JP2573216Y2 - トランスファプレスの制御装置 - Google Patents

トランスファプレスの制御装置

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JP2573216Y2 JP1992036340U JP3634092U JP2573216Y2 JP 2573216 Y2 JP2573216 Y2 JP 2573216Y2 JP 1992036340 U JP1992036340 U JP 1992036340U JP 3634092 U JP3634092 U JP 3634092U JP 2573216 Y2 JP2573216 Y2 JP 2573216Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トランスファプレスに
おけるトランスファの起動停止位置を設定するトランス
ファプレスの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トランスファ送り装置を有するプ
レスは、プレスのラムを駆動するクランク軸の回転を駆
動源として、プレスベッド面のボルスターの左右両側に
設けた駆動ユニットの少くとも一方に、前記駆動力を導
入して素材、半製品、製品(以下、単にワークと言う)
を移送していた。
【0003】このため、ワークを次工程へ移動する方向
(X軸方向と称す)の動きと、前記ラムに設けられた上
型とボルスター上の下型との間で互に接近または離反
し、ワークを把持したり解放する方向(Y軸方向と称
す)の動きとは、プレスのラムを駆動するクランク軸の
回転角度(ラムの移動)と正確に同調していなければな
らず、トランスファの起動停止位置は、前記ラムがクラ
ンク軸の上死点位置で停止するものにあっては、フィー
ド中点、クランプエンドもしくはリフトエンドに停止さ
れていた。また、前記ラムがクランク軸の角度で30°
〜60°の範囲で停止されるものにあっては、フィード
エンド、クランプエンドもしくはリフトエンドが停止位
置になっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述したトランスファ
の起動停止位置では、前者および後者の場合をも、トラ
ンスファはワークをクランプした状態で停止するため、
金型のメンテナンス等が非常に困難であると言う問題が
あり、後者の場合については前者に比してラムが下降し
ているため作業が困難であり、特に、加工されたワーク
が金型内に残るので、別に操作して取出さなければなら
ないという問題があった。
【0005】本考案は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、プレスを上死点である
定点に停止し、トランスファを自動的にリターンエン
ド、アンクランプエンド、ダウンエンドの位置に移動さ
せ、作業性の向上を達成するためのトランスファプレス
の制御装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案のトランスファプレスの制御装置は、上下動
自在なラムと連動してフィード、クランプ、リフト運動
を行なうトランスファを備えてなるトランスファプレス
であって、前記ラムを制御するプレス制御装置と、前記
トランスファのフィード、クランプ、リフト運動を制御
する位置制御装置と、この位置制御装置に、前記プレス
制御装置からの指令により、前記ラムと同期してトラン
スファを運転せしめる同期運転プログラムと、前記プレ
ス制御装置からの指令により前記ラムを上死点付近に停
止したプレスの駆動停止後に、前記フィードをリターン
エンド、クランプをアンクランプおよびリフトをダウン
エンドとした原点位置に復帰せしめる復帰プログラムと
を備えてなることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記した構成によるトランスファプレスの制御
装置は、ラムが上死点より下降し、位置制御装置が作動
されると、前記ラムが上下動される。しかも、このラム
の上下動に同期して、同期運転プログラムが作動してト
ランスファのフィード,クランプおよびリフトが所望の
運動を行なって所望のプレス加工が行なわれる。そし
て、位置制御装置の指令でプレスの運転が停止される
と、復帰プログラムが作動して、フィードがリターンエ
ンド,クランプがアンクランプエンドおよびリフトがダ
ウンエンドにて復帰されて停止される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面によって詳細
に説明する。
【0009】図2ないし図4において、トランスファプ
レス1は側面からみて略々C型のフレーム3と、このフ
レーム3の下方に設けられたベッド上には、下型(図示
せず)を装着自在に取り付けるためのボルスタ5と、前
記フレーム3の上方にあって上型(図示せず)を装着自
在に取り付けるためのラム7とを備えている。
【0010】前記ボルスタ5の左側には第1の作動装置
9が設けてあり、右側には第2の作動装置11が設けて
ある。前記第1の作動装置9と第2の作動装置11との
間には、前記ボルスタ5の上面と平行にフィードバー1
3Aと13Bとが、互に平行に架設されており、その端
部はいずれも第1の作動装置9と第2の作動装置11と
によって支承されている。
【0011】前記フィードバー13Aと13Bとの内方
側には、互に1対1で対応するクランプ爪15が複数個
設けてあって、互に対応する先端にはワークWを挟持す
るV字状の爪部17がそれぞれ設けてある。前記第1の
作動装置9もしくは第2の作動装置11のいずれかの側
に、本実施例では第1の作動装置9に装着された、クラ
ンプ用モータ19,フィード用モータ21及びリフト用
モータ23によって作動されトランスファ装置25が形
成してある。なお、前記の各モータ19,21,23を
装着していない側の作動装置には、伝動軸と歯車(いず
れも図示せず)が連動連結されており、第1の作動装置
9と第2の作動装置11とは、いずれも同期作動される
ように形成されている。
【0012】前記クランプ用モータ19は、図5に示す
ように前記クランプ爪13を互に接近させるクランプ運
動m1、またはクランプ爪13を互に離反させるアンク
ランプ運動m3を行なわせ、フィード用モータ21はク
ランプ状態でクランプ爪13を水平方向に移動するフィ
ード運動m2、もしくはクランプ爪13をスタート位置
へ移動させるリターン運動m4を行なわせる。また、リ
フト用モータ23はクランプ爪13を上昇させるリフト
運動m5、もしくはクランプ爪13を下降するダウン運
動m6を行なわせるようになっている。
【0013】上述したトランスファ装置25の作動は、
図1に示すように位置制御装置27の信号によって行わ
れる。この位置制御装置27は前記ラム7を上下動させ
る偏心軸29の近傍に設けた角度検出器31に接続され
ており、この角度検出器31の偏心軸位置検出信号によ
り、偏心軸29の回転に同期をとって作動されるように
なっている。また、この位置制御装置27には予め設定
された同期運転プログラムEMPと、角度検出器31に
関係なくプレスの駆動停止後にトランスファ装置27を
復帰させるための復帰運転プログラムRMPとが設けて
あって、これら2つのプログラムの切換えは別に設けた
プレス制御装置33によって設定される。
【0014】前記プレス制御装置33は、トランスファ
プレス1の起動・停止の押釦スイッチ35及び37と、
前記偏心軸29の駆動軸に設けられた停止有効範囲を設
定するロータリカム39と、このロータリカム39に付
随するリミットスイッチ41からの信号を入力し、前記
位置制御装置27との間で制御信号を相互に連絡し合う
ように構成されている。
【0015】上記した構成によるトランスファプレス1
は、図6および図7に示すように、プレス制御装置33
のプレス起動用押釦スイッチ35をオンにすると、プレ
ス制御装置33より発せられたプレス起動指令は位置制
御装置27を作動させ、同期運転プログラムEMPを準
備させる。この準備に対し角度検出器31が偏心軸29
の225°の角度位置を検出すると、Z相入力が位置制
御装置27に入り同期運転がスタートされる。
【0016】この同期運転スタートにより、先ずクラン
プ爪15がアンクランプ位置よりクランプエンドに達
し、ワークWをクランプ爪15の爪部17で挟持する。
この挟持が完了するとリフト用モータ23により、クラ
ンプ爪15をワークWをクランプした状態でリフトエン
ド位置までリフトされる。このリフトがリフトエンドに
達するとフィード用モータ21によって、クランプ爪1
5は隣接ポジションに移動され、前記クランプ爪15は
リフトエンドからダウンエンドされワークWを次の下型
上に置く、次にクランプエンド状態にあったワークWは
アンクランプ状態となり、クランプ爪15がリターンエ
ンドの状態に戻る間に、プレスのラム7は下死点に達し
所定のプレスを行なう。
【0017】以下、前記ラム7の上死点への移動中にア
ンクランプからクランプエンドの状態となって、ワーク
Wはクランプ爪15で挟持されリフト作動とフィード作
動が上述したように繰返される。この作動は全て同期運
転プログラムEMPにより作動されるため正確に進行さ
れる。
【0018】上記作動によりプレス加工が行なわれ、プ
レスの作動停止がプレス停止用押釦スイッチ37により
指示されると、プレス制御装置33はリミットスイッチ
41によってロータリカム39の一方が15°位置を過
ぎて270°位置の範囲に偏心軸29のあることを確認
して信号を発すると共に、ラムを上死点近傍に停止させ
る。
【0019】一方、プレス制御装置33から位置制御装
置27に入力された信号により、角度検出器31は偏心
軸29の315°位置を検出して復帰運転プログラムR
MPによりクランプ用モータ19、フィード用モータ2
1及びリフト用モータ23をそれぞれ制御する。
【0020】この315°におけるトランスファ装置2
5の状態は、クランプ爪15がクランプエンドであって
ワークWを挟持した状態でリフトエンドされており、フ
ィードがリターンエンドの位置にあるため、エンコーダ
のパルスに関係なく前記フィード用モータ21を作動さ
せフィードをフィードエンドに移動させ、隣接金型上に
ワークWを移してリフトをダウンエンドさせ、クランプ
をアンクランプとしてフィードをリターンエンドに移動
した位置、すなわち、トランスファ装置25を原点位置
に復帰させて停止させる。
【0021】以上、説明したように、本実施例のトラン
スファプレス1は、トランスファ装置25を作動させる
クランプ用モータ19、フィード用モータ21及びリフ
ト用モータ23を、位置制御装置27の同期運転プログ
ラムEMPと復帰運転プログラムRMPとに分けて制御
し、プレス制御装置33でタイミングをコントロールす
ることにより、プレスを定点(上死点)で停止せしめ、
トランスファ装置25を原点(リターンエンド、アンク
ランプエンド、ダウンエンド)で運転を終了させるよう
にしたので、金型のメンテナンスが向上し、作業性が良
くなると共に、必ずワークを搬出して終了されるので生
産数が一致し、クランプ爪のメンテナンスの向上を図れ
る多くの利点を有する。
【0022】なお、プレス角度タイミングはプレスの毎
分ストローク数により設定を変えることも可能であり、
クランプ用モータ、リフト用モータ及びフィード用モー
タ等の数は変更することも可能である。また、本考案は
上述した実施例に限定されるものではなく、適宜の変更
を行なうことによって、その他の態様でも実施し得るも
のである。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
実用新案登録請求の範囲に記載されたとおりの構成であ
るから、プレスのラムを上死点である定点に停止せし
め、トランスファ装置を常にリターンエンド、アンクラ
ンプエンド、ダウンエンドの原点に復帰させるので、ト
ランスファプレスの作業性や生産性を向上させると共
に、金型の交換やクランプ爪のメンテナンスの向上が図
れる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例で、トランスファプレスの制
御装置のブロック図である。
【図2】図1のトランスファプレスの制御装置を装着し
たトランスファプレスの正面図である。
【図3】図2のトランスファプレスの側面図である。
【図4】図2のトランスファプレスに組込まれたフィー
ドバーとクランプ爪の平面図である。
【図5】図4のクランプ爪の動きを説明するための動作
説明図である。
【図6】図1ないし図3に示したトランスファマシンの
フローチャート図である。
【図7】図6のフローチャートによるシーケンス制御図
である。
【符号の説明】
1 トランスファプレス 7 ラム 19 クランプ用モータ 21 フィード用モータ 23 リフト用モータ 25 トランスファ装置 27 位置制御装置 29 偏心軸 31 角度検出器 33 プレス制御装置 39 ロータリカム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在なラムと連動してフィード、
    クランプ、リフト運動を行なうトランスファを備えてな
    るトランスファプレスであって、前記ラムを制御するプ
    レス制御装置と、前記トランスファのフィード、クラン
    プ、リフト運動を制御する位置制御装置と、この位置制
    御装置に、前記プレス制御装置からの指令により、前記
    ラムと同期してトランスファを運転せしめる同期運転プ
    ログラムと、前記プレス制御装置からの指令により前記
    ラムを上死点付近に停止したプレスの駆動停止後に、前
    記フィードをリターンエンド、クランプをアンクランプ
    およびリフトをダウンエンドとした原点位置に復帰せし
    める復帰プログラムと、を備えてなることを特徴とする
    トランスファプレスの制御装置。
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