JPH105902A - トランスファフィーダの制御方法 - Google Patents

トランスファフィーダの制御方法

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JPH105902A
JPH105902A JP16883996A JP16883996A JPH105902A JP H105902 A JPH105902 A JP H105902A JP 16883996 A JP16883996 A JP 16883996A JP 16883996 A JP16883996 A JP 16883996A JP H105902 A JPH105902 A JP H105902A
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    • B30PRESSES
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    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/14Control arrangements for mechanically-driven presses
    • B30B15/146Control arrangements for mechanically-driven presses for synchronising a line of presses

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単独運転時のドゥエルをなくしてトライ運転
時間の短縮化を図る。 【解決手段】 サーボ制御手段26により制御されるサ
ーボモータを駆動源とするフィード駆動手段6及びリフ
ト駆動手段7を備え、かつトランスファプレス1との同
期運転及びトランスファプレス1と切離して単独運転が
可能なトランスファフィーダ2において、トランスファ
フィーダ2の正転方向の単独運転時、サーボ制御手段2
6に設けられたダミー信号発生手段27が出力するクラ
ンク角を検出し、かつクランク角が予め設定されたドゥ
エル開始角になったら、検出値をドゥエル終了角にして
上記フィード駆動手段6及びリフト駆動手段7を制御す
ることにより、アタッチメント5の設けられたクロスバ
ー4をドゥエル位置へ一時停止させることなくトランス
ファバー3の動作を可能にしたもので、ドゥエルをなく
すことにより、トライ運転時間の短縮が図れるため、生
産性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトランスファプレ
スに装備されたトランスファフィーダの制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来トランスファプレスは、プレス本体
内に複数の加工ステーションを有していて、トランスフ
ァフィーダにより各加工ステーションへ順次ワークを搬
送しながら、各加工ステーションでワークを成形するよ
うに構成されている。
【0003】またトランスファフィーダには、トランス
ファバーを2次元方向へ駆動してワークを搬送するもの
と、トランスファバーを3次元方向へ駆動してワークを
搬送するものがあり、ワークがパネル状の場合、ワーク
の撓みなどによりミスクランプが発生するのを回避する
ため、ワークを吸着して搬送するバキューム搬送方式が
最近では多く採用されている。
【0004】このバキューム搬送方式を採用したトラン
スファフィーダは、ワーク搬送方向に並設された一対の
トランスファバー間に、複数のクロスバーが一定の間隔
で横架されていて、これらクロスバーにはワークを吸着
するバキュームカップなどのアタッチメントが取付けら
れている。
【0005】また上記トランスファバーは、フィード及
びリフト方向の2次元方向に駆動されてワークの搬送を
行うが、トランスファバーを駆動する駆動方式には、プ
レス本体より取出された動力により回転されるカムによ
りレバーを介してトランスファバーを2次元方向に駆動
するカム駆動方式と、2次元の1軸をカムで、残りの1
軸をサーボモータで駆動するカムサーボ駆動方式及び2
軸をサーボモータで駆動するサーボ駆動方式などがすで
に公知である。
【0006】一方トランスファプレスに設けられたトラ
ンスファフィーダは、プレス本体の動作に同期して駆動
されるが、金型を交換した場合、クロスバーに取付けら
れたアタッチメントもワークの大きさや形状などに合せ
て交換しており、新規の金型及びアタッチメントの交換
後は、アタッチメントが金型などと干渉しないか及びア
タッチメントが適正にワークを吸着しているかなどをチ
ェックするトライ運転を行う必要があり、このため従来
のトランスファフィーダでは、プレス本体と別に駆動源
を設けて、トランスファフィーダのみを単独で運転でき
る単独運転機能を有するものが例えば特公昭63−47
525号公報や、特公平1−50490号公報、特公平
5−47302号公報などで提案されている。
【0007】また図1はバキューム搬送方式を採用した
トランスファフィーダのモーションパターンを示すもの
で、次にこれを説明すると、吸着点aでワークを吸着し
たバキュームカップなどのアタッチメントは、一定高さ
までリフトされた後フィード方向へ移動され、次の加工
ステーション上方でダウンされて、解放点bでワークを
解放する。
【0008】その後加工ステーション間のほぼ中間点に
設定されたドゥエル(一時休止)位置cまでリターンさ
せて、この位置cでアタッチメントを一時待機させるこ
とにより、ワーク成形時アタッチメントが金型やスライ
ドなどと干渉するのを回避すると共に、成形が完了して
スライドが上昇を開始すると、ドゥエル位置cよりリタ
ーンを開始して、吸着点aで再びワークを吸着し、以下
上記動作を繰返すことにより、ワークを順次搬送するよ
うになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方カム駆動方式を採
用したトランスファフィーダでは、図1に示すモーショ
ンパターンはカムの形状により決定される。このためカ
ム駆動方式のトランスファフィーダでは、プレス本体と
切離して、トランスファフィーダを単独運転し、アタッ
チメントと金型などが干渉するかをチェックするトライ
運転を行う場合、次のような不具合があった。
【0010】通常このようなトライ運転は、スライドを
上死点またはあるクランク角で停止させた状態で、トラ
ンスファフィーダを単独運転する。このためアタッチメ
ントをドゥエル位置cで一時停止させずに移動しても、
アタッチメントとスライドが干渉することはないが、カ
ム駆動方式を採用したトランスファフィーダでは、上述
したようにカムの形状によりモーションパターンが決ま
ってしまうため、ドゥエル位置cに達するとアタッチメ
ントがその位置で自動的に停止してしまう。
【0011】しかしトライ運転は、通常のプレスの運転
速度(15〜30spm)に比べて1spmと遅いた
め、ドゥエルに要するクランク角(ドゥエル角度)が例
えば120°とすると、1サイクル毎にドゥエル位置c
でアタッチメントが約20秒停止し、この間作業が休止
するため、トライ運転に時間がかかって作業能率が悪い
などの不具合がある。
【0012】またドゥエル位置cでアタッチメントが停
止している間は、運転釦を押しても何等応答がないた
め、ドゥエルで停止しているのか、故障で停止している
のか判断がしにくい上、ドゥエル時間が経過すると不用
意に動き出すことから、プレス内へ作業者が入った場
合、作業者に危険が及ぶなどの不具合もあった。この発
明はかかる従来の不具合を改善するためになされたもの
で、ドゥエルでアタッチメントを停止させることなくト
ランスファプレスの単独運転を可能にしたトランスファ
フィーダの制御方法を提供して、トライ運転などの作業
が短時間で能率よく行えるようにすることを目的とする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するため請求項1記載の発明は、サーボ制御手段に
より制御されるサーボモータを駆動源とするフィード駆
動手段及びリフト駆動手段を備え、かつトランスファプ
レスとの同期運転及びトランスファプレスと切離して単
独運転が可能なトランスファフィーダにおいて、トラン
スファフィーダの正転方向の単独運転時、サーボ制御手
段に設けられたダミー信号発生手段が出力するクランク
角を検出し、かつクランク角が予め設定されたドゥエル
開始角になったら、検出値をドゥエル終了角にして上記
フィード駆動手段及びリフト駆動手段を制御することに
より、アタッチメントの設けられたクロスバーをドゥエ
ル位置へ一時停止させることなくトランスファバーの動
作を可能にしたものである。
【0014】上記構成により、金型やアタッチメントを
交換して、これらが干渉しないかをチェックするトライ
運転時にトランスファフィーダを単独運転させると、ト
ランスファプレスとの同期運転時に必要なドゥエルを省
略してトランスファバーを駆動することができるため、
ドゥエル時間を短縮することができる。これによって遅
い速度でトライ運転を行っても、クロスバーやアタッチ
メントがドゥエル位置で停止することがほとんどないた
め、トライ運転時間の大幅な短縮が図れると共に、ドゥ
エル位置にクロスバーやアッチメントが停止して、プレ
ス運転釦を押しても動かない状態が続くことがないた
め、ドゥエルで停止しているのか、故障などで停止して
いるのかの判断に困ることがない。
【0015】また判断ミスにより不用意にプレス内に作
業者が入って事故にあうこともないので、安全性が高い
と共に、トライ運転時間の短縮によりトランスファプレ
スの稼働率が上るため、生産性の向上が図れるようにな
る。
【0016】一方上記目的を達成するため、請求項2記
載の発明は、トランスファフィーダの逆転方向の単独運
転時、ダミー信号発生手段が出力するクランク角がドゥ
エル終了角になったら、検出値をドゥエル開始角にして
フィード駆動手段及びリフト駆動手段を制御するように
したものである。
【0017】上記構成により、トランスファフィーダを
逆転方向に単独運転してトライ運転をした場合でもドゥ
エル時間を省略できるため、正転時と同様な作用効果が
得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図2な
いし図6に示す図面を参照して詳述する。図2はトラン
スファプレスに装備されたトランスファフィーダの斜視
図、図3はトランスファフィーダの制御系を示すブロッ
ク図、図4はプレス運転時のトランスファフィーダの作
用を示す線図、図5は同フローチャート、図6はトラン
スファフィーダ単独運転時の作用を示す線図である。
【0019】図2において1はトランスファプレスで、
前後アプライト1a間に、トランスファフィーダ2が設
置されている。上記トランスファフィーダ2は、ワーク
搬送方向Aに並設された一対のトランスファバー3を有
しており、これらトランスファバー3間には一定のピッ
チで複数本のクロスバー4が着脱自在に横架されている
と共に、各クロスバー4には、図示しないワークを吸着
するバキュームカップなどのアタッチメント5が着脱自
在に取付けられている。
【0020】また上記各トランスファバー3の下流側
(上流側でもよい)上方には、トランスファバー3をフ
ィード方向へ駆動するフィード駆動手段6が、そしてト
ランスファバー3の両端側下方には、トランスファバー
3をリフト方向へ駆動するリフト駆動手段7が設置され
ている。上記フィード駆動手段6は、アプライト1a間
に取付けられたフィードボックス6aを有していて、こ
のフィードボックス6a内にサーボモータよりなるフィ
ードモータ8が設けられている。上記フィードモータ8
の回転軸8aにはギヤボックス9内に設けられたギヤ1
0と噛合するピニオン11が取付けられていて、フィー
ドモータ8によりギヤ10が正逆回転されるようになっ
ていると共に、ギヤ10はワーク搬送方向Aと直交する
方向に設けられた回転軸12のほぼ中間部に固着されて
いて、ギヤ10の回転により回転軸12が回転されるよ
うになっている。
【0021】そして上記回転軸12の両端に、各トラン
スファバー3と平行するように設けられた一対のラック
14に噛合するピニオン15が固着されている。上記各
ラック14は各トランスファバー3の下流端側上方に設
けられたフィードキャリヤ16に接続されていて、ピニ
オン15の回転に伴い、各フィードキャリヤ16がフィ
ード方向へ駆動されるようになっている。
【0022】各フィードキャリヤ16の下面には、下方
に向けてポスト16aが突設されていて、これらポスト
16aの下端側は、各トランスファバー3の下流端側に
穿設された孔3a内に、上方より摺動自在に嵌挿されて
おり、各フィードキャリヤ16の移動に伴い、各トラン
スファバー3がフィード方向へ同期駆動されるようにな
っている。
【0023】一方各トランスファバー3をリフト方向へ
駆動するリフト駆動手段7は、前後アプライト1a間に
リフトボックス7aを有していて、これらリフトボック
ス7a内にサーボモータよりなるリフトモータ18が設
けられている。上記リフトモータ18の回転軸18aに
は、ギヤ列19に噛合するピニオン20が取付けられて
いると共に、ギヤ列19の出力ギヤ19aには、ボール
ねじよりなる一対のねじ軸21の下端が固着されてい
る。
【0024】上記ねじ軸21は、ワーク搬送方向Aと直
交する方向に離間して垂直方向に回転自在に設けられ、
これらねじ軸21の上端側には、リフトバー22が螺合
されていて、各ねじ軸21の正逆回転に伴い、リフトバ
ー22が上下動すると共に、リフトバー22の両端側上
面にはリフト杆23の下端が固着されている。各リフト
杆23は各トランスファバー3の下方に設けられてい
て、リフト杆23の上端は、各トランスファバー3をフ
ィード方向へ移動自在に支承するリフトキャリヤ24の
下面に固着されている。
【0025】一方図3は上記トランスファフィーダ2を
制御する制御系を示すもので、サーボ制御手段26内に
ダミー信号を発生するエンコーダなどのダミー信号発生
手段27を有していると共に、サーボ制御手段26の入
力側には、トランスファプレス1に設けられたエンコー
ダなどのクランク角検出手段28が接続されていて、こ
のクランク角検出手段28より、トランスファプレス1
と同期運転するのに必要なクランク角信号が入力される
ようになっている。
【0026】またサーボ制御手段26の出力側には、サ
ーボアンプ29を介してフィードモータ8及びリフトモ
ータ18が接続されていると共に、これらフィードモー
タ8及びリフトモータ18にはエンコーダ30が設けら
れていて、これらエンコーダ30により検出された信号
はサーボ制御手段26へフィードバックされることによ
り、フィードモータ8及びリフトモータ18がフィード
バック制御されるようになっている。
【0027】次に図4ないし図6に示す作用図も混え
て、この発明のトランスファフィーダの制御方法を説明
する。トランスファプレス1の運転時には、トランスフ
ァプレス1に設けられたクランク角検出手段28より入
力されるクランク角信号を基に、サーボ制御手段26に
よりフィードモータ8及びリフトモータ18が制御さ
れ、トランスファプレス1とトランスファフィーダ2が
次のように同期運転される。
【0028】いまトランスファプレス1の図示しないス
ライドが上死点で停止している状態(クランク角0°)
からトランスファプレス1の運転が開始されると、スラ
イドが図4の曲線aに沿って下降するのに伴い、トラン
スファバー3がフィード駆動手段6により図4の(イ)
に示すようにフィード方向へ駆動されて、クロスバー4
が次の加工ステーション付近に達する前に、リフト駆動
手段7により図4の(ロ)に示すようにトランスファバ
ー3が下降され、クロスバー4が次の加工ステーション
に達したところで、クロスバー4に取付けられたアタッ
チメント5がワークを解放する。
【0029】その後スライドはさらに下降を続けるが、
トランスファバー4はリフト駆動手段7によりリフトさ
れながら、フィード駆動手段6で図4の(ハ)に示すよ
うにリターン動作が開始され、クロスバー4が各加工ス
テーションのほぼ中間点に設定された図4の(ニ)に示
すドゥエル開始角に達すると、サーボ制御手段26から
の指令によりフィードモータ8及びリフトモータ18が
停止され、各クロスバー4も図4に示すドゥエル開始角
(ニ)で停止される。
【0030】その後さらにスライドが下降されて、下死
点(クランク角180°)付近でワークの成形を行うと
共にワークの成形が完了してスライドが上昇を開始し、
クランク角が予め設定された図4に示すドゥエル終了角
(ホ)に達すると、サーボ制御手段26よりフィードモ
ータ8及びリフトモータ18へ制御信号が出力されて、
フィードモータ8及びリフトモータ18が再び動作を開
始する。
【0031】これによってトランスファバー3はリフト
されながらリターン動作を開始し、クロスバー4が元の
位置までリターンしたところで下降されて、アタッチメ
ント5がワークを再び吸着する。以下上記動作を繰返す
ことにより、各加工ステーションへ順次ワークを搬送し
て、各加工ステーションでワークの成形を行うものであ
る。
【0032】以上はトランスファプレス1の運転に同期
させてトランスファフィーダ2を制御する場合の制御方
法であるが、新規の金型やアタッチメント5を交換した
場合、トランスファプレス1の通常運転を行う前に、交
換した金型などにアタッッチメント5やワークが干渉す
る虞がないか及びアタッチメント5が適正にワークを吸
着しているかをチェックするトライ運転を行う必要があ
る。通常このトライ運転は、トランスファプレス1より
切離してトランスファフィーダ2を単独運転するため、
トランスファプレス1に設けられたクランク角検出手段
28が検出したクランク角はサーボ制御手段26へ入力
されない。このためサーボ制御手段26には、疑似のク
ランク角を出力するダミー信号発生手段27が予め設け
られている。
【0033】トランスファフィーダ2の単独運転に当っ
ては、トランスファプレス1のスライドを上死点または
トライ運転の邪魔にならないクランク角に停止させ、ト
ランスファフィーダ2の単独運転を開始する。トライ運
転時のトランスファフィーダ2の運転速度は、アタッチ
メント5の干渉防止などを考慮して通常約1spm(ス
トローク/分)と十分遅い速度に設定されており、サー
ボ制御手段26のダミー信号発生手段27より出力され
るクランク角信号を基にサーボ制御手段26によりフィ
ード駆動手段6が制御されて、図6の(イ)に示すよう
にトランスファバー3がフィード方向へ駆動される。
【0034】そしてクロスバー4が次の加工ステーショ
ン付近に達すると、リフト駆動手段7によりトランスフ
ァバー3が図6の(ロ)に示すように下降されて、クロ
スバー4が次の加工ステーションに達したところでアタ
ッチメント5がワークを解放する。その後トランスファ
バー3はリフト駆動手段7によりリフトされながら、フ
ィード駆動手段6により図6の(ハ)に示すようにリタ
ーン動作が開始され、クロスバー4が各加工ステーショ
ンのほぼ中間点に設定された図6の(ニ)に示すドゥエ
ル開始角に達すると、サーボ制御手段26からの指令に
よりフィードモータ8及びリフトモータ18が一時停止
され、クロスバー4もその位置で停止される。
【0035】一方サーボ制御手段26内では、トランス
ファフィーダ2の単独運転開示とともに図5に示すフロ
ーに沿った単独運転プログラムが実行され、ステップS
1でトランスファフィーダ2が正転されているかが判定
される。そして正転されている場合は、ステップS2へ
進んでダミー信号発生手段27より出力されるクランク
角がドゥエル開始角(ニ)かが判定され、ドゥエル開始
角に達していない場合はステップS1へ戻って上記フロ
ーを繰返す。
【0036】そしてクロスバー4がドゥエル開始角
(ニ)に達したことがステップS2で判定されると、ス
テップS3でダミー信号発生手段27より出力されるク
ランク角の現在値をドゥエル終了角(ホ)にする。これ
によってサーボ制御手段28はドゥエル期間が終了した
ものとして、フィードモータ8及びリフトモータ18に
動作開始指令を出力するため、トランスファバー3はリ
フトされながら図6の(ヘ)に示すように再びリターン
動作を開始する。
【0037】そしてクロスバー4が元の位置までリター
ンしたところで下降されて、アタッチメント5がワーク
を再び吸着する。以下単独運転中上記動作を繰返すこと
により、トライ運転により金型などとアタッチメントや
ワークなどが干渉するのをチェックすることができる。
【0038】以上はトランスファフィーダ2を正転させ
て単独運転する場合であるが、逆転させて単独運転した
場合は、図5のフローチャートのステップS1で逆転と
判定されると、ステップS4へ進んで、ドゥエル終了角
(ホ)かが判定される。そしてドゥエル終了角(ホ)と
判定された場合は、ステップS5でダミー信号発生手段
27の現在値がドゥエル開始角(ニ)に設定されるた
め、逆転運転の場合もクロスバー4をドゥエルさせずに
動作させることができるようになる。
【0039】以上のようにトランスファフィーダ2を単
独運転してトライ運転を行う場合は、ドゥエル時間がほ
とんどないため、運転速度を遅くしても、無駄に時間が
経過することがなく、これによってトライ運転時間の短
縮が図れると共に、アタッチメント5がドゥエルで停止
しているのか、他の原因で停止しているのか判断に困る
ことがないため、誤って作業者がプレス内に入って事故
にあうなどの虞もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトランスファフィーダの動作を示す説明
図である。
【図2】この発明の一実施の形態になるトランスファフ
ィーダの斜視図である。
【図3】この発明の一実施の形態になるトランスファフ
ィーダの制御系を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施の形態になるトランスファフ
ィーダをトランスファプレスと同期させて運転させたと
きの作用を示す線図である。
【図5】この発明の一実施の形態になるトランスファフ
ィーダを単独運転させたときの制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】この発明の一実施の形態になるトランスファフ
ィーダの単独運転時の作用を示す線図である。
【符号の説明】
1…トランスファプレス 2…トランスファフィーダ 3…トランスファバー 4…クロスバー 5…アタッチメント 6…フィード駆動手段 7…リフト駆動手段 26…サーボ制御手段 27…ダミー信号発生手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ制御手段26により制御されるサ
    ーボモータを駆動源とするフィード駆動手段6及びリフ
    ト駆動手段7を備え、かつトランスファプレス1との同
    期運転及びトランスファプレス1と切離して単独運転が
    可能なトランスファフィーダ2において、トランスファ
    フィーダ2の正転方向の単独運転時、サーボ制御手段2
    6に設けられたダミー信号発生手段27が出力するクラ
    ンク角を検出し、かつクランク角が予め設定されたドゥ
    エル開始角になったら、検出値をドゥエル終了角にして
    上記フィード駆動手段6及びリフト駆動手段7を制御す
    ることにより、アタッチメント5の設けられたクロスバ
    ー4をドゥエル位置へ一時停止させることなくトランス
    ファバー3の動作を可能にしたことを特徴とするトラン
    スファフィーダの制御方法。
  2. 【請求項2】 トランスファフィーダ2の逆転方向の単
    独運転時、ダミー信号発生手段27が出力するクランク
    角がドゥエル終了角になったら、検出値をドゥエル開始
    角にしてフィード駆動手段6及びリフト駆動手段7を制
    御してなる請求項1記載のトランスファフィーダの制御
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112004001928B4 (de) * 2003-10-14 2009-01-29 Komatsu Ltd. Werkstücktransportvorrichtung für Pressmaschinen
DE112004002021B4 (de) * 2003-10-23 2009-05-28 Komatsu Ltd. Werkstücktragevorrichtung für eine Pressmaschine

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