JP3768163B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、背凭れ部内をガイドレールに沿わせてもみ玉駆動ユニット(6)を昇降させるマッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の斯種マッサージ機の背凭れ部内のメカニズムは、図8に示す如く、シャーシ(3)にもみ玉駆動装置(69)を搭載したもみ玉駆動ユニット(6)を、その両端に突設したローラ(5)を一対のガイドレール(22)(22)に係合し、該レールと平行なネジ軸(26)に螺合したナットユニット(7)をもみ玉駆動ユニット(6)にネジ止めして構成されている。
【0003】
ネジ軸(26)を回転させると、ネジ推力でもみ玉駆動ユニット(6)が上昇或いは下降する。又、もみ玉(62)を具えた一対のレバー(61)がもみ玉駆動装置(69)によって叩き動作或いは揉み動作を行う。
【0004】
もみ玉駆動装置(69)は、シャーシ(3)の略中央にギアボックス(60)を設け、該ボックスに内蔵したギヤ列(図示せず)に、ギアボックス(60)の両端に位置するレバー(61)(61)を連繋し、ギアボックス(60)の側方に設けた1基のモータ(68)によって、ギア列を作動させてレバー(61)の叩き動作ともみ動作を行う。
【0005】
上記ナットユニット(7)は、図9に示す如く、角ナット(70)に2つ割のゴムキャップ(71)(71)を被せ、該キャップの上下面に潤滑油を染み込ませたフェルト板(72)(72)を当て、これらを金属製のケーシング(73)に収容している。
【0006】
シャーシ(3)の両端に突設したローラ(5)は、図10に示す如く、シャーシ(3)端部の屈曲片(37)を貫通したローラ軸(56)に回転可能に嵌まり、コイルバネ(58)によって外向きに付勢されており、断面コ字状のガイドレール(22)の底面にローラ(5)の外端面中央の隆起部(55)が当たっている。これによって、もみ玉駆動ユニット(6)の左右方向の動きを緩和している。
【0007】
上記マッサージ機の組立手順は、予めネジ軸(26)にナットユニット(7)を螺合しておき、もみ玉駆動ユニット(6)を両端のローラ(5)(5)をガイドレール(22)の上端から嵌めて下降させ、ナットユニット(7)のケーシング(73)に突設した取付片(74)の孔(75)と、もみ玉駆動ユニット(6)の取付け孔(図示せず)を一致させて、ボルト(76)にて固定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のマッサージ機においては、ローラ(5)をコイルバネ(58)にて外側に付勢し、該ローラ(5)をガイドレール(22)の底面に当てて、もみ玉駆動ユニット(6)の左右の動きを抑えようとしても、叩き動作では、左右のもみ玉(62)(62)が被験者の背中を交互に叩くため、もみ玉駆動ユニット(6)を左右に揺らす力が働き、この力がバネ力よりも大きくなると、もみ玉駆動ユニット(6)が左右に揺れて異音が発生する。又、もみ玉駆動ユニット(6)が左右に揺れることにより、被験者に対するもみ玉の力が減少されマッサージ効果が減小する。又、バネ力によってローラ(5)の隆起部(55)がガイドレール(22)の底面に押圧されているため、接触部分が摩耗して、左右のガタツキが大きくなる問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のマッサージ機は、背凭れ部(2)内をガイドレール(22)に沿わせてもみ玉駆動ユニット(6)を昇降させるもので、もみ玉駆動ユニット(6)の左右両端に、前記ガイドレール(22)内を転動するローラ(5)が突設され、該ローラ(5)と同軸に、該ローラ ( ) を外向きに付勢して前記ガイドレール (22) に押し付ける弾性スリーブ (57) を配備し、前記ローラ ( ) には弾性スリーブ (57) の端面が食い込み気味に当接する凸部 (53a) を形成したものである。
【0011】
具体的には、前記凸部(53a)はローラ(5)の軸心に対して放射状に設けられている。
【0012】
またローラ(5)の外側の端板(54)の中央部には隆起部(55)が形成され、該隆起部(55)がガイドレール(22)に押し付けられるようにする。
【0014】
【作用及び効果】
本発明は、ローラ(5)を、弾性スリーブ(57)により外向きに付勢しているため、もみ玉駆動ユニット(6)の左右の振れを効果的に抑えることができる。
【0015】
これは、弾性スリーブ(57)は、軸方向に一定寸法以上に変形すると急激に反発力が増すので、軸方向、即ち、もみ玉駆動ユニット(6)の左右方向の揺れを抑える効果が従来のコイルバネよりも大であるからであり、又、ガタツキ音の発生もなく、マッサージ効果が低下することを防止できる。
【0016】
また、ローラ(5)を、該ローラの凸部(53a)に食い込ませ気味に弾性スリーブ(57)を当てて外向きに付勢しているので、もみ玉駆動ユニット(6)の左右の振れを効果的に抑えることができると共に、ローラ(5)端面の隆起部(55)の摩耗も殆どない。
【0017】
これは、弾性スリーブ(57)のローラ(5)に対する外向きの付勢力は、スリーブ(57)の変形分、即ち、スリーブ(57)の端面がローラの凸部(53a)に僅か食い込んだ分だけであるから、スリーブ(57)の端面全体を変形させることに較ベて付勢力を小さくできる。このため、ローラ(5)をガイドレール(22)に嵌め込んだ状態において、ローラ(5)をガイドレール(22)底面に付勢する力を必要最小限にすることができる。これによって、ローラ(5)の隆起部(55)とガイドレール(22)との接触部に過剰圧力が掛かって、ローラ(5)端面の隆起部(55)が摩耗することを防止できるのである。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、背凭れ部(2)を具えた椅子型のマッサージ機に本発明を実施した状態を示しているが、本発明は、背凭れ部にもみ玉駆動ユニット(6)を具えたマッサージ機であれば、形式を問わない。
【0019】
マッサージ機は、座部(1)とその後部に傾斜角度調整可能に背凭れ部(2)を有し、座部(1)の左右両側に肘掛け(11)を具えている。背凭れ部(2)は、図2に示す如く、縦長矩形のフレーム(21)の上端に、図1に示す如く、頭部レスト(12)を設け、フレーム(21)の外周に適当にクッション材を装着し、全体をカバー(13)で覆って形成されている。
【0020】
図2示す如く、フレーム(21)は、一対の平行縦ガイドレール(22)(22)と、ガイドレール(22)(22)の上端間及び下端間を連結する横杆(23)(23)と、両ガイドレール(22)(22)の下端及び中間部に後方に向けて3本づつ突設した腕杆(24)(24)(24)と、同高さの腕杆の先端間を連結し腕間と一体に形成された連結杆(25)とによって構成されている。下端の腕杆(20)と連結杆(25)との間は板で塞がれている。 上記ガイドレール(22)は断面コ字状を呈し、両ガイドレール(22)(22)は互いに開口を内向きに対向させている。
【0021】
フレーム(21)の下端中央にネジ軸(26)の下端が回転自由に支持され、該ネジ軸(26)はプーリ(66)及びベルト(67)を介してネジ軸駆動モータ(65)に連繋されている。ネジ軸(26)の上端は、フレーム(21)上段の連結杆(25)に軸受け付きブラケット(27)を介して回転自由に支持され、ネジ軸(26)はガイドレール(22)と平行に配備されている。
【0022】
上記フレーム(21)内にもみ玉駆動ユニット(6)が昇降可能に配備される。もみ玉駆動ユニット(6)は、シャーシ(3)上にもみ玉駆動装置(69)を搭載して構成される。
【0023】
シャーシ(3)は、フレーム(21)に沿う板面を有する取付板(31)と該取付板(31)の下端にネジ軸(26)と直交して突設されネジ軸(26)を貫通させる支え板(32)とからなり、もみ玉駆動装置(69)は取付板(31)上に配備されている。
【0024】
もみ玉駆動装置(69)は、もみ玉(62)を具えた一対のレバー(61)(61)をモータによって叩き動作、もみ動作或いはそれらを同時に行わしめるものであり、メカニズムについては、従前より種々提案されているので詳細は省略する。
【0025】
但し、実施例では、図2において、シャーシ(3)の取付板(31)に直交してネジ軸(26)を含む面Fに対して、左右両側に一対のレバー(61)(61)を配備し、もみ動作専用モータ(63)と叩き動作専用モータ(64)の2基のモータを前記面Fの両側に搭載し、もみ玉駆動ユニット(6)全体の重量が、ネジ軸(26)に対して左右にほぼバランスがとれている状態となっている。
【0026】
尚、上記レバー(61)は、図1に示す如く、シャーシ(3)の前方に位置し、図3、図4に示すシャーシ(3)の窓孔(36)から前方に突出したもみ玉駆動装置(69)の駆動アーム(28)に連繋されている。
【0027】
シャーシ(3)の左右両端は前方に向け屈曲片(37)(37)を有しており、各屈曲片(37)の上下2カ所に、屈曲片(37)を貫通してローラ軸(56)(56)が外向きに突出している。図7、図11に示す如く、ローラ(5)は、ローラ軸(56)が嵌まる筒軸(51)の外側に筒軸(51)と同心に周壁(52)を設け、筒軸(51)と周壁(52)とを放射状に並んだ複数の繋ぎ板(53)にて連結し、周壁(52)の外側開口を端板(54)にて塞ぎ端板(54)の中央に隆起部(55)を形成している。
【0028】
ローラ(5)の筒軸(51)の外周にゴム等の弾性材料で形成された弾性スリーブ(57)を嵌め、該筒軸(51)に前記ローラ軸(56)の先端を嵌める。ローラ(5)がガイドレール(22)に嵌まった状態で、スリーブ(57)がシャーシ(3)の屈曲片(37)とローラ(5)の繋ぎ板(53)との間で僅か撓み、スリーブ(57)の端面に繋ぎ板(53)が0〜0.5mm程度食い込む様にスリーブ(57)の長さが決められている。
【0029】
上記シャーシ(3)の支え板(32)には、ネジ軸(26)に螺合したナット(4)が締付け部材(49)によって固定されている。
【0030】
図4、図6に示す如く、ナット(4)は、ネジ軸(26)が貫通する主ネジ筒(41)と該主ネジ筒(41)から等距離離れ且つ主ネジ筒(41)に対して180°反対側に位置する2つの取付けネジ筒(43)(44)を有している。主ネジ筒(41)と取付けネジ筒(43)(44)の夫々のネジ孔(42)(45)(45)は互いに平行であり、主ネジ筒(41)は取付けネジ筒(43)(44)よりも少高く突出している。
【0031】
主ネジ筒(41)と取付けネジ筒(43)(44)は夫々の中間部が繋ぎ片(46)によって一体に繋がっており、主ネジ筒(41)を包囲して両取付けネジ筒(43)(44)の下半分を囲む様に周壁(47)が設けられ、ナット(4)の平面形状は略菱形を呈している。両取付けネジ筒(43)(44)の周囲の繋ぎ片(46)は環状に一段高くなっており、該環状上面は主ネジ筒(41)のネジ孔(42)に直交する受け面(26a)となっている。
【0032】
ナット(4)には、その上面を覆うゴム製のカバー(48)が装着され、該カバー(48)は、主ネジ筒(41)及び取付けネジ筒(43)(44)の夫々の上端に嵌まる長筒部(48a)及び短筒部(48b)(48b)を有している。 両短筒部(48b)は周面に後記する支え板(32)の孔縁が嵌まる周溝(48c)が開設され、筒上端は開口している。長筒部(48a)は、主ネジ筒(41)の上端との間にグリス等の潤滑油を封入するための空間(48d)を形成するために短筒部(48b)よりも高く延びており、筒上端にネジ軸(26)が貫通する孔が開設されている。
【0033】
図4、図5に示す如く、シャーシ(3)の支え板(32)には、上記ナット(4)の主ネジ筒(41)及び取付けネジ筒(43)(44)が嵌まる3つの切欠(33)(35)(34)が開設されている。主ネジ筒(41)が嵌まる切欠(33)は、丸孔(33a)と該丸孔から支え板(32)の端縁に開口する挿入開口(33b)とからなる。丸孔(33a)は、ナット(4)に被さったカバー(48)の長筒部(48a)が少し余裕のある状態に嵌まる大きさであり、挿入開口(33b)の開口幅は、ネジ軸(26)の外径以上且つ主ネジ筒(41)の外径より小さい。
【0034】
ナット(4)の一方の取付けネジ筒(44)が嵌まる切欠(34)は、カバーの短筒部(48b)の外径より小さく該筒部の周溝(48c)の溝底径よりも僅か大きな丸孔である。他方の取付けネジ筒(43)が嵌まる切欠(35)は、カバーの短筒部(48b)の外径より小さく該筒部の周溝(48c)の溝底径よりも僅か大きな幅の長孔であり、幅中心線が前記丸孔(33a)の中心に向いている。
【0035】
次に、もみ玉駆動ユニット(6)をフレーム(21)内に組み込む手順を説明する。フレーム(21)上のネジ軸(26)は、下端が支持されているが、上端はブラケット(27)が外されておりフリー状態であり、下端の支持部を中心に少し揺動可能である。上記ネジ軸(26)に、カバー(48)を装着したナット(4)を螺合しておく。
【0036】
もみ玉駆動ユニット(6)を、その両端のローラ(5)(5)をガイドレール(22)の上端から嵌めて下降させ、シャーシ(3)の切欠(33)にネジ軸(26)を嵌め、ナット(4)にシャーシ(3)を載せる。上記切欠(33)は支え板(32)の端縁に開口しているため、ネジ軸(26)をその上端から切欠(33)に貫通させる必要はなく、ネジ軸(26)の中間部分を切欠(33)の挿入開口(33b)から丸孔(33a)に嵌めることができ、作業性が向上する。
【0037】
ナット(4)上のカバー(48)の長筒部(48a)を丸孔(33a)に、短筒部(48b)(48b)を丸孔状切欠(34)と長孔状切欠(35)に嵌め込み、短筒部(48b)(48b)の周溝(48c)に孔縁を嵌める。
【0038】
カバー(48)はゴムで形成され、弾性変形するために上記作業は簡単にできるが、ナット(4)からカバー(48)を一旦外して、上記カバー(48)の筒部(48a)(48b)(48b)の切欠(33)(34)(35)への挿入作業を行い、その後からカバー(48)を含むもみ玉駆動ユニット(6)を下降させて、カバー(48)をナット(4)に被せればより作業性が向上する。
【0039】
締付け部材(49)により、支え板(32)の上方から取付けネジ筒(43)(44)に締め付けを行い、ナット(4)を支え板(32)に固定する。この状態で、ネジ軸(26)に対して直交するナット(4)の受け面(26a)に、ネジ軸(26)に直交する支え板(32)がカバー(48)を介して支えられる。カバー(48)を省略してナット(4)の受け面(26a)に、直接に支え板(32)を当てることもできる。
【0040】
実施例の締付け部材(49)は、カバー(48)の短筒部(48b)の上端面に被さる座金(40)と該座金(40)を貫通して短筒部(48b)のネジ孔(45)に螺合するビス(49a)との組合せであるが、短筒部(48b)を押さえることのできるフランジ付きビスでもよい。
【0041】
上記の如く、ナット(4)を支え板(32)に固定した後、ネジ軸(26)の上端をブラケット(27)にてフレーム(21)の連結杆(25)に支持せしめる。
【0042】
然して、ネジ軸(26)の回転によりナット(4)に対してネジ推力が作用し、ナット(4)ともみ玉駆動ユニット(6)は一体に上昇或いは下降する。ナット(4)は、3つのネジ筒(41)(43)(44)の上端が、ナット(4)に被さったカバー(48)の一部と一緒に、シャーシ(3)に開設された3つの切欠(33)(34)(35)に嵌まり且つ締付け部材(49)による締め付けにより支え板(32)に固定されているため、ナット(4)の回り止めは確実に成される。
【0043】
3つの切欠(33)(34)(35)を夫々、ナット(4)のネジ筒(41)(44)(43)が余裕のある状態に嵌まる大きさとすることにより、もみ玉駆動ユニット(6)の左右のセンターと、ネジ軸(26)の位置に加工誤差、組立誤差等により少しずれが生じた場合でも、ナット(4)と切欠(33)(34)(35)の嵌合がネジ軸(26)に負担を掛けることなく出来る。
【0044】
然も、一方の取付けネジ筒(43)が嵌まる切欠(35)は、該取付けネジ筒(43)がスライド可能な長孔状に形成され且つ反対側の切欠(33)に向いているため、ナット(4)の主ネジ筒(41)が嵌まる丸孔(33a)の中心とする回転方向に対しては取付けネジ筒(43)(44)は動き得る余裕は殆どないため、ネジ軸(26)が回転してナット(4)に該ネジ軸(26)の回転方向の摩擦力が作用しても、ナット(4)に対する回転力を効果的に受け止めることができる。
【0045】
ネジ軸(26)が螺合するナット(4)の主ネジ筒(41)とカバー(48)との間に形成される空間(48d)にグリス等の潤滑油を封入することにより、ネジ軸(48)とナット(4)の摩擦が軽減され、ネジ軸(26)をスムーズに回転させることができる。
【0046】
又、カバー(48)の短筒部(48b)の周溝(48c)に支え板(32)の切欠縁が嵌まっているため、ネジ軸(26)の回転によって生じる振動及び、もみ玉駆動ユニット(6)上のレバー(61)(61)の動作、モータ(64)(63)の回転によって生じる振動が軽減される。
【0047】
又、ローラ(5)をその繋ぎ板(53)に弾性スリーブ(57)を食い込ませ気味にして外向きに付勢しているため、もみ玉駆動ユニット(6)の左右の振れを効果的に抑えることができ、ローラ(5)端面の隆起部(55)の摩耗も殆どない。
【0048】
これは、弾性スリーブ(57)は、軸方向に一定寸法以上に変形すると急激に反発力が増すので、軸方向、即ち、もみ玉駆動ユニット(6)の左右方向の揺れを抑える効果が従来のコイルバネよりも大であるからであり、又、ガタツキ音の発生もなく、マッサージ効果の低下を防止できるのである。
【0049】
尚、実施例ではローラ(5)の形状上、繋ぎ板(53)を弾性スリーブに当てたが、ローラ(5)は、弾性スリーブ(57)の端面に食い込み気味に当接する凸部(53a)及びローラの外端面にガイドレール(22)の底面に当接する隆起部(55)を有し、ガイドレール(22)内を転動できれば形状は問わない。
【0050】
更に、弾性スリーブ(57)のローラ(5)に対する外向きの付勢力は、スリーブ(57)の変形分、即ち、スリーブ(57)の端面が繋ぎ板(53)に僅か食い込んだ分だけであるから、スリーブ(57)の端面全体を変形させることに較べるベて付勢力を小さくできる。このため、ローラ(5)をガイドレール(22)に嵌め込んだ状態において、ローラ(5)をガイドレール(22)底面に付勢する力を必要最少限とすることができる。これにより、ローラ(5)の隆起部(55)とガイドレール(22)との接触部に過剰圧力が掛かることを防止でき、ローラ(5)端面の隆起部(55)の摩耗を防止できるのである。
【0051】
又、ネジ軸(26)を中心としてもみ玉駆動ユニット(6)の左右の重量をほぼバランスさせたため、ネジ軸(26)に偏荷重を作用させることを可及的に抑えることができ、小さい力でネジ軸(26)を回転させてもみ玉駆動ユニット(6)を円滑に昇降させることができる。
【0052】
尚、実施例では、フレーム(21)の左右長さの略中央部にネジ軸(26)が位置することにより、もみ玉駆動ユニット(6)の左右のバランスがとれたが、もみ玉駆動ユニット(6)自体がその左右の中心で重量バランスがとれていない場合、ネジ軸(26)の位置は、もみ玉駆動ユニット(6)の左右中心ではなく、重量バランスのとれる位置に配備すればよいのは勿論である。
【0053】
本発明は、上記実施例の構成に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】マッサージ機の断面図である。
【図2】フレームにもみ玉駆動ユニットを組み込んだ状態の正面図である(但し、シャーシの向こう側に見える線も実線で表している)。
【図3】もみ玉駆動ユニットの正面図である。
【図4】シャーシとネジ軸の取付け関係の斜面図である。
【図5】支え板の3つの切欠の位置関係を示す平面図である。
【図6】ナットと支え板の固定状態の断面図である。
【図7】ローラ取付け状態の断面図である。
【図8】従来のもみ玉駆動ユニットとネジ軸の位置関係を示す背面図である。
【図9】従来のもみ玉駆動ユニットを取り付けるためのナット部分の分解斜面図である。
【図10】従来のローラ取付け状態の断面図である。
【図11】ローラの側面図である。
【符号の説明】
(2) 背凭れ部
(21) フレーム
(22) ガイドレール
(6) もみ玉駆動ユニット
(5) ローラ
(57) 弾性スリーブ
(53a) 凸部
(55) 隆起部
(26) ネジ軸

Claims (3)

  1. 背凭れ部(2)内をガイドレール(22)に沿わせてもみ玉駆動ユニット(6)を昇降させるマッサージ機において、もみ玉駆動ユニット(6)の左右両端に、前記ガイドレール(22)内を転動するローラ(5)が突設され、該ローラ(5)と同軸に、該ローラ ( ) を外向きに付勢して前記ガイドレール (22) に押し付ける弾性スリーブ (57) を配備し、前記ローラ ( ) には弾性スリーブ (57) の端面が食い込み気味に当接する凸部 (53a) を形成してなるマッサージ機。
  2. 前記凸部 (53a) は前記ローラ ( ) の軸心に対して放射状に設けられている請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記ローラ ( ) の外側の端板 (54) の中央部には隆起部 (55) が形成され、該隆起部 (55) が前記ガイドレール (22) に押し付けられてなる請求項1又は請求項2に記載のマッサージ機。
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