0053】
次に、この発明に係る通信端末装置の第4の実施例について説明する。
第4の実施例においては、第2の実施例での通信端末装置1の構成において、V23信号処理部23に代えて、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号(PB(Push Button)信号とも称する)を検出するDTMF信号検出部(不図示)を具備した構成をとる。この構成により、モデムダイヤルインサービスではなく、PB信号によるダイヤルインサービスに対しても同様の処理を可能とする。なお、この構成における各部の動作は、第2の実施例の説明におけるV23信号処理部をDTMF信号検出部と読み替えた場合と同様であるので、説明は省略する。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、電話回線網からの呼出信号を検出して待機モードからの復帰を行うとともに、該復帰により一部の動作が可能となった状態で呼出信号に応答するように構成したので、発信者側を必要以上に待たせることなく、発信者番号通知サービス/モデムダイヤルインサービス等の各種サービスにも対応することができる。
【0055】
また、待機モード時にV23信号処理部に通電するように構成したので、待機モードからの復帰に際して、直ちにCARに応答することが可能となり、発信者番号通知サービス/モデムダイヤルインサービス等の各種サービスにも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】通信端末装置1の待機モードからの復帰時の動作の流れを示すフローチャート(1)である。
【図3】通信端末装置1の待機モードからの復帰時の動作の流れを示すフローチャート(2)である。
【図4】通信端末装置1の待機モードからの復帰時の動作の流れを示すフローチャート(3)である。
【図5】NCU基板10の構成を示した図である。
【図6】第2の実施例における通信端末装置1の待機モードからの復帰の流れを示すフローチャートである。
【図7】第3の実施例における通信端末装置1の待機モードからの復帰の流れを示すフローチャートである。
【図8】従来の通信端末装置における待機モードからの復帰時の動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】発IDの通信の際のシーケンスを示した図である。
【符号の説明】
1 通信端末装置
10 NCU基板
11 呼出信号検出部
20 G3基板
21 CPU部
22 ROM/RAM部
23 V23信号処理部
30 MAIN基板
31 CPU部
32 ROM/RAM部
40 スキャナ部
50 プリンタ部
60 コントロールパネル部
61 復帰信号検出部
70 電源コントロール部
80 電源部
81 プラグ
82 SSR
83 主電源
84 サブ電源

Claims (1)

  1. 主電源を遮断し、補助電源で最小限の給電を行う低電力待機モードを有する通信端末装置において、
    前記補助電源により給電され、少なくとも情報受信端末起動信号を含む回線網からの呼出信号を検出する呼出信号検出手段と、
    前記主電源により給電され、前記情報受信端末起動信号に対する応答処理を行う応答手段と、
    前記主電源により給電され、前記回線網を介した通信の制御を行う制御手段と、
    前記呼出信号検出手段による呼出信号の検出に応じて前記主電源を投入する電源制御手段と
    を具備し、
    前記制御手段は、前記電源制御手段により前記主電源が投入されることで初期化処理を開始し、該初期化処理の終了後に、前記応答手段に対して通信規制データを転送し、
    前記応答手段は、前記電源制御手段により前記主電源が投入されることで初期化処理を開始し、前記制御手段よりも早く初期化処理を終了し、前記制御手段の起動前に前記情報受信端末起動信号に対する応答処理を行い、前記制御手段から受取った通信規制データに基づいて通信を継続するか否かを決定する
    ことを特徴とする通信端末装置。
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