JP3768047B2 - 感知器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、煙、熱あるいはガスなどを検知する感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、P型受信機にS+,S-線路を介してオン・オフ型感知器が接続され、オン・オフ型感知器が所定の物理量以上の物理量を感知したときにS+,S-線路のインピーダンスを低インピーダンスにして(オン状態にして)P型受信機に通知するP型システムと、R型受信機にL,C線路を介してアナログ型感知器が接続され、R型受信機から所定のアナログ型感知器が例えばアドレスポーリングによって呼び出されると、このアナログ型感知器は感知した物理量をL,C線路を介してR型受信機に返送するR型システムとが知られている。
【0003】
従って、従来、システムを構築する際には、そのシステムに応じた専用の感知器を用意しなければならなかった。すなわち、受信機がP型のものであって、P型システムを構築する場合には、P型受信機に接続される感知器の種類として、オン・オフ型感知器を用意しなければならない。また、受信機がR型のものであって、R型システムを構築する場合には、R型受信機に接続される感知器の種類として、アナログ型感知器を用意しなければならない。
【0004】
このような問題を解決するため、当業者間には、P型システム,R型システムのいずれにも共用可能な感知器が望まれており、例えば特開平10−326390号には、オン・オフ型出力とアナログ型出力とを切替え設定スイッチによって切り替え可能な感知器が示されている。この感知器によれば、これをP型受信機に接続するときには、切替え設定スイッチによってこの感知器をオン・オフ型出力のものに切り替え、また、R型受信機に接続するときには、切替え設定スイッチによってこの感知器をアナログ型出力のものに切り替えることにより、この感知器をP型システム,R型システムのいずれにも使用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の感知器では、1つの感知器をオン・オフ型,アナログ型のいずれかに設定するのに(P型受信機,R型受信機のいずれかに接続するのに)、切り替えスイッチを操作しなければならない(手動操作が必要である)という問題があった。
【0006】
本発明は、手動による切り替え操作を何ら必要とすることなく、P型受信機,R型受信機のいずれにも接続可能な感知器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、R型受信機,P型受信機のいずれの型の受信機にも接続可能な感知器であって、該感知器は、該感知器を受信機と接続した後の初期設定時の所定期間内に、接続されている受信機からR型の信号を受信したか否かを検出し、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信した場合には、接続されている受信機がR型受信機であると判別して、アナログ型感知器としての作動を行ない、また、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信しない場合には、接続されている受信機がP型受信機であると判別して、オン・オフ型感知器としての作動を行なうようになっていることを特徴としている。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、所定の物理量を検知する検知部と、全体を制御する制御部と、接続される受信機がR型受信機である場合、R型受信機との間での情報の伝送の制御を行なう伝送制御部と、受信機に接続される端子間のインピーダンスを制御するインピーダンス制御部とを有している感知器であって、該感知器を受信機と接続した後の初期設定時の所定期間内に、前記制御部は、接続されている受信機からR型の信号を受信したか否かを検出し、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信した場合には、接続されている受信機がR型受信機であると判別して、受信機に接続される端子間のインピーダンスを高インピーダンスに保持し、検知部による検知信号を伝送制御部から受信機に伝送することで該感知器をアナログ型感知器として作動させ、また、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信しない場合には、接続されている受信機がP型受信機であると判別し、検知部による検知信号が所定物理量以上となったか否かに応じて受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により制御することで該感知器をオン・オフ型感知器として作動させるようになっていることを特徴としている。
【0009】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の感知器において、制御部は、接続されている受信機がP型受信機であると判別した場合において、検知部による検知信号が所定物理量以下であるときには受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により高インピーダンスのレベルL1に保持する一方、検知部による検知信号が所定物理量以上であるときには受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により低インピーダンスのレベルL2にすることを特徴としている。
【0010】
また、請求項4記載の発明は、請求項2または請求項3記載の感知器において、制御部は、さらに検知部の故障信号を受信機に通知する機能を有し、この場合、受信機がR型受信機に接続されていると判別したときには、検知部の故障信号を伝送制御部から受信機に伝送し、また、受信機がP型受信機に接続されていると判別したときには、検知部の故障信号を受信機に接続される端子間のインピーダンスを制御して受信機に通知することを特徴としている。
【0011】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の感知器において、制御部は、受信機がP型受信機に接続されていると判別した場合において、検知部による検知信号が所定物理量以下であるときには受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により高インピーダンスのレベルL1に保持する一方、検知部による検知信号が所定物理量以上であるときには受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により低インピーダンスのレベルL2にし、また、検知部の故障信号については、受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部によりレベルL1,L2とは異なるレベルL3のものにすることでP型受信機に通知することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る感知器の構成例を示す図である。図1を参照すると、この感知器10は、所定の物理量として例えば煙濃度を検知する検知部(センサ)1と、感知器10全体を制御する制御部2と、接続される受信機がR型受信機である場合、R型受信機との間での情報の伝送の制御を行なう伝送制御部3と、受信機に接続される端子間(2つの端子T1,T2間)のインピーダンスを制御するインピーダンス制御部4とを有している。
【0013】
ここで、伝送制御部3は、図1の例では、端子T1,T2からの入力信号についての処理を行なう入力信号処理部11と、端子T1,T2への出力信号についての処理を行なう出力信号処理部12とを有し、伝送制御部3の入力信号処理部11には、この感知器10のアドレスが設定可能となっている。
【0014】
すなわち、図1の構成例では、感知器10は、基本的には、アナログ型感知器の構成となっており、図2に示すように、端子T1,T2がR型受信機51からのL,C線路に接続されるとき、R型受信機51から呼び出され、また、R型受信機51との間でデータをシリアルに伝送(入出力)する機能を有している。
【0015】
具体的に、この感知器10の端子T1,T2が例えばアドレスポーリング方式のR型受信機51のL,C線路に接続され、R型受信機51からアドレスポーリングされるとき、伝送制御部3の入力信号処理部11は、これに予め設定されているアドレスとR型受信機51から伝送されたアドレスとを比較し、これらが一致したときには一致パルスCPを制御部2に与え、また、R型受信機51から送られたデータ(例えばコマンド等)を制御部2にデータDIとして与えるようになっている。また、この感知器10の制御部2は、伝送制御部3の入力信号処理部11から一致パルスCPを受け、また、データDIとして例えば検知データ送出コマンドを受けたとき、検知部1で検知された物理量(例えば煙濃度)をデータDOとして伝送制御部3の出力信号処理部12に与え、伝送制御部3の出力信号処理部12は、制御部2からのデータDOを端子T1,T2を介してR型受信機51に返送するようになっている。
【0016】
ここで、一致パルスCPは、この感知器10をアナログ型感知器として使用するための正しいアドレスがこの感知器10に予め設定され、この感知器10がアドレスポーリング方式のR型受信機に接続されている場合には、R型受信機からのポーリング周期(R型受信機からのL,C線路に例えばm個のアナログ型感知器が接続されているとする場合、R型受信機が1番目の感知器からm番目の感知器までを順次にアドレスポーリングし、再び1番目の感知器をアドレスポーリングするまでの周期を1ポーリング周期と呼ぶ)内で必ず発生するものである。従って、制御部2は、所定のポーリング周期内において一致パルスCPが検出されたときには、この感知器10が接続されている受信機をR型受信機とみなし、この感知器10をアナログ型感知器とみなして上記のようなアナログ型感知器としての処理を行なうようになっている。なお、この場合、インピーダンス制御部4への制御部2からの作動信号OPは、常にロウレベルであり、インピーダンス制御部4は、端子T1,T2間を常に高インピーダンスの状態(レベルL1の状態)に保持している。
【0017】
これに対し、この感知器10の端子T1,T2が、図3に示すようにP型受信機52のS+,S-線路に接続されている場合には、伝送制御部3の入力信号処理部11において一致パルスCPは発生しない。そこで、制御部2は、所定のポーリング周期内において一致パルスCPが検出されないときには、この感知器10が接続されている受信機をP型受信機とみなし、この感知器10をオン・オフ型感知器とみなしてオン・オフ型感知器としての処理を行なうようになっている。すなわち、制御部2は、検知部1で検知された物理量(例えば煙濃度)が所定量(所定濃度)以下である場合には、インピーダンス制御部4への作動信号OPをロウレベルの状態にし、ロウレベルの作動信号OPの入力により、インピーダンス制御部4は、端子T1,T2間を高インピーダンスの状態(レベルL1の状態)に保持する一方、検知部1で検知された物理量(例えば煙濃度)が所定量(所定濃度)以上となった場合には、インピーダンス制御部4への作動信号OPをハイレベルの状態にし、ハイレベルの作動信号OPの入力により、インピーダンス制御部4は、端子T1,T2間を低インピーダンスの状態(レベルL2の状態)にするようになっている。
【0018】
このように、感知器10が図3に示すようにP型受信機52に接続される場合には、一致パルスCPは発生せず、この場合、この感知器10は、接続されている受信機52がP型受信機であるとみなし、検知した物理量が所定量以下であるときにはP型受信機52のS+,S-線路間のインピーダンスを高インピーダンスに保持して、オフ状態にあることをP型受信機52に通知し、検知した物理量が所定量以上のときにはP型受信機52のS+,S-線路間のインピーダンスを低インピーダンスにして、オン状態にあることをP型受信機52に通知するというように、オン・オフ型感知器として作動する。
【0019】
図4は感知器10の制御部2における受信機種別判定処理の流れを示すフローチャートである。図4を参照すると、制御部2は、先ず、時間を計時するタイマカウンタCNTを“0”に初期設定し(ステップS1)、しかる後、タイマカウンタCNTに所定の期間n(例えば、R型受信機における1ポーリング周期)を計時させる(ステップS3,S4)。そして、この所定の期間n内に一致パルスCPが発生したか否かを判断し(ステップS2)、所定の期間n内に一致パルスCPを検出したときには、この感知器10が接続されている受信機がR型受信機であると判断する(ステップS5)。
【0020】
これに対し、ステップS4において所定の期間nが経過し、所定の期間n内に一致パルスCPを検出しないときには、この感知器10が接続されている受信機がP型受信機であると判断する(ステップS6)。
【0021】
このように、上述の例では、所定の期間n内における一致パルスCPの有無により、接続されている受信機の種別がR型かP型かを自動的に判別し、この感知器10をアナログ型感知器として作動させるかオン・オフ型感知器として作動させるかを、手動による切り替え操作によらずに、接続されている受信機の種別に応じて自動的に切り替えることができる。
【0022】
なお、上述の例では、所定の期間n内における一致パルスCPの有無により、接続されている受信機の種別がR型かP型かを自動的に判別したが、R型システムに特有の信号(以下、R型の信号と称する)であれば、アドレスの一致パルスCPに限らず、任意の信号を受信機種別の判定に用いることができる。具体的に、R型の信号として、一致パルスCPの他に、例えば、R型受信機にデータを送出したときにR型受信機から返送されるACK信号あるいはNAK信号を用いることもできるし、あるいは、R型受信機からの伝送信号(例えばコマンド信号)を用いることもできる。
【0023】
図5はR型の信号としてACK信号あるいはNAK信号を用いる場合の制御部2における受信機種別判定処理の流れを示すフローチャートである。図5を参照すると、受信機に向けてデータを出力した後(ステップS11)、制御部2は、時間を計時するタイマカウンタCNTを“0”に初期設定し(ステップS12)、しかる後、タイマカウンタCNTに所定の期間k(例えば、受信機にデータを出力した後、これに対する応答信号,すなわちACK信号あるいはNAK信号が受信機から返送されるのに十分な期間)を計時させる(ステップS14,S15)。そして、この所定の期間k内にACK信号あるいはNAK信号が受信機から返送されたか否かを判断し(ステップS13)、所定の期間k内にACK信号あるいはNAK信号の応答信号を検出したときには、この感知器10が接続されている受信機がR型受信機であると判断する(ステップS16)。
【0024】
これに対し、所定の期間k内にACK信号あるいはNAK信号の応答信号を検出しないときには、この感知器10が接続されている受信機がP型受信機であると判断する(ステップS17)。
【0025】
このように、図5の例では、受信機にデータを送出した後、所定期間k内における受信機からの応答信号の有無により、接続されている受信機の種別がR型かP型かを自動的に判別し、この感知器10をアナログ型感知器として作動させるかオン・オフ型感知器として作動させるかを、手動による切り替え操作によらずに、接続させている受信機の種別に応じて自動的に切り替えることができる。
【0026】
また、図6はR型の信号として伝送信号(例えばコマンド信号等)を用いる場合の制御部2における受信機種別判定処理の流れを示すフローチャートである。図6を参照すると、制御部2は、時間を計時するタイマカウンタCNTを“0”に初期設定し(ステップS21)、しかる後、タイマカウンタCNTに所定の期間j(例えば、受信機からアドレス信号が送られてこれを受信した後、受信機からコマンド信号が送られてこれを受信するのに十分な期間)を計時させる(ステップS23,S24)。そして、この所定の期間j内に伝送信号が受信機から返送されたか否かを判断し(ステップS22)、所定の期間j内に伝送信号を検出したときには、この感知器10が接続されている受信機がR型受信機であると判断する(ステップS25)。
【0027】
これに対し、所定の期間j内に伝送信号を検出しないときには、この感知器10が接続されている受信機がP型受信機であると判断する(ステップS26)。
【0028】
このように、図6の例では、所定期間j内における受信機からの伝送信号の有無により、接続されている受信機の種別がR型かP型かを自動的に判別し、この感知器10をアナログ型感知器として作動させるかオン・オフ型感知器として作動させるかを、手動による切り替え操作によらずに、接続させている受信機の種別に応じて自動的に切り替えることができる。
【0029】
上述の例では、検知部1において所定の物理量を検知した結果(検知信号)を感知器10から受信機(R型またはP型)に送出するように構成されているが、さらに、これに加えて、接続されている受信機がR型,P型のいずれであっても、検知部1が故障しているときに(例えば、検知部1のセンサ素子の発振停止等の事態が生じたときに)、検知部1が故障している旨の信号(以下、故障信号と称す)を、接続されている受信機に通知するように感知器を構成することもできる。
【0030】
図7は受信機に検知信号のみならず故障信号をも送出可能な感知器10の構成例を示す図である。図7の構成例では、制御部2は、検知部1で検知された物理量(例えば煙濃度)に基づき検知部1が故障しているか否かをさらに判断するようになっている。例えば、検知部1で検知された物理量(例えば煙濃度)が所定期間以上、“0”に極めて近い状態である場合に、故障であると判断するようになっている。
【0031】
そして、制御部2は、検知部1が故障していると判断したとき、接続されている受信機がR型受信機であることを前述の仕方で検知すると(この場合、インピーダンス制御部4には作動信号OP等が加わらず、端子T1,T2間は高インピーダンスの状態(レベルL1の状態)となっている)、伝送制御部3の出力信号処理部12にデータDOとして故障信号を送出し、伝送制御部3の出力信号処理部12は、高インピーダンスに保持されている端子T1,T2(すなわち、L,C線路)を介して故障信号をR型受信機に伝送するようになっている。
【0032】
また、制御部2は、検知部1が故障していると判断したとき、接続されている受信機がP型受信機であることを前述の仕方で検知すると、インピーダンス制御部4に故障信号ERを与えるようになっている。そして、インピーダンス制御部4は、故障信号ERが加わると、端子T1,T2間のインピーダンスを前述したレベルL1,L2のインピーダンスとは異なるレベルL3のインピーダンス(例えば、レベルL1とレベルL2との間のレベルL3のインピーダンス)の状態にし、これにより、S+,S-線路を介して、P型受信機に故障である旨を通知するようになっている。
【0033】
このように、図7の感知器は、R型受信機,P型受信機のいずれにも接続可能であって、R型受信機,P型受信機のいずれに接続されているかを検知でき、R型受信機に接続されているときには、検知部1による検知信号,検知部1の故障信号を伝送制御部3を介してR型受信機に伝送することができ、また、P型受信機に接続されているときには、検知部1による検知信号,検知部1の故障信号を端子T1,T2間のインピーダンスを所定のレベルL2,L3に低下させることでP型受信機に通知することができる。
【0034】
なお、本発明において(上述した各説明において)、アナログ型感知器とは、アナログ信号,デジタル信号の別を問わず、R型受信機との間でR型の信号(情報)を伝送する機能(シリアル伝送を行なう機能)を有する感知器を広義に指すものとする。
【0035】
また、上述の例では、検知部1は、物理量として煙濃度を検知するものであるとしたが、煙濃度に限らず、熱やガス等を検知するものであっても良い。換言すれば、本発明は、検知部1が任意の種類(光電式煙検知部,イオン式煙検知部,熱検知部,ガス検知部など)のものであっても良く、検知部1がどのような種類のものであっても、検知部1の種類にかかわらず、本発明を適用できる。
【0036】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1乃至請求項5記載の発明によれば、R型受信機,P型受信機のいずれにも接続可能な感知器であって、初期設定時の所定期間内に、接続されている受信機からR型の信号を受信したか否かを検出し、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信した場合には、接続されている受信機がR型受信機であると判別して、アナログ型感知器としての作動を行ない、また、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信しない場合には、接続されている受信機がP型受信機であると判別して、オン・オフ型感知器としての作動を行なうようになっているので、手動による切り替え操作を何ら必要とすることなく、P型受信機,R型受信機のいずれにも接続可能な感知器を提供することができる。
【0037】
特に、請求項4,請求項5記載の発明によれば、制御部は、さらに検知部の故障信号を受信機に通知する機能を有し、この場合、受信機がR型受信機に接続されていると判別したときには、検知部の故障信号を伝送制御部から受信機に伝送し、また、受信機がP型受信機に接続されていると判別したときには、検知部の故障信号を受信機に接続される端子間のインピーダンスを制御して受信機に通知するので、手動による切り替え操作を何ら必要とすることなく、P型受信機,R型受信機のいずれにも接続可能であり、さらに、この場合、接続されている受信機がR型,P型のいずれであっても、検知部の故障信号を受信機に通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感知器の構成例を示す図である。
【図2】図1の感知器をR型受信機に接続した状態を示す図である。
【図3】図1の感知器をP型受信機に接続した状態を示す図である。
【図4】R型の信号としてアドレス一致信号を用いる場合の制御部における受信機種別判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】R型の信号としてACK信号あるいはNAK信号を用いる場合の制御部における受信機種別判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】R型の信号として伝送信号を用いる場合の制御部における受信機種別判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る感知器の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 検知部
2 制御部
3 伝送制御部
4 インピーダンス制御部
11 入力信号処理部
12 出力信号処理部
51 R型受信機
52 P型受信機
Claims (5)
- R型受信機,P型受信機のいずれの型の受信機にも接続可能な感知器であって、該感知器は、該感知器を受信機と接続した後の初期設定時の所定期間内に、接続されている受信機からR型の信号を受信したか否かを検出し、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信した場合には、接続されている受信機がR型受信機であると判別して、アナログ型感知器としての作動を行ない、また、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信しない場合には、接続されている受信機がP型受信機であると判別して、オン・オフ型感知器としての作動を行なうようになっていることを特徴とする感知器。
- 所定の物理量を検知する検知部と、全体を制御する制御部と、接続される受信機がR型受信機である場合、R型受信機との間での情報の伝送の制御を行なう伝送制御部と、受信機に接続される端子間のインピーダンスを制御するインピーダンス制御部とを有している感知器であって、該感知器を受信機と接続した後の初期設定時の所定期間内に、前記制御部は、接続されている受信機からR型の信号を受信したか否かを検出し、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信した場合には、接続されている受信機がR型受信機であると判別して、受信機に接続される端子間のインピーダンスを高インピーダンスに保持し、検知部による検知信号を伝送制御部から受信機に伝送することで該感知器をアナログ型感知器として作動させ、また、初期設定時の所定期間内にR型の信号を受信しない場合には、接続されている受信機がP型受信機であると判別し、検知部による検知信号が所定物理量以上となったか否かに応じて受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により制御することで該感知器をオン・オフ型感知器として作動させるようになっていることを特徴とする感知器。
- 請求項2記載の感知器において、前記制御部は、接続されている受信機がP型受信機であると判別した場合において、検知部による検知信号が所定物理量以下であるときには受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により高インピーダンスのレベルL1に保持する一方、検知部による検知信号が所定物理量以上であるときには受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により低インピーダンスのレベルL2にすることを特徴とする感知器。
- 請求項2または請求項3記載の感知器において、前記制御部は、さらに検知部の故障信号を受信機に通知する機能を有し、この場合、受信機がR型受信機に接続されていると判別したときには、検知部の故障信号を伝送制御部から受信機に伝送し、また、受信機がP型受信機に接続されていると判別したときには、検知部の故障信号を受信機に接続される端子間のインピーダンスを制御して受信機に通知することを特徴とする感知器。
- 請求項4記載の感知器において、前記制御部は、受信機がP型受信機に接続されていると判別した場合において、検知部による検知信号が所定物理量以下であるときには受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により高インピーダンスのレベルL1に保持する一方、検知部による検知信号が所定物理量以上であるときには受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部により低インピーダンスのレベルL2にし、また、検知部の故障信号については、受信機に接続される端子間のインピーダンスをインピーダンス制御部によりレベルL1,L2とは異なるレベルL3のものにすることでP型受信機に通知することを特徴とする感知器。
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