JP3767706B2 - トランスファフィーダの制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はトランスファプレスに装備されたトランスファフィーダの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来トランスファプレスは、プレス本体内に複数の加工ステーションを有していて、トランスファフィーダにより各加工ステーションへ順次ワークを搬送しながら、各加工ステーションでワークを成形するように構成されている。
【0003】
またトランスファフィーダには、トランスファバーを2次元方向へ駆動してワークを搬送するものと、トランスファバーを3次元方向へ駆動してワークを搬送するものがあり、ワークがパネル状の場合、ワークの撓みなどによりミスクランプが発生するのを回避するため、ワークを吸着して搬送するバキューム搬送方式が最近では多く採用されている。
【0004】
このバキューム搬送方式を採用したトランスファフィーダは、ワーク搬送方向に並設された一対のトランスファバー間に、複数のクロスバーが一定の間隔で横架されていて、これらクロスバーにはワークを吸着するバキュームカップなどのアタッチメントが取付けられている。
【0005】
また上記トランスファバーは、フィード及びリフト方向の2次元方向に駆動されてワークの搬送を行うが、トランスファバーを駆動する駆動方式には、プレス本体より取出された動力により回転されるカムによりレバーを介してトランスファバーを2次元方向に駆動するカム駆動方式と、2次元の1軸をカムで、残りの1軸をサーボモータで駆動するカムサーボ駆動方式及び2軸をサーボモータで駆動するサーボ駆動方式などがすでに公知である。
【0006】
一方トランスファプレスに設けられたトランスファフィーダは、プレス本体の動作に同期して駆動されるが、金型を交換した場合、クロスバーに取付けられたアタッチメントもワークの大きさや形状などに合せて交換しており、新規の金型及びアタッチメントの交換後は、アタッチメントが金型などと干渉しないか及びアタッチメントが適正にワークを吸着しているかなどをチェックするトライ運転を行う必要があり、このため従来のトランスファフィーダでは、プレス本体と別に駆動源を設けて、トランスファフィーダのみを単独で運転できる単独運転機能を有するものが例えば特公昭63−47525号公報や、特公平1−50490号公報、特公平5−47302号公報などで提案されている。
【0007】
また図1はバキューム搬送方式を採用したトランスファフィーダのモーションパターンを示すもので、次にこれを説明すると、吸着点aでワークを吸着したバキュームカップなどのアタッチメントは、一定高さまでリフトされた後フィード方向へ移動され、次の加工ステーション上方でダウンされて、解放点bでワークを解放する。
【0008】
その後加工ステーション間のほぼ中間点に設定されたドゥエル(一時休止)位置cまでリターンさせて、この位置cでアタッチメントを一時待機させることにより、ワーク成形時アタッチメントが金型やスライドなどと干渉するのを回避すると共に、成形が完了してスライドが上昇を開始すると、ドゥエル位置cよりリターンを開始して、吸着点aで再びワークを吸着し、以下上記動作を繰返すことにより、ワークを順次搬送するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一方カム駆動方式を採用したトランスファフィーダでは、図1に示すモーションパターンはカムの形状により決定される。このためカム駆動方式のトランスファフィーダでは、プレス本体と切離して、トランスファフィーダを単独運転し、アタッチメントと金型などが干渉するかをチェックするトライ運転を行う場合、次のような不具合があった。
【0010】
通常このようなトライ運転は、スライドを上死点またはあるクランク角で停止させた状態で、トランスファフィーダを単独運転する。
このためアタッチメントをドゥエル位置cで一時停止させずに移動しても、アタッチメントとスライドが干渉することはないが、カム駆動方式を採用したトランスファフィーダでは、上述したようにカムの形状によりモーションパターンが決まってしまうため、ドゥエル位置cに達するとアタッチメントがその位置で自動的に停止してしまう。
【0011】
しかしトライ運転は、通常のプレスの運転速度(15〜30spm)に比べて1spmと遅いため、ドゥエルに要するクランク角(ドゥエル角度)が例えば120°とすると、1サイクル毎にドゥエル位置cでアタッチメントが約20秒停止し、この間作業が休止するため、トライ運転に時間がかかって作業能率が悪いなどの不具合がある。
【0012】
またドゥエル位置cでアタッチメントが停止している間は、運転釦を押しても何等応答がないため、ドゥエルで停止しているのか、故障で停止しているのか判断がしにくい上、ドゥエル時間が経過すると不用意に動き出すことから、プレス内へ作業者が入った場合、作業者に危険が及ぶなどの不具合もあった。
この発明はかかる従来の不具合を改善するためになされたもので、ドゥエルでアタッチメントを停止させることなくトランスファプレスの単独運転を可能にしたトランスファフィーダの制御方法を提供して、トライ運転などの作業が短時間で能率よく行えるようにすることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するため請求項1記載の発明は、サーボ制御手段26により制御されるサーボモータを駆動源とするフィード駆動手段6及びリフト駆動手段7を備えたトランスファフィーダの制御方法において、
トランスファプレス1と切離してトランスファフィーダ2を正転方向に単独運転させる場合、
トランスファプレス1に設けられたクランク角検出手段28からのクランク角信号の代わりに、ダミー信号発生手段27が出力する疑似のクランク角信号に基づいて上記サーボ制御手段26により上記フィード駆動手段6及び上記リフト駆動手段7を制御し、
上記疑似のクランク角が、アタッチメント5の設けられたクロスバー4が加工ステーション間のほぼ中間点で一時停止するドゥエル位置に到達したときのドゥエル開始角になると、上記疑似のクランク角の現在値を、ドゥエル期間が終了し動作を開始するドゥエル終了角にし、その後のトランスファフィーダ2の正転方向の単独運転を行わせるよう上記フィード駆動手段6及びリフト駆動手段7を制御することを特徴とするトランスファフィーダの制御方法である。
【0014】
上記構成により、金型やアタッチメントを交換して、これらが干渉しないかをチェックするトライ運転時にトランスファフィーダを単独運転させると、トランスファプレスとの同期運転時に必要なドゥエル一時休止を省略してトランスファバーを駆動することができるため、ドゥエル時間一時休止時間を短縮することができる。
これによって遅い速度でトライ運転を行っても、クロスバーやアタッチメントがドゥエル位置で停止することがほとんどないため、トライ運転時間の大幅な短縮が図れると共に、ドゥエル位置にクロスバーやアッチメントが停止して、プレス運転釦を押しても動かない状態が続くことがないため、ドゥエルで停止しているのか、故障などで停止しているのかの判断に困ることがない。
【0015】
また判断ミスにより不用意にプレス内に作業者が入って事故にあうこともないので、安全性が高いと共に、トライ運転時間の短縮によりトランスファプレスの稼働率が上るため、生産性の向上が図れるようになる。
【0016】
一方上記目的を達成するため、請求項2記載の発明は、トランスファフィーダ2を逆転方向に単独運転させる場合、上記疑似のクランク角が上記ドゥエル終了角になると、上記疑似のクランク角の現在値を、上記ドゥエル開始角にし、その後のトランスファフィーダ2の逆転方向の単独運転を行わせるようフィード駆動手段6及びリフト駆動手段7を制御するトランスファフィーダの制御方法である。
【0017】
上記構成により、トランスファフィーダを逆転方向に単独運転してトライ運転をした場合でもドゥエル時間を省略できるため、正転時と同様な作用効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図2ないし図6に示す図面を参照して詳述する。
図2はトランスファプレスに装備されたトランスファフィーダの斜視図、図3はトランスファフィーダの制御系を示すブロック図、図4はプレス運転時のトランスファフィーダの作用を示す線図、図5は同フローチャート、図6はトランスファフィーダ単独運転時の作用を示す線図である。
【0019】
図2において1はトランスファプレスで、前後アプライト1a間に、トランスファフィーダ2が設置されている。
上記トランスファフィーダ2は、ワーク搬送方向Aに並設された一対のトランスファバー3を有しており、これらトランスファバー3間には一定のピッチで複数本のクロスバー4が着脱自在に横架されていると共に、各クロスバー4には、図示しないワークを吸着するバキュームカップなどのアタッチメント5が着脱自在に取付けられている。
【0020】
また上記各トランスファバー3の下流側(上流側でもよい)上方には、トランスファバー3をフィード方向へ駆動するフィード駆動手段6が、そしてトランスファバー3の両端側下方には、トランスファバー3をリフト方向へ駆動するリフト駆動手段7が設置されている。
上記フィード駆動手段6は、アプライト1a間に取付けられたフィードボックス6aを有していて、このフィードボックス6a内にサーボモータよりなるフィードモータ8が設けられている。
上記フィードモータ8の回転軸8aにはギヤボックス9内に設けられたギヤ10と噛合するピニオン11が取付けられていて、フィードモータ8によりギヤ10が正逆回転されるようになっていると共に、ギヤ10はワーク搬送方向Aと直交する方向に設けられた回転軸12のほぼ中間部に固着されていて、ギヤ10の回転により回転軸12が回転されるようになっている。
【0021】
そして上記回転軸12の両端に、各トランスファバー3と平行するように設けられた一対のラック14に噛合するピニオン15が固着されている。
上記各ラック14は各トランスファバー3の下流端側上方に設けられたフィードキャリヤ16に接続されていて、ピニオン15の回転に伴い、各フィードキャリヤ16がフィード方向へ駆動されるようになっている。
【0022】
各フィードキャリヤ16の下面には、下方に向けてポスト16aが突設されていて、これらポスト16aの下端側は、各トランスファバー3の下流端側に穿設された孔3a内に、上方より摺動自在に嵌挿されており、各フィードキャリヤ16の移動に伴い、各トランスファバー3がフィード方向へ同期駆動されるようになっている。
【0023】
一方各トランスファバー3をリフト方向へ駆動するリフト駆動手段7は、前後アプライト1a間にリフトボックス7aを有していて、これらリフトボックス7a内にサーボモータよりなるリフトモータ18が設けられている。
上記リフトモータ18の回転軸18aには、ギヤ列19に噛合するピニオン20が取付けられていると共に、ギヤ列19の出力ギヤ19aには、ボールねじよりなる一対のねじ軸21の下端が固着されている。
【0024】
上記ねじ軸21は、ワーク搬送方向Aと直交する方向に離間して垂直方向に回転自在に設けられ、これらねじ軸21の上端側には、リフトバー22が螺合されていて、各ねじ軸21の正逆回転に伴い、リフトバー22が上下動すると共に、リフトバー22の両端側上面にはリフト杆23の下端が固着されている。
各リフト杆23は各トランスファバー3の下方に設けられていて、リフト杆23の上端は、各トランスファバー3をフィード方向へ移動自在に支承するリフトキャリヤ24の下面に固着されている。
【0025】
一方図3は上記トランスファフィーダ2を制御する制御系を示すもので、サーボ制御手段26内にダミー信号を発生するエンコーダなどのダミー信号発生手段27を有していると共に、サーボ制御手段26の入力側には、トランスファプレス1に設けられたエンコーダなどのクランク角検出手段28が接続されていて、このクランク角検出手段28より、トランスファプレス1と同期運転するのに必要なクランク角信号が入力されるようになっている。
【0026】
またサーボ制御手段26の出力側には、サーボアンプ29を介してフィードモータ8及びリフトモータ18が接続されていると共に、これらフィードモータ8及びリフトモータ18にはエンコーダ30が設けられていて、これらエンコーダ30により検出された信号はサーボ制御手段26へフィードバックされることにより、フィードモータ8及びリフトモータ18がフィードバック制御されるようになっている。
【0027】
次に図4ないし図6に示す作用図も混えて、この発明のトランスファフィーダの制御方法を説明する。
トランスファプレス1の運転時には、トランスファプレス1に設けられたクランク角検出手段28より入力されるクランク角信号を基に、サーボ制御手段26によりフィードモータ8及びリフトモータ18が制御され、トランスファプレス1とトランスファフィーダ2が次のように同期運転される。
【0028】
いまトランスファプレス1の図示しないスライドが上死点で停止している状態(クランク角0°)からトランスファプレス1の運転が開始されると、スライドが図4の曲線aに沿って下降するのに伴い、トランスファバー3がフィード駆動手段6により図4の(イ)に示すようにフィード方向へ駆動されて、クロスバー4が次の加工ステーション付近に達する前に、リフト駆動手段7により図4の(ロ)に示すようにトランスファバー3が下降され、クロスバー4が次の加工ステーションに達したところで、クロスバー4に取付けられたアタッチメント5がワークを解放する。
【0029】
その後スライドはさらに下降を続けるが、トランスファバー4はリフト駆動手段7によりリフトされながら、フィード駆動手段6で図4の(ハ)に示すようにリターン動作が開始され、クロスバー4が各加工ステーションのほぼ中間点に設定された図4の(ニ)に示すドゥエル開始角に達すると、サーボ制御手段26からの指令によりフィードモータ8及びリフトモータ18が停止され、各クロスバー4も図4に示すドゥエル開始角(ニ)で停止される。
【0030】
その後さらにスライドが下降されて、下死点(クランク角180°)付近でワークの成形を行うと共にワークの成形が完了してスライドが上昇を開始し、クランク角が予め設定された図4に示すドゥエル終了角(ホ)に達すると、サーボ制御手段26よりフィードモータ8及びリフトモータ18へ制御信号が出力されて、フィードモータ8及びリフトモータ18が再び動作を開始する。
【0031】
これによってトランスファバー3はリフトされながらリターン動作を開始し、クロスバー4が元の位置までリターンしたところで下降されて、アタッチメント5がワークを再び吸着する。
以下上記動作を繰返すことにより、各加工ステーションへ順次ワークを搬送して、各加工ステーションでワークの成形を行うものである。
【0032】
以上はトランスファプレス1の運転に同期させてトランスファフィーダ2を制御する場合の制御方法であるが、新規の金型やアタッチメント5を交換した場合、トランスファプレス1の通常運転を行う前に、交換した金型などにアタッッチメント5やワークが干渉する虞がないか及びアタッチメント5が適正にワークを吸着しているかをチェックするトライ運転を行う必要がある。通常このトライ運転は、トランスファプレス1より切離してトランスファフィーダ2を単独運転するため、トランスファプレス1に設けられたクランク角検出手段28が検出したクランク角はサーボ制御手段26へ入力されない。
このためサーボ制御手段26には、疑似のクランク角を出力するダミー信号発生手段27が予め設けられている。
【0033】
トランスファフィーダ2の単独運転に当っては、トランスファプレス1のスライドを上死点またはトライ運転の邪魔にならないクランク角に停止させ、トランスファフィーダ2の単独運転を開始する。
トライ運転時のトランスファフィーダ2の運転速度は、アタッチメント5の干渉防止などを考慮して通常約1spm(ストローク/分)と十分遅い速度に設定されており、サーボ制御手段26のダミー信号発生手段27より出力されるクランク角信号を基にサーボ制御手段26によりフィード駆動手段6が制御されて、図6の(イ)に示すようにトランスファバー3がフィード方向へ駆動される。
【0034】
そしてクロスバー4が次の加工ステーション付近に達すると、リフト駆動手段7によりトランスファバー3が図6の(ロ)に示すように下降されて、クロスバー4が次の加工ステーションに達したところでアタッチメント5がワークを解放する。
その後トランスファバー3はリフト駆動手段7によりリフトされながら、フィード駆動手段6により図6の(ハ)に示すようにリターン動作が開始され、クロスバー4が各加工ステーションのほぼ中間点に設定された図6の(ニ)に示すドゥエル開始角に達すると、サーボ制御手段26からの指令によりフィードモータ8及びリフトモータ18が一時停止され、クロスバー4もその位置で停止される。
【0035】
一方サーボ制御手段26内では、トランスファフィーダ2の単独運転開示とともに図5に示すフローに沿った単独運転プログラムが実行され、ステップS1でトランスファフィーダ2が正転されているかが判定される。
そして正転されている場合は、ステップS2へ進んでダミー信号発生手段27より出力されるクランク角がドゥエル開始角(ニ)かが判定され、ドゥエル開始角に達していない場合はステップS1へ戻って上記フローを繰返す。
【0036】
そしてクロスバー4がドゥエル開始角(ニ)に達したことがステップS2で判定されると、ステップS3でダミー信号発生手段27より出力されるクランク角の現在値をドゥエル終了角(ホ)にする。
これによってサーボ制御手段28はドゥエル期間が終了したものとして、フィードモータ8及びリフトモータ18に動作開始指令を出力するため、トランスファバー3はリフトされながら図6の(ヘ)に示すように再びリターン動作を開始する。
【0037】
そしてクロスバー4が元の位置までリターンしたところで下降されて、アタッチメント5がワークを再び吸着する。
以下単独運転中上記動作を繰返すことにより、トライ運転により金型などとアタッチメントやワークなどが干渉するのをチェックすることができる。
【0038】
以上はトランスファフィーダ2を正転させて単独運転する場合であるが、逆転させて単独運転した場合は、図5のフローチャートのステップS1で逆転と判定されると、ステップS4へ進んで、ドゥエル終了角(ホ)かが判定される。
そしてドゥエル終了角(ホ)と判定された場合は、ステップS5でダミー信号発生手段27の現在値がドゥエル開始角(ニ)に設定されるため、逆転運転の場合もクロスバー4をドゥエルさせずに動作させることができるようになる。
【0039】
以上のようにトランスファフィーダ2を単独運転してトライ運転を行う場合は、ドゥエル時間がほとんどないため、運転速度を遅くしても、無駄に時間が経過することがなく、これによってトライ運転時間の短縮が図れると共に、アタッチメント5がドゥエルで停止しているのか、他の原因で停止しているのか判断に困ることがないため、誤って作業者がプレス内に入って事故にあうなどの虞もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトランスファフィーダの動作を示す説明図である。
【図2】この発明の一実施の形態になるトランスファフィーダの斜視図である。
【図3】この発明の一実施の形態になるトランスファフィーダの制御系を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施の形態になるトランスファフィーダをトランスファプレスと同期させて運転させたときの作用を示す線図である。
【図5】この発明の一実施の形態になるトランスファフィーダを単独運転させたときの制御動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の一実施の形態になるトランスファフィーダの単独運転時の作用を示す線図である。
【符号の説明】
1…トランスファプレス
2…トランスファフィーダ
3…トランスファバー
4…クロスバー
5…アタッチメント
6…フィード駆動手段
7…リフト駆動手段
26…サーボ制御手段
27…ダミー信号発生手段
Claims (2)
- サーボ制御手段26により制御されるサーボモータを駆動源とするフィード駆動手段6及びリフト駆動手段7を備えたトランスファフィーダの制御方法において、
トランスファプレス1と切離してトランスファフィーダ2を正転方向に単独運転させる場合、
トランスファプレス1に設けられたクランク角検出手段28からのクランク角信号の代わりに、ダミー信号発生手段27が出力する疑似のクランク角信号に基づいて上記サーボ制御手段26により上記フィード駆動手段6及び上記リフト駆動手段7を制御し、
上記疑似のクランク角が、アタッチメント5の設けられたクロスバー4が加工ステーション間のほぼ中間点で一時停止するドゥエル位置に到達したときのドゥエル開始角になると、上記疑似のクランク角の現在値を、ドゥエル期間が終了し動作を開始するドゥエル終了角にし、その後のトランスファフィーダ2の正転方向の単独運転を行わせるよう上記フィード駆動手段6及びリフト駆動手段7を制御することを特徴とするトランスファフィーダの制御方法。 - トランスファフィーダ2を逆転方向に単独運転させる場合、上記疑似のクランク角が上記ドゥエル終了角になると、上記疑似のクランク角の現在値を、上記ドゥエル開始角にし、その後のトランスファフィーダ2の逆転方向の単独運転を行わせるようフィード駆動手段6及びリフト駆動手段7を制御する請求項1記載のトランスファフィーダの制御方法。
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